JPH086256Y2 - フラックスゲート形磁気方位検出装置 - Google Patents

フラックスゲート形磁気方位検出装置

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JPH086256Y2
JPH086256Y2 JP2685591U JP2685591U JPH086256Y2 JP H086256 Y2 JPH086256 Y2 JP H086256Y2 JP 2685591 U JP2685591 U JP 2685591U JP 2685591 U JP2685591 U JP 2685591U JP H086256 Y2 JPH086256 Y2 JP H086256Y2
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JP
Japan
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case
sensor
connector
circuit board
sensor support
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JP2685591U
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JPH04122316U (ja
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宏 永田
定雄 佐藤
隆雄 宮本
淳一 石原
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Furuno Electric Co Ltd
Original Assignee
Furuno Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、主として船舶用方位計
として用いられるフラックスゲート形の磁気方位検出装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記磁気方位検出装置は、一般に、中空
構造のケースの内部にセンサを前後左右に揺動自在につ
り下げ支持するセンサ支持台や回路基板を組み込んだ構
造となっている。そして、このような磁気方位検出装置
においては、従来からセンサ支持台はケース内にビス止
めによって取り付け固定されていた。
【0003】また、センサと回路基板上の回路とはハン
ダ付けされたリード線で接続されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構造による
と、センサ支持台をケース内に組み付けるために複数箇
所のビス止め工程が必要になるとともに、配線接続にも
手数を要し、生産性が低いものとなっていた。
【0005】本考案は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、ケース構造を有効に利用することで内
装部品の組み付けの簡素化を可能にし、もって生産性を
高めてコスト低減を図らんとしたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、下ケースおよび上ケースを接合して構成し
たケースの内部に、センサをつり下げ支持するセンサ支
持台を内装したフラックスゲート形磁気方位検出装置で
あって、前記下ケースには前記センサ支持台の周縁部が
載置係止される段部がケース内周に沿って設けられてお
り、前記上ケースにはケース内側下方に突出するととも
に前記センサ支持台上面に当接する長さを有する突出部
が設けられており、以上のものからフラックスゲート形
磁気方位検出装置を構成した。
【0007】あるいは、上記構成に加えて、前記上ケー
スにはケース内外を貫通して外部接続用のレセプタクル
がねじ止めされており、このレセプタクルのケース内端
には回路基板が接続固定されているとともに基板裏面に
は一方のコネクタが垂設されており、かつ前記センサ支
持台表面には前記一方のコネクタと相対して他方のコネ
クタが立設されており、この他方のコネクタは前記セン
サと接続されており、以上のものからもフラックスゲー
ト形磁気方位検出装置を構成した。
【0008】
【作用】本考案の基本特徴構成によると、センサを取り
付けたセンサ支持台を上下ケースに装填したうえでこれ
らケースを接合すると、センサ支持台は段部および突出
部によって上下から押圧挟持されてケース内で固定され
ることになる。
【0009】この際、請求項2の構成を付加しておく
と、上下ケースの接合と同時にセンサと、回路基板さら
に外部接続用のレセプタクルとの間の電気的接続もコネ
クタを介して行われることになる。
【0010】
【実施例】図1に本考案の一実施例の装置の全体外観
が、図2にその縦断面図が、また、図3にその横断面図
がそれぞれ示されている。
【0011】このフラックスゲート形磁気方位検出装置
は、密封中空構造の樹脂製ケース1の内部に、センサ
2、センサ支持台3、及び回路基板4を組み込むととも
に、ケース上面に出力および電源用のレセプタクル5
a,5b,5cを突設した構造となっている。
【0012】樹脂製のケース1は、箱形の下ケース6
と、これの上端に封止装着される上ケース7とからなっ
ている。下ケース6は、矩形ケース部6aと、その下部
に連なる半球状のドーム部6bと、矩形ケース部6aの
外周に垂設された据え付け用の袴部6cとからなってい
る。また、上ケース7の四辺には下ケース6の袴部6c
の上部に外嵌する周壁7aが備えられている。そして、
袴部6c外面に突設した連結つめ8が上ケース7の周壁
7aの内面に形成した凹部9に弾性係合して、上下ケー
ス6、7がスナッブフイット式に連結されるようになっ
ている。
【0013】センサ支持台3は下ケース6の内部に設け
られている。すなわち、センサ支持台3は下ケース6の
ケース部6aに嵌め入れられてケース部6aの底部11
で受け止められている(本実施例においてはこの底部1
1が請求項における段部に相当している)。センサ支持
台3の四辺には立壁3aが設けられている。一方、上ケ
ース7の天井面には前記した立壁3aと相対する位置に
縦壁7bが垂設されており、この縦壁7bは前記した立
壁3aに当接する長さを有している。(本実施例におい
てはこの縦壁7bが請求項における突出部に相当してい
る)。そして、上下ケース7,6が接合されることによ
って、センサ支持台3が縦壁7bの下端と底部11とに
よって押さえ込まれ、センサ支持台3がケース1の内部
に固定されている。
【0014】また、センサ支持台3は、その下面中央に
連結ブラケット19が突設されている。この連結ブラケ
ット19にセンサ2が取り付けられている。センサ2
は、下方に開放されたセンサケース13の内部にセンサ
コイル14を組み込んで、センサケース13下端開口を
カバープレート15で閉塞して構成しており、図6に示
すようにカバープレート15に設けた連結片15aがセ
ンサケース13外面のつめ16にスナップフイット式に
係合連結されるようになっている。そして、このセンサ
ケース13がその上端に備えた連結アーム17、及びユ
ニバーサルピン18を介して連結ブラケット19に前後
及び左右揺動自在につり下げ支持されている。
【0015】回路基板4は、その上面に外部接続用のレ
セプタクル5a,5b,5cが半田付け固定されてお
り、回路基板4の配線パターン(図示せず)と各レセプ
タクル5a,5b,5cとは接続されている。レセプタ
クル5a,5b,5cは上ケース7に形成した透孔23
を通って上ケース上面に突出されている。これら突出し
たレセプタクル5a,5b,5cにナット24が装着さ
れており、これによって各レセプタクル5a,5b,5
cおよび回路基板4は上ケース7の内部に固定されてい
る。レセプタクル5a,5b,5cと透孔23との間の
間げきはシールリング25で封止される。そして、回路
基板4は上ケース7と下ケース6とが接合されると、セ
ンサ支持台3の立壁3aに受け止められるようになって
いる。
【0016】センサ2と回路基板4との接続は以下のよ
うになっている。すなわち、センサケース13の上端面
中央にはセンサコイル14からのリード線(図示せず)
を上方に導出する開口20が形成されている。また、セ
ンサ支持台3の上面には雄形コネクタ21が装着されて
おり、このコネクタ21のコネクタピン21aがセンサ
支持台3の下方に突設されている。センサコイル14か
ら開口20を介して導出された各リード線はこのコネク
タピン21aに接続されている。
【0017】一方回路基板4の下面には、前記雄形コネ
クタ21と相対する位置に雌形コネクタ22が垂設され
ている。したがって、上下ケース7,6が接合される
と、両コネクタ21、22は自ずから接続され、センサ
コイル14と、回路基板4上の配線パターンひいては各
レセプタクル5a,5b,5cとが電気的に接続され
る。
【0018】ところで、本実施例のフラックスゲート磁
気方位検出装置においては、ケース1内を電磁シールド
するため、以下のような構造を有している。すなわち、
下ケース6の内面S1全体及び上ケース7の内面S2全
体には金属膜Aがそれぞれ形成されている。そして、下
ケース6と上ケース7との封止部にはリング状のパッキ
ン10が介装されているとともに、このパッキン10が
導電性ゴム材で構成されている。
【0019】したがって、下ケース6側の金属膜Aと上
ケース7側の金属膜Aとはパッキン10を介して導通接
続され、ケース1内空間が一連の金属膜Aで外囲される
ことになる。そのため、ケース1全体が電磁シールドさ
れることになり、外部の電磁波から完全にシールドされ
ることになる。
【0020】さらに、この種の装置においては、電源
部、すなわち、電源用レセプタクル5c周辺からも電磁
波が発生する。そのため、本実施例においては、以下の
ようにして電源部から発生する電磁波をシールドしてい
る。すなわち、上ケース7の天井面にはケース内側に突
出した環状リブ7cが設けられている。環状リブ7cは
電源用のレセプタクル5cを外囲する位置に設けられて
いるとともに、環状リブ7cの先端には導電性ゴムから
なるパッキン26が嵌め込まれている。そして、この環
状リブ7cの内面および環状リブ7cによって囲まれた
上ケース7の天井面は、前記した金属膜Aと同様、金属
膜Aによって全面が覆われている。
【0021】したがって、このような環状リブ7cを有
する上ケース7内に回路基板4を組み込むと、回路基板
4はパッキン26に圧接し電源用レセプタクル5cおよ
びその周辺の回路基板4表面は環状リブ7cによって密
封されて外部とは遮断されることになる。また、パッキ
ン26が当接する回路基板4表面には回路基板4のアー
スパターン(図示せず)が形成されており、これによっ
て環状リブ7c内の金属膜Aは回路基板4のアースパタ
ーンに接続される。
【0022】そのため、電源用レセプタクル5cおよび
その周辺の回路基板4表面はアースパターンと接続され
た金属膜Aによって二重に封止されることになり、電源
部レセプタクル5c周辺から発生する電磁波はシールド
されて環状リブ7c外部に漏洩することはない。
【0023】なお、回路基板4にはアースパターンに導
通したアース端子ネジ27が回路基板4上に立設されて
おり、このアース端子ネジ27によって外部にアースに
落とすようになっている。
【0024】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、センサ支持台および回路基板のケース内への
組み付け固定にビス止めや接着等の操作は全く不要にな
った。そのため、生産性が向上してコスト低減を図るこ
とができるようになった。
【0025】特に、コネクタを利用して上下ケース結合
と同時にセンサと回路基板ひいては外部接続用レセプタ
クルとの電気的接続をも行えるように構成した場合には
一層生産性が高いものになると共に、組み付け時の配線
損傷や断線の発生するおそれがなくなり、品質維持性能
が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の全体外観図である。
【図2】実施例の縦断面図である。
【図3】実施例の横断面図である。
【図4】実施例の下ケースとセンサ支持台とを分解して
示す斜視図である。
【図5】実施例の全体構想を分解して示す断面図であ
る。
【図6】実施例のセンサの斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース 2 センサ 3 センサ支持台 4 回路基板 5a,5b,5c レセプタクル 6 下ケース 7 上ケース 7b 底部(段部) 11 縦壁(突出部) 21 センサ支持台側のコネクタ 22 回路基板側のコネクタ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下ケース(6)および上ケース(7)を
    接合して構成したケース(1)の内部に、センサ(2)
    をつり下げ支持するセンサ支持台(3)を内装したフラ
    ックスゲート形磁気方位検出装置であって、前記下 ケース()には前記センサ支持台(3)の周縁
    部が載置係止される段部(11)がケース内周に沿って
    設けられており、前記上 ケース(7)にはケース内側下方に突出するとと
    もに前記センサ支持台(3)上面に当接する長さを有す
    る突出部(7b)が設けられていることを特徴とするフ
    ラックスゲート形磁気方位検出装置。
  2. 【請求項2】 前記上ケース(7)にはケース内外を貫
    通して外部接続用のレセプタクル(5a,5b,5c)
    がねじ止めされており、このレセプタクル(5a,5
    b,5c)のケース内端には回路基板(4)が接続固定
    されているとともに基板裏面には一方のコネクタ(2
    2)が垂設されており、かつ前記センサ支持台(3)表
    面には前記一方のコネクタ(22)と相対して他方のコ
    ネクタ(21)が立設されており、この他方のコネクタ
    (21)は前記センサ(2)と接続されていることを特
    徴とする請求項1記載のフラックスゲート形磁気方位検
    出装置。
JP2685591U 1991-04-19 1991-04-19 フラックスゲート形磁気方位検出装置 Expired - Lifetime JPH086256Y2 (ja)

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JPH04122316U JPH04122316U (ja) 1992-11-02
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