JPH08645Y2 - 軸部品の保持装置 - Google Patents

軸部品の保持装置

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JPH08645Y2
JPH08645Y2 JP1989126698U JP12669889U JPH08645Y2 JP H08645 Y2 JPH08645 Y2 JP H08645Y2 JP 1989126698 U JP1989126698 U JP 1989126698U JP 12669889 U JP12669889 U JP 12669889U JP H08645 Y2 JPH08645 Y2 JP H08645Y2
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周平 高巣
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バブコツク日立株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、光ファイバ等の線材あるいは軸方向に長い
部品(本明細書ではこれらを総称して軸部品という)を
保持する装置に係り、特に光フアイバ等の軸方向に長い
部品の着脱が容易に行え、繰り返し使用が可能な保持装
置に関する。
〔従来の技術〕
従来の光フアイバ等の線材などの軸部品の着脱が容易
に行え、繰り返し使用が可能な保持装置は、第7図、第
8図に示す光フアイバコネクタにみられるように、先端
に一文字のスリツトの入つた保持爪121内に光フアイバ3
6を挿入し、保持爪121の外周を円筒バネ13により締め付
けて固定し、フエルール11内に装着する構造とつなてい
た(実開昭64−9202号公報)。なお、図中の12はチヤツ
ク、31は光フアイバ位置決め孔、111,112は案内孔であ
る。
あるいは第9図、第10図に示すように、中央に孔を成
形した円柱の先端をテーパ状に成形し、さらに十文字の
スリツトを成形した締め付けフインガ30を環状ナツト32
により締め付ける様になつていた(実開昭63−170808号
公報)。なお、図中の31は光フアイバである。
また光フアイバの保持構造として第11図に示すよう
な、内面に湾曲した貫通穴41を成形した円筒部材40の一
端に直線状の中心孔43を有する端末部材44を固着し、他
方の端部外周面に光フアイバコード42の耐張力部材ある
いは外装被覆部材が締め付け部品47等により固定されて
おり、光フアイバ素線45が、前記端末部材44の中心孔43
内に装着剤46にて固着され、且つ前記円筒部材40の湾曲
した貫通穴41内に自由状態で収容する方法がある(特公
昭63−21166号公報)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来技術のうち前記の第7図、第8図の例では、
部品点数が多くなること、光フアイバ等の線材などの軸
部品を外す場合、ナツトをゆるめ、保持爪と円筒バネを
引出し、さらに円筒バネを保持爪から外して光フアイバ
等の軸方向に長い部品を抜きさるというかなり手間のか
かる行程を必要とする。
また、第9図、第10図の例では、締め付けフインガの
ごく一部で光フアイバ等の軸方向に長い部品が締め付け
られるため、環状ナツトの締め過ぎにより光フアイバ等
の線材や軸部品が変形したり、甚だしい場合は破損する
等の問題があつた。
また第11図の従来例では、直線状の円筒部材に湾曲し
た貫通孔を成形することは極めて難しく、さらに光フア
イバを端末部材の中心孔に接着しているので、光フアイ
バの着脱ができず繰り返し使用が困難である。
本考案の目的は、上記従来技術の欠点をなくし、光フ
アイバ等の線材や軸部品の着脱が容易で、部品点数のが
少なく、締め過ぎによる変形、破損等がなく廉価な軸部
品の保持装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、円筒状の外周面を軸方向に1回又は複数
回屈曲させ、内部に軸方向にストレートな孔またはスリ
ツトを成形した弾性体でできた保持部と、 その保持部の孔またはスリツト内に挿入される軸部品
と、 軸方向にストレートな空間を内部にもつ外周部とを備
え、 前記孔またはスリツト内に軸部品を挿入した保持部を
前記外周部に挿入して、屈曲した保持部の外周面を外周
部の内面に倣って内側に向けて弾性変形させることによ
り、前記屈曲した外周面に対応する孔またはスリツトの
部分に径方向内側に向かう拘束力を局部的に発生せし
め、その拘束力で前記軸部品を挟持するとともに、前記
屈曲した外周面を外周部の内面に倣って弾性変形させる
ことにより、保持部を外周部に同時に保持することによ
り達成される。
〔作用〕
弾性体でできた保持部は、外周面が軸方向に屈曲して
いるため、これを内面がストレートな外周部内へ挿入す
ると、屈曲した保持部の外周面は内面に倣つてストレー
トに弾性変形される。このとき保持部の内部に成形され
た軸部品のガイド孔あるいはスリツトは外周面に対して
相対的に屈曲してくる。光フアイバ等の軸部品は真直を
保とうとするので、この屈曲点に於て拘束力を受け、保
持される。また、保持部は屈曲部に於て外周部との間に
弾性変形に対する変形抵抗が働き保持される。
〔考案の実施例〕
本考案の実施例を図により説明する。
第1図は、本考案に係る軸部品の保持装置の要部断面
図である。外周部が中心軸を含平面内で1回あるいは複
数回屈曲し、内部に軸方向にストレートな第2図に示す
様な孔4、または第3図に示す様なスリツト4′を成形
した弾性体でできた保持部2と、断面が保持部の軸方向
に直角な断面にほぼ等しい軸方向にストレートな空間を
成形した外周部1よりなる。
いま同図(a)に示すように直径dの円柱をΔだけ屈
曲させた保持部2の中心のストレートな孔4またはスリ
ツト4′に軸部品3を通し、同図(b)に示す様に内径
Dの外周部1へ挿入すると、保持部2の外周面は外周部
1の内面により初期屈曲量Δから内径Dと外径dの差e
を引いた値Δ−eだけ弾性変形される。
保持部2の外周面がストレートに弾性変形されると内
部に成形した孔4あるいはスリツト4′は逆に、初期屈
曲量Δから内径Dと外径dの差eを引いた値(Δ−e)
だけ屈曲する。従つて、軸部品3はストレートであり続
け様とするので、この屈曲点において第1図(b)に示
すように拘束力12を受け、保持部2内に保持される。ま
た保持部2は、その外周面において外周部1から反力11
を受けるので外周部1内に保持される。
上記例では外周部1の屈曲は中心軸を含平面内で成形
されているが、3次元的すなわち螺旋状に凹凸を成形し
ても同様の効果が得られる。
第4図に本考案の他の実施例を示す。これは上記実施
例に於て、軸方向に屈曲した保持部2と外周部1の両方
にスリツト4,4′を成形し各々のスリツト4,4′の半径方
向の方向がずれるように保持部2を外周部1に挿入する
ものである。この装置では軸部品の途中を保持すること
が可能である。
第5図は、本考案による光フアイバコネクタである。
フエルール1′にスリーブ5を圧入して形成した外部円
筒部の内面に、先端側がストレートな円筒面で後端にフ
ランジを有し中央部が軸方向に波打つた光フアイバ保持
部2′が挿入されている。
光フアイバ保持部2′は第5図(b)に示す様に、外
周面が軸方向に屈曲しており、中央にストレートな光フ
アイバガイド孔あるいはスリツトが成形されている。こ
の保持部2′内に光フアイバ3を挿入し、これをフエル
ール1′及びスリーブ5よりなる外部円筒部に挿入する
と第5図(a)に示すように、外周面の波打つた部分が
外部円筒部の内面にならつて、ストレートに弾性変形さ
れるため、逆に中心に成形した光フアイバガイド孔は相
対的に屈曲してくる。そして、この屈曲点に於て光フア
イバ3′は拘束力12を受ける。
また、光フアイバ保持部2′は外部円筒部材からうね
りの頂点で半径方向の力を受けて拘束されているため抜
け落ちることがない。また取り外すときは、光フアイバ
保持部2′のフランジ部にぬき金具を引つかけて抜くこ
とにより、容易に取り外しが可能である。
上記第5図の実施例では、屈曲部により直接光フアイ
バ素線を把握していたが、本実施例では第6図に示すよ
うに保持部2″の先端部に外周が円筒状で中心部に光フ
アイバ素線部を挿入するストレートな孔を、これに続く
外周部に屈曲部を、内側に弾性をもつ被覆部を挿入する
孔を設けている。
本実施例では弾性を持つ被覆部を把握するので、光フ
アイバに過大な力がかかることがなく、またビニール等
の被覆材はガラスに比較し摩擦係数が大きいので引っ張
り力に対し抜けることがない。
〔考案の効果〕
本考案は、下記のような作用効果を有している。
.外周部による保持部(屈曲部)の弾性変形方向と、
保持部(屈曲部)による軸部品の拘束力の方向とが同一
でかつ直接的であるから、力の作用に無駄がなく、軸部
品の保持力が十分に得られる。
.外周部に対する保持部(屈曲部)の圧着ならびに軸
部品に対する保持部(屈曲部)の圧着が局部的であるか
ら、保持部の固定ならびに軸部品の保持が確実である。
.軸部品を保持部に挿入して、それを外周部に挿入す
るだけで、外周部への保持部の固定と、保持部による軸
部品の保持とが同時にでき、そのため軸部品の保持行程
が簡単で短時間に終了し、作業性を改善することができ
る。
.外周面が屈曲した保持部は成形金型などで一定形
状、一定寸法に製作することができるから、どの保持装
置も保持力が一定で品質が安定している。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)、(b)は、本考案の実施例に係る保持装
置の組立途中並びに組立後の要部断面図、第2図および
第3図は、第1図A−A線断面図、第4図は、他の実施
例に係る保持装置の分解斜視図、第5図(a)、(b)
は、さらに他の実施例に係る光フアイバコネクタの組立
後と組立途中の要部断面図、第6図は、さらに他の実施
例に係る光フアイバコネクタの要部断面図、第7図は、
従来の保持装置の要部断面図、第8図は第7図のB−B
線断面図、第9図は、従来の他の保持装置の要部断面
図、第10図は、第9図のC−C線断面図、第11図は、従
来のさらに他の保持装置の要部断面図である。 1……外周部、2……保持部、3……軸部品、4……
孔、4′……スリツト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒状の外周面を軸方向に1回又は複数回
    屈曲させ、内部に軸方向にストレートな孔またはスリツ
    トを成形した弾性体でできた保持部と、 その保持部の孔またはスリツト内に挿入される軸部品
    と、 軸方向にストレートな空間を内部にもつ外周部とを備
    え、 前記孔またはスリツト内に軸部品を挿入した保持部を前
    記外周部に挿入して、屈曲した保持部の外周面を外周部
    の内面に倣って内側に向けて弾性変形させることによ
    り、前記屈曲した外周面に対応する孔またはスリツトの
    部分に径方向内側に向かう拘束力を局部的に発生せし
    め、その拘束力で前記軸部品を挟持するとともに、前記
    屈曲した外周面を外周部の内面に倣って弾性変形させる
    ことにより、保持部を外周部に同時に保持したことを特
    徴とする軸部品の保持装置。
  2. 【請求項2】保持部と外周部に軸方向に貫通するスリツ
    トを設け、それぞれのスリツトの位置が一致しないよう
    に保持部を外周部に挿入したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載の軸部品の保持装置。
JP1989126698U 1989-10-31 1989-10-31 軸部品の保持装置 Expired - Fee Related JPH08645Y2 (ja)

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