JPH0864697A - 不揮発性半導体記憶装置の製造方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置の製造方法

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JPH0864697A
JPH0864697A JP6221010A JP22101094A JPH0864697A JP H0864697 A JPH0864697 A JP H0864697A JP 6221010 A JP6221010 A JP 6221010A JP 22101094 A JP22101094 A JP 22101094A JP H0864697 A JPH0864697 A JP H0864697A
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oxide film
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10BELECTRONIC MEMORY DEVICES
    • H10B41/00Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates
    • H10B41/30Electrically erasable-and-programmable ROM [EEPROM] devices comprising floating gates characterised by the memory core region
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    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電圧での単一電源動作が可能なフラッシュ
メモリを比較的少ない工程数で簡単に製造する。 【構成】 トンネル酸化膜7上の多結晶シリコン膜8及
びシリコン窒化膜9をパターン10a、10bに形成し
た後、パターン10a、10b間の基板1を熱酸化して
ゲート酸化膜11を形成する。シリコン窒化膜9を除去
した後に多結晶シリコン膜14を形成してから、溝部1
7で互いに分離された浮遊ゲート16を形成する。さら
に、ONO膜18及び制御ゲートとなる多結晶シリコン
膜19を成膜する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、EEPROM(Electr
ically Erasable and Programmable Read Only Memory)
等の不揮発性半導体記憶装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EEPROMは、メモリセルに記憶され
たデータを電気的に書き込み及び消去することが可能で
あるとともに、電源を切ってもデータが半永久的に消え
ない不揮発性を有する半導体記憶装置である。このよう
なEEPROMのうち、全ビット一括又はブロック単位
でデータの消去を行うようにしたフラッシュ型EEPR
OM(以下「フラッシュメモリ」と称する。)は、1つ
のメモリセルがMOSトランジスタ1つだけで構成でき
るため、高集積化に適している。
【0003】近年、携帯用機器などに用いるために電源
電圧を低電圧化し、5V単一電源でフラッシュメモリを
動作させる要求が強くなってきている。しかし、例えば
スタック型メモリセルを有するフラッシュメモリでは、
5V単一電源化を実現するために、データ消去時に大電
流が流れるソースに高電圧を印加する必要があることが
障害になる。この問題を解決するために、データ消去時
にメモリセルの制御ゲートに負電圧を印加するという方
法がある。ところが、この方法は、負電圧発生回路、高
耐圧トランジスタ及び3重ウェル構造等を必要とし、回
路的にも複雑となる。そこで、比較的簡単な装置構造で
5V単一電源化を実現するためのメモリセルとして、
“A High Capacitive-Coupling Ratio (HiCR) Cell for
3V-Only 64 Mbit and Future Flash Memories" (Yoshi
aki S. et.al. 1993 IEDM Technical Digest,pp.19-22)
に記載のような構造を有するメモリセルが提案されてい
る。上記文献に記載のメモリセルの製造方法を、図8を
参照して簡単に説明する。
【0004】まず、図8(a)に示すように、P型シリ
コン基板101上にLOCOS法によってフィールド酸
化膜102を形成した後、ゲート酸化膜103、多結晶
シリコン膜104、シリコン酸化膜105及びシリコン
窒化膜106をパターン形成する。
【0005】次に、図8(b)に示すように、熱酸化膜
108をパターン形成した後、多結晶シリコン膜104
等をマスクとしてN型不純物をイオン注入し、不純物拡
散層109を形成する。しかる後、多結晶シリコン膜1
04等のサイドウォール膜110をシリコン窒化膜で形
成する。さらに、サイドウォール膜110を耐酸化膜と
したLOCOS法で、比較的膜厚の厚いシリコン酸化膜
119を形成する。
【0006】次に、図8(c)に示すように、シリコン
窒化膜106及びサイドウォール膜110を除去した
後、熱酸化膜108及びシリコン酸化膜105を除去
し、更に、犠牲酸化膜(図示せず)を形成及び除去して
から、シリコン基板101上のサイドウォール膜110
を除去した表面に急速熱酸化法等でトンネル酸窒化膜
(oxynitride)112を形成する。しかる後、全面に多
結晶シリコン膜113を形成する。尚、トンネル酸窒化
膜112は良好な膜質が要求されるためにCVD法での
形成には適しない。
【0007】次に、図8(d)に示すように、多結晶シ
リコン膜113を異方性エッチングすることにより、多
結晶シリコン膜104等のサイドウォールシリコン膜1
14を形成する。
【0008】次に、図8(e)に示すように、多結晶シ
リコン膜104上のトンネル酸窒化膜112を除去した
後、全面に多結晶シリコン膜115を成膜する。
【0009】次に、図8(f)に示すように、多結晶シ
リコン膜115を浮遊ゲートの形状にパターニングす
る。しかる後、多結晶シリコン膜115上にONO膜等
の絶縁膜116を形成し、さらに絶縁膜116上にワー
ド線となる制御ゲート117をパターン形成する。
【0010】以上の工程による製造されたフラッシュメ
モリのメモリセルは、トンネル酸窒化膜112の面積が
きわめて狭く形成されているので、浮遊ゲート(多結晶
シリコン膜104、サイドウォールシリコン膜114、
多結晶シリコン膜115からなる)及びチャネル領域間
の容量を非常に小さくすることができる。その結果、ト
ンネル酸窒化膜112での電界集中が大きくなってファ
ウラー・ノードハイムトンネリング(FNトンネリン
グ)現象による電子の引き抜き及び注入を効率よく行う
ことができ、メモリセルを低電圧で動作させることが可
能になって、例えば5V単一電源化を実現できる。尚、
上述のフラッシュメモリの製造方法は、MNOS型のE
EPROMにも適用することが可能である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記文献に記
載のフラッシュメモリの製造方法は、サイドウォール膜
110を形成した後に熱酸化を行ってシリコン酸化膜1
19を形成し、さらにサイドウォール膜110を除去し
た後にトンネル酸窒化膜112を形成するという多くの
煩雑な工程を必要とする。特に、上記方法は、サイドウ
ォール膜の形成及びLOCOS法による熱酸化といった
工程を夫々2回づつ行うために製造に非常に長時間を必
要とし、スループットが低いという問題があった。
【0012】また、上記文献に記載のフラッシュメモリ
の製造方法においては、特に熱酸化膜108及びシリコ
ン酸化膜105を除去する工程でシリコン酸化膜119
が同時にエッチングされるため、シリコン酸化膜119
の膜厚が不必要に薄くなってしまう。その結果、シリコ
ン酸化膜119を介して対向する不純物拡散層109と
多結晶シリコン膜115との間の蓄電容量が大きくなっ
てしまい、トンネル酸窒化膜112での電界集中が阻害
され、メモリセルを所望の低電圧で動作させることがで
きないという問題があった。
【0013】そこで、本発明の目的は、低電圧での単一
電源動作が可能な不揮発性半導体記憶装置を比較的少な
い工程数で簡単に製造することのできる方法を提供する
ことである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の不揮発性半導体記憶装置の製造方法は、第
1導電型の半導体基板上にトンネル絶縁膜を形成する工
程と、上記半導体基板全面に第1の導電性膜及び耐酸化
膜を順次形成する工程と、上記第1の導電性膜及び上記
耐酸化膜を選択的に除去し、上記第1の導電性膜及び上
記耐酸化膜のパターンを形成する工程と、上記第1の導
電性膜及び上記耐酸化膜のパターンの間の上記半導体基
板上に、上記トンネル絶縁膜よりも膜厚の大きいゲート
絶縁膜を熱酸化によって形成する工程と、上記耐酸化膜
を除去する工程と、上記第1の導電性膜上に第2の導電
性膜を形成する工程と、少なくとも上記第2の導電性膜
を選択的に除去し、上記トンネル絶縁膜及び上記ゲート
絶縁膜上に上記第1の導電性膜及び上記第2の導電性膜
からなる浮遊ゲートを形成する工程と、上記第2の導電
性膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、上記容量絶縁膜
上に制御ゲートとなる第3の導電性膜をパターン形成す
る工程とを有する。
【0015】本発明の一態様においては、斜めイオン注
入法によって、少なくとも上記制御ゲートの方向のメモ
リセル間の素子分離をする素子分離構造の端部近傍部分
の上記半導体基板内に第2導電型の不純物拡散層を形成
する工程を更に有する。
【0016】本発明の一態様においては、上記制御ゲー
ト及び少なくとも上記制御ゲートの方向のメモリセル間
の素子分離をする素子分離構造をマスクとしたイオン注
入法によって、上記制御ゲート及び上記素子分離構造で
囲まれた領域の上記半導体基板内に第2導電型の不純物
拡散層を形成する工程を更に有する。
【0017】
【作用】本発明では、トンネル絶縁膜上に形成した第1
の導電性膜を選択的に除去した箇所にゲート絶縁膜を熱
酸化によって形成するので、従来のようにサイドウォー
ル膜を形成した後に熱酸化を行ってシリコン酸化膜を形
成し、さらにサイドウォール膜を除去するという多くの
煩雑な工程を行う必要がない。また、製造中にトンネル
絶縁膜以外の部分が不必要にエッチングされてその部分
の膜厚が薄くなってしまうことがないので、トンネル絶
縁膜での電界集中が阻害されることがない。
【0018】また、斜めイオン注入法によって、素子分
離構造の端部近傍部分の半導体基板内に不純物拡散層を
形成することにより、素子分離構造の端部近傍部分の半
導体基板内に簡便且つ自己整合的に不純物拡散層を形成
することができるとともに、素子分離構造に沿った複数
のメモリセルに共有される不純物拡散層が形成されるた
めにメモリセル毎にコンタクトを設けることが不要とな
ってメモリセルをより高集積化することができるように
なる。
【0019】また、制御ゲート及び素子分離構造をマス
クとしたイオン注入法を行い、不純物の横方向拡散によ
ってトンネル絶縁膜と不純物拡散層とのオーバーラップ
部分を形成するので、イオン注入された半導体基板表面
にトンネル絶縁膜を形成することがなくなり、膜厚の良
好なトンネル絶縁膜を形成できる。
【0020】
【実施例】
【0021】以下、本発明の実施例を図面を参照して説
明する。
【0022】図1は、第1実施例のフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部分の部分的な概略構成を示す図であ
り、図1(a)は平面図、図1(b)は図1(a)のA
−A線での断面図である。
【0023】図1(a)において、フィールド酸化膜6
の長手方向と直交する方向には、複数のメモリセルに共
有された制御ゲート(ワード線)20が形成されてい
る。そして、制御ゲート20の下部であって、フィール
ド酸化膜6に挟まれた素子領域上には各メモリセルの浮
遊ゲート16が形成されている。また、各浮遊ゲート1
6下のシリコン基板1表面には、隣接するトンネル酸化
膜7a、7bよりも膜厚の大きいゲート酸化膜11が、
トンネル酸化膜7a、7bとの境界がフィールド酸化膜
6に沿った方向となるように形成されている(図1
(b)参照)。
【0024】N型不純物拡散層であるソース・ドレイン
5は、フィールド酸化膜6の長手方向に沿ってフィール
ド酸化膜6の端部近傍部分のシリコン基板1表面に形成
されている。即ち、ソース・ドレイン5は、フィールド
酸化膜6の長手方向に配列された多数のメモリセルに夫
々共有されている。また、ソース・ドレイン5の一方
(ドレイン)は、所定ブロック毎に設けられたビットコ
ンタクト(図示せず)を介してビット線(図示せず)に
接続されており、他方(ソース)も所定ブロック毎に設
けられたソースコンタクト(図示せず)を介してソース
線(図示せず)に接続されている。この構成により、各
メモリセル毎のビットコンタクト及びソースコンタクト
が不要となってフィールド酸化膜6の長手方向での高集
積化を図ることができる。
【0025】図1(b)において、各メモリセルは、P
型シリコン基板1上にトンネル酸化膜7a、7b及びゲ
ート酸化膜11を介して形成された浮遊ゲート16(多
結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8a、8bか
らなる)と、浮遊ゲート16上にONO膜18を介して
形成された制御ゲート20と、フィールド酸化膜6の端
部近傍部分のシリコン基板1表面に形成されたソース・
ドレイン5とを有している。また、ゲート酸化膜11上
には、多結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8
a、8bの境界まで上方に延びた2本のシリコン酸化膜
12が形成されている。さらに、メモリセルの全体は、
層間絶縁膜21で覆われている。
【0026】図1(a)及び(b)から明らかなよう
に、本実施例のフラッシュメモリは、フィールド酸化膜
6下以外のソース・ドレイン5とトンネル酸化膜7a、
7bとのオーバーラップ部分を介して、ソース・ドレイ
ン5と浮遊ゲート16との間で電子の注入及び引き抜き
が行われる。このオーバーラップ部分は、1つのメモリ
セルのソース・ドレイン5の一方について形状が矩形で
例えば0.1μm×0.6μm程度(制御ゲート20の
幅に相当)にきわめて狭く形成されているので、浮遊ゲ
ート16及びソース・ドレイン5間の容量を非常に小さ
くすることができる。その結果、トンネル酸化膜7a、
7bでの電界集中が大きくなってFNトンネリング現象
による電子の引き抜き及び注入をより効率よく行うこと
ができ、例えば3.3Vの低電圧での単一電源動作が可
能になる。尚、トンネル酸化膜7a、7bは、そのいず
れか一方だけが形成されていればよく、その場合にはト
ンネル酸化膜での電界集中をさらに高めることができ
る。
【0027】図1に示すメモリセルは、浮遊ゲート16
と制御ゲート20との間に挟まれたONO膜18の面積
を比較的大きくとることができるので、浮遊ゲート16
及び制御ゲート20間の容量を大きくできて低電圧動作
を促進できる。また、フィールド酸化膜6の端部近傍部
分にソース・ドレイン5を形成し、それらの間にチャネ
ルが形成されるようにしているので、制御ゲート20の
長手方向でメモリセルの面積を狭くすることができて装
置のより一層の高集積化が可能になる。
【0028】次に、本実施例のフラッシュメモリの製造
方法を、図1(b)に対応した断面を工程順に示す図2
及び図3を参照しながら説明する。
【0029】まず、図2(a)に示すように、P型シリ
コン基板1上に熱酸化法又はCVD法によって、膜厚3
0〜50nm程度のパッド酸化膜2を全面に形成した
後、CVD法によって、膜厚100〜300nm程度の
シリコン窒化膜3を全面に形成する。しかる後、フォト
レジスト4を全面に塗布する。
【0030】次に、図2(b)に示すように、フォトリ
ソグラフィーによって素子分離領域とすべき領域のフォ
トレジスト4を除去し、残存したフォトレジスト4をマ
スクとして異方性ドライエッチングを行うことによって
シリコン窒化膜3を選択的に除去する。しかる後、シリ
コン窒化膜3及びフォトレジスト4をマスクとして、例
えば砒素等のN型不純物を斜めからイオン注入すること
によりシリコン基板1内に打ち込み、シリコン基板1の
表面に不純物拡散層であるソース・ドレイン5を形成す
る。この時の条件としては、砒素を打ち込む場合、エネ
ルギーを50〜90keV、ドーズ量を5×1015cm
-2に設定する。
【0031】さらに、打ち込みの角度θは、シリコン窒
化膜3及びフォトレジスト4の膜厚の合計(高さ)を
a、隣接パターン間隔をbとすると、 θ=tan-1(a/b) で与えられる。例えば、シリコン窒化膜3及びフォトレ
ジスト4の厚みがそれぞれ100nm及び100nm
(a=0.20μm)で、間隔bが1μmの時、θはお
よそ11〜12°となり、シリコン窒化膜3及びフォト
レジスト4の厚みがそれぞれ300nm及び550nm
(a=0.85μm)で、間隔bが1μmの時、θはお
よそ40〜41°となる。尚、フォトレジスト4を除去
してから斜めイオン注入を行うことにより、イオン注入
角度を適宜調節してもよい。
【0032】このようにシリコン基板1に対して斜め方
向からイオン注入を行うことにより、シリコン窒化膜3
及びフォトレジスト4がマスクとなって、それらの端部
近傍部分に、互いに離隔したソース・ドレイン5が自己
整合的に形成される。そして、この時に打ち込まれた不
純物が後の熱処理によって若干横方向に拡散し、パッド
酸化膜2の下方に一部が重なった形のソース・ドレイン
5が形成される。
【0033】次に、図2(c)に示すように、フォトレ
ジスト4を除去する。
【0034】次に、図2(d)に示すように、シリコン
窒化膜3を耐酸化マスクとしたLOCOS法によってシ
リコン基板1を熱酸化し、膜厚450〜600nm程度
のフィールド酸化膜6を形成する。これにより、ソース
・ドレイン5は、フィールド酸化膜6の長手方向に沿っ
てフィールド酸化膜6の端部近傍部分のシリコン基板1
表面に形成される。このとき、パッド酸化膜2により、
熱酸化時の熱ストレスが緩和される。しかる後、パッド
酸化膜2及びシリコン窒化膜3を除去する。尚、メモリ
セル間の素子分離をする素子分離構造としては、フィー
ルド酸化膜6に限らず、シリコン基板1上に絶縁膜を介
して形成されたシールド電極によって素子分離を行う、
所謂フィールドシールド素子分離構造であってもよい。
【0035】次に、図3(a)に示すように、フィール
ド酸化膜6に囲まれた素子領域のシリコン基板1上に犠
牲酸化膜(図示せず)を形成及び除去した後、フィール
ド酸化膜6に囲まれたシリコン基板1上に熱酸化法によ
って膜厚10nm程度のトンネル酸化膜7を形成する。
尚、トンネル酸化膜7は、シリコン酸化膜をアンモニア
雰囲気下での急速熱処理法によって窒化した酸窒化膜で
もよい。このように、酸窒化膜をトンネル膜として用い
ることにより、リーク電流の発生を抑制することができ
てメモリセルの信頼性を高めることができる。しかる
後、膜厚50〜100nm程度の多結晶シリコン膜8を
CVD法によって全面に形成し、さらに膜厚50nm程
度のシリコン窒化膜9をCVD法によって全面に形成す
る。また、多結晶シリコン膜8には、不純物を導入しな
がらのCVD法によって或いはCVD法による成膜後の
固相ドープによって、例えばリン等の不純物を導入す
る。
【0036】次に、図3(b)に示すように、ソース・
ドレイン5が形成されていないシリコン基板1上、及
び、フィールド酸化膜6上の多結晶シリコン膜8及びシ
リコン窒化膜9を除去し、多結晶シリコン膜8及びシリ
コン窒化膜9をフィールド酸化膜6の長手方向に延びた
スリット状パターン10a、10bに加工する。これに
よって、多結晶シリコン膜8は、パターン10a下の多
結晶シリコン膜8aと、パターン10b下の多結晶シリ
コン膜8bとに分断される。尚、フィールド酸化膜6上
の多結晶シリコン膜8及びシリコン窒化膜9は必ずしも
除去する必要はない。また、パターン10a、10b
は、いずれか一方だけ形成するようにしてもよい。
【0037】次に、図3(c)に示すように、パターン
10a、10b間の溝部の底面に露出するトンネル酸化
膜7をエッチング除去した後、熱酸化法によって膜厚2
0〜30nm程度で幅0.4μm程度のゲート酸化膜1
1を形成する。このように、パターン10a、10bを
形成する際のエッチングで損傷を受けたトンネル酸化膜
7を除去した後にゲート酸化膜11を形成することによ
り、膜質の優れたゲート酸化膜11を形成することがで
きる。これにより、ゲート酸化膜11は、幅0.2μm
程度のトンネル酸化膜7で挟まれる形になる。尚、溝部
の底面に露出するトンネル酸化膜7を除去せずに熱酸化
を行ってゲート酸化膜11を形成してもよい。この熱酸
化によって、多結晶シリコン膜8a、8bの側壁にはシ
リコン酸化膜12が形成されるとともに、トンネル酸化
膜7はゲート酸化膜11を挟んだ2箇所のトンネル酸化
膜7a、7bに分断される。
【0038】次に、図3(d)に示すように、多結晶シ
リコン膜8a、8b上のシリコン窒化膜9を熱リン酸で
除去した後、多結晶シリコン膜8a、8b上での膜厚が
50〜100nm程度の多結晶シリコン膜14をCVD
法で全面に形成する。このとき、パターン10a、10
b間の溝部は、多結晶シリコン膜14によって埋め込ま
れる。この多結晶シリコン膜14も多結晶シリコン膜8
と同様にリン等の不純物を導入する。
【0039】次に、図3(e)に示すように、フィール
ド酸化膜6上の多結晶シリコン膜14及びシリコン酸化
膜12を、フォトレジスト(図示せず)を用いた異方性
エッチングによって除去する。これによって、フィール
ド酸化膜6の長手方向に延びたスリット状パターンを有
するとともに、多結晶シリコン膜14及び多結晶シリコ
ン膜8a、8bからなる浮遊ゲート16を形成する。
尚、フィールド酸化膜6上の多結晶シリコン膜14及び
シリコン酸化膜12は、少なくとも隣接する浮遊ゲート
16間を離隔する溝部17が形成されるように除去すれ
ばよい。従って、シリコン酸化膜12は必ずしも除去す
る必要はなく、また、多結晶シリコン膜8a、8bの一
部を除去してもよい。
【0040】次に、図3(f)に示すように、浮遊ゲー
ト16を構成する多結晶シリコン膜14及び多結晶シリ
コン膜8a、8bの表面に酸化膜換算膜厚15〜20n
m程度のONO膜(シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/
シリコン酸化膜)18を形成する。このとき、ONO膜
18を構成する下層のシリコン酸化膜は温度900〜1
000℃程度の熱酸化又はCVD法で膜厚10nm程度
に形成し、シリコン窒化膜はCVD法で膜厚10nm程
度に形成し、上層のシリコン酸化膜は温度900〜10
00℃程度の熱酸化又はCVD法で膜厚5nm程度に形
成する。尚、ONO膜18は、図3(d)に示す工程に
おいて多結晶シリコン膜14を形成した後に、その上に
形成してもよい。
【0041】次に、図3(g)に示すように、全面に多
結晶シリコン膜19を形成した後、フォトレジスト(図
示せず)をマスクとする異方性エッチングを行って、多
結晶シリコン膜19、ONO膜18及び浮遊ゲート16
を選択的にエッチング除去し、フィールド酸化膜6の長
手方向と直交する方向に延びたスリット状パターンに加
工する。これによって、多結晶シリコン膜19を制御ゲ
ート(ワード線)20(図1参照)の形状に加工すると
ともに、浮遊ゲート19をフィールド酸化膜6の長手方
向と直交する方向においてメモリセル毎に分断する。
尚、多結晶シリコン膜19の代わりにポリサイド膜を用
いてワード線の低抵抗化を図るようにしてもよい。しか
る後、全面に層間絶縁膜21を形成し、さらに配線(図
示せず)を設けて図1に示すようなフラッシュメモリが
製造される。
【0042】本実施例では、トンネル酸化膜7上に形成
した多結晶シリコン膜8を選択的に除去した箇所にゲー
ト酸化膜11を熱酸化によって形成するので、比較的少
ない工程により且つ短時間で低電圧での単一電源動作が
可能なフラッシュメモリを形成することができる。ま
た、製造中にトンネル酸化膜7a、7b以外の部分が不
必要にエッチングされてその部分の膜厚が薄くなってし
まうことがないので、トンネル酸化膜7a、7bにおい
て大きな電界集中を起こすことができる。
【0043】また、斜めイオン注入法によって、フィー
ルド酸化膜6の端部近傍部分のシリコン基板1内にソー
ス・ドレイン5を形成するので、フィールド酸化膜6の
端部近傍部分のシリコン基板1内に簡便且つ自己整合的
にソース・ドレイン5を形成することができるととも
に、フィールド酸化膜6に沿った複数のメモリセルに共
有されるソース・ドレイン5が形成されるためにメモリ
セル毎にビットコンタクトやソースコンタクトを設ける
必要がない。従って、メモリセルをより高集積化するこ
とができる。
【0044】次に、このフラッシュメモリの書き換え動
作を説明する。ここでは、浮遊ゲート電極に電子がない
状態を書き込み状態とし、浮遊ゲート電極に電子が蓄積
している状態を消去状態と定義する。
【0045】まず、図1に示すメモリセルにデータを書
き込むには、Vcg=0V、Vd =8〜9V、Vs =op
en、Vsub =0Vに夫々バイアスする。尚、Vcgは制
御ゲート20に印加する電圧、Vd はドレイン電圧、V
s はソース電圧、Vsub は基板電位である。すると、予
め浮遊ゲート電極16に蓄積していた電子がドレイン5
と浮遊ゲート電極16とのオーバーラップ部分のトンネ
ル酸化膜7bを通じてFNトンネル電流によって、ドレ
イン5へと引き抜かれる。その結果、消去状態で例えば
7V程度であったメモリセルのしきい値電圧が2V程度
へと変化し、メモリセルは書き込み状態(“1”)とな
る。
【0046】次に、メモリセルに記憶されたデータを消
去するには、Vs =0V、Vcg=11〜12V、Vsub
=0V、Vd =0Vに夫々バイアスする。すると、ソー
ス5及びドレイン5と浮遊ゲート16とのオーバーラッ
プ部分のトンネル酸化膜7a、7bを通じてFNトンネ
ル電流により、電子が浮遊ゲート電極16に注入され
る。その結果、メモリセルのしきい値電圧が2V程度か
ら7V程度へと変化し、メモリセルは消去状態
(“0”)となる。
【0047】次に、メモリセルに記憶されたデータの読
み出しを行うには、浮遊ゲート16へのホットエレクト
ロン注入が起こらないように、Vcg=3V、Vd =1
V、Vs =Vsub =0Vに夫々バイアスする。そして、
ドレイン電流の有無によって、メモリセルが書き込み状
態又は消去状態のいずれであるかを判定する。
【0048】図4は、第2実施例のフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部分の部分的な概略構成を示す図であ
り、図4(a)は平面図、図4(b)は図4(a)のB
−B線での断面図である。
【0049】図4(a)において、フィールド酸化膜6
の長手方向と直交する方向には、複数のメモリセルに共
有された制御ゲート(ワード線)20が形成されてい
る。そして、制御ゲート20の下部であって、フィール
ド酸化膜6に挟まれた素子領域上には各メモリセルの浮
遊ゲート16が形成されている。また、各浮遊ゲート1
6下のシリコン基板1表面には、隣接するトンネル酸化
膜7a、7bよりも膜厚の大きいゲート酸化膜11が、
トンネル酸化膜7a、7bとの境界が制御ゲート20に
沿った方向となるように形成されている(図4(b)参
照)。
【0050】N型不純物拡散層であるソース・ドレイン
5は、フィールド酸化膜6の長手方向に沿ってフィール
ド酸化膜6の端部近傍部分のシリコン基板1表面に形成
されている。即ち、ソース・ドレイン5は、フィールド
酸化膜6の長手方向に配列された多数のメモリセルに夫
々共有されている。また、ソース・ドレイン5は、図示
しないビットコンタクト等を介してビット線等に接続さ
れている。
【0051】図4(b)において、各メモリセルは、P
型シリコン基板1上にトンネル酸化膜7a、7b及びゲ
ート酸化膜11を介して形成された浮遊ゲート16(多
結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8a、8bか
らなる)と、浮遊ゲート16上にONO膜18を介して
形成された制御ゲート20とを有している。さらに、各
メモリセルは、図4(a)に示すように、フィールド酸
化膜6の端部近傍部分のシリコン基板1表面に形成され
たソース・ドレイン5を有している。また、ゲート酸化
膜11上には、多結晶シリコン膜14及び多結晶シリコ
ン膜8a、8bの境界まで上方に延びた2本のシリコン
酸化膜12が形成されている。さらに、メモリセルの全
体は、層間絶縁膜21で覆われている。
【0052】図4(a)及び(b)から明らかなよう
に、本実施例のフラッシュメモリは、フィールド酸化膜
6下以外のソース・ドレイン5とトンネル酸化膜7a、
7bとのオーバーラップ部分を介して、ソース・ドレイ
ン5と浮遊ゲート16との間で電子の注入及び引き抜き
が行われる。このオーバーラップ部分は、1つのメモリ
セルのソース・ドレイン5の一方について例えば0.1
μm×0.4μm程度の領域が2つである。尚、この場
合も、トンネル酸化膜7a、7bは、そのいずれか一方
だけに形成されていればよい。
【0053】次に、本実施例のフラッシュメモリの製造
方法を、図4(b)に対応した断面を工程順に示す図5
を参照しながら説明する。
【0054】まず、図5(a)に示すように、第1実施
例と同様の方法でP型シリコン基板1の表面に斜めイオ
ン注入法によって不純物拡散層であるソース・ドレイン
(図示せず)を形成した後、フィールド酸化膜(図示せ
ず)を形成する。しかる後、フィールド酸化膜に囲まれ
た素子領域のシリコン基板1上に犠牲酸化膜(図示せ
ず)を形成及び除去した後、フィールド酸化膜に囲まれ
たシリコン基板1上に熱酸化法によって膜厚10nm程
度のトンネル酸化膜7を形成する。しかる後、膜厚50
〜100nm程度の多結晶シリコン膜8をCVD法によ
って全面に形成し、さらに膜厚50nm程度のシリコン
窒化膜9をCVD法によって全面に形成する。
【0055】次に、図5(b)に示すように、浮遊ゲー
トを形成すべき領域以外の領域、及び、浮遊ゲートを形
成すべき領域のうちゲート酸化膜を形成すべき領域の多
結晶シリコン膜8及びシリコン窒化膜9を除去し、多結
晶シリコン膜8及びシリコン窒化膜9をフィールド酸化
膜6の長手方向と直交する方向に延びたスリット状パタ
ーン10a、10bに加工する。これによって、多結晶
シリコン膜8は、パターン10a下の多結晶シリコン膜
8aと、パターン10b下の多結晶シリコン膜8bとに
分断される。尚、浮遊ゲートを形成すべき領域以外の領
域の多結晶シリコン膜8及びシリコン窒化膜9は必ずし
も除去する必要はない。また、パターン10a、10b
は、いずれか一方だけ形成するようにしてもよい。
【0056】次に、図5(c)に示すように、パターン
10a、10b間の溝部の底面に露出するトンネル酸化
膜7を除去した後、熱酸化法によって膜厚20〜30n
m程度のゲート酸化膜11を形成する。これにより、パ
ターン10a、10b間の幅0.4μm程度のゲート酸
化膜11は、幅0.4μm程度のトンネル酸化膜7で挟
まれる形になる。尚、溝部の底面に露出するトンネル酸
化膜7を除去せずに熱酸化を行ってゲート酸化膜11を
形成してもよい。この熱酸化によって、多結晶シリコン
膜8a、8bの側壁にはシリコン酸化膜12が形成され
るとともに、トンネル酸化膜7はゲート酸化膜11を挟
んだ2つのトンネル酸化膜7a、7bに分断される。
【0057】次に、図5(d)に示すように、多結晶シ
リコン膜8a、8b上のシリコン窒化膜9を熱リン酸で
除去した後、多結晶シリコン膜8a、8b上での膜厚が
50〜100nm程度の多結晶シリコン膜14をCVD
法で全面に形成する。このとき、パターン10a、10
b間の溝部は、多結晶シリコン膜14によって埋め込ま
れる。
【0058】次に、フィールド酸化膜6上の多結晶シリ
コン膜14及びシリコン酸化膜12を、フォトレジスト
(図示せず)を用いた異方性エッチングによって除去す
る(図3(e)参照)。これによって、フィールド酸化
膜6の長手方向に延びたスリット状パターンを有すると
ともに、多結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8
a、8bからなる浮遊ゲート16を形成する。
【0059】次に、図5(e)に示すように、浮遊ゲー
ト16を構成する多結晶シリコン膜14及び多結晶シリ
コン膜8a、8bの表面に酸化膜換算膜厚15〜20n
m程度のONO膜(シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/
シリコン酸化膜)18を形成する。尚、ONO膜18
は、図5(d)に示す工程において多結晶シリコン膜1
4を形成した後に、その上に形成してもよい。さらに、
全面に多結晶シリコン膜19を形成する。
【0060】次に、図5(f)に示すように、フォトレ
ジスト(図示せず)をマスクとする異方性エッチングを
行って、多結晶シリコン膜19、ONO膜18及び浮遊
ゲート16を選択的にエッチング除去し、フィールド酸
化膜6の長手方向と直交する方向に延びたスリット状パ
ターンに加工する。これによって、多結晶シリコン膜1
9を制御ゲート(ワード線)20の形状に加工するとと
もに、浮遊ゲート19をフィールド酸化膜6の長手方向
と直交する方向においてメモリセル毎に分断する。しか
る後、全面に層間絶縁膜21を形成し、さらに配線(図
示せず)を設けて図4に示すようなフラッシュメモリが
製造される。
【0061】本実施例では、トンネル酸化膜7上に形成
した多結晶シリコン膜8を選択的に除去した箇所にゲー
ト酸化膜11を熱酸化によって形成するので、比較的少
ない工程により且つ短時間で低電圧での単一電源動作が
可能なフラッシュメモリを形成することができる。ま
た、製造中にトンネル酸化膜7a、7b以外の部分が不
必要にエッチングされてその部分の膜厚が薄くなってし
まうことがないので、トンネル酸化膜7a、7bにおい
て大きな電界集中を起こすことができる。
【0062】図6は、第3実施例のフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部分の部分的な概略構成を示す図であ
り、図6(a)は平面図、図6(b)は図6(a)のC
−C線での断面図である。
【0063】図6(a)において、フィールド酸化膜6
の長手方向と直交する方向には、複数のメモリセルに共
有された制御ゲート(ワード線)20が形成されてい
る。そして、制御ゲート20の下部であって、フィール
ド酸化膜6に挟まれた素子領域上には各メモリセルの浮
遊ゲート16が形成されている。また、各浮遊ゲート1
6下のシリコン基板1表面には、隣接するトンネル酸化
膜7a、7bよりも膜厚の大きいゲート酸化膜11が、
トンネル酸化膜7a、7bとの境界がフィールド酸化膜
6に沿った方向となるように形成されている(図6
(b)参照)。
【0064】N型不純物拡散層であるソース・ドレイン
5は、制御ゲート20及びフィールド酸化膜6に囲まれ
た領域のシリコン基板1表面に形成されている。即ち、
ソース・ドレイン5は、フィールド酸化膜6の長手方向
に配列された2つのメモリセルに夫々共有されている。
ここで、ソース・ドレイン5は、浮遊ゲート16下のゲ
ート酸化膜11及びトンネル酸化膜7a、7bと0.0
5〜0.3μm程度部分的にオーバーラップしている。
また、ソース・ドレイン5の一方(ドレイン)は、制御
ゲート20及びフィールド酸化膜6に囲まれた領域毎に
設けられたビットコンタクト(図示省略)を介してビッ
ト線(図示せず)に接続されており、他方(ソース)も
ソースコンタクト(図示省略)を介してソース線(図示
せず)に接続されている。
【0065】図6(b)において、各メモリセルは、P
型シリコン基板1上にトンネル酸化膜7a、7b及びゲ
ート酸化膜11を介して形成された浮遊ゲート16(多
結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8a、8bか
らなる)と、浮遊ゲート16上にONO膜18を介して
形成された制御ゲート20とを有している。さらに、各
メモリセルは、浮遊ゲート16下のゲート酸化膜11及
びトンネル酸化膜7a、7bと0.05〜0.3μm程
度部分的にオーバーラップしてシリコン基板1表面に形
成されたソース・ドレイン5を有している。また、ゲー
ト酸化膜11上には、多結晶シリコン膜14及び多結晶
シリコン膜8a、8bの境界まで上方に延びた2本のシ
リコン酸化膜12が形成されている。さらに、メモリセ
ルの全体は、層間絶縁膜21で覆われている。
【0066】図6(a)及び(b)から明らかなよう
に、本実施例のフラッシュメモリは、フィールド酸化膜
6下以外のソース・ドレイン5とトンネル酸化膜7a、
7bとのオーバーラップ部分を介して、ソース・ドレイ
ン5と浮遊ゲート16との間で電子の注入及び引き抜き
が行われる。このオーバーラップ部分は、1つのメモリ
セルのソース・ドレイン5の一方について例えば0.1
μm×0.6μm程度の領域が2つである。
【0067】次に、本実施例のフラッシュメモリの製造
方法について説明する。本実施例における製造方法は、
ソース・ドレイン5の形成工程以外は、図2及び図3で
説明した第1実施例と同じである。従って、ここでは、
第1実施例と相違する工程だけを説明する。
【0068】本実施例では、図2(b)の工程で斜めイ
オン注入によりソース・ドレイン5を形成するのではな
く、図3(g)までの工程が終了した段階で制御ゲート
20及びフィールド酸化膜6をマスクとして通常のイオ
ン注入を行う。このときのイオン注入の条件は、イオン
注入の角度以外は第1実施例で説明したのと同様でよ
い。そして、この時に打ち込まれた不純物が後の熱処理
によって若干横方向に拡散し、ゲート酸化膜11及びト
ンネル酸化膜7a、7bの下方に一部が重なった形のソ
ース・ドレイン5が形成される。従って、本実施例によ
ると、不純物の横方向拡散によってトンネル酸化膜7
a、7bとソース・ドレイン5とのオーバーラップ部分
を形成するので、イオン注入されたシリコン基板1表面
を熱酸化してトンネル酸化膜7を形成することがなくな
り、トンネル酸化膜の膜質が第1及び第2実施例の場合
よりも向上する。よって、リーク電流が極めて少なく信
頼性の高いメモリセルを得ることができる。
【0069】図7は、第4実施例のフラッシュメモリの
メモリセルアレイ部分の部分的な概略構成を示す図であ
り、図7(a)は平面図、図7(b)は図7(a)のB
−B線での断面図である。
【0070】図7(a)において、フィールド酸化膜6
の長手方向と直交する方向には、複数のメモリセルに共
有された制御ゲート(ワード線)20が形成されてい
る。そして、制御ゲート20の下部であって、フィール
ド酸化膜6に挟まれた素子領域上には各メモリセルの浮
遊ゲート16が形成されている。また、各浮遊ゲート1
6下のシリコン基板1表面には、隣接するトンネル酸化
膜7a、7bよりも膜厚の大きいゲート酸化膜11が、
トンネル酸化膜7a、7bとの境界が制御ゲート20に
沿った方向となるように形成されている(図7(b)参
照)。
【0071】N型不純物拡散層であるソース・ドレイン
5は、制御ゲート20及びフィールド酸化膜6に囲まれ
た領域のシリコン基板1表面に形成されている。即ち、
ソース・ドレイン5は、フィールド酸化膜6の長手方向
に配列された2つのメモリセルに夫々共有されている。
ここで、ソース・ドレイン5は、浮遊ゲート16下のゲ
ート酸化膜11及びトンネル酸化膜7a、7bと0.0
5〜0.3μm程度部分的にオーバーラップしている。
また、ソース・ドレイン5の夫々は、制御ゲート20及
びフィールド酸化膜6に囲まれた領域毎に設けられたビ
ットコンタクト等(図示省略)を介してビット線等(図
示せず)に接続されている。
【0072】図7(b)において、各メモリセルは、P
型シリコン基板1上にトンネル酸化膜7a、7b及びゲ
ート酸化膜11を介して形成された浮遊ゲート16(多
結晶シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8a、8bか
らなる)と、浮遊ゲート16上にONO膜18を介して
形成された制御ゲート20とを有している。さらに、各
メモリセルは、図7(a)に示すように、浮遊ゲート1
6下のゲート酸化膜11及びトンネル酸化膜7a、7b
と0.05〜0.3μm程度部分的にオーバーラップし
てシリコン基板1表面に形成されたソース・ドレイン5
を有している。また、ゲート酸化膜11上には、多結晶
シリコン膜14及び多結晶シリコン膜8a、8bの境界
まで上方に延びた2本のシリコン酸化膜12が形成され
ている。さらに、メモリセルの全体は、層間絶縁膜21
で覆われている。
【0073】図7(a)及び(b)から明らかなよう
に、本実施例のフラッシュメモリは、フィールド酸化膜
6下以外のソース・ドレイン5とトンネル酸化膜7a、
7bとのオーバーラップ部分を介して、ソース・ドレイ
ン5と浮遊ゲート16との間で電子の注入及び引き抜き
が行われる。このオーバーラップ部分は、1つのメモリ
セルのソース・ドレイン5の一方について例えば0.1
μm×0.6μm程度の領域であり、きわめて狭い面積
を有するに過ぎないので、浮遊ゲート16及びソース・
ドレイン5間の容量を非常に小さくすることができる。
その結果、トンネル酸化膜7a、7bでの電界集中が大
きくなってFNトンネリング現象による電子の引き抜き
及び注入を効率よく行うことができる。尚、この場合
も、トンネル酸化膜7a、7bは、そのいずれか一方だ
けに形成されていればよい。
【0074】次に、本実施例のフラッシュメモリの製造
方法について説明する。本実施例における製造方法は、
ソース・ドレイン5の形成工程以外は、図2及び図5で
説明した第2実施例と同じである。従って、ここでは、
第2実施例と相違する工程だけを説明する。
【0075】本実施例では、図2(b)の工程で斜めイ
オン注入によりソース・ドレイン5を形成するのではな
く、図5(f)までの工程が終了した段階で制御ゲート
20及びフィールド酸化膜6をマスクとして通常のイオ
ン注入を行う。このときのイオン注入の条件は、イオン
注入の角度以外は第1実施例で説明したのと同様でよ
い。そして、この時に打ち込まれた不純物が後の熱処理
によって若干横方向に拡散し、ゲート酸化膜11及びト
ンネル酸化膜7a、7bの下方に一部が重なった形のソ
ース・ドレイン5が形成される。従って、本実施例によ
ると、第3実施例と同じく、トンネル酸化膜の膜質を第
1及び第2実施例の場合よりも向上させることができ
る。
【0076】以上に説明した第1〜第4実施例は、浮遊
ゲート16を有するスタックゲート型メモリセルを有す
るフラッシュメモリについてであったが、本発明は、高
電圧を印加するMNOS型のEEPROMについても適
用することができる。その場合は、多結晶シリコン膜
8、14の代わりにシリコン窒化膜を用いるとともに、
シリコン窒化膜9及びONO膜18の形成を省略すれば
よい。
【0077】つまり、MNOS型のEEPROMの製造
方法は、工程順に説明すると、第1導電型の半導体基板
上にトンネル絶縁膜を形成する工程と、しかる後、全面
に第1の窒化膜を形成する工程と、上記第1の窒化膜を
選択的に除去し、上記第1の窒化膜のパターンを形成す
る工程と、上記第1の窒化膜のパターンの間の上記半導
体基板上に、上記トンネル絶縁膜よりも膜厚の大きいゲ
ート絶縁膜を熱酸化によって形成する工程と、しかる
後、上記第1の窒化膜上に第2の窒化膜を形成する工程
と、少なくとも上記第2の窒化膜を選択的に除去し、上
記トンネル絶縁膜及び上記ゲート絶縁膜上に上記第1の
窒化膜及び上記第2の窒化膜からなる複合窒化膜を形成
する工程と、上記第2の窒化膜上にゲート電極となる導
電性膜をパターン形成する工程とを有する。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
トンネル絶縁膜上に形成した第1の導電性膜を選択的に
除去した箇所にゲート絶縁膜を熱酸化によって形成する
ので、従来のようにサイドウォール膜を形成した後に熱
酸化を行ってシリコン酸化膜を形成し、さらにサイドウ
ォール膜を除去するという多くの煩雑な工程を行う必要
がなくなる。従って、装置の製造が比較的短時間です
み、スループットが向上する。また、製造中にトンネル
絶縁膜以外の部分が不必要にエッチングされてその部分
の膜厚が薄くなってしまうことがないので、トンネル絶
縁膜での電界集中が阻害されることがなくなる。従っ
て、不揮発性半導体記憶装置を所望の低電圧で単一電源
動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の不揮発性半導体記憶装置
の概略構造を示す図である。
【図2】本発明の第1実施例の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図3】本発明の第1実施例の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の不揮発性半導体記憶装置
の概略構造を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例の不揮発性半導体記憶装置
の製造方法を工程順に示す断面図である。
【図6】本発明の第3実施例の不揮発性半導体記憶装置
の概略構造を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例の不揮発性半導体記憶装置
の概略構造を示す図である。
【図8】従来の不揮発性半導体記憶装置の製造方法を工
程順に示す断面図である。
【符号の説明】
1 シリコン基板 2 シリコン酸化膜 3、9 シリコン窒化膜 4 フォトレジスト 5 ソース・ドレイン 6 フィールド酸化膜 7、7a、7b トンネル酸化膜 8、8a、8b、14、19 多結晶シリコン膜 10a、10b パターン 11 ゲート酸化膜 12 シリコン酸化膜 16 浮遊ゲート 17 溝部 18 ONO膜 20 制御ゲート 21 層間絶縁膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1導電型の半導体基板上にトンネル絶
    縁膜を形成する工程と、 上記半導体基板全面に第1の導電性膜及び耐酸化膜を順
    次形成する工程と、 上記第1の導電性膜及び上記耐酸化膜を選択的に除去
    し、上記第1の導電性膜及び上記耐酸化膜のパターンを
    形成する工程と、 上記第1の導電性膜及び上記耐酸化膜のパターンの間の
    上記半導体基板上に、上記トンネル絶縁膜よりも膜厚の
    大きいゲート絶縁膜を熱酸化によって形成する工程と、 上記耐酸化膜を除去する工程と、 上記第1の導電性膜上に第2の導電性膜を形成する工程
    と、 少なくとも上記第2の導電性膜を選択的に除去し、上記
    トンネル絶縁膜及び上記ゲート絶縁膜上に上記第1の導
    電性膜及び上記第2の導電性膜からなる浮遊ゲートを形
    成する工程と、 上記第2の導電性膜上に容量絶縁膜を形成する工程と、 上記容量絶縁膜上に制御ゲートとなる第3の導電性膜を
    パターン形成する工程とを有することを特徴とする不揮
    発性半導体記憶装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 斜めイオン注入法によって、少なくとも
    上記制御ゲートの方向のメモリセル間の素子分離をする
    素子分離構造の端部近傍部分の上記半導体基板内に第2
    導電型の不純物拡散層を形成する工程を更に有すること
    を特徴とする請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 上記制御ゲート及び少なくとも上記制御
    ゲートの方向のメモリセル間の素子分離をする素子分離
    構造をマスクとしたイオン注入法によって、上記制御ゲ
    ート及び上記素子分離構造で囲まれた領域の上記半導体
    基板内に第2導電型の不純物拡散層を形成する工程を更
    に有することを特徴とする請求項1に記載の不揮発性半
    導体記憶装置の製造方法。
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