JP3533485B2 - 光ファイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方法及び接続構造 - Google Patents

光ファイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方法及び接続構造

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JP3533485B2
JP3533485B2 JP33951996A JP33951996A JP3533485B2 JP 3533485 B2 JP3533485 B2 JP 3533485B2 JP 33951996 A JP33951996 A JP 33951996A JP 33951996 A JP33951996 A JP 33951996A JP 3533485 B2 JP3533485 B2 JP 3533485B2
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朝律 稲垣
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ファイバコー
ドと単心光ファイバコネクタとの接続方法及び接続構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバコード同士の接続等に用いら
れる単心光ファイバコネクタと光ファイバコードとの接
続構造としては、図3及び図4に示すようなものがあ
る。
【0003】ここで、光ファイバコード10Aは、コア
及びクラッド(共に図示省略)からなるファイバ素線1
1Aの周囲にシリコン被覆及びナイロン被覆よりなる芯
線被覆層12Aを施してファイバ芯線13Aが構成さ
れ、このファイバ芯線13Aの周囲にケプラ層14A及
び樹脂製の外被覆層15Aからなるコード被覆層16A
を施して構成されている。そして、コード10A端部の
外被覆層15Aが剥離されると共に、ケプラ層14Aが
外被覆層15Aが剥離された位置よりも若干先端側の位
置で剥離されて、外被覆層15A端部からケプラ層14
Aが露出されると共に、コード10A端部にファイバ芯
線13Aが露出されている。さらに、ファイバ芯線13
Aの端部側で芯線被覆層12Aが剥離されてファイバ素
線11Aが露出されている。
【0004】そして、単心光ファイバコネクタ1は、光
ファイバコード10A端部に露出したファイバ芯線13
端部を収容固定するフェルール20と、このフェルール
20を内部に収容保持するコネクタ本体30と、コネク
タ本体30基端側端部及びこの端部から導出された光フ
ァイバコード10Aを覆うように取付けられた弾性を有
するフード体60とを備える。
【0005】上記フェルール20は略筒状に形成され
て、その内部に挿通孔部24が形成されると共に、外周
部略中央位置に鍔部22が形成されている。挿通孔部2
4は、その先端側が上記ファイバ素線11Aの外径寸法
とほぼ同じ内径寸法の素線収容部26に形成されると共
に、その素線収容部26から漏斗状段部27を介して基
端側がファイバ芯線13Aの外径寸法とほぼ同じ内径寸
法の芯線収容部28に形成されている。
【0006】このフェルール20への光ファイバコード
10A端部の収容固定は次のように行なわれる。即ち、
光ファイバコード10A端部を剥離処理して露出したフ
ァイバ素線11Aから芯線被覆層12A端部にかけて接
着剤を塗布し、これらをフェルール20の挿通孔部24
の基端側から挿入して、ファイバ素線11Aを素線収容
部26内に収容固定すると共に、芯線被覆層12Aを芯
線収容部28に収容固定し、こうして光ファイバコード
10A端部のファイバ芯線13Aにフェルール20が取
付けられる。
【0007】また、コネクタ本体30は、フェルール2
0基端側をその軸方向に沿ってスライド自在に収容する
収容体32とこの収容体32先端側に取付けられるプラ
グフレーム40とを有する。収容体32は略筒状に形成
され、その内部に形成された貫通孔部33の先端側に、
フェルール20を収容可能な段部34付きのフェルール
収容部35が形成されている。また、プラグフレーム4
0は略円筒状に形成され、その内周部の中間位置にフェ
ルール20の先端側が挿通自在な孔部42を有する係止
片44が形成されている。
【0008】そして、基端側にコイルバネ50を外装し
たフェルール20に上述のようにファイバ芯線13A端
部を収容固定させて、このフェルール20をフェルール
収容部35内に収容してから、プラグフレーム40を収
容体32先端部にねじ止めすると、フェルール20がコ
イルバネ50により先端方向へ向けて付勢されて、鍔部
22が係止片44に係止され、こうしてフェルール20
がコイルバネ50により先端方向へ付勢された状態でコ
ネクタ本体30内に摺動自在に収容保持される。
【0009】また、収容体32基端側端部には略円筒状
の第1のカシメ部材36が外嵌配置され、この第1のカ
シメ部材36の外周面先端側に後述するフード体60の
被係合凹部63と係合する係合凸部37が形成されてい
る。また、第1のカシメ部材36はその基端側で縮径し
て光ファイバコード10Aの外径寸法とおおよそ同じ径
寸法に仕上げられており、この縮径部分36aに、環状
の第2のカシメ部材38が外嵌配置されている。
【0010】そして、外被覆層15A端部より露出した
ケプラ層14Aが、収容体32の基端部外周部にフレア
状に広げられた状態で第1のカシメ部材36によりカシ
メ固定され、また、外被覆層15Aは、第1のカシメ部
材36の縮径部分36aに被せられた状態で第2のカシ
メ部材38によりカシメ固定される。
【0011】フード体60は略筒状に形成され、その内
部の貫通孔の先端側にコネクタ本体30基端側の第1の
カシメ部材36及び第2のカシメ部材38を収容保持す
るカシメ部材収容孔部64が形成されると共に、基端側
に光ファイバコード10Aの外径寸法とほぼ同じ内径寸
法のコード保持孔部66が形成されている。上記カシメ
部材収容孔部64の内周部には、上記係合凸部37と係
合可能な被係合凹部63が形成され、被係合凹部63と
係合凸部37との係合により、フード体60がコネクタ
本体30に抜止め状態で取付けられている。また、この
ように取付けられたフード体60のコード保持孔部66
に、コネクタ本体30の基端側より延出する光ファイバ
コード10Aが挿通固定されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図5に示すよ
うに、上記光ファイバコード10A用に設計された単心
光ファイバコネクタ1に、その光ファイバコード10A
よりも細径の光ファイバコード10B、例えば、上記フ
ァイバ素線11Aと同じ外径寸法のファイバ素線11B
に、紫外線硬化樹脂よりなる薄層のUV層のみを被覆す
るとともに、ケプラ層14B,外被覆層15Bの薄層化
も図ることによりファイバ芯線13B及びコード10B
自体の外径寸法の小径化を図ったものを接続しようとす
る場合、以下のような問題が生じる。
【0013】まず、第1は、コード被覆層16Bと光フ
ァイバコネクタ1との接続強度に劣るという問題であ
る。これは、コード保持孔部66の内径寸法に対しコー
ド10Bの外径寸法が小さいため、コード10Bを挿通
させることができてもこれを固定することができないか
らである。
【0014】第2に、ファイバ芯線13Bとフェルール
20との固定に関する問題であり、ファイバ芯線13B
の外径寸法が芯線収容部28の内径寸法より小さく、フ
ァイバ芯線13Bを芯線収容部28に収容固定させるこ
とができないため、かかる固定強度に関しても充分には
得られないということである。
【0015】そこで、この発明は上述したような各問題
を解決すべくなされたもので、太径の光ファイバコード
用に製作された単心光ファイバコネクタに細径の光ファ
イバコードを接続するに際して、それらの間に充分な接
続強度を得ることができるような光ファイバコードと単
心光ファイバコネクタとの接続方法及び接続構造を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の請求項1記載の光ファイバコードと単心
光ファイバコネクタとの接続方法は、ファイバ素線の周
囲に芯線被覆層を設けてなるファイバ芯線の周囲にさら
にコード被覆層を設けてなる太径と細径の2種類の径の
光ファイバコードを、前記ファイバ芯線端部を収容固定
するフェルールと前記光ファイバコードに覆うように取
付けられるフード体とを備えた単心光ファイバコネクタ
に接続するための光ファイバコードと単心光ファイバコ
ネクタとの接続方法であって、前記フェルールに形成さ
れた挿通孔部を、その先端側の素線収容部の内径寸法が
前記太径の光ファイバコードのファイバ素線の外径寸法
とほぼ同じになるように仕上げるとともに、基端側の芯
線収容部の内径寸法が前記太径の光ファイバコードのフ
ァイバ芯線の外径寸法とほぼ同じになるように仕上げ、
さらに、前記フード体に設けられたコード保持孔部の内
径寸法を前記太径の光ファイバコードの外径寸法とほぼ
同じに仕上げ、前記太径の光ファイバコードを前記単心
光ファイバコネクタに接続する際には、光ファイバコー
ド端部を剥離処理して露出したファイバ素線を前記フェ
ルールの前記素線収容部に収容固定するとともに露出し
たファイバ芯線を前記芯線収容部に収容固定し、さら
に、前記コード被覆層を前記フード体のコード保持孔部
に挿通固定する一方、前記細径の光ファイバコードを前
記単心光ファイバコネクタに接続する際には、光ファイ
バコード端部を剥離処理して露出したファイバ素線を前
記フェルールの前記素線収容部に収容固定するとともに
前記露出したファイバ芯線に補助スリーブを外嵌して前
記ファイバ芯線を前記補助スリーブを介して前記芯線収
容部に収容固定し、さらに、前記コード被覆層に補助チ
ューブを被せて前記コード被覆層を前記補助チューブを
介して前記フード体のコード保持孔部に挿通固定するこ
とを特徴とする。
【0017】なお、前記補助スリーブを、前記芯線収容
部の長さ寸法よりも長寸に仕上げて、その一部が前記芯
線収容部より突出するように取付けたり、また、前記補
助チューブを、前記コード保持孔部の長さ寸法よりも長
寸に仕上げて、その一部が前記コード保持孔部より突出
するように取付けてもよい。
【0018】また、前記補助チューブとしては、例え
ば、熱収縮チューブを用いるとよい。
【0019】さらに、この発明にかかる光ファイバコー
ドと単心光ファイバコネクタとの接続構造は、ファイバ
素線の周囲に芯線被覆層を設けてなるファイバ芯線の周
囲にさらにコード被覆層を設けてなる光ファイバコード
を、前記ファイバ芯線端部を収容固定するフェルールと
前記光ファイバコードに覆うように取付けられるフード
体とを備えた単心光ファイバコネクタに接続する光ファ
イバコードと単心光ファイバコネクタとの接続構造であ
って、前記フェルールに形成された挿通孔部先端側の素
線収容部の内径寸法が太径の前記光ファイバコードのフ
ァイバ素線の外径寸法とほぼ同じに形成されると共に、
その基端側の芯線収容部の内径寸法が太径の前記光ファ
イバコードのファイバ芯線の外径寸法とほぼ同じ寸法に
形成され、さらに、前記フード体に設けられたコード保
持孔部の内径寸法が太径の前記光ファイバコードの外径
寸法とほぼ同じ寸法に形成され、細径の光ファイバコー
ド端部を剥離処理して露出したファイバ素線を、前記フ
ェルールの前記素線収容部に収容固定するとともに、露
出したファイバ芯線に補助スリーブを外嵌してそのファ
イバ芯線を前記補助スリーブを介して前記芯線収容部に
収容固定し、さらに、コード被覆層に補助チューブを被
せて前記コード被覆層を前記補助チューブを介して前記
フード体のコード保持孔部に挿通固定したことを特徴と
する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明にかかる一実施形
態の光ファイバコードと単心光ファイバコネクタとの接
続方法及び接続構造について説明する。
【0021】なお、ここでの説明に際して、図3及び図
4に示す接続構造と同様の構成部分については、同一符
号を付してその説明を省略し、差異を中心に説明する。
【0022】まず、この接続方法及び構造に用いられる
単心光ファイバコネクタは、図3及び図4に示すものと
同様構成の単心光ファイバコネクタ1、即ち、光ファイ
バコード10A用に設計されたものであり、フェルール
20の挿通孔24先端側の素線収容部26の内径寸法が
光ファイバコード10Aのファイバ素線11Aの外径寸
法と同じに仕上げられると共に、挿通孔24基端側の芯
線収容部28の内径寸法がファイバ芯線13Aの外径寸
法と同じに仕上げられている。
【0023】そして、太径及び細径の光ファイバコード
10A,10Bのうち太径の光ファイバ10Aとの接続
は、図3及び図4に示すものと同様構成であるのでここ
ではその説明を省略する。
【0024】よって、ここでは、細径の光ファイバコー
ド10Bについて、即ち、光ファイバコード10Bのコ
ード被覆層16Bの外径寸法が光ファイバコード10A
のコード被覆層16Aの外径寸法よりも小さく、また、
そのファイバ素線11Bの外径寸法がファイバ素線11
Aの外径寸法と同じで、かつ、ファイバ芯線13Bの外
径寸法がファイバ芯線13Aの外径寸法よりも小さく設
定された光ファイバコード10Bの接続について説明す
る。
【0025】まず、光ファイバコード10Bの先端側端
部とフェルール20との接続部においては、図1及び図
2に示すように、光ファイバコード10Bの端部に露出
したファイバ芯線13Bに補助スリーブ70が外嵌され
る。
【0026】補助スリーブ70は、樹脂等により形成さ
れ、その外径寸法が、芯線収容部28の内径寸法とほぼ
同じになるように形成され、また、その長さ寸法は芯線
収容部28の長さ寸法よりも大きく形成されている。
【0027】そして、その一端側端部を芯線被覆層12
B端部と一致させた状態でファイバ芯線13Bに挿通さ
れ接着剤により固着される。
【0028】このように補助スリーブ70が外嵌された
光ファイバコード10Bは、露出したファイバ素線11
B及び補助スリーブ70の外周部に接着剤が塗布されて
からフェルール20の挿通孔24に基端側から挿入さ
れ、こうして露出したファイバ素線11Bが素線収容部
26に収容固定されると共に、ファイバ芯線13Bが補
助スリーブ70を介して芯線収容部28に収容固定され
る。
【0029】この際、補助スリーブ70は、その基端側
が挿通孔24基端側開口部より突出するように取付けら
れ、その突出した部分で露出したファイバ芯線13Bを
収容保持している。
【0030】次に光ファイバコード10Bのコード被覆
層16Bとフード体60との接続部においては、図1に
示すように、コード被覆層16B端部に補助チューブで
ある熱収縮チューブ80が外嵌配置され、コード被覆層
16Bが熱収縮チューブ80を介してフード体60のコ
ード保持孔部66に挿通固定される。
【0031】この際、上記熱収縮チューブ80は、コー
ド被覆層16Bに外嵌してから加熱により熱収縮されて
コード被覆層16Bに締着される。
【0032】こうしてコード被覆層16Bに締着された
熱収縮チューブ80は、その外径寸法がコード保持孔部
66の内径寸法とほぼ同じに仕上げられると共に、その
長さ寸法がコード保持孔部66の長さ寸法よりも長くな
るように仕上げられている。
【0033】そして、この補助チューブ80の外周部に
接着剤が塗布されてコード保持孔部66内に挿通され、
こうしてコード被覆層16Bが熱収縮チューブ80を介
してコード保持孔部66に挿通固定される。このとき、
熱収縮チューブ80の他端側がコード保持孔部66基端
側開口部より突出した状態で取付けられ、その突出した
部分で光ファイバコード10Bが保持される。
【0034】なお、ケプラ層14Bは第1のカシメ部材
36の縮径部分36aにフレア状に広げられて第2のカ
シメ部材38により縮径部分36aにカシメ固定され
る。
【0035】ここで、ケプラ層14Bは、ケプラ層14
Bを縮径部分36aと第2のカシメ部材38間に固着し
ているがこの理由は、コード被覆層16B端部から引出
されたケプラ層14Bが固定箇所に至るまでの距離を小
さくすることにより、遊びの余地を少なくしてより強固
な固定を行なうためである。
【0036】以上のように構成された光ファイバコード
10Bと単心光ファイバコネクタ1との接続構造による
と、以下のような効果が得られる。
【0037】即ち、光ファイバコード10Bの先端側端
部とフェルール20との接続部については、露出したフ
ァイバ芯線13B端部に補助スリーブ70が外嵌されて
その外径寸法が芯線収容部28の内径寸法とほぼ同じに
仕上げられているため、ファイバ芯線13Bに外嵌され
た補助スリーブ70外周表面と芯線収容部28内周表面
とが密着して、コード10B端部をフェルール20に強
固に固着することができる。
【0038】また、補助スリーブ70が挿通孔24基端
側開口部から突出した位置でファイバ芯線13Bを収容
保持しているため、ファイバ芯線13Bに外力が作用し
た場合に、挿通孔24基端側開口部におけるファイバ芯
線13Bへの応力集中を緩和することができる。
【0039】また、光ファイバコード10Bのコード被
覆層16Bとフード体60との接続部においては、コー
ド被覆層16B端部に熱収縮チューブ80が外嵌配置さ
れてその外径寸法がコード保持孔部66内径寸法と同一
とされているため、熱収縮チューブ80外周表面とコー
ド保持孔部66内周表面とが密着して、それらが強固に
固着されるという効果が得られる。
【0040】また、熱収縮チューブ80がコード保持孔
部66基端側端部から突出した位置で光ファイバコード
10Bを収容保持しているため、光ファイバコード10
Bに外力が作用した場合に、コード保持孔部66基端側
開口部におけるコード10Bの応力が緩和されるという
効果が得られる。
【0041】なお、熱収縮チューブ80に代えて、内径
寸法が光ファイバコード10Bの外径寸法とほぼ同じで
かつ外径寸法がコード保持孔部66の内径寸法とほぼ同
じ樹脂等よりなるチューブを、コード10Bに外嵌して
接着剤により固着するようにしてもよいが、熱収縮チュ
ーブ80を用いた場合には、コード10Bへの外嵌及び
固着が容易に行なわれるという効果が得られる。
【0042】以上より、太径の光ファイバコード10A
用に製作された単心光ファイバコネクタ1であっても、
細径の光ファイバコード10Bと充分な接続強度でもっ
て接続することが可能となる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、この発明にかかる光ファ
イバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方法によ
ると、細径の光ファイバコードを単心光ファイバコネク
タに接続する際には、光ファイバコード端部を剥離処理
して露出したファイバ素線をフェルールの素線収容部に
収容固定するとともに露出したファイバ芯線に補助スリ
ーブを外嵌してファイバ芯線を補助スリーブを介して芯
線収容部に収容固定し、さらに、コード被覆層に補助チ
ューブを被せてコード被覆層を補助チューブを介してフ
ード体のコード保持孔部に挿通固定しているため、太径
の光ファイバ用に設計された光ファイバコネクタであっ
ても、コード端部のファイバ芯線とフェルールとの間、
及び、コード被覆層とフード体との間とをそれぞれ充分
な接続強度で固着することができる。
【0044】なお、補助スリーブを、芯線収容部の長さ
寸法よりも長寸に仕上げて、その一部が芯線収容部より
突出するように取付けると、ファイバ芯線が補助スリー
ブの突出部分により保持されるため、そのファイバ芯線
に外力が作用した場合に、挿通孔部基端側開口端部にお
けるファイバ芯線の応力集中緩和を図ることができる。
【0045】また、補助チューブを、コード保持孔部の
長さ寸法よりも長寸に仕上げて、その一部がコード保持
孔部より突出するように取付ければ、コード保持孔部6
6基端側より延出される光ファイバコードが補助チュー
ブの突出部分により保持されるため、当該コードに外力
が作用した際に、コード保持孔部の基端側開口端部にお
けるコードの応力集中緩和を図ることができる。
【0046】さらに、補助チューブとして熱収縮チュー
ブを用いると、コード被覆層に補助チューブを被せるの
が容易となる。
【0047】また、この発明にかかる光ファイバコード
と単心光ファイバコネクタとの接続構造のように、細径
の光ファイバコード端部を剥離処理して露出したファイ
バ素線を、フェルールの素線収容部に収容固定するとと
もに、露出したファイバ芯線に補助スリーブを外嵌して
そのファイバ芯線を補助スリーブを介して芯線収容部に
収容固定し、さらに、コード被覆層に補助チューブを被
せてコード被覆層を補助チューブを介してコード保持孔
部に挿通固定すると、太径の光ファイバコード用に設計
された光ファイバコネクタであっても、コード端部のフ
ァイバ芯線とフェルールとの間、及び、コード被覆層と
フード体との間とをそれぞれ充分な接続強度で固着する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる一実施形態である細径の光フ
ァイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続状態を
示す断面図である。
【図2】同上の要部の接続構造を示す断面図である。
【図3】太径の光ファイバコードと単心光ファイバコネ
クタとの接続状態を示す断面図である。
【図4】同上の要部の接続構造を示す断面図である。
【図5】従来例の欠点を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1 単心光ファイバコネクタ 10A,10B 光ファイバコード10 11A,11B ファイバ素線 12A,12B 芯線被覆層 13A,13B ファイバ芯線 14A,14B ケプラ層 15A,15B 外被覆層 16A,16B コード被覆層 20 フェルール 24 挿通孔 26 素線収容部 28 芯線収容部 30 コネクタ本体 60 フード体 66 コード保持孔部 70 補助スリーブ 80 補助チューブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバ素線の周囲に芯線被覆層を設け
    てなるファイバ芯線の周囲にさらにコード被覆層を設け
    てなる太径と細径の2種類の径の光ファイバコードを、
    前記ファイバ芯線端部を収容固定するフェルールと前記
    光ファイバコードに覆うように取付けられるフード体と
    を備えた単心光ファイバコネクタに接続するための光フ
    ァイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方法で
    あって、 前記フェルールに形成された挿通孔部を、その先端側の
    素線収容部の内径寸法が前記太径の光ファイバコードの
    ファイバ素線の外径寸法とほぼ同じになるように仕上げ
    るとともに、基端側の芯線収容部の内径寸法が前記太径
    の光ファイバコードのファイバ芯線の外径寸法とほぼ同
    じになるように仕上げ、さらに、前記フード体に設けら
    れたコード保持孔部の内径寸法を前記太径の光ファイバ
    コードの外径寸法とほぼ同じに仕上げ、 前記太径の光ファイバコードを前記単心光ファイバコネ
    クタに接続する際には、光ファイバコード端部を剥離処
    理して露出したファイバ素線を前記フェルールの前記素
    線収容部に収容固定するとともに露出したファイバ芯線
    を前記芯線収容部に収容固定し、さらに、前記コード被
    覆層を前記フード体のコード保持孔部に挿通固定する一
    方、 前記細径の光ファイバコードを前記単心光ファイバコネ
    クタに接続する際には、光ファイバコード端部を剥離処
    理して露出したファイバ素線を前記フェルールの前記素
    線収容部に収容固定するとともに前記露出したファイバ
    芯線に補助スリーブを外嵌して前記ファイバ芯線を前記
    補助スリーブを介して前記芯線収容部に収容固定し、さ
    らに、前記コード被覆層に補助チューブを被せて前記コ
    ード被覆層を前記補助チューブを介して前記フード体の
    前記コード保持孔部に挿通固定することを特徴とする光
    ファイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方
    法。
  2. 【請求項2】 前記補助スリーブが、前記芯線収容部の
    長さ寸法よりも長寸に仕上げられて、その一部が前記芯
    線収容部より突出するように取付けられることを特徴と
    する請求項1記載の光ファイバコードと単心光ファイバ
    コネクタとの接続方法。
  3. 【請求項3】 前記補助チューブが、前記コード保持孔
    部の長さ寸法よりも長寸に仕上げられて、その一部が前
    記コード保持孔部より突出するように取付けられること
    を特徴とする請求項1又は2記載の光ファイバコードと
    単心光ファイバコネクタとの接続方法。
  4. 【請求項4】 前記補助チューブが熱収縮チューブであ
    ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の光
    ファイバコードと単心光ファイバコネクタとの接続方
    法。
  5. 【請求項5】 ファイバ素線の周囲に芯線被覆層を設け
    てなるファイバ芯線の周囲にさらにコード被覆層を設け
    てなる光ファイバコードを、前記ファイバ芯線端部を収
    容固定するフェルールと前記光ファイバコードに覆うよ
    うに取付けられるフード体とを備えた単心光ファイバコ
    ネクタに接続する光ファイバコードと単心光ファイバコ
    ネクタとの接続構造であって、 前記フェルールに形成された挿通孔部先端側の素線収容
    部の内径寸法が太径の前記光ファイバコードのファイバ
    素線の外径寸法とほぼ同じに形成されると共に、その基
    端側の芯線収容部の内径寸法が太径の前記光ファイバコ
    ードのファイバ芯線の外径寸法とほぼ同じ寸法に形成さ
    れ、さらに、前記フード体に設けられたコード保持孔部
    の内径寸法が太径の前記光ファイバコードの外径寸法と
    ほぼ同じ寸法に形成され、 細径の光ファイバコード端部を剥離処理して露出したフ
    ァイバ素線を、前記フェルールの前記素線収容部に収容
    固定するとともに、露出したファイバ芯線に補助スリー
    ブを外嵌してそのファイバ芯線を前記補助スリーブを介
    して前記芯線収容部に収容固定し、さらに、コード被覆
    層に補助チューブを被せて前記コード被覆層を前記補助
    チューブを介して前記フード体の前記コード保持孔部に
    挿通固定したことを特徴とする光ファイバコードと単心
    光ファイバコネクタとの接続構造。
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