JPH0762358B2 - 集排水管 - Google Patents

集排水管

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JPH0762358B2
JPH0762358B2 JP3576587A JP3576587A JPH0762358B2 JP H0762358 B2 JPH0762358 B2 JP H0762358B2 JP 3576587 A JP3576587 A JP 3576587A JP 3576587 A JP3576587 A JP 3576587A JP H0762358 B2 JPH0762358 B2 JP H0762358B2
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plate
gutter
drainage pipe
drainage
pipe
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JP3576587A
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JPS63308122A (ja
Inventor
成人 熊谷
Original Assignee
株式会社ニキパイオニア
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、法面や各種トンネル等の集排水に主として用
いられる集排水管に関し、開口率が大きく、集排水能に
優れ、強度が大きいために土圧による変形、破損が起り
難い集排水管に関する。
[従来の技術及び問題点] 従来より、傾斜地、トンネル等において、降雨や雪解け
により土中に含まれる水分が増加することによる崖崩れ
や落盤の発生が見られる。
また、埋立増成地では、地表浸透水、地下水による地盤
の軟弱・流動化により地崩れが生じやすい。
これら崖崩れ、落盤、地崩れ等を防止する手段として地
中の水分を集排水するための集排水管が種々提案されて
きた。
そのような提案の一つとして第11図に示すような、円形
の孔32のあいた塩化ビニル樹脂製の有孔管を集排水管と
して使用する例がある。しかしながら、この集排水管
は、開口率が0.5%と小さく、集排水効率が著しく小さ
いという問題があった。
そこで、開口率を大きくするために第12図に示すような
縦長の孔33にすることが試みられたが、材質が塩化ビニ
ル樹脂であるため、孔を大きくするにつれ強度が減少
し、開口率は余り大きくできず、依然として集排水効率
が低いという問題があった。
また、孔は第12図のような縦長の形状にし、材質を鋼製
にして孔の面積を大きくする試みがなされたが、材料が
高価につき、また重量が大きく運搬に不便であり、切断
加工がし難いとしう問題があった。
[問題点を解決するための手段] 本発明によれば、樋材2の上方に内側リブ3を介して複
数の板状体4が、互いの端縁同士と樋材2との間にスリ
ット状の間隙5を設けた状態に配置され、板状体受容部
6と樋材受容部7とそれらを連結する支柱部8を有する
内側リブ3に前記板状体4及び樋材2が固着一体化され
てなることを特徴とする集排水管1が提供される。
[発明の作用] 上述のように構成される本発明の集排水管は、地中に埋
設したり、また、ボーリングにより掘設した地中の孔内
に挿入して使用されるが、地中に含まれる余分の水分
は、板状体の表面に付着してからスリット状の間隙を通
って、あるいはスリット状の間隙から直接的に管内に進
入し、管内を流れて排出される。
また、地圧がかかっても、内側リブが管を補強し、外方
の地圧に抗して管の変形を防ぎ、スリット状の間隙が狭
くなるのを防いで開口率を保持するため、地中の集排水
が高効率に維持される。
[実施例] 次に図面に示す実施例を挙げて本発明を更に詳しく説明
する。
第1図は本発明の集排水管に接続具を接続した状態を示
す側面図、第2図は第1図のA−A断面図である。板状
体4は第3図に示すように外径r1、内径r2の円筒を長手
方向に沿うように切断して得られる形状を有している。
図示の集排水管では、第3図におけるr1、r2及びθが等
しい断面弧状の複数の板状体を用いている。また、この
板状体4の内側には補強リブ9を板状体の端縁と平行し
て突設してある。この補強リブ9により集排水管1の外
圧に対する強度が大きくなり、変形は小さく抑えられ
る。
次に、第2図から明らかなように、樋材2は中央でスリ
ット部10を介して二分割されており、スリット部10に隣
接する立直片11により滞留部12が形成されたものであ
る。
内側リブ3は板状体受容部6と樋材受容部7とそれらを
連結する支柱部8を有し、更にスペーサー部13と樋材懸
架部14を有している。
板状体受容部6は、板状体4の形状に適合する形状とな
っており、第4図のように補強リブ9が嵌合するように
嵌合凹所15を設けてある。
板状体受容部6の先端側に設けられた樋材懸架部14は、
樋材2の上端に設けられた懸架凸部16をひっかけて樋材
2を懸架する。17は導水凸部、18は導水傾斜面である。
導水凸部17に接触した水は導水傾斜面18を伝って滞留部
12へ流れ込む。
樋材受容部7は、第2図及び第3図に示すように立直片
と嵌合する形状にするのが好ましい。
板状体4と内側リブ3と樋材2とは、高周波融着、接着
剤による接着等により一体化されるが、高周波融着は製
造が容易になり好ましい。
高周波融着を行うには、集排水管を構成する部材の材料
として高周波融着性の樹脂を使用する必要がある。例え
ば、板状体4と樋材2を、塩化ビニルに対し約10重量%
のABS樹脂を加えた樹脂組成物で形成し、内側リブ3
を、ABS樹脂に対し約10重量%の塩化ビニル樹脂を加え
た樹脂組成物で形成すると、板状体4と樋材2に要求さ
れる曲げに対する強靱性と、内側リブ3に要求される圧
縮に対する強靱性とが満足され、しかも界面での高周波
接着強度が大きく好ましい。
内側リブ3同士の間隔が狭い程、単位長さあたりに存在
する節の数が多くなるので管の強度が大きくなる。
管の長さは、板状体2の長さを大きくとればいくらでも
長くすることができるが、長さが大きくなり過ぎると製
造が困難になり、運搬、保管も困難になるので、適宜の
長さ以下に製造し、現場で接続具を使って長さを確保す
るのが好ましい方法となる。
第5図及び第6図は接続具を示し、第5図は側面図、第
6図は第5図のB−B断面図である。接続具19におい
て、板状体当接部20の形状は内側リブ3の板状体受容部
6と同一形状であるが、樋材当接部21は樋材2を外側か
ら包み込む形状にしてある。22は集排水管1の挿入深さ
を規制するフランジ部である。なお、接続具19の樋材当
接部21の内断面積を端部開口からフランジ部22に向けて
徐々に狭くなるようにすれば、この接続具19に集排水管
1の端部をがたつきなく挿入する作業を容易に行なえる
ようになる。
また、上記接続具19によって互いに直列に接続された複
数の集排水管最先端部に被着するキャップ23は内側リブ
3の上半部と略同じ形状の内側受け部24と、接続具19の
樋材当接部21と略同じ形状の半筒状部25と半筒状部25か
ら連続し内側受け部24を外から囲繞する筒状部30とこの
筒状部30の一端から連続する円錐状部26とからなってい
る。ここで、筒状部30と内側受け部24とで形成される隙
間27の内断面積をキャップ23の端部開口28から奥側に向
けて徐々に狭くなるようにすれば、キャップ23に集排水
管1の端部をがたつきなく挿入する作業を容易に行える
ようになる。
次に第9図は出口ソケットの側面図である。出口ソケッ
ト29の片側は接続具19と同じ形状をしており(その部分
の断面は第6図と一致する)、板状体当接部201と樋材
当接部211を有する。また、出口ソケット29のもう一方
の側には筒状排水部31が設けられている。この出口ソケ
ット29は接続具19によって互いに直列に接続された集排
水管の最後端部、すなわち、出口側に被着され、集排水
管によって運ばれてきた水は筒状排水部31より外方へ排
水される。
接続具19の樋材当接部21及び出口ソケット29の樋材当接
部211の端部には図示するようにテーパを付けると土中
に打ち込む際の抵抗が小さくなり好ましい。
なお図面に示した集排水管では板状体4を3枚用いた
が、2〜5枚の適宜の枚数を選択してもよい。
集排水管1と接続具19、キャップ23、出口ソケット29の
各々とは接着剤による接着、ネジ止め、高周波融着等に
より接合するとより強固に一体化される。
[発明の効果] 本発明の集排水管は板状体の端縁同士の間及び板状体の
端縁と樋材の端縁との間に形成されたスリット状の間隙
により10%前後といった非常に大きな開口率が確保で
き、優れた集排水能を有し、また、地圧がかかっても内
側リブが集排水管の板状体や樋材の変形や破損を防止
し、前記開口率を一定に維持することによって集排水能
の低下を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の集排水管に接続具を接続した状態を示
す側面図、第2図は第1図のA−A断面図、第3図は板
状体の断面形状を示す断面図、第4図は内側リブを示す
正面図、第5図は接続具を示す側面図、第6図は第5図
のB−B断面図、第7図はキャップを示す側面図、第8
図は第7図のキャップの正面図、第9図は出口ソケット
を示す側面図、第10図は第9図の出口ソケットの正面
図、第11図は円形の孔を有する従来の集排水管を示す概
略斜視図、第12図は縦長の孔を有する従来の集排水管を
示す概略斜視図である。 1……集排水管、2……樋材、3……内側リブ、4……
板状体、5……間隙、6……板状体受容部、7……樋材
受容部、8……支柱部、9……補強リブ、10……スリッ
ト部、11……立直片、12……滞留部、13……スペーサー
部、14……樋材懸架部、15……嵌合凹所、16……懸架凸
部、17……導水凸部、18……導水傾斜面、19……接続
具、20,201……板状体当接部、21,211……樋材当接部、
22……フランジ部、23……キャップ、24……内側受け
部、25……半筒状部、26……円錐状部、27……隙間、28
……端部開口、29……出口ソケット、30……筒状部、31
……筒状排水部、32……円形の孔、33……縦長の孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樋材の上方に内側リブを介して複数の板状
    体が、互いの端縁同士と樋材の上端縁との間にスリット
    状の間隙を設けた状態に配置され、板状体受容部と樋材
    受容部とそれらを連結する支柱部を有する内側リブに前
    記板状体及び樋材が固着一体化されてなることを特徴と
    する集排水管。
JP3576587A 1987-02-20 1987-02-20 集排水管 Expired - Lifetime JPH0762358B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3576587A JPH0762358B2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20 集排水管

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JP3576587A JPH0762358B2 (ja) 1987-02-20 1987-02-20 集排水管

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Publication Number Publication Date
JPS63308122A JPS63308122A (ja) 1988-12-15
JPH0762358B2 true JPH0762358B2 (ja) 1995-07-05

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ID=12450952

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