JPH086465Y2 - 電動リールの給電構造 - Google Patents

電動リールの給電構造

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JPH086465Y2
JPH086465Y2 JP220290U JP220290U JPH086465Y2 JP H086465 Y2 JPH086465 Y2 JP H086465Y2 JP 220290 U JP220290 U JP 220290U JP 220290 U JP220290 U JP 220290U JP H086465 Y2 JPH086465 Y2 JP H086465Y2
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英樹 中嶌
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動リールの給電構造に関し、詳しくは、
電動リールを備えた釣り竿で釣りを行う際に、電動リー
ルに電流を供給するための技術に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、電動リールに電流を送る手段としては、大
型のバッテリー等、釣り竿と離間した位置からの電流を
コードを介して送る形態のものと、釣り竿の竿尻等に充
電型等の電池を備えて釣り竿の側から直接電動リールに
電流を送る形態のものとの二種類が存在する。
〔考案が解決しようとする課題〕
ここで電動リールを用いて釣りを行う場合の釣り竿の
扱いについて考えるに、釣り竿に電動リールを備えた場
合には、釣り竿全体が重量化することから魚が掛かるま
ではサポート機構等によって釣り竿を船縁に保持するの
が普通であり、釣り人によっては、魚が掛かった際にも
サポート機構等から釣り竿を外さず電動リールの駆動に
よって釣り糸を巻き取る者と、サポート機構等の本体か
らホルダと共に釣り竿を取外して手動、あるいは、電動
で釣り糸を巻き取る者とが存在する。
しかし、釣り竿を手に持って電動リールの駆動により
釣り糸を巻き取る場合に、電動リールに対してバッテリ
ー等からコードを介して電流を送る形態のものでは、バ
ッテリーが大型であるので、電力の消耗が少なく電圧降
下を生じ難い状態で電流を得ることが可能である反面、
コードが垂れ下がって扱い難い面もある。
又、釣り竿に電池を備えるものでは、コードが垂れ下
がらないため釣り竿を手に持って電動リールの駆動によ
り釣り糸を巻き取る際に、扱いが楽である反面、船縁に
保持した状態での巻き取りにも電池から電流が供給され
るので、電池の消耗が激しく比較的短時間のうちに電池
の電圧が降下することになり改善の余地がある。
尚、サポート機構等に釣り竿を取付けた状態で釣り竿
を横に振る操作は行えないこともないが、特に魚が強く
引いた場合に釣り竿の穂先側を大きく下げるという操
作、あるいは、微妙な竿の操作等が行い難いという理
由、釣り人が魚の引きを楽しむ際にサポート機構等に釣
り竿が保持されていると引きの感触を得難いという理由
等から、前述の如く、魚が掛かった場合には釣り人が釣
り竿を手に握って手動、あるいは、電動で釣り糸の巻き
取りを行うということも良く行われている。
本考案の目的は、船縁等に釣り竿を保持した場合の電
動リールの駆動時、及び、釣り竿を手に持った場合の電
動リールの駆動時に、あまり電圧降下を生ずること無く
余裕を持った状態で電動リールの駆動を行える給電構造
を得る点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の特徴は、船縁に固定される本体と、釣り竿を
支持するホルダと、これら本体、ホルダ夫々を分離自在
に連結する着脱機構とを備えてサポート機構を構成する
と共に、釣り竿に電源を備え、前記本体とホルダとの分
離時に電源からの電流を電動リールに供給する系を形成
し、前記本体とホルダとの連結時に外部からの電流を電
動リールに供給する送電手段を形成して成る点にあり、
その作用、及び、効果は次の通りである。
〔作用〕
上記特徴によると、船縁に釣り竿を保持した状態で電
動リールの駆動を行う場合には、サポート機構が連結状
態にあるので、外部からの電流を送電手段によって電動
リールに供給する結果、釣り竿に備えた電源の消耗が抑
制されることになる。又、釣り竿を手に持った状態で電
動リールの駆動を行う場合には、サポート機構が分離状
態にあるので、釣り竿に備えた電源からの電流の供給で
電動リールの駆動を行えるものとなる。
又、請求項2によると、着脱機構を構成する第1部材
と第2部材との連結時に電流を供給するよう送電手段が
構成されるので、釣り竿を手に持った場合には、従来の
ように電動リールに対してコードを介して電流を供給す
るものと比較してコード類が垂れ下がる不都合が解消さ
れる。
又、請求項3によると、送電手段が一次コイルと二次
コイルとで構成されているので、本体とホルダとを連結
状態に設定した場合には、二次コイルからの電流で電動
リールの駆動が可能となり、更に、この構成では電気接
点を使用しないので水の付着時にも漏電やショートを発
生し難くなる。
〔考案の効果〕
従って、船縁等に釣り竿を保持した場合の電動リール
の駆動時、及び、釣り竿を手に持った場合の電動リール
の駆動時に、あまり電圧降下を生ずること無く余裕を持
った状態で電動リールの駆動を行える給電構造が合理的
に得られたのである。
特に、着脱機構を構成する部材で送電手段を形成した
ものでは、コード類に妨げられずに釣り竿の操作が可能
になると共に、近接する部材同士の間で送電を行うの
で、確実な送電を可能とし(請求項2)、又、送電手段
を一次コイルと二次コイルとで構成したものでは、高い
絶縁性を現出する(請求項3)。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図に示すように、船縁(1)を挟圧するクランプ
(2)と、このクランプ(2)に支持される竿受け
(3)と、この竿受け(3)に横向きの支軸(4)を介
して枢支される軸支材(5)(第1部材の一例)とで本
体(A)を構成すると共に、電動リール(R)が備えら
れた釣り竿(6)を、ボルト(7)、蝶ナット(8)の
締込みで保持する上下一対の挟圧材(9),(9)と、
下側の挟圧材(9)に固設され、かつ、前記軸支材
(5)に外嵌可能な筒状材(10)(第2部材の一例)
と、この筒状材(10)に外嵌した際に抜け止めを行う係
合レバー(11)とでホルダ(B)を構成し、これら本体
(A)とホルダ(B)とで釣り竿のサポート機構が構成
されている。
前記電動リール(R)は釣り糸(12)が巻き付けられ
るスプール(13)と、このスプール(13)を巻き取り方
向に駆動する電動モータ(14)と、この電動モータ(1
4)の駆動、非駆動に拘わらずスプール(13)を巻き取
り方向に操作するハンドル(15)とを有して成ってい
る。
又、第1図乃至第4図に示すように、前記サポート機
構の軸支材(5)と筒状材(10)とを併せて着脱機構
(C)と称し、これら、軸支材(5)と筒状材(10)と
は軸芯(P)周りで相対回転自在に構成されると共に、
この着脱機構(C)には釣り船に備えた大型のバッテリ
ー等、釣り竿(6)から離間した位置の電源としての第
1電源(B1)からコードを介して送られる電流を電源リ
ール(R)に供給する送電手段(D)が備えられ、又、
釣り竿(6)の竿尻の内部にはニッケルカドミウム型等
の二次電池で成る第2電源(B2)が備えられている。
つまり、この送電手段(D)は、軸支材(5)のこの
鉄芯部(図示せず)に巻回した一次コイル(17)と、筒
状材(10)の内面に嵌込んだ二次コイル(18)とで成
り、第4図に示すように、この一次コイル(17)には第
1電源(B1)からの電流が、インバータ(19)で交流に
変換された後、コード(20)を介して供給され、又、本
体(A)にホルダ(B)を連結した状態で二次コイル
(18)は一次コイル(17)によって発生する交番磁界の
作用により交流電流を誘起させるようになっている。
尚、二次コイル(18)で誘起された交流電流は整流部
(21)で直流に変換された後、コード(22)を介して電
動リール(R)に供給され、この電動リール(R)は制
御装置(23)を介して電動モータ(14)を駆動するよう
に構成され、しかも、第2電源(B2)の電圧が第1電源
(B1)の電圧より降下した場合には、第1電源(B1)か
らの電流によって第2電源(B2)が充電されるようにな
っている。
更に、この実施例では、インバータ(19)、送電手段
(D)、コード(20),(20)夫々で成る給電系を給電
手段(E)と称する。
従って、このサポート機構は、本体(A)からホルダ
(B)と共に釣り竿(6)を外して竿を操る際にコード
類が垂れ下がる等の不都合を生ずることが無く、しか
も、送電手段(D)が無接点型なので短絡(ショート)
も生じ難いようになっている。
尚、このサポート機構では、釣り竿(6)から手を離
した状態では竿受け(3)で竿を受け止め、又、前記係
合レバー(11)は、軸支材(5)の端部のロック片(5
a)と係合することで連結状態を維持し、揺動操作によ
り着脱機構(C)の分離を許すように構成されている。
〔別実施例〕
本考案は、第5図乃至第7図に示すように構成するこ
とも可能であり、第5図のように構成した場合には、コ
ネクタ(30)を接続することによって第1、第2電源
(B1),(B2)からの電流が同時に供給され、しかも、
この構成において、第1電源(B1)を鉛蓄電池とし、第
2電源(B2)をニッケルカドミウム型の二次電池、ある
いは、乾電池とした場合には、第1電源(B1)に比較し
て第2電源(B2)の内部抵抗の値が大きいため、同図の
如く電気回路が構成されていても、電動リール(R)に
は第1電源(B1)からの電流が専ら供給されることにな
る。
又、第6図のように構成した場合には、コネクタ(3
0)を接続することによってコネクタ内の接点(30a)が
通電状態に、かつ、接点(30b)が離間する結果、第2
電源(B2)からの電流が遮断され、第1電源(B1)から
の電流のみが供給され、又、第7図のように構成した場
合には、電圧の変化に応じてON・OFF操作されるスイッ
チ手段(31a)と、このスイッチ手段(31a)を操作する
制御手段(31b)とで成る回路切換機構(31)が備えら
れているので、コネクタ(30)を接続することで第1電
源(B1)のみからの電流が供給され、コネクタ(30)を
分離することで、第2電源(B2)からの電流が供給され
ることになる。
尚、第5図乃至第7図におけるコネクタ(30)は第2
考案における送電手段(D)に相当し、これらの図中に
おいては前記実施例と等しい機能を有するものには実施
例と共通の番号・符号を附している。
本考案は、前記実施例に加えて、例えば、第8図に示
すように、軸支材(5)、筒状材(10)夫々に連結状態
で通電する接触子(35)…を備えて送電手段(D)を構
成することも可能であり、又、第9図に示すように、サ
ポート機構の本体(A)に案内部材(5)ホルダ(B)
にスライド部材(10)夫々を備えて、案内部材(5)と
スライド部材(10)との間での釣り竿(6)の長手方向
に沿う相対移動で着脱を行えるよう構成すると共に、案
内部材(5)、スライド部材(10)夫々に電極(36),
(37)を備えて送電手段(D)を構成することも可能で
ある。
また、本考案では、第1電源(B1)、第2電源(B2
夫々にどのような種類の電池を用いても良く、特に、第
1電源(B1)を発電機で構成しても良い。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便
利にする為に符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る電動リールの供給構造の実施例等を
示し、第1図は該サポート機構の側面図、第2図は連結
状態の本体とホルダとを表す断面図、第3図は分離状態
の本体とホルダとを表す断面図、第4図は給電のための
電気回路図であり、第5図、第6図、第7図は夫々給電
構造の別実施例を表す電気回路図、第8図は送電手段の
別実施例の断面図、第9図は着脱機構、送電手段の別実
施例の側面図である。 (5)……第1部材、(6)……釣り竿、(10)……第
2部材、(17)……一次コイル、(18)……二次コイ
ル、(A)……本体、(B)……ホルダ、(B2)……電
源、(C)……着脱機構、(D)……送電手段、(R)
……電動リール。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船縁に固定される本体(A)と、釣り竿
    (6)を支持するホルダ(B)と、これら本体(A)、
    ホルダ(B)夫々を分離自在に連結する着脱機構(C)
    とを備えてサポート機構を構成すると共に、釣り竿
    (6)に電源(B2)を備え、前記本体(A)とホルダ
    (B)との分離時に電源(B2)からの電流を電動リール
    (R)に供給する系を形成し、前記本体(A)とホルダ
    (B)との連結時に外部からの電流を電動リール(R)
    に供給する送電手段(D)を形成して成る電動リールの
    給電構造。
  2. 【請求項2】前記送電手段(D)を、前記着脱機構
    (C)を構成する本体側の第1部材(5)と、ホルダ側
    の第2部材(10)との連結時にのみ、第1部材(5)の
    側から第2部材(10)の側へ電流を供給する送電系で構
    成してある請求項1記載の電動リールの給電構造。
  3. 【請求項3】前記送電手段(D)を、第1部材(5)に
    備えられ、かつ、磁界を発生させる一次コイル(17)
    と、第2部材(10)に備えられ、かつ、一次コイル(1
    7)からの磁界によって電流を誘起する二次コイル(1
    8)とで構成して成る請求項2記載の電動リールの給電
    構造。
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