JPH086301B2 - 集排水管 - Google Patents

集排水管

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JPH086301B2
JPH086301B2 JP32678287A JP32678287A JPH086301B2 JP H086301 B2 JPH086301 B2 JP H086301B2 JP 32678287 A JP32678287 A JP 32678287A JP 32678287 A JP32678287 A JP 32678287A JP H086301 B2 JPH086301 B2 JP H086301B2
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pipe
fitting
plate
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drainage
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成人 熊谷
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株式会社ニキパイオニア
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、法面や各種トンネル、グラウンド、湿地な
どの集排水に主として用いられる集排水管に関し、特に
開口率が大きく、優れた集排水能を有する集排水管に関
する。
[従来の技術及びその問題点] 従来より、傾斜地、トンネル等において、降雨や雪解
けにより地中に含まれる水分が増加することによる崖崩
れや落盤の発生が見られる。
また、埋立造成地では地表浸透水、地下水による地盤
の軟弱、流動化により地崩れが生じ易い。
また、野球場等のグラウンドでは人工芝生を敷設した
りして水捌けを良くしたりする工夫がなされているが、
人工芝生の敷設だけでは芝生面に降った雨水は芝生面を
流れてクラウンドの側溝に流れ込むのにかなりの時間が
かかり、ことに大量の降雨が一時にあった場合等は水溜
まりができで、それがなかなかなくならずプレーできる
までにかなりの時間を要する等の問題がある。
更に湿地では絶えず多量の集排水を行わないと目的と
する地盤の機能を果たし得ない場合がある。
これら崖崩れ、落盤、地崩れ等を防止し、水捌けを改
善する手段として、地中の水分を集排水するための集排
水管が種々提案されてきた。
そのような提案の一つとして第12図に示すような、円
形の孔15の開いた塩化ビニル樹脂製の有孔管を集排水管
として使用する例がある。しかしながら、この集排水管
は開口率が約0.5%と小さく、集排水効率が著しく小さ
いという問題があった。そこで、開口率を大きくするた
めに第13図に示すような縦長の孔16にすることが試みら
れらたが、開口率を上げると強度が弱くなるために、開
口率は余り大きくできず、依然として集排水効率が低い
という問題があった。更に、孔は第13図のような縦長の
形状にし、材質を鋼製にして孔の面積を大きくする試み
がなされたが、材料費が高価につき、また重量が大きく
運搬に不便であり、切断加工がし難いという問題があっ
た。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、第1の発明として、複数の板状体2
を、互いの端縁同士の間にスリット状の間隙3を設けた
状態で管内側環状固定具4と管外側環状固定具5との間
に挟持するとともに管内側環状固定具4と管外側環状固
定具5とをそれぞれの環状固定具に設けられた嵌合用凸
部6と嵌合用凹部7の嵌合により一体化固定してなるこ
とを特徴とする集排水管1が提供され、第2の発明とし
て、樋状体17と複数の板状体2を、互いの端縁同士の間
にスリット状の間隙3を設けた状態で管内側環状固定具
4と管外側環状固定具5との間に挟持するとともに管内
側環状固定具4と管外側環状固定具5とをそれぞれの環
状固定具に設けられた嵌合用凸部6と嵌合用凹部7の嵌
合により一体化固定してなることを特徴とする集排水管
1が提供される。
[発明の作用] 上記のように構成される本発明の集排水管は、地中に
埋設したり、また、ボーリングにより掘設した地中の孔
内に挿入して使用するが、地中に含まれる余分の水分
は、板状体の表面に付着してからスリット状の間隙を通
って、あるいはスリット状の間隙から直接に管内に進入
し、管内を流れて排出される。
また、管の外法から地圧がかかっても、固定具で固定
された位置においては、管内側環状固定具と管外側環状
固定具とが板状体を挟持していて、あたかも竹の節のよ
うに働いて外方の地圧に抗し、変形を防ぎ、スリット状
の間隙が狭くなるのを防いで大きい開口率を保持するた
め、地中での集排水が高効率に維持され、固定具と固定
具の間の位置においては板状体が1枚1枚別体で外圧に
対してしなり変形し得るために強靭で、全体が剛性のも
のよりも破損され難い。
[実施例] 次に、図面に示す実施例を挙げて本発明を更に詳しく
説明する。
第1図は第1の発明の集排水管の使用状態を示す側面
図である。第1図中の板状体2は第2図に示すように外
径r1、内径r2の円筒を長手方向に沿うように切断し、切
断端のテーパを若干大きくした形状を有している。図示
の集排水管では、第2図におけるr1、r2及びθが等しい
断面弧状の複数の板状体2を管内側環状固定具4と管外
側環状固定具5とで挟持し一体化させてある。また、こ
の断面弧状の板状体2の内側には補強リブ8を板状体の
端縁と平行して突設してある。この補強リブ8により集
排水管1の外圧に対する強度が大きくなり、変形は小さ
く抑えられる。
管外側環状固定具5は、第5図及び第6図に示すよう
に嵌合用凸部6を有し、管内側環状固定具4は第3図及
び第4図に示すように嵌合用凹部7を有する。そして、
嵌合用凹部7は凹部内方拡大型の凹条として形成され、
嵌合用凸部6は先端拡大型の凸条として形成されてい
る。また、嵌合用凸部6には凸条の片側に先端下がり傾
斜したテーパ部10が付されている。管内側環状固定具4
において、9は板状体2の補強リブ8が嵌合するための
リブ嵌合溝である。
所定の枚数の板状体2の内側に管内側環状固定具4を
配置し、外側に管外側環状固定具5を配置し、固定具4,
5の相対的位置を移動させて、管外側環状固定具5の嵌
合用凸部6をテーパ部10側から嵌合用凹部7に進行させ
ると、まずテーパ部10が嵌合用凹部7に乗り上げ、次い
で嵌合用凸部6がより多く進入するに従い、嵌合はより
強固になる。ここで、嵌合用凸部6に先端に向かうにつ
れて先細になるように幅方向にもテーパを付しておくと
嵌合は更に強くなる。
また、上記のような嵌合だけでも嵌合強度はかなり大
きいが、高周波融着機を用いて、管内側環状固定具4と
管外側環状固定具5と板状体2とを、それらの界面で融
着させると、より完全に一体化される。このような高周
波融着は集排水管の各構成部材を高周波官能性の樹脂で
形成することにより可能になる。高周波官能性の樹脂と
しては、例えば、塩化ビニルに対し、約10重量%のABS
樹脂を加えた樹脂組成物が好適に使用される。
環状固定具5,5間(環状固定具4,4間)の間隔が狭い
程、単位長さあたりに存在する節の数が大きくなるので
管の強度が大きくなる。例えば、管の外径Rを70mmと
し、管の肉厚tを5mmとした場合に環状固定具の中心部
間の距離dは220mm程度とするのが普通である。この距
離dは集排水管を埋設する条件に応じて適宜の値とすれ
ば良い。
管の長さは、板状体2の長さを大きくとればいくらで
も長くすることができるが、長さが大きくなり過ぎると
製造し難くなり、運搬、保管も困難になるので、適宜の
長さ以下に製造し、現場で継手(ソケット)を使って長
さを確保するのが好ましい方法となる。
管を横たえて使用する場合は、横引用ソケットが好適
である。第8図に横引用ソケットの横断面図を、第9図
にその縦断面図を示す。第8図及び第9図において、11
は横引用ソケット、12は抑え爪、13はフランジである。
抑え爪12はフランジ13より延出して形成してある。抑え
爪12は、それ自身の基部と横引用ソケット11の内面との
間に形成された間隙s1よりも、それ自身の先端部と横引
用ソケットの内面との間に形成された間隙s2の方が大き
くなるようにテーパを付けてある。これにより、がたつ
きなく容易に管の挿入作業が行なえるようになり、か
つ、管の先端がフランジ13に当接するまで挿入した時に
強固に継げるようになる。
次に、管をたてたり、斜めにして使用する場合には、
第1図に示したごとき縦継用ソケットが好適である。縦
継用ソケット14は集排水管1の内径とほぼ同一の外径を
有する。集排水管1の端部と縦継用ソケット14とは抜け
防止のためにネジ止め固定される。
なお、図面に示した集排水管では板状体2を5枚用い
たが4枚以上の適宜の枚数を選択しても良い。
複数の板状体2は環状固定具4,5で要所を固定されて
いるが、1枚1枚別体で有るので外圧に対して各板状体
がしなり変形し得るために強靭で、従来の円管に孔を開
けたもののように剛性の構造のものよりも破損され難
い。
以上の説明では、板状体として集排水管の曲率半径と
等しい曲率半径の円弧状の断面を有するものを用いた
が、以下の第2の発明の実施例に示すように、集排水管
の曲率半径よりも小さい曲率半径の円弧状の断面を有す
るもの(すなわち、集排水管の円よりもより内側に曲が
った形状を有するもの)を用いても良い。
次に第2の発明の集排水管について説明する。第10図
にその断面図を示す。第10図において、17は樋状体であ
り、4,8,2は第1の発明の場合と同じである。また、こ
の集排水管には、第8図及び第9図に示した横引用ソケ
ットが管同士の接続に使用できる。この集排水管は樋状
体17を下側にして地中に埋設される。そしてスリット状
の間隙3から流入した水は樋状体17を流れ管外に流出す
ることとなる。板状体は第10図に示すように、集排水管
の曲率半径よりも小さい曲率半径の円弧状の断面に形成
されているために、板状体2,2とスリット状の間隙3と
でいわばじょうご型に中央部が凹んだ形状となり、板状
体2に流れてきた水が極めて容易に集排水管の中に導入
され(すなわち水の呼び込み効率が高い)、外方からの
地圧に対しては集排水管の曲率半径と同じ曲率半径の円
弧状の断面の板状体を用いた場合よりもより強固にな
る。
また、樋状体は大形のものが押出成形等により比較的
容易に成形できるので、従来の円筒管に比べると大口径
のものが容易に製造できる利点がある。
[発明の効果] 本発明の集排水管は、板状体の端縁同士の間に形成さ
れたスリット状の間隙により10%前後といった非常に大
きな開口率が確保でき、優れた集排水能を有し、また、
固定具で固定された位置においては、管内側環状固定具
と管外側環状固定具があたかも竹の節のように働くため
に地圧を受けても変形し難く、スリット状の間隙が狭く
なるのを防いで大きい開口率を保持するため地中での集
排水能は高度に維持されるため、降雨や雪解け後等にお
ける崖崩れや地盤の軟弱・流動化による地崩れを確実に
防止し、グラウンドや湿地の水を効率良く集排水するこ
とができる。また、固定具と固定具の間の位置において
は板状体が1枚1枚別体で外圧に対してしなり変形し得
るために強靭で、全体が剛性のものよりも破損され難い
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明の集排水管の使用状態を示す側面
図、第2図は集排水管を構成する板状体の断面図、第3
図は管内側環状固定具の正面図、第4図はその側面図、
第5図は管外側環状固定具の側面図、第6図は第5図の
A−A断面図、第7図は第1図のB−B断面図、第8図
は横引用ソケットの管を輪切りにした断面図、第9図は
横引用ソケットを管長方向に切断した断面図、第10図は
第2の発明の集排水管の使用状態を示す側面図、第11図
は第10図のC−C断面図、第12図は円形の孔を有する従
来の集排水管を示す概略斜視図、第13図は縦長の孔を有
する従来の集配水管を示す概略斜視図である。 1……集排水管、2……板状体 3……スリット状の間隙、4……管内側環状固定具 5……管外側環状固定具、6……嵌合用凸部 7……嵌合用凹部、8……補強リブ 9……リブ嵌合溝、10……テーパ部 11……横引用ソケット、12……抑え爪 13……フランジ、14……縦継用ソケット 15……円形の孔、16……縦長の孔 17……樋状体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の板状体を、互いの端縁同士の間にス
    リット状の間隙を設けた状態で管内側環状固定具と管外
    側環状固定具との間に挟持するとともに管内側環状固定
    具と管外側環状固定具とをそれぞれの環状固定具に設け
    られた嵌合用凸部と嵌合用凹部の嵌合により一体化固定
    してなることを特徴とする集排水管。
  2. 【請求項2】樋状体と複数の板状体とを、互いの端縁同
    士の間にスリット状の間隙を設けた状態で管内側環状固
    定具と管外側環状固定具との間に挟持するとともに管内
    側環状固定具と管外側環状固定具とをそれぞれの環状固
    定具に設けられた嵌合用凸部と嵌合用凹部の嵌合により
    一体化固定してなることを特徴とする集排水管。
JP32678287A 1987-02-20 1987-12-25 集排水管 Expired - Lifetime JPH086301B2 (ja)

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JP32678287A JPH086301B2 (ja) 1987-02-20 1987-12-25 集排水管

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JP3576487 1987-02-20
JP62-35764 1987-02-20
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Publication Number Publication Date
JPS641813A JPS641813A (en) 1989-01-06
JPH011813A JPH011813A (ja) 1989-01-06
JPH086301B2 true JPH086301B2 (ja) 1996-01-24

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