JP2580598Y2 - ガスメータ - Google Patents

ガスメータ

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JP2580598Y2
JP2580598Y2 JP3167392U JP3167392U JP2580598Y2 JP 2580598 Y2 JP2580598 Y2 JP 2580598Y2 JP 3167392 U JP3167392 U JP 3167392U JP 3167392 U JP3167392 U JP 3167392U JP 2580598 Y2 JP2580598 Y2 JP 2580598Y2
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俊章 鍛治
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東洋ガスメーター株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ガスメータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のガスメータの一例として次のよう
にものがある。図6に示すように、ガス流入路からガス
計量室を経てガス流出路(いずれも図示省略)へと至る
ガス流路119の途中に、異常発生時にガス流路119
を遮断する遮断弁150が設けられている。この遮断弁
150に対して、一旦遮断状態となった遮断弁150を
元の開状態に復帰させる復帰装置160が設けられてい
る。復帰装置160は、一端の押え部168が軸方向へ
押圧されることにより弁板153を押圧して弁板153
を開位置に復帰させる復帰軸164と、その復帰軸16
4を退避位置の側へ付勢する戻しばね172とを有して
いる。そして、復帰軸164の押え部168の周囲を覆
う有蓋円筒状の保護キャップ180が、ガスメータのケ
ーシングの突出部162に着脱可能にねじ込まれてい
る。この保護キャップ180はケーシング内に対する雨
水等の浸入を防止して復帰装置160を保護するもので
あり、弁板153を開位置に復帰させる場合には、保護
キャップ180を取り外すことによって、押え部168
が押圧可能な状態となる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のガスメータでは、使用者が、故意に、保護キャ
ップ180を取外し、図中2点鎖線で示すように保護キ
ャップ180の蓋部と復帰軸164の押え部168との
間に異物S′を詰め込んだ状態で突出部162に保護キ
ャップ180をねじ込むと、復帰軸164が戻しばね1
72の付勢力に抗して前進する。そして前進した復帰軸
164によって弁板153の遮断位置方向への移動が妨
げられ、異常発生時にも遮断弁150が遮断状態となり
得ず、遮断弁としての機能が阻害されてしまう。
【0004】本考案の目的は、上記した従来の問題点に
鑑み、保護キャップ内に詰められる異物が原因となる遮
断弁の遮断不良を防止できるガスメータを提供すること
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案は、ガス流路内を流れるガス流量を測定する
ガスメータであって、前記ガス流路の途中に設けられ通
常はガスを流通させる開状態にあり異常発生時に同ガス
流路を遮断する遮断状態となる遮断弁と、一端の押え部
が軸方向へ押圧されることにより遮断状態の前記遮断弁
を開状態に復帰させる復帰軸と、前記復帰軸を退避位置
の側へ付勢する戻しばねと、前記復帰軸の押え部の周囲
を覆うとともに同復帰軸の軸線上において同押え部より
さらに退避側方向の位置に開口部を有する保護キャップ
と、前記保護キャップの開口部に対して所定の嵌着力に
おいて着脱可能に取り付けられる蓋体と、を有し、前記
保護キャップの開口部に対する前記蓋体の嵌着力は、前
記戻しばねの弾発力よりも小さく設定されている。
【0006】
【作用】上記したように構成される本考案においては、
保護キャップ内に異物が詰め込まれた場合、蓋体の嵌着
力が戻しばねの弾発力よりも小さいことから、戻しばね
の弾発力に基づいて復帰軸の押え部により異物が蓋体側
へ押圧され、蓋体が保護キャップの開口部から外れる。
【0007】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図3,図4に示すように、ガスメータ10に
は、上方から順にマイコン室部12,機構室部14,計
量室部16が形成されており、また、ガス流入路18と
ガス流出路20とに連通するガス流路19がガスメータ
10内に形成されている。
【0008】計量室部16には、ガス流路19の一部を
形成する2つの計量室22が設けられ(図3では左側の
一方のみを示す)、各計量室22はダイヤフラム24に
より2つの区画室22A,22Bに区切られている。そ
して、各計量室22上の各バルブ28が各バルブシート
29上を移動し、各区画室22A,22Bが各々交互に
ガス流入路18,ガス流出路20に連通する。この際、
両区画室22A,22Bのガスの差圧によりダイヤフラ
ム24が移動し、それに基づいて前述のように各バルブ
28が移動するのである。
【0009】そして、これらの各部材の移動に伴って、
回転部材32が回転軸34を中心に回転し、永久磁石4
4が回転し、リードスイッチ46がオンオフされる。そ
して、マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称
する)42によりガス流量が計算され、ガス流量がガス
流量表示部34で表示される。
【0010】図5に示すように、ガス流路19の途中に
は遮断弁50が設けられている。これは、単位時間内に
大量のガスが流れた場合、または長期間にわたって途切
れることなくガスが流れ続けた場合等の異常発生時に、
マイコン42の制御の下にガスの流れを遮断する安全装
置である。
【0011】遮断弁50は周知の構造のものであり、ケ
ーシング51に対して弁軸52が軸方向に移動可能に設
けられており、弁軸52の先端には弁板53が設けら
れ、この弁板53に対向して、中央に開口部54を有す
る弁座55がガス流路19内に設けられている。弁板5
3と固定板との間には圧縮ばね56が介装され、ケーシ
ング51の奥部には永久磁石57が設けられており、圧
縮ばね56の弾発力よりも大きなその永久磁石57の吸
引力により、通常は弁軸52が後退位置に保持されてい
る。
【0012】ケーシング51内には弁軸52の周囲にソ
レノイド(図示省略)が設けられており、このソレノイ
ドが励磁されると永久磁石57の磁力を打ち消す磁力が
生じ、圧縮ばね56の弾発力により弁軸52が前進し、
弁板53が弁座55に着座して遮断弁50は遮断状態と
なる。そして、その後にソレノイドへの通電が解除され
ても、弁軸52が永久磁石57から離れていて前述の後
退位置の場合より永久磁石57からの吸引力が小さいた
め、圧縮ばね56の弾発力の方が勝り、遮断状態が維持
される。
【0013】図1,図5に示すように、この遮断弁50
に対して復帰装置60が設けられている。ガスメータ1
0のケーシングの突出部62に対して復帰軸64が軸方
向に移動可能に設けられ、復帰軸64の先端の弁押圧部
66は弁板53に対向し、復帰軸64の後端には押え部
68が形成されている。復帰軸64はその軸上に組付け
られたストッパ70により抜止めされつつ戻しばね72
により図1中左方の後退方向に付勢され、通常は後退位
置に保持されている。そして、押え部68が押されるこ
とにより、復帰軸64が前進し、弁押圧部66が圧縮ば
ね56の弾発力に抗して遮断状態の弁板53を押圧し、
弁板53が元の後退位置に戻り、遮断弁50が開状態に
復帰するようになっている。
【0014】図1に示すように、突出部62に形成され
ためねじ部74には、復帰軸64の押え部68の周囲を
覆う保護キャップ80が、その外周に形成されたおねじ
部82において着脱可能にねじ込まれている。保護キャ
ップ80は突出部64からの雨水の浸入を防止して復帰
装置60を保護するものである。
【0015】保護キャップ80は円筒状の本体部84を
有し、復帰軸64の軸線上に開口部86が形成されてい
る。そして、開口部86の周囲には蓋体取付部88が形
成されている。蓋体取付部88は本体部84の肉厚より
薄い肉厚をしており、蓋体取付部88のうち開口部86
側の端部は円環状に突出している。
【0016】蓋体取付部88には、開口部86を覆うよ
うにして、ゴム等からなる蓋体92が着脱可能に取り付
けられている。蓋体92は円板状をしており、その周囲
には蓋体取付部88に嵌着される嵌着部94が形成され
ている。そして、蓋体取付部88に蓋体92がその嵌着
部94において嵌着されたときの嵌着力は、戻しばね7
2の弾発力よりも小さなものに設定されている。
【0017】本実施例は上述のように構成される。した
がって、図2に示すように、保護キャップ80内に異物
Sが詰め込まれた状態で、その保護キャップ80をケー
シングの突出部64にねじ込むと、蓋体92の嵌着力が
戻しばね72の弾発力よりも小さいことから、戻しばね
72の弾発力に基づいて復帰軸64の押え部68により
異物Sが蓋体92側へ押圧され、図中2点鎖線で示すよ
うに蓋体92が蓋体取付部88から外れる。そのため、
復帰軸64が常に押圧状態となることが防止される。し
たがって、使用者の故意により遮断弁50の機能が阻害
されることが、有効に防止されるのである。なお、ガス
流量を測定する機構は、上記実施例のものに限らず、例
えばフルイディック素子を用いたものであってもよい。
その他、当業者の知識に基づき種々の変更を加えた態様
で本考案を実施できることはもちろんである。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、保
護キャップ内に異物が詰め込まれた場合、戻しばねの弾
発力に基づいて復帰軸の押え部により異物が蓋体側へ押
圧され、蓋体が保護キャップの開口部から外れる。その
ため、復帰軸が常に押圧状態となることが防止され、使
用者の故意により遮断弁の機能が阻害されることが、有
効に防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部の断面図である。
【図2】その作用説明図である。
【図3】図1の実施例の全体を示す正面図(一部破断)
である。
【図4】図3の側面図(一部破断)である。
【図5】図3の横断面図である。
【図6】従来例の要部を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ガスメータ 19 ガス流路 50 遮断弁 64 復帰軸 68 押え部 72 戻しばね 80 保護キャップ 86 開口部 92 蓋体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス流路内を流れるガス流量を測定する
    ガスメータであって、 前記ガス流路の途中に設けられ通常はガスを流通させる
    開状態にあり異常発生時に同ガス流路を遮断する遮断状
    態となる遮断弁と、 一端の押え部が軸方向へ押圧されることにより遮断状態
    の前記遮断弁を開状態に復帰させる復帰軸と、 前記復帰軸を退避位置の側へ付勢する戻しばねと、 前記復帰軸の押え部の周囲を覆うとともに同復帰軸の軸
    線上において同押え部よりさらに退避側方向の位置に開
    口部を有する保護キャップと、 前記保護キャップの開口部に対して所定の嵌着力におい
    て着脱可能に取り付けられる蓋体と、 を有し、 前記保護キャップの開口部に対する前記蓋体の嵌着力
    は、前記戻しばねの弾発力よりも小さく設定されている
    ことを特徴とするガスメータ。
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