JPH0865631A - アーカイブ記録システム - Google Patents

アーカイブ記録システム

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JPH0865631A
JPH0865631A JP6199758A JP19975894A JPH0865631A JP H0865631 A JPH0865631 A JP H0865631A JP 6199758 A JP6199758 A JP 6199758A JP 19975894 A JP19975894 A JP 19975894A JP H0865631 A JPH0865631 A JP H0865631A
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Japan
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tape
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Application number
JP6199758A
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English (en)
Inventor
Hiroki Kotani
浩樹 小谷
Shinji Hanatani
慎二 花谷
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テープの使用効率を向上させることができる
アーカイブ記録システムの提供を目的とする。 【構成】 バッファ9、10、11、12、19から読
み出した圧縮された画像データがテープの長手方向のみ
に連続するように、バッファ9、10、11、12、1
9から読み出して磁気テープ記録装置14によりテープ
上に記録するので、大容量の画像信号及び音声信号を圧
縮して保存することによって、保存のためのスペース、
コスト共に大幅に削減することができ、特に、保存する
ために要する時間を大幅に短縮することができると共
に、高速再生が容易にできるため、テープの使用効率が
向上し、保存された信号を非常に有利に運用することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば放送局におい
て、放送用の番組を再現できるように保存用として維持
するアーカイブシステムに使用して好適なアーカイブ記
録システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビ放送局等では、放送用の番
組を記録したテープを、改めて再生することができるよ
うに、オリジナルの素材テープと同じテープで、しかも
同じフォーマットを用いて保存するようにしている。こ
の場合、アーカイブを行うために、例えば、素材テープ
と同じだけのテープ量を必要とすると、このテープを保
管するために多大な保管スペースが必要となり、この保
管スペースを十分に確保する必要がある。
【0003】このような要求を満足させるための前提と
なる第1の技術としてとして、データ圧縮の技術を用い
て記録することが考えられるが、近年において、画像及
び音声の圧縮技術が進歩し、さらにディジタル処理が高
速化した。これにより、高圧縮しても画質及び音質の劣
化が少ない、動画圧縮を行うMPEG−2のような圧縮
をリアルタイムで実現できる環境が整いつつある。現在
までに主に磁気テープで保存されている画像信号及び音
声信号(以下、「プログラム」という。)や、今後も増
え続けるこれらの信号を、こうした高圧縮符号化するこ
とによって、大幅にデータ量を小さくすることが可能に
なる。
【0004】すなわち、このデータ圧縮の技術により、
膨大なプログラムを保存している放送局では、保存用ス
ペースの大幅な減少になるとともに、そのためのコスト
も大幅に削減される。例えば、データを10分の1に圧
縮し、同じ記録媒体に記録したとすれば、保存スペー
ス、コスト共に10分の1になる。また、保存するデー
タ量が小さいので、コピー等の処理の時間も短縮され
る。この場合、保存用の記録媒体としては、最近大容量
化が進んでいるハードディスクや光ディスク、光磁気デ
ィスク等のディスク装置も考えられる。しかし、現在の
ところ、データ保存用としては、スペースファクター、
コストファクター共に磁気テープが圧倒的に有利であ
る。
【0005】ところが、このようなデータ圧縮の技術を
用いても、現在保存されているプログラムを圧縮して、
新たに記録するためには、その原信号を現行装置でシリ
アルに再生するため、一般的には実時間が必要である。
つまり、1時間のプログラムをシリアルに再生するため
には、1時間が必要である。このため、保存のためのコ
ピーに要する作業は、膨大な保存テープを所有している
場合には、大変長い時間を要する作業となる。
【0006】そこで、これを解決するために、前提とな
る第2の技術として、複数のプログラムを同時に再生
し、これらを同時に圧縮し、パラレルで記録する手法が
考えられる。図7に、この発明の出願人が先に出願した
パラレル記録のアーカイブ記録システムの構成図を示
す。このパラレル記録のアーカイブ記録システムの構成
は、図7において示すように、プログラムを記録した1
0台のVTR70、71、72、・・・、73から例え
ば、10のプログラムを同時に再生し、それぞれのプロ
グラムを圧縮符号化回路74、75、76、・・・、7
7で10分の1に圧縮し、この10の圧縮信号を多重化
回路78で多重化し、磁気テープ記録装置79で1巻の
磁気テープ上にまとめて記録するものである。
【0007】このとき、VTR70、71、72、・・
・、73、圧縮符号化回路74、75、76、・・・、
77、多重化回路78、磁気テープ記録装置79のそれ
ぞれは、コントローラ80で制御されている。このよう
にパラレル記録の技術によれば、プログラムを1巻の磁
気テープにコピーするに要する時間は10分の1に短縮
される。
【0008】図8に、この発明の出願人が先に出願した
パラレル記録のテープフォーマットを示す。図8におい
て、テープの幅方向に、斜めにチャンネル1及びチャン
ネル2のトラックがパラレルに2つに分けて記録され、
同様に、チャンネル3及びチャンネル4のトラックがパ
ラレルに2つに分けて記録され、チャンネル9及びチャ
ンネル10のトラックがパラレルに2つに分けて記録さ
れる。
【0009】しかしながら、このような、前提となる第
1の技術としてのデータ圧縮、および第2の技術として
のパラレル記録による手法を用いても、解決できない以
下に示す直接的な問題がある。一般に、保存されたプロ
グラムを使用する場合は、テープフォーマット上におい
て、パラレルに記録された信号を別々に使用するため、
図8に示したようなテープフォーマットは使用効率が悪
い。例えば、どれか1つのプログラムを再生する場合に
も、磁気テープの始めから終わりまで再生しなければな
らない。つまり、データ量を大幅に減らしたにもかかわ
らず、全データを高速に再生する場合には、現状の磁気
テープ記録装置と全く同様に、回転ドラム上に搭載する
ヘッド数を増やすか、ドラムの回転数を増やすなどの機
構が必要となる。
【0010】また、例えば、パラレルに記録されたプロ
グラムのどれか1つを頻繁に使用すると、磁気テープ全
体にわたり劣化し、他のプログラムに悪影響を与えた
り、万が一、磁気テープが傷ついたり、切れたりした場
合に、すべてのプログラムが劣化するという欠点があ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のアー
カイブシステムにおいては、データレコーダやVTR等
に、データ圧縮の技術を用いて、圧縮された複数のデー
タ列をテープの幅方向に、斜めに各チャンネルのトラッ
クをパラレルに2つに分けて記録するので、どれか1つ
のプログラムを再生する場合にも、磁気テープの始めか
ら終わりまで再生しなければならないため、テープの使
用効率が悪いという不都合があった。
【0012】また、従来のアーカイブシステムにおいて
は、パラレルに記録されたプログラムのどれか1つを頻
繁に使用すると、磁気テープの始めから終わりまで再生
しなければならないため、磁気テープ全体にわたり劣化
するという不都合があった。
【0013】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、テープの使用効率を向上させることができるア
ーカイブ記録システムの提供を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のアーカイブ記録
システムは、図1および図3に示すように、記録時にお
いては、画像データを供給する複数のデータ供給源1、
2、3、4と、複数のデータ供給源1、2、3、4より
供給された画像データを所定比率および所定チャンネル
に圧縮する複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8
と、複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧
縮された各チャンネルの画像データを一時的に保持する
記憶手段9、10、11、12、19と、記憶手段9、
10、11、12、19に保持された圧縮された画像デ
ータを読み出して所定のテープフォーマットによりテー
プ上に記録する記録手段14とを備え、記憶手段9、1
0、11、12、19から読み出した圧縮された画像デ
ータがテープの長手方向のみに連続するように、記憶手
段9、10、11、12、19から読み出して記録手段
9、10、11、12、19によりテープ上に記録する
ようにしたものである。
【0015】本発明のアーカイブ記録システムは、図1
および図3に示すように、上述において、記憶手段9、
10、11、12は、複数の画像データ圧縮手段5、
6、7、8により圧縮された各チャンネルの画像データ
をデータレートを変えて連続して読み出すようにしたも
のである。
【0016】本発明のアーカイブ記録システムは、図1
および図3に示すように、上述において、記憶手段19
は、複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧
縮された各チャンネルの画像データを多重化した後に、
ランダムアクセスして連続して読み出すようにしたもの
である。
【0017】本発明のアーカイブ記録システムは、図1
から図6に示すように、上述において、記憶手段21、
22は、複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8によ
り圧縮された各チャンネルの多重化した画像データを記
憶するように並列に2つ設けられ、一方の記憶手段21
に複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧縮
された各チャンネルの多重化した画像データを記憶した
ときは、他方の記憶手段22から既に記憶された複数の
画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧縮された各
チャンネルの多重化された画像データをランダムアクセ
スして読み出すようにしたものである。
【0018】
【作用】本発明によれば、記憶手段9、10、11、1
2、19から読み出した圧縮された画像データがテープ
の長手方向のみに連続するように、記憶手段9、10、
11、12、19から読み出して記録手段14によりテ
ープ上に記録するので、大容量の画像信号及び音声信号
を圧縮して保存することによって、保存のためのスペー
ス、コスト共に大幅に削減することができ、特に、保存
するために要する時間を大幅に短縮することができると
共に、高速再生が容易にできるため、テープの使用効率
が向上し、保存された信号を非常に有利に運用すること
ができる。
【0019】また、本発明によれば、記憶手段9、1
0、11、12は、複数の画像データ圧縮手段5、6、
7、8により圧縮された各チャンネルの画像データをデ
ータレートを変えて連続して読み出すので、記憶手段
9、10、11、12からデータレートを変えて複数の
プログラムが連続して記録され、それぞれのプログラム
が別領域に記録されるので、再生時には、必要なプログ
ラムが記録された部分のみを再生すればよいので、テー
プの使用効率を向上させることができる。
【0020】また、本発明によれば、記憶手段19は、
複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧縮さ
れた各チャンネルの画像データを多重化した後に、ラン
ダムアクセスして連続して読み出すので、記憶手段19
からランダムアクセスにより読み出された複数のプログ
ラムが連続して記録され、それぞれのプログラムが別領
域に記録されるので、再生時には、必要なプログラムが
記録された部分のみを再生すればよいので、テープの使
用効率を向上させることができる。
【0021】また、本発明によれば、記憶手段21、2
2は、複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により
圧縮された各チャンネルの多重化した画像データを記憶
するように並列に2つ設けられ、一方の記憶手段21に
複数の画像データ圧縮手段5、6、7、8により圧縮さ
れた各チャンネルの多重化した画像データを記憶したと
きは、他方の記憶手段22から既に記憶された複数の画
像データ圧縮手段5、6、7、8により圧縮された各チ
ャンネルの多重化された画像データをランダムアクセス
して読み出すので、2つの記憶手段21、22を交互に
切り換えて、プログラム記録の効率を向上させることが
できる。
【0022】
【実施例】図1に、本発明によるアーカイブ記録システ
ムの一実施例のデータレート変換による構成図を示す。
この例においては、複数のデータ供給源から供給される
複数のプログラムを圧縮した後に複数のバッファに保持
し、このバッファからデータレートを変えて各プログラ
ムを読み出し、プログラム毎にテープ上に記録する場合
を示す。
【0023】図1において、プログラムを記録した10
台のVTR1、2、3、・・・、4から例えば、10個
のプログラムを同時に再生し、それぞれのプログラムを
圧縮符号化回路5、6、7、・・・、8で10分の1に
圧縮し、この10個の圧縮信号をそれぞれバッファ9、
10、11、・・・、12に保持し、信号切換器13で
各プログラムデータレートを変えて、磁気テープ記録装
置14で1巻の磁気テープ上にまとめて記録する。磁気
テープ記録装置14にはハードディスク15が設けられ
ていて、プログラムのダビングを可能としている。この
とき、VTR1、2、3、・・・、4、圧縮符号化回路
5、6、7、・・・、8、バッファ9、10、11、・
・・、12、信号切換器13、切換タイミング発生回路
16、磁気テープ記録装置14のそれぞれは、コントロ
ーラ17で制御されている。
【0024】VTR1、2、3、・・・、4は、データ
供給源を構成し、必ずしもテープを再生するものには限
らず、信号再生装置でよい。VTR1、2、3、・・
・、4は、再生する時間が異なっても良い。この場合に
は、VTRによるプログラムの再生とこれに対応する圧
縮符号化回路による圧縮は同時に行う。圧縮符号化回路
5、6、7、・・・、8は、例えば、動画圧縮に用いる
MPEG−2により10分の1〜20分の1に圧縮す
る。圧縮符号化回路5、6、7、・・・、8は、画像に
応じて圧縮比を変えるようにしても良い。
【0025】バッファ9、10、11、・・・、12
は、例えば、アレイ状ディスクをパラレルに設けても良
い。バッファ9、10、11、・・・、12は、VTR
によるプログラムの再生とこれに対応する圧縮符号化回
路による圧縮が終わったところから保持してコントロー
ラ17の支持により圧縮されたプログラムの読み出しを
実行しても良い。この場合、バッファ9、10、11、
・・・、12は、入力時と出力時の転送速度が異なるの
で、容易に転送速度を変えられるメモリーやディスク装
置、およびディスク装置をアレイ状に並べた装置がよ
い。
【0026】磁気テープ記録装置14は、例えば、D−
1のデータレコーダを用いた場合には、約200Mbp
sのデータレートで記録する。ハードディスク15は、
複数設けるようにしても良い。
【0027】このように、複数の各プログラムが連続し
て記録され、それぞれのプログラムを別領域に記録する
ことにより、保存に要する時間を短縮し、高速再生が可
能となる。つまり、プログラムが10分の1に圧縮され
ていれば、磁気テープの10分の1の領域のみ再生すれ
ば、1つのプログラムが再生できるので、通常に再生し
ても、10倍の高速再生が実現できる。
【0028】また、それぞれのプログラムが別領域に記
録されているので、ある特定のプログラムへのアクセス
やある1カ所の傷が複数のプログラムへ悪影響を及ぼす
ことがない。この発明の実施例は、プログラムを保存す
る過程において、複数のプログラムを同時に再生し、こ
れらを同時に圧縮するが、磁気テープ上には、個々のプ
ログラムを別領域に保存する。
【0029】図2に、本発明によるアーカイブ記録シス
テムの一実施例のプログラム別記録のテープフォーマッ
トを示す。このように、テープの長手方向に、連続し
て、チャンネル1、チャンネル2、チャンネル3、チャ
ンネル4、チャンネル5の各プログラムがそれぞれ別の
領域に記録される。
【0030】図3に、本発明によるアーカイブ記録シス
テムの一実施例のデータ順序変換による構成図を示す。
この例においては、複数のデータ供給源から供給される
複数のプログラムを圧縮した後に多重化し、単一のバッ
ファに保持し、このバッファから順序を変えて各プログ
ラムを読み出し、プログラム毎にテープ上に記録する場
合を示す。
【0031】図3において、プログラムを記録した10
台のVTR1、2、3、・・・、4から例えば、10個
のプログラムを同時に再生し、それぞれのプログラムを
圧縮符号化回路5、6、7、・・・、8で10分の1に
圧縮し、この10個の圧縮信号を多重化回路18に供給
して、多重化した後に、バッファ19に保持し、アドレ
ス発生回路20で各プログラムを読み出す順序を変え
て、磁気テープ記録装置14で1巻の磁気テープ上にま
とめて記録する。
【0032】磁気テープ記録装置14にはハードディス
ク15が設けられていて、プログラムのダビングを可能
としている。このとき、VTR1、2、3、・・・、
4、圧縮符号化回路5、6、7、・・・、8、バッファ
19、多重化回路18、アドレス発生回路20、磁気テ
ープ記録装置14のそれぞれは、コントローラ17で制
御されている。
【0033】このような、アーカイブ記録システムで
は、パラレルに再生されたプログラムを多重化して、単
一のバッファに記憶し、そのバッファから読み出すプロ
グラムの順序を変えて、プログラム毎に出力できるよう
に並べ変えるようにする。
【0034】この場合、バッファ19は、入力時と出力
時のデータ順序が異なるため、ランダムアクセス可能な
メモリーやディスク装置、およびディスク装置をアレイ
状に並べた装置がよい。
【0035】また、図3に示した、本発明によるアーカ
イブ記録システムの一実施例のデータ順序変換による単
一のバッファ19を用いる場合には、直接パラレルに磁
気テープに記録する場合よりも時間がかかる。このと
き、余計にかかる時間は、転送速度に依存する。例え
ば、パラレルに再生する装置と、最終的に記録する磁気
テープ記録装置の転送速度が同じであれば、データ順序
変換による単一のバッファ19を用いる場合には、直接
パラレルに磁気テープに記録する場合の2倍の時間がか
かる。
【0036】第4図に、本発明によるアーカイブ記録シ
ステムの一実施例のプログラム記録に要する時間を示
す。図4Aに直接パラレルに記録する場合を示す。この
場合、保存テープ記録時間はソースプログラム再生時間
のみになる。しかし、図4Bに示すバッファを用いる場
合には、バッファ記録時間としてのソースプログラム再
生時間のほかに、さらに、バッファ再生時間としての保
存テープ記録時間が必要になる。
【0037】このように、図4Bに示すバッファを用い
る場合に図4Aに示す直接パラレルに磁気テープに記録
する場合の2倍の時間がかかる理由は、直接パラレルに
磁気テープに記録する場合にかかる時間で、再生装置か
らバッファへ転送し、それと同じ時間をかけてバッファ
から磁気テープ記録装置に転送するためである。
【0038】そこで、以下にプログラム記録に要する時
間を短縮するバッファを示す。図5に、本発明によるア
ーカイブ記録システムの一実施例のデータ順序変換によ
る連続記録を実現するためのバッファの構成図を示す。
図5において示すように、多重化回路18からの出力に
対して、バッファ21及びバッファ22を並列に設け、
バッファ21及びバッファ22の出力を磁気テープ記録
装置14に供給するように構成する。このとき、バッフ
ァ21及びバッファ22は、いずれも保存用の磁気テー
プと同じ記憶容量を有する。
【0039】このような構成によれば、2つのバッファ
の書き込み、読み出しを交互に連続して切り換えること
により、保存に要する時間を短縮化して、効率を上げる
ことができる。図5において示すように、例えば、2つ
のバッファ21及びバッファ22に対して、再生データ
を多重化回路18からバッファ22に書き込みながら、
既に記録されているデータをバッファ21から磁気テー
プ記録装置14に対して読み出すことが可能である。
【0040】図6に、本発明によるアーカイブ記録シス
テムの一実施例の連続記録時の作業時間を示す。図6A
に直接パラレルに記録する場合を示す。この場合、1回
のコピーに要する時間が1時間であるとすると、10回
のコピーに要する時間は、10時間必要である。図6B
に示すバッファを用いる場合を示す。
【0041】この場合、バッファへの書き込み及び保存
テープへの書き込みをそれぞれ交互に実線で示すと、図
6Aに示した直接パラレルに記録する場合に比べて1回
の作業分だけ多く時間がかかるだけで済む。つまり、例
えば、1回のコピーに要する時間が1時間で、これを1
0回行う場合には、直接記録する場合には10時間必要
であるが、バッファを用いる場合には、11時間ですべ
ての作業が終了するため、1割程度の時間増加で済む。
【0042】上述したように、例えば、放送局のライブ
ラリのような大容量の画像信号及び音声信号を圧縮して
保存することによって、保存のためのスペース及びコス
ト共に大幅に削減することができ、特に、この発明の実
施例によれば、保存するために要する時間を大幅に短縮
できると共に、高速再生が容易に可能であるため、保存
された信号を運用する場合にも非常に有利となる。
【0043】また、MPEG−2のようなフレーム相関
を用いた画像圧縮の場合には、画像の検索時にも、圧縮
に用いた複数のフレームの全データを再生することが必
要なため、全データを高速に再生できるというこの発明
の実施例の機能は非常に重要となる。
【0044】また、近年のディスク装置の進歩はめざま
しいものがあり、近い将来、編集等の画像の加工領域で
は、これらのディスク装置が主流になる可能性が極めて
高いが、これらのディスク装置に高速でデータ転送でき
るテープストリーマにこの発明の実施例を適用しても良
い。
【0045】上例によれば、記憶手段としてのバッファ
9、10、11、12、19から読み出した圧縮された
画像データがテープの長手方向のみに連続するように、
記憶手段としてのバッファ9、10、11、12、19
から読み出して記録手段としての磁気テープ記録装置1
4によりテープ上に記録するので、大容量の画像信号及
び音声信号を圧縮して保存することによって、保存のた
めのスペース、コスト共に大幅に削減することができ、
特に、保存するために要する時間を大幅に短縮すること
ができると共に、高速再生が容易にできるため、テープ
の使用効率が向上し、保存された信号を非常に有利に運
用することができる。
【0046】また、上例によれば、記憶手段としてのバ
ッファ9、10、11、12は、複数の画像データ圧縮
手段としての圧縮符号化回路5、6、7、8により圧縮
された各チャンネルの画像データをデータレートを変え
て連続して読み出すので、記憶手段としてのバッファ
9、10、11、12からデータレートを変えて複数の
プログラムが連続して記録され、それぞれのプログラム
が別領域に記録されるので、再生時には、必要なプログ
ラムが記録された部分のみを再生すればよいので、テー
プの使用効率を向上させることができる。
【0047】また、上例によれば、記憶手段としてのバ
ッファ19は、複数の画像データ圧縮手段としての圧縮
符号化回路5、6、7、8により圧縮された各チャンネ
ルの画像データを多重化した後に、ランダムアクセスし
て連続して読み出すので、記憶手段としてのバッファ1
9からランダムアクセスにより読み出された複数のプロ
グラムが連続して記録され、それぞれのプログラムが別
領域に記録されるので、再生時には、必要なプログラム
が記録された部分のみを再生すればよいので、テープの
使用効率を向上させることができる。
【0048】また、上例によれば、記憶手段としてのバ
ッファ21、22は、複数の画像データ圧縮手段として
の圧縮符号化回路5、6、7、8により圧縮された各チ
ャンネルの多重化した画像データを記憶するように並列
に2つ設けられ、一方の記憶手段としてのバッファ21
に複数の画像データ圧縮手段としての圧縮符号化回路
5、6、7、8により圧縮された各チャンネルの多重化
した画像データを記憶したときは、他方の記憶手段とし
てのバッファ22から既に記憶された複数の画像データ
圧縮手段としての圧縮符号化回路5、6、7、8により
圧縮された各チャンネルの多重化された画像データをラ
ンダムアクセスして読み出すので、2つの記憶手段とし
てのバッファ21、22を交互に切り換えて、プログラ
ム記録の効率を向上させることができる。
【0049】上例において、MPEG−2が動画を扱う
上では最も高能率である。この技術を用いることによ
り、10チャンネル以上の信号を1本のテープ上に記録
し保存することができる。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、記憶手段から読み出し
た圧縮された画像データがテープの長手方向のみに連続
するように、記憶手段から読み出して記録手段によりテ
ープ上に記録するので、大容量の画像信号及び音声信号
を圧縮して保存することによって、保存のためのスペー
ス、コスト共に大幅に削減することができ、特に、保存
するために要する時間を大幅に短縮することができると
共に、高速再生が容易にできるため、テープの使用効率
が向上し、保存された信号を非常に有利に運用すること
ができる。
【0051】また、本発明によれば、記憶手段は、複数
の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャンネルの
画像データをデータレートを変えて連続して読み出すの
で、記憶手段からデータレートを変えて複数のプログラ
ムが連続して記録され、それぞれのプログラムが別領域
に記録されるので、再生時には、必要なプログラムが記
録された部分のみを再生すればよいので、テープの使用
効率を向上させることができる。
【0052】また、本発明によれば、記憶手段は、複数
の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャンネルの
画像データを多重化した後に、ランダムアクセスして連
続して読み出すので、記憶手段からランダムアクセスに
より読み出された複数のプログラムが連続して記録さ
れ、それぞれのプログラムが別領域に記録されるので、
再生時には、必要なプログラムが記録された部分のみを
再生すればよいので、テープの使用効率を向上させるこ
とができる。
【0053】また、本発明によれば、記憶手段は、複数
の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャンネルの
多重化した画像データを記憶するように並列に2つ設け
られ、一方の記憶手段に複数の画像データ圧縮手段によ
り圧縮された各チャンネルの多重化した画像データを記
憶したときは、他方の記憶手段から既に記憶された複数
の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャンネルの
多重化された画像データをランダムアクセスして読み出
すので、2つの記憶手段を交互に切り換えて、プログラ
ム記録の効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
のデータレート変換による構成図である。
【図2】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
のプログラム別記録のテープフォーマットである。
【図3】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
のデータ順序変換による構成図である。
【図4】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
のプログラム記録に要する時間を示す図である。
【図5】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
のデータ順序変換による連続記録を実現するためのバッ
ファの構成図である。
【図6】この発明のアーカイブ記録システムの一実施例
の連続記録時の作業時間を示す図である。
【図7】この発明の出願人が先に出願したパラレル記録
のアーカイブ記録システムの構成図である。
【図8】この発明の出願人が先に出願したパラレル記録
時のテープフォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1、2、3、4 VTR 5、6、7、8 圧縮符号化回路 9、10、11、12 バッファ 13 信号切換器 14 磁気記録再生装置 15 ハードディスク 16 切換タイミング発生回路 17 コントローラ 18 多重化回路 19 バッファ 20 アドレス発生回路 21、22 バッファ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録時においては、 上記画像データを供給する複数のデータ供給源と、 上記複数のデータ供給源より供給された画像データを所
    定比率および所定チャンネルに圧縮する複数の画像デー
    タ圧縮手段と、 上記複数の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャ
    ンネルの画像データを一時的に保持する記憶手段と、 上記記憶手段に保持された圧縮された上記画像データを
    読み出して所定のテープフォーマットによりテープ上に
    記録する記録手段とを備え、 上記記憶手段から読み出した圧縮された上記画像データ
    が上記テープの長手方向のみに連続するように、上記記
    憶手段から読み出して上記記録手段により上記テープ上
    に記録するようにしたことを特徴とするアーカイブ記録
    システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアーカイブ記録システム
    において、 上記記憶手段は、上記複数の画像データ圧縮手段により
    圧縮された各チャンネルの画像データをデータレートを
    変えて連続して読み出すようにしたことを特徴とするア
    ーカイブ記録システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアーカイブ記録システム
    において、 上記記憶手段は、上記複数の画像データ圧縮手段により
    圧縮された各チャンネルの画像データを多重化した後
    に、ランダムアクセスして連続して読み出すようにした
    ことを特徴とするアーカイブ記録システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアーカイブ記録システム
    において、 上記記憶手段は、上記複数の画像データ圧縮手段により
    圧縮された各チャンネルの多重化した画像データを記憶
    するように並列に2つ設けられ、 一方の記憶手段に上記複数の画像データ圧縮手段により
    圧縮された各チャンネルの多重化した画像データを記憶
    したときは、他方の記憶手段から既に記憶された上記複
    数の画像データ圧縮手段により圧縮された各チャンネル
    の多重化された画像データをランダムアクセスして読み
    出すようにしたことを特徴とするアーカイブ記録システ
    ム。
JP6199758A 1994-08-24 1994-08-24 アーカイブ記録システム Pending JPH0865631A (ja)

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