JPH0786834A - 発振回路装置 - Google Patents

発振回路装置

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JPH0786834A
JPH0786834A JP23208893A JP23208893A JPH0786834A JP H0786834 A JPH0786834 A JP H0786834A JP 23208893 A JP23208893 A JP 23208893A JP 23208893 A JP23208893 A JP 23208893A JP H0786834 A JPH0786834 A JP H0786834A
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JP
Japan
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circuit
inverting amplifier
amplifier circuit
oscillation
down regulator
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JP23208893A
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English (en)
Inventor
Shinichi Hirose
進一 廣▲せ▼
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 利得の増大と消費電流の抑制を両立させるこ
とのできる発振回路装置を得る。 【構成】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回路3
と、その降圧レギュレータ回路3の出力を電源とすると
共に発振素子6の端子間に設けられ、3つの反転増幅回
路21〜23が直列接続されてなる複合反転増幅回路2
4とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえばマイクロコ
ンピュータの基準クロック信号を生成するために水晶発
振子などを発振源として用いて構成される発振回路装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の発振回路装置の構成を示
す回路図である。図において、1はマイクロコンピュー
タなどの半導体回路装置、2は半導体回路装置1の内部
に一体的に構成された反転増幅回路、3は半導体回路装
置1が接続されている電源電圧を降圧し安定化された出
力電圧を生成する降圧レギュレータ回路である。4は半
導体回路装置1の電源端子、5aと5bは半導体回路装
置1の発振源入力端子、6は水晶発振子、7aは発振源
入力端子5aとグランド間に接続されたコンデンサ、7
bは発振源入力端子5bとグランド間に接続されたコン
デンサである。図8と図9は反転増幅器2の代表的な回
路構成を示す回路図である。
【0003】次に動作について説明する。電源端子4か
ら供給された電源電圧は、降圧レギュレータ3により降
圧され、安定化されて反転増幅回路2に供給される。こ
の場合、降圧レギュレータ3により降圧された安定化さ
れた電源電圧が反転増幅回路2に供給されるのは、反転
増幅回路2に供給される電源電圧が高くなると反転増幅
回路2の動作点中心付近における消費電流が急激に大き
くなるためである。発振源入力端子5a,5bには水晶
発振子6と、グランド間にコンデンサ7a,7bが接続
されているため、水晶発振子6とコンデンサ7a,7b
とから構成される共振回路と反転増幅回路2により水晶
発振子の固有の発振周波数で発振が開始される。
【0004】この場合、発振が行なわれるためには、発
振周波数において反転増幅回路2の入力側から出力側を
経て前記共振回路を通り再び反転増幅回路2の入力側に
至る位相が360゜回転することと、この間の利得が1
を越えることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の発振回路装置は
以上のように構成されているので、たとえば発振回路装
置を含むシステムの電源電圧が低い電圧値であり、反転
増幅回路2に供給される電源電圧も低くならざるを得な
い場合には、反転増幅回路2における利得が不足するこ
とになり、また利得を充分に得ようとすると反転増幅回
路2の動作点中心付近における消費電流が増加するな
ど、利得の増大と消費電流の抑制が両立しない問題点が
あった。
【0006】請求項1乃至請求項5の発明は上記のよう
な問題点を解消するためになされたもので、利得の増大
と消費電流の抑制を両立させることのできる発振回路装
置を得ることを目的とする。
【0007】また請求項6の発明は、利得の増大と消費
電流の抑制を両立させ、さらに反転増幅回路の相互干渉
を防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る発
振回路装置は、単一の反転増幅回路に代えて3つの反転
増幅回路が直列接続されてなる複合反転増幅回路を備え
たものである。
【0009】請求項2の発明に係る発振回路装置は、単
一の反転増幅回路に代えて利得を小さく設定した初段の
反転増幅回路と、発振素子やコンデンサによる共振回路
を駆動する利得が大きく設定された終段の反転増幅回路
とを含む3つの反転増幅回路を直列接続した複合反転増
幅回路を備えたものである。
【0010】請求項3の発明に係る発振回路装置は、反
転増幅回路として3つの反転増幅回路が直列接続された
複合反転増幅回路を有すると共に、その複合反転増幅回
路を構成する夫々の反転増幅回路の電源を降圧レギュレ
ータ回路の出力側にあるいは上記降圧レギュレータ回路
の入力側に切り替える電源切替手段を備えたものであ
る。
【0011】請求項4の発明に係る発振回路装置は、直
列接続された3つの反転増幅回路からなる複合反転増幅
回路を反転増幅回路として設け、この複合反転増幅回路
と上記降圧レギュレータ回路とを、発振源入力端子が設
けられた半導体回路装置の内部に一体的に構成したもの
である。
【0012】請求項5の発明に係る発振回路装置は、直
列接続された3つの反転増幅回路からなる複合反転増幅
回路を単一の反転増幅回路に代えて設け、この複合反転
増幅回路と降圧レギュレータ回路とコンデンサ素子およ
びそのコンデンサ素子の切替スイッチ回路と抵抗素子と
を、発振源入力端子が設けられた半導体回路装置の内部
に一体的に構成したものである。
【0013】請求項6の発明に係る発振回路装置は、3
つの反転増幅回路が直列接続された複合反転増幅回路を
単一の反転増幅回路に代えて設け、その複合反転増幅回
路と上記降圧レギュレータ回路と、上記複合反転増幅回
路の夫々の反転増幅回路の電源を上記降圧レギュレータ
回路の出力を基に抵抗あるいはダイオードを介して生成
する電源生成回路とを、発振源入力端子を有した半導体
回路装置の内部に一体的に構成したものである。
【0014】
【作用】請求項1の発明における発振回路装置は、3つ
の反転増幅回路が直列接続され構成された複合反転増幅
回路を備えることで、上記各反転増幅回路の利得や消費
電流が個別に調整できる構成にして、利得の増大と消費
電流の抑制の両立を可能にする。
【0015】請求項2の発明における発振回路装置は、
利得を小さく設定した初段の反転増幅回路と、発振素子
やコンデンサによる共振回路を駆動する利得が大きく設
定された終段の反転増幅回路とを含む3つの反転増幅回
路が直列接続された複合反転増幅回路を備えることで、
利得の増大と消費電流の抑制の両立を実現する。
【0016】請求項3の発明における発振回路装置は、
複合反転増幅回路を構成する夫々の反転増幅回路の電源
が、上記降圧レギュレータ回路の出力側にあるいは上記
降圧レギュレータ回路の入力側に切り替えられ、特に上
記降圧レギュレータ回路の入力側に切り替えられたとき
には、その反転増幅回路の利得が増大するなど上記各反
転増幅回路の利得や消費電流を調整することが可能とな
り、利得の増大と消費電流の抑制が両立する。
【0017】請求項4の発明における発振回路装置は、
発振素子を接続するための発振源入力端子が設けられる
と共に、複合反転増幅回路と降圧レギュレータ回路とを
内部に一体的に構成した半導体回路装置により、上記複
合反転増幅回路の反転増幅回路の利得の増大と消費電流
の抑制の両立を実現する。
【0018】請求項5の発明における発振回路装置は、
発振素子を接続するための発振源入力端子が設けられる
と共に、複合反転増幅回路と降圧レギュレータ回路とコ
ンデンサ素子と、そのコンデンサ素子の切替スイッチ回
路や必要な抵抗素子が半導体回路装置に一体的に構成さ
れ、上記複合反転増幅回路の反転増幅回路の利得の増大
と消費電流の抑制の両立を実現する。
【0019】請求項6の発明における発振回路装置は、
複合反転増幅回路の夫々の反転増幅回路の電源が降圧レ
ギュレータ回路の出力を基に抵抗あるいはダイオードを
介して生成され、上記複合反転増幅回路の反転増幅回路
の利得や消費電流を調整することを可能にして、利得の
増大と消費電流の抑制の両立を実現し、さらに上記複合
反転増幅回路の反転増幅回路間の相互干渉を防止する。
【0020】
【実施例】実施例1.以下、請求項1,請求項2および
請求項4の発明の一実施例を図について説明する。図1
はこの実施例の発振回路装置の構成を示す回路図であ
る。図1において、図7と同一または相当の部分につい
ては同一の符号を付し説明を省略する。図において、2
1は1チップとして構成されたマイクロコンピュータで
ある半導体回路装置の内部に、一体的に構成された初段
反転増幅回路(反転増幅回路)、22は同様に次段反転
増幅回路(反転増幅回路)、23は同様に終段反転増幅
回路(反転増幅回路)であり、直列接続された初段反転
増幅回路21,次段反転増幅回路22,終段反転増幅回
路23により複合反転増幅回路24が構成されている。
【0021】次に動作について説明する。初段反転増幅
回路21,次段反転増幅回路22,終段反転増幅回路2
3の構成は、図8や図9に示すような構成となってい
る。図2は初段反転増幅回路21,次段反転増幅回路2
2,終段反転増幅回路23を流れる貫通電流を示す貫通
電流特性図であり、入力電圧が各反転増幅回路の電源電
圧すなわち降圧レギュレータ3の出力電圧の1/2付近
では、前記各反転増幅回路を構成するPチャネルエンハ
ンスメントトランジスタとNチャネルエンハンスメント
トランジスタが共にオン状態となり貫通電流による消費
電流が大きく、さらにこの貫通電流は反転増幅器の利得
を高く、また駆動能力を大きく設計するほど大きくなる
ことを示している。
【0022】また、初段反転増幅回路21の入力波形
は、水晶発振子6とコンデンサ7a,7bにより構成さ
れる共振回路により正弦波状の信号波形となり、初段反
転増幅回路21の出力波形は接地電位と降圧レギュレー
タ回路3の出力電位との間を往復する上記入力波形と逆
相の方形波状となる。そして、次段反転増幅回路22の
出力は初段反転増幅回路21の出力波形と逆相の方形波
波形、終段反転増幅回路23の出力は次段反転増幅回路
22の出力波形と逆相の方形波波形となり、1つの反転
増幅回路と同様な動作を行なっている。
【0023】初段反転増幅回路21では、入力波形は正
弦波状であるから方形波状の入力波形に比べて初段反転
増幅回路21の電源電圧の1/2付近を通過する期間が
長い。従ってこの期間中に初段反転増幅回路21に流れ
込む貫通電流が大きくなるため、反転増幅回路の構成を
図9に示すような構成にして貫通電流を抑制する。初段
反転増幅回路21は軽負荷の次段反転増幅回路22を駆
動するのみであるから、図9に示すようにPチャネルエ
ンハンスメントトランジスタとNチャネルエンハンスメ
ントトランジスタに等価的に抵抗を挿入して貫通電流を
抑制し、駆動能力を小さくする。一方、終段反転増幅回
路23では、発振源入力端子5a,5bに接続される共
振回路を駆動するために図8に示すよう構成にして駆動
能力を大きくする。
【0024】従ってこの実施例では、利得の増大と消費
電流の抑制を両立できる発振回路装置が得られることに
なる。
【0025】なお、以上説明した実施例では、降圧レギ
ュレータ3と3つの反転増幅回路21,22,23が1
チップとして構成されたマイクロコンピュータである半
導体回路装置の内部に一体的に構成されるものとして説
明したが、半導体回路装置の内部に一体的に構成するこ
となく降圧レギュレータ回路や各反転増幅回路が夫々独
立して基板上などに構成されたものであってもよいこと
はいうまでもない。
【0026】実施例2.請求項3の発明の一実施例を図
について説明する。図3はこの実施例の発振回路装置の
構成を示す回路図である。図3において図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において、25は複合反転増幅回路24を構成す
る初段反転増幅回路21,次段反転増幅回路22,終段
反転増幅回路23の電源を降圧レギュレータ回路3の出
力側にあるいは降圧レギュレータ回路3の入力側に切り
替えるための電源切替手段である。
【0027】この電源切替手段25は、Pチャネルエン
ハンスメントトランジスタ26,27とノア回路28と
アンド回路29と直列に接続された2つの反転増幅回路
30と図示していないクロック信号入力端子を有したD
フリップフロップ31を備えている。Dフリップフロッ
プ31のデータ入力端子には、電源切替信号生成回路3
2から電源切替信号が供給される。この電源切替信号生
成回路32により生成される電源切替信号は、ソフトウ
ェーアにより生成されるものであっても、あるいは半導
体回路装置の内部に一体的に構成された電源切替信号生
成回路32により生成されるものであってもよい。
【0028】次に動作について説明する。‘H’レベル
の電源切替信号がDフリップフロップ31に供給され
る。ノア回路28の出力が‘L’レベルとなりPチャネ
ルエンハンスメントトランジスタ26が導通し、複合反
転増幅回路24を構成する初段反転増幅回路21,次段
反転増幅回路22,終段反転増幅回路23の電源が降圧
レギュレータ回路3の入力側に切り替わり、また‘L’
レベルの電源電圧切替信号がDフリップフロップ31に
供給されると、アンド回路29の出力が‘L’レベルと
なりPチャネルエンハンスメントトランジスタ27が導
通し、複合反転増幅回路24を構成する初段反転増幅回
路21,次段反転増幅回路22,終段反転増幅回路23
の電源が降圧レギュレータ回路3の出力に切り替わる。
【0029】この結果、この実施例では、利得の増大と
消費電流の抑制を両立できる発振回路装置が得られるだ
けでなく、複合反転増幅回路24の電源電圧を切り替え
ることで、発振源入力端子5a,5bに接続される共振
回路に応じて複合反転増幅回路24の駆動能力を選択で
き、また発振開始時の発振待ち時間を短縮でき、さらに
発振源入力端子5bなどに外部クロック入力を用いた場
合に複合反転増幅回路24の各反転増幅回路の電源電圧
を可変し切り替えることで適正な入力閾値を設定でき
る。
【0030】なお、以上説明した実施例では、複合反転
増幅回路24を構成する初段反転増幅回路21,次段反
転増幅回路22,終段反転増幅回路23の電源が降圧レ
ギュレータ回路3の出力側あるいは入力側に切り替えら
れるように構成したが、降圧レギュレータ3の出力を電
源電圧切替信号により可変するようにしてもよい。ま
た、初段反転増幅回路21,次段反転増幅回路22,終
段反転増幅回路23の電源の夫々を必要に応じて降圧レ
ギュレータ回路3の出力側あるいは入力側に夫々切り替
えるようにしてもよい。
【0031】実施例3.請求項5の発明の一実施例を図
について説明する。図4はこの実施例の発振回路装置の
構成を示す回路図である。図4において、図1と同一ま
たは相当の部分については同一の符号を付し説明を省略
する。図において、7cは切替スイッチ回路37により
コンデンサ7aに並列に接続される共振特性調整用コン
デンサ(コンデンサ素子)、7dは切替スイッチ回路3
8によりコンデンサ7aに並列に接続される共振特性調
整用コンデンサ(コンデンサ素子)、35は中点バイア
ス用抵抗(抵抗素子)、36はダンピング抵抗(抵抗素
子)である。
【0032】この実施例では、コンデンサ7a,7bと
共振特性調整用コンデンサ7c,7dと中点バイアス用
抵抗35、ダンピング抵抗36を半導体回路装置1に集
積回路技術により一体的に構成したものであり、中点バ
イアス用抵抗35、ダンピング抵抗36は抵抗あるいは
高抵抗の伝送ゲート、また抵抗と伝送ゲートの組み合わ
せとして構成したものでもよい。また、共振特性調整用
コンデンサ7c,7dをコンデンサ7a,7bに並列に
接続するための切替スイッチ回路37,38は、マイク
ロコンピュータとして構成された半導体回路装置1に備
えられたソフトウェーアあるいはハードウェーアにより
制御されるものでよい。
【0033】この実施例では、利得の増大と消費電流の
抑制を両立できる発振回路装置が得られるだけでなく、
外付けする必要のあったコンデンサ素子や抵抗素子が不
要となり、温度変化などに対する安定性が向上する。
【0034】実施例4.請求項6の発明の一実施例を図
について説明する。図5はこの実施例の発振回路装置の
構成を示す回路図である。図5において図1と同一また
は相当の部分については同一の符号を付し説明を省略す
る。図において、16は電源生成回路であり、降圧レギ
ュレータ回路3の出力を基に複合反転増幅回路24の各
反転増幅回路の夫々の電源を生成するための抵抗16
a,16b,16cを有している。
【0035】この実施例では、複合反転増幅回路24の
各反転増幅回路の電源が降圧レギュレータ回路3の出力
から直接得られるように構成されておらず、抵抗16
a,16b,16cを介するように構成されているた
め、電源共通による反転増幅回路間の相互干渉が抑制さ
れ、各反転増幅回路の動作が安定する。
【0036】なお、以上説明した実施例では、抵抗16
a,16b,16cを用いるように構成したが、ダイオ
ードであってもよい。
【0037】実施例5.実施例1乃至実施例4では、発
振源入力端子5a,5bに水晶発振子などからなる共振
回路を接続するものとして説明したが、他の入力回路,
出力をハイイピーダンスにすることが可能なトライステ
ート出力の出力回路,入出力回路などと兼用する構成で
あってもよく、このような構成にしたときの回路図を図
6に示す。この場合、水晶発振子などからなる共振回路
を接続して使用するときにはポート入力回路には貫通電
流が流れないような回路構成(たとえば制御入力を
‘L’レベルとしてポート入力回路へのゲートを閉じる
ような回路構成)にする。また、発振源入力端子5a,
5bに水晶発振子などからなる共振回路を接続するか否
かに応じて制御しなければならない回路部の設定はソフ
トウェーアあるいはマスクオプションあるいはマスタス
ライスなどにより行なうようにしてもよい。従って、発
振源入力端子5a,5bの有効利用が可能となり、さら
に外部クロックを使用する場合には発振出力端子を他の
入出力端子として使用可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
単一の反転増幅回路に代えて3つの反転増幅回路を直列
接続し、夫々の反転増幅回路の特性などを代えることが
出来るように構成したので、利得の増大と消費電流の抑
制の両立が可能となる効果がある。
【0039】請求項2の発明によれば、初段の反転増幅
回路の利得を小さく設定し、発振素子やコンデンサによ
る共振回路を駆動する終段の反転増幅回路の利得を大き
く設定した複合反転増幅回路を備えるように構成したの
で、利得の増大と消費電流の抑制が両立できる効果があ
る。
【0040】請求項3の発明によれば、複合反転増幅回
路を構成する夫々の反転増幅回路の電源を上記降圧レギ
ュレータ回路の出力側にあるいは上記降圧レギュレータ
回路の入力側に切り替えるように構成したので、利得の
増大と消費電流の抑制が両立できる効果がある。
【0041】請求項4の発明によれば、複合反転増幅回
路と上記降圧レギュレータ回路とを、発振素子を接続す
るための接続端子が設けられた半導体回路装置の内部に
一体的に構成したので、利得の増大と消費電流の抑制が
両立すると共に安定した発振回路装置が得られる効果が
ある。
【0042】請求項5の発明によれば、複合反転増幅回
路と降圧レギュレータ回路と、コンデンサ素子およびそ
のコンデンサ素子の切替スイッチ回路と抵抗素子とを、
発振素子を接続するための接続端子が設けられた半導体
回路装置の内部に一体的に構成したので、利得の増大と
消費電流の抑制が両立すると共に安定した発振回路装置
が得られる効果がある。
【0043】請求項6の発明によれば、複合反転増幅回
路と降圧レギュレータ回路と、夫々の反転増幅回路の電
源を上記降圧レギュレータ回路の出力を基に抵抗あるい
はダイオードを介して生成する電源生成回路とを、発振
素子およびコンデンサなどからなる発振源を接続するた
めの接続端子を有した半導体回路装置の内部に一体的に
構成したので、利得の増大と消費電流の抑制が両立する
と共に安定した発振回路装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1と請求項2と請求項4の発明の一実施
例による発振回路装置を示す回路図である。
【図2】請求項1と請求項2と請求項4の発明の一実施
例による発振回路装置における初段反転増幅回路や終段
反転増幅回路を流れる貫通電流を示す貫通電流特性図で
ある。
【図3】請求項3の発明の一実施例による発振回路装置
を示す回路図である。
【図4】請求項5の発明の一実施例による発振回路装置
を示す回路図である。
【図5】請求項6の発明の一実施例による発振回路装置
を示す回路図である。
【図6】請求項1乃至請求項6の発明の他の実施例によ
る発振回路装置を示す回路図である。
【図7】従来の発振回路装置の構成を示す回路図であ
る。
【図8】従来の発振回路装置における反転増幅回路の構
成を示す回路図である。
【図9】従来の発振回路装置における反転増幅回路の構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 半導体回路装置 3 降圧レギュレータ回路 5a,5b 発振源入力端子 6 水晶発振子(発振素子) 7a,7b コンデンサ 7c,7d 共振特性調整用コンデンサ(コンデンサ素
子) 16 電源生成回路 16a,16b,16c 抵抗 21 初段反転増幅回路(反転増幅回路) 22 次段反転増幅回路(反転増幅回路) 23 終段反転増幅回路(反転増幅回路) 24 複合反転増幅回路 25 電源切替手段 35 中点バイアス用抵抗(抵抗素子) 36 ダンピング抵抗(抵抗素子) 37,38 切替スイッチ回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランドとの間に接続されたコン
    デンサとを備えた発振回路装置において、上記反転増幅
    回路は、3つの反転増幅回路が直列接続されてなる複合
    反転増幅回路であることを特徴とする発振回路装置。
  2. 【請求項2】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランド間に接続されたコンデン
    サとを備えた発振回路装置において、上記反転増幅回路
    は、利得を小さく設定した初段の反転増幅回路と、上記
    発振素子やコンデンサによる共振回路を駆動する利得が
    大きく設定された終段の反転増幅回路とを含む3つの反
    転増幅回路が直列接続されてなる複合反転増幅回路であ
    ることを特徴とする発振回路装置。
  3. 【請求項3】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランド間に接続されたコンデン
    サとを備えた発振回路装置において、上記反転増幅回路
    は、3つの反転増幅回路が直列接続された複合反転増幅
    回路であり、その複合反転増幅回路を構成する夫々の反
    転増幅回路の電源を上記降圧レギュレータ回路の出力側
    とするかあるいは上記降圧レギュレータ回路の入力側と
    するか切り替える電源切替手段を備えたことを特徴とす
    る発振回路装置。
  4. 【請求項4】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランド間に接続されたコンデン
    サとを備えた発振回路装置において、上記反転増幅回路
    は、3つの反転増幅回路が直列接続された複合反転増幅
    回路であり、その複合反転増幅回路と上記降圧レギュレ
    ータ回路とを内部に構成し、さらに上記発振素子やコン
    デンサを接続するための発振源入力端子が設けられてい
    る半導体回路装置を有していることを特徴とする発振回
    路装置。
  5. 【請求項5】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランド間に接続されたコンデン
    サ素子や抵抗素子とを備えた発振回路装置において、上
    記反転増幅回路は、3つの反転増幅回路が直列接続され
    た複合反転増幅回路であり、その複合反転増幅回路と上
    記降圧レギュレータ回路と上記コンデンサ素子およびそ
    のコンデンサ素子の切替スイッチ回路と上記抵抗素子と
    を内部に構成し、さらに上記発振素子を接続するための
    発振源入力端子が設けられている半導体回路装置を有し
    ていることを特徴とする発振回路装置。
  6. 【請求項6】 電源電圧を降圧する降圧レギュレータ回
    路と、その降圧レギュレータ回路の出力を電源とすると
    共に発振素子の端子間に設けられた反転増幅回路と、上
    記発振素子の各端子とグランド間に接続されたコンデン
    サとを備えた発振回路装置において、上記反転増幅回路
    は、3つの反転増幅回路が直列接続された複合反転増幅
    回路であり、その反転増幅回路と上記降圧レギュレータ
    回路とを内部に構成し、さらに上記発振素子および上記
    コンデンサなどからなる発振源を接続するための発振源
    入力端子と、上記複合反転増幅回路の各反転増幅回路の
    電源を上記降圧レギュレータ回路の出力を基に抵抗ある
    いはダイオードを介して生成する電源生成回路とが設け
    られた半導体回路装置を有していることを特徴とする発
    振回路装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008160510A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Epson Toyocom Corp 2出力型水晶発振器
CN108736834A (zh) * 2018-05-23 2018-11-02 中国电子科技集团公司第二十四研究所 一种带电源抑制的高线性度时间放大器

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JP2008160510A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Epson Toyocom Corp 2出力型水晶発振器
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