JPH086271Y2 - 遮断弁の復帰機構 - Google Patents

遮断弁の復帰機構

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JPH086271Y2
JPH086271Y2 JP263691U JP263691U JPH086271Y2 JP H086271 Y2 JPH086271 Y2 JP H086271Y2 JP 263691 U JP263691 U JP 263691U JP 263691 U JP263691 U JP 263691U JP H086271 Y2 JPH086271 Y2 JP H086271Y2
Authority
JP
Japan
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shutoff valve
gas
upper case
valve
rod member
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP263691U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0499034U (ja
Inventor
利 秋山
功 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスメータに設けら
れ、異常使用状態時にガス流路を遮断する遮断弁の復帰
機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に双方向遮断弁を内蔵した膜式ガス
メータの一例の外観を示す。ガスメータ1はガス流入口
2及びガス流出口3を有する上ケース4と端子収納部5
とから構成されている。また上ケース4には後述する遮
断弁を復帰するための復帰スイッチ6が設けられてい
る。
【0003】上ケース4内には図6に示すように、図示
しないガス計量部を収納する内機ケース7が設けられて
おり、内機ケース7の入口部は上ケース4に形成された
ガス入口部2とOリング8を介して気密に接続されてい
る。また内機ケース7内の入口側のガス流路9には弁座
となるノズル10が形成されており、内機ケース7のノ
ズル10に対向する部位には双方向遮断弁11が取り付
けられている。そして遮断弁11の作動によって弁体1
2がノズル10に当接し、ガス流路9を閉じるようにな
っている。
【0004】遮断弁11の従来の作動システムとして
は、実開平1−163619号公報に記載されたものが
知られている。このシステムは図7に示すように、計量
室17の出力軸13の回転をセンサ14で検出し、この
検出した信号をインタフェース15を介してCPU16
に入力する。CPU16はこの信号を判断し、異常使用
状態であると判断したときにはインタフェース15を介
して遮断信号が遮断弁11に送信される。この結果遮断
弁11が作動して弁体12がノズル10に当接し、ガス
流路9を遮断する。
【0005】異常状態が取り除かれた後には、復帰スイ
ッチ6を押すことによりインタフェース15を介して弁
復帰信号がCPU16に入力され、CPU16からの出
力信号により遮断弁11を開状態に復帰する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の遮断弁作動システムにあっては、内蔵電池により遮
断弁11を駆動しているため、ガス流路9が遮断された
後に被雷などで電池電圧が低下したときには遮断弁11
を復帰することができず、一時的にガス供給が停止され
るという問題があった。
【0007】この考案は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、遮断弁の電気的復帰手段が機能しなくなって
も、確実に復帰できる低コストの遮断弁の復帰機構を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この考案の遮断弁の復帰機構は、ガス流入口及びガ
ス流出口を有する上ケースと、この上ケース内に収納さ
れ計量室と前記ガス流入口及びガス流出口とをそれぞれ
連通するガス流路を有する内機ケースとを具備したガス
メータに設けられ、前記ガス流入口側のガス流路に設け
られた弁座を開閉する遮断弁において、前記上ケース及
び内機ケースの前記遮断弁に対向する位置に、それぞれ
薄肉部又は軟質シール部材を嵌合装着した孔部を形成す
ると共に、一端側に弾性部材を有する棒部材を着脱自在
に備え、前記遮断弁の電気的復帰手段が機能しなくなっ
た場合に、前記棒部材を前記薄肉部又は軟質シール部材
に貫通させ、この棒部材の端部側により前記遮断弁を押
圧して前記弁座から離脱させると共に、前記棒部材の一
端側に設けた弾性部材で前記上ケースの貫通孔を気密に
シールするように構成したことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によると、遮断弁の電気的復帰手段
が機能しなくなったときにも、上ケース外部から棒部材
を操作することにより、押圧手段により遮断弁を機械的
に復帰させることができる。
【0010】また、棒部材の上ケース外に突出する端部
に弾性部材を設けることにより、遮断弁復帰時に弾性部
材が上ケースの貫通孔を気密に閉塞し、上ケース内の気
密性を確保することができる。
【0011】さらに、上ケース及び内機ケースの少なく
とも一方の遮断弁に対向する位置に、薄肉部の代わりに
軟質シール部材を設けることによって、上ケース内また
は内機ケース内の気密性を一層確実に確保することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面を参照して説
明する。
【0013】図1乃至図4にこの考案の第1及び第2実
施例を示す。これらの図において、図6に示す従来例の
部分と対応する部分には同一符号を付して示し、その説
明を適宜省略する。
【0014】図1乃至図3に示す第1実施例の特徴は、
図2に示すように上ケース4及び内機ケース7の遮断弁
11に対向する位置に、それぞれ薄肉部21,22を形
成した点にある。そして遮断弁11の電気的復帰手段が
機能しなくなった場合に、図3に示す棒部材23を図1
に示すように薄肉部21,22を貫通して内機ケース7
内に挿入し、遮断弁11の弁体12を押圧することによ
り、弁体12を弁座であるノズル10から離脱させ、遮
断弁11を復帰させることができる。
【0015】復帰棒23は、図3に示すように鋼などで
棒状に形成されており、上ケース4の外周に当接する鍔
状の頭部23aには弾性部材であるゴムライニング24
が施こされている。また上ケース4及び内機ケース7は
通常アルミダイカスト製であるため、復帰棒23の先端
を上ケース4の薄肉部21に当て、ハンマなどで打撃す
ることにより容易に薄肉部21を貫通させることができ
る。同様に内機ケース7の薄肉部22も容易に貫通す
る。
【0016】このとき復帰棒23は薄肉部21,22に
対して軽い圧入状態となるので、弁体12の復帰位置を
確実に保持することができる。また、この状態で復帰棒
23の頭部23aが上ケース4の外周に当接するように
復帰棒23の長さを設定することにより、頭部23aに
施こされたゴムライニング24が上ケース4の貫通孔を
閉塞するので、上ケース4内の気密性を確保することが
できる。また復帰棒23は常時端子収納部5に収納装備
しておくとよい。
【0017】この実施例によれば、遮断弁11がガス通
路9を閉塞した後に、内蔵電池の電圧低下などにより電
気的復帰手段が機能しなくなった場合でも、遮断弁11
を確実に復帰させることができる。
【0018】図4に示す第2実施例の特徴は、第1実施
例における復帰棒23が貫通する上ケース4及び内機ケ
ース7の孔部を予め形成しておき、これらの孔部に軟質
シール部材31,32を嵌合装着した点にある。そして
通常時においては、軟質シール部材31,32により孔
部が閉塞され、外部との気密性が確保されている。
【0019】また第1実施例の場合と同様に復帰棒23
により遮断弁11の復帰を行なう場合には、復帰棒23
をシール部材31,32内に挿入して弁体12を押せば
よい。このときも復帰棒23の外周はシール部材31,
32に密着しているので、外部との気密性が確保され
る。
【0020】この第2実施例によっても第1実施例と同
様な効果を得ることができる。
【0021】
【考案の効果】以上説明したように、この考案によれ
ば、遮断弁の弁体を弁座から離脱させる棒部材を、上ケ
ース及び内機ケースを貫通して設け、さらに貫通時には
貫通孔の気密性を確保するように構成したので、遮断弁
の電気的復帰手段が機能しなくなっても、気密性を確保
しつつ遮断弁を確実に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の第1実施例における復帰棒挿入状態
を示す縦断面図。
【図2】この考案の第1実施例の構成を示す縦断面図。
【図3】同じく復帰棒を示す側面図。
【図4】この考案の第2実施例の構成を示す縦断面図。
【図5】この考案に係る遮断弁が適用されるガスメータ
の一例を示す正面図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【図7】従来の遮断弁作動システムを説明するブロック
図。
【符号の説明】
1 ガスメータ 2 ガス流入口 3 ガス流出口 4 上ケース 7 内機ケース 9 ガス流路 10 弁座(ノズル) 11 遮断弁 12 弁体 17 計量室 23 棒部材(復帰棒) 24 弾性部材(ゴムライニング) 31 軟質シール部材 32 軟質シール部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流入口及びガス流出口を有する上ケ
    ースと、この上ケース内に収納され計量室と前記ガス流
    入口及びガス流出口とをそれぞれ連通するガス流路を有
    する内機ケースとを具備したガスメータに設けられ、前
    記ガス流入口側のガス流路に設けられた弁座を開閉する
    遮断弁において、前記上ケース及び内機ケースの前記遮
    断弁に対向する位置に、それぞれ薄肉部又は軟質シール
    部材を嵌合装着した孔部を形成すると共に、一端側に弾
    性部材を有する棒部材を着脱自在に備え、前記遮断弁の
    電気的復帰手段が機能しなくなった場合に、前記棒部材
    を前記薄肉部又は軟質シール部材に貫通させ、この棒部
    材の端部側により前記遮断弁を押圧して前記弁座から離
    脱させると共に、前記棒部材の一端側に設けた弾性部材
    で前記上ケースの貫通孔を気密にシールするように構成
    したことを特徴とする遮断弁の復帰機構。
JP263691U 1991-01-30 1991-01-30 遮断弁の復帰機構 Expired - Lifetime JPH086271Y2 (ja)

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JP263691U JPH086271Y2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 遮断弁の復帰機構

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JP263691U JPH086271Y2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 遮断弁の復帰機構

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Publication Number Publication Date
JPH0499034U JPH0499034U (ja) 1992-08-27
JPH086271Y2 true JPH086271Y2 (ja) 1996-02-21

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ID=31730927

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JP263691U Expired - Lifetime JPH086271Y2 (ja) 1991-01-30 1991-01-30 遮断弁の復帰機構

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JPH11108725A (ja) * 1997-09-30 1999-04-23 Kimmon Mfg Co Ltd マイコンガスメータ

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JPH0499034U (ja) 1992-08-27

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