JPH08636B2 - 紙葉類送出し装置 - Google Patents

紙葉類送出し装置

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JPH08636B2
JPH08636B2 JP12709789A JP12709789A JPH08636B2 JP H08636 B2 JPH08636 B2 JP H08636B2 JP 12709789 A JP12709789 A JP 12709789A JP 12709789 A JP12709789 A JP 12709789A JP H08636 B2 JPH08636 B2 JP H08636B2
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一夫 藤田
博 奥野
隆一 富家
龍也 伊田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、いわゆるシール、カード、券と称される
紙、プラスチック等で製作された紙葉類を自動販売等の
ために送出す紙葉類送出し装置に関する。
(従来の技術) 紙葉類を1枚づつ送出す装置として、実開昭60-10496
6号公報(第1例)と特開昭62-167143号公報(第2例)
とに開示されたものがある。
前記第1例の従来技術は、ケース内の積載紙葉類の前
部を送出しローラで受持し、この送出しローラの回転に
よって、前方の衝立板の下方から最下位の紙葉類を1枚
づつ前方へ送出すように構成されている。また、錘りは
紙葉類の略中央に重量を加えている。
第2例の従来技術は、積載紙葉類を押出部材上に載
し、押出部材の後上部の押出段部で最下位の紙葉類を押
出し、それより上位の紙葉類を衝立板で移動阻止してい
る。衝立板の後面下部には前下向きの案内面が形成され
ており、この案内面は多類枚の紙葉類先端と同時に当接
する。
(発明が解決しようとする課題) 紙葉類は非常に薄い上に、表面に付着している油膜や
静電気等によって、相互に密着されやすいものであり、
特に積載枚数が多いと、下位の紙葉類には上位のものの
重量が加わり、圧迫されてよく薄くなり、1枚送出しの
精度が低下する。
第1例では、衝立板下端と送出しローラとの間に紙葉
類1枚分の間隙を設けて、最下位の紙葉類以外は衝立板
で送出し阻止を行っているが、この衝立板には付着紙葉
類を剥離する力はなく、紙葉類が加重によって薄くなっ
たり又は変形すると、直ちに2枚送りが生じてしまう。
特に、紙葉類の積層枚数が少なくなると、錘りの重量を
受けていない紙前端が浮上がる可能性がある。
また、第2例では、摺動する押出部材の段部で最下位
の紙葉類を後方から送出すので、紙葉類が付着していて
も剥離して1枚づつ送出し可能であるが、押出部材の戻
り行程で上位紙葉類を損傷したり、紙葉類の肉厚が異な
ったり、極薄手のものには適用し難い。衝立板には前下
向き案内面が形成されていて、2枚目以上の紙葉類で1
枚目を押圧して、紙葉類先端の浮上を防止しているが、
最下位紙葉類の先端を2枚目以上のものから積極的に分
離させ得るものではなく、逆に2枚送出しを促進する可
能性がある。
本発明は、これらの従来技術の問題点を解決し、紙葉
類が極薄手でも、上下が付着していても、また上位から
重量が加わっていても、極めて高精度で紙葉類を1枚づ
つ送出すことのできる紙葉類送出し装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 課題解決のための本発明方法における具体的手段は、
紙葉類を積載状に収納するケースに、紙葉類の前部を載
置していて回転することにより最下位の紙葉類を前方へ
送出す送出しローラと、この送出しローラより送出し方
向前方で積載紙葉類の前面に立設されていて下から2枚
目以上の紙葉類の送出しを阻止する衝立板と、この衝立
板から送出された紙葉類を衝立板下端面より高く持上げ
案内する案内台と、積載紙葉類の後部を受持する受面と
が設けられた紙葉類送出し装置であって、 前記積層状紙葉類上には送出しローラに略対向して主
に紙葉類前部に重量を加える錘りが載置され、衝立板の
下部後面には最下位の送出し紙葉類先端を前下方へ案内
する前下向き傾斜状の案内面が形成され、この案内面と
案内台上面との間には送出し紙葉類を移動方向正面視に
おいて上下方向に湾曲させる湾曲手段が設けられている
ことである。
(作用) 送出しローラ3を回転すると、ケース2内に積載され
た紙葉類Aの最下位のものが前方へ送出され、その先端
縁が自由状態で衝立板5の前下向き案内面10に当接し、
下向きに湾曲しながら移動する。2枚目以上の紙葉類A
は衝立板5に当るが、案内面10より上位で当接し、最下
位の紙葉類A1と分離される。
2枚目の紙葉類A2が分離されなかったとき、2枚の下
位紙葉類A1,A2は案内面10に摺接しながら前下方に移行
し、湾曲手段Dを構成している衝立板5の凹凸状の下端
面5aとそれと略対向してその下方から前上がり状に傾斜
した案内台9とによって、その移行中の摺接の摩擦抵抗
が下側の紙葉類A1が上側のものA2より早く低下するため
に、上下紙葉類Aに分離力が働き、そして下側紙葉類A1
が下端面5aに当接すると、その下端面5aに沿うように湾
曲し、紙葉類A1の移動方向正面視で凹凸となる変形によ
り、下端面5aに至らず水平姿勢のままの上側紙葉類A2に
対して隔離しようとする力が働き、より確実な1枚送出
しが行われる。
錘り22は紙葉類Aの前部を受載する送出しローラ3に
対向して紙葉類Aの前部に重量を加えていて、積層枚数
が少なくなっても紙前部の浮上りは生じなく、送出しロ
ーラ3による送出しを確実に行わせる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1〜7図に示す第1実施例において、1はシール販
売機等に内蔵される紙葉類送出し装置で、板金等で形成
された左右側壁2a及び背板2bを有するケース2内に数十
枚乃至数百枚の紙葉類Aが積載状に収納されており、そ
の下部には送出しローラ3と受部材4とが配置され、そ
の前面には衝立板5が立設されている。
前記送出しローラ3は積載紙葉類Aの前部を受持すべ
く、ケース2に枢支された送出しローラ軸6に設けられ
ていて、ゴム、スポンジ又は粗表面の金属ローラ等で形
成されており、送出しローラ軸6の外端には手廻しハン
ドル又は電動モータ等から駆動力が伝達されるギヤ、ゴ
ムローラ若しくはスプロケット等の回転部材7が設けら
れている。この送出しローラ3の後方には受けローラ8
が、前方には前上方向に傾斜した案内台9が夫々配置さ
れている。
衝立板5はその下部が送出しローラ3の前上方に離れ
て位置し、その下部の後面には、垂線に対する傾斜角α
が30〜70°の前下向き傾斜した案内面10が形成されてお
り、この案内面10の上端10a、即ち、衝立板5の積載紙
葉類側面の下端は、送出しローラ3から高さHだけ高
く、この高さHは紙葉類Aの肉厚tより大で2枚分2tよ
り小となっており、また、案内面10の下端、即ち、衝立
板5下端面5aは、送出しローラ3の上部より寸法hだけ
下位に位置している。
従って、第3図に示すように送出しローラ3上の積載
紙葉類Aは、下から2枚目A2が上端10aより上方で衝立
板5に当接して送出しが阻止され、最下位の紙葉類A1は
上端10aより下方で当接するため案内面10に摺接しなが
ら下方へ変向され、側面視において長手方向で水平姿勢
から前下向き湾曲状態に変形される。
また、前記衝立板5の下端面5aは、第5、6図に示す
ように、正面視において幅内で下向き凸状の円弧面に形
成され、且つ案内面10と交差されており、紙葉類Aがこ
の下端面5aの下を接触しながら通過するとき、移動方向
正面視において紙幅方向で紙葉類Aを下向き凸状に湾曲
するようになっている。紙葉類Aが2重になって送出さ
れようとするとき、第4図に示すように、下側紙葉類A1
の先端縁が下端面5aに沿って湾曲するため、密着状態が
ほぐされて、また下側紙葉類A1の左右両側が跳ね上が
り、上側紙葉類A2を押上げる。案内台9は紙葉類Aの前
部を下端面5aより高く持上げることにより、紙葉類Aの
凹凸変形を確実にしている。即ち、下端面5aによって案
内面10と案内台9の上面との間で、側面視上下方向に湾
曲した紙葉類Aを更に正面視上下方向に湾曲させる湾曲
手段Dが構成されている。
第8、9図は衝立板5の下端部の2変形例を示してお
り、湾曲手段Dを構成する下端面5aの形状は、下向き凸
状に限らず、第8図に示すような下向き凹状、換言する
と左右両端の2箇所が下向き凸状、又は第9図に示すよ
うな左右方向中央のみが下方突出した形状であっても良
い。この下方突出部分は独立した突出部材を形成し、こ
の突出部材を衝立板5の下部に固着するようにしても良
い。尚、下端面5aと案内面10との隅部11は、紙葉類Aの
移行をスムーズにするために面取りアールを施しておく
ことが好ましい。
前記衝立板5の下端面5aを凹凸状に形成することは、
前下向き案内面10の形状も変えてしまう。即ち、下端面
5aが水平の場合は、案内面10は左右方向全長に亘って同
一幅であるが、凹凸状にすることによって、左右方向中
央部と両側部とでは幅が異なることになり、紙葉類Aの
先端縁と案内面10との当接長さは下方へいくに従って短
かくなり、従って摺接時の摩擦抵抗も、案内面10の上位
では大きく、最下位で最小になり、故に2重紙葉類Aで
は上側と下側の紙葉類Aの受ける摩擦抵抗の大きさは全
け異なり、案内面10から大きな摩擦抵抗を受け且つ送出
しローラ3から送出し力を受けない上側紙葉類A2は、下
側紙葉類A1に付着していられなくなる。
前記衝立板5の後面には案内面10より上方に段部12が
形成され、段部12以上が突部13となっている。この突部
13によって、積載紙葉類Aの例えば10〜20枚より以上が
若干後方へずらされている。
積載紙葉類Aの後部を受載する受部材4は、左右両端
の取付け部14がケース2に溶着又はボルト締結されてお
り、その左右方向中途に1又は複数の舌片15が設けられ
ており、この舌片15は垂直な壁部16と、その壁部16の上
端から後上方へ傾斜した受持案内部17とが形成されてい
る。
受部材4の受面18は送出しローラ3の上部と同一高さ
か又は若干高く設定されており、受持案内部17の下端は
前記段部12と同一高さ又は若干低くなっており、壁部16
から前記突部13までの距離は、紙葉類Aの前後長さよ
り、段部12の深さだけ短かくなっている。
そのために、段部12より下位の紙葉類APは後端が受面
18で受持されるが、段部12より上位のものAQは後端が受
持案内部17によって受持され、且つ上位紙葉類AQは下降
する際に、受持案内部17によって前方へずれ動かされ
る。
従って、積載紙葉類Aの重量は、前側では全重量が送
出しローラ3に加わるが、後側では受面18に下位紙葉類
AP分だけしか加わらなく、送出そうとする最下位紙葉類
A1の後端に加わる重量は大幅に軽減され、しかもそれは
積載紙葉類Aの枚数が増加しても変わらなく、送出し抵
抗が軽小で略一定になる。
前記受けローラ8は送出される紙葉類Aの後端が受面
18から離れた後に垂れ下がるのを防止するものであり、
前記案内台9は送出される紙葉類の前端を取出口へ案内
するものである。第1図において、22は衝立板5の近傍
に配置された錘りで、送出しローラ3に略対向してい
て、積層紙葉類Aの主に前部に重量を加えている。23は
錘りの軌道を夫々示している。
尚、前記衝立板5又は送出しローラ3を上下位置調整
自在にしたり、衝立板5を上下2部材で形成したり、受
部材4を前後及び上下位置調整自在にしたり、舌片15を
別部材で形成して受部材4に取付けたりしても良い。
第10〜12図に示す第2実施例において、衝立板5はそ
の下部の傾斜状案内面10の幅方向中央に抵抗部材25を突
設している。この抵抗部材25はコンベヤベルトの切れ
端、紙ヤスリ又はゴム板等で形成され、その表面は粗面
となっており、紙葉類Aの先端が摺接すると摩擦抵抗を
与えるものである。
従って、案内面10に沿って摺接してくる紙葉類Aが2
枚重合していると、両紙葉類Aの先端は前後に若干ずれ
て、抵抗部材25に摺接し、2枚目の紙葉類A2が受ける摩
擦抵抗は前記第1実施例の場合より大きくなるので、よ
り確実に最下位紙葉類A1から分離され、送出しローラ3
に当接している最下位紙葉類A1のみが送出されることに
なる。
前記抵抗部材25は案内面10に固着されているので、そ
の肉厚分だけ突出することになり、紙葉類Aを移動方向
正面視において凹凸状に変形させる役目もする。この抵
抗部材25は下端面5aまで延設しても良く、その幅は3〜
6mm程度が好ましい。
第12図は第1実施例に示した下向き突出状の下端部5a
を有する衝立板5に抵抗部材25を固着しているが、第
8、9図の変形例に示す衝立板の下方突出部に抵抗部材
25を設けて構成しても良く、また、第13図に示すよう
に、下部を水平に形成した衝立板5に、案内面10から下
端面にかけて抵抗部材25を固着して、抵抗部材25で衝立
板5下部の凹凸状下端面5aを形成するようにしても良
い。
第10図において、21は案内台9の上方で紙葉類Aを押
える可動押え板で、ピン20を介してケース2に枢支さ
れ、24は紙葉類Aを取出口19へ案内する固定押え板で、
外ケース48に固定されている。
また、この第2実施例では、受けローラ8は設けられ
ていなく、受部材4は受面18が前方に突出してその前部
が下向きに傾斜しており、受けローラの代りになってお
り、また、受持案内部17は側面視くの字状の折曲されて
いて、下位紙葉類APに上位紙葉類AQの重量がより加わら
ないようにしている。
第10、14、15図は紙葉類販売機のための駆動装置を示
している。48は後面開放状の外ケースで、図外の後蓋を
閉鎖した後で上蓋49が取付けられる。
前記ケース2の一側壁2aの外側方には、図外のコイン
セレクタから投入されるコインが所定数になったことを
検出して1枚の紙葉類の送出しを許可する作動機構26が
配置されており、この作動機構26のフレーム27に1本の
駆動軸28が貫通支持され、外端にハンドル29が、側壁2a
側に駆動回転体30が夫々固定されている。
前記駆動回転体30は回転部材7に動力を伝達可能なギ
ヤ、ゴムローラ又はスプロケット等で形成されている。
回転部材7には一側面に2本のピンで形成された係合
部31とストッパ部32とが周方向に間隔をおいて設けられ
ており、送出しローラ軸6には係合部31とストッパ部32
とに択一的に係合当接する作動体33が設けられており、
この作動体33は送出しローラ軸6にピンを打込んで形成
されている。
前記係合部31は回転部材7が駆動回転体30によって駆
動されたときに、作動体33と係合して送出しローラ軸6
に動力を伝達するものであり、ストッパ部32は送出しロ
ーラ軸6が紙葉類Aの引出しによって逆駆動されたとき
に、作動体33が係合部31から一定距離以上離れないよう
にするものであり、送出しローラ軸6の慣性遊転を阻止
する。
作動機構26は所定枚数のコインを入れると、ハンドル
29を一定角度回動可能にしたものであり、実施例では、
十円硬化を2枚入れて、ハンドル29を390°回動して回
転部材7を所要量回動し、その後ハンドル29を30°戻し
回動するように構成されている。
即ち、作動機構26は、2枚のフレーム壁35,36間に駆
動軸28に固定された作動ディスク37が配置され、作動デ
ィスク37に対してコイン検出体38とラチェット爪39とが
係脱自在になっており、一方のフレーム壁36との間にコ
イン検出部40が形成されている。また、一方のフレーム
壁36の外面に戻しレバー41が枢支され、駆動軸28に戻し
レバー41と係合する戻し体42が固定されている。
投入口43から2枚のコインBが入ると、作動ディスク
37の一側面にコイン検出部40に保持され、2枚目のコイ
ンBが作動ディスク37の外周部の検出凹部44を塞ぎ、コ
イン検出体38との係合を不能にする。これによりハンド
ル29を介して駆動軸28が回転可能となり、駆動軸28を39
0°回転する。駆動軸28が360°回転した時点で戻し体42
は戻しレバー41と係合し、390°までスプリング45に抗
して駆動軸28は回動される。駆動軸28が390°まで回動
したとき、コイン検出部40に次のコインが入っていない
と、コイン検出体38が検出凹部44に係合して作動ディス
ク37の回動を阻止する。その後、ハンドル29から手を離
すと、スプリング45の引張り力によって、戻しレバー41
及び戻し体42を介して駆動軸28が戻し回動され、360°
まで戻った時点でラチェット爪39がラチェット溝46に係
合し、作動ディスク37の戻り回動を規制する。
51は売切れ機構であり、錘り22が最下位置に達したと
きに作動するように構成されている。外ケース48の前壁
内面に検出バー52と作動バー53とがピン54,55を介して
夫々前後軸廻り回動自在に枢支されている。検出バー52
は正面視L字形で、一端にスプリング56が連続され、他
端に掛部57が形成され、この他端側に錘り22の係合突起
58が係合可能に配置されている。
錘り22は左右側面に軌道23に沿って上下動するための
コロ60を有し、且つ弾力的に引下げるためのスプリング
61の上端が係止され、前部に衝立板5の前面溝62から突
出した係合突起58を有し、後部に人為的に引上げるため
の持上げ部63を有している。前記スプリング61の下端は
左右側壁2aに係止されている。
作動レバー53は下端にL字形に形成された掛止部64を
有し、スプリング65によって第15図時計方向に引張り力
が付与されており、前記掛止部64は検出バー52の掛部57
に掛合して揺動が阻止されている。
作動バー53の上部には長溝66が形成され、この長溝66
にストッパピン67が挿入されている。このストッパピン
67は外ケース48に取付けられており、長溝66と相挨って
作動バー53の揺動範囲を設定している。
作動バー53は上部から側方へ嘴部68が突出していて、
この嘴部68の先端はコインセレクタのコイン投入口69に
出退自在となっており、作動バー53が第15図実線位置か
ら2点鎖線位置へ揺動することにより、コイン投入口69
内へ突出して、コイン投入を禁止する。
また、嘴部68の上面側には左右1対の折曲げ舌片70が
突出されており、この1対の舌片70間に解除レバー71の
先端が挿入されている。解除レバー71は側壁2aに回動可
能に支持され、先端がL字形に折曲されており、回動す
ることによって、一方の舌片70を介して作動バー53を反
時計方向に揺動可能である。
前記売切れ機構51の動作は、積載紙葉類Aの残量が零
又は1〜2枚になると、最下位に達した錘り22の係合突
起58が検出バー52をスプリング56に抗して回動し、掛部
57と掛止部64の掛合を解除する。この掛合解除によっ
て、スプリング65によって引張り力を受ける作動バー53
は第15図2点鎖線位置へ揺動し、嘴部68の先端はコイン
投入口69へ進出してコイン投入を禁止する。
その後、錘り22を持上げて、送出しローラ3上に新た
に紙葉類Aを供給した後、解除レバー71を回動すると、
作動バー53はスプリング65に抗して第15図実線位置まで
戻り、掛止部64に検出バー52を掛部57が掛合して、その
実線位置を保持する。
ケース2の上部には錘り保持具73が設けられていて、
錘り22の上部の頭大ピン部74を1対の爪75で挟持可能に
なっている。この錘り保持具73を設ける代りに、軌道23
の上部を鉤形に形成しておいて、その鉤部にコロ60を導
入することにより、錘り22を上方位置に保持するように
構成しても良い。
(発明の効果) 以上詳述した本発明装置によれば、衝立板の下部後面
には最下位の送出し紙葉類先端を前下方へ案内する前下
向き傾斜状の案内面が形成され、この案内面と衝立板の
前下方の案内台上面との間には湾曲手段が設けられ、送
出し紙葉類を移動方向正面視において上下方向に湾曲さ
せるので、案内面によって下から2枚目の紙葉類の送出
しを阻止した状態で、最下位の紙葉類を前下向きに湾曲
させた上で、移動方向正面視において紙幅内で上下方向
湾曲状に変形させることができ、下側紙葉類に上側紙葉
類と離隔する力を発生することができ、これらによって
より確実な紙葉類1枚送出しができる。
また、紙葉類はその前部が送出しローラに受載され、
それに略対向する錘りによって重量が加えられているの
で、積層枚数が少なくとも、紙前部が浮上ったりするこ
とはなく、送出しローラによって確実に送出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1〜7図は本発明の第1実施例を示しており、第1図
は縦断面図、第2図は要部の縦断面図、第3図は要部の
拡大断面説明図、第4図は2重紙葉類の離隔状態を示す
説明図、第5図は衝立板を斜め下方から見た斜視図、第
6図は第1図のVI-VI線矢視図、第7図は受部材の斜視
図、第8、9図は衝立板の下端面の2変形例を示す夫々
背面図、第10〜12図は本発明の第2実施例を示してお
り、第10図は縦断面図、第11図は要部の縦断面図、第12
図は衝立板を斜め下方から見た斜視図、第13図は第2実
施例の変形例を示す斜視図、第14、15図は紙葉類販売機
の全体内部構造を示しており、第14図は断面側面図、第
15図は一部断面正面図である。 A……紙葉類、D……湾曲手段、1……紙葉類送出し装
置、2……ケース、3……送出しローラ、4……受部
材、5……衝立板、5a……下端面、9……案内台、10…
…案内面、12……段部、13……突部、15……舌片、17…
…受持案内部、18……受面、22……錘り、25……抵抗部
材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊田 龍也 大阪府東大阪市水走90番地 大和精工株式 会社内 (56)参考文献 特開 昭50−73372(JP,A) 特開 昭52−110098(JP,A) 実開 昭54−63698(JP,U) 実開 昭62−65427(JP,U) 実公 昭54−15424(JP,Y2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙葉類を積載状に収納するケースに、紙葉
    類の前部を載置していて回転することにより最下位の紙
    葉類を前方へ送出す送出しローラと、この送出しローラ
    より送出し方向前方で積載紙葉類の前面に立設されてい
    て下から2枚目以上の紙葉類の送出しを阻止する衝立板
    と、この衝立板から送出された紙葉類を衝立板下端面よ
    り高く持上げ案内する案内台と、積載紙葉類の後部を受
    持する受面とが設けられた紙葉類送出し装置であって、 前記積層状紙葉類上には送出しローラに略対向して主に
    紙葉類前部に重量を加える錘りが載置され、衝立板の下
    部後面には最下位の送出し紙葉類先端を前下方へ案内す
    る前下向き傾斜状の案内面が形成され、この案内面と案
    内台上面との間には送出し紙葉類を移動方向正面視にお
    いて上下方向に湾曲させる湾曲手段が設けられているこ
    とを特徴とする紙葉類送出し装置。
JP12709789A 1988-02-24 1989-05-19 紙葉類送出し装置 Expired - Lifetime JPH08636B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-24300 1988-02-24
JP2430088 1988-02-24

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