JPH0864331A - シート電線に対する電線の固定方法および電線の固定構造 - Google Patents
シート電線に対する電線の固定方法および電線の固定構造Info
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- JPH0864331A JPH0864331A JP6195227A JP19522794A JPH0864331A JP H0864331 A JPH0864331 A JP H0864331A JP 6195227 A JP6195227 A JP 6195227A JP 19522794 A JP19522794 A JP 19522794A JP H0864331 A JPH0864331 A JP H0864331A
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Abstract
ハーネスなどに使用されるシート電線に対する電線の固
定方法に関し、シート電線から分岐接続される分岐電線
を、該絶縁シートに対して確実に固定することのできる
電線の固定方法および電線の固定構造を提供することを
目的とする。 【構成】 シート電線1の絶縁シートの縁部6aに、電
線保持具4の電線固定板10を着設すると共に、基幹電
線2と分岐電線3とを接続し、電線固定板10と電線カ
バー11との間に分岐電線3を挟入して電線カバー11
上から超音波処理を行い、電線固定板10および電線カ
バー11を溶融すると共に分岐電線3の絶縁被覆を除去
した状態で分岐電線3を電線保持具4に溶着することに
より、シート電線1に対し分岐電線3を電線保持具4を
介して固定するようにしている。
Description
するワイヤハーネスなどに使用されるシート電線に対す
る他の電線の固定方法および電線の固定構造に関する。
イヤハーネスは、基幹となる電線束、および基幹となる
電線束から枝分かれする分岐電線の束を、絶縁テープで
巻き付けて結束した構造を有している。近年、自動車に
搭載される機器の増加に伴いワイヤハーネスの基幹とな
る電線および分岐電線の数も増加し、電線の束も大径化
し重量も増大する傾向にある。
を達成するため、ワイヤハーネスの電線束に代えて絶縁
シートに電線を配列した構造のワイヤハーネスも考えら
れている。たとえば、本出願人が既に出願した特願平5
−258284号においては、図10に示すように、絶
縁シートaに配列された基幹電線bと、基幹電線bから
枝分かれする分岐電線cとを絶縁シートa内において接
続したワイヤハーネスWが提案されている。dは、分岐
電線cに接続されたコネクタである。
おいては、基幹電線bに接続された分岐電線cが移動し
易く、使用時の振動などにより分岐電線cが移動してそ
の接続部が切断したり、外れたりする障害が発生する問
題点を有している。
点に着目してなされたもので、絶縁シートに複数の基幹
電線を配列して成るシート電線から分岐接続される分岐
電線を、該絶縁シートに対して確実に固定することので
きるシート電線に対する電線の固定方法および電線の固
定構造を提供することを課題とする。
め、請求項1に記載した発明のシート電線に対する電線
の固定方法は、絶縁シートに複数の基幹電線を配列して
成るシート電線に対し、該基幹電線と接続する分岐電線
を固定するに際し、該絶縁シートの縁部に、電線固定板
と電線カバーを有する電線保持具を着設し、該電線固定
板と電線カバーとの間に該分岐電線を挟入して該電線保
持具に対し超音波処理を行うことにより、該分岐電線の
絶縁被覆を除去すると共に該電線固定板および電線カバ
ーを溶融して該電線保持具に該分岐電線を溶着すること
を特徴とする。
する電線の固定構造は、絶縁シートに複数の基幹電線を
配列して成るシート電線に対し、該基幹電線と接続する
分岐電線を固定する電線の固定構造であって、該絶縁シ
ートの縁部に着設した電線保持具の電線固定板と電線カ
バーとの間に該分岐電線が挟持され、かつ該分岐電線の
絶縁被覆を除去した芯線が該電線保持具に溶着固定され
ていることを特徴とする。電線固定板は、電線を配列す
るための電線収容凹部を有することが好ましい(請求項
3)。電線固定板は、電線を屈曲保持する電線挟持溝を
有することが有効である(請求項4)。シート電線の絶
縁シートに設けた固定用孔と固定板に設けた係止突起と
を嵌合することにより、電線固定板とシート電線とを固
定することが好適である(請求項5)。
持具に超音波処理を施すことにより、電線保持具の電線
固定板と電線カバー間に分岐電線を挟入した状態で電線
保持具と分岐電線とを溶着するようにしているため、分
岐電線の絶縁被覆が超音波により飛散して芯線が露出し
た状態で電線保持具に溶着される。したがって、分岐電
線の芯線が直接電線保持具に溶着されるので、その溶着
は極めて強固となり、分岐電線に外力が加えられても基
幹電線と分岐電線との接続部に外力が波及することがな
くなり、外力による電線相互の接続部の切断や脱落によ
る障害が防止される。また、超音波処理を施す際に、分
岐電線は電線保持具の電線固定板と電線カバー間に挟入
され、仮固定状態で保持されているため超音波処理工程
の作業性が良好となり生産性が向上する。
に対する電線の固定方法により、シート電線1を構成す
る複数の基幹電線2に接続した複数の分岐電線3を、電
線保持具4を介してシート電線1に固定した状態を示す
斜視図である。5は、分岐電線3に接続されたコネクタ
である。以下、シート電線1に対し分岐電線3を固定す
る工程について説明する。
シート6内に複数の基幹電線2を配列して成るシート状
の電線であり、所定の位置に絶縁シート6に接続用孔7
を開けて基幹電線2を露出させ、分岐電線3と接続でき
るようにしてある。絶縁シート6の縁部6aには、電線
保持具4の電線固定板8を固定するための固定用孔9が
穿設されている。
固定板10と、電線カバー11と、シート保持板12と
から構成されている。電線固定板10は、電気絶縁性合
成樹脂材を成形加工して形成されたもので、長方形に形
成された基板部10aの長手方向の一端に、U字状の電
線挟持溝13を有する電線保持部10bが突設されてい
る。電線保持部10bには、電線挟持溝13に対し略直
交するように、電線挟持溝13の頂部を切欠いて形成し
た複数の電線収容凹部14が並設されている。また、基
板部10a上には、電線収容凹部14の間隔に対応し
て、ロック鉤15aを有する係止突起15が並設されて
いる。
を成形加工により形成され、電線固定板10の電線保持
部10bと嵌合する覆体16から成り、その中央部長手
方向には電線固定板10の電線挟持溝13に係合する電
線押圧部17が形成されている。覆体16の側壁16a
には、電線固定板6の電線収容凹部14に対応して、側
壁16aから突出した電線挟持部18が形成されてい
る。
材を成形加工により長方形の板状に形成したもので、電
線固定板10の係止突起15と係合する複数の係止孔1
9が並設されている。
は、図4に示すように、電線固定板10上に絶縁シート
6の縁部6aを載置し、電線固定板10の係止突起15
に絶縁シート6の固定用孔9を嵌入した後、図5に示す
ように、絶縁シート6上にシート保持板12を載せ、電
線固定板10の係止突起15にシート保持板12の係止
孔19を嵌入して、絶縁シート6上に電線固定板10を
固定する。
後、図6に示すように、電線固定板10の電線収容凹部
14に分岐電線3を挿入し、接続用孔7上に分岐電線3
の端部3aを配置して、基幹電線2と分岐電線3との接
続を行う。この接続は溶接などによる直接接続を行うこ
とが好ましい。
ように、電線固定板10の電線保持部10bに電線カバ
ー11を被せ、電線固定板10の電線挟持溝13に電線
カバー11の電線押圧部17を嵌入することにより、分
岐電線3を電線固定板10と電線カバー11との間に挟
入する。
た超音波ホーン20を配置して、超音波処理を施し、電
線固定板10と電線カバー11とを溶着させる。このと
き、電線挟持溝13と電線押圧部17との間に屈曲した
状態で挟入された分岐電線3は、超音波によりその絶縁
被覆が飛散し芯線3bが露出した状態となり、図9に示
すように、溶融した電線固定板10と電線カバー11と
の間に芯線3aが一体的に溶着され固定される。そのた
め、分岐電線3に対して引張り等の外力が作用しても、
基幹電線2と分岐電線3との接続部までその影響が及ぶ
ことがなくなり、接続部は安定して保持される。
の長手方向の長さに略一致する幅広い形状のものを用い
て、電線保持具4に挟入された分岐電線3全てに対し一
括して超音波処理を施すようにしているが、超音波処理
を一括して行わず、細型の超音波ホーンを用いて各分岐
電線毎に個別に処理するようにしてもよい。
電線保持具の電線固定板と電線カバー間に分岐電線を挟
入した状態で電線保持具と分岐電線とを超音波処理によ
って溶着するようにしているため、分岐電線の芯線が直
接電線保持具に溶着され、その溶着は極めて強固とな
る。そのため、電線相互の接続部に外力が波及すること
がなくなり、外力による電線相互の接続部の切断や脱落
による障害が防止され、接続部の信頼性が著しく向上す
る。また、超音波処理を施す際に、分岐電線は電線保持
具の電線固定板と電線カバー間に挟入され、仮固定状態
で保持されているため超音波処理工程の作業性が良好と
なり生産性が向上するなどの利点がある。
具を介して分岐電線を固定した状態を示す斜視図であ
る。
る。
を示す説明図である。
程を示す説明図である。
する工程を示す説明図である。
を示す説明図である。
を示す説明図である。
覆が除去された状態を示す説明図である。
イヤハーネスを示す説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 絶縁シートに複数の基幹電線を配列して
成るシート電線に対し、該基幹電線と接続する分岐電線
を固定するに際し、該絶縁シートの縁部に、電線固定板
と電線カバーを有する電線保持具を着設し、該電線固定
板と電線カバーとの間に該分岐電線を挟入して該電線保
持具に対し超音波処理を行うことにより、該分岐電線の
絶縁被覆を除去すると共に該電線固定板および電線カバ
ーを溶融して該電線保持具に該分岐電線を溶着すること
を特徴とするシート電線に対する電線の固定方法。 - 【請求項2】 絶縁シートに複数の基幹電線を配列して
成るシート電線に対し、該基幹電線と接続する分岐電線
を固定する電線の固定構造であって、 該絶縁シートの縁部に着設した電線保持具の電線固定板
と電線カバーとの間に該分岐電線が挟持され、かつ該分
岐電線の絶縁被覆を除去した芯線が該電線保持具に溶着
固定されていることを特徴とするシート電線に対する電
線の固定構造。 - 【請求項3】 電線固定板が、電線を配列するための電
線収容凹部を有する電線固定板である請求項2記載のシ
ート電線に対する電線の固定構造。 - 【請求項4】 電線固定板が、電線を屈曲保持する電線
挟持溝を有する電線固定板である請求項2または請求項
3記載のシート電線に対する電線の固定構造。 - 【請求項5】 シート電線の絶縁シートに設けた固定用
孔と固定板に設けた係止突起とを嵌合することにより、
電線固定板とシート電線とを固定した請求項2ないし請
求項4記載のシート電線に対する電線の固定構造。
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JP06195227A JP3085439B2 (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | シート電線に対する電線の固定方法および電線の固定構造 |
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---|---|---|---|---|
KR20180039981A (ko) * | 2016-10-11 | 2018-04-19 | 이선케이블주식회사 | 전선용 코팅장치 |
KR101892173B1 (ko) * | 2017-07-20 | 2018-08-27 | 박상용 | 부품 정렬 공급장치 |
CN109786063A (zh) * | 2019-01-07 | 2019-05-21 | 中国科学院合肥物质科学研究院 | 一种超导限流器中超导线圈接头连接装置 |
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1994
- 1994-08-19 JP JP06195227A patent/JP3085439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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