JPH0865047A - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH0865047A
JPH0865047A JP19528693A JP19528693A JPH0865047A JP H0865047 A JPH0865047 A JP H0865047A JP 19528693 A JP19528693 A JP 19528693A JP 19528693 A JP19528693 A JP 19528693A JP H0865047 A JPH0865047 A JP H0865047A
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JP
Japan
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oscillation
circuit
signals
resistor
signal
Prior art date
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JP19528693A
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English (en)
Inventor
Terubumi Oshitari
光史 忍足
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Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 振動子1を発振させるための増幅器2の出力
側に接続された第1の安定化抵抗6と、第1の安定化抵
抗と並列に接続する第2の安定化抵抗7と、半導体スイ
ッチ素子8とを備え、発振起動時に半導体スイッチ素子
をオンにして、第1の安定化抵抗と第2の安定化抵抗と
が並列接続する手段を具備する。 【効果】 電源投入時に半導体スイッチ素子をオンする
ことによって、安定化抵抗値を小さくして、発振起動性
を早めている。このことにより、低消費電力で発振起動
性の早い発振回路となり、製造工程の検査時間を短縮し
て、コストを下げた時計などの携帯情報機器の提供が可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は低消費電力が要求される
時計などの携帯情報機器の発振回路の構成に関し、とく
に発振信号の発振起動時間の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来技術における発振回路は、低消費電
力を達成するために、発振回路の増幅器の増幅能力を低
くしてあり、かつ安定化抵抗の抵抗値は振動子の過励振
を防ぐため、200〜500キロオーム程度の抵抗値に
設定されている。
【0003】このような抵抗値を有する安定化抵抗を備
える従来の発振回路は、電源投入時から発振信号が安定
するまでの時間である発振起動時間が、3〜30秒程度
の長い時間がかかっている。これは発振回路の機能とし
て、発振信号が直ちに得られないという問題を抱えてい
る。
【0004】このため、この発振回路を使用した電子回
路では、発振信号が安定するまでの待機時間を必要とす
る。またさらに、製造工程時においては、この待機時間
が検査時間の増加になり、コストアップになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで発振起動時間を
早めるに、以下に記載するような幾つかの手段が考えら
れる。
【0006】第1の手段としては、増幅器の増幅能力を
高めることである。この増幅器の増幅能力を高めること
で、ある程度の改善は可能であるが、この手段はトラン
ジスタサイズが大きくなり、電流が増大するので発振回
路の消費電力が増加し、低消費電力は達成できなくな
る。
【0007】第2の手段としては、安定化抵抗の抵抗値
を下げることである。この安定化抵抗の抵抗値を下げる
ことにより改善は可能であるが、振動子の過励振を防
ぎ、安定した発振信号を得るためには抵抗値として20
0〜500キロオーム程度に設定しておく必要がある。
【0008】第3の手段としては、増幅器に接続された
ゲート容量とドレイン容量とのコンデンサー容量値を変
えることでも改善できる。このコンデンサー容量値を変
える手段は、たとえば特開平3−155205号公報に
記載されている。この公報に記載の従来技術について図
3を用いて説明する。
【0009】図3は従来技術におけるコンデンサー容量
を変えて、発振起動時間の改善を行う発振回路を示す回
路図である。
【0010】この図3に示す発振回路は、振動子1と並
列に増幅器2と帰還抵抗3を備え、さらに増幅器2の入
力側に可変ゲート容量32と、増幅器2の出力側に可変
ドレイン容量33と、この可変ゲート容量32と可変ド
レイン容量33との容量値を変化させる容量可変制御回
路31とを有する。
【0011】発振起動時に可変ゲート容量32と可変ド
レイン容量33とのコンデンサー容量値を容量可変制御
回路31にて変化させることによって、発振起動時間を
早めている。しかしながら、コンデンサーを可変タイプ
にすることは、可変ゲート容量32と可変ドレイン容量
33との部品面積が大きくなり、小型化ができないとい
う課題を有する。
【0012】また、可変ゲート容量32と可変ドレイン
容量33とのどちらか一方か、もしくは、両方に並列に
コンデンサーを接続する手段も考えられるが、これも同
様に部品面積が大きくなり、コストアップになる。
【0013】そこで、発振回路の増幅器の増幅能力と、
安定化抵抗の抵抗値は従来のままにして、消費電力を抑
えたまま、発振起動時間の早い発振回路を提供し、製造
時の検査時間を短縮をしてコストを下げることが本発明
の目的である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の発振回路は下記記載の手段を採用する。
【0015】本発明の発振回路は、振動子を発振させる
ための増幅器の出力側に接続された第1の安定化抵抗
と、この第1の安定化抵抗と並列に接続する第2の安定
化抵抗と、半導体スイッチ素子とを備え、発振起動時に
半導体スイッチ素子をオンにして、第1の安定化抵抗と
第2の安定化抵抗とが並列接続する手段を具備したこと
を特徴とする。
【0016】
【実施例】以下本発明の発振回路における実施例を図面
を用いて説明する。図1と図2を参照して、本発明の実
施例における発振回路の構成と動作を説明する。
【0017】図1は本発明の発振回路における回路構成
を示す回路図であり、図2は発振回路を構成する発振検
出回路の詳細な回路構成を示す回路図である。
【0018】図1に示すように、発振信号源である振動
子1は、増幅器2と並列に接続している。低消費電力に
するために、増幅器2の増幅能力は低くしてある。さら
に、増幅器2と並列に帰還抵抗3を接続している。
【0019】ゲート容量4は、増幅器2の入力側に接続
している。ドレイン容量5は、振動子1と接続してい
る。ゲート容量4とドレイン容量5とは、低消費電力に
適した容量値になるよう構成してある。
【0020】第1の安定化抵抗6の一端は増幅器2の出
力側に接続しており、他端は振動子1とドレイン容量5
とに接続されている。この第1の安定化抵抗6の抵抗値
は、数百キロオーム以上であり、たとえば200〜50
0キロオーム程度である。
【0021】第2の安定化抵抗7と半導体スイッチ素子
8とは直列接続して、この直列接続したものが第1の安
定化抵抗6と並列接続している。第2の安定化抵抗7の
抵抗値は百キロオーム以下であり、たとえば2〜80キ
ロオーム程度である。したがって半導体スイッチ素子8
がオンしたときは、第1の安定化抵抗6と第2の安定化
抵抗7との合成抵抗値は、約2〜69キロオームとな
る。
【0022】波形整形回路9は発振信号11aを入力
し、波形整形して再び発振信号11bとして発振検出回
路10に送る。発振検出回路10は発振信号11bが入
力すると、検出信号12を出力する。
【0023】この発振検出回路10の検出信号12は、
半導体スイッチ素子8のオンオフを制御する。
【0024】つぎに、図2の回路図を用いて発振検出回
路の詳細な構成を説明する。
【0025】図2に示すように、発振信号11bは第1
のインバータ21に入力する。第1のインバータ21の
出力は、第2のインバータ22と、NORゲート25の
第1入力とに送られる。第2のインバータ22の出力は
抵抗23を通してNORゲート25の第2入力に送られ
る。NORゲート25の第2入力と電源電位との間に
は、コンデンサー24が接続してあり、このコンデンサ
ー24と抵抗23とで遅延回路を構成している。
【0026】NORゲート25の出力は第3のインバー
タ26の入力と、Nチャンネルトランジスタ27のゲー
トとに接続している。第3のインバータ26の出力は、
Nチャンネルトランジスタ27のソースに接続してい
る。Nチャンネルトランジスタ27のドレインは発振検
出回路の検出信号12となっている。また、Nチャンネ
ルトランジスタ27のドレインと電源間にはコンデンサ
ー28を接続してある。
【0027】つぎに、発振回路の発振起動時の動作につ
いて、図1と図2とを交互に参照して説明する。
【0028】この発振回路に電源が投入されたとき、発
振信号11aは発振開始前の直流信号レベルの微弱な状
態である。論理レベルとしては「L」である。この直流
信号レベルでの微弱な発振信号11aは波形整形回路9
を通り、発振信号11bとして発振検出回路10に送ら
れている。
【0029】いま、発振信号11bの論理レベルが
「L」とすると、第1のインバータ21の出力は論理レ
ベルが「H」となり、NORゲート25の出力信号は論
理レベル「L」となる。そして、NORゲート25の出
力信号はNチャンネルトランジスタ27のゲートを論理
レベル「L」にして、Nチャンネルトランジスタ27は
オンとなり、ソースとドレイン間は導通する。
【0030】また、NORゲート25の出力信号によ
り、第3のインバータ26の出力信号は論理レベル
「H」であり、この第3のインバータ26の出力信号は
Nチャンネルトランジスタ27のソースからドレインに
伝わり、論理レベル「H」となる。したがって、発振検
出回路10は、検出信号12として論理レベル「H」を
出力している。
【0031】発振検出回路の検出信号12は、半導体ス
イッチ素子8を制御し、このとき、半導体スイッチ素子
8はオンになる。
【0032】半導体スイッチ素子8がオンになると、第
2の安定化抵抗7は第1の安定化抵抗6と並列接続にな
る。ここで、第1の安定化抵抗6はたとえば300キロ
オーム、第2の安定化抵抗7は30キロオームにしたと
き、並列接続になった安定化抵抗値は約27キロオーム
となる。
【0033】発振回路としての安定化抵抗値が27キロ
オームになると、増幅器2から振動子1に流れ込む電流
が大きくなるので、発振信号11aの起動条件がよくな
り、発振信号11aは直流信号レベルの微弱な状態か
ら、直ちに発振成長して、充分な発振状態の発振信号1
1aとなる。
【0034】そして発振状態になった発振信号11a
は、発振検出回路10の第1のインバータ21と、第2
のインバータ22を通過して、抵抗23とコンデンサー
24とで構成した遅延回路で遅延信号を作る。この遅延
信号はNORゲート25の第2入力に与えられており、
一方、第1のインバータ21を通過した発振信号11c
はNORゲート25の第1入力に与えられている。
【0035】この状態でNORゲート25は発振信号1
1cと遅延信号とに同期したパルス信号を作る。そし
て、このパルス信号はNチャンネルトランジスタ27の
ゲートを制御することにより、Nチャンネルトランジス
タ27のソースとドレイン間は間欠的な導通状態とな
る。またさらにこのパルス信号によって、第3のインバ
ータ26はNチャンネルトランジスタ27のソース電位
を間欠的に引き込む。このことにより、Nチャンネルト
ランジスタ27のドレイン電位は低下して論理レベル
「L」となるので、検出信号12は論理レベル「L」と
なる。
【0036】検出信号12が論理レベル「L」となる
と、半導体スイッチ素子8はオフとなり、第1の安定化
抵抗6と第2の安定化抵抗7との並列接続状態はなくな
る。この結果、発振回路としての安定化抵抗値は第1の
安定化抵抗6だけの抵抗値である300キロオームとな
る。
【0037】発振信号11aが得られた発振回路は、安
定化抵抗値が300キロオームになったので、振動子の
過励振を防ぐのに充分な抵抗値になり、安定した発振信
号が得られる。
【0038】上記のように、発振起動時に半導体スイッ
チ素子をオンにして、安定化抵抗値を小さくして発振起
動を早め、発振信号が得られた後、安定化抵抗値を大き
くすることによって、発振した状態では低消費電力で、
かつ、振動子の過励振を防いだ発振起動性の早い発振回
路を提供することができる。
【0039】なお以上説明した本発明の実施例では、増
幅器2からみて、第2の安定化抵抗7の後に半導体スイ
ッチ素子8を接続してあるが、第2の安定化抵抗7と半
導体スイッチ素子8との接続は逆にしてもよい。
【0040】さらに、発振検出回路10の構成は一例を
示したものであり、回路的には、他にも多様に考えるこ
とができるので、発振検出機能を有した回路構成であれ
ば何でもよい。
【0041】
【発明の効果】以上の説明のように本発明の発振回路に
おいては、第1の安定化抵抗と並列に接続する第2の安
定化抵抗と半導体スイッチ素子とを備え、電源投入時に
半導体スイッチ素子をオンすることによって、発振起動
性を早めている。このことにより、低消費電力で発振起
動性の早い発振回路となり、製造工程の検査時間を短縮
して、コストを下げた時計などの携帯情報機器の提供が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における発振回路の構成を示す
回路図である。
【図2】本発明の実施例における発振検出回路の構成を
示す回路図である。
【図3】従来の発振回路を示す回路図である。
【符号の説明】
1 振動子 2 増幅器 6 第1の安定化抵抗 7 第2の安定化抵抗 8 半導体スイッチ素子 10 発振検出回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動子を発振させるための増幅器の出力
    側に接続された第1の安定化抵抗と、この第1の安定化
    抵抗と並列に接続する第2の安定化抵抗と、半導体スイ
    ッチ素子とを備え、発振起動時に半導体スイッチ素子を
    オンにして、第1の安定化抵抗と第2の安定化抵抗とが
    並列接続する手段を具備することを特徴とする発振回
    路。
JP19528693A 1993-07-13 1993-07-13 発振回路 Pending JPH0865047A (ja)

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JP19528693A JPH0865047A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 発振回路

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JP19528693A JPH0865047A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 発振回路

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