JPH07307059A - 記録再生方法及びその装置 - Google Patents

記録再生方法及びその装置

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JPH07307059A
JPH07307059A JP7028356A JP2835695A JPH07307059A JP H07307059 A JPH07307059 A JP H07307059A JP 7028356 A JP7028356 A JP 7028356A JP 2835695 A JP2835695 A JP 2835695A JP H07307059 A JPH07307059 A JP H07307059A
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Akira Takano
明 高野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ディスクドライブ、キャッシュメモリ及び高
速記録再生VTRを用いて高速記録再生、同時再生、同
時記録再生を行えるようにする。 【構成】 通常の再生速度のn倍の再生速度で再生を行
える再生機21と、複数のディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43と、入力部
25と、サブコード発生回路32と、再生出力部36、
41、49と、記録モニタ出力部44と、これら間に設
けられ、これら間のデータ転送を制御するデータコント
ローラ20と、これらを制御するシステムコントローラ
33とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば編集システム等
に適用して好適な記録再生方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば放送局では、放送すべき素
材をビデオテープカセットに記録する作業が行われてい
る。例えば複数のコマーシャル(CM)素材を1本のビ
デオテープカセットに収録し、いわゆるCM1本化テー
プを作成する作業、1つの番組で用いる素材をビデオテ
ープカセットに編集して収録する放送用(送出用)の記
録再生作業等がこれに相当する。
【0003】通常、元の素材の収録されているビデオテ
ープカセットを素材テープ等と称している。この素材テ
ープとしてのビデオテープカセットをVTRで再生し、
再生信号に各種信号処理を行い、この信号処理を行って
得られた素材信号を放送用に使用するビデオテープカセ
ットに収録して放送用のビデオテープカセットを作成す
る。
【0004】図45は、従来の記録再生装置の一例を示
す構成図であり、以下、この図45を参照して従来の記
録再生装置について説明する。
【0005】図45において、1は素材テープとしての
ビデオテープカセット、13は放送用のビデオテープカ
セットである。素材テープとしてのビデオテープカセッ
ト1は再生側VTR2にセットされ、放送用のビデオテ
ープカセット13は記録側VTRにセットされる。再生
側VTR2が再生状態になると、ビデオ・テープ・カセ
ット1から映像信号が再生され、これがDME(ディジ
タル・マルチ・エフェクタ)7に供給されて処理され、
この処理された映像信号が記録側VTR8にセットされ
ているビデオ・テープ・カセット13に記録される。こ
の例ではDME7を用いた例を示しているが、単純に放
送用のテープを作成するだけであれば、編集機を用いた
システムでも良いし、また、再生側VTR2の映像及び
音声出力端子と記録側VTR8の映像及び音声出力端子
を接続したものでも良い。
【0006】つまり、この図45に示す記録再生装置で
は、再生側VTR2で素材テープとしてのビデオテープ
カセット1が再生され、通常の転送速度で出力された再
生信号に対してDME7で特殊効果処理が施され、この
特殊効果処理が施された再生信号が通常の転送速度で記
録側VTR8に供給され、記録側VTR8にセットされ
た放送用のビデオテープカセット13に記録される。
【0007】また、この図45に示す再生側VTR2は
再生ヘッド3がヘッド切り換え用のスイッチ5の一方の
固定接点5aに接続され、再生ヘッド4がヘッド切り換
え用のスイッチ5の他方の固定接点5bに接続され、V
TR本体6の図示しないシステムコントローラからのス
イッチング信号によってスイッチ5の可動接点5cが一
方または他方の固定接点5aまたは5bに選択的に接続
されるようになっている。
【0008】この再生側VTR2が、アナログVTR、
或いはディジタルVTRの何れであっても、再生側VT
R2から出力される映像及び音声信号は、NTSC方式
の場合においては60フィールド/秒、PAL方式の場
合においては50フィールド/秒を基準とした転送速度
でDME7に供給される。アナログVTRで説明する
と、再生側VTR2から出力される映像信号はNTSC
方式で60フィールド/秒、PAL方式で50フィール
ド/秒の転送速度となる。尚、この例では、DME7
は、入力端子として、アナログ映像及び音声入力端子、
ディジタル映像及び音声入力端子を有しているものとし
ている。
【0009】そして、DME7においては、再生側VT
R2からの映像信号に対して特殊効果、例えばモザイク
効果、画像の移動、縮小、拡大、回転等の様々な処理が
施される。この処理は例えばNTSC方式であれば60
フィールド/秒、PAL方式では50フィールド/秒を
基準として行われる。このDME7の出力は、記録側V
TR8に供給され、この記録側VTR8のVTR本体1
2において、アナログ、或いはディジタルで所定の記録
のための信号処理が施された後に、セットされているビ
デオテープカセット13に記録される。
【0010】記録側VTR8も、再生側VTR2と同様
に記録ヘッド9がヘッド切り換え用のスイッチ11の一
方の固定接点11aに接続され、記録ヘッド10がヘッ
ド切り換え用のスイッチ11の他方の固定接点11bに
接続されている。そして、スイッチ11は、VTR本体
12の図示しないシステムコントローラから供給される
スイッチング信号によって、可動接点11cが一方また
は他方の固定接点11aまたは11bに選択的に接続さ
れる。この記録も上述と同様のタイミング、即ち、NT
SC方式では60フィールド/秒、PAL方式では50
フィールド/秒を基準として行われる。
【0011】尚、本出願人は先に、所定単位の画像デー
タの第1及び第2のポイントを表示手段に表示し、表示
手段上に表示された所定単位の第1及び第2のポイント
の画像データを指定手段で指定し、指定手段に指定され
た第1または第2のポイントの画像データのタイムコー
ドデータ、関連する機器の状態、識別番号を制御手段に
より表示することで、編集効率を向上させると共に、使
い勝手を向上させることができるようにした編集装置、
例えば画面上に表示したエディット単位の画像データを
ポインティングデバイスやキーボードを用いて削除、コ
ピー、移動、位置交換することにより、エディットファ
イルEDL1〜EDLnの内容を変更できるようにした
ので、複数のVTRを再生して再チェックしたり、キー
ボード等で記憶アドレス等を確認し、これを入力したり
する等の煩わしい作業を一切行うことなく編集作業がで
き、これによって、編集作業の効率化を図ることができ
ようにした編集装置を提案している(特願平5−874
13号参照)。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述から明かなよう
に、従来の記録再生装置で録画のやり直しやリハーサル
(録画の練習等)を行う場合は、磁気テープを使用する
素材の先頭位置にするための操作、その操作によってV
TRが使用素材の先頭位置にする処理の待ち時間が必要
となる。このような操作、待ち時間は再生、記録を行う
機器がVTRであるがために必要となるものである。従
って、VTRを用いた記録再生装置では記録再生作業効
率の向上を図ることは非常に難しく、記録再生作業効率
を向上させることのできる記録再生装置が望まれてい
た。
【0013】また、VTRで用いている媒体は磁気テー
プであるので、磁気テープから再生した再生データを転
送する場合、当然のことながら、転送速度はNTSC方
式では60フィールド/秒、PAL方式では50フィー
ルド/秒と一義的に決まってしまい、記録再生装置内で
のデータ転送速度を向上させることは不可能であった。
従って、図45に示したような記録再生装置を用いて編
集の目的で記録再生作業を行う場合、オペレータはデー
タの転送中は何もしないで待つより他はなかった。
【0014】また、図45に示したような記録再生装置
ではVTRを用いているので、何度も磁気テープの同一
部分をアクセスすることになり、結果的に大切な素材テ
ープを傷めてしまう可能性が高い。
【0015】また、ディジタルVTRは、アナログVT
Rと比較して単位時間あたりの情報量が非常に多いの
で、ディジタルVTRを用いた記録再生装置では、特に
記録再生作業の効率の向上が難しく、これについても効
率の向上が望まれていた。
【0016】また、記録再生作業中においては、常に記
録側VTR8にセットされているビデオ・テープ・カセ
ットの記録可能時間に注意しなければならないだけでな
く、ビデオ・テープ・カセットの記録可能時間が“0”
になった場合、オペレータが新たなビデオ・テープ・カ
セットを用意し、用意した新たなビデオ・テープ・カセ
ットを記録側VTR8にセットしなければならない。
【0017】また、図45に示したような記録再生装置
では、再生側VTRと記録側VTRが一義的に決まって
しまう。つまり、図45に示した再生側VTR2は再生
用のVTRであり、記録側VTR8は記録用のVTRで
あり、オペレータが記録側VTR8と再生側VTR2の
接続コードを外し、記録側VTR8の出力端子とDME
7の入力端子を接続し、再生側VTR2の入力端子とD
ME7の出力端子を接続する必要がある。勿論、再生側
VTR2が記録できるVTRであり、記録側VTR8が
再生できることが条件となる。
【0018】つまり、図45に示したような記録再生装
置は、一旦機器の接続を行うと、使用する映像及び音声
データの入出力経路が一義的に決まり、装置内での入出
力、或いは、機器の使用方法を簡単に変更できないとい
う欠点があった。
【0019】また、図45に示したような記録再生装置
を以上説明したような種々の欠点を補うべく改造する場
合、既存の機器との互換性を図ることは難しい。
【0020】本発明はこのような点を考慮してなされた
もので、記録再生作業の待ち時間を大幅に短縮して記録
再生作業を簡単、且つ、高速に行え、記録媒体を傷めな
いようにでき、記録媒体の記録可能時間を気にしなくて
も済み、ディジタルVTRを用いても良好に編集作業を
行うことができ、システム内の映像及び音声データの入
出力経路を簡単に変更して種々の編集を行えるように
し、既存の機器との互換性をとることのできる記録再生
方法及びその装置を提案しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、磁気テープに
記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常
の再生速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、
或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生
データを、キャッシュメモリを介して複数のディスクに
供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の
記録速度で記録し、複数のディスクに記録されているデ
ータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の
再生速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生
して得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以
外の再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁
気テープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録
速度以外の記録速度で記録する方法である。
【0022】本発明は、少なくとも通常の転送速度のn
倍の転送速度でデータを出力することのできる再生部
と、k個のディスク記録再生部と、少なくとも通常の転
送速度のn倍の転送速度のデータを記録することのでき
る記録部と、 再生部、記録部及び複数のディスク記録
再生部に配置され、再生部から記録部、再生部から複数
のディスク記録再生部、複数のディスク記録再生部から
記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或いは外
部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶部を経
由して行うデータコントロール部と、再生部、記録部、
複数のディスク記録再生部及びデータコントロール部を
制御する制御部とを有するものである。
【0023】
【作用】上述せる本発明によれば、磁気テープに記録さ
れているデータを、通常の再生速度、或いは通常の再生
速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、或いは
通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生データ
を、キャッシュメモリを介して複数のディスクに供給し
て通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録速
度で記録し、複数のディスクに記録されているデータ
を、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生
速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生して
得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の
再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁気テ
ープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度
以外の記録速度で記録する。これによって、キャッシュ
メモリを介して複数のディスクに供給するので、磁気テ
ープに記録されているデータが通常の再生速度以外で再
生されたデータであっても良好に記録することができ、
また、複数のディスクに記録されているデータを通常の
速度以外で再生して記録部に供給し、記録部において通
常の記録速度以外の記録速度で記録することができる。
【0024】また上述せる本明によれば、再生部と、k
個のディスク記録再生部と、記録部と、少なくとも通常
の転送速度のn倍の転送速度でデータを出力する再生
部、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデー
タを記録する記録部及びk個のディスク記録再生部間に
配置したデータコントロール部、再生部、記録及びk個
のディスク記録再生部を制御部で制御することによっ
て、再生部から記録部、再生部から複数のディスク記録
再生部、複数のディスク記録再生部から記録部へのデー
タ転送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力
を、キャッシュとして機能する記憶部を経由して行う。
これによって、データコントロール部における入出力を
キャッシュとして機能する記憶部を経由して行うことに
よって、通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを、
記憶部を介してk個のディスク記録再生部に供給するの
で、磁気テープに記録されているデータが通常の再生速
度のn倍の再生速度で再生されたデータであっても良好
に記録することができ、また、k個のディスク記録再生
部の各ディスクに夫々記録されているデータを通常の速
度のn倍の再生速度で再生して記録部に供給し、記録部
において通常の記録速度のn倍の記録速度で記録するこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明記録再生方法
及びその装置の一実施例について詳細に説明する。この
図1に示す記録再生装置は、本発明記録再生方法及びそ
の装置を適用した一例である。
【0026】また、本発明記録再生方法及びその装置の
一実施例の説明は、次に示す項目説明を各項目の先頭に
記載し、各項目について次に示す順序で説明する。
【0027】A.本発明記録再生方法及びその装置を適
用した記録再生装置の概要説明 A1.N倍速コピーの概要説明及びNチャンネル同時再
生の概要説明(図38参照) A2.異なる素材の同時再生の概要説明(図39参照) A3.同一素材の同時再生の概要説明(図40参照) A4.Nチャンネル同時記録再生の概要説明(図41参
照) A5.異なる素材の同時再生の概要説明(図42参照) A6.素材の2倍速記録再生と同時再生の概要説明(図
43参照) A7.異なる素材の記録再生と同時再生の概要説明(図
44参照) B.一実施例の記録再生装置の構成及び動作の説明(図
1参照) C.図1の再生機21、記録機24の構成例(高速記録
再生VTR)及びその動作の説明(図2参照) D.テープフォーマットと記録における動作の説明(図
3参照) E.図2に示した記録/再生ヘッドに関する説明(図4
参照) F.通常の4倍の転送速度での記録動作の説明(図5参
照) G.通常の4倍の転送速度での再生動作の説明(図6参
照) H.図1の入力部25の内部構成例及びその動作の説明
(図7参照) I.図1の再生出力部36、41、49、記録モニタ出
力部44の内部構成及びその動作説明(図8参照) J.図1のデータコントローラ20の内部構成及びその
動作の説明(図9参照) K.図9のデータコントローラ20の再生系123の内
部構成及びその動作の説明(図10参照) L.図9のデータコントローラ20の記録系128の内
部構成及びその動作の説明(図11参照) M.図9のディスクアレイコントローラ138の内部構
成及びその動作の説明(図12参照) N.3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送
動作の説明(図13、図14、図15及び図16参照) O.3倍速再生時におけるディスクアレイコントローラ
138の動作の説明(図17参照) P.図9のディスクアレイコントローラ138と図1の
ディスクドライブ22、23、30、31、34、3
5、42及び43との間のデータ転送タイミング(図1
8及び図19参照) R.3倍速再生時のキャッシュから記録機24へのデー
タ転送動作の説明(図20、図21、図22、図23及
び図24参照) S.図9のディスクアレイコントローラ138による図
1のディスクドライブ22、23、30、31、34、
35、42及び43からのデータ読み出しタイミング
(図25及び図26参照) T.ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の動作説
明(図27、図28及び図29参照) U.ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高速記録
再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上に記録
する場合の動作説明(図30、図31及び図32参照) V.ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高速記録
再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上に記録
する場合の動作説明(図33、図34及び図35参照) W.図1に示した記録再生装置を1つの筐体に収納して
編集機として上位編集システムに組み込んだ場合の構成
及びその動作説明(図36参照) X.図1に示した記録再生装置を複数用いた場合のシス
テムの構成及びその動作の説明(図37参照)
【0028】A.本発明記録再生方法及びその装置を適
用した記録再生装置の概要説明
【0029】A1.N倍速コピーの概要説明及びNチャ
ンネル同時再生の概要説明(図36参照)
【0030】図38は同時再生を行うための記録再生装
置の概要を説明するための構成図であり、この図38に
おいて190は記録再生装置、191はVTR、192
はディスク装置である。ここで、VTR191は、ディ
ジタル、或いはアナログコンポーネント記録方式、ディ
ジタル、或いはアナログコンポジット記録方式、圧縮符
号化処理を採用したコンポーネント或いはコンポジット
記録方式のVTRである。また、ディスク装置192
は、ハードディスク、リムーバブル型のハードディス
ク、光磁気ディスク、相変化メディアとしての光ディス
ク、ライトワンス光ディスク、少なくとも20Mbyt
e以上の記憶容量を有するフレキシブルディスクとこれ
らを駆動するコントローラからなる。
【0031】また、本例においては、VTR191を高
速転送可能なVTRとする。つまり、VTR191を、
ヘッドの個数と、磁気テープの走行速度と、回転ドラム
の回転速度を変えることによって、通常の再生速度のN
倍の再生速度で磁気テープに記録されている映像及び音
声データを再生し、再生した再生データを通常の転送速
度のN倍の転送速度で転送することのできるVTRとす
る。この例ではN=3になる。
【0032】つまり、VTR191にセットされている
ビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に形成されて
いる記録トラックを通常の転送速度のN倍の速度で再生
することによって、通常の転送速度のN倍の転送速度で
再生映像、音声及びサブコードデータを出力し、これを
ディスク装置192の記録媒体に記録するようにする。
ここで、通常の転送速度は、NTSC方式で60フィー
ルド/秒、PAL方式で50フィールド秒である。
【0033】また、本例においては、ディスク装置19
2の記録媒体に記録したデータを独立に再生し、再生し
たデータを出力端子190a、190b及び190cか
ら夫々出力するようにする。この例では、3チャンネル
にしているが、チャンネル数に制約はない。また、同時
再生するデータは、同一素材でも異なる素材でも良い。
この例で説明すると、例えば出力端子190a、190
b及び190cから夫々同一素材を同時に出力すること
ができ、また、出力端子190a、190b及び190
cから夫々異なる素材を同時に出力することもできる。
【0034】A2.異なる素材の同時再生の概要説明
(図39参照)
【0035】図39は異なる素材の同時再生を説明する
ための説明図である。図においてドットで示す領域は図
38に示したディスク装置192の記録媒体上に記録さ
れている素材Aを示し、斜線で示す領域は図38に示し
たディスク装置192の記録媒体上に記録されている素
材Bを示し、網目で示す領域は図38に示したディスク
装置192の記録媒体上に記録されている素材Cを示
す。
【0036】異なる素材の同時再生とは、この図39に
示すように、ディスク装置192の記録媒体から同時に
素材A、素材B及び素材Cを再生して出力することであ
る。
【0037】A3.同一素材の同時再生の概要説明(図
40参照)
【0038】図40は同一素材の同時再生を説明するた
めの説明図である。図においてドット、斜線並びに網目
で示す領域は図39と同様にディスク装置192の記録
媒体上に記録されている素材A、B及びCを夫々示す。
【0039】同一素材の同一再生とは、この図40に示
すように、ディスク装置192の記録媒体から同時に同
一素材を複数チャンネル分だけ再生(この例では素材C
を3チャンネル分だけ再生)することである。
【0040】このように、通常の転送速度のN倍の転送
速度でVTR191から再生データを出力し、この出力
データをディスク装置192で記録するようにすれば、
VTR191にセットされているビデオ・テープ・カセ
ットの磁気テープ上に記録されている記録データを、デ
ィスク装置192に記録する際の待ち時間を1/Nにす
ることができ、これによって作業効率を大幅に改善する
ことができる。また、ディスク装置192の記録媒体か
ら同一データを同時に複数再生したり、異なるデータを
同時に複数再生することができるようにしたので、作業
効率を更に改善することができる。
【0041】A4.Nチャンネル同時記録再生の概要説
明(図41参照)
【0042】図41は同時記録再生を行うための記録再
生装置の概要を説明するための構成図であり、この図4
1において200は記録再生装置、201はVTR、2
03はディスク装置である。また、この図に示すよう
に、記録再生装置201の出力端にスイッチ202の一
方の固定接点202aを接続し、この記録再生装置20
0の入力端子200dにスイッチ202の他方の固定接
点202bを接続し、このスイッチ202の可動接点を
ディスク装置203の入力端に接続する。
【0043】ここで、入力端子200dには外部入力と
しての映像、音声及びサブコードデータが供給される。
また、このスイッチ202の可動接点202cは図示し
ないシステムコントローラ等からの制御信号によって一
方または他方の固定接点202aまたは202bに接続
される。このスイッチ202の可動接点202cの接続
制御は、例えば図示しない操作キーの操作等に基いて、
VTR201の再生データのディスク装置203の記録
媒体への記録、ディスク装置203の再生データのVT
R201の磁気テープへの記録、外部入力端子200d
を介して外部から供給される映像及び音声データのディ
スク装置203の記録媒体への記録に応じて行われる。
【0044】VTR201の再生データをディスク装置
203の記録媒体に記録する指示、またはディスク装置
203の再生データをVTR201の磁気テープに記録
する指示があった場合には、スイッチ202の可動接点
202cは一方の固定接点202aに接続される。ま
た、外部入力端子200dを介して外部から供給される
映像及び音声データのディスク装置203を記録媒体に
記録する指示があった場合には、スイッチ202の可動
接点202cは他方の固定接点202bに接続される。
【0045】ここで、VTR201は、ディジタル、或
いはアナログコンポーネント記録方式、ディジタル、或
いはアナログコンポジット記録方式、圧縮符号化処理を
採用したコンポーネント或いはコンポジット記録方式の
VTRである。また、ディスク装置203は、ハードデ
ィスク、リムーバブル型のハードディスク、光磁気ディ
スク、相変化メディアとしての光ディスク、ライトワン
ス光ディスク、少なくとも20Mbyte以上の容量を
有するフレキシブルディスクとこれらを駆動するコント
ローラからなる。
【0046】また、本例においては、VTR201を高
速転送可能なVTRとする。つまり、VTR201を、
ヘッドの個数と、磁気テープの走行速度と、回転ドラム
の回転速度を変えることによって、通常の再生速度のN
倍の再生速度で磁気テープに記録されている映像及び音
声データを再生し、再生した再生データを通常の転送速
度のN倍の転送速度で転送することのできるVTRとす
る。
【0047】つまり、VTR201にセットされている
ビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に形成されて
いる記録トラックを通常の転送速度のN倍の速度で再生
することによって、通常の転送速度のN倍の転送速度で
再生映像、音声及びサブコードデータを出力し、これを
ディスク装置203の記録媒体に記録するようにする。
ここで、通常の転送速度は、NTSC方式で60フィー
ルド/秒、PAL方式で50フィールド秒である。
【0048】つまり、この図41に示す記録再生装置2
00は、ディスク装置203の記録媒体に記録されてい
る素材を再生し、同時に、入力端子200dを介して外
部から供給される映像及び音声データをディスク装置2
03の記録媒体に記録するように構成している。
【0049】また、本例においては、ディスク装置20
3の記録媒体に記録したデータを独立に再生し、再生し
たデータを出力端子200a、200b及び200cか
ら夫々出力するようにする。この例では、3チャンネル
にしているが、チャンネル数に制約はない。また、同時
再生するデータは、同一素材でも異なる素材でも良い。
この例で説明すると、例えば出力端子200a、200
b及び200cから夫々同一素材を同時に出力すること
ができ、また、出力端子200a、200b及び200
cから夫々異なる素材を同時に出力することもできる。
【0050】A5.異なる素材の同時再生の概要説明
(図42参照)
【0051】図42は図41に示した記録再生装置を用
いて素材の記録と異なる素材の同時再生を同時に行う場
合の動作を説明するための説明図である。図においてド
ットで示す領域は図41に示したディスク装置203の
記録媒体上に記録されている素材Aを示し、斜線で示す
領域は図41に示したディスク装置203の記録媒体上
の内の素材Bが記録される領域を示し、網目で示す領域
は図41に示したディスク装置203の記録媒体上に記
録されている素材Cを示す。
【0052】素材の記録と異なる素材の同時再生の同時
実行とは、この図42に示すように、ディスク装置20
3の記録媒体から同時に素材A及び素材Cを再生すると
共に、VTR201からの再生映像、音声及びサブコー
ドデータ(素材C)をディスク装置203の記録媒体に
記録することである。
【0053】A6.素材の2倍速記録再生と同時再生の
概要説明(図43参照)
【0054】図43は素材の2倍速記録/再生及び同時
再生を説明するための説明図である。図においてドット
で示す領域は図41に示したディスク装置203の記録
媒体上に記録されている素材A、斜線で示す領域は図4
1に示したディスク装置203の記録媒体上に2倍速で
記録される素材B、網目で示す領域は図41に示したデ
ィスク装置203の記録媒体上に記録されている素材C
を示す。
【0055】素材の2倍速記録/再生及び同時再生と
は、この図43に示すように、ディスク装置203の記
録媒体に素材Aを2倍速で記録すると同時に、ディスク
装置203の記録媒体から素材Cを再生することであ
る。図43においては素材Bに対して矢印を2つ添えて
いるが、これは、図41に示したVTR201から素材
Bが2チャンネルで供給されて記録されることを示して
いる。
【0056】A7.異なる素材の記録/再生と同時再生
の概要説明(図44参照)
【0057】図44は異なる素材の記録/再生と同時再
生を説明するための説明図である。図においてドットで
示す領域は、図41に示したVTR201から供給され
る再生素材を記録するための領域、斜線で示す領域は、
図41に示した記録再生装置200の入力端子200d
を介して供給される外部からのデータが記録される領
域、網目で示す領域は図41に示したディスク装置20
3の記録媒体上に記録されている素材Cを示す。
【0058】異なる素材の記録/再生と同時再生とは、
この図44に示すように、ディスク装置203の記録媒
体にVTR201からの再生データを記録する動作、こ
の動作によって記録されたデータを再生する動作、ディ
スク装置203の記録媒体に外部からのデータを記録す
る動作、この動作によって記録されたデータを再生する
動作、素材Cを再生する動作を組み合わせて同時に行う
ことである。
【0059】このように、通常の転送速度のN倍の転送
速度でVTR201から再生データを出力し、この出力
データをディスク装置203で記録するようにすれば、
VTR201にセットされているビデオ・テープ・カセ
ットの磁気テープ上に記録されている記録データを、デ
ィスク装置203に記録する際の待ち時間を1/Nにす
ることができ、これによって作業効率を大幅に改善する
ことができる。また、VTR201からのデータのディ
スク装置203の記録媒体への記録、外部入力端子20
0dを介して外部から供給されるデータのディスク装置
203の記録媒体への記録、ディスク装置203の記録
媒体に記録されているデータの再生を同時に行うことが
できるようにしたので、作業効率を更に改善することが
できる。
【0060】B.一実施例の記録再生装置の構成及び動
作の説明(図1参照)
【0061】この図1は本発明記録再生方法及びその装
置を適用した記録再生装置を示す構成図である。
【0062】図1において20はデータコントローラで
あり、以下説明する各機器間の映像及び音声データの入
出力を後述するシステムコントローラ33の制御に基い
てコントロールする。21は通常の転送速度のN倍で映
像、音声及びサブコードデータを転送することのできる
再生機、22、23、30、31、34、35、42及
び43は夫々ディスクドライブ(例えばハードディスク
ドライブや光ディスクドライブやいわゆるシリコンディ
スク)、24は通常の転送速度のN倍の転送速度の映
像、音声及びサブコードデータを記録することのできる
記録機である。
【0063】ここで、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43は、図示せずも夫
々ディスクドライブ本体とディスクコントローラから構
成されるものとする。
【0064】25は後述するが、映像及び音声の入力部
であり、26はディジタル映像データの入力端子、27
はアナログ映像信号の入力端子、28はディジタル音声
データの入力端子、29はアナログ音声信号の入力端子
であり、入力端子27及び29からのアナログ映像信号
及びアナログ音声信号のディジタル変換、入力端子26
からのディジタル映像データ及びディジタル変換した映
像データの圧縮符号化、圧縮符号化したディジタル映像
データ、アナログ音声データ及び後述するサブコード発
生回路32からのサブコードデータの混合を行い、混合
したディジタル映像及びディジタル音声データ(サブコ
ードデータも含む)をデータコントローラ20に供給す
る。
【0065】36は再生出力部であり、データコントロ
ーラ20からの再生ディジタル映像及び再生ディジタル
音声データP1の分離、再生ディジタル映像データの復
号化、復号化した再生ディジタル映像データのアナログ
化、再生ディジタル音声データのアナログ化を行い、再
生ディジタル映像データを出力端子37から、再生アナ
ログ映像信号を出力端子38から、再生ディジタル音声
データを出力端子39から、再生アナログ音声信号を出
力端子40から夫々出力する。
【0066】41も再生出力部36と同様に、データコ
ントローラ20からの再生ディジタル映像及び再生ディ
ジタル音声データP2の分離、再生ディジタル映像デー
タの復号化、復号化した再生ディジタル映像データのア
ナログ化、再生ディジタル音声データのアナログ化を行
い、再生ディジタル映像データを出力端子42から、再
生アナログ映像信号を出力端子43から、再生ディジタ
ル音声データを出力端子44から、再生アナログ音声信
号を出力端子45から夫々出力する。
【0067】49は再生出力部36及び41と同様の再
生出力部であるが、この例では、この再生出力部49を
追加再生時の出力用とする。そしてこの再生出力部49
は、データコントローラ20からの追加再生ディジタル
映像及び追加再生ディジタル音声データP3の分離、追
加再生ディジタル映像データの復号化、復号化した追加
再生ディジタル映像データのアナログ化、追加再生ディ
ジタル音声データのアナログ化を行い、追加再生ディジ
タル映像データを出力端子50から、追加再生アナログ
映像信号を出力端子51から、追加再生ディジタル音声
データを出力端子52から、追加再生アナログ音声信号
を出力端子53から夫々出力する。
【0068】44は記録入力(映像や音声)をテレビジ
ョンモニタやスピーカ等でモニタするための記録モニタ
出力部であり、再生出力部36、41及び49と同様で
あり、データコントローラ20からの記録入力ディジタ
ル映像及び記録入力ディジタル音声データRinの分
離、記録入力ディジタル映像データの復号化、復号化し
た記録入力ディジタル映像データのアナログ化、記録入
力ディジタル音声データのアナログ化を行い、記録入力
ディジタル映像データを出力端子50から、記録入力ア
ナログ映像信号を出力端子51から、記録入力ディジタ
ル音声データを出力端子52から、記録入力アナログ音
声信号を出力端子53から夫々出力する。
【0069】32はサブコード発生回路であり、後述す
るシステムコントローラ33からの制御に基いてサブコ
ードデータを発生し、発生したサブコードデータを入力
部25に供給する。
【0070】システムコントローラ33は、図1から分
かるように、再生機21、記録機24、サブコード発生
回路32、データコントローラ20を、バスを介して制
御すると共に、図示を省略したが、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43、再
生出力部36、41及び49、記録モニタ出力部44を
も制御する。また、33eはこの図1に示す記録再生装
置に対して外部同期信号(例えば局内同期信号等)を供
給するための入力端子、33fはこの図1に示す記録再
生装置を複数使用するときに複数の記録再生装置を制御
するためのコントローラから供給される制御信号を供給
するための入力端子である。
【0071】また、33a、33b及び33cは夫々従
来から使用されている機器とこの記録再生装置との接続
の継続性を持たせ、再生機21、記録機24、ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43を独立して制御できるようにするための制御用の
コネクタ(例えば9ピンコネクタ)である。また、33
dはこの記録再生装置を用いて各種記録再生作業を行う
ための表示部や操作キーを有する操作パネルである。
【0072】ここで、システムコントローラ33に対
し、操作パネル33dを介してモードを指定した場合の
各部の動作パターンについて説明する。
【0073】本例においては、操作パネル33dを介し
てシステムコントローラ33に対し、モードを指定した
場合は、この指定モードによって、システムコントロー
ラ33が図1に示した各部を制御し、次に示すような動
作パターンを実現する。
【0074】モード1の場合は、再生機21を3倍速再
生動作させ、これによって得た3倍速再生素材をディス
クに記録する。
【0075】モード2の場合は、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42または(及
び)43を3倍速再生動作させ、これによって得た3倍
速再生素材を記録機24に記録する。
【0076】モード3の場合は、再生機21を2倍速再
生動作させ、これによって得た2倍速再生素材をディス
クに記録すると共に、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42または(及び)43を1倍
速再生動作させ、これによって得た1倍速再生素材を出
力する。
【0077】モード4の場合は、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42または(及
び)43を2倍速させ、これによって得た2倍速再生素
材を記録機24に記録すると共に、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42または(及
び)43を1倍速再生動作させ、これによって得た1倍
速再生素材を出力する。
【0078】モード5の場合は、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクの任意のM箇所を同時再生する。
【0079】モード6の場合は、再生機21を1倍速再
生動作させ、これによって得た1倍速再生素材をディス
クに記録すると共に、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43の各ディスクの任
意のM箇所を同時再生させ、これによって得たM個の再
生素材を出力する。
【0080】モード7の場合は、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43から
1倍速で素材を再生させ、これによって得た1倍速再生
素材を記録機24に供給して記録すると共に、ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクの任意のM箇所を同時再生させ、こ
れによって得たM個の再生素材を出力する。
【0081】モード8の場合は、再生機21を1倍速再
生動作させ、これによって得た1倍速再生素材及び外部
入力素材をディスクに記録すると共に、ディスクドライ
ブ22、23、30、31、34、35、42及び43
の各ディスクから素材を1倍速再生し、これによって得
た1倍速再生素材を出力する。
【0082】尚、以上のモードに応じた動作について
は、以下、順次説明する。
【0083】つまり、この図1に示す記録再生装置は、
映像及び音声データの入出力及び制御を行うデータコン
トローラ20の入力端子に再生機21の出力端子を接続
し、このデータコントローラ20の入出力端子にディス
クドライブ22、23、30、31、34、35、42
及び43の入出力端子を接続し、このデータコントロー
ラ20の入力端子に記録機24の出力端子(レコーダア
ウト端子)を接続し、このデータコントローラ20の出
力端子に記録機24の入力端子(レコーダイン端子)を
接続し、このデータコントローラ20の入力端子に入力
部25の出力端子を接続し、このデータコントローラ2
0の入出力端子にサブコード発生回路32の入出力端子
を接続し、このデータコントローラ20の出力端子に再
生出力部36の入力端子を接続し、このデータコントロ
ーラ20の入力端子に再生出力部36の出力端子を接続
し、このデータコントローラ20の出力端子に再生出力
部41の入力端子を接続し、このデータコントローラ2
0の入力端子に再生出力部41の出力端子を接続し、こ
のデータコントローラ20の出力端子に記録モニタ出力
部44の入力端子を接続し、このデータコントローラ2
0の入力端子に記録モニタ出力部44の出力端子を接続
し、このデータコントローラ20の出力端子に再生出力
部49の入力端子を接続し、このデータコントローラ2
0の入力端子に再生出力部49の出力端子を接続し、以
上の各構成要素とシステムコントローラ33を夫々接続
して構成する。
【0084】ここで、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43とデータコントロ
ーラ20との接続は、例えばSCSI(Small C
omputer Systems Interfac
e)、SCSI−2またはSCSI−3で行う。SCS
I−2で行う場合は、Fast SCSIとWideS
CSIの何れのインターフェースを用いても良い。Fa
st SCSIを用いた場合はWide SCSIより
も汎用性と転送速度の向上を図ることができる。
【0085】次に、図1に示した記録再生装置の動作に
ついて説明する。システムコントローラ33の操作パネ
ル33或いはコネクタ33a、33bまたは33cを介
して外部の編集機やコントローラの操作部を介して記録
再生装置に指示が与えられると、システムコントローラ
33はその指示に対応する制御信号を各構成要素に与え
る。再生機21はシステムコントローラ33からの制御
信号によって通常の再生速度のN倍の再生速度の再生状
態となる。この再生機21からの通常の転送速度のN倍
の転送速度の再生映像及び音声データはデータコントロ
ーラ20を介してディスクドライブ22、23、30、
31、34、35、42または43に供給される。ディ
スクコントローラ22、23、30、31、34、3
5、42または43は、データコントローラ20からの
映像及び音声データを、各自にセットされているディス
ク(図示せず)に記録する。
【0086】また、入力端子26を介して外部から供給
されるディジタル映像データは入力部25において圧縮
符号化処理された後に入力端子28を介して外部から供
給されるディジタル音声データと混合され、この後デー
タコントローラ20に供給される。また、入力端子27
を介して外部から供給されるアナログ映像信号は入力部
25においてディジタル映像データに変換され、圧縮符
号化処理される。一方、入力端子29を介して外部から
供給されるアナログ音声信号は入力部25においてディ
ジタル音声データに変換され、入力端子27を介して外
部から供給され、ディジタル変換され、圧縮符号化され
たディジタル映像データと混合された後にデータコント
ローラ20に供給される。
【0087】データコントローラ20に供給されたディ
ジタル映像及び音声データはディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42または43に記録さ
れる。何れの場合においても、再生機21からの再生映
像及び音声データ、入力部25を介して供給される映像
及び音声データ、ディスクドライブ22、23、30、
31、34、35、42及び43のディスクに一旦記録
され、再生された再生映像及び音声データを用いて記録
再生等を行うことになる。
【0088】データコントローラ20からの再生映像及
び音声データP1は再生出力部36に供給され、この再
生出力部36において映像と音声とに分離された後にア
ナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出
力される。データコントローラ20からの再生映像及び
音声データP2は再生出力部41に供給され、この再生
出力部41において映像と音声とに分離された後にアナ
ログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出力
される。またデータコントローラ20からの追加再生映
像及び音声データP3は再生出力部49に供給され、こ
の再生出力部49において映像と音声とに分離された後
にアナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号とし
て出力される。
【0089】データコントローラ20からの記録入力R
inは記録モニタ出力部44に供給され、この記録モニ
タ出力部44において映像と音声とに分離された後にア
ナログ、或いはディジタルの映像及び音声信号として出
力される。アナログ映像信号はテレビジョンモニタ等に
供給され、その管面上に現在記録中の映像信号の画像と
して映出され、アナログ音声信号はプリメインアンプ
(音声増幅機)等を介してスピーカに供給され、現在記
録中の音声信号の音声として出力される。ディジタル映
像データやディジタル音声データの場合は、ディジタル
映像及び音声データの入力用の端子を有する機器を経て
上述と同様にモニタ用として用いられる。勿論、アナロ
グ映像及び音声信号も、ディジタル映像及び音声信号も
更に他の記録機器(例えばVTRやディスクドライブ、
或いは図1と同様の記録再生装置等)に供給して用いる
ことも可能である。
【0090】C.図1の再生機21、記録機24の構成
例(高速記録再生VTR)及びその動作の説明(図2参
照)
【0091】図2は図1に示した本発明記録再生方法及
びその装置を適用した記録再生装置の再生機21及び記
録機24の構成例を示す構成図である。つまり、本例に
おいては、図1に示した再生機21、記録機24をこの
図2に示すような高速記録再生VTRで構成する。
【0092】具体的には、記録/再生ヘッドのリード角
を磁気テープが走行していない停止状態において、記録
/再生ヘッドがトラックをn本走査するよう設定する。
そして、通常の転送速度のn倍の転送速度を必要とする
場合に、回転ドラムに登載する記録/再生ヘッドの個数
をxn個(但しxは通常の転送速度において必要とされ
るヘッドの個数である)とし、磁気テープを通常の走行
速度のn倍で走行させ、リード角を上記記録媒体の走行
を停止させた状態で上記ヘッドで上記記録媒体を走査す
る際に上記記録媒体上に形成されているトラックをnm
個(但し、mは通常のリード角を設定し、記録媒体の移
動を停止させた状態で回転ドラムを1回転させた場合に
1つのヘッドが跨ぐトラックの数)跨ぐよう設定し、回
転ドラムを通常の回転速度で回転させる。
【0093】図2において54は再生機21であれば外
部入力端子、記録機24であれば図1に示したデータコ
ントローラ20を介してディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42または43等から高速に
転送されてくる映像及び音声データ55rが供給される
入力端子である。
【0094】この入力端子54を介して高速に転送され
てくる映像及び音声データ55rは入力インターフェー
ス回路55に供給される。この入力インターフェース回
路55は高速に転送されてくる映像及び音声データを分
割して出力する。分割とはいっても、例えばディスクド
ライブ22からのデータと考えれば、再生機21の再生
ヘッドの分、つまり、トラック毎のデータが1つのデー
タ列として供給されるので、元のデータ列、つまり、ト
ラック毎のデータに変換(セグメント分割等と称する)
される。
【0095】入力インターフェース回路55でトラック
毎のデータに分割された各データは時間軸伸長回路56
−1、56−2、・・・・56−nに夫々供給される。
これらの時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・
56−nは、夫々例えばデュアルポートメモリと書き込
み/読み出し回路を有する。そしてこれらの時間軸伸長
回路56−1、56−2、・・・・56−nは、通常の
転送速度のn倍、且つ、間欠的に供給されるデータを同
じ速度でデュアルポートメモリに間欠的に書き込み、デ
ュアルポートメモリに書き込んだデータを通常の転送速
度で読み出すことにより、通常の転送速度のn倍の転送
速度のデータの時間軸の伸長を行う。
【0096】時間軸伸長回路56−1、56−2、・・
・・56−nで夫々時間軸が伸長された映像及び音声デ
ータはECC(エラー・コレクション・コード)付加回
路57−1、57−2、・・・・57−nに夫々供給さ
れる。これらECC付加回路57−1、57−2、・・
・・57−nは、時間軸伸長回路56−1、56−2、
・・・・56−nから供給される時間軸伸長された映像
及び音声データに対してECCを付加する。このECC
付加回路57−1、57−2、・・・・57−nで夫々
ECCの付加された映像及び音声データはCHCOD
(チャンネルコーディング)回路58−1、58−2、
・・・・58−nに夫々供給され記録変調処理(ディジ
タル変調処理)が施される。
【0097】このチャンネルコーディング回路58−
1、58−2、・・・・58−nにおいて記録変調処理
された各映像及び音声信号は夫々記録増幅回路59−
1、59−2、・・・・59−nを介してスイッチ60
−1、60−2、・・・・60−nの各可動接点50c
に夫々供給される。
【0098】これらのスイッチ60−1、60−2、・
・・・60−nの各一方の固定接点60aをロータリー
トランス61−1、61−2、・・・・61−nの1次
側に接続し、これらのスイッチ60−1、60−2、・
・・・60−nの各他方の固定接点60bをロータリー
トランス61−n+1、61−n+2、・・・・61−
2nの1次側に接続する。
【0099】これらのスイッチ60−1、60−2、・
・・・60−nは後述するシステムコントローラ74か
らのスイッチング信号SW1、SW2、・・・・SWn
に基いて、可動接点60cを一方または他方の固定接点
60aまたは60bに接続して記録/再生ヘッド62−
1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−2n
の切り換えを行う。また、これらロータリートランス6
1−1、61−2、・・・・61−n、・・・・61−
2n、図示しないテープローディング機構、記録/再生
ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・
・62−2nからなるテープトランスポート部はコント
ローラ64によってコントロールされる。
【0100】従って、記録時においては、記録増幅回路
59−1、59−2、・・・・59−nからの映像及び
音声信号がスイッチ60−1、60−2、・・・・60
−nの各一方または他方の固定接点60aまたは60b
並びにロータリートランス61−1、61−2、・・・
・61−n、・・・・61−2nを夫々介して記録/再
生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・
・・62−2nに順次供給され、磁気テープ63に順次
傾斜トラックを形成するように記録される。
【0101】各記録/再生ヘッド62−1、62−2、
・・・・62−n、・・・・62−2nは夫々図示しな
い回転ドラム上において対向し、且つ、各記録/再生ヘ
ッド62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・
62−2n間の間隔が均等となるように取り付ける。こ
こで、記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−n、・・・・62−2nの個数は、磁気テープ63
を通常の走行速度のn倍で走行させ、且つ、回転ドラム
の回転速度を通常の回転速度とした状態で転送速度を通
常の転送速度のn倍とする場合には、2n個となる。
【0102】さて、磁気テープ63に記録された記録デ
ータは記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・
62−n、・・・・62−2nによって順次再生され
る。この図2において図示せずも、各記録/再生ヘッド
62−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62
−2nは回転ドラム上に180度対向、且つ、各記録/
再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・
・・・62−2n間の間隔が均等になるように設ける。
この図2に示すように、記録系と再生系を1つのVTR
として構成する場合においては、記録、再生兼用の記録
/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、
・・・・62−2nを回転ドラム上に登載るか、或い
は、記録ヘッドと再生ヘッドを隣接して回転ドラムに登
載すれば良い。磁気テープ63の走行速度は上述と同様
に通常の走行速度のn倍、回転ドラムの回転数(磁気テ
ープ63と記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・
・・62−n、・・・・62−2nとの相対速度)を通
常のままとすることにより、転送速度を通常のn倍にす
ることができる。
【0103】記録/再生ヘッド62−1、62−2、・
・・・62−n、・・・・62−2nからの各再生信号
はロータリートランス61−1、61−2、・・・・6
1−n、・・・・61−2nを介してスイッチ60−
1、60−2、・・・・60−nの各一方または他方の
固定接点60aまたは60bに順次(再生された順序)
供給される。これらのスイッチ60−1、60−2、・
・・・60−nには記録時と同様にシステムコントロー
ラ74からのスイッチング信号SW1〜SW4が供給さ
れる。これによってスイッチ60−1、60−2、・・
・・60−nは可動接点60cを一方または他方の固定
接点60aまたは60bに接続する。
【0104】従って、順次再生された再生信号はスイッ
チ60−1、60−2、・・・・60−nの各一方また
は他方の固定接点60aまたは60b及び再生増幅回路
65−1、65−2、・・・・65−nを介してデータ
抽出回路66−1、66−2、・・・・66−nに順次
供給される。これらデータ抽出回路66−1、66−
2、・・・・66−nは再生増幅回路65−1、65−
2、・・・・65−nから供給される再生信号からクロ
ック信号を抽出し、抽出したクロック信号によって映像
及び音声信号を抽出する。データ抽出回路66−1、6
6−2、・・・・66−nにおいて抽出された映像及び
音声データはCHDEC(チャンネルデコーディング)
回路67−1、67−2、・・・・67−nに供給され
る。
【0105】チャンネルデコーディング回路67−1、
67−2、・・・・67−nは、データ抽出回路66−
1、66−2、・・・・66−nからの映像及び音声信
号(ディジタル変調されている)を復調し、元の映像及
び音声データを得、復調した映像及び音声データをエラ
ー訂正回路68−1、68−2、・・・・68−nに供
給する。
【0106】エラー訂正回路68−1、68−2、・・
・・68−nはチャンネルデコーディング回路67−
1、67−2、・・・・67−nから供給される映像及
び音声データに付加されているECCに基いて映像及び
音声データに対してエラー訂正処理を施し、エラー訂正
処理を施した映像及び音声データを時間軸圧縮回路69
−1、69−2、・・・・69−nに供給する。ここ
で、映像及び音声データに付加したECCを用いてエラ
ー訂正したときに、エラー訂正しきれないデータついて
は、エラー修整処理が施され、元のデータに最も近いデ
ータが復元される。
【0107】時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・
・・69−nは夫々デュアルポートメモリと、書き込み
/読み出し回路を有する。これら時間軸圧縮回路69−
1、69−2、・・・・69−nは、エラー訂正回路6
8−1、68−2、・・・・68−nからの映像及び音
声データをデュアルポートメモリに通常速度で書き込
み、デュアルポートメモリから通常速度のn倍の速度で
読み出しを行う。時間軸圧縮回路69−1、69−2、
・・・・69−nから通常速度のn倍の速度で読み出さ
れた映像及び音声データは、順次(時間軸圧縮回路69
−1、69−2、・・・・69−nの順序で)出力イン
ターフェース回路70に供給される。
【0108】出力インターフェース回路47は時間軸圧
縮回路69−1、69−2、・・・・69−nから順次
供給される映像及び音声データを伝送順に選択して出力
する。この出力は出力端子71から出力され、図1に示
した再生機21であれば映像及び音声データ71pとし
てデータコントローラ20に供給される。
【0109】ところで、記録機24の場合は、もし、記
録機24を送出システムにおける出力用とする場合は、
再生映像及び音声データが圧縮されたデータであると、
送出システムの次段(例えばカートシステムやマスタス
イッチャや送信機)で時間軸を伸長する回路を持たなけ
ればならなくなるので、次段の系を改造しないために
は、時間軸圧縮回路69−1、69−2、・・・・69
−nの出力を用いずに、エラー訂正回路68−1、68
−2、・・・・68−nの出力を用いるようにする必要
がある。
【0110】つまり、図2に示す構成を図1に示した記
録機24に適用する場合は、エラー訂正回路68−1、
68−2、・・・・68−nの出力端を図に示すよう
に、出力インターフェース回路72の入力端に接続し、
この出力インターフェース回路72によって元のデータ
に変換して出力するようにすれば良い。このようにすれ
ば、例えばこの出力インターフェース回路72の出力端
子72aにテレビジョンモニタ等を接続し、その管面に
映出された映像をモニタすることも可能となる。
【0111】73は図示せずも、例えば表示部及び操作
キー群を有する操作部である。この操作部73を操作す
るか、或いは、入力端子75を介して図1に示したシス
テムコントローラ33からの記録/再生制御信号がシス
テムコントローラ74に供給されることによって、シス
テムコントローラ74はシステムクロック/同期信号発
生回路76に制御信号を供給する。
【0112】これによってシステムクロック/同期信号
発生回路76は上述した入力インターフェース回路5
5、時間軸伸長回路56−1、56−2、・・・・56
−n、ECC付加回路57−1、57−2、・・・・5
7−n、チャンネルコーディング回路58−1、58−
2、・・・・58−n、データ抽出回路66−1、66
−2、・・・・66−n、チャンネルデコーディング回
路67−1、67−2、・・・・67−n、エラー訂正
回路68−1、68−2、・・・・68−n、時間軸圧
縮回路69−1、69−2、・・・・69−n、出力イ
ンターフェース回路70に夫々必要なシステムクロック
及び同期信号を供給する。
【0113】図2に示す構成では、記録/再生ヘッド6
2−1、62−2、・・・・62−n、・・・・62−
2nが180度対向なので、記録系、再生系共に回転ド
ラム半回転毎にスイッチングすることによって夫々の回
路系を半減している。
【0114】D.テープフォーマットと記録における動
作の説明(図3参照)
【0115】図3はテープフォーマットと、記録時のデ
ータフォーマットを説明するための説明図である。
【0116】この図3において、TPは磁気テープを示
し、Scはサブコードセクタ、Vsは映像セクタ、As
は音声セクタ、aはヘッド走査方向を夫々示す。また、
ABは音声ブロックを示し、Adは音声データ、Opは
外符号(アウターパリティ)、Ipは内符号(インナー
パリティ)を夫々示す。また、VBは映像ブロックを示
し、Vdは映像データを示す。また、ScBはサブコー
ドブロックを示し、Scdはサブコードデータを示す。
また、RDはデータ記録順序を示し、Adは音声デー
タ、Vdは映像データ、Scdはサブコードデータを夫
々示す。また、音声ブロックAB、映像ブロックVB及
びサブコードブロックScBに夫々添えられた矢印は夫
々再生順序を示し、記録順序RDに添えられた矢印は記
録順序を示す。
【0117】例えばこの例に示すように、1フレームを
10トラックで構成した場合、1つのトラックを音声セ
クタAs、映像セクタVs、サブコードセクタScで構
成するようにする。勿論、1フレームを構成するトラッ
ク数に制限はないので、コンポーネント或いはコンポジ
ット記録方式或いはこれらの方式で更に圧縮伸長処理を
行うディジタルVTRでも良い。
【0118】図1に示した再生機21でこの図3に示す
ようなフォーマットで映像、音声及びサブコードが記録
されているビデオ・テープ・カセットを再生した場合、
図2に示したチャンネルコーディング回路58−1、5
8−2、・・・・58−nによって音声ブロックAB、
映像ブロックVB、サブコードブロックScBが得られ
る。これらのデータは図2に示したエラー訂正回路68
−1、68−2、・・・・68−nにおいて、夫々先ず
内符号Ipを用いた内符号エラー訂正処理が施され、更
に外符号Opを用いた外符号エラー訂正処理が施され
る。
【0119】また、図1に示した記録機24で映像及び
音声データを記録する場合は、記録順序RDから分かる
ように、図2に示したECC付加回路57−1、57−
2、・・・・57−nによって音声データAd、映像デ
ータVd及びサブコードデータScdに順次外符号、内
符号が付加され、この後順次記録される。サブコードデ
ータScdは、既に説明したが、図1に示したサブコー
ド発生回路32がデータコントローラ20にサブコード
を供給することによって付加されるものである。
【0120】E.図2に示した記録/再生ヘッドに関す
る説明(図4参照)
【0121】次に、図4を参照して上記記録/再生ヘッ
ド62−1、62−2、・・・・62−nについて説明
する。
【0122】図4Aは回転ドラム上に記録/再生ヘッド
62−1、62−2、・・・・62−nを登載した例を
示し、図4Bは回転ドラム200の断面を示し、図4C
は回転ドラム200に登載した記録/再生ヘッド(記録
/再生ヘッド62−1を例として図示する)のリード角
を示し、図4Dは記録/再生ヘッドの通常のリード角を
示し、図4Eは本例による記録/再生ヘッドのリード角
を示している。
【0123】先ず、本例においては、図4Aに示すよう
に、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−8を、回転ドラム200上において、互いにその間
隔が均一、且つ、記録/再生ヘッド62−1及び62−
5、記録/再生ヘッド62−2及び62−6、記録/再
生ヘッド62−3及び62−7、記録/再生ヘッド62
−4及び62−8が対向するよう回転ドラム200に取
り付けられる。
【0124】次に、図4Bに示すように、回転ドラム2
00にはその上下に段差がつけられており、この段差部
分によって磁気テープ63が案内された場合に、記録/
再生ヘッド(記録/再生ヘッド62−1を例として図示
する)が意図したリード角で磁気テープ63を走査する
ようになっている。これを正面から見た図が図4Cであ
り、ここでリード角をθとする。
【0125】図4Dは通常のリード角θ1を示してい
る。通常のリード角θ1を設定した場合、磁気テープ6
3の走行を停止させた状態で記録/再生ヘッドを登載し
た回転ドラム200を1回転させると、記録/再生ヘッ
ドは、実線の矢印で示すように、トラックをその下から
上まで1回走査する。
【0126】図4Eは本例において設定するリード角の
一例であり、この図では通常の転送速度の4倍の転送速
度を得る場合のリード角θ2を示している。このリード
角θ2を設定した場合、磁気テープ63の走行を停止さ
せた状態で記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・
・・62−8を登載した回転ドラム200を回転させる
と、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−8は、実線の矢印で示すように、トラックT1、T
2、T3、T4を跨いで走査する。
【0127】この図4Eに示すように、通常の転送速度
の4倍の転送速度を得る場合は、リード角θ2を、記録
/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−8が
夫々1回の走査で4つのトラックを跨ぐリード角に設定
し、磁気テープ63の走行速度を通常の走行速度の4
倍、回転ドラム200の回転速度を通常の回転速度とす
れば良い。
【0128】磁気テープ63の走行を通常の走行速度の
4倍の走行速度で走行させ、回転ドラム200の回転速
度を通常の回転速度とした場合、トラックT1、T2、
T3、T4を走査する記録/再生ヘッド62−1、62
−2、・・・・62−8の走査軌跡が、磁気テープ63
を停止させているときよりも立ってくる。言い換えれ
ば、記録/再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−8の走査軌跡が磁気テープ63の下から上の場合、
磁気テープ63の下端と走査軌跡とでおりなす角度が大
となる。そして、記録/再生ヘッド62−1、62−
2、・・・・62−8の内の1つの記録/再生ヘッドに
ついて考えると、その1つの記録再生ヘッドは、トラッ
クT1、T2、T3、T4の内何れか1つのトラックT
1、T2、T3またはT4を、図4Dに示すように、回
転ドラム200が1回転する間に1回走査することにな
る。
【0129】以上の条件で通常の転送レートのn倍の転
送レートを得るためには、2×n個の記録/再生ヘッド
が必要となる。つまり、この例では、2×n個である。
ここでxを“2”としているのは、「通常のテープ走行
速度」(いわゆる1倍速等)を、回転ドラム上に180
度対向で記録/再生ヘッドが合計2個設けられている場
合に、回転ドラムがy回転する間に磁気テープ63上に
傾斜トラックが1フレーム分形成される時間と考える
と、同じ回転ドラムy回転の間で2×n個の記録/再生
ヘッドで1フレーム分の傾斜トラックを磁気テープ63
上に形成できるようにするためには、通常の走行速度の
n倍で磁気テープ63を走行させれば良いことになるか
らである。
【0130】例えばコンポーネントディジタルフォーマ
ット(D1フォーマット等)では、4つのヘッドを用い
て150回転/秒で回転ドラムを回転させ、1フィール
ドにつき10トラックの割合で傾斜トラックを形成する
いわゆるセグメント記録を行っている。従って、もし
も、このフォーマットでn倍速の転送速度を得る場合
は、回転ドラムの回転速度を通常のまま、磁気テープの
走行速度をn倍速とする場合には、ヘッドは4n個必要
となり、また、ヘッドを4つのままとし、磁気テープの
走行速度を通常のn倍の速度で走行させるのであれば、
回転ドラムの回転速度は通常の回転速度のn倍の回転速
度となり、4n個のヘッドを用いて転送速度を通常の転
送速度の1倍とするには、テープの走行速度を1倍速、
回転ドラムの回転速度を1倍速とし、4n個のヘッドを
用いて転送速度を通常の転送速度の1/n倍とするに
は、テープの走行速度を1倍速、回転ドラムの回転速度
を1/n倍速とする。勿論D2フォーマットや他のディ
ジタルフォーマットでも同様である。
【0131】この例では、記録増幅回路59−1、59
−2、・・・・59−nに順番にチャンネルコーディン
グ回路58−1、58−2、・・・・58−nから記録
すべき映像及び音声データが供給されるので、各記録/
再生ヘッド62−1、62−2、・・・・62−n、・
・・・62−2nは各記録増幅回路59−1、59−
2、・・・・59−nによって順次記録電流が供給され
ることになる。
【0132】尚、上述の例においては、回転ドラムに記
録再生兼用として2n個のヘッドを登載させ、回転ドラ
ムを通常の回転速度で回転させ、磁気テープ63を通常
の速度のn倍の速度で走行させて記録、再生するように
している場合について説明したが、回転ドラムを通常の
回転速度よりも高速に回転させて高速転送を行う方式、
更にヘッドの数を増やし、且つ、回転ドラムの回転速度
を高速にする方式を採用することもできる。従って、転
送速度を通常の転送速度のn倍にするために一義的に記
録/再生ヘッドの数を2n個とするわけではない。
【0133】ここで、得たい転送速度と、回転ドラムの
回転速度と、記録/再生ヘッドの数の関係をいくつかの
パターンを例にとり説明する。
【0134】先ず、前提として、記録/再生ヘッドは回
転ドラムに1つ或いは複数個回転ドラムの高さ方向に並
べて配置し、この高さ方向に並べて設けられた1つ或い
は複数の記録/再生ヘッドを1つの組としたとき、回転
ドラムに搭載する組がいくつであっても、組と組との間
は全て等間隔(或いは同じ角間隔)となるように取り付
けるものとする。また、リード角は、磁気テープ63の
停止時に回転ドラム200を1回転させる間に記録/再
生ヘッドが跨ぐトラック数が、通常のトラック数を基準
として設定されるものとする。ここで、通常のトラック
数とは、例えば磁気テープ63を停止させた状態で回転
ドラム200を1回転させたときに、1つのヘッドが走
査するトラックの数をいうものとする。
【0135】以上のことを前提にした上で、例えば通常
の転送速度の4倍の転送速度を得る場合における記録/
再生ヘッドの個数、磁気テープの走行速度、回転ドラム
の回転速度、磁気テープの走行が停止している状態で1
つの記録/再生ヘッドが跨ぐトラック数の関係を例とし
て示す。
【0136】 ヘッド個数 テープ走行速度 ドラム回転速度 テープ停止時に跨ぐトラック 8 4×通常速度 1×通常速度 4×m(mは通常の個数) 4 4×通常速度 2×通常速度 2×m 3 4×通常速度 8/3×通常速度 3/2×m 2 4×通常速度 4×通常速度 1×m
【0137】つまり、通常の転送速度を得るためのヘッ
ドの数をxとすると、ヘッドの数がxn、テープの走行
速度が通常の走行速度のn倍であれば回転ドラムの回転
速度は通常の回転速度で良いが、ヘッドの数が少なくな
ればその分だけ回転ドラムの回転速度を上げなければな
らない。従って、磁気テープ63を通常のn倍の速度で
走行させる場合には、回転ドラムの通常の回転速度に対
する倍率をd、ヘッドの数をhとした場合、hd=xn
となるように回転ドラムの通常の速度にたいする倍率
d、或いはヘッドの数hを設定し、更に、磁気テープの
走行を停止させた状態で記録/再生ヘッドが跨ぐ通常の
トラックの数のT倍、即ち、Td=nとなるリード角を
設定すれば良い。
【0138】以上の説明から分かるように、上述の例に
おいては、転送速度を通常の転送速度の4倍として説明
したが、転送速度を可変することも可能である。つま
り、オペレータが必要な転送速度を図1に示したシステ
ムコントローラ33の操作パネル33dの操作キーで指
定した転送速度とすることができる。
【0139】これには、予め多数の記録/再生ヘッドを
回転ドラムに搭載させ、指定された転送速度に応じて記
録/再生ヘッドの使用数を可変する方法が採用可能であ
る。ここでいう「使用数」とは、記録時においては、記
録電流が与えられるヘッドの数をいい、再生時において
は、再生信号が有効とされるヘッドの数をいう。勿論、
使用する記録/再生ヘッドの数や転送速度を可変するこ
とによって、使用しなくても済む回路もでてくるので、
使用する回路、使用しない回路を自動的に選択するよう
にする必要がある。この可変方法は、記録/再生ヘッド
を予め多数回転ドラムに搭載すると共に、リード角を変
えなければならない。何れにしても、このように転送速
度を可変するためには、回路のシステムクロックやリー
ド角もこれに連動して可変させるようにしなければなら
ないが、システムクロックは周知のVCO(電圧制御発
振器)や高い周波数の水晶発振器と分周器や低い周波数
の水晶発振器と逓倍器があれば容易に実現できる。
【0140】尚、リード角を可変させるためには、テー
プガイドの上下に段差を持たせ、少なくとも2つのテー
プガイドで磁気テープを案内するようにすると共に、こ
の2つのテープガイドの高さをモータによって可変する
ことによってリード角を可変することができる。 F.通常の4倍の転送速度での記録動作の説明(図5参
照) 次に、図5を参照して、図2に示した記録再生装置に通
常の転送速度4倍の速度で転送を行い、記録再生装置の
8つの記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−8で映像及び音声データを記録する場合の動作につ
いて説明する。説明を分かりやすくするために、図5に
示す信号の符号を図2にも示している。
【0141】55rは図2のデマルチプレクサ55の入
力(高速転送データ)、56I1〜56I4は図2の時
間軸伸長回路56−1〜56−4の入力、56O1〜5
6O4は図2の時間軸伸長回路56−1〜56−4の時
間軸伸長出力、59O1〜59O4は図2の記録増幅回
路59−1〜59−4の記録増幅出力、SW1〜SW4
は図2のスイッチ60−1〜60−4に供給されるシス
テムコントローラ74からのスイッチング信号、62p
1は図2の記録再生ヘッド62−1の記録信号、62r
5は図2の記録再生ヘッド62−5の記録信号である。
【0142】尚、記録再生ヘッド62−2、62−3、
・・・・62−4、62−6及び62−8の記録信号は
その図示を省略する。また、スイッチング信号SW1〜
SW4には、各スイッチング信号SW1〜SW4のハイ
レベル“1”及びローレベル“0”の状態によって選択
される記録再生ヘッド62−1、62−2、・・・・6
2−8を示すための番号“1”〜“8”を添えてある。
【0143】先ず、図2に示した入力インターフェース
回路55には、入力端子54を介して通常の転送速度の
4倍の転送速度の映像及び音声データ55rが供給され
る。図5において映像及び音声データ55rに夫々示す
符号T12D、T1D、T2D、・・・・T3Dは夫々
第12トラック、第1トラック、第2トラック、・・・
・第3トラックの構成データを夫々示す。
【0144】この映像及び音声データ55rがデマルチ
プレクサ55に供給されると、このでデマルチプレクサ
55によってトラック毎に分割される。分割された映像
及び音声データは図5に示すように、映像及び音声デー
タ56I1、56I2、56I3及び56I4となり、
時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56
−4の入力となる。
【0145】時間軸伸長回路56−1の入力としての映
像及び音声データ56I1は斜線で示すように、各フレ
ーム毎に、第1トラックT1D、第5トラックT5D、
第9トラックT9Dといったデータとなり、時間軸伸長
回路56−2の入力としての映像及び音声データ56I
2はドットで示すように、各フレーム毎に、第2トラッ
クT2D、第6トラックT6D、第10トラックT10
Dといったデータとなり、時間軸伸長回路56−3の入
力としての映像及び音声データ56I3は映像及び音声
データ56I1とは逆の斜線で示すように、各フレーム
毎に、第3トラックT3D、第7トラックT7D、第1
1トラックT11Dといったデータとなり、時間軸伸長
回路56−4の入力としての映像及び音声データ56I
4は白塗り(模様なしの意味)で示すように、各フレー
ム毎に、第4トラックT4D、第8トラックT8D、第
12トラックT12Dといったデータとなる。つまり、
出力タイミングで見ると、第1トラックT1D、第2ト
ラックT2D、第3トラックT3D、第4トラックT4
D、第5トラックT5D、第6トラックT7D、・・・
・第11トラックT11D、第12トラックT12Dの
順序で出力され、この順序で時間軸伸長回路56−1、
56−2、56−3及び56−4に順次供給される。
【0146】そして、各時間軸伸長回路56−1、56
−2、56−3及び56−4に供給された映像及び音声
データ56I1、56I2、56I3及び56I4は、
時間軸伸長回路56−1、56−2、56−3及び56
−4の時間軸伸長出力56O1、56O2、56O3及
び56O4のように、時間軸が伸長される。例えば、時
間軸伸長回路56−1の入力である映像及び音声データ
56I1の第1トラック、第5トラック、第9トラック
の映像及び音声データT1D、T5D、T9Dは、実線
の矢印で示すように、時間的に4倍の長さに伸長され
る。他の映像及び音声データ56I2、56I3及び5
6I4も同様である。
【0147】時間軸伸長回路56−1、56−2、56
−3及び56−4の各時間軸伸長出力56O1、56O
2、56O3及び56O4は夫々ECC付加回路57−
1、57−2、57−3及び57−4でECCが付加さ
れ、更にチャンネルコーディング回路58−1、58−
2、58−3及び58−4においてディジタル変調さ
れ、記録増幅回路59−1、59−2、59−3及び5
9−4に供給されて記録増幅される。
【0148】この記録増幅回路59−1、59−2、5
9−3及び59−4の出力59O1、59O2、59O
3及び59O4は、時間軸伸長出力56O1、56O
2、56O3及び56O4よりも遅延している。この遅
延時間はECC付加回路57−1、57−2、57−3
及び57−4並びにチャンネルコーディング回路58−
1、58−2、58−3及び58−4での処理によるも
のである。例えば、時間軸伸長回路56−1の出力56
O1の内、第1トラックT1Dの時間軸伸長出力56O
1は、実線の矢印で示すように、この斜線部分から記録
増幅回路59−1の出力59O1の斜線部分となる。従
って、各映像及び音声データに対する遅延時間は図中符
号RDで示す時間となる。
【0149】さて、記録増幅回路59−1、59−2、
59−3及び59−4から出力された映像及び音声信号
(電流信号)59O1、59O2、59O3及び59O
4は、スイッチ60−1、60−2、60−3及び60
−4の各可動接点60cに夫々供給される。ここで、注
意しなければならないのは、この例では、通常の転送速
度の4倍の転送速度を得る場合について説明しているの
で、記録再生ヘッドは2×n、つまり、8個必要とする
ことである。
【0150】従って、この例では、スイッチ60−1の
一方の固定接点60aをロータリートランス61−1の
1次側に接続し、スイッチ60−1の他方の固定接点6
0bをロータリートランス61−5の1次側に接続し、
スイッチ60−2の一方の固定接点60aをロータリー
トランス61−2の1次側に接続し、スイッチ60−2
の他方の固定接点60bをロータリートランス61−6
の1次側に接続し、スイッチ60−3の一方の固定接点
60aをロータリートランス61−3の1次側に接続
し、スイッチ60−3の他方の固定接点60bをロータ
リートランス61−7の1次側に接続し、スイッチ60
−4の一方の固定接点60aをロータリートランス61
−4の1次側に接続し、スイッチ60−4の他方の固定
接点60bをロータリートランス61−8の1次側に接
続していることになる。
【0151】システムコントローラ74からスイッチ6
0−1に供給されるスイッチング信号SW1がハイレベ
ル“1”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを
一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場
合はスイッチ60−1は可動接点60cを他方の固定接
点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW1
上に示すように、記録増幅回路59−1から出力される
第1トラックの映像及び音声データT1Dは記録再生ヘ
ッド62−1によって磁気テープ63上に傾斜トラック
を形成するように記録され、記録増幅回路59−1から
出力される第5トラックの映像及び音声データT5Dは
記録再生ヘッド62−5によって磁気テープ63上に傾
斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路5
9−1から出力される第9トラックの映像及び音声デー
タT9Dは記録再生ヘッド62−1によって磁気テープ
63上に傾斜トラックを形成するように記録される(こ
れについては図示せず)。
【0152】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−2に供給されるスイッチング信号SW2がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−2は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW2上に示すように、記録増幅回路59−2から
出力される第2トラックの映像及び音声データT2Dは
記録再生ヘッド62−2によって磁気テープ63上に傾
斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路5
9−2から出力される第6トラックの映像及び音声デー
タT6Dは記録再生ヘッド62−6によって磁気テープ
63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録
増幅回路59−2から出力される第10トラックの映像
及び音声データT10Dは記録再生ヘッド62−2によ
って磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように
記録される(これについては図示せず)。
【0153】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−3に供給されるスイッチング信号SW3がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−3は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW3上に示すように、記録増幅回路59−3から
出力される第3トラックの映像及び音声データT3Dは
記録再生ヘッド62−3によって磁気テープ63上に傾
斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路5
9−3から出力される第7トラックの映像及び音声デー
タT7Dは記録再生ヘッド62−7によって磁気テープ
63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録
増幅回路59−3から出力される第11トラックの映像
及び音声データT11Dは記録再生ヘッド62−3によ
って磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように
記録される(これについては図示せず)。
【0154】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−4に供給されるスイッチング信号SW4がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−4は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW4上に示すように、記録増幅回路59−4から
出力される第4トラックの映像及び音声データT4Dは
記録再生ヘッド62−4によって磁気テープ63上に傾
斜トラックを形成するように記録され、記録増幅回路5
9−4から出力される第8トラックの映像及び音声デー
タT8Dは記録再生ヘッド62−8によって磁気テープ
63上に傾斜トラックを形成するように記録され、記録
増幅回路59−4から出力される第12トラックの映像
及び音声データT12Dは記録再生ヘッド62−4によ
って磁気テープ63上に傾斜トラックを形成するように
記録される(これについては図示せず)。つまり、図5
に示すように、各記録再生ヘッド62−1、62−2、
・・・・62−8によって映像及び音声信号62r1、
62r2、・・・・62r8が記録される。
【0155】G.通常の4倍の転送速度での再生動作の
説明(図6参照) 次に、図6を参照して図2に示した高速記録再生VTR
で磁気テープ63を再生する場合の動作について説明す
る。ここで再生される磁気テープは、例えば、通常の転
送速度で供給された信号を2個のヘッドで通常の速度で
記録したものとする。この図6においては、図2に示し
た高速記録再生VTRの8つの記録再生ヘッド62−
1、・・・・62−8で映像及び音声データを再生し、
通常の転送速度の4倍の転送速度で再生データを転送す
る場合の動作について説明する。説明を分かりやすくす
るために、図6に示す信号の符号を図2にも示してい
る。
【0156】図6において、62p1は図2に示した記
録再生ヘッド62−1で再生された再生信号、62p5
は図2に示した記録再生ヘッド62−5で再生された再
生信号(尚、62p2〜62p4、62p6〜62p8
については図示を省略する)、SW1、SW2、SW3
及びSW4は夫々システムコントローラ50からのスイ
ッチング信号、65I1、65I2、65I3及び65
I4は夫々再生増幅回路65−1、65−2、65−3
及び65−4の各入力、69I1、69I2、69I3
及び69I4は夫々時間軸圧縮回路69−1、69−
2、69−3及び69−4の入力、69O1、69O
2、69O3及び69O4は夫々時間軸圧縮回路69−
1、69−2、69−3及び69−4の各時間軸圧縮出
力、71pはマルチプレクサ70の出力である。
【0157】ここで、注意しなければならないのは、こ
の例では、図5と同様に通常の転送速度の4倍の転送速
度を得る場合について説明しているので、記録再生ヘッ
ドは2×n、つまり、8個必要とすることである。従っ
て、この例では、スイッチ60−1の一方の固定接点6
0aをロータリートランス61−1の1次側に接続し、
スイッチ60−1の他方の固定接点60bをロータリー
トランス61−5の1次側に接続し、スイッチ60−2
の一方の固定接点60aをロータリートランス61−2
の1次側に接続し、スイッチ60−2の他方の固定接点
60bをロータリートランス61−6の1次側に接続
し、スイッチ60−3の一方の固定接点60aをロータ
リートランス61−3の1次側に接続し、スイッチ60
−3の他方の固定接点60bをロータリートランス61
−7の1次側に接続し、スイッチ60−4の一方の固定
接点60aをロータリートランス61−4の1次側に接
続し、スイッチ60−4の他方の固定接点60bをロー
タリートランス61−8の1次側に接続していることに
なる。
【0158】システムコントローラ74からスイッチ6
0−1に供給されるスイッチング信号SW1がハイレベ
ル“1”の場合はスイッチ60−1は可動接点60cを
一方の固定接点60aに接続し、ローレベル“0”の場
合はスイッチ60−1は可動接点60cを他方の固定接
点60bに接続する。従って、スイッチング信号SW1
上に添えた数字“1”及び“5”で示すように、スイッ
チング信号SW1がハイレベル“1”のときは記録再生
ヘッド62−1からの再生信号62p1が再生増幅回路
65−1に供給され、スイッチング信号SW1がローレ
ベル“0”のときは記録再生ヘッド62−5からの再生
信号62p5が再生増幅回路65−1に供給される。
【0159】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−2に供給されるスイッチング信号SW2がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−2は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−2は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW2上に添えた数字“2”及び“6”で示すよう
に、スイッチング信号SW2がハイレベル“1”のとき
は記録再生ヘッド62−2からの再生信号62p2が再
生増幅回路65−2に供給され、スイッチング信号SW
2がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド62−6
からの再生信号62p6が再生増幅回路65−2に供給
される。
【0160】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−3に供給されるスイッチング信号SW3がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−3は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−3は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW3上に添えた数字“3”及び“7”で示すよう
に、スイッチング信号SW3がハイレベル“1”のとき
は記録再生ヘッド62−3からの再生信号62p3が再
生増幅回路65−3に供給され、スイッチング信号SW
3がローレベル“0”のときは記録再生ヘッド62−7
からの再生信号62p7が再生増幅回路65−3に供給
される。
【0161】次に、システムコントローラ74からスイ
ッチ60−4に供給されるスイッチング信号SW4がハ
イレベル“1”の場合はスイッチ60−4は可動接点6
0cを一方の固定接点60aに接続し、ローレベル
“0”の場合はスイッチ60−4は可動接点60cを他
方の固定接点60bに接続する。従って、スイッチング
信号SW4上に添えた数字“4”及び“8”で示すよう
に、スイッチング信号SW4がハイレベル“1”のとき
は記録再生ヘッド62−4からの再生信号62p4が再
生信号65I1として再生増幅回路65−4に供給さ
れ、スイッチング信号SW4がローレベル“0”のとき
は記録再生ヘッド40−8からの再生信号48p8が再
生信号65I1として再生増幅回路65−4に供給され
る。
【0162】図6に示すように、再生信号65I1、6
5I2、65I3及び65I4は再生増幅回路65−1
〜65−4に夫々供給され、これら再生増幅回路65−
1〜65−4において再生増幅された後に出力され、夫
々データ抽出回路66−1〜66−4に供給され、この
データ抽出回路66−1〜66−4においてクロック信
号が再生され、再生されたクロック信号でデータが抽出
される。これらデータ抽出回路66−1〜66−4から
の映像及び音声信号は夫々チャンネルデコーディング回
路67−1〜67−4に順次供給され、このチャンネル
デコーディング回路67−1〜67−4において復調さ
れ、元の映像及び音声データにされ、次段のエラー訂正
回路68−1〜68−nに夫々供給され、上述したよう
にエラー訂正処理が施される。
【0163】エラー訂正処理が施された映像及び音声デ
ータは夫々時間軸圧縮回路69−1〜69−4に供給さ
れる。この時間軸圧縮回路69−1〜69−4の入力6
9I1、69I2、69I3及び69I4は図5に示し
ている。
【0164】例えば図6において、この例では、スイッ
チング信号SW1が“5”を示すローレベル“0”のと
きに記録再生ヘッド62−5からの再生信号62p5
と、再生増幅回路65−1に供給される時点の再生信号
65I1とのずれはなく、同様に、スイッチング信号S
W1が“1”を示すハイレベル“1”のときに記録再生
ヘッド62−1からの再生信号62p1と、再生増幅回
路65−1に供給される時点の再生信号65I1とのず
れはない。
【0165】しかしながら、時間軸圧縮回路69−1〜
69−4に供給される時点においては、例えば時間軸圧
縮回路69−1入力69I1から実線の矢印で示すよう
に、ある遅延を持つ。この遅延時間は、チャンネルデコ
ーディング回路67−1〜67−4及びエラー訂正回路
68−1〜68−4での処理時間によるものであり、図
中に示す時間PDはその遅延時間を示している。
【0166】時間軸圧縮回路69−1〜69−4に夫々
供給される映像及び音声データ69I1〜69I4は、
この時間軸圧縮回路69−1〜69−4のデュアルポー
トメモリに一旦書き込まれ、この後、書き込み速度の4
倍の速度で読み出されることにより、時間軸が1/4に
圧縮される。この圧縮映像及び音声データ69O1〜6
9O4は順次出力インターフェース回路70に供給され
る。出力インターフェース回路70に供給された圧縮映
像及び音声データ69O1〜69O4はシリアルデータ
に変換され、高速映像及び音声データ71pとして出力
端子71から出力される。
【0167】この図6から分かるように、斜線で示す圧
縮映像及び音声データ69O1は第1トラック対応デー
タT1D、第5トラック対応データT5D及び第9トラ
ック対応データT9Dからなり、ドットで示す圧縮映像
及び音声データ69O2は第2トラック対応データT2
D、第6トラック対応データT6D及び第10トラック
対応データT10Dからなり、圧縮映像及び音声データ
69O1とは逆の斜線で示す圧縮映像及び音声データ6
9O3は第3トラック対応データT3D、第7トラック
対応データT7D及び第11トラック対応データT11
Dからなり、白抜き(模様がないことを示す)圧縮映像
及び音声データ69O4は第4トラック対応データT4
D、第8トラック対応データT8D及び第12トラック
対応データT12Dからなる。
【0168】H.図1の入力部25の内部構成例及びそ
の動作の説明(図7参照)
【0169】図7は図1に示した記録再生装置の入力部
25の内部構成例を示す構成図である。この図7におい
て入力端子26〜29は図1に示した記録再生装置の入
力部25の説明と同様である。85は入力端子26を介
して供給されるディジタル映像データ用の映像入力回路
(ディジタルインターフェース回路)、86は入力端子
27を介して供給されるアナログ映像信号用をディジタ
ル映像データに変換するためのA−Dコンバータを有す
る映像A−D入力回路、87は入力端子28を介して供
給されるディジタル音声データ用の音声入力回路(ディ
ジタルインターフェース回路)、88は入力端子29を
介して供給されるアナログ音声信号をディジタル音声デ
ータに変換するためのA−Dコンバータを有する音声A
−D入力回路である。
【0170】89は映像入力回路85或いは映像A−D
入力回路86からのディジタル映像データに圧縮符号処
理を施す圧縮符号化回路、90は圧縮符号化回路89か
らの圧縮符号化されたディジタル映像データと、音声入
力回路87或いは音声A−D入力回路88からのディジ
タル音声データを混合する映像/音声混合回路である。
【0171】ここで、圧縮符号化回路89においては、
例えばDCT(離散コサイン変換)、ランレングスやハ
フマン等の可変長符号化、ADRC(アダプティブ・ダ
イナミック・レンジ・コーディング)、ウエーブレット
変換等の各種圧縮符号化処理が行われる。尚、図1に示
した記録機24において圧縮符号化処理を行うようにす
る場合において、この入力部25を介してデータコント
ローラ20に供給される映像及び音声データを記録機2
4に供給する場合には、圧縮符号化回路89をバイパス
させるようにしても良い。バイパスを行うようにする場
合は、例えば図5に示す映像入力回路85及び映像A−
D入力回路86の各出力端を一方のスイッチの一方の固
定接点及び他方の固定接点に接続し、この一方のスイッ
チの可動接点を他方のスイッチの一方の固定接点に接続
し、この他方のスイッチの他方の固定接点を圧縮符号化
回路89の出力端に接続し、この他方のスイッチの可動
接点を映像/音声混合回路90の入力端に接続し、一方
及び他方のスイッチの制御を図1に示したシステムコン
トローラ33で行えば良い。
【0172】次に、動作について説明する。入力端子2
6を介して供給されるディジタル映像データは映像入力
回路85で受け付けられる。また、入力端子27を介し
て供給されるアナログ映像信号は映像A−D入力回路8
6においてディジタル映像データに変換される。映像入
力回路85または映像A−D入力回路86からのディジ
タル映像データは圧縮符号化回路89に供給される。圧
縮符号化回路89に供給されたディジタル映像データ
は、この圧縮符号化回路89において上述したような各
種圧縮処理が施された後に映像/音声混合回路90に供
給される。
【0173】入力端子28を介して供給されるディジタ
ル音声データは音声入力回路87で受け付けられる。ま
た、入力端子29を介して供給されるアナログ音声信号
は音声A−D入力回路88においてディジタル音声デー
タに変換される。音声入力回路87または音声A−D入
力回路88からのディジタル音声データは映像/音声混
合回路90に供給される。映像/音声混合回路90に供
給されるディジタル映像及び音声データはこの映像/音
声混合回路90において入力端子92を介して図1に示
したサブコード発生回路56からのサブコードデータと
混合された後に出力端子91を介して図1に示したデー
タコントローラ20に供給される。
【0174】I.図1の再生出力部36、41、49、
記録モニタ出力部44の内部構成及びその動作説明(図
8参照)
【0175】図8は図1に示した記録再生装置の再生出
力部36、41、49、記録モニタ出力部44の内部構
成例を示す構成図である。この図8においては図1に示
したこれらの回路に対して1つの構成例しか示していな
いが、用途は異なるものの、その構成が同一なので1つ
の構成で説明する。
【0176】図8において100は図1に示した記録再
生装置のデータコントローラ20からの映像及び音声デ
ータが供給される入力端子、101は図1に示したデー
タコントローラ20に対してこの図8に示す再生出力部
36、41、49、記録モニタ出力部44からの出力が
供給される出力端子である。102は入力端子100を
介して図1に示したデータコントローラ20から供給さ
れるディジタル映像及び音声データを映像データと音声
データとに分離する映像音声分離回路、103は映像音
声分離回路102からの圧縮されているディジタル映像
データを復号する圧縮復号化回路、104は圧縮復号化
回路103からの復号ディジタル映像データを外部に供
給するための映像出力回路(ディジタルインターフェー
ス回路)、106は圧縮復号回路103からの復号ディ
ジタル映像データをアナログ映像信号に変換するための
D−A変換回路、108は映像音声分離回路102から
のディジタル音声データを出力するための音声出力回路
(ディジタルインターフェース回路)、110は映像音
声分離回路102からのディジタル音声データをアナロ
グ音声信号に変換するためのD−A変換回路である。
【0177】ここで、図8に示す映像出力回路104の
出力端子105、D−A変換回路106の出力端子10
7、音声出力回路108の出力端子109、D−A変換
回路110の出力端子111と、図1に示した再生出力
部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力
端子との対応について説明する。
【0178】図1に示した再生出力部36、41、49
及び記録モニタ出力部44の各出力端子37、65、5
0及び45は図8に示す出力端子105に対応し、図1
に示した再生出力部36、41、49及び記録モニタ出
力部44の各出力端子38、66、51及び46は図8
に示す出力端子107に対応し、図1に示した再生出力
部36、41、49及び記録モニタ出力部44の各出力
端子39、44、52及び47は図8に示す出力端子1
09に対応し、図1に示した再生出力部36、41、4
9及び記録モニタ出力部44の各出力端子40、45、
53及び48は図8に示す出力端子111に対応する。
【0179】次に、動作について説明する。図1に示し
たデータコントローラ20からのディジタル映像及び音
声データが入力端子100を介して映像音声分離回路1
02に供給され、この映像音声分離回路102において
映像データと音声データに分離され、ディジタル映像デ
ータは圧縮復号回路103に、ディジタル音声データは
音声出力回路108及びD−A変換回路110に夫々供
給される。圧縮復号回路103に供給されたディジタル
映像データは、この圧縮復号回路103において上述し
たような圧縮符号化処理の逆、例えばIDCT(逆離散
コサイン変換)、ランレングスやハフマン等の可変長符
号化により符号化されたデータの復号化、ADRCによ
って符号化されたデータの復号化、ウエーブレット変換
によって符号化されたデータの復号化等の処理が施され
る。
【0180】この圧縮復号回路103によって復号化さ
れたディジタル映像データは映像出力回路104及びD
−A変換回路106に夫々供給される。映像出力回路1
04に供給されたディジタル映像データは、この映像出
力回路104によって出力端子105を介して例えば図
示しない編集機やDME(ディジタル・マルチ・エフェ
クタ)等に供給される。
【0181】J.図1のデータコントローラ20の内部
構成及びその動作の説明(図9参照)
【0182】図9は図1に示したデータコントローラ2
0の内部構成を示す構成図である。この図9に示す構成
は、図1に示した再生機21が、通常の再生速度の3倍
の再生速度で再生し、記録機24が、通常の記録速度の
3倍の記録速度で記録する場合の構成である。
【0183】図において120、121及び122は図
1に示した再生機21からの通常の転送速度の3倍の転
送速度の再生映像及び音声データが供給される入力端子
である。再生系123はこの入力端子120、121及
び122を介して供給される通常の転送速度の3倍の転
送速度の再生映像及び音声データを再生処理し、処理し
た再生映像及び音声データをバス124(アドレス、デ
ータ及びコントロールバスからなる)に供給する。
【0184】128は記録系であり、この記録系128
はバス124を介して供給されるデータに記録のための
処理を施し、この記録のための処理を施したデータを出
力端子125、126及び127から出力する。129
は外部同期入力端子、132は外部入力端子である。図
1に示したシステムコントローラ33から供給される外
部同期信号は、この外部同期入力端子129を介して入
出力制御回路130に供給される。一方、図1に示した
システムコントローラ33から供給される外部入力デー
タは、この外部入力端子132を介してバッファ131
に供給される。
【0185】入出力制御回路130は外部同期入力端子
129を介して供給される外部同期信号に基いてバッフ
ァ131、133及び135を夫々制御する。バッファ
131は入力端子132を介して供給される外部入力デ
ータを、入出力制御回路130からの制御信号に基いて
記憶、或いは記憶した外部入力データを、入出力制御回
路130からの制御信号に基いて出力する。バッファ1
31から出力されたデータはバス150を介してバッフ
ァ133及び135に夫々供給される。バッファ133
及び135は、入出力制御回路130からの制御信号に
基いてバス150を介してバッファ131、記録系12
8或いは後述するディスクアレイコントローラ138か
ら供給されるデータを記憶、或いは記憶したデータを入
出力制御回路130からの制御信号に基いて出力端子1
34及び136から夫々再生データP1及びP2として
出力する。
【0186】バス150はディスクアレイコントローラ
138にも接続している。このディスクアレイコントロ
ーラ138に、後述する内部のスイッチをスイッチング
するためのスイッチング制御信号を供給するためのバス
137を接続し、このディスクアレイコントローラ13
8の入出力端をバス124に接続する。
【0187】従って、この図9に示す構成では、再生系
123で再生処理したデータをバス124を介して記録
系128に供給して記録処理し、図1に示した記録機2
4に記録処理したデータを供給して記録する処理、再生
系で再生処理したデータをバス124を介してディスク
アレイコントローラ138に供給して記録する処理、デ
ィスクアレイコントローラ138の再生データをバス1
50並びにバッファ133や135を介して出力する処
理、ディスクアレイコントローラ138の再生データを
バス150を介して記録系128に供給し、この記録系
128で記録処理を施し、この記録処理を施したデータ
を図1に示した記録機24に供給して記録する処理が可
能となる。
【0188】K.図9のデータコントローラ20の再生
系123の内部構成及びその動作の説明(図10参照)
【0189】図10は図9のデータコントローラ20の
再生系123の内部構成例を示す構成図である。この図
10において、図9と対応する部分には同一符号を付
し、その詳細説明を省略する。
【0190】140、141及び142は、夫々入力端
子120、121及び122を介して夫々供給される再
生データを夫々受け付ける入力回路である。これら入力
回路140、141及び142の出力はマルチプレクサ
143に供給される。マルチプレクサ143は、再生タ
イミング制御回路149からの制御信号に基いて、入力
回路140、141及び142からの出力を1つの出力
として出力する。この出力はバッファ144に供給され
る。バッファ144は再生タイミング制御回路149か
らの制御信号に基いてマルチプレクサ143からの出力
を記憶し、記憶したデータを再生タイミング制御回路1
49からの制御信号に基いて出力する。
【0191】この出力はデマルチプレクサ145に供給
される。デマルチプレクサ145はバッファ144から
の出力を、再生タイミング制御回路149からの制御信
号に基いて分割し、分割して得たデータを第1、第2及
び第3キャッシュ146、147及び148に夫々供給
する。本例においては、第1、第2及び第3キャッシュ
146、147及び148を夫々デュアルポートメモリ
等で構成すると共に、例えばその容量を16フレーム分
とする。
【0192】尚、この例では、図1に示した再生機21
の再生速度を通常の再生速度の3倍としているので、使
用するキャッシュも3つとなる。これら第1、第2及び
第3キャッシュ146、147及び148は再生タイミ
ング制御回路149からの制御信号に基いて保持してい
るデータをバス124に供給する。
【0193】また、再生タイミング制御回路149はバ
ス124を介して供給されるディスクアレイコントロー
ラ138からの制御信号に基いて上述した各部に対して
制御信号を供給する。
【0194】尚、図10に示す入力端子140、141
及び142を図2に示した高速記録再生VTRの時間軸
圧縮回路69−1、69−2、・・・・69−nの出力
端に接続すれば良い。ところで、図10においては、3
つの入力端子120、121及び122を用いた場合を
示しているが、図2に示した高速記録再生VTRの出力
をnチャンネル、図10に示す入力をnチャンネルと
し、図1に示したシステムコントローラ33の制御に応
じて、マルチプレクサ143及びデマルチプレクサ14
5が夫々使用チャンネルに対応した動作を行うようにで
きる。
【0195】L.図9のデータコントローラ20の記録
系128の内部構成及びその動作の説明(図11参照)
【0196】図11は図9に示したデータコントローラ
20の記録系128の内部構成を示す構成図である。図
において図9と対応する部分には同一符号を付し、その
詳細説明を省略する。
【0197】バス124を介して再生系123或いはデ
ィスクアレイコントローラ138から供給されるデータ
は第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び1
48に夫々供給される。第1、第2及び第3キャッシュ
はバス124を介して供給されるデータを記録タイミン
グ制御回路167からの制御信号に基いて記憶する。そ
してこれら第1、第2及び第3キャッシュは記憶したデ
ータを、記録タイミング制御回路167からの制御信号
に基いて読み出し、読み出したデータを夫々バス160
に出力する。
【0198】バス160に出力されたデータはマルチプ
レクサ161に供給される。マルチプレクサ161は、
バス160を介して第1、第2及び第3キャッシュ14
6、147及び148から供給されるデータを、記録タ
イミング制御回路167からの制御信号に基いて、1系
統で出力する。マルチプレクサ161の出力はバッファ
162に供給される。バッファ162はマルチプレクサ
161の出力を、記録タイミング制御回路167からの
制御信号に基いて記憶し、記憶したデータを、記録タイ
ミング制御回路167からの制御信号に基いて出力す
る。
【0199】このバッファ162の出力は、デマルチプ
レクサ163に供給される。デマルチプレクサ163
は、バッファ162の出力を分割して3系統で出力す
る。デマルチプレクサ163の3つの出力は、夫々出力
回路164、165及び166に供給されて出力処理さ
れる。これら出力回路164、165及び166で出力
処理されたデータは出力端子125、126及び127
から出力され、図1に示した記録機24に供給される。
尚、この例では、記録機24が、通常の記録速度の3倍
の記録速度で、データを記録することができる場合とし
ているので、出力は3系統となる。
【0200】尚、図11に示す出力端子125、126
及び127を図2に示した高速記録再生VTRの時間軸
伸長回路56−1、56−2、・・・・56−nの入力
端に接続すれば良い。ところで、図11においては、3
つの出力端子125、126及び127を用いた場合を
示しているが、図2に示した高速記録再生VTRの入力
をnチャンネル、図11に示す出力をnチャンネルと
し、図1に示したシステムコントローラ33の制御に応
じて、マルチプレクサ161及びデマルチプレクサ16
3が夫々使用チャンネルに対応した動作を行うようにで
きる。
【0201】M.図9のディスクアレイコントローラ1
38の内部構成及びその動作の説明(図12参照)
【0202】図12は図9に示したディスクアレイコン
トローラ138の内部構成を示す構成図である。この図
において、図9と対応する部分には同一符号を付し、そ
の詳細説明を省略する。
【0203】図において、171は制御部で、この制御
部171は、バス170を介して、後述するスイッチS
1、S2、・・・・S8、S11、S12、・・・・S
18、S21、S22、・・・・S28、172、17
4、176、178、180、182、184及び18
6に、スイッチング制御信号を供給し、これらの切り換
えを制御する。そして、この制御部171は、バス15
0を介して、図9に示した入出力制御部130や図11
に示した記録タイミング制御回路167に制御信号を供
給してこれらの制御を行う。
【0204】また、この制御部171は、後述するバス
170を介して、後述するバッファBF1〜BF8、B
F11〜BF18、BF21〜BF28に書き込み/読
み出し信号を供給すると共に、後述するスイッチS1〜
S8、S11〜S18、S21〜S28並びにスイッチ
172、174、176、178、180、182、1
84及び186に夫々スイッチング制御信号を供給す
る。
【0205】また、制御部171は、ディスクドライブ
22、23、30、31、34、35、42及び43の
各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC
8のどのアドレスからどの素材が記録されているかを示
すテーブルを有する。つまり、ディスクDISC1〜D
ISC8に再生機21から、或いは外部からの素材デー
タを、例えば3フレーム分ずつ巡回して記録した後に、
この素材に続けて再生機21から、或いは外部からの別
の素材データを、例えば3フレームずつ巡回して記録す
る場合、最初に記録した素材の最後のアドレス(或いは
ディスク番号とそのアドレス)が記憶されていないと、
次に続けて素材データを記録することができない。ま
た、次に続けて素材データを記録した場合に、その素材
データを再生することができない。
【0206】従って、本例においては、少なくとも素材
単位(或いは記録開始して記録停止するまでの単位)の
開始アドレスと、終了アドレスからなる、または開始ア
ドレスと素材単位容量からなるテーブルと、各素材を関
連づけるテーブルを、素材の記録時に制御部171にお
いて生成するようにする。従って、ディスクDISC1
〜DISC8の各先頭アドレスから夫々所定長だけ素材
1が記録されている場合に、その素材1に続けて素材2
を、ディスクDISC1〜DISC8の各素材1の最後
の部分の次のアドレスから所定長だけ記録することがで
きると共に、素材1、素材2の順に再生を行わなくと
も、最初から素材2を再生することができる。
【0207】ここで接続の説明を行う。スイッチS1、
S2、・・・・S8の一方の接点を互いに接続すると共
に、スイッチS8の一方の接点を第1キャッシュ146
の入力端に接続する。そして、スイッチS1の他方の接
点をバッファBF1を介してスイッチ172の固定接点
aに接続し、スイッチS2の他方の接点をバッファBF
2を介してスイッチ174の固定接点aに接続し、スイ
ッチS3の他方の接点をバッファBF3を介してスイッ
チ176の固定接点aに接続し、スイッチS4の他方の
接点をバッファBF4を介してスイッチ178の固定接
点aに接続し、スイッチS5の他方の接点をバッファB
F5を介してスイッチ180の固定接点aに接続し、ス
イッチS6の他方の接点をバッファBF6を介してスイ
ッチ182の固定接点aに接続し、スイッチS7の他方
の接点をバッファBF7を介してスイッチ184の固定
接点aに接続し、スイッチS8の他方の接点をバッファ
BF8を介してスイッチ186の固定接点aに接続す
る。
【0208】つまり、第1キャッシュ146に接続され
ている系は、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクからデータを読み出す場合におい
ては、スイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186の各接点aを介して供給
されるデータを、夫々バッファBF1、BF2、・・・
・BF8並びにスイッチS1、S2、・・・・S8を介
して第1キャッシュ146に供給する。
【0209】そして、第1キャッシュ146が記憶して
いるデータを、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクに記録する場合においては、第1
キャッシュ146からのデータを、スイッチS1、S
2、・・・・S8、バッファBF1、BF2、・・・・
BF8並びにスイッチ172、174、176、17
8、180、182、184及び186の各接点aを介
して、図1に示したディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43に夫々供給する。
【0210】また、スイッチS11、S12、・・・・
S18の一方の接点を互いに接続すると共に、スイッチ
S18の一方の接点を第2キャッシュ147の入力端に
接続する。そして、スイッチS11の他方の接点をバッ
ファBF11を介してスイッチ172の固定接点bに接
続し、スイッチS12の他方の接点をバッファBF12
を介してスイッチ174の固定接点bに接続し、スイッ
チS13の他方の接点をバッファBF13を介してスイ
ッチ176の固定接点bに接続し、スイッチS14の他
方の接点をバッファBF14を介してスイッチ178の
固定接点bに接続し、スイッチS15の他方の接点をバ
ッファBF15を介してスイッチ180の固定接点bに
接続し、スイッチS16の他方の接点をバッファBF1
6を介してスイッチ182の固定接点bに接続し、スイ
ッチS17の他方の接点をバッファBF17を介してス
イッチ184の固定接点bに接続し、スイッチS18の
他方の接点をバッファBF18を介してスイッチ186
の固定接点bに接続する。
【0211】つまり、第2キャッシュ147に接続され
ている系は、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクからデータを読み出す場合におい
ては、スイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186の各接点bを介して供給
されるデータを、夫々バッファBF11、BF12、・
・・・BF18並びにスイッチS11、S12、・・・
・S18を介して第2キャッシュ147に供給する。
【0212】そして、第2キャッシュ147が記憶して
いるデータを、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクに記録する場合においては、第2
キャッシュ147からのデータを、スイッチS11、S
12、・・・・S18、バッファBF11、BF12、
・・・・BF18並びにスイッチ172、174、17
6、178、180、182、184及び186の各接
点bを介して、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々供給
する。
【0213】また、スイッチS21、S22、・・・・
S28の一方の接点を互いに接続すると共に、スイッチ
S28の一方の接点を第3キャッシュ148の入力端に
接続する。そして、スイッチS21の他方の接点をバッ
ファBF21を介してスイッチ172の固定接点cに接
続し、スイッチS22の他方の接点をバッファBF22
を介してスイッチ174の固定接点cに接続し、スイッ
チS23の他方の接点をバッファBF23を介してスイ
ッチ176の固定接点cに接続し、スイッチS24の他
方の接点をバッファBF24を介してスイッチ178の
固定接点cに接続し、スイッチS25の他方の接点をバ
ッファBF25を介してスイッチ180の固定接点cに
接続し、スイッチS26の他方の接点をバッファBF2
6を介してスイッチ182の固定接点cに接続し、スイ
ッチS27の他方の接点をバッファBF27を介してス
イッチ184の固定接点cに接続し、スイッチS28の
他方の接点をバッファBF28を介してスイッチ186
の固定接点cに接続する。
【0214】つまり、第3キャッシュ148に接続され
ている系は、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクからデータを読み出す場合におい
ては、スイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186の各接点cを介して供給
されるデータを、夫々バッファBF21、BF22、・
・・・BF28並びにスイッチS21、S22、・・・
・S28を介して第3キャッシュ148に供給する。
【0215】そして、第3キャッシュ148が記憶して
いるデータを、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々セッ
トされているディスクに記録する場合においては、第3
キャッシュ148からのデータを、スイッチS21、S
22、・・・・S28、バッファBF21、BF22、
・・・・BF28並びにスイッチ172、174、17
6、178、180、182、184及び186の各接
点cを介して、図1に示したディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43に夫々供給
する。
【0216】尚、上述の例においては、スイッチS1〜
S8をスイッチング制御信号で切り換えることによっ
て、第1キャッシュ146を、バッファBF1〜BF8
並びにスイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186を介してディスクドライ
ブ22、23、30、31、34、35、42及び43
に接続し、スイッチS11〜S18をスイッチング制御
信号で切り換えることによって、第2キャッシュ147
を、バッファBF11〜BF18並びにスイッチ17
2、174、176、178、180、182、184
及び186を介して、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43に接続し、スイッ
チS21〜S28をスイッチング制御信号で切り換える
ことによって、第3キャッシュ148を、バッファBF
21〜BF28並びにスイッチ172、174、17
6、178、180、182、184及び186を介し
て、ディスクドライブ22、23、30、31、34、
35、42及び43に接続するようにしている。
【0217】しかしながら、制御部171からバッファ
BF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF
28を、リード/ライト信号によって制御したり、或い
はアウトプットコントロール信号やチップイネーブル信
号を用いて制御したりすることによって、スイッチS1
〜S8、S11〜S18、S21〜S28を用いなくて
も済ませることができる。
【0218】好ましくは、制御部171からバッファB
F1〜BF8に供給するリード/ライト信号を同一の信
号にし、バッファBF11〜BF18に供給するリード
/ライト信号を同一の信号にし、バッファBF21〜B
F28に供給するリード/ライト信号を同一の信号に
し、バッファBF1〜BF8、BF11〜BF18、B
F21〜BF28に夫々供給するチップイネーブル信号
とアウトプットイネーブル信号をインアクティブ、アク
ティブに切り換えるようにすれば良い。
【0219】N.3倍速再生時のキャッシュへのフレー
ムデータ転送動作の説明(図13、図14、図15及び
図16参照)
【0220】次に、図13〜図16を順次参照して、図
1に示した再生機21を3倍速で再生させた場合にキャ
ッシュにフレームデータを転送する動作について図1及
び図10をも参照して説明する。
【0221】先ず、図13から説明する。図13におい
てSyは図1に示したシステムコントローラ33から図
10に示したバス124を介して再生タイミング制御回
路149に供給される再生タイミング同期信号、PL1
は1つ目の再生出力、PL2は2つ目の再生出力、PL
3は3つ目の再生出力、Moutは図10に示したマル
チプレクサ143の出力、Mdは図10に示したマルチ
プレクサ143の出力の内容、DMinは図10に示し
たデマルチプレクサ145の入力である。
【0222】図1に示した再生機21から再生された通
常の転送速度の3倍の転送速度の再生データPL1、P
L2及びPL3は、夫々再生タイミング同期信号Syに
同期している。ここで、再生データPL1は、1つのフ
レームが12トラックで構成されている場合に、トラッ
クTr1、Tr3、Tr7及びTr10のデータだけと
なり、再生データPL2は、トラックTr2、Tr5、
Tr8及びTr11のデータだけとなり、トラックTr
3、Tr6、Tr9及びTr12のデータだけとなる。
【0223】また、これらの再生データPL1、PL2
及びPL3は、通常の転送速度での1フレーム期間(例
えば40msec)で夫々12トラック分のデータ量と
なる。従って、3系統の再生データPL1、PL2及び
PL3が並列に出力されるので、通常の転送速度での1
フレーム期間においては、合計で36トラック分の再生
データが出力されることになり、結果として、通常の転
送速度の3倍の転送速度で再生データが夫々転送される
ことになる。
【0224】図10に示したマルチプレクサ143はこ
れらの再生データPL1、PL2及びPL3の各トラッ
ク構成データをトラックTr1、Tr2、・・・・Tr
11、Tr12の順に、つまり、1系統にして出力す
る。このマルチプレクサ143の出力Moutは、通常
の転送速度での1フレーム期間の1/3の期間で、1フ
レーム分のデータ量となっている。
【0225】つまり、マルチプレクサ143の出力Mo
utのデータの内容Mdから分かるように、通常の転送
速度での1フレームの1/3の期間のデータは、トラッ
クTr1、Tr2、・・・・Tr11及びTr12の1
フレーム分のデータで構成されている。このマルチプレ
クサ143の出力Moutは、バッファ144に供給さ
れて一旦このバッファ144に格納される。再生タイミ
ング制御回路149からの制御信号によってバッファ1
44から読み出されたデータDMinはデマルチプレク
サ145に供給される。図においては、デマルチプレク
サ145に供給されるデータDMinを、フレーム毎に
区切って示している。この図においては、マルチプレク
サ143の出力MdのトラックTr1、Tr2、・・・
・Tr11、Tr12のデータがデマルチプレクサ14
5の入力DMinのフレームFr5に対応していること
を示している。
【0226】デマルチプレクサ145が図に示すデータ
DMinを例えば3フレーム単位で第1、第2及び第3
キャッシュ146、147及び148に夫々振り分け
る。図14に示す、第1キャッシュ146に振り分けら
れるデータCd1、第2キャッシュ147に振り分けら
れるデータCd2、第3キャッシュ148に振り分けら
れるデータCd3を見ると分かるように、先ず、第1キ
ャッシュ146にフレームFr3、Fr4及びFr5の
データを振り分けると、次は、第2キャッシュ147に
フレームFr6、Fr7及びFr8のデータを振り分
け、次は、第3キャッシュ148にフレームFr9、F
r10及びFr11のデータを振り分け、次に、再び第
1キャッシュ146にフレームFr12、Fr13及び
Fr14のデータを振り分け、次に、第2キャッシュ1
47にフレームFr15、Fr16及びFr17のデー
タを振り分け、・・・・ている。
【0227】図15は図1に示した再生機21の転送速
度が通常の転送速度の2倍の転送速度の場合のキャッシ
ュ内のフレームデータの配列を示す説明図である。つま
り、再生機21の転送速度を通常の転送速度の2倍の転
送速度にした場合には、第1及び第2キャッシュ146
及び147を使用する。
【0228】この場合は、再生機21の転送速度を通常
の転送速度の3倍の転送速度にした場合と同様に、図1
0に示したデマルチプレクサ145は、バッファ144
から読み出されたデータを3フレーム毎に第1または第
2キャッシュ146または147に振り分ける。つま
り、図15に示す、第1キャッシュ146に振り分けら
れるデータCd1、第2キャッシュ147に振り分けら
れるデータCd2を見ると分かるように、先ず、第1キ
ャッシュ146にフレームFr3、Fr4及びFr5の
データを振り分けると、次は、第2キャッシュ147に
フレームFr6、Fr7及びFr8のデータを振り分
け、次は、再び第2キャッシュ146にフレームFr
9、Fr10及びFr11のデータを振り分け、・・・
・ている。
【0229】図16は図1に示した再生機21の転送速
度が通常の転送速度の1倍の転送速度の場合のキャッシ
ュ内のフレームデータの配列を示す説明図である。つま
り、再生機21の転送速度を通常の転送速度の1倍の転
送速度にした場合には、第1キャッシュ146だけを使
用する。
【0230】この場合は、図10に示したデマルチプレ
クサ145は、バッファ144から読み出されたデータ
を第1キャッシュ146に単純に供給ける。つまり、図
16に示す、第1キャッシュ146に振り分けられるデ
ータCd1見ると分かるように、第1キャッシュ146
にフレームFr3、Fr4、Fr5、Fr6、Fr7、
・・・・のデータを振り分けている。
【0231】O.3倍速再生時におけるディスクアレイ
コントローラの動作の説明(図17参照)
【0232】図17は図12に示したディスクアレイコ
ントローラ138と、このディスクアレイコントローラ
138に接続するディスクドライブ22、23、30、
31、34、35、42及び43に夫々セットされるデ
ィスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8を
示し、どのようにしてフレームデータがディスクDIS
C1、DISC2、・・・・DISC8に記録されるか
を示している。また、この図においては、フレームFr
3、Fr4、・・・・Fr26のデータについてのみ示
している。
【0233】図14を用いて説明したように、第1キャ
ッシュ146には、フレームFr3、Fr4及びFr
5、フレームFr12、Fr13及びFr14、・・・
・、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr
7及びFr8、フレームFr15、Fr16及びFr1
7、・・・・、第3キャッシュ148には、フレームF
r9、Fr10及びFr11、フレームFr18、Fr
19及びFr20、・・・・のように、順次、3フレー
ムずつデータが供給される。
【0234】図12に示したディスクアレイコントロー
ラ138の内部構成から分かるように、スイッチ17
2、174、176、178、180、182、184
及び186は、第1キャッシュ146からバッファBF
1、BF2、・・・・BF8を介して供給される1フレ
ーム分のデータ、第2キャッシュ147からバッファB
F11、BF12、・・・・BF18を介して供給され
る1フレーム分のデータ、第3キャッシュ148からバ
ッファBF21、BF22、・・・・BF28を介して
供給される1フレーム分のデータを順次切り換える。
【0235】従って、例えば第1キャッシュ146に、
フレームFr3、Fr4及びFr5のデータ、フレーム
Fr12、Fr13及びFr14のデータ、フレームF
r21、Fr22及びFr23のデータが記憶され、第
2キャッシュ147に、フレームFr6、Fr7及びF
r8のデータ、フレームFr15、Fr16及びFr1
7のデータ、フレームFr24、Fr25及びFr26
のデータが記憶され、第3キャッシュ148に、フレー
ムFr9、Fr10及びFr11のデータ、フレームF
r18、Fr19及びFr20のデータが記憶される場
合は次のようになる。
【0236】即ち、第1キャッシュ146からフレーム
Fr3、Fr4及びFr5の順序でデータが読み出され
る。このとき、スイッチS1は、制御部171からバス
170を介して供給されるスイッチング制御信号によっ
てオンにされる。また、スイッチ172の可動接点d
が、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号によって固定接点aに接続される。
従って、この場合は、第1キャッシュ146から読み出
されたフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、
バッファBF1、スイッチ172及び入出力端子173
を介してディスクドライブ22に供給され、このディス
クドライブ22にセットされているディスクDISC1
の先頭のエリア(図17において斜線で示す)に記録さ
れる。
【0237】そして、同時に第2キャッシュ147から
フレームFr6、Fr7及びFr8の順序でデータが読
み出される。このとき、スイッチS12は、制御部17
1からバス170を介して供給されるスイッチング制御
信号によってオンにされる。また、スイッチ174の可
動接点dが、制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号によって固定接点bに接続
される。従って、この場合は、第2キャッシュ147か
ら読み出されたフレームFr6、Fr7及びFr8のデ
ータが、バッファBF12、スイッチ174及び入出力
端子175を介してディスクドライブ23に供給され、
このディスクドライブ23にセットされているディスク
DISC2の先頭のエリア(図17において斜線で示
す)に記録される。
【0238】そして、同時に第3キャッシュ148から
フレームFr9、Fr10及びFr11の順序でデータ
が読み出される。このとき、スイッチS23は、制御部
171からバス170を介して供給されるスイッチング
制御信号によってオンにされる。また、スイッチ176
の可動接点dが、制御部171からバス170を介して
供給されるスイッチング制御信号によって固定接点cに
接続される。従って、この場合は、第3キャッシュ14
8から読み出されたフレームFr9、Fr10及びFr
11のデータが、バッファBF23、スイッチ176及
び入出力端子177を介してディスクドライブ30にセ
ットされているディスクDISC3の先頭のエリア(図
17において斜線で示す)に記録される。
【0239】次に、第1キャッシュ146からフレーム
Fr12、Fr13及びFr14の順序でデータが読み
出される。このとき、スイッチS4は、制御部171か
らバス170を介して供給されるスイッチング制御信号
によってオンにされる。また、スイッチ178の可動接
点dが、制御部171からバス170を介して供給され
るスイッチング制御信号によって固定接点aに接続され
る。従って、この場合は、第1キャッシュ146から読
み出されたフレームFr12、Fr13及びFr14の
データが、バッファBF4、スイッチ178及び入出力
端子179を介してディスクドライブ31に供給され、
このディスクドライブ31にセットされているディスク
DISC4の先頭のエリア(図17において斜線で示
す)に記録される。
【0240】そして、同時に第2キャッシュ147から
フレームFr15、Fr16及びFr17の順序でデー
タが読み出される。このとき、スイッチS15は、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号によってオンにされる。また、スイッチ18
0の可動接点dが、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号によって固定接点b
に接続される。従って、この場合は、第2キャッシュ1
47から読み出されたフレームFr15、Fr16及び
Fr17のデータが、バッファBF15、スイッチ18
0及び入出力端子181を介してディスクドライブ34
に供給され、このディスクドライブ34にセットされて
いるディスクDISC5の先頭のエリア(図17におい
て斜線で示す)に記録される。
【0241】そして、同時に第3キャッシュ148から
フレームFr18、Fr19及びFr20の順序でデー
タが読み出される。このとき、スイッチS26は、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号によってオンにされる。また、スイッチ18
2の可動接点dが、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号によって固定接点c
に接続される。従って、この場合は、第3キャッシュ1
48から読み出されたフレームFr18、Fr19及び
Fr20のデータが、バッファBF26、スイッチ18
2及び入出力端子183を介してディスクドライブ35
にセットされているディスクDISC6の先頭のエリア
(図17において斜線で示す)に記録される。
【0242】次に、第1キャッシュ146からフレーム
Fr21、Fr22及びFr23の順序でデータが読み
出される。このとき、スイッチS7は、制御部171か
らバス170を介して供給されるスイッチング制御信号
によってオンにされる。また、スイッチ184の可動接
点dが、制御部171からバス170を介して供給され
るスイッチング制御信号によって固定接点aに接続され
る。従って、この場合は、第1キャッシュ146から読
み出されたフレームFr21、Fr22及びFr23の
データが、バッファBF7、スイッチ184及び入出力
端子185を介してディスクドライブ42に供給され、
このディスクドライブ42にセットされているディスク
DISC7の先頭のエリア(図17において斜線で示
す)に記録される。
【0243】そして、同時に第2キャッシュ147から
フレームFr24、Fr25及びFr26の順序でデー
タが読み出される。このとき、スイッチS18は、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号によってオンにされる。また、スイッチ18
6の可動接点dが、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号によって固定接点b
に接続される。従って、この場合は、第2キャッシュ1
47から読み出されたフレームFr24、Fr25及び
Fr26のデータが、バッファBF18、スイッチ18
6及び入出力端子187を介してディスクドライブ43
に供給され、このディスクドライブ43にセットされて
いるディスクDISC8の先頭のエリア(図17におい
て斜線で示す)に記録される。
【0244】そして、以下同様にして順次第1、第2、
第3キャッシュ146、147、148の3フレーム分
のデータがディスクドライブ22、23、30、31、
34、35、42及び43の各ディスクDISC1、D
ISC2、・・・・DISC8に記録される。
【0245】P.図9のディスクアレイコントローラと
図1のディスクドライブ22、23、30、31、3
4、35、42及び43との間のデータ転送タイミング
(図18及び図19参照)
【0246】次に、図18及び図19を順次参照して、
図1に示した再生機21の転送速度が通常の転送速度の
3倍の場合に、第1、第2及び第3キャッシュから図1
2に示した各バッファにデータを転送するタイミングに
ついて説明する。この図18及び図19に示す転送タイ
ミングは、図13及び図14に示した例と同じ場合であ
る。
【0247】尚、再生機21にセットされているビデオ
・テープ・カセットの磁気テープ上記録信号の内のどの
信号からディスクDISC1に記録し始めるかの指定
は、再生機21を通常の再生速度で再生し、その再生信
号を、データコントローラ20及び記録モニタ出力部4
4を介してテレビジョンモニタに供給し、オペレータが
テレビジョンモニタに映出されている映像を見ながら、
イン点したいときに、操作パネル33d、或いは、コネ
クタ33a、33b、33cに接続する編集機等のキー
を押圧し、イン点データ(使用開始時点を示すタイムコ
ード)をシステムコントローラ33のメモリ等に指定す
ることで行う。
【0248】勿論、テレビジョンモニタ、或いは、操作
パネル33dに表示されるタイムコードをメモし、操作
パネル33dのテンキー等を介して、システムコントロ
ーラ33に、メモしたタイムコードを直接入力するよう
にしても良い。
【0249】また、イン点を指定した後に、再生機21
が自動的に所定プリロール期間だけリワインドし、その
位置から再生状態になると共に、イン点に対応する再生
信号から順にディスクDISC1、DISC2、・・・
・DISC8に記録する場合は、システムコントローラ
33は、イン点となったときに、データコントローラ2
0における転送サイクルの期間が期間t0となるよう
に、データコントローラ20を制御する。
【0250】図18及び図19において、t0〜t7は
夫々転送期間を示し、CACH1〜CACH3は第1、
第2及び第3キャッシュ146、147及び148を夫
々示し、SW1、SW2及びSW3は図12に示したス
イッチS1〜S8、S11〜S18及びS21〜S28
のスイッチング制御信号を夫々示し、DISC1〜DI
SC8は図17に示したディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42、43にセットされてい
る各ディスクを示し、DSW1〜DSW8は図12に示
したスイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186のスイッチング制御信号
を夫々示す。また、実線の矢印で示す書き込み期間Wt
は記録可能期間を示す。
【0251】先ず、転送期間t0においては、図12に
示した制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオ
ンになり、これによって、第1キャッシュ146からバ
ッファBF1にフレームFr3、Fr4及びFr5のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS12がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF12にフレ
ームFr6、Fr7及びFr8のデータが転送される。
そして、同時に制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチ
S23がオンになり、これによって、第3キャッシュ1
48からバッファBF23にフレームFr9、Fr10
及びFr11のデータが転送される。
【0252】このとき、実線の矢印で示す書き込み期間
Wtにおいては、制御部171からバス170を介して
供給されるスイッチング制御信号DSW6によって、ス
イッチ182の可動接点dが固定接点aに接続されてい
るので、バッファBF6及びディスクDISC6間はデ
ータ転送可能となる。また、制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号DSW7に
よって、スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接
続されているので、バッファBF17及びディスクDI
SC7間はデータ転送可能となる。また、制御部171
からバス170を介して供給されるスイッチング制御信
号DSW8によって、スイッチ186の可動接点dが固
定接点cに接続されているので、バッファBF28及び
ディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
【0253】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t0の先頭から始まる書き込み期間Wtでは、まだバッ
ファBF6、バッファBF17及びバッファBF28に
はデータは記憶されていないので、ディスクDISC
6、ディスクDISK7及びディスクDISC8に対す
るデータの書き込みは行われない。
【0254】2番目以降のサイクルの転送期間t0の書
き込み期間Wtからは、前の転送期間t7において各バ
ッファBF6、BF17、BF28に転送されたデータ
をディスクDISC6、DIC7及びDISC8に夫々
記録することができる。
【0255】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS4がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF4にフレームFr12、Fr13及びFr14のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS15がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF15にフレ
ームFr15、Fr16及びFr17のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS26がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF26にフレームFr18、
Fr19及びFr20のデータが転送される。
【0256】このとき、実線の矢印で示す書き込み期間
Wtにおいては、制御部171からバス170を介して
供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、ス
イッチ172の可動接点dが固定接点aに接続されるの
で、バッファBF1及びディスクDISC1間はデータ
転送可能となる。また、制御部171からバス170を
介して供給されるスイッチング制御信号DSW2によっ
て、スイッチ174の可動接点dが固定接点bに接続さ
れるので、バッファBF12及びディスクDISC2間
はデータ転送可能となる。また、制御部171からバス
170を介して供給されるスイッチング制御信号DSW
3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点c
に接続されるので、バッファBF23及びディスクDI
SC3間はデータ転送可能となる。
【0257】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t0においてバッファBF1に転送さ
れたフレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、デ
ィスクDISC1に記録され、前の転送期間t0におい
てバッファBF12に転送されたフレームFr6、Fr
7及びFr8のデータが、ディスクDISC2に記録さ
れ、前の転送期間t0においてバッファBF23に転送
されたフレームFr9、Fr10及びFr11のデータ
がディスクDISC3に記録される。
【0258】転送期間t2においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS7がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF7にフレームFr21、Fr22及びFr23のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS18がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF18にフレ
ームFr24、Fr25及びFr26のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS21がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF21にフレームFr27、
Fr28及びFr29のデータが転送される。
【0259】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ18
0の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイ
ッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF26及びディスクDISC6間はデー
タ転送可能となる。
【0260】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t1においてバッファBF4に転送さ
れたフレームFr12、Fr13及びFr14のデータ
が、ディスクDISC4に記録され、前の転送期間t1
においてバッファBF15に転送されたフレームFr1
5、Fr16及びFr17のデータが、ディスクDIS
C5に記録され、前の転送期間t1においてバッファB
F26に転送されたフレームFr18、Fr19及びF
r20のデータが、ディスクDISC6に記録される。
【0261】転送期間t3においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS2がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF2にフレームFr30、Fr31及びFr32のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS13がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF13にフレ
ームFr33、Fr34及びFr35のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS24がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF24にフレームFr36、
Fr37及びFr38のデータが転送される。
【0262】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイ
ッチ172の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF21及びディスクDISC1間はデー
タ転送可能となる。
【0263】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t2においてバッファBF7に転送さ
れたフレームFr21、Fr22及びFR23のデータ
が、ディスクDISC7に記録され、前の転送期間t2
においてバッファBF18に転送されたフレームFr2
4、Fr25及びFr26のデータが、ディスクDIS
C8に記録され、前の転送期間t2においてバッファB
F21に転送されたフレームFr27、Fr28及びF
r29のデータが、ディスクDISC1に記録される。
【0264】転送期間t4においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF5にフレームFr39、Fr40及びFr41のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS16がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF16にフレ
ームFr42、Fr43及びFr44のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS27がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF27にフレームFr45、
Fr46及びFr47のデータが転送される。
【0265】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ17
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW4によって、スイ
ッチ178の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF24及びディスクDISC4間はデー
タ転送可能となる。
【0266】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t3においてバッファBF2に転送さ
れたフレームFr30、Fr31及びFr32のデータ
が、ディスクDISC2に記録され、前の転送期間t3
においてバッファBF13に転送されたフレームFr3
3、Fr34及びFr35のデータが、ディスクDIS
C3に記録され、前の転送期間t3においてバッファB
F24に転送されたフレームFr36、Fr37及びF
r38のデータが、ディスクDISC4に記録される。
【0267】転送期間t5においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS8がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF8にフレームFr48、Fr49及びFr50のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS11がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF11にフレ
ームFr51、Fr52及びFr53のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS22がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF22にフレームFr54、
Fr55及びFr56のデータが転送される。
【0268】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW7によって、スイ
ッチ184の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF27及びディスクDISC7間はデー
タ転送可能となる。
【0269】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t4においてバッファBF5に転送さ
れたフレームFr39、Fr40及びFr41のデータ
が、ディスクDISC5に記録され、前の転送期間t4
においてバッファBF16に転送されたフレームFr4
2、Fr43及びFr44のデータが、ディスクDIS
C6に記録され、前の転送期間t4においてバッファB
F27に転送されたフレームFr45、Fr46及びF
r47のデータが、ディスクDISC7に記録される。
【0270】転送期間t6においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS3がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF3にフレームFr57、Fr58及びFr59のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS14がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF14にフレ
ームFr60、Fr61及びFr62のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS25がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF25にフレームFr63、
Fr64及びFr65のデータが転送される。
【0271】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
11及びディスクDISC1間はデータ転送可能とな
る。また、制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ
174の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バ
ッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転送
可能となる。また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、
スイッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されの
で、バッファBF8及びディスクDISC8間はデータ
転送可能となる。
【0272】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t5においてバッファBF8に転送さ
れたフレームFr48、Fr49及びFr50のデータ
が、ディスクDISC8に記録され、前の転送期間t5
においてバッファBF11に転送されたフレームFr5
1、Fr52及びFr53のデータが、ディスクDIS
C1に記録され、前の転送期間t5においてバッファB
F22に転送されたフレームFr54、Fr55及びF
r56のデータが、ディスクDISC2に記録される。
【0273】転送期間t7においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS6がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF6にフレームFr66、Fr67及びFr68のデ
ータが転送される。そして、同時に制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号SW
2によってスイッチS17がオンになり、これによっ
て、第2キャッシュ147からバッファBF17にフレ
ームFr69、Fr70及びFr71のデータが転送さ
れる。そして、同時に制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW3によってス
イッチS28がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148からバッファBF28にフレームFr72、
Fr73及びFr74のデータが転送される。
【0274】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
8の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイ
ッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF25及びディスクDISC5間はデー
タ転送可能となる。
【0275】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前の転送期間t6においてバッファBF3に転送さ
れたフレームFr57、Fr58及びFr59のデータ
が、ディスクDISC3に記録され、前の転送期間t6
においてバッファBF14に転送されたフレームFr6
0、Fr61及びFr62のデータが、ディスクDIS
C4に記録され、前の転送期間t6においてバッファB
F25に転送されたフレームFr63、Fr64及びF
r65のデータが、ディスクDISC5に記録される。
【0276】2番目のサイクルの転送期間t0において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS1がオンになり、これによって、第1キャッシュ
146からバッファBF1にフレームFr75、Fr7
6及びFr77のデータが転送される。そして、同時に
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW2によってスイッチS12がオンに
なり、これによって、第2キャッシュ147からバッフ
ァBF12にフレームFr78、Fr79及びFr80
のデータが転送される。そして、同時に制御部171か
らバス170を介して供給されるスイッチング制御信号
SW3によってスイッチS23がオンになり、これによ
って、第3キャッシュ148からバッファBF23にフ
レームFr81、Fr82及びFr83のデータが転送
される。
【0277】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ18
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイ
ッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF28及びディスクDISC8間はデー
タ転送可能となる。
【0278】従って、この書き込み期間Wtにおいて
は、前のサイクルの転送期間t7においてバッファBF
6に転送されたフレームFr66、Fr67及びFr6
8のデータが、ディスクDISC6に記録され、前の転
送期間t7においてバッファBF17に転送されたフレ
ームFr69、Fr70及びFr71のデータが、ディ
スクDISC7に記録され、前の転送期間t7において
バッファBF28に転送されたフレームFr72、Fr
73及びFr74のデータが、ディスクDISC8に記
録される。
【0279】そして、以下同様に第1、第2、第3キャ
ッシュ146、147及び148からバッファBF1〜
BF8、BF11〜BF18、BF21〜BF28にデ
ータが転送され、バッファBF1〜BF8、BF11〜
BF18、BF21〜BF28に夫々転送されたデータ
がディスクドライブ22、23、30、31、34、3
5、42、43の各ディスクDISC1〜DISC8に
記録される。
【0280】この例においては、図1に示した再生機2
1を、通常の再生速度の3倍の速度で再生し、これによ
って得た通常の転送速度の3倍の転送速度の素材データ
を、マルチプレクサ143で1つの出力にし、これを一
旦バッファ144で記憶した後に読み出し、読み出した
素材データをデマルチプレクサ145で3フレームずつ
3つの出力に分割し、分割した3つの出力を、第1、第
2及び第3キャッシュ146、147及び148に夫々
記憶し、最初の転送期間でこれら第1、第2及び第3キ
ャッシュからバッファBF1〜BF8、バッファBF1
1〜BF18、バッファBF21〜BF28に、記憶し
た素材データを転送し、次の転送期間でバッファBF1
〜BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF
21〜BF28からディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43のディスクDIS
C1、DISC2、・・・・DISC8の内の3つのデ
ィスクDISC1、DISC2、・・・・またはDIS
C8に記録するようにしたので、通常の再生速度の3倍
の再生速度の再生素材データを、結果的に通常の記録速
度の3倍の記録速度でディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43のディスクDIS
C1、DISC2、・・・・DISC8に記録すること
ができ、これによって、再生機21からディスクドライ
ブ22、23、30、31、34、35、42及び43
のディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC
8に素材を記録する時間を通常の時間の1/3にするこ
とができる。
【0281】また、上述の例においては、再生機21の
再生速度を通常の再生速度の3倍とし、ディスクドライ
ブ22、23、30、31、34、35、42及び43
の記録速度を等化的に3倍とした場合について説明した
が、キャッシュの数、ディスクドライブの数、再生機2
1の再生速度の設定によって更に高速の再生及び記録を
行うことができる。
【0282】R.3倍速再生時のキャッシュから記録機
24へのデータ転送動作の説明(図20、図21、図2
2、図23及び図24参照)
【0283】次に、図20〜図24を順次参照して、図
1に示した再生機21を3倍速で再生させた場合に、キ
ャッシュから記録機24にデータを転送する動作につい
て図1及び図11をも参照して説明する。尚、図20〜
図24において、図13〜図16と対応する部分には同
一符号を付し、その詳細説明を省略する。
【0284】先ず、図20から説明する。図20は、デ
ィスクドライブ22、23、30、31、34、35、
42及び43を3倍速再生させた場合に、図11に示し
た第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び1
48に夫々供給されるデータ列Cd1、Cd2及びCd
3を夫々示している。
【0285】既に図17において説明したように、図1
に示したディスクドライブ22、23、30、31、3
4、35、42及び43の各ディスクDISC1、DI
SC2、・・・・DISC8には、例えばフレームFr
3のデータから記録される場合においては、ディスクD
ISC1、DISC2、・・・・DISC8に夫々3フ
レーム分ずつ、即ち、ディスクDISC1にはフレーム
Fr3、Fr4及びFr5のデータが、ディスクDIS
C2にはフレームFr6、Fr7及びFr8のデータ
が、・・・・ディスクDISC8にはフレームFr2
4、Fr25及びFr26のデータが、ディスクDIS
C1にはフレームFr27、Fr28及びFr29のデ
ータが、・・・・記録される。
【0286】従って、ディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43にセットされてい
る各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DIS
C8からデータを先頭から順に再生し、再生したデータ
を、図1に示した記録機24に供給し、記録機24にセ
ットされている磁気テープに記録する場合は、ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8から読み出したデータを、図11に示した第
1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148
に供給し、一旦これら第1、第2及び第3キャッシュ1
46、147及び148に記憶しなければならない。
【0287】図20はディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43の各ディスクDI
SC1、DISC2、・・・・DISC8から読み出さ
れたデータの、第1、第2及び第3キャッシュ146、
147及び148内でのデータ配列Cd1、Cd2及び
Cd3を示している。
【0288】第1、第2及び第3キャッシュ146、1
47及び148に記憶される順序は、図13及び図14
を参照して説明した場合と同様に、フレームFr3のデ
ータから順次出力する場合には、先ず第1キャッシュ1
46には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータ
が、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr
7及びFr8のデータが、第3キャッシュ148には、
フレームFr9、Fr10及びFr11のデータが、・
・・・次に第1キャッシュ146にはフレームFr1
2、Fr13及びFr14のデータが、第2キャッシュ
147にはフレームFr15、Fr16及びFr17の
データが、第3キャッシュ148にはフレームFr1
8、Fr19及びFr20のデータが、・・・・順次記
憶される。
【0289】図21は、ディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42及び43を2倍速再生さ
せた場合に、第1及び第2キャッシュ146及び147
内でのフレームデータ配列Cd1及びCd2を夫々示し
ている。つまり、ディスクドライブ22、23、30、
31、34、35、42及び43を2倍速再生する場合
には、第1キャッシュ146と第2キャッシュ147を
用いる。
【0290】この場合においては、フレームFr3のデ
ータから順次出力する場合には、先ず第1キャッシュ1
46には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータ
が、第2キャッシュ147には、フレームFr6、Fr
7及びFr8のデータが、次に第1キャッシュ146に
は、フレームFr9、Fr10及びFr11のデータ
が、第2キャッシュ147にはフレームFr12、Fr
13及びFr14のデータが、・・・・順次記憶され
る。
【0291】図22は、ディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42及び43を1倍速再生さ
せた場合に、第1キャッシュ146内でのフレームデー
タ配列Cd1を示している。つまり、ディスクドライブ
22、23、30、31、34、35、42及び43を
1倍速再生する場合には、第1キャッシュ146を用い
る。
【0292】この場合においては、フレームFr3のデ
ータから順次出力する場合には、第1キャッシュ146
には、フレームFr3、Fr4及びFr5のデータが、
続いてフレームFr6、Fr7及びFr8のデータが、
・・・・順次記憶される。
【0293】図23は、3倍速時のマルチプレクサ16
1の出力Mout及びこの出力Moutの内容Mdを示
している。この図に示すように、第1、第2及び第3キ
ャッシュ146、147及び148から読み出されたフ
レームデータは、マルチプレクサ161に供給されてマ
ルチプレクス処理され、1系統のデータとして出力され
る。この出力Moutは、図から分かるように、フレー
ムFr3、Fr4、Fr5、・・・・Fr15、Fr1
6、Dr17、Fr18、・・・・の順に出力される。
【0294】この出力Moutを構成する各フレームデ
ータは、内容Mdから分かるように、12トラック分の
データからなる。この図の例では、マルチプレクサ16
1の出力Moutの内、フレームFr7に着目してい
る。この例では、フレームFr7のデータが、トラック
Tr1、Tr2、・・・・Tr12のデータで構成され
ていることを矢印及び破線で示している。
【0295】マルチプレクサ161から出力されたデー
タは、バッファ162に一旦記憶され、記録タイミング
制御回路167からの制御信号によって読み出される。
バッファ162から読み出されたデータは、デマルチプ
レクサ163に供給され、再び3系統のデータ列として
出力される。これらの出力は、出力回路164、165
及び166に夫々供給されて出力処理された後に、各出
力端子125、165及び127を介して図1に示した
記録機24に供給される。
【0296】図24はデマルチプレクサ163で振り分
けられて出力された記録データRL1、RL2及びRL
3を夫々示している。また、Syは記録タイミング同期
信号である。この図24に示すように、デマルチプレク
サ163は、バッファ163から読み出されたデータ
を、1トラックデータ単位で、出力回路164、165
及び166に振り分ける。従って、出力回路164に供
給される記録データRL1は、トラックTr1、Tr
4、Tr7及びTr10のデータの繰り返しになり、出
力回路165に供給される記録データRL2は、トラッ
クTr2、Tr5、Tr8及びTr11のデータの繰り
返しになり、出力回路166に供給される記録データR
L3は、トラックTr3、Tr6、Tr9及びTr12
のデータの繰り返しになる。
【0297】また、図から分かるように、1フレームを
12トラックで構成するようにした場合、通常の転送速
度における1フレームの期間(40msec)には、記
録データRL1で12トラック分、記録データRL2で
12トラック分、記録データRL3で12トラック分の
データが各出力回路164、165及び166を介して
出力されることになるので、1フレームの期間に36ト
ラック分のデータが出力されることになり、結果的に転
送速度は、通常の転送速度の3倍ということになる。
【0298】S.図9のディスクアレイコントローラに
よる図1のディスクドライブ22、23、30、31、
34、35、42及び43からのデータ読み出しタイミ
ング(図25及び図26参照)
【0299】次に、図25及び図26を順次参照して、
図1に示した記録機24で通常の記録速度の3倍でデー
タを記録する場合に、図12に示した各バッファから第
1、第2及び第3キャッシュにデータを転送するタイミ
ングについて説明する。この図25及び図26に示す転
送タイミングは、図20及び図21に示した例と同じ場
合である。
【0300】尚、記録機24の状態としては、再生機2
1から再生を行う場合と同様に、予め、記録機24のビ
デオ・テープ・カセットを再生(図2に示した構成の場
合)し、その再生映像をテレビジョンモニタ等で見なが
ら、オペレータがイン点をシステムコントローラ33に
指定する。そして、システムコントローラ33の制御に
よって、記録機24は所定のプリロール期間分だけリワ
インドする。
【0301】この後、システムコントローラ33は、以
下に説明する、転送サイクルの転送期間t2の所定時点
(バッファBF1のデータの第1キャッシュ146への
書き込みが終了した時点、但しFIFOの場合は、読み
出しが書き込みに追いつかない時点であれば良い)、或
いは、期間t3の開始時点と、記録機24のイン点が一
致するように制御する。
【0302】図25及び図26において、t0〜t7は
夫々転送期間を示し、CACH1〜CACH3は第1、
第2及び第3キャッシュ146、147及び148を夫
々示し、SW1、SW2及びSW3は図12に示したス
イッチS1〜S8、S11〜S18及びS21〜S28
のスイッチング制御信号を夫々示し、DISC1〜DI
SC8は図17に示したディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42、43にセットされてい
る各ディスクを示し、DSW1〜DSW8は図12に示
したスイッチ172、174、176、178、18
0、182、184及び186のスイッチング制御信号
を夫々示す。また、実線の矢印で示す読み出し期間Rt
はデータ転送可能期間を示す。また、以下の説明では、
図20及び図21と同様に、フレームFr3から順にデ
ィスクドライブ22、23、30、31、34、35、
42及び43から出力されるものとする。
【0303】既に説明したように、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8
から読み出されたデータは、図12に示したスイッチ1
72、174、176、178、180、182、18
4、186を介してバッファBF1〜BF8、BF11
〜BF18、BF21〜BF28に夫々供給される。
【0304】先ず、最初のサイクルの転送期間t0にお
いては、図12に示した制御部171からバス170を
介して供給されるスイッチング制御信号SW1によって
スイッチS3がオンになり、これによって、バッファB
F3から第1キャッシュ146にフレームのデータが転
送できる状態になる。そして、同時に制御部171から
バス170を介して供給されるスイッチング制御信号S
W2によってスイッチS14がオンになり、これによっ
て、バッファBF14から第2キャッシュ147にフレ
ームのデータが転送できる状態となる。そして、同時に
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW3によってスイッチS25がオンに
なり、これによって、バッファBF25から第3キャッ
シュ148にフレームのデータが転送できる状態とな
る。
【0305】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t0においては、まだディスクDISC2、DISC3
及びDISC4からバッファBF3、BF14、BF2
5にフレームのデータが供給されていないので、最初の
転送期間t0においては、第1、第2及び第3キャッシ
ュ146、147及び148にはフレームのデータが供
給されない。
【0306】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイ
ッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF23及びディスクDISC3間はデー
タ転送可能となる。
【0307】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC1からバッファBF1にフレーム
Fr3、Fr4及びFr5のデータが供給され、ディス
クDISC2からバッファBF12にフレームFr6、
Fr7及びFr8のデータが供給され、ディスクDIS
C3からバッファBF23にフレームFr9、Fr10
及びFr11のデータが供給される。
【0308】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS6がオンにな
り、これによって、バッファBF6から第1キャッシュ
146にフレームのデータが転送できる状態になる。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS
14がオンになり、これによって、バッファBF17か
ら第2キャッシュ147にフレームのデータが転送でき
る状態となる。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW3に
よってスイッチS28がオンになり、これによって、バ
ッファBF28から第3キャッシュ148にフレームの
データが転送できる状態となる。
【0309】しかしながら、最初サイクルの転送期間t
1においては、まだディスクDISC6、DISC7及
びDISC8からバッファBF6、BF17、BF28
にフレームのデータが供給されていないので、この転送
期間t1においては、第1、第2及び第3キャッシュ1
46、147及び148にはフレームのデータが供給さ
れない。
【0310】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ18
0の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイ
ッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF26及びディスクDISC6間はデー
タ転送可能となる。
【0311】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC4からバッファBF4にフレーム
Fr12、Fr13及びFr14のデータが供給され、
ディスクDISC5からバッファBF15にフレームF
r15、Fr16及びFr17のデータが供給され、デ
ィスクDISC6からバッファBF26にフレームFr
18、Fr19及びFr20のデータが供給される。
【0312】転送期間t2においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS1がオンにな
り、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC1からバッファBF1に転
送されているフレームFr3、Fr4及びFr5のデー
タが、バッファBF1から第1キャッシュ146に転送
される。そして、同時に制御部171からバス170を
介して供給されるスイッチング制御信号SW2によって
スイッチS12がオンになり、これによって、前の転送
期間t0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC
2からバッファBF12に転送されているフレームFr
6、Fr7及びFr8のデータが、バッファBF12か
ら第2キャッシュ147に転送される。そして、同時に
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW3によってスイッチS23がオンに
なり、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間
RtにおいてディスクDISC3からバッファBF23
に転送されているフレームFr9、Fr10及びFr1
1のデータが、バッファBF23から第3キャッシュ1
48に転送される。
【0313】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW1によって、スイ
ッチ172の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF21及びディスクDISC1間はデー
タ転送可能となる。
【0314】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC7からバッファBF7にフレーム
Fr21、Fr22及びFr23のデータが供給され、
ディスクDISC8からバッファBF18にフレームF
r24、Fr25及びFr26のデータが供給され、デ
ィスクDISC1からバッファBF21にフレームFr
27、Fr28及びFr29のデータが供給される。
【0315】転送期間t3においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS4がオンにな
り、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC4からバッファBF4に転
送されているフレームFr12、Fr13及びFr14
のデータが、バッファBF4から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS15がオンになり、これによって、前
の転送期間t1の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC5からバッファBF15に転送されているフレー
ムFr15、Fr16及びFr17のデータが、バッフ
ァBF15から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
26がオンになり、これによって、前の転送期間t1の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッ
ファBF26に転送されているフレームFr18、Fr
19及びFr20のデータが、バッファBF26から第
3キャッシュ148に転送される。
【0316】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイ
ッチ178の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF24及びディスクDISC4間はデー
タ転送可能となる。
【0317】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC2からバッファBF2にフレーム
Fr30、Fr31及びFr32のデータが供給され、
ディスクDISC3からバッファBF13にフレームF
r33、Fr34及びFr35のデータが供給され、デ
ィスクDISC4からバッファBF24にフレームFr
36、Fr37及びFr38のデータが供給される。
【0318】転送期間t4においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS7がオンにな
り、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC7からバッファBF7に転
送されているフレームFr21、Fr22及びFr23
のデータが、バッファBF7から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS18がオンになり、これによって、前
の転送期間t2の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC8からバッファBF18に転送されているフレー
ムFr24、Fr25及びFr26のデータが、バッフ
ァBF18から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
21がオンになり、これによって、前の転送期間t2の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC1からバッ
ファBF21に転送されているフレームFr27、Fr
28及びFr29のデータが、バッファBF21から第
3キャッシュ148に転送される。
【0319】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイ
ッチ184の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF27及びディスクDISC7間はデー
タ転送可能となる。
【0320】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC5からバッファBF5にフレーム
Fr39、Fr40及びFr41のデータが供給され、
ディスクDISC6からバッファBF16にフレームF
r42、Fr43及びFr44のデータが供給され、デ
ィスクDISC7からバッファBF27にフレームFr
45、Fr46及びFr47のデータが供給される。
【0321】転送期間t5においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS2がオンにな
り、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC2からバッファBF2に転
送されているフレームFr30、Fr31及びFr32
のデータが、バッファBF2から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS13がオンになり、これによって、前
の転送期間t3の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC3からバッファBF13に転送されているフレー
ムFr33、Fr34及びFr35のデータが、バッフ
ァBF13から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
24がオンになり、これによって、前の転送期間t3の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC4からバッ
ファBF24に転送されているフレームFr36、Fr
37及びFr38のデータが、バッファBF24から第
3キャッシュ148に転送される。
【0322】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW1によって、スイッチ17
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF11及びディスクDISC1間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW2によって、スイ
ッチ174の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF22及びディスクDISC2間はデー
タ転送可能となる。
【0323】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC8からバッファBF8にフレーム
Fr54、Fr55及びFr56のデータが供給され、
ディスクDISC1からバッファBF11にフレームF
r57、Fr58及びFr59のデータが供給され、デ
ィスクDISC2からバッファBF22にフレームFr
60、Fr61及びFr62のデータが供給される。
【0324】転送期間t6においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC5からバッファBF5に転
送されているフレームFr39、Fr40及びFr41
のデータが、バッファBF5から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS16がオンになり、これによって、前
の転送期間t4の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC6からバッファBF16に転送されているフレー
ムFr42、Fr43及びFr44のデータが、バッフ
ァBF16から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
27がオンになり、これによって、前の転送期間t4の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッ
ファBF27に転送されているフレームFr45、Fr
46及びFr47のデータが、バッファBF27から第
3キャッシュ148に転送される。
【0325】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
8の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW5によって、スイ
ッチ180の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF25及びディスクDISC5間はデー
タ転送可能となる。
【0326】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC3からバッファBF3にフレーム
Fr57、Fr58及びFr59のデータが供給され、
ディスクDISC4からバッファBF14にフレームF
r60、Fr61及びFr62のデータが供給され、デ
ィスクDISC5からバッファBF25にフレームFr
63、Fr64及びFr65のデータが供給される。
【0327】転送期間t7においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS8がオンにな
り、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC8からバッファBF8に転
送されているフレームFr54、Fr55及びFr56
のデータが、バッファBF8から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS11がオンになり、これによって、前
の転送期間t5の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC1からバッファBF11に転送されているフレー
ムFr48、Fr49及びFr50のデータが、バッフ
ァBF11から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
22がオンになり、これによって、前の転送期間t5の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC2からバッ
ファBF22に転送されているフレームFr51、Fr
52及びFr53のデータが、バッファBF22から第
3キャッシュ148に転送される。
【0328】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ18
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW8によって、スイ
ッチ186の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF28及びディスクDISC8間はデー
タ転送可能となる。
【0329】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC6からバッファBF6にフレーム
Fr66、Fr67及びFr68のデータが供給され、
ディスクDISC7からバッファBF17にフレームF
r69、Fr70及びFr71のデータが供給され、デ
ィスクDISC8からバッファBF28にフレームFr
72、Fr73及びFr74のデータが供給される。
【0330】次のサイクルの転送期間t0においては、
図12に示した制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチ
S3がオンになり、これによって、前の転送期間t6の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC3からバッ
ファBF3に転送されているフレームFr57、Fr5
8及びFr59のデータが、バッファBF3から第1キ
ャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部1
71からバス170を介して供給されるスイッチング制
御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、こ
れによって、前の転送期間t6の読み出し期間Rtにお
いてディスクDISC4からバッファBF14に転送さ
れているフレームFr60、Fr61及びFr62のデ
ータが、バッファBF14から第2キャッシュ147に
転送される。そして、同時に制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号SW3によ
ってスイッチS25がオンになり、これによって、前の
転送期間t6の読み出し期間RtにおいてディスクDI
SC5からバッファBF25に転送されているフレーム
Fr63、Fr64及びFr65のデータが、バッファ
BF25から第3キャッシュ148に転送される。
【0331】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW3によって、スイ
ッチ176の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF23及びディスクDISC3間はデー
タ転送可能となる。
【0332】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC1からバッファBF1にフレーム
Fr75、Fr76及びFr77のデータが供給され、
ディスクDISC2からバッファBF12にフレームF
r78、Fr79及びFr80のデータが供給され、デ
ィスクDISC3からバッファBF23にフレームFr
81、Fr82及びFr83のデータが供給される。
【0333】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS6がオンにな
り、これによって、前の転送期間t7の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC6からバッファBF6に転
送されているフレームFr66、Fr67及びFr68
のデータが、バッファBF6から第1キャッシュ146
に転送される。そして、同時に制御部171からバス1
70を介して供給されるスイッチング制御信号SW2に
よってスイッチS17がオンになり、これによって、前
の転送期間t7の読み出し期間RtにおいてディスクD
ISC7からバッファBF17に転送されているフレー
ムFr69、Fr70及びFr71のデータが、バッフ
ァBF17から第2キャッシュ147に転送される。そ
して、同時に制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW3によってスイッチS
28がオンになり、これによって、前の転送期間t7の
読み出し期間RtにおいてディスクDISC8からバッ
ファBF28に転送されているフレームFr72、Fr
73及びFr74のデータが、バッファBF28から第
3キャッシュ148に転送される。
【0334】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ18
0の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能
となる。また、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号DSW6によって、スイ
ッチ182の可動接点dが固定接点cに接続されるの
で、バッファBF26及びディスクDISC6間はデー
タ転送可能となる。
【0335】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC4からバッファBF4にフレーム
Fr84、Fr85及びFr86のデータが供給され、
ディスクDISC5からバッファBF15にフレームF
r87、Fr88及びFr89のデータが供給され、デ
ィスクDISC6からバッファBF26にフレームFr
90、Fr91及びFr92のデータが供給される。
【0336】そして、以降、同様にして、順次ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8から再生されたデータがバッファBF1〜B
F8、BF11〜BF18、BF21〜BF28に供給
された後に、第1、第2及び第3キャッシュ146、1
47及び148に供給され、更に、これら第1、第2及
び第3キャッシュ146、147及び148から読み出
されて図1に示した記録機24に3系統(3倍の転送速
度の場合)で供給され、この記録機24にセットされて
いるビデオ・テープ・カセットの磁気テープ上に傾斜ト
ラックを形成するように記録される。
【0337】この例においては、最初の転送期間でディ
スクドライブ22、23、30、31、34、35、4
2及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8の内の3つのディスクDISC1、DI
SC2、・・・・またはDISC8から素材を等価的に
3倍速で読み出し、読みだした素材をバッファBF1〜
BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF2
1〜BF28に一旦記憶し、転送期間を1つおいた次の
転送期間において、バッファBF1〜BF8、バッファ
BF11〜BF18、バッファBF21〜BF28に記
憶してある素材を第1、第2及び第3キャッシュ14
6、147及び148に夫々供給して記憶し、これら第
1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148
から記憶素材を読み出し、これら読みだした素材をマル
チプレクサ161で1つの出力にし、この出力を、バッ
ファ162を介してデマルチプレクサ163に供給し、
このデマルチプレクサ164で3つに分割し、この3つ
に分割した素材データを高速記録再生VTR(図1にお
いては記録機24)に供給し、この高速記録再生VTR
で3倍速で記録するようにしたので、ディスクドライブ
22、23、30、31、34、35、42及び43の
各ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC
8から等価的に3倍速で読みだした素材を3倍速で記録
することができ、これによって、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8
に記録されている素材を記録機24にセットされている
ビデオ・テープ・カセットに記録する際の待ち時間を1
/3にすることができる。
【0338】尚、上述の例においては、第1、第2及び
第3キャッシュ146、147及び148を用いて3倍
速再生を行い、これによって得た再生素材を記録機24
に供給して記録機24において3倍速記録を行う場合に
ついて説明したが、キャッシュの数、記録機24の記録
能力、ディスクドライブ22、23、30、31、3
4、35、42及び43の数の設定によって容易に所望
の速度での記録を行うことができる。
【0339】T.ディスク上の任意のM箇所を再生する
場合の動作説明(図27、図28及び図29参照)
【0340】次に、図17に示したディスクDISC
1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録し
てある音声、映像及びサブコードデータを素材毎に任意
に再生する場合の動作について説明する。
【0341】図27から説明する。図27は、素材AV
s1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドット
で示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映
像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をデ
ィスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の
順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサ
ブコードデータ(図中、素材AVs2と反対方向の斜線
で示す領域)を記録している場合を示す。
【0342】次に、図28及び図29を参照してディス
クDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、
素材AVs1と素材AVs2を、再生する場合について
説明する。従って、この場合、M=2となる。これら図
28及び図29に示す各符号は、図18及び図19や、
図25及び図26に示した符号と同様なので、その説明
を省略する。尚、素材AVs1のデータは、各ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8の各エリアの先頭からフレームFr1から順
に記録し、素材AVs2のデータは、各ディスクドライ
ブ22、23、30、31、34、35、42及び43
の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・DIS
C1の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録
しているものとする。
【0343】既に説明したように、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8
から読み出された素材AVs1及びAVs2のデータ
は、図12に示したスイッチ172、174、176、
178、180、182、184、186を介してバッ
ファBF1〜BF8及びBF11〜BF18に夫々供給
される。
【0344】尚、図27を参照して説明したように、素
材AVs1のデータは、その先頭のフレームFr1のデ
ータから順に、ディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8の順にディスクDISC1〜DISK8
に記録され、素材AVs2のデータは、その先頭のフレ
ームFr1のデータから順に、ディスクDISC2、D
ISC3、・・・・DISC1の順に、ディスクDIS
C1〜DISC8に記録されている。
【0345】従って、素材AVs1のデータは、最初の
サイクルの転送期間t0から読み出しが開始され、この
転送期間t0において、フレームFr1、Fr2、・・
・・の順に、ディスクDISC1から読み出されるが、
素材AVs2のデータは、最初のサイクルの転送期間t
3から読み出しが開始され、この転送期間t3におい
て、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に、ディス
クDISC2から読み出される。
【0346】これは、もしも、最初のサイクルの転送期
間t0において、素材AVs2のデータをディスクDI
SC7(以下に説明するタイミングチャートでは、ディ
スクDISC7である)から読み出しを行ってしまう
と、素材AVs2のデータは、ディスクDISC2か
ら、フレームFr1、Fr2、・・・・の順に記録され
ているので、例えば、最初のサイクルの転送期間t0に
おいて、ディスクDISC7から読み出しを行うと、こ
の転送期間t0に読み出される素材AVs2のデータ
は、フレームFr16、Fr17及びFr18となり、
従って、素材AVs2のデータは、フレームFr16か
ら出力されてしまうことになるからである。
【0347】このための制御としては、3つの再生制御
方法が考えられる。第1の再生制御方法は、最初のサイ
クルにおいて、ディスクDISC2を再生する期間とな
るまでは、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S1
8、スイッチS21〜S28の内の対応するスイッチを
オフにし、2番目のサイクルにおいて、ディスクDIS
C7、DISC8及びDISC1の同じアドレス部分を
再生する方法である。
【0348】第2の再生制御方法は、最初のサイクルに
おいて、ディスクDISC2を再生する期間となるまで
は、スイッチS1〜S8、スイッチS11〜S18、ス
イッチS21〜S28の内の対応するスイッチをオフに
し、2番目のサイクルにおいて、ディスクDISC7、
DISC8及びDISC1の同じアドレス部分の再生を
行わないようにする方法である。
【0349】また、第3の再生制御方法は、スイッチS
1〜S8、S11〜S18、S21〜S28の制御は全
てのサイクルで同様に行い、最初のサイクルだけ、ディ
スクDISC2を再生する期間からディスクDISC2
の再生を行う方法である。
【0350】何れの方法を採用した場合においても、デ
ータコントローラ20の制御部171、或いはシステム
コントローラ33がディスクドライブ42、43及び2
2を制御することで実現できる。以下の説明では、第3
の再生制御方法を採用した場合について説明する。
【0351】先ず、最初サイクルの転送期間t0におい
ては、図12に示した制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW1によってス
イッチS7がオンになり、これによって、バッファBF
7から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレーム
のデータが転送できる状態になる。そして、同時に制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号SW2によってスイッチS15がオンにな
り、これによって、バッファBF15から第2キャッシ
ュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送でき
る状態となる。尚、第3キャッシュ148はM=2の場
合には用いない。
【0352】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t0においては、まだディスクDISC7からバッファ
BF7に素材AVs1のフレームのデータが供給されて
おらず、また、DISC5からバッファ15に素材AV
s2のフレームのデータが供給されていないので、最初
の転送期間t0においては、第1及び第2キャッシュ1
46及び147には素材AVs1及びAVs2のフレー
ムのデータが供給されない。
【0353】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
従って、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間
Rtにおいては、ディスクDISC1からバッファBF
1に素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3
のデータが供給される。
【0354】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、
スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ42は再生状態ではないので、ディスクDIS
C7からバッファBF17に素材AVs2のフレームF
r16、Fr17及びFr18のデータは供給されな
い。ディスクDISC7からバッファBF17に、素材
AVs2のフレームFr16、Fr17及びFr18の
データが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間
t0の読み出し期間Rtとなる。
【0355】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS8がオンにな
り、これによって、バッファBF8から第1キャッシュ
146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる
状態になる。そして、同時に制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によ
ってスイッチS16がオンになり、これによって、バッ
ファBF16から第2キャッシュ147に素材AVs2
のフレームのデータが転送できる状態となる。
【0356】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t1においては、まだディスクDISC8からバッファ
BF8に素材AVs1のフレームのデータが供給され
ず、また、ディスクDISC6からバッファBF16に
素材AVs2のフレームのデータが供給されていないの
で、転送期間t1においては、第1及び第2キャッシュ
146及び147には素材AVs1及びAVs2のフレ
ームのデータが供給されない。
【0357】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
つまり、最初のサイクルの転送期間t1の読み出し期間
Rtにおいては、ディスクDISC2からバッファBF
2に素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6
のデータが供給される。
【0358】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、
スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ43が再生状態ではないので、ディスクDIS
C8からバッファBF18に素材AVs2のフレームF
r19、Fr20及びFr21のデータは供給されな
い。ディスクDISC8からバッファBF18に素材A
Vs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデ
ータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t
1の読み出し期間Rtとなる。
【0359】転送期間t2においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS1がオンにな
り、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC1からバッファBF1に転
送されている素材AVs1のフレームFr1、Fr2及
びFr3のデータが、バッファBF1から第1キャッシ
ュ146に転送される。
【0360】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS17がオンになるが、最初のサイクルの転送期間
t0の読み出し期間Rtにおいて、ディスクドライブ4
2からバッファBF17にデータは転送されていないの
で、バッファBF17から第2キャッシュ146にはデ
ータが転送されない。
【0361】但し、2番目のサイクルの転送期間t2か
らは、図12に示した制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW2によってス
イッチS17がオンになり、これによって、最初のサイ
クルの転送期間t0の読み出し期間Rtにおいてディス
クDISC7からバッファBF17に転送されているフ
レームのデータが、バッファBF17から第2キャッシ
ュ147に転送される。
【0362】一方、転送期間t2の読み出し期間Rtに
おいては、制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ
176の可動接点dが固定接点aに接続されるので、バ
ッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可
能となる。つまり、最初のサイクルの転送期間t2の読
み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC3からバ
ッファBF3に素材AVs1のフレームFr7、Fr8
及びFr9のデータが供給される
【0363】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、
スイッチ172の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ22が再生状態ではないので、ディスクDIS
C1からバッファBF11に素材AVs2のフレームF
r22、Fr23及びFr24のデータが供給されな
い。ディスクDISC1からバッファBF11に素材A
Vs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデ
ータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t
2の読み出し期間Rtとなる。
【0364】転送期間t3においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS2がオンにな
り、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC2からバッファBF2に転
送されている素材AVs1のフレームFr4、Fr5及
びFr6のデータが、バッファBF2から第1キャッシ
ュ146に転送される。
【0365】一方、最初のサイクルの転送期間t3にお
いては、制御部171からバス170を介して供給され
るスイッチング制御信号SW2によってスイッチS18
がオンになるが、最初のサイクルの転送期間t1の読み
出し期間Rtにおいて、ディスクドライブ43からバッ
ファBF18にデータが転送されていないので、バッフ
ァBF18から第2キャッシュ146にはデータが転送
されない。
【0366】但し、2番目のサイクルの転送期間t3か
らは、図12に示した制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW2によってス
イッチS18がオンになり、これによって、最初のサイ
クルの転送期間t1の読み出し期間Rtにおいてディス
クDISC8からバッファBF18に転送されているフ
レームのデータが、バッファBF18から第2キャッシ
ュ147に転送される。
【0367】一方、最初のサイクルの転送期間t3の読
み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号DSW4に
よって、スイッチ178の可動接点dが固定接点aに接
続されるので、バッファBF4及びディスクDISC4
間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号DS
W2によって、スイッチ174の可動接点dが固定接点
bに接続されるので、バッファBF12及びディスクD
ISC2間はデータ転送可能となる。
【0368】つまり、最初のサイクルの転送期間t3の
読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC4から
バッファBF4に素材AVs1のフレームFr10、F
r11及びFr12のデータが供給され、ディスクドラ
イブディスクDISC2からバッファBF12に素材A
Vs2のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが
供給される。
【0369】転送期間t4においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS3がオンにな
り、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC3からバッファBF3に転
送されている素材AVs1のフレームFr7、Fr8及
びFr9のデータが、バッファBF3から第1キャッシ
ュ146に転送される。
【0370】一方、最初のサイクルの転送期間t4にお
いては、制御部171からバス170を介して供給され
るスイッチング制御信号SW2によってスイッチS11
がオンになるが、最初のサイクルの転送期間t2の読み
出し期間Rtにおいては、ディスクドライブ22からバ
ッファBF11にデータが供給されていないので、バッ
ファBF11から第2キャッシュ147にはデータが供
給されない。
【0371】但し、2番目のサイクルの転送期間t4か
らは、図12に示した制御部171からバス170を介
して供給されるスイッチング制御信号SW2によってス
イッチS11がオンになり、これによって、前の転送期
間t2の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1
からバッファBF11に転送されているフレームのデー
タが、バッファBF11から第2キャッシュ147に転
送される。
【0372】一方、最初のサイクルの転送期間t4の読
み出し期間Rtにおいては、制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5に
よって、スイッチ180の可動接点dが固定接点aに接
続されるので、バッファBF5及びディスクDISC5
間はデータ転送可能となる。また、制御部171からバ
ス170を介して供給されるスイッチング制御信号DS
W3によって、スイッチ176の可動接点dが固定接点
bに接続されるので、バッファBF13及びディスクD
ISC3間はデータ転送可能となる。
【0373】つまり、最初のサイクルの転送期間t4の
読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC5から
バッファBF5に素材AVs1のフレームFr13、F
r14及びFr15のデータが供給され、ディスクDI
SC3からバッファBF13に素材AVs2のフレーム
Fr4、Fr5及びFr6のデータが供給される。
【0374】転送期間t5においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS4がオンにな
り、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC4からバッファBF4に転
送されている素材AVs1のフレームFr10、Fr1
1及びFr12のデータが、バッファBF4から第1キ
ャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部1
71からバス170を介して供給されるスイッチング制
御信号SW2によってスイッチS12がオンになり、こ
れによって、前の転送期間t3の読み出し期間Rtにお
いてディスクDISC2からバッファBF12に転送さ
れている素材AVs2のフレームFr1、Fr2及びF
r3のデータが、バッファBF12から第2キャッシュ
147に転送される。
【0375】これによって、素材AVs2のデータが、
先頭のデータである、フレームFr1から順次出力され
ることになる。
【0376】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
8の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。
【0377】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC6からバッファBF6に素材AV
s1のフレームFr16、Fr17及びFr18のデー
タが供給され、ディスクDISC4からバッファBF1
4に素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びFr9
のデータが供給される。
【0378】転送期間t6においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC5からバッファBF5に転
送されている素材AVs1のフレームFr13、Fr1
4及びFr15のデータが、バッファBF5から第1キ
ャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部1
71からバス170を介して供給されるスイッチング制
御信号SW2によってスイッチS13がオンになり、こ
れによって、前の転送期間t4の読み出し期間Rtにお
いてディスクDISC3からバッファBF13に転送さ
れている素材AVs2のフレームFr4、Fr5及びF
r6のデータが、バッファBF13から第2キャッシュ
147に転送される。
【0379】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ18
0の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能
となる。
【0380】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC7からバッファBF7に素材AV
s1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデー
タが供給され、ディスクDISC5からバッファBF1
5に素材AVs2のフレームFr10、Fr11及びF
r12のデータが供給される。
【0381】転送期間t7においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS6がオンにな
り、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC6からバッファBF6に転
送されている素材AVs1のフレームFr16、Fr1
7及びFr18のデータが、バッファBF6から第1キ
ャッシュ146に転送される。そして、同時に制御部1
71からバス170を介して供給されるスイッチング制
御信号SW2によってスイッチS14がオンになり、こ
れによって、前の転送期間t5の読み出し期間Rtにお
いてディスクDISC4からバッファBF14に転送さ
れている素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びF
r9のデータが、バッファBF14から第2キャッシュ
147に転送される。
【0382】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能
となる。
【0383】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC8からバッファBF8に素材AV
s1のフレームFr22、Fr23及びFr24のデー
タが供給され、ディスクDISC6からバッファBF1
6に素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びF
r15のデータが供給される。
【0384】2番目のサイクルの転送期間t0において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS7がオンになり、これによって、前の転送期間t
6の読み出し期間RtにおいてディスクDISC7から
バッファBF7に転送されている素材AVs1のフレー
ムFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッフ
ァBF7から第1キャッシュ146に転送される。そし
て、同時に制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS1
5がオンになり、これによって、前の転送期間t6の読
み出し期間RtにおいてディスクDISC5からバッフ
ァBF15に転送されている素材AVs2のフレームF
r10、Fr11及びFr12のデータが、バッファB
F15から第2キャッシュ147に転送される。
【0385】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ18
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能
となる。
【0386】つまり、この2番目のサイクルの転送期間
t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC
1からバッファBF1に素材AVs1のフレームFr2
5、Fr26及びFr27のデータが供給され、ディス
クDISC7からバッファBF12にフレームFr1
6、Fr17及びFr18のデータが供給される。
【0387】2番目のサイクルの転送期間t1において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS8がオンになり、これによって、前の転送期間t
7の読み出し期間RtにおいてディスクDISC8から
バッファBF8に転送されている素材AVs1のフレー
ムFr22、Fr23及びFr24のデータが、バッフ
ァBF8から第1キャッシュ146に転送される。そし
て、同時に制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS1
6がオンになり、これによって、前の転送期間t7の読
み出し期間RtにおいてディスクDISC6からバッフ
ァBF16に転送されている素材AVs2のフレームF
r13、Fr14及びFr15のデータが、バッファB
F16から第2キャッシュ147に転送される。
【0388】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。
【0389】つまり、2番目のサイクルの転送期間t1
の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC2か
らバッファBF2に素材AVs1のフレームFr28、
Fr29及びFr30のデータが供給され、ディスクD
ISC8からバッファBF18に素材AVs2のフレー
ムFr19、Fr20及びFr21のデータが供給され
る。
【0390】2番目のサイクルの転送期間t2において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS1がオンになり、これによって、前の転送期間t
0の読み出し期間RtにおいてディスクDISC1から
バッファBF1に転送されている素材AVs1のフレー
ムFr25、Fr26及びFr27のデータが、バッフ
ァBF1から第1キャッシュ146に転送される。そし
て、同時に制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号SW2によってスイッチS1
7がオンになり、これによって、前の転送期間t0の読
み出し期間RtにおいてディスクDISC7からバッフ
ァBF17に転送されている素材AVs2のフレームF
r16、Fr17及びFr18のデータが、バッファB
F17から第2キャッシュ147に転送される。
【0391】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
11及びディスクDISC1間はデータ転送可能とな
る。また、制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ
176の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バ
ッファBF3及びディスクDISC3間はデータ転送可
能となる。
【0392】つまり、2番目のサイクルの転送期間t2
の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1か
らバッファBF11に素材AVs2のフレームFr2
2、Fr23及びFr24のデータが供給され、ディス
クDISC1からバッファBF11に素材AVs2のフ
レームFr31、Fr32及びFr33のデータが供給
される。
【0393】そして、以降、同様にして、順次ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8から再生された素材AVs1のデータがバッ
ファBF1〜BF8に、ディスクドライブ23、30、
31、34、35、42、43及び22の各ディスクD
ISC2、DISC3、・・・・DISC1から再生さ
れた素材AVs2のデータがBF11〜BF18に夫々
供給された後に、第1及び第2キャッシュ146及び1
47に供給され、更に、これら第1及び第2キャッシュ
146及び147から読み出される。
【0394】尚、素材AVs1のデータは、ディスクド
ライブ22、23、30、31、34、35、42及び
43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・D
ISC8にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの
順序で記録され、素材AVs2のデータは、ディスクド
ライブ23、30、31、34、35、42、43及び
22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・D
ISC1にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの
順序で記録され、しかも、同じディスクDISC1、D
ISC2、・・・・DISC8を時分割でアクセスする
ようにしている。従って、素材AVs2の任意のフレー
ムデータは、素材AVs1の同じフレームデータが、デ
ィスクDISC1〜DISC8から読み出されてバッフ
ァBF1〜BF8に供給される時点よりも、3転送期間
分だけ遅れる。
【0395】例えば素材AVs1のフレームFr1のデ
ータは、転送期間t0から始まる読み出し期間Rtにデ
ィスクDISC1から読み出され、バッファBF1に供
給されるが、素材AVs2のフレームFr1のデータ
は、転送期間t3から始まる読み出し期間Rtにディス
クDISC2から読み出され、バッファBF12に供給
される。
【0396】従って、第1キャッシュ146から読み出
される素材AVs1のデータのフレームと、第2キャッ
シュ147から読み出される素材AVs2のデータのフ
レームとを一致させるために、本例では、バッファBF
1〜BF8に記憶したフレームデータを読み出すタイミ
ングを、バッファBF11〜BF18に記憶したフレー
ムデータを読み出すタイミングに合わせるようにしてい
る。この制御は、図12に示した制御部171が行う。
つまり、再生のタイミングをフレーム単位まで合わせる
ようにしている。
【0397】尚、上述の例においては、M=2の場合に
ついて説明したが、M=3でも同じ用に独立して再生を
行うことができる。この場合、第1、第2及び第3キャ
ッシュ146、147及び148を使用することが前提
となる。従って、M=4の場合には、キャッシュをもう
1つ増やせば良い。
【0398】この例においては、最初の転送期間におい
てディスクドライブ22、23、30、31、34、3
5、42及び43の各ディスクDISC1、DISC
2、・・・・DISC8上の任意のM箇所を再生し、再
生して得た複数の再生素材を、バッファBF1〜BF
8、バッファBF11〜BF18、バッファBF21〜
BF28に記憶し、転送期間を1つおいた次の転送期間
において、バッファBF1〜BF8、バッファBF11
〜BF18、バッファBF21〜BF28に記憶してあ
る素材データを読み出し、読みだした素材データを第
1、第2及び第3キャッシュ146、147及び148
に記憶し、これら第1、第2及び第3キャッシュ14
6、147及び148に記憶した素材データを読み出し
て出力するようにしたので、同時に複数の素材を出力す
ることができ、これによって、例えば再生用のVTRを
複数台使用するといった大規模なシステム或いは装置の
構築、複数台のVTRを同期させて各出力の位相を合わ
せるための回路の追加、複数台のVTRに同時再生させ
たい素材テープをセットしたり、或いは、このような素
材テープを各VTR用に編集して作成するといった煩わ
しい作業を全て排除することができる。また、本例にお
いては、再生機21で再生した素材や外部入力素材を、
ディスクドライブ22、23、30、31、34、3
5、42及び43のディスクDISC1、DISC2、
・・・・DISC8に一旦記録し、これらの素材データ
を複数再生できるようにしているので、ライブラリシス
テム等のアーカイブとして使用でき、ディスクのアクセ
スの良さ、VTRが使用するビデオ・テープ・カセット
の大記録容量といった夫々の利点を生かしながら、より
オペレータに負担のかからない、且つ、規模の小さい装
置或いはシステムを提供することができる。
【0399】U.ディスク上の任意のM箇所を再生、且
つ、高速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディ
スク上に記録する場合の動作説明(図30、図31及び
図32参照)
【0400】次に、図17に示したディスクDISC
1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録し
てある音声、映像及びサブコードデータを素材毎に任意
に再生し、且つ、図1に示した再生機21からの1倍速
の音声、映像及びサブコードデータをディスクDISC
1、DISC2、・・・・DISC3に記録する場合の
動作について説明する。
【0401】図30から説明する。図30は、素材AV
s1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドット
で示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映
像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をデ
ィスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の
順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサ
ブコードデータ(図中、素材AVs2の斜線と逆の斜線
で示す領域)を記録している場合を示す。
【0402】そして、以上のような記録状態のディスク
DISC1、DISC2、・・・・DISC8に、図1
に示した再生機21からの素材を、元々ディスクDIS
C1、DISC2、・・・・DISC8の素材AVsn
−1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、網目で
示す領域)の記録されているエリアに記録している場合
を示す。
【0403】つまり、図30においては、ディスクDI
SC1、DISC2、・・・・DISC8から素材AV
s1及びAVs2のデータを再生すると同時に、図1に
示した再生機21からの素材データを、ディスクDIS
C1、DISC2、・・・・DISC8に記録している
状態を示している。
【0404】次に、図31及び図32を参照してディス
クDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、
素材AVs1と素材AVs2を再生すると同時に、図1
に示した再生機21からの素材を記録する場合について
説明する。
【0405】これら図31及び図32に示す各符号は、
図18及び図19、図25及び図26、図28及び29
に夫々示した符号と同様なので、その説明を省略する。
尚、素材AVs1のデータは、各ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8
の各エリアの先頭からフレームFr1から順に記録し、
素材AVs2のデータは、各ディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43の各ディス
クDISC2、DISC3、・・・・DISC1の各エ
リアの先頭からフレームFr1から順に記録しているも
のとする。
【0406】既に説明したように、ディスクドライブ2
2、23、30、31、34、35、42及び43の各
ディスクDISC1、DISC2、・・・・DISC8
から読み出された素材AVs1及びAVs2のデータ
は、図12に示したスイッチ172、174、176、
178、180、182、184、186を介してバッ
ファBF1〜BF8及びBF11〜BF18に夫々供給
される。
【0407】尚、図30に示すように、素材AVs1の
データは、ディスクDISC1から順に、フレームFr
1、Fr2、・・・・の順に記録され、素材AVs2の
データは、ディスクDISC2から順に、フレームFr
1、Fr2、・・・・の順に記録されているので、図2
7〜図29を参照して説明したように、以下の例では、
第3の再生制御方法を採用した場合について説明する。
【0408】また、図1に示した再生機21からの1倍
速再生信号、或いは、図1に示した入力部25を介して
供給される外部入力信号は、以下に示す転送サイクルの
内の最初のサイクルの転送期間t3の開始に同期して供
給されるものとする。
【0409】このタイミングの制御は、システムコント
ローラ33の制御によって、データコントローラ20が
転送サイクルに入り、最初の転送サイクルの期間t3の
開始時点に、再生機21の再生信号の内の、ディスクD
ISC1に記録する部分が、第3キャッシュ148に供
給されるようにタイミングを取ることによって行われ
る。従って、システムコントローラ33は、再生機21
に再生開始を示す制御信号を供給してから実際に再生信
号が再生機21から出力されるまでの、いわゆる立ち上
がり時間が内部のメモリ等にセットされている。
【0410】また、再生機21にセットされているビデ
オ・テープ・カセットの磁気テープ上記録信号の内のど
の信号からディスクDISC1に記録し始めるかは、通
常、オペレータが操作パネル33d、或いは、コネクタ
33a、33b、33cに接続する編集機等を介して、
イン点データ(使用開始時点を示すタイムコード)をシ
ステムコントローラ33に指定することになる。
【0411】従って、もしも再生機21を再生する場合
に、プリロール期間を設定し、イン点に対応する再生信
号から順にディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8に記録する場合は、システムコントローラ3
3は、イン点となったときに、データコントローラ20
における転送サイクルの期間が期間t3となるように、
データコントローラ20を制御する。
【0412】先ず、最初のサイクルの転送期間t0にお
いては、図12に示した制御部171からバス170を
介して供給されるスイッチング制御信号SW1によって
スイッチS7がオンになり、これによって、バッファB
F7から第1キャッシュ146に素材AVs1のフレー
ムのデータが転送できる状態になる。そして、同時に制
御部171からバス170を介して供給されるスイッチ
ング制御信号SW2によってスイッチS15がオンにな
り、これによって、バッファBF15から第2キャッシ
ュ147に素材AVs2のフレームのデータが転送でき
る状態となる。
【0413】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t0においては、まだディスクDISC7からバッファ
BF7に素材AVs1のフレームのデータが供給されて
おらず、また、ディスクDISC5からバッファ15に
素材AVs2のフレームのデータが供給されていないの
で、最初のサイクルの転送期間t0においては、第1及
び第2キャッシュ146及び147には、素材AVs1
及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0414】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチ26がオンになり、これによって、第3キャッシ
ュ148に記憶されているデータが、バッファBF26
に転送できる状態となる。
【0415】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t0においては、再生機21からの再生素材としてのフ
レームのデータは、第3キャッシュ148に供給されて
いないので、第3キャッシュ148からバッファBF2
6にはデータが転送されない。
【0416】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
つまり、最初のサイクルの転送期間t0の読み出し期間
Rtにおいては、ディスクDISC1から読み出された
素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデ
ータが、バッファBF1に供給される。
【0417】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW7によって、
スイッチ184の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF17及びディスクDISC7間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ42が再生状態ではないので、DISC7から
バッファBF7に、素材AVs2のフレームFr16、
Fr17及びFr18のデータは供給されない。素材A
Vs2のフレームFr16、Fr17及びFr18のデ
ータがバッファBF7に供給されるのは、2番目のサイ
クルの転送期間t0の読み出し期間Rtとなる。
【0418】一方、最初のサイクルの転送期間t0の書
き込み期間Wtにおいては、制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号DSW5に
よって、スイッチ180の可動接点dが固定接点cに接
続されるので、バッファBF25及びディスクDISC
5間データ転送可能となる。しかしながら、最初のサイ
クルの転送期間t0においては、バッファBF25には
再生機21からは何も転送されていないので、この場合
にはディスクDISC5にはデータが記録されない。
【0419】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS8がオンにな
り、これによって、バッファBF8から第1キャッシュ
146に素材AVs1のフレームのデータが転送できる
状態になる。そして、同時に制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によ
って、スイッチS16がオンになり、これによって、バ
ッファBF16から第2キャッシュ147に素材AVs
2のフレームのデータが転送できる状態となる。
【0420】しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t1においては、まだディスクDISC8からバッファ
BF8に素材AVs1のフレームのデータが供給され
ず、また、ディスクDISC6からバッファBF16に
素材AVs2のフレームのデータが供給されていないの
で、最初のサイクルの転送期間t1においては、第1及
び第2キャッシュ146及び147には、素材AVs1
及びAVs2のフレームのデータが供給されない。
【0421】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS27がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている再生機21からの再生素材
としてのフレームのデータが、バッファBF27に転送
できる状態となる。しかしながら、最初のサイクルの転
送期間t1においては、再生機21からの再生素材とし
てのフレームデータは、第3キャッシュ148に供給さ
れていないので、第3キャッシュ148からバッファB
F27にデータが転送されない。
【0422】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクD
ISC2からバッファBF2に素材AVs1のフレーム
Fr4、Fr5及びFr6のデータが供給される。
【0423】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW8によって、
スイッチ186の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF18及びディスクDISC8間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t1の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ43は再生状態ではないので、ディスクDIS
C8からバッファBF18に素材AVs2のフレームF
r19、Fr20及びFr21のデータが供給されな
い。ディスクDISC8からバッファBF18に素材A
Vs2のフレームFr19、Fr20及びFr21のデ
ータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t
1の読み出し期間Rtとなる。
【0424】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26
及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。し
かしながら、最初のサイクルの転送期間t0において
は、第3キャッシュ148からバッファBF26にデー
タが転送されていないので、転送期間t1の書き込み期
間Wtにおいては、ディスクDISC6にデータは記録
されない。
【0425】転送期間t2においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS1がオンにな
り、これによって、前の転送期間t0の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC1から読み出されて、バッ
ファBF1に転送されている素材AVs1のフレームF
r1、Fr2及びFr3のデータが、バッファBF1か
ら第1キャッシュ146に転送される。従って、第1キ
ャッシュ146から素材AVs1のフレームFr1、F
r2及びFr3のデータが出力される。
【0426】そして、同時に制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によ
ってスイッチS17がオンになり、これによって、バッ
ファBF17及び第2キャッシュ147間のデータ転送
が可能になる。しかしながら、最初のサイクルの転送期
間t0の読み出し期間Rtにおいては、ディスクDIS
C7からバッファBF17に、素材AVs2のフレーム
のデータが供給されていないので、バッファBF17か
ら第2キャッシュ147にデータは転送されない。
【0427】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS28がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148及びバッファBF28間がデータ転送可能と
なる。しかしながら、再生機21からの再生素材データ
が、第3キャッシュ148に供給されていないので、第
3キャッシュ148からバッファBF28にデータは供
給されない。
【0428】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
つまり、この読み出し期間Rtにおいては、ディスクD
ISC3から読み出された素材AVs1のフレームFr
7、Fr8及びFr9のデータが、バッファBF3に供
給される。
【0429】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号DSW1によって、
スイッチ172の可動接点dが固定接点bに接続される
ので、バッファBF11及びディスクDISC1間はデ
ータ転送可能となる。しかしながら、最初のサイクルの
転送期間t2の読み出し期間Rtにおいては、ディスク
ドライブ22が再生状態ではないので、ディスクDIS
C1からバッファBF11に素材AVs2のフレームF
r22、Fr23及びFr24のデータは供給されな
い。ディスクDISC1からバッファBF11に素材A
Vs2のフレームFr22、Fr23及びFr24のデ
ータが供給されるのは、2番目のサイクルの転送期間t
2の読み出し期間Rtとなる。
【0430】また、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF27
及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。し
かしながら、最初のサイクルの転送期間t1の書き込み
期間Wtにおいては、第3キャッシュ148からバッフ
ァBF27にデータが転送されていないので、ディスク
7にデータは記録されない。
【0431】転送期間t3においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS2がオンにな
り、これによって、前の転送期間t1の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC2から読み出されてバッフ
ァBF2に転送されている、素材AVs1のフレームF
r4、Fr5及びFr6のデータが、バッファBF2か
ら第1キャッシュ146に転送される。
【0432】そして、同時に制御部171からバス17
0を介して供給されるスイッチング制御信号SW2によ
ってスイッチS18がオンになり、これによって、第2
キャッシュ147及びバッファBF18間はデータ転送
可能となる。しかしながら、最初のサイクルの転送期間
t1の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC8
からバッファBF18に、素材AVs2のフレームのデ
ータが転送されていないので、バッファBF18から第
2キャッシュ147にデータが転送されない。
【0433】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS21がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148及びバッファBF21間がデータ転送可能と
なる。従って、再生機21からの再生素材としての、フ
レームFr1、Fr2及びFr3のデータが、第3キャ
ッシュ148に供給されて記憶された、再生機21から
のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、バッ
ファBF21に記憶される。
【0434】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW4によって、スイッチ178の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
4及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC4から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr10、Fr11及びFr12のデータが、バッ
ファBF4に供給され、ディスクDISC2から読み出
された素材AVs2のフレームFr1、Fr2及びFr
3のデータが、バッファBF12に供給される。
【0435】また、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW8によって、スイッチ186の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF28
及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。し
かいながら、最初のサイクルの転送期間t2において
は、第3キャッシュ148からバッファBF28にデー
タが転送されていないので、ディスクDISC8にデー
タは記録されない。
【0436】転送期間t4においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS3がオンにな
り、これによって、前の転送期間t2の読み出し期間R
tにおいてディスクDISC3からバッファBF3に転
送されている、素材AVs1のフレームFr7、Fr8
及びFr9のデータが、バッファBF3から第1キャッ
シュ146に転送される。
【0437】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS11がオンになり、これによって、第2キャッシ
ュ147及びバッファBF11間がデータ転送可能とな
る。しかしながら、最初のサイクルの転送期間t2の読
み出し期間Rtにおいては、ディスクDISC1からバ
ッファBF11にデータが転送されていないので、バッ
ファBF11から第2キャッシュ147にデータは供給
されない。
【0438】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS22がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータ
が、バッファFr22に供給される。
【0439】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW3によって、スイッチ17
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF13及びディスクDISC3間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC5から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr13、Fr14及びFr15のデータが、バッ
ファBF5に供給され、ディスクDISC3から読み出
された素材AVs2のフレームFr4、Fr5及びFr
6のデータが、バッファBF13に供給される。
【0440】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW1によって、スイッチ172の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF21
及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t3において、第3キャッシュ14
8からバッファBF21に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr1、Fr2及びF
r3のデータが、ディスクDISC1に供給されて記録
される。
【0441】転送期間t5においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS4がオンにな
り、これによって、前の転送期間t3の読み出し期間R
tにおいて、ディスクDISC4から読み出されてバッ
ファBF4に転送されている、素材AVs1のフレーム
Fr10、Fr11及びFr12のデータが、バッファ
BF4から第1キャッシュ146に転送される。
【0442】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS12がオンになり、これによって、前の転送期間
t3の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC2
から読み出されてバッファBF12に転送されている、
素材AVs1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデ
ータが、バッファBF12から第2キャッシュ147に
供給される。
【0443】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS23がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9のデータ
が、バッファFr22に供給される。
【0444】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW6によって、スイッチ182の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
6及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
8の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC6から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr16、Fr17及びFr18のデータが、バッ
ファBF6に供給され、ディスクDISC4から読み出
された素材AVs2のフレームFr7、Fr8及びFr
9のデータが、バッファBF14に供給される。
【0445】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW2によって、スイッチ174の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF22
及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t4において、第3キャッシュ14
8からバッファBF22に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びF
r6のデータが、ディスクDISC2に供給されて記録
される。
【0446】転送期間t6においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、前の転送期間t4の読み出し期間R
tにおいて、ディスクDISC5から読み出されてバッ
ファBF5に転送されている、素材AVs1のフレーム
Fr13、Fr14及びFr15のデータが、バッファ
BF5から第1キャッシュ146に転送される。
【0447】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS13がオンになり、これによって、前の転送期間
t4の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC3
から読み出されてバッファBF13に転送されている、
素材AVs1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデ
ータが、バッファBF13から第2キャッシュ147に
供給される。
【0448】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS24がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr10、Fr11及びFr12の
データが、バッファFr24に供給される。
【0449】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW5によって、スイッチ18
0の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF15及びディスクDISC5間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC7から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr19、Fr20及びFr21のデータが、バッ
ファBF7に供給され、ディスクDISC5から読み出
された素材AVs2のフレームFr10、Fr11及び
Fr12のデータが、バッファBF15に供給される。
【0450】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW3によって、スイッチ176の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF23
及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t5において、第3キャッシュ14
8からバッファBF23に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びF
r9のデータが、ディスクDISC3に供給されて記録
される。
【0451】転送期間t7においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS6がオンにな
り、これによって、前の転送期間t5の読み出し期間R
tにおいて、ディスクDISC6から読み出されてバッ
ファBF6に転送されている、素材AVs1のフレーム
Fr16、Fr17及びFr18のデータが、バッファ
BF6から第1キャッシュ146に転送される。
【0452】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS14がオンになり、これによって、前の転送期間
t5の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC4
から読み出されてバッファBF14に転送されている、
素材AVs1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデ
ータが、バッファBF14から第2キャッシュ147に
供給される。
【0453】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS25がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr13、Fr14及びFr15の
データが、バッファFr25に供給される。
【0454】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW8によって、スイッチ186の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
8及びディスクDISC8間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC8から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr22、Fr23及びFr24のデータが、バッ
ファBF8に供給され、ディスクDISC6から読み出
された素材AVs2のフレームFr13、Fr14及び
Fr15のデータが、バッファBF16に供給される。
【0455】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW4によって、スイッチ178の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF24
及びディスクDISC4間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t6において、第3キャッシュ14
8からバッファBF24に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr10、Fr11及
びFr12のデータが、ディスクDISC4に供給され
て記録される。
【0456】2番目のサイクルの転送期間t0において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS7がオンになり、これによって、前の転送期間t
6の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC7か
ら読み出されてバッファBF7に転送されている、素材
AVs1のフレームFr19、Fr20及びFr21の
データが、バッファBF7から第1キャッシュ146に
転送される。
【0457】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS15がオンになり、これによって、前の転送期間
t6の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC5
から読み出されてバッファBF15に転送されている、
素材AVs1のフレームFr10、Fr11及びFr1
2のデータが、バッファBF15から第2キャッシュ1
47に供給される。
【0458】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS26がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr16、Fr17及びFr18の
データが、バッファFr26に供給される。
【0459】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW7によって、スイッチ18
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF17及びディスクDISC7間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC1から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr25、Fr26及びFr27のデータが、バッ
ファBF1に供給され、ディスクDISC7から読み出
された素材AVs2のフレームFr16、Fr17及び
Fr18のデータが、バッファBF17に供給される。
【0460】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF25
及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t7において、第3キャッシュ14
8からバッファBF25に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr13、Fr14及
びFr15のデータが、ディスクDISC5に供給され
て記録される。
【0461】2番目のサイクルの転送期間t1において
は、図12に示した制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW1によってスイ
ッチS8がオンになり、これによって、前の転送期間t
7の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC8か
ら読み出されてバッファBF8に転送されている、素材
AVs1のフレームFr22、Fr23及びFr24の
データが、バッファBF8から第1キャッシュ146に
転送される。
【0462】また、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW2によってスイ
ッチS16がオンになり、これによって、前の転送期間
t7の読み出し期間Rtにおいて、ディスクDISC6
から読み出されてバッファBF16に転送されている、
素材AVs2のフレームFr13、Fr14及びFr1
5のデータが、バッファBF16から第2キャッシュ1
47に供給される。
【0463】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によって、ス
イッチS27がオンになり、これによって、第3キャッ
シュ148に記憶されている、再生機21からの再生素
材としてのフレームFr19、Fr20及びFr21の
データが、バッファFr27に供給される。
【0464】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW2によって、スイッチ174の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
2及びディスクDISC2間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。つまり、この読み出し期間Rtにおいては、デ
ィスクDISC2から読み出された素材AVs1のフレ
ームFr28、Fr29及びFr30のデータが、バッ
ファBF2に供給され、ディスクDISC8から読み出
された素材AVs2のフレームFr19、Fr20及び
Fr21のデータが、バッファBF18に供給される。
【0465】一方、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW6によって、スイッチ182の可動接
点dが固定接点cに接続されるので、バッファBF26
及びディスクDISC6間はデータ転送可能となる。従
って、前の転送期間t0において、第3キャッシュ14
8からバッファBF26に供給されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及
びFr18のデータが、ディスクDISC6に供給され
て記録される。
【0466】そして、以降、同様にして、順次ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8から再生された素材AVs1のデータがバッ
ファBF1〜BF8に、ディスクドライブ23、30、
31、34、35、42、43及び22の各ディスクD
ISC2、DISC3、・・・・DISC1から再生さ
れた素材AVs2のデータがBF11〜BF18に夫々
供給された後に、第1及び第2キャッシュ146及び1
47に供給され、更に、これら第1及び第2キャッシュ
146及び147から読み出される。そして、同時に、
再生機21からの再生素材データが、第3キャッシュ1
48を介してバッファBF21〜BF28に供給され、
これらのバッファBF21〜BF28を介してディスク
DISC1〜DISC8に供給されて記録される。
【0467】尚、素材AVs1のデータは、ディスクド
ライブ22、23、30、31、34、35、42及び
43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・D
ISC8にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの
順序で記録され、素材AVs2のデータは、ディスクド
ライブ23、30、31、34、35、42、43及び
22の各ディスクDISC2、DISC3、・・・・D
ISC1にフレームFr1、Fr2、・・・・Frnの
順序で記録され、しかも、同じディスクDISC1、D
ISC2、・・・・DISC8を時分割でアクセスする
ようにしている。従って、素材AVs2の任意のフレー
ムデータは、素材AVs1の同じフレームデータが、デ
ィスクDISC1〜DISC8から読み出されてバッフ
ァBF1〜BF8に供給される時点よりも、3転送期間
分だけ遅れる。
【0468】例えば素材AVs1のフレームFr1のデ
ータは、転送期間t0から始まる読み出し期間Rtにデ
ィスクDISC1から読み出され、バッファBF1に供
給されるが、素材AVs2のフレームFr1のデータ
は、転送期間t3から始まる読み出し期間Rtにディス
クDISC2から読み出され、バッファBF12に供給
される。
【0469】従って、第1キャッシュ146から読み出
される素材AVs1のデータのフレームと、第2キャッ
シュ147から読み出される素材AVs2のデータのフ
レームとを一致させるために、本例では、バッファBF
1〜8に記憶したフレームデータを読み出すタイミング
を、バッファBF11〜BF18に記憶したフレームデ
ータを読み出すタイミングに合わせるようにしている。
この制御は、図12に示した制御部171が行う。ま
た、ディスクDISC1〜DISC8への記録は、素材
AVs2のデータの読み出しの開始時点の次の時点(図
31及び32においては、転送期間t4からとなる)か
ら開始するものとする。
【0470】尚、上述の例においては、M=2の場合に
ついて説明したが、キャッシュをもう1つ増やせば、M
=3でも同じ用に独立して再生を行うことができる。
【0471】また、上述の例においては、再生機21か
らの再生素材としてのデータをディスクDISC1〜D
ISC8に記録する場合について説明したが、この逆、
つまり、ディスクDISC1〜DISC8に記録されて
いる素材データを図1に示した記録機24に供給して記
録するようにしても良い。この場合は、再生機21から
の再生素材としてのデータをディスクDISC1〜DI
SC8に供給して記録した場合とデータの転送方向が逆
になるだけで、タイミングは同じとなる。
【0472】また、上述の例においては、図1に示した
再生機21からの再生素材、或いは外部入力素材をディ
スクドライブ22、23、30、31、34、35、4
2及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8に記録する場合について説明したが、デ
ィスクドライブ22、23、30、31、34、35、
42及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・
・・・DISC8から任意のM箇所を再生し、これ以外
に、更に他の素材を再生し、その再生素材を図1に示し
た記録機24に供給し、この記録機24にセットされて
いるビデオ・テープ・カセットに記録するようにしても
良い。
【0473】タイミングは、図31及び図32に示した
書き込み期間Wtを読み出し期間Rtに置き換えれば良
い。図31及び図32に示した書き込み期間WtをRt
に置き換えた場合、図31及び図32に示した第3キャ
ッシュ148及びバッファBF21〜BF28間に示す
矢印の方向が逆になり、また、ディスクDISC1〜D
ISC8から読み出された素材が、バッファBF21〜
BF28に供給されて記憶されることになる。このよう
にした場合は、ディスクDISC1〜DISC8の任意
のM箇所を再生している最中に、他の任意の箇所を再生
し、その再生素材を例えば図1に示した記録機24に供
給し、この記録機24にセットされているビデオ・テー
プ・カセットに記録することができる。従って、ディス
クDISC1〜DISC8の任意の箇所を再生している
最中に、必要な部分を記録機24にセットされているビ
デオ・テープ・カセットに記録、或いは待避用として記
録することができる。つまり、1つの作業を行いなが
ら、別の作業を行うことができ、システム或いは装置の
構成を最も簡単にし、且つ、記録再生作業を高速化する
ことができる。
【0474】この例においては、転送期間nにおいて、
ディスクドライブ22、23、30、31、34、3
5、42及び43の各ディスクDISC1、DISC
2、・・・・DISC8の任意の2箇所から読みだした
再生素材をバッファBF1〜BF8、バッファBF11
〜BF18に記憶すると共に、図1に示した再生機21
からの1倍速再生素材或いは外部入力素材を第3キャッ
シュ148からバッファBF21〜BF28に記憶し、
転送期間n+1において、バッファBF21〜BF28
に記憶した素材をディスクドライブ22、23、30、
31、34、35、42及び43の各ディスクDISC
1、DISC2、・・・・DISC8に記録し、転送期
間n+2において、バッファBF1〜BF8、バッファ
BF11〜BF18から読みだした素材を第1及び第2
キャッシュ146及び147に夫々記憶し、これら第
1、及び第2キャッシュ146及び147に記憶した素
材を読み出し、読み出した素材を出力するようにしたの
で、例えば繰り返し再生を行っている最中に、その再生
を中断しなくとも、他の素材をディスクDISC1〜D
ISC8に記録することができる。勿論、複数のディス
クDISC1〜DISC8を有しているので、システム
或いは装置の構成を最も簡単にすることができる。
【0475】V.ディスク上の任意の1箇所を2倍速再
生、且つ、高速記録再生VTRからの2倍速の再生信号
をディスク上に記録する場合の動作説明(図33、図3
4及び図35参照)
【0476】次に、図17に示したディスクDISC
1、DIS2、・・・・DISC8上に素材毎に記録し
てある音声、映像及びサブコードデータを任意に2倍速
再生し、且つ、図1に示した再生機21からの2倍速の
音声、映像及びサブコードデータをディスクDISC
1、DISC2、・・・・DISC3に記録する場合の
動作について説明する。
【0477】図33から説明する。図33は、素材AV
s1の音声、映像及びサブコードデータ(図中、ドット
で示す領域)をディスクDISC1、DISC2、・・
・・DISC8の順に記録し、素材AVs2の音声、映
像及びサブコードデータ(図中、斜線で示す領域)をデ
ィスクDISC2、DISC3、・・・・DISC4の
順に記録し、・・・・素材AVsnの音声、映像及びサ
ブコードデータ(図中、素材AVs2の斜線と逆の斜線
で示す領域)を記録している場合を示す。
【0478】そして、以上のような記録状態のディスク
DISC1、DISC2、・・・・DISC8に、図1
に示した再生機21からの2倍速再生素材を、元々ディ
スクDISC1、DISC2、・・・・DISC8の素
材AVs1の音声、映像及びサブコードデータの記録さ
れているエリア(図中、ドットで示す領域)に記録し、
同時に、素材AVsn−1(図中素材AVs2と逆の斜
線で示す領域)の音声、映像及びサブコードデータを2
倍速で再生する場合を示す。
【0479】つまり、図33においては、図1に示した
再生機21からの2倍速再生素材データを、ディスクD
ISC1、DISC2、・・・・DISC8に記録する
と共に、ディスクDISC1、DISC2、・・・・D
ISC8に記録されている素材AVsn−1のデータを
2倍速で再生している状態を示している。
【0480】次に、図34及び図35を参照してディス
クDISC1、DISC2、・・・・DISC8から、
素材AVsn−1を2倍速再生すると同時に、図1に示
した再生機21からの2倍速再生データをディスクDI
SC1、DISC2、・・・・DISC8の素材AVs
1が記録されているエリアに記録する場合について説明
する。
【0481】これら図34及び図35に示す各符号は、
図18及び図19、図25及び図26、図28及び2
9、図31及び図32に夫々示した符号と同様なので、
その説明を省略する。
【0482】先ず、最初の転送期間t0においては、図
12に示した制御部171からバス170を介して供給
されるスイッチング制御信号SW1によってスイッチS
1がオンになり、これによって、第1キャッシュ146
からバッファBF1に、再生機21からの再生素材とし
てフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが転送さ
れる。同時に、制御部171からバス170を介して供
給されるスイッチング制御信号SW2によってスイッチ
S12がオンになり、これによって、第2キャッシュ1
47からバッファBF12に再生機21からの再生素材
としてのフレームFr4、Fr5及びFr6のデータが
転送される。
【0483】一方、制御部171からバス170を介し
て供給されるスイッチング制御信号SW3によってスイ
ッチS27及びスイッチS28がオンになる。これによ
って、バッファBF27から第3キャッシュ148に、
素材AVsn−1のフレームFr1、Fr2及びFr3
のデータを、また、バッファBF28から第3キャッシ
ュ148に、素材AVsn−1のフレームFr4、Fr
5及びFr6のデータを転送できる状態になる。
【0484】しかしながら、最初の転送期間t0におい
ては、まだディスクDISC8からバッファBF27及
びBF28に夫々素材AVsn−1のフレームのデータ
が供給されていないので、最初サイクルの転送期間t0
においては、第3キャッシュ148には素材AVsn−
1のフレームのデータが供給されない。
【0485】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。
【0486】しかしながら、この書き込み期間Wtにお
いては、第1キャッシュ146からバッファBF7に、
再生機21からの再生素材のデータが供給されておら
ず、また、第2キャッシュ147からバッファBF18
に、再生機21からの再生素材のデータが供給されてい
ないので、ディスクDISC7及びDISC8に対す
る、再生機21からの再生素材のデータの記録は行われ
ない。
【0487】転送期間t1においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS3がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF3に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr7、Fr8及びFr9のデータが転送され、続い
て、第2キャッシュ147からバッファBF14に、再
生機21からの再生素材としてのフレームFr10、F
r11及びFr12のデータが転送される。
【0488】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能
となる。
【0489】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF1に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr1、Fr2及びFr3
のデータがディスクDISC1に供給されて記録され、
バッファBF12に記憶されている、再生機21からの
再生素材としてのフレームFr4、Fr5及びFr6の
データはディスクDISC2に供給されて記録される。
【0490】転送期間t2においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF5に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr13、Fr14及びFr15のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF16
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr1
6、Fr17及びFr18のデータが転送される。
【0491】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
8の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。
【0492】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF3に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr7、Fr8及びFr9
のデータがディスクDISC3に供給されて記録され、
バッファBF14に記憶されている、再生機21からの
再生素材としてのフレームFr10、Fr11及びFr
12のデータがディスクDISC4に供給されて記録さ
れる。
【0493】転送期間t3においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS7がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF7に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr19、Fr20及びFr21のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF18
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr2
2、Fr23及びFr24のデータが転送される。
【0494】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファB
F21及びディスクDISC1間はデータ転送可能とな
る。また、制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ
174の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、
バッファBF22及びディスクDISC2間はデータ転
送可能となる。
【0495】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC1に記録されている素材AVsn
−1のフレームFr1、Fr2及びFr3のデータが、
ディスクDISC1から読み出されてバッファBF21
に記憶され、ディスクDISC2に記録されている素材
AVsn−1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデ
ータが、ディスクDISC2から読み出されてバッファ
BF22に記憶される。
【0496】また、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接
点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF5及
びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号DSW6によって、スイッチ182
の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファ
BF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能と
なる。
【0497】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF5に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr13、Fr14及びF
r15のデータがディスクDISC5に供給されて記録
され、バッファBF16に記憶されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr16、Fr17及
びFr18のデータがディスクDISC6に供給されて
記録される。
【0498】転送期間t4においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS1がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF1に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr25、Fr26及びFr27のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF12
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr2
8、Fr29及びFr30のデータが転送される。
【0499】このとき、読み出し期間Rtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッファB
F23及びディスクDISC3間はデータ転送可能とな
る。また、制御部171からバス170を介して供給さ
れるスイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ
178の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、
バッファBF24及びディスクDISC4間はデータ転
送可能となる。
【0500】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC3に記録されている素材AVsn
−1のフレームFr7、Fr8及びFr9のデータが、
ディスクDISC3から読み出されてバッファBF23
に記憶され、ディスクDISC4に記録されている素材
AVsn−1のフレームFr10、Fr11及びFr1
2のデータが、ディスクDISC4から読み出されてバ
ッファBF24に記憶される。
【0501】また、書き込み期間Wtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接
点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF7及
びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号DSW8によって、スイッチ186
の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッファ
BF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能と
なる。
【0502】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF7に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr19、Fr20及びF
r21のデータがディスクDISC7に供給されて記録
され、バッファBF18に記憶されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr22、Fr23及
びFr24のデータがディスクDISC8に供給されて
記録される。
【0503】転送期間t5においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS1がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF3に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr31、Fr32及びFr33のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF14
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr3
4、Fr35及びFr36のデータが転送される。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号SW3によってスイッチS21及び
S22がオンになり、これによって、前の転送期間t3
において、ディスクDISC1からバッファBF21に
転送されている素材AVsn−1のフレームFr1、F
r2及びFr3のデータが、第1キャッシュ146に供
給され、続いて、前の転送期間t3において、ディスク
DISC2からバッファBF22に転送されている素材
AVsn−1のフレームFr4、Fr5及びFr6のデ
ータが、第2キャッシュ147に供給される。
【0504】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW1によって、スイッチ172の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
1及びディスクDISC1間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW2によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF12及びディスクDISC2間はデータ転送可能
となる。
【0505】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF1に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr25、Fr26及びF
r27のデータがディスクDISC1に供給されて記録
され、バッファBF12に記憶されている、再生機21
からの再生素材としてのフレームFr28、Fr29及
びFr30のデータがディスクDISC2に供給されて
記録される。
【0506】また、読み出し期間Rtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW5によって、スイッチ180の可動接
点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF2
5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッ
ファBF26及びディスクDISC6間はデータ転送可
能となる。
【0507】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC5に記録されている素材AVsn
−1のフレームFr13、Fr14及びFr15のデー
タが、ディスクDISC5から読み出されてバッファB
F25に記憶され、ディスクDISC6に記録されてい
る素材AVsn−1のフレームFr16、Fr17及び
Fr18のデータが、ディスクDISC6から読み出さ
れてバッファBF26に記憶される。
【0508】転送期間t6においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS5がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF5に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr37、Fr38及びFr39のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF16
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr4
0、Fr41及びFr42のデータが転送される。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号SW3によってスイッチS23及び
S24がオンになり、これによって、前の転送期間t4
において、ディスクDISC3からバッファBF23に
転送されている素材AVsn−1のフレームFr7、F
r8及びFr9のデータが、第1キャッシュ146に供
給され、続いて、前の転送期間t4において、ディスク
DISC4からバッファBF24に転送されている素材
AVsn−1のフレームFr10、Fr11及びFr1
2のデータが、第2キャッシュ147に供給される。
【0509】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW3によって、スイッチ176の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
3及びディスクDISC3間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW4によって、スイッチ17
4の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF14及びディスクDISC4間はデータ転送可能
となる。
【0510】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF3に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr31、Fr32及びF
r33のデータが、ディスクDISC3に供給されて記
録され、バッファBF14に記憶されている、再生機2
1からの再生素材としてのフレームFr34、Fr35
及びFr36のデータが、ディスクDISC4に供給さ
れて記録される。
【0511】また、読み出し期間Rtにおいては、制御
部171からバス170を介して供給されるスイッチン
グ制御信号DSW7によって、スイッチ184の可動接
点dが、固定接点cに接続されるので、バッファBF2
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが、固定接点cに接続されるので、バッ
ファBF28及びディスクDISC8間はデータ転送可
能となる。
【0512】つまり、この読み出し期間Rtにおいて
は、ディスクDISC7に記録されている素材AVsn
−1のフレームFr19、Fr20及びFr21のデー
タが、ディスクDISC7から読み出されてバッファB
F27に記憶され、ディスクDISC8に記録されてい
る素材AVsn−1のフレームFr22、Fr23及び
Fr24のデータが、ディスクDISC8から読み出さ
れてバッファBF28に記憶される。
【0513】転送期間t7においては、図12に示した
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号SW1によってスイッチS7がオンにな
り、これによって、第1キャッシュ146からバッファ
BF7に、再生機21からの再生素材としてのフレーム
Fr43、Fr44及びFr45のデータが転送され、
続いて、第2キャッシュ147からバッファBF18
に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr4
6、Fr47及びFr48のデータが転送される。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号SW3によってスイッチS25及び
S26がオンになり、これによって、前の転送期間t5
において、ディスクDISC5からバッファBF25に
転送されている素材AVsn−1のフレームFr13、
Fr14及びFr15のデータが、第1キャッシュ14
6に供給され、続いて、前の転送期間t5において、デ
ィスクDISC6からバッファBF26に転送されてい
る素材AVsn−1のフレームFr16、Fr17及び
Fr18のデータが、第2キャッシュ147に供給され
る。
【0514】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW5によって、スイッチ180の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
5及びディスクDISC5間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW6によって、スイッチ18
2の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF16及びディスクDISC6間はデータ転送可能
となる。
【0515】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF5に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr37、Fr38及びF
r39のデータが、ディスクDISC5に供給されて記
録され、バッファBF16に記憶されている、再生機2
1からの再生素材としてのフレームFr40、Fr41
及びFr42のデータが、ディスクDISC6に供給さ
れて記録される。
【0516】次の転送期間t0においては、図12に示
した制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号SW1によってスイッチS1がオン
になり、これによって、第1キャッシュ146からバッ
ファBF1に、再生機21からの再生素材としてのフレ
ームFr49、Fr50及びFr51のデータが転送さ
れ、続いて、第2キャッシュ147からバッファBF1
2に、再生機21からの再生素材としてのフレームFr
52、Fr53及びFr54のデータが転送される。ま
た、制御部171からバス170を介して供給されるス
イッチング制御信号SW3によってスイッチS27及び
S28がオンになり、これによって、前の転送期間t6
において、ディスクDISC7からバッファBF27に
転送されている素材AVsn−1のフレームFr19、
Fr20及びFr21のデータが、第1キャッシュ14
6に供給され、続いて、前の転送期間t6において、デ
ィスクDISC8からバッファBF28に転送されてい
る素材AVsn−1のフレームFr22、Fr23及び
Fr24のデータが、第2キャッシュ147に供給され
る。
【0517】このとき、書き込み期間Wtにおいては、
制御部171からバス170を介して供給されるスイッ
チング制御信号DSW7によって、スイッチ184の可
動接点dが固定接点aに接続されるので、バッファBF
7及びディスクDISC7間はデータ転送可能となる。
また、制御部171からバス170を介して供給される
スイッチング制御信号DSW8によって、スイッチ18
6の可動接点dが固定接点bに接続されるので、バッフ
ァBF18及びディスクDISC8間はデータ転送可能
となる。
【0518】つまり、この書き込み期間Wtにおいて
は、バッファBF7に記憶されている、再生機21から
の再生素材としてのフレームFr43、Fr44及びF
r45のデータが、ディスクDISC7に供給されて記
録され、バッファBF18に記憶されている、再生機2
1からの再生素材としてのフレームFr46、Fr47
及びFr48のデータが、ディスクDISC8に供給さ
れて記録される。
【0519】そして、以下、同様にして、再生機21か
らの再生素材としてのフレームデータが第1及び第2キ
ャッシュ146及び147を介してバッファBF1〜B
F8、バッファBF11〜BF18に供給され、これら
バッファBF1〜BF8、バッファBF11〜BF18
からディスクDISC1〜DSIC8に記録され、ま
た、ディスクDISC1〜DISC8から2倍速で読み
出された素材AVsn−1のフレームデータが、バッフ
ァBF21〜BF28を介して第3キャッシュ148に
供給され、この第3キャッシュ148を介して出力され
る。
【0520】尚、上述の例においては、再生機21から
の2倍速の再生素材としてのデータをディスクDISC
1〜DISC8に記録し、ディスクDISC1〜DIS
C8に記録されている素材を2倍速で再生して出力する
場合について説明したが、この逆、つまり、ディスクD
ISC1〜DISC8に記録されている素材データを2
倍速で再生して図1に示した記録機24に供給して記録
し、再生機21からの2倍速の再生素材としてのデータ
をディスクDISC1〜DISC8に供給して記録する
ようにしても良い。この場合は、再生機21からの再生
素材としてのデータをディスクDISC1〜DISC8
に供給して記録した場合、並びに、ディスクDISC1
〜DISC8から再生したデータを出力する場合とデー
タの転送方向が逆になるだけで、タイミングは同じとな
る。
【0521】この例においては、転送期間tnにおい
て、図1に示した再生機21からの2倍速再生素材を第
1及び第2キャッシュから夫々バッファBF1〜BF
8、バッファBF11〜BF18に記憶し、転送期間t
n+1において、バッファBF1〜BF8及びBF11
〜BF18に記憶されている素材を読み出し、読みだし
た素材をディスクドライブ22、23、30、31、3
4、35、42及び43のディスクDISC1、DIS
C2、・・・・DISC8に夫々記録し、転送期間tn
+3において、ディスクDISC1〜DISC8から等
価的に2倍速再生で素材を読み出し、読みだした素材を
バッファBF21〜BF28に記憶し、転送期間tn+
5において、バッファBF21〜BF28の素材を読み
出し、読み出した素材を第3キャッシュ148に供給
し、この第3キャッシュ148から読みだした素材をマ
ルチプレクサ161、バッファ162、デマルチプレク
サ163、出力回路164、165及び166を介して
図1に示した記録機24に供給するようにしたので、図
1に示した再生機21からの2倍速再生素材をディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・・
DISC8に等価的に2倍速記録でき、同時に、ディス
クドライブ22、23、30、31、34、35、42
及び43の各ディスクDISC1、DISC2、・・・
・DISC8の素材を等価的に2倍速再生し、この2倍
速再生して得た素材を、図1に示した記録機24に供給
し、2倍速記録を行うことができ、これによって、記録
再生作業をより高速にすることができると共に、並行し
て3つの作業を行うことができるので、通常の記録再生
作業で同じ作業を行った場合の作業時間の1/6に短縮
することができる。
【0522】以上のように、本例においては、再生機2
1及び記録機24を、夫々図2に示したような高速記録
再生VTRで構成し、再生機21、記録機24、ディス
クドライブ22、23、30、31、34、35、42
及び43、入力部25、サブコード発生回路32、再生
出力部36、41及び49、記録モニタ出力部44間に
データコントローラ20を配置して、これら間のデータ
転送を、データコントローラ20で行うと共に、操作パ
ネル33dの操作、コネクタ33a、33b、33cを
介して供給される外部機器(例えば外部編集機やコント
ローラ等)からの制御データ等に基いて、入力端子33
e、33fを介して供給される外部同期信号に同期し
て、システムコントローラ33でデータコントローラ2
0を制御して、再生機21で再生した通常の転送速度の
n倍の転送速度のデータをディスクドライブ22、2
3、30、31、34、35、42及び43の各ディス
クDISK1〜DISK8に供給して記録し、ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42及
び43の各ディスクDISK1〜DISK8に記録され
ているデータを通常再生速度のn倍の再生速度で再生し
て通常のn倍の転送速度のデータを得、この通常の転送
速度のn倍の転送速度のデータを記録機24に供給し、
この記録機24において、通常の記録速度のn倍の記録
速度でデータを記録するようにしたので、記録再生作業
時間を通常の1/nに短縮できる。
【0523】また、第1、第2及び第3キャッシュ14
6、147及び148に、スイッチS1〜S8、スイッ
チS11〜S18、スイッチS21〜S28を介して、
夫々8個のバッファBF1〜BF8、BF11〜BF1
8、BF21〜BF28を接続し、更にこれらのバッフ
ァBF1〜BF8、BF11〜BF18、BF21〜B
F28をスイッチ172、174、176、178、1
80、182、184及び186を介して8個のディス
クドライブ22、23、30、31、34、35、42
及び43に接続し、制御部171によって、スイッチS
1〜S8、スイッチS11〜S18、スイッチS21〜
S28を切り換え制御して、第1、第2及び第3キャッ
シュ146、147及び148からバッファBF1〜B
F8、BF11〜BF18、BF21〜BF28へのデ
ータ転送、並びに、バッファBF1〜BF8、バッファ
BF11〜BF18、バッファBF21〜BF28から
第1、第2及び第3キャッシュ146、147及び14
8へのデータ転送を行い、スイッチ172、174、1
76、178、180、182、184及び186を切
り換え制御して、バッファBF1〜BF8、バッファB
F11〜BF18、バッファBF21〜BF28からデ
ィスクDISK1〜DISK8へのデータ転送、並びに
ディスクDISK1〜DISK8からバッファBF1〜
BF8、バッファBF11〜BF18、バッファBF2
1〜BF28へのデータ転送を行うようにしたので、デ
ィスクDISK1〜DISK8の任意のM箇所の同時再
生、ディスクDISK1〜DISK8の任意のM箇所の
同時再生と再生機21からの通常の転送速度のn倍の転
送速度のデータ或いは外部からのデータの記録を、最も
簡単な構成で行うことができる。
【0524】また、再生機21からの再生データをディ
スクドライブ22、23、30、31、34、35、4
2及び43のディスクDISK1〜DISK8に一旦記
録するようにしているので、ディスクDISK1〜DI
SK8の再生方法、再生速度を簡単に変えることができ
ると共に、ディスクというメディアを用いているので、
何度も再生を行ってもディスクを傷めることがない。
【0525】また、記録再生装置或いはシステム内にお
けるデータ転送速度を、通常の転送速度のn倍の転送速
度にすることができるので、再生機21及び記録機24
をディジタルVTRで構成しても記録再生作業時間を短
縮することができる。
【0526】尚、上述の例においては、再生機21、記
録機24を夫々図2に示した高速記録再生VTRで構成
した場合について説明したが、再生機21を図2に示し
た高速記録再生VTRの再生系とし、記録機24を図2
に示した高速記録再生VTRの記録系としても良い。ま
た、再生機21及び記録機24を夫々図2に示した高速
記録再生VTRで構成した場合は、再生機21を記録用
に用い、記録機24を再生用に用いても良い。
【0527】W.図1に示した記録再生装置を1つの筐
体に収納して編集機として上位編集システムに組み込ん
だ場合の構成及びその動作説明(図36参照)
【0528】図36は図1に示した記録再生装置を一体
型の編集機とし、この一体型の編集機を編集システムに
組み込んだ場合の構成例を示す構成図である。つまり、
図1に示した記録再生装置を1つの筐体に組み込み、一
体型の編集機としたものを編集システムの中枢部として
編集システムに組み込んだ場合の構成図である。
【0529】図において、180は図1に示した記録再
生装置を1つの編集機として1つの筐体内に収納した高
効率編集機であり、この高効率編集機180は記録入力
Rin用の入力端子を2つ、Aロールとしての映像及び
音声データP1の出力用の出力端子、Bロールとしての
映像及び音声データP2の出力用の出力端子、Cロー
ル、或いはオプションとしての映像及び音声データP3
の出力用の出力端子、後述するエディタコントローラ1
84からの制御信号の内、記録制御信号を受け付けるた
めの記録制御信号入力端子としてのコネクタ33a、エ
ディタコントローラ184からの制御信号の内、再生制
御信号を受け付けるための再生制御信号入力端子として
のコネクタ33b、エディタコントローラ184からの
制御信号の内、ハードディスク制御信号を受け付けるた
めのハードディスク制御信号入力端子としてのコネクタ
33cを有する。尚、内部の構成については図1と同様
なので、詳細説明は省略する。
【0530】182は音声ミクサであり、高効率編集機
180からの音声データAu1、Au2及びAu3に対
して音声信号処理、例えばレベル調整、イコライジン
グ、エフェクト処理、混合を行う。この信号処理はエデ
ィタコントローラ184からの制御信号によって自動的
に行われるが、オペレータによって手動で行うようにし
ても良い。この音声ミクサ182の混合出力Amixは
高効率編集機180に供給される。
【0531】183はDMEスイッチャであり、このD
MEスイッチャ183は高効率編集機180からの映像
データVi1、Vi2及びVi3に対して各種特殊効果
処理、例えばディゾルブ、ワイプ、ミックス処理等を施
し、その出力Vmixを高効率編集機180に供給す
る。
【0532】エディタコントローラ184は例えばリモ
ートコントローラであり、3つのエディタコントロール
ケーブルEc1、Ec2及びEc3で高効率編集機18
0と接続すると共に、エディタコントロールケーブルE
c4でDMEスイッチャ183と接続し、エディタコン
トロールケーブルEc5で音声ミクサ182を接続す
る。勿論、この接続は赤外線によるコードレス接続でも
良い。このエディタコントローラ184はケーブルEc
1を介して記録制御信号を高効率編集機180に供給す
る。図1に対応させて説明すると、このエディタコント
ローラ184の記録制御信号の出力端子と、図1に示し
たシステムコントローラ33のコネクタ33aをケーブ
ルEc1で接続することによって、エディタコントロー
ラ184からの記録制御信号をシステムコントローラ3
3に供給し、システムコントローラ33によって記録機
24を制御することができる。
【0533】また、エディタコントローラ184はケー
ブルEc2を介して再生制御信号を高効率編集機180
に供給する。図1に対応させて説明すると、このエディ
タコントローラ184の再生制御信号の出力端子と、図
1に示したシステムコントローラ33のコネクタ33b
をケーブルEc2で接続することによって、エディタコ
ントローラ184からの再生制御信号をシステムコント
ローラ33に供給し、システムコントローラ33によっ
て再生機21を制御することができる。
【0534】また、エディタコントローラ184はケー
ブルEc3を介してハードディスク制御信号を高効率編
集機180に供給する。図1に対応させて説明すると、
このエディタコントローラ184のハードディスク制御
信号の出力端子と、図1に示したシステムコントローラ
33のコネクタ33cをケーブルEc3で接続すること
によって、エディタコントローラ184からのハードデ
ィスク制御信号をシステムコントローラ33によってデ
ィスクドライブ22、23、30、31、34、35、
42及び43を制御することができる。
【0535】また、エディタコントローラ184はケー
ブルEc4を介してDMEスイッチャ183に制御信号
を供給し、DMEスイッチャ183を制御することがで
きる。この制御は、例えばDMEスイッチャ183にお
ける特殊効果処理のパラメータの指定やタイミングの制
御等である。
【0536】また、エディタコントローラ184はケー
ブルEc5を介して音声ミクサ182に制御信号を供給
し、音声ミクサ182を制御することができる。この制
御は、例えば音声ミクサ182における音声信号処理の
パラメータの指定やタイミングの制御等である。
【0537】次に、図36に示した編集システムの動作
について説明する。エディタコントローラ184からの
記録制御信号がケーブルEc1を介して高効率編集機1
80に供給されると、図1に示したシステムコントロー
ラ33が記録機24に制御信号を供給する。システムコ
ントローラ33から記録機24に対して制御信号が供給
されると、記録機24はデータコントローラ20から供
給される映像及び音声データをセットされているビデオ
・テープ・カセットに記録、或いは、セットされている
ビデオ・テープ・カセットに記録されている映像及び音
声データを再生し、再生して映像及び音声データをデー
タコントローラ20に供給する。
【0538】一方、エディタコントローラ184からの
再生制御信号がケーブルEc2を介して高効率編集機1
80に供給されると、図1に示したシステムコントロー
ラ33が再生機21に対して制御信号を供給する。シス
テムコントローラ33から再生機21に対して制御信号
が供給されると、再生機21はセットされているビデオ
・テープ・カセットに記録されている映像及び音声デー
タを再生し、再生した映像及び音声データをデータコン
トローラ20に供給する。
【0539】エディタコントローラ184からのハード
ディスク制御信号がケーブルEc3を介して高効率編集
機180に供給されると、図1に示したシステムコント
ローラ33が制御すべきディスクドライブ22、23、
30、31、34、35、42または43に対して制御
信号を供給する。システムコントローラ33からディス
クドライブ22、23、30、31、34、35、42
または43に対して制御信号が供給されると、ディスク
ドライブ22、23、30、31、34、35、42ま
たは43は上述したディスク22a、23a、30a、
31a、34a、35a、42aまたは43aエリアA
r1、Ar2またはAr3に記録されている映像及び音
声データを再生し、再生した映像及び音声データをデー
タコントローラ20に供給する。
【0540】エディタコントローラ184からの制御信
号がケーブルEc4を介してDMEスイッチャ183に
供給されると、DMEスイッチャ183は高効率編集機
180から供給されるA及びBロールとしての映像デー
タVi1及びVi2やCロール或いはオプションとして
の映像データVi3に対して特殊効果処理を施し、特殊
効果処理を施した映像データVmixを高効率編集機1
80に供給する。
【0541】一方、エディタコントローラ184からの
制御信号がケーブルEc5を介してDMEスイッチャ1
83に供給されると、DMEスイッチャ183は高効率
編集機180から供給されるA及びBロールとしての音
声データAu1及びAu2やCロール或いはオプション
としての音声データAu3に対して音声信号処理を施
し、音声信号処理を施した音声データAmixを高効率
編集機180に供給する。
【0542】高効率編集機180に供給された映像デー
タVmixは、図1に示した入力部25の入力端子26
または27を介して入力部25に供給され、高効率編集
機180に供給された音声データAmixは、図1に示
した入力部25の入力端子28または29を介して入力
部25に供給される。既に説明したように、DMEスイ
ッチャ183の出力がディジタルの場合は入力端子26
及び28が用いられ、DMEスイッチャ183の出力は
アナログの場合は入力端子27及び29が用いられる。
【0543】入力部25に供給された映像データVmi
x及び音声データAmixは記録入力Rinとして入力
部25において混合され、サブコード発生回路32から
のサブコードが付加された後にデータコントローラ20
に供給される。そして上述したようにデータコントロー
ラ20によってディスクドライブ22、23、30、3
1、34、35、42または43のディスク22a、2
3a、30a、31a、34a、35a、42aまたは
43aのエリアAr1、Ar2或いはAr3に記録され
る。
【0544】このように、本例においては、図1に示し
た記録再生装置を一体型の編集機として構成し、編集シ
ステム内に組み込んで用いるようにしたので、システム
の構成が簡単になると共に接続を簡単にし、更に、今ま
で使用してきた機器との互換が図れ、しかも図1に示し
た編集システムと同様の効果、例えばA/Bロール編集
の効率の向上、記録媒体の残り容量を意識することのな
い編集を実現することができる。
【0545】X.図1に示した記録再生装置を複数用い
た場合のシステムの構成及びその動作の説明(図37参
照)
【0546】図37は、図1に示した記録再生装置を複
数台用意し、用意した複数台の記録再生装置をコントロ
ーラ190で制御するように構成することにより、いわ
ゆるカートマシンを構築した場合の構成例を示す構成図
である。
【0547】この図37に示すように、この例では、図
1に示した記録再生装置193−1、193−2、・・
・・193−nの各外部同期信号入力端子33e(図1
参照)と、コントローラ190の外部同期信号出力端を
夫々接続し、記録再生装置193−1、193−2、・
・・・193−nの各制御信号入力端子33f(図1参
照)と、コントローラ190の制御信号出力端を夫々接
続して、いわゆるカーとマシンを構築している。
【0548】コントローラ190は、入力端子191を
介して供給される局内同期信号等の外部同期信号に基い
て、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・
191−nを同期させ、入力端子191を介して供給さ
れる局内同期信号等の外部同期信号に基いて制御信号を
生成し、この制御信号を、各記録再生装置191−1、
191−2、・・・・191−nに供給し、これら各記
録再生装置191−1、191−2、・・・・191−
nを制御する。
【0549】コントローラ190の制御によって、各記
録再生装置191−1、191−2、・・・・191−
nは、各再生出力部36、41、49及び各記録モニタ
出力部44(図1参照)の各出力端子37、38、39
及び40、各出力端子42、43、44及び45、各出
力端子50、51、52及び53、各出力端子45、4
6、47及び48から再生出力P1、再生出力P2、再
生出力P3及び記録入力Rinを夫々出力する。
【0550】ところで、この図37に示すコントローラ
190は、各記録再生装置191−1、191−2、・
・・・191−nを制御するのみならず、例えば図示し
ない送出システムのホストコンピュータの制御に基い
て、各記録再生装置191−1、191−2、・・・・
191−nを制御することにより、ホストコンピュータ
が保持している送出リストに対応して素材を送出するこ
とができるものである。
【0551】このように、本例においては、図1に示し
た記録再生装置191−1、191−2、・・・・19
1−nをコントローラ190で制御できるように接続し
て、いわゆるカセット・オートチェンジャーを構築する
ようにしたので、同時再生のチャンネルを多数有する最
も小型のカセット・オートチェンジャーを簡単に実現す
ることができる。
【0552】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、磁気テープに
記録されているデータを、通常の再生速度、或いは通常
の再生速度以外の再生速度で再生し、通常の再生速度、
或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生された再生
データを、キャッシュメモリを介して複数のディスクに
供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の
記録速度で記録し、複数のディスクに記録されているデ
ータを、通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の
再生速度で再生し、複数のディスクの記録データを再生
して得られた通常の再生速度、或いは通常の再生速度以
外の再生速度のデータを、キャッシュメモリを介して磁
気テープに供給して通常の記録速度、或いは通常の記録
速度以外の記録速度で記録するようにしたので、キャッ
シュメモリを介して複数のディスクに供給するので、磁
気テープに記録されているデータが通常の再生速度以外
で再生されたデータであっても良好に記録することがで
き、また、複数のディスクに記録されているデータを通
常の速度以外で再生して記録部に供給し、記録部におい
て通常の記録速度以外の記録速度で記録することがで
き、これによって、記録再生作業を簡単にすると共に、
記録再生作業に要する時間を大幅に(n倍あれば1/n
に)短縮できると共に、例えば再生部が1台であって
も、同時再生を行うことができ、更に、複数のディスク
を用いるようにしたので、磁気テープで心配される媒体
の摩耗やアクセスの遅さ等の心配がなく、また、再生部
にディジタルVTR等のようなデータ転送量の多いもの
を使用した場合でも記録再生作業に要する時間を短縮で
き、しかも、装置或いはシステムを構築した場合の構成
を簡単にでき、これによってコストを大幅に下げること
ができるという効果がある。
【0553】また上述せる本発明によれば、少なくとも
通常の転送速度のn倍の転送速度でデータを出力する再
生部、少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデ
ータを記録する記録部及びk個のディスク記録再生部間
に配置したデータコントロール部、再生部、記録部及び
k個のディスク記録再生部を制御部で制御することによ
って、再生部から記録部、再生部から複数のディスク記
録再生部、複数のディスク記録再生部から記録部へのデ
ータ転送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力
を、キャッシュとして機能する記憶部を経由して行うよ
うにしたので、、データコントロール部における入出力
をキャッシュとして機能する記憶部を経由して行うこと
によって、通常の転送速度のn倍の転送速度のデータ
を、記憶部を介してk個のディスク記録再生部に供給す
るので、磁気テープに記録されているデータが通常の再
生速度のn倍の再生速度で再生されたデータであっても
良好に記録することができ、また、k個のディスク記録
再生部の各ディスクに夫々記録されているデータを通常
の速度のn倍の再生速度で再生して記録部に供給し、記
録部において通常の記録速度のn倍の記録速度で記録す
ることができ、これによって、記録再生作業を簡単にす
ると共に、記録再生作業に要する時間を大幅に(n倍あ
れば1/nに)短縮できると共に、例えば再生部が1台
であっても、同時再生を行うことができ、更に、複数の
ディスクを用いるようにしたので、磁気テープで心配さ
れる媒体の摩耗やアクセスの遅さ等の心配がなく、ま
た、再生部にディジタルVTR等のようなデータ転送量
の多いものを使用した場合でも記録再生作業に要する時
間を短縮でき、しかも、装置或いはシステムを構築した
場合の構成を簡単にでき、これによってコストを大幅に
下げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明記録再生方法及びその装置の一実施例を
示す構成図である。
【図2】図1に示した編集システムで使用する再生機2
1及び記録機24を高速記録再生VTRで構成した場合
の例を示す構成図である。
【図3】本発明記録再生方法及びその装置の一実施例の
説明に供する映像及び音声データの記録、再生時のフォ
ーマットを説明するための説明図である。
【図4】図2に示した高速記録再生VTRの記録/再生
ヘッドに関する説明図である。
【図5】図2に示した高速記録再生VTRの説明に供す
る通常の4倍の転送速度での記録動作を説明するための
説明図である。
【図6】図2に示した高速記録再生VTRの説明に供す
る通常の4倍の転送速度での再生動作を説明するための
説明図である。
【図7】図1に示した記録再生装置で使用する入力部2
5の構成例を示す構成図である。
【図8】図1に示した記録再生装置で使用する再生出力
部36、31、39及び記録モニタ出力部44の構成例
を示す構成図である。
【図9】図1に示した記録再生装置で使用するデータコ
ントローラ20の構成例を示す構成図である。
【図10】図9に示したデータコントローラ20の再生
系123の構成例を示す構成図である。
【図11】図9に示したデータコントローラ20の記録
系128の構成例を示す構成図である。
【図12】図9に示したデータコントローラ20のディ
スクアレイコントローラ138の構成例を示す構成図で
ある。
【図13】図9に示したデータコントローラ20におけ
る3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動
作を説明するための説明図である。
【図14】図9に示したデータコントローラ20におけ
る3倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動
作を説明するための説明図である。
【図15】図9に示したデータコントローラ20におけ
る2倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動
作を説明するための説明図である。
【図16】図9に示したデータコントローラ20におけ
る1倍速再生時のキャッシュへのフレームデータ転送動
作を説明するための説明図である。
【図17】図9に示したデータコントローラ20によ
る、ディスクドライブ22、23、30、31、34、
35、42及び43のディスクDISC1〜DISC8
への記録動作を説明するための説明図である。
【図18】図9に示したディスクアレイコントローラと
図1に示したディスクドライブ22、23、30、3
1、34、35、42及び43との間のデータ転送タイ
ミングを示す説明図である。
【図19】図9に示したディスクアレイコントローラと
図1に示したディスクドライブ22、23、30、3
1、34、35、42及び43との間のデータ転送タイ
ミングを示す説明図である。
【図20】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へ
のデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図21】2倍速再生時のキャッシュから記録機24へ
のデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図22】1倍速再生時のキャッシュから記録機24へ
のデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図23】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へ
のデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図24】3倍速再生時のキャッシュから記録機24へ
のデータ転送動作を説明するための説明図である。
【図25】図9に示したディスクアレイコントローラ1
38による、図1のディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43からのデータの読
み出しタイミングを説明するための説明図である。
【図26】図9に示したディスクアレイコントローラ1
38による、図1のディスクドライブ22、23、3
0、31、34、35、42及び43からのデータの読
み出しタイミングを説明するための説明図である。
【図27】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の
動作説明に供するディスクイメージを示す説明図であ
る。
【図28】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の
データ転送動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図29】ディスク上の任意のM箇所を再生する場合の
データ転送動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【図30】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合の動作説明に供するディスクイメージを
示す説明図である。
【図31】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図32】ディスク上の任意のM箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの1倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図33】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合の動作説明に供するディスクイメージを
示す説明図である。
【図34】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図35】ディスク上の任意の1箇所を再生、且つ、高
速記録再生VTRからの2倍速の再生信号をディスク上
に記録する場合のデータ転送動作の説明に供するタイミ
ングチャートである。
【図36】図1に示した記録再生装置を1つの筐体に収
納して編集機として上位編集システムに組み込んだ場合
の構成を示す構成図である。
【図37】図1に示した記録再生装置を複数用いた場合
のシステムの構成を示す構成図である。
【図38】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、N倍速コピー及びN
チャンネル同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図39】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の同時再
生の概要説明に供する説明図である。
【図40】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、同一素材の同時再生
の概要説明に供する説明図である。
【図41】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、Nチャンネル同時記
録再生の概要説明に供する説明図である。
【図42】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の同時再
生の概要説明に供する説明図である。
【図43】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、素材の2倍速記録再
生と同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図44】本発明記録再生方法及びその装置を適用した
記録再生装置の概要説明に供する、異なる素材の記録再
生と同時再生の概要説明に供する説明図である。
【図45】従来の記録再生装置の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
20 データコントローラ 21 再生機 22、23、30、31、34、35、42、43 デ
ィスクドライブ 24 記録機 25 入力部 33 システムコントローラ 36、41、49 再生出力部 44 記録モニタ出力部 138 ディスクアレイコントローラ 143、161 マルチプレクサ 144、162 バッファ 145、163 デマルチプレクサ 146 第1キャッシュ 147 第2キャッシュ 148 第3キャッシュ S1〜S28、172、174、176、178、18
0、182、184、186 スイッチ BF1〜BF28 バッファ 171 制御部 180 高効率編集機 182 音声ミクサ 183 DMEスイッチャ 184 エディタコントローラ 190−1、190−2、・・・・190−n 記録再
生装置 190 コントローラ

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープに記録されているデータを、
    通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度
    で再生し、 上記通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生
    速度で再生された再生データを、キャッシュメモリを介
    して複数のディスクに供給して通常の記録速度、或いは
    通常の記録速度以外の記録速度で記録し、 上記複数のディスクに記録されているデータを、通常の
    再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生
    し、 上記複数のディスクの記録データを再生して得られた通
    常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度の
    データを、キャッシュメモリを介して磁気テープに供給
    して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の記録
    速度で記録することを特徴とする記録再生方法。
  2. 【請求項2】 磁気テープに記録されているデータを、
    通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度
    で再生し、上記通常の再生速度、或いは通常の再生速度
    以外の再生速度で再生された再生データを、キャッシュ
    メモリを介して複数のディスクに供給して通常の記録速
    度、或いは通常の記録速度以外の記録速度で記録する動
    作と、 上記複数のディスクに記録されているデータを、通常の
    再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速度で再生
    し、上記複数のディスクの記録データを再生して得られ
    た通常の再生速度、或いは通常の再生速度以外の再生速
    度のデータを、キャッシュメモリを介して磁気テープに
    供給して通常の記録速度、或いは通常の記録速度以外の
    記録速度で記録する動作を略同時に行うようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の記録再生方法。
  3. 【請求項3】 再生部で通常の再生速度のn倍の再生速
    度で磁気テープに記録されている記録データを再生して
    nチャンネルのデータを得、 上記nチャンネルのデータを、n個のキャッシュメモリ
    に記憶し、 これらn個のキャッシュメモリに記憶されているデータ
    を、k個の転送期間の内の1転送期間において、n個の
    キャッシュメモリに夫々割り当てられているk個のバッ
    ファの内の各1つのバッファに供給し、 これらn個のキャッシュメモリに夫々割り当てられてい
    るk個のバッファの内の各1つのバッファに記憶したデ
    ータを、順次k個のディスクに巡回して記録し、 上記k個のディスクに記録されているデータを再生して
    得られたデータを、上記n個のキャッシュメモリに夫々
    割り当てられているk個のバッファに供給して記憶し、 これら上記n個のキャッシュメモリに夫々割り当てられ
    ているk個のバッファに記憶されているデータを、k個
    の転送期間の内の1転送期間において、上記n個のキャ
    ッシュメモリに夫々供給して記憶し、 これらn個のキャッシュメモリに記憶されているデータ
    を、上記記録部に供給して上記記録部の磁気テープに通
    常の記録速度のn倍の記録速度で記録することを特徴と
    する記録再生方法。
  4. 【請求項4】 上記k個のディスクから任意のM個のデ
    ータを再生して出力する場合は、 上記k個のディスクの各M個の異なるアドレスをアクセ
    スして、任意のM個のデータを再生し、 これら任意のM個のデータを、上記n個のキャッシュメ
    モリに夫々割り当てられているk個のバッファの内の各
    M個のバッファに夫々供給し、 これら各M個のバッファに記憶されているデータを、上
    記k個の転送期間の内の1転送期間において、上記n個
    のキャッシュメモリに供給して記憶し、 上記n個のキャッシュメモリに記憶したデータを同時に
    出力するようにしたことを特徴とする請求項3記載の記
    録再生方法。
  5. 【請求項5】 上記k個のディスクから任意のM個のデ
    ータを再生して出力すると共に、上記再生部からのnチ
    ャンネルのデータを上記k個のディスクに記録する場合
    は、 上記k個のディスクの各M個の異なるアドレスをアクセ
    スして、任意のM個のデータを再生し、これら任意のM
    個のデータを、上記n個のキャッシュメモリに夫々割り
    当てられているk個のバッファの内の各M個のバッファ
    に夫々供給し、これら各M個のバッファに記憶されてい
    るデータを、上記k個の転送期間の内の1転送期間にお
    いて、上記n個のキャッシュメモリに供給して記憶し、
    上記n個のキャッシュメモリに記憶したデータを同時に
    出力すると共に、 上記nチャンネルのデータを、n個のキャッシュメモリ
    に記憶し、これらn個のキャッシュメモリに記憶されて
    いるデータを、k個の転送期間の内の1転送期間におい
    て、n個のキャッシュメモリに夫々割り当てられている
    k個のバッファの内の各1つのバッファに供給し、これ
    らn個のキャッシュメモリに夫々割り当てられているk
    個のバッファの内の各1つのバッファに記憶したデータ
    を、順次k個のディスクに記録するようにしたことを特
    徴とする請求項3記載の記録再生方法。
  6. 【請求項6】 少なくとも通常の転送速度のn倍の転送
    速度でデータを出力することのできる再生部と、 k個のディスク記録再生部と、 少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを
    記録することのできる記録部と、 上記再生部、上記記
    録部及び上記複数のディスク記録再生部間に配置され、
    上記再生部から上記記録部、上記再生部から上記複数の
    ディスク記録再生部、上記複数のディスク記録再生部か
    ら上記記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或
    いは外部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶
    部を経由して行うデータコントロール部と、 上記再生部、上記記録部、上記複数のディスク記録再生
    部及び上記データコントロール部を制御する制御部とを
    有することを特徴とする記録再生装置。
  7. 【請求項7】 上記再生部は、通常の再生速度のn倍の
    再生速度で記録媒体に記録されている記録データを再生
    し、再生したデータをnチャンネルで出力することを特
    徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  8. 【請求項8】 上記記録部は、通常の転送速度のn倍の
    nチャンネルのデータを記録することを特徴とする請求
    項6記載の記録再生装置。
  9. 【請求項9】 上記データコントロール部に対する入力
    データを、データコントロール部のデータフォーマット
    に適合したフォーマットに変換する入力変換部を設けた
    ことを特徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  10. 【請求項10】 上記データコントロール部の出力デー
    タを、1つまたは複数の外部機器のデータフォーマット
    に適合した、1つまたは複数フォーマットに変換する出
    力変換部を設けたことを特徴とする請求項6記載の記録
    再生装置。
  11. 【請求項11】 上記制御部は、 少なくとも記録再生モードの指定や各部の動作を実行す
    るための操作部と、 外部機器の制御データを入力するためのコネクタと、 外部からの基準信号を入力するための端子を有すること
    を特徴とする請求項6記載の記録再生装置。
  12. 【請求項12】 上記データコントロール部を、 上記再生部からのnチャンネルのデータを1チャンネル
    のデータに変換し、変換した1チャンネルのデータを、
    所定単位毎にnチャンネルに分割する第1の分割手段
    と、 上記第1の分割手段からのnチャンネルのデータ及び上
    記k個のディスク記録再生部からの再生データ、或いは
    上記第1の分割手段からのnチャンネルのデータまたは
    上記k個のディスク記録再生部からの再生データを記憶
    するためのキャッシュとして機能するm個の記憶部と、 これらm個の記憶部に夫々接続される各k個の第1バッ
    ファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッファ群と、 これら各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・
    ・・第mバッファ群と上記m個の記憶部とを選択的に接
    続する第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部
    と、 上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・
    ・第mバッファ群と上記k個のディスク記録再生部を選
    択的に接続する接続部と、 上記k個のディスク記録再生部から再生されて上記m個
    の記憶部に記憶され、上記m個の記憶部から読み出され
    た、所定単位毎にnチャンネルに分割されている再生デ
    ータを、1チャンネルのデータに変換し、変換した1チ
    ャンネルのデータを、所定単位毎にnチャンネルのデー
    タに分割する第2の分割手段と、 上記第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部、並
    びに上記接続部をk個の転送期間を1サイクルとして制
    御する制御手段とを有することを特徴とする請求項6記
    載の記録再生装置。
  13. 【請求項13】 上記再生部からのnチャンネルのデー
    タを、上記k個のディスク記録再生部に供給し、上記k
    個のディスク記録再生部の各ディスクに記録する場合
    に、 上記m個の記憶部の内のn個の記憶部に、上記第1の分
    割手段からのnチャンネルのデータを記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記制御手段の制御で上記n個の記憶部に対応する
    上記第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部の内
    のn個の選択部を制御することによって、上記各k個の
    第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッフ
    ァ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ群の内
    の1つのバッファを夫々上記n個の記憶部に接続し、上
    記n個の記憶部に夫々記憶されているデータを、上記各
    k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第m
    バッファ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ
    群の内の1つのバッファに夫々供給して記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+1番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の上記n個の記憶部に夫々
    対応するバッファ群の内の1つのバッファに夫々記憶さ
    れているデータを、上記k個のディスク記録再生部の各
    ディスクに順次記録するようにしたことを特徴とする請
    求項12記載の記録再生装置。
  14. 【請求項14】 上記k個のディスク記録再生部の各デ
    ィスクに記録されているデータを再生し、再生した再生
    データを上記記録部に供給し、上記記録部の記録媒体に
    記録する場合に、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記k個のディスク記録再生部のn個のディスク記
    録再生部の各ディスクに記録されているデータを再生し
    てnチャンネルのデータを得、これらnチャンネルのデ
    ータを、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のn個のバッファ群の
    内の1つのバッファに夫々記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+2番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のn個のバッファ群の
    内の各1つのバッファに夫々記憶されているデータを読
    み出してnチャンネルのデータを得、このnチャンネル
    のデータを、上記m個の記憶部の内の対応するn個の記
    憶部に供給して記憶し、これらn個の記憶部に記憶した
    データを読み出してnチャンネルのデータを得、このn
    チャンネルのデータを上記第2の分割手段に供給し、上
    記第2の分割手段において所定単位毎に分割して得られ
    たnチャンネルのデータを上記記録部に供給して記録す
    るようにしたことを特徴とする請求項12記載の記録再
    生装置。
  15. 【請求項15】 上記再生部からのnチャンネルのデー
    タを、上記k個のディスク記録再生部に供給し、上記k
    個のディスク記録再生部の各ディスクに記録すると共
    に、上記k個のディスク記録再生部の各ディスクに記録
    されているデータを再生し、再生した再生データを上記
    記録部に供給し、上記記録部の記録媒体に記録する場合
    に、 上記m個の記憶部の内のn個の記憶部に、上記第1の分
    割手段からのnチャンネルのデータを記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記制御手段の制御で上記n個の記憶部に対応する
    上記第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部の内
    のn個の選択部を制御することによって、上記各k個の
    第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッフ
    ァ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ群の内
    の1つのバッファを夫々上記n個の記憶部に接続し、上
    記n個の記憶部に夫々記憶されているデータを、上記各
    k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第m
    バッファ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ
    群の内の1つのバッファに夫々供給して記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+1番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の上記n個の記憶部に夫々
    対応するバッファ群の内の1つのバッファに夫々記憶さ
    れているデータを、上記k個のディスク記録再生部の各
    ディスクに順次記録し、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記k個のディスク記録再生部の内n個のディスク
    記録再生部の各ディスクに記録されているデータを再生
    してnチャンネルのデータを得、これらnチャンネルの
    データを、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のn個のバッファ群の
    内の1つのバッファに夫々記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+2番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のn個のバッファ群の
    内の各1つのバッファに夫々記憶されているデータを読
    み出してnチャンネルのデータを得、このnチャンネル
    のデータを、上記m個の記憶部の内の対応するn個の記
    憶部に供給して記憶し、これらn個の記憶部に記憶した
    データを読み出してnチャンネルのデータを得、このn
    チャンネルのデータを上記第2の分割手段に供給し、上
    記第2の分割手段において所定単位毎に分割して得られ
    たnチャンネルのデータを上記記録部に供給して記録す
    るようにしたことを特徴とする請求項12記載の記録再
    生装置。
  16. 【請求項16】 上記k個のディスク記録再生部に夫々
    セットされているk個のディスクの任意のM箇所を再生
    してMチャンネルのデータを得る場合に、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記k個のディスク記録再生部の内のM個のディス
    ク記録再生部の各ディスク上のM個の異なるアドレスか
    ら再生を行い、目的とするM個のデータを再生してMチ
    ャンネルのデータを得、これらMチャンネルのデータ
    を、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・
    ・・・第mバッファ群の内のM個のバッファ群の内の1
    つのバッファに夫々記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+2番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のM個のバッファ群の
    内の各1つのバッファに夫々記憶されているデータを読
    み出してMチャンネルのデータを得、このMチャンネル
    のデータを、上記m個の記憶部の内の対応するM個の記
    憶部に供給して記憶し、これらM個の記憶部に記憶した
    データを読み出してMチャンネルのデータを得、このM
    チャンネルのデータを上記第2の分割手段に供給し、上
    記第2の分割手段において所定単位毎に分割して得られ
    たMチャンネルのデータを出力するようにしたことを特
    徴とする請求項12記載の記録再生装置。
  17. 【請求項17】 上記再生部からのnチャンネルのデー
    タを、上記k個のディスク記録再生部に供給し、上記k
    個のディスク記録再生部の各ディスクに記録すると共
    に、上記k個のディスク記録再生部の各ディスクの任意
    のM箇所を再生してMチャンネルのデータを出力する場
    合に、 上記m個の記憶部の内のn個の記憶部に、上記第1の分
    割手段からのnチャンネルのデータを記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記制御手段の制御で上記n個の記憶部に対応する
    上記第1選択部、第2選択部、・・・・第m選択部の内
    のn個の選択部を制御することによって、上記各k個の
    第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第mバッフ
    ァ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ群の内
    の1つのバッファを夫々上記n個の記憶部に接続し、上
    記n個の記憶部に夫々記憶されているデータを、上記各
    k個の第1バッファ群、第2バッファ群、・・・・第m
    バッファ群の上記n個の記憶部に夫々対応するバッファ
    群の内の1つのバッファに夫々供給して記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+1番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の上記n個の記憶部に夫々
    対応するバッファ群の内の1つのバッファに夫々記憶さ
    れているデータを、上記k個のディスク記録再生部の各
    ディスクに順次記録し、 上記k個の転送期間の内の第t番目の転送期間において
    は、上記k個のディスク記録再生部の内のM個のディス
    ク記録再生部の各ディスクに記録されているデータを再
    生してMチャンネルのデータを得、これらMチャンネル
    のデータを、上記各k個の第1バッファ群、第2バッフ
    ァ群、・・・・第mバッファ群の内のM個のバッファ群
    の内の1つのバッファに夫々記憶し、 上記k個の転送期間の内の第t+2番目の転送期間にお
    いては、上記各k個の第1バッファ群、第2バッファ
    群、・・・・第mバッファ群の内のM個のバッファ群の
    内の各1つのバッファに夫々記憶されているデータを読
    み出してMチャンネルのデータを得、このMチャンネル
    のデータを、上記m個の記憶部の内の対応するM個の記
    憶部に供給して記憶し、これらM個の記憶部に記憶した
    データを読み出してMチャンネルのデータを得、このM
    チャンネルのデータを上記第2の分割手段に供給し、上
    記第2の分割手段において所定単位毎に分割して得られ
    たMチャンネルのデータを出力するようにしたことを特
    徴とする請求項12記載の記録再生装置。
  18. 【請求項18】少なくとも通常の転送速度のn倍の転送
    速度でデータを出力することのできる再生部と、 k個のディスク記録再生部と、 少なくとも通常の転送速度のn倍の転送速度のデータを
    記録することのできる記録部と、上記再生部、上記記録
    部及び上記複数のディスク記録再生部間に配置され、上
    記再生部から上記記録部、上記再生部から上記複数のデ
    ィスク記録再生部、上記複数のディスク記録再生部から
    上記記録部へのデータ転送、並びに外部への出力、或い
    は外部からの入力を、キャッシュとして機能する記憶部
    を経由して行うデータコントロール部と、 上記再生部、上記記録部、上記複数のディスク記録再生
    部及び上記データコントロール部を制御する制御部と1
    つの筐体内に設けたことを特徴とする記録再生装置。
  19. 【請求項19】 少なくとも通常の転送速度のn倍の転
    送速度でデータを出力することのできる再生部と、k個
    のディスク記録再生部と、少なくとも通常の転送速度の
    n倍の転送速度のデータを記録することのできる記録部
    と、 上記再生部、上記記録部及び上記複数のディスク
    記録再生部間に配置され、上記再生部から上記記録部、
    上記再生部から上記複数のディスク記録再生部、上記複
    数のディスク記録再生部から上記記録部へのデータ転
    送、並びに外部への出力、或いは外部からの入力を、キ
    ャッシュとして機能する記憶部を経由して行うデータコ
    ントロール部と、上記再生部、上記記録部、上記複数の
    ディスク記録再生部及び上記データコントロール部を制
    御する制御部とからなる複数の記録再生装置と、 これら複数の記録再生装置に同期信号及び制御信号を供
    給して制御する制御機とからなることを特徴とする記録
    再生装置。
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