JPH0861357A - ピロボールブッシュ - Google Patents
ピロボールブッシュInfo
- Publication number
- JPH0861357A JPH0861357A JP6199622A JP19962294A JPH0861357A JP H0861357 A JPH0861357 A JP H0861357A JP 6199622 A JP6199622 A JP 6199622A JP 19962294 A JP19962294 A JP 19962294A JP H0861357 A JPH0861357 A JP H0861357A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillow ball
- stud
- outer race
- ball bush
- socket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0614—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part of the joint being open on two sides
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 軸力の作用時にも摺動抵抗が変化せず、緩衝
機能の低下を防止するピロボールブッシュを提供するこ
と。 【構成】 外面に周方向に沿う球面状凸部１２を形成す
るとともに両端にフランジ１３及びこのフランジ１３に
隣接した溝１４を形成してなる筒状のスタッド１１に、
球面状凸部１２を挟んで互いに対向した一対のアウター
レース１５を介して断面円形のソケット１６を外嵌し、
スタッド１１の球面状凸部１２とフランジ１３との間の
外面及びソケット１６の突起１６ａと開口端との間の内
面を覆うダストカバー１７を取り付けた構成である。
機能の低下を防止するピロボールブッシュを提供するこ
と。 【構成】 外面に周方向に沿う球面状凸部１２を形成す
るとともに両端にフランジ１３及びこのフランジ１３に
隣接した溝１４を形成してなる筒状のスタッド１１に、
球面状凸部１２を挟んで互いに対向した一対のアウター
レース１５を介して断面円形のソケット１６を外嵌し、
スタッド１１の球面状凸部１２とフランジ１３との間の
外面及びソケット１６の突起１６ａと開口端との間の内
面を覆うダストカバー１７を取り付けた構成である。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用サスペン
ションリンクに用いて好適なピロボールブッシュに関す
る。
ションリンクに用いて好適なピロボールブッシュに関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のピロボールブッシュとし
ては、例えば図３（ａ）に側断面，同図（ｂ）に同図
（ａ）のＡ−Ａ線断面を示すようなものがある。このピ
ロボールブッシュ１は、両端にフランジ２を備えた筒状
体をなすスタッド３に、その長手方向中央部において周
方向に沿った球面状凸部４が形成され、この球面状凸部
４に環状の合成樹脂よりなるアウターレース５が外嵌さ
れ、さらにこのアウターレース５の外周にソケット６が
嵌合されてなっている。そして、前記スタッド３におけ
る両フランジ２と球面状凸部４との間には、それぞれゴ
ム等により釣鐘状又は蛇腹状に形成されたダストカバー
７が取り付けられていて、このダストカバー７は、スタ
ッド３のフランジ２とソケット６の開口端内側とに係合
することにより支持されている（例えば実開平３─２９
３３号公報参照）。
ては、例えば図３（ａ）に側断面，同図（ｂ）に同図
（ａ）のＡ−Ａ線断面を示すようなものがある。このピ
ロボールブッシュ１は、両端にフランジ２を備えた筒状
体をなすスタッド３に、その長手方向中央部において周
方向に沿った球面状凸部４が形成され、この球面状凸部
４に環状の合成樹脂よりなるアウターレース５が外嵌さ
れ、さらにこのアウターレース５の外周にソケット６が
嵌合されてなっている。そして、前記スタッド３におけ
る両フランジ２と球面状凸部４との間には、それぞれゴ
ム等により釣鐘状又は蛇腹状に形成されたダストカバー
７が取り付けられていて、このダストカバー７は、スタ
ッド３のフランジ２とソケット６の開口端内側とに係合
することにより支持されている（例えば実開平３─２９
３３号公報参照）。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のピロボールブッシュ１は、アウターレース５が
環状に形成されているため、このアウターレース５がス
タッド３の球面状凸部４を周方向全体にわたって覆った
構成となっている。これにより、ピロボールブッシュ１
を実際に部材の連結部位に使用した際、この部材からピ
ロボールブッシュ１に対して軸力が作用した場合、アウ
ターレース５とスタッド３の球面状凸部４との間の面圧
が増加することにより、摺動抵抗が大幅に増加してしま
うといった欠点を有している。そして、特にこのような
ピロボールブッシュ１を車両のサスペンションリンクに
適用した場合は、前記摺動抵抗の増加に伴って当該ピロ
ボールブッシュ１から摺動抵抗分の車体への入力が増加
し、振動が車体に伝達され易くなるため、乗り心地に悪
影響を与えるといった不都合が生じてしまう。
た従来のピロボールブッシュ１は、アウターレース５が
環状に形成されているため、このアウターレース５がス
タッド３の球面状凸部４を周方向全体にわたって覆った
構成となっている。これにより、ピロボールブッシュ１
を実際に部材の連結部位に使用した際、この部材からピ
ロボールブッシュ１に対して軸力が作用した場合、アウ
ターレース５とスタッド３の球面状凸部４との間の面圧
が増加することにより、摺動抵抗が大幅に増加してしま
うといった欠点を有している。そして、特にこのような
ピロボールブッシュ１を車両のサスペンションリンクに
適用した場合は、前記摺動抵抗の増加に伴って当該ピロ
ボールブッシュ１から摺動抵抗分の車体への入力が増加
し、振動が車体に伝達され易くなるため、乗り心地に悪
影響を与えるといった不都合が生じてしまう。
【０００４】本発明は、上記の欠点を克服し得るもので
あって、その目的は、軸力の作用時にも摺動抵抗が変化
しないピロボールブッシュを提供することにある。
あって、その目的は、軸力の作用時にも摺動抵抗が変化
しないピロボールブッシュを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のピロボールブッ
シュのうち、請求項１に記載の発明は、外周面に周方向
に沿う球面状凸部を形成した筒状のスタッドと、このス
タッドの外側を囲むソケットと、前記スタッドの球面状
凸部と前記ソケットの内面との間に介装したアウターレ
ースと、を備えたピロボールブッシュにおいて、前記ア
ウターレースを、互いに対向して前記球面状凸部を挟む
少なくとも一対の部材から構成したことを特徴としてい
る。
シュのうち、請求項１に記載の発明は、外周面に周方向
に沿う球面状凸部を形成した筒状のスタッドと、このス
タッドの外側を囲むソケットと、前記スタッドの球面状
凸部と前記ソケットの内面との間に介装したアウターレ
ースと、を備えたピロボールブッシュにおいて、前記ア
ウターレースを、互いに対向して前記球面状凸部を挟む
少なくとも一対の部材から構成したことを特徴としてい
る。
【０００６】請求項２に記載の発明は、請求項１に記載
の発明において、前記ソケットと前記アウターレースと
の間に、複数の球体を配設したことを特徴としている。
の発明において、前記ソケットと前記アウターレースと
の間に、複数の球体を配設したことを特徴としている。
【０００７】
【作用】本発明のピロボールブッシュのうち、請求項１
に記載の発明によれば、アウターレースは互いに対向し
て前記球面状凸部を挟む一対の部材から構成されてお
り、したがって、これらアウターレースが対向する方向
と直交する方向においては、スタッドとソケットとの間
に空隙が設けられた状態となっている。そこで、ピロボ
ールブッシュを用いて連結対象となる一方及び他方の部
材を連結する際、この部材からピロボールブッシュに向
けて作用する力の方向が、一対のアウターレースが対向
する方向と直交するような位置関係で当該部材を取り付
ける。これにより、部材からピロボールブッシュに向け
て作用する力は、アウターレースに対しては直接作用す
ることがないため、この力の作用によってスタッドの球
面状凸部とアウターレースとの間の面圧が増加せず、し
たがってこれらの摺動抵抗の増加が防止され、良好な摺
動状態が実現される。より具体的には、このピロボール
ブッシュを車両のサスペンションリンクに適用したとす
れば、各アウターレースが対向する方向と直交する方向
に車輪軸が位置するように取り付けるとよい。
に記載の発明によれば、アウターレースは互いに対向し
て前記球面状凸部を挟む一対の部材から構成されてお
り、したがって、これらアウターレースが対向する方向
と直交する方向においては、スタッドとソケットとの間
に空隙が設けられた状態となっている。そこで、ピロボ
ールブッシュを用いて連結対象となる一方及び他方の部
材を連結する際、この部材からピロボールブッシュに向
けて作用する力の方向が、一対のアウターレースが対向
する方向と直交するような位置関係で当該部材を取り付
ける。これにより、部材からピロボールブッシュに向け
て作用する力は、アウターレースに対しては直接作用す
ることがないため、この力の作用によってスタッドの球
面状凸部とアウターレースとの間の面圧が増加せず、し
たがってこれらの摺動抵抗の増加が防止され、良好な摺
動状態が実現される。より具体的には、このピロボール
ブッシュを車両のサスペンションリンクに適用したとす
れば、各アウターレースが対向する方向と直交する方向
に車輪軸が位置するように取り付けるとよい。
【０００８】請求項２に記載の発明によれば、ソケット
とアウターレースとの間に、複数の球体を配設したこと
により、スタッドの球面状凸部とアウターレースとの間
の抵抗が一層低下され、これらの良好な摺動状態が促進
される。
とアウターレースとの間に、複数の球体を配設したこと
により、スタッドの球面状凸部とアウターレースとの間
の抵抗が一層低下され、これらの良好な摺動状態が促進
される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図１（ａ），（ｂ）は、本発明に係るピロ
ボールブッシュ１０の第一実施例を示す図であり、この
ピロボールブッシュ１０は、以下の通りに構成されてい
る。すなわち、筒状体をなすスタッド１１には、その長
手方向中央部において周方向に連続した球面状凸部１２
が形成されるとともに、両端にはフランジ１３が形成さ
れ、さらにこのフランジ１３に隣接して周方向に連続し
た溝１４が形成されている。
に説明する。図１（ａ），（ｂ）は、本発明に係るピロ
ボールブッシュ１０の第一実施例を示す図であり、この
ピロボールブッシュ１０は、以下の通りに構成されてい
る。すなわち、筒状体をなすスタッド１１には、その長
手方向中央部において周方向に連続した球面状凸部１２
が形成されるとともに、両端にはフランジ１３が形成さ
れ、さらにこのフランジ１３に隣接して周方向に連続し
た溝１４が形成されている。
【００１０】このスタッド１１には、例えば合成樹脂等
の弾性材よりなるアウターレース１５を介して、断面円
形のソケット１６が外嵌している。アウターレース１５
は、前記球面状凸部１２に当接可能な球面状内周面１５
ａを備えており、当該球面状凸部１２を挟んで互いに対
向するように対をなして配設されている。また、ソケッ
ト１６は、その中空部内に前記スタッド１１が配設され
た際、球面状凸部１２との間でアウターレース１５を保
持する突起１６ａが形成されている。したがって、球面
状凸部１２のアウターレース１５が当接していない面と
ソケット１６との間は、空隙１８が設けられた状態とな
っている。
の弾性材よりなるアウターレース１５を介して、断面円
形のソケット１６が外嵌している。アウターレース１５
は、前記球面状凸部１２に当接可能な球面状内周面１５
ａを備えており、当該球面状凸部１２を挟んで互いに対
向するように対をなして配設されている。また、ソケッ
ト１６は、その中空部内に前記スタッド１１が配設され
た際、球面状凸部１２との間でアウターレース１５を保
持する突起１６ａが形成されている。したがって、球面
状凸部１２のアウターレース１５が当接していない面と
ソケット１６との間は、空隙１８が設けられた状態とな
っている。
【００１１】さらに、符号１７で示すものは、それぞれ
ゴム等の弾性材により釣鐘状又は蛇腹状に形成されたダ
ストカバーである。このダストカバー１７は、スタッド
１１の球面状凸部１２とフランジ１３との間の外面を覆
うとともに、ソケット１６の突起１６ａと開口端との間
の内面を覆い、一方の開口端がスタッド１１の溝１４に
係合し且つ他方の開口端がソケット１６の開口端内面に
係合することにより取り付けられている。
ゴム等の弾性材により釣鐘状又は蛇腹状に形成されたダ
ストカバーである。このダストカバー１７は、スタッド
１１の球面状凸部１２とフランジ１３との間の外面を覆
うとともに、ソケット１６の突起１６ａと開口端との間
の内面を覆い、一方の開口端がスタッド１１の溝１４に
係合し且つ他方の開口端がソケット１６の開口端内面に
係合することにより取り付けられている。
【００１２】次に、上記の構成からなるピロボールブッ
シュ１０の作用について説明する。この例では、ピロボ
ールブッシュ１０を車両のサスペンションリンクに適用
したとして説明を進める。ピロボールブッシュ１０のソ
ケット１６には、図１（ｂ）において左右のいずれかの
外面，つまりソケット１６において内側にアウターレー
ス１５が位置していない部分の外面に、溶接等公知の手
段で一方の部材としての車輪軸が固定され、スタッド１
１の中空部に挿入可能なキングシャフトにより、他方の
部材としてのジョイントヨークが揺動可能な状態で組み
付けられる。
シュ１０の作用について説明する。この例では、ピロボ
ールブッシュ１０を車両のサスペンションリンクに適用
したとして説明を進める。ピロボールブッシュ１０のソ
ケット１６には、図１（ｂ）において左右のいずれかの
外面，つまりソケット１６において内側にアウターレー
ス１５が位置していない部分の外面に、溶接等公知の手
段で一方の部材としての車輪軸が固定され、スタッド１
１の中空部に挿入可能なキングシャフトにより、他方の
部材としてのジョイントヨークが揺動可能な状態で組み
付けられる。
【００１３】そして、実際の車両においては、車輪が操
舵されるときに前記車輪軸からピロボールブッシュ１０
に対して軸力が作用するが、この軸力は、図１（ｂ）に
示した矢印方向のいずれか（車輪軸を固定した側）から
作用することになる。この軸力は、アウターレース１５
に対しては直接作用することはなく、それゆえスタッド
１１の球面状凸部１２とアウターレース１５との間で面
圧が増加することはない。したがって、球面状凸部１２
とアウターレース１５との間で摺動抵抗が増加すること
もなく、振動が伝達された場合にこのピロボールブッシ
ュ１０において良好に緩衝され、その機能が低下するこ
とはない。このため、振動の影響による乗り心地の悪化
が防止されることになる。
舵されるときに前記車輪軸からピロボールブッシュ１０
に対して軸力が作用するが、この軸力は、図１（ｂ）に
示した矢印方向のいずれか（車輪軸を固定した側）から
作用することになる。この軸力は、アウターレース１５
に対しては直接作用することはなく、それゆえスタッド
１１の球面状凸部１２とアウターレース１５との間で面
圧が増加することはない。したがって、球面状凸部１２
とアウターレース１５との間で摺動抵抗が増加すること
もなく、振動が伝達された場合にこのピロボールブッシ
ュ１０において良好に緩衝され、その機能が低下するこ
とはない。このため、振動の影響による乗り心地の悪化
が防止されることになる。
【００１４】また、図２（ａ），（ｂ）は、本発明の第
二実施例を示す。この図に示すピロボールブッシュ２０
においては、スタッド１１と各アウターレース１５との
間に、それぞれ４つずつ計８つの球体２１が配設されて
おり、これら球体２１は、互いに離れてアウターレース
１５の四隅近くに位置している。そして、ソケット１６
には、アウターレース１５と接合する内面に窪み１６ｂ
が形成されていて、この窪み１６ｂにアウターレース１
５が係合するようになっている。なお、上述したピロボ
ールブッシュ１０と同一構成部分は、単に同一符号を付
すことによってその説明は省略する。
二実施例を示す。この図に示すピロボールブッシュ２０
においては、スタッド１１と各アウターレース１５との
間に、それぞれ４つずつ計８つの球体２１が配設されて
おり、これら球体２１は、互いに離れてアウターレース
１５の四隅近くに位置している。そして、ソケット１６
には、アウターレース１５と接合する内面に窪み１６ｂ
が形成されていて、この窪み１６ｂにアウターレース１
５が係合するようになっている。なお、上述したピロボ
ールブッシュ１０と同一構成部分は、単に同一符号を付
すことによってその説明は省略する。
【００１５】このようなピロボールブッシュ２０を上記
と同様に車両のサスペンションリンクに適用した場合に
も、軸力がアウターレース１５に対しては直接作用する
ことがなく、それゆえスタッド１１の球面状凸部１２と
アウターレース１５との間で面圧が増加することはな
い。その上、球体２１によって球面状凸部１２とアウタ
ーレース１５との間の摺動抵抗が低下されているから、
この球面状凸部１２とアウターレース１５との間では一
層良好な摺動が可能となっており、したがってピロボー
ルブッシュ２０から摺動抵抗分の車体への入力が増加せ
ず、振動の影響による乗り心地の悪化が防止される。
と同様に車両のサスペンションリンクに適用した場合に
も、軸力がアウターレース１５に対しては直接作用する
ことがなく、それゆえスタッド１１の球面状凸部１２と
アウターレース１５との間で面圧が増加することはな
い。その上、球体２１によって球面状凸部１２とアウタ
ーレース１５との間の摺動抵抗が低下されているから、
この球面状凸部１２とアウターレース１５との間では一
層良好な摺動が可能となっており、したがってピロボー
ルブッシュ２０から摺動抵抗分の車体への入力が増加せ
ず、振動の影響による乗り心地の悪化が防止される。
【００１６】なお、本実施例においては、ピロボールブ
ッシュ１０，２０を車両のサスペンションリンクに適用
したとして説明したが、これ以外の車両の連結部位ある
いは車両以外における部材の連結部位に適用することも
勿論可能である。
ッシュ１０，２０を車両のサスペンションリンクに適用
したとして説明したが、これ以外の車両の連結部位ある
いは車両以外における部材の連結部位に適用することも
勿論可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のピロボールブッシュによれば、以下の効果を得ること
ができる。請求項１に記載の発明によれば、アウターレ
ースを互いに対向して前記球面状凸部を挟む少なくとも
一対の部材から構成したことで、連結対象となる部材か
らピロボールブッシュに向けて作用する力の方向に対
し、一対のアウターレースが直交する方向に位置するよ
うに当該部材を取り付けると、部材からピロボールブッ
シュに向けて作用する力は、アウターレースに対しては
直接作用することがない。このため、この力の作用によ
ってスタッドの球面状凸部とアウターレースとの間の面
圧が増加せず、したがってこれらの摺動抵抗の増加が防
止され、良好な摺動状態を実現することができる。
のピロボールブッシュによれば、以下の効果を得ること
ができる。請求項１に記載の発明によれば、アウターレ
ースを互いに対向して前記球面状凸部を挟む少なくとも
一対の部材から構成したことで、連結対象となる部材か
らピロボールブッシュに向けて作用する力の方向に対
し、一対のアウターレースが直交する方向に位置するよ
うに当該部材を取り付けると、部材からピロボールブッ
シュに向けて作用する力は、アウターレースに対しては
直接作用することがない。このため、この力の作用によ
ってスタッドの球面状凸部とアウターレースとの間の面
圧が増加せず、したがってこれらの摺動抵抗の増加が防
止され、良好な摺動状態を実現することができる。
【００１８】請求項２に記載の発明によれば、ソケット
とアウターレースとの間に、複数の球体を配設したこと
により、スタッドの球面状凸部とアウターレースとの間
で一層良好な摺動を実現することができる。
とアウターレースとの間に、複数の球体を配設したこと
により、スタッドの球面状凸部とアウターレースとの間
で一層良好な摺動を実現することができる。
【図１】本発明のピロボールブッシュの実施例を示す図
であり、同図（ａ）は側断面，同図（ｂ）は同図（ａ）
におけるＢ−Ｂ断面である。
であり、同図（ａ）は側断面，同図（ｂ）は同図（ａ）
におけるＢ−Ｂ断面である。
【図２】同他の実施例を示す図であり、同図（ａ）は側
断面，同図（ｂ）は同図（ａ）におけるＣ−Ｃ断面であ
る。
断面，同図（ｂ）は同図（ａ）におけるＣ−Ｃ断面であ
る。
【図３】従来のピロボールブッシュの一例を示す図であ
り、同図（ａ）は側断面，同図（ｂ）は同図（ａ）にお
けるＡ−Ａ断面である。
り、同図（ａ）は側断面，同図（ｂ）は同図（ａ）にお
けるＡ−Ａ断面である。
１０，２０ ピロボールブッシュ １１ スタッド １２ 球面状凸部 １５ アウターレース １６ ソケット ２１ 球体
Claims (2)
- 【請求項１】 外周面に周方向に沿う球面状凸部を形成
した筒状のスタッドと、このスタッドの外側を囲むソケ
ットと、前記スタッドの球面状凸部と前記ソケットの内
面との間に介装したアウターレースと、を備えたピロボ
ールブッシュにおいて、前記アウターレースを、互いに
対向して前記球面状凸部を挟む少なくとも一対の部材か
ら構成したことを特徴とするピロボールブッシュ。 - 【請求項２】 前記ソケットと前記アウターレースとの
間に、複数の球体を配設したことを特徴とする請求項１
に記載のピロボールブッシュ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6199622A JPH0861357A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ピロボールブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6199622A JPH0861357A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ピロボールブッシュ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861357A true JPH0861357A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16410917
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6199622A Pending JPH0861357A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | ピロボールブッシュ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861357A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012211444A1 (de) * | 2012-07-02 | 2014-01-02 | Mahle International Gmbh | Stelleinrichtung, Kugelgelenk und Herstellungsverfahren |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP6199622A patent/JPH0861357A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102012211444A1 (de) * | 2012-07-02 | 2014-01-02 | Mahle International Gmbh | Stelleinrichtung, Kugelgelenk und Herstellungsverfahren |
| EP2867489A1 (de) * | 2012-07-02 | 2015-05-06 | Mahle International GmbH | Stelleinrichtung, kugelgelenk und herstellungsverfahren |
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