JPH0447247Y2 - - Google Patents

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JPH0447247Y2
JPH0447247Y2 JP1987097977U JP9797787U JPH0447247Y2 JP H0447247 Y2 JPH0447247 Y2 JP H0447247Y2 JP 1987097977 U JP1987097977 U JP 1987097977U JP 9797787 U JP9797787 U JP 9797787U JP H0447247 Y2 JPH0447247 Y2 JP H0447247Y2
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slope
perforated pipe
water
water passage
flat part
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JP1987097977U
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は法面の排水装置に関する。
〔従来の技術〕
従来降雨や地下水を速やかに地表に導いて地盤
の緩みを防止し、土砂崩れ等による法面の崩壊を
未然に防止するために施工される法面排水装置と
して第5図に示したものがあつた。同図の法面排
水装置は、法面Aに網目状に施工された通水路1
と、通水路1が通つていない個所に打ち込まれた
有孔管2とを備えており、法面Aを流れ落ちる雨
水や有孔管2から法面Aへ排出された地下水が通
水路1に集められた後、その通水路1を通つて法
面A下の側溝等(不図示)へ排水されるようなつ
ている。また、法面Aの通水路1が通つていない
個所には一般に芝生やその他の植物が植え込まれ
ている。
このような従来の法面排水装置において、通水
路1は例えば溝形の通水部材11を継手12で網
目状に接続することにより形成されており、その
継手12は法面Aに打ち込まれた杭等の止具13
により法面Aに止められて位置ずれが防止されて
いた。また、有孔管2は第6図のように法面Aに
ほぼ水平に打ち込まれており、その開口端21が
法面Aに突き出されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上述した従来の法面排水装置は、有
孔管から排水される水Wが法面Aの上に落下する
ため、植物が植え込まれている場合であつても法
面Aがその落下個所Gから次第に堀削されてい
き、美観が損なわれるばかりでなく、時には堀削
が極端に進行してその周辺一帯の法面Aが広い範
囲で崩壊したり通水部材やその継手の下側の地盤
が洗掘されたりするおそれがあつた。
また、従来の法面排水装置では杭等の止具13
が長年月の間に抜けることがあつた。また、止具
13を法面に打ち込んで継手を止める作業や有孔
管2を法面Aに打ち込む作業を別々に行う必要が
あり、これらの作業は広い法面Aの多数の個所で
行うことを要するため、作業に極めて多くの時間
と労力が必要であつた。
本考案はこれらの問題を解決するもので、止具
を有孔管の先端のアンカーに固定することによつ
て止具が抜けることがなく、しかも有孔管から排
出される水で法面が堀り下げられる恐れのない法
面排水装置を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するために講じられた手段
は、法面に敷設された通水路材の上方側に通水孔
を穿孔した偏平部が設けられ、該偏平部の背面に
法面に打ち込まれた有孔間の開口端が臨まされて
おり、該有孔管の他端に設けられたアンカー部材
と前記通水路材の偏平部とが該有孔管内をを通る
棒状体で連結されることによつて前記通水路材が
法面に止められていることにある。
〔作用〕
このように構成された法面排水装置によると法
面に流れ落ちる雨水が通水路材に集められた後、
法面下の側溝等に排出される。また有孔管から排
出された地下水は通水路材の偏平部に臨まされて
いる有孔管の開口端から該偏平部に穿孔された通
水孔を通つて通水路材に排水され、直接法面へ落
下されることなく確実に通水路材に排出される。
また通水路材は有孔管の奥に埋設されているアン
カー部材に、有孔管内を通る棒状体によつて有孔
管と一体となつて法面に止められているため、通
水路材が強固に固定される。更に、有孔管の開口
端も通水路材の偏平部の背面に隠されて地表面に
表れないので、法面の美観も向上する。
〔実施例〕
第1図及び第2図は本考案の実施例による法面
排水装置の要部を示している。
これらの図において、4は通水路材の継手であ
り、その四つの分岐部41〜44にはそれぞれ通
水路材としての通水部材51〜54が接続されて
いる。通水路材は通常継手と継手を結ぶ樋状の通
水部材とから成つていて、法面に網目状に敷設さ
れる。図示例では継手及び通水部材がいずれも溝
形に形成されているが、その形状は円筒形や角柱
状でもよい。その場合には法面に敷設した時、水
の流れる下面部以外は網目状とする必要がある。
継手4にはその交叉部8の近傍に通水孔61があ
り、通水孔61の近くに偏平部7が一体に設けら
れている。第2図は第1図に有孔管62を取り付
けた場合のX−X線に沿う断面図である。この偏
平部7の背面の位置に、法面Aに略水平に打ち込
まれた有孔管62の開口端63があり、この開口
端63は通水孔61に接続されており、亦有孔管
62の他端にはアンカー部材64が埋設されてい
る。そして、そのアンカー部材54から鋼棒など
の棒状体72が有孔管62の略中央を通つて継手
4の偏平部7に開けられたボルト穴71に挿通さ
れ棒状体72の端にはネジ山が設けられており、
そこにナツト73が締着されている。継手4はこ
のアンカー部材64に該棒状体72を介して法面
に強固に位置ずれしないように止められている。
有孔管62は継手4の周囲に打ち込んでもよい
が、有孔管62が地中の水を排水する際、通水路
材に必ず入る位置に取りつけることが肝要であ
る。
上記第1図、第2図の説明では、継手4の交叉
部近傍の位置に有孔管62を打ち込んだ例を示し
たが、必ずしも継手周辺に打ち込む必要はなく、
例えば第3図及び第4図に示すように通水部材5
5の側壁に偏平部80を設け、その背面に有孔管
62を打ち込んでもよい。
第4図は第3図に有孔管62を取り付けた場合
のX−Y断面図であり、有孔管62、アンカー部
材64、棒状体72や側壁の偏平部80や、通水
孔81、ボルト穴91は前述の第1図〜第2図の
場合と同様であり詳細な説明は省略する。
有孔管62は合成樹脂製の網筒体であり、下壁
部は目つぶしになつており、水がスムースに排出
されるようになつているが、打ち込み時に水の流
れ勾配を付与する必要がある。
このような排水装置による法面Aを流れる雨水
は継手及び通水部材により形成される通水路材に
集められ、図外の側溝等へ排出される。
また地下水は有孔管62の具備されている透水
孔を通つて有孔管内に集められ、通水路材である
継手や通水部材に設けられた偏平部の背面に臨ま
された有孔管の開口端から前記偏平部の通水孔を
通つて確実に通水路材に排水される。このとき、
地下水は必ず通水路材の通水孔から通水路材に排
出されて法面に直接落下しないので、法面を堀削
することがなく、また、有孔管自体が通水路材の
偏平部で地中に隠されるため、美観を損なう必要
がない。
〔考案の効果〕
本考案によると、有孔管から排出された地下水
が通水路材の偏平部に穿孔された通水孔から確実
に通水路材へ流れ込むので、従来のように法面の
表面土砂が流れ出る排水によつて削り取られて、
崩壊することはない。又、有孔管の奥に埋設され
ているアンカー部材に連結された棒状体が通水路
材をしつかりと固定していて、法面に止められて
いるので、通水路材が雨水等によつて流れ落ちる
ことがなく、しかも有孔管を打ち込む時にアンカ
ー部材を同時に埋設できるため、有孔管に打ち込
み作業をし、その後に法面に通水路材を取り付け
て行けば作業効率が良く、施工コストが安く経済
性が向上する。
本考案によると、法面の表面の雨水や法面の地
下内部の水もすべて側溝等へスムースに排出させ
ることができ、有孔管の開口端も地表面にあらわ
れないので、法面の崩壊防止、安定、美観の向上
にすこぶる良好な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例による法面排水装置の
要部を示す正面図、第2図は第1図に有孔管を取
り付けた場合のX−X線に沿う断面図、第3図は
他の実施例による法面排水装置の要部を示す正面
図、第4図は第3図に有孔管を取り付けた場合の
X−Y線に沿う断面図、第5図は従来の法面排水
装置を示す概略正面図、第6図は法面Aの断面図
で有孔管2から排出された流水の状態を示す断面
図である。 A……法面、4……継手、51,52,53,
54,55……通水部材、62……有孔管、64
……アンカー部材、72……棒状体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 法面に敷設された通水路材の上方側に通水孔に
    穿孔した偏平部が設けられ、該偏平部の背面に法
    面に打ち込まれた有孔管の開口端が臨まされてお
    り、該有孔管の他端に設けられたアンカー部材と
    前記通水路材の偏平部とが該有孔管内を通る棒状
    体で連結されることによつて前記通水路材が法面
    に止められていることを特徴とする法面の排水装
    置。
JP1987097977U 1987-06-25 1987-06-25 Expired JPH0447247Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987097977U JPH0447247Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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JP1987097977U JPH0447247Y2 (ja) 1987-06-25 1987-06-25

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Publication Number Publication Date
JPS645943U JPS645943U (ja) 1989-01-13
JPH0447247Y2 true JPH0447247Y2 (ja) 1992-11-09

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100436526B1 (ko) * 2001-12-07 2004-06-16 장석담 배수로가 구비된 비탈면 보호블록

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5617489A (en) * 1979-07-20 1981-02-19 Fujitsu Ltd Character display processing system
JPS6040427A (ja) * 1983-08-15 1985-03-02 Kazuo Hasegawa ストレ−ナ−付ア−スアンドロツクアンカ−

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