JPH08121491A - 自在継手 - Google Patents
自在継手Info
- Publication number
- JPH08121491A JPH08121491A JP28441494A JP28441494A JPH08121491A JP H08121491 A JPH08121491 A JP H08121491A JP 28441494 A JP28441494 A JP 28441494A JP 28441494 A JP28441494 A JP 28441494A JP H08121491 A JPH08121491 A JP H08121491A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yoke portion
- universal joint
- side yoke
- ball
- yoke part
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
- F16D3/16—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
- F16D3/22—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D3/224—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts the groove centre-lines in each coupling part lying on a sphere
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D3/00—Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
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- F16D3/20—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
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- F16D3/223—Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
- F16D2003/2232—Elements arranged in the hollow space between the end of the inner shaft and the outer joint member
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 揺動トルクが小さくしかもボールのがたつき
のない自在継手を提供すること。 【構成】 外周面が軸方向に円弧面とされた内側ヨーク
部Ｂと、該内側ヨーク部Ｂに外嵌された椀状の外側ヨー
ク部Ａと、上記内外側ヨーク部Ａ，Ｂ間に配置されかつ
内周面が上記内側ヨーク部Ｂの外周円弧面に沿う曲面に
て形成された保持器４と、上記内外側ヨーク部Ａ，Ｂに
形成された曲線軌道溝間に介在され上記保持器４によっ
て保持されたボール３とよりなる自在継手において、上
記保持器４とボール３とが遊びを有するはめ合いとさ
れ、上記内側ヨーク部Ｂの端面と上記外側ヨーク部Ａの
内底面との間に、内側ヨーク部Ｂを外側ヨーク部Ａから
離間する方向に付勢する弾性体１０が配置されてなるこ
とを特徴とする自在継手。
のない自在継手を提供すること。 【構成】 外周面が軸方向に円弧面とされた内側ヨーク
部Ｂと、該内側ヨーク部Ｂに外嵌された椀状の外側ヨー
ク部Ａと、上記内外側ヨーク部Ａ，Ｂ間に配置されかつ
内周面が上記内側ヨーク部Ｂの外周円弧面に沿う曲面に
て形成された保持器４と、上記内外側ヨーク部Ａ，Ｂに
形成された曲線軌道溝間に介在され上記保持器４によっ
て保持されたボール３とよりなる自在継手において、上
記保持器４とボール３とが遊びを有するはめ合いとさ
れ、上記内側ヨーク部Ｂの端面と上記外側ヨーク部Ａの
内底面との間に、内側ヨーク部Ｂを外側ヨーク部Ａから
離間する方向に付勢する弾性体１０が配置されてなるこ
とを特徴とする自在継手。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば自動車用ハン
ドルジョイントとして使用される自在継手に関する。
ドルジョイントとして使用される自在継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、特開昭５３−６５５４７号公報に
記載の自在継手が知られている。この自在継手は、外周
面が軸方向に円弧面とされかつ該外周面に複数の軸方向
に伸びる曲線軌道溝が形成された内側ヨーク部と、該内
側ヨーク部に外嵌された椀状の外側ヨーク部であって、
内周面が軸方向に伸びる円弧面とされるとともに内側ヨ
ーク部の曲線軌道溝と対をなす複数の軸方向に伸びる曲
線軌道溝が外周面に形成された上記外側ヨーク部と、上
記内外側ヨーク部間に配置されかつ内外周面が上記内外
側ヨーク部の円弧面に沿う曲面にて形成された保持器
と、上記内外側ヨーク部の曲線軌道溝間に介在され上記
保持器によって保持されたボールとよりなる構成を有し
ている。
記載の自在継手が知られている。この自在継手は、外周
面が軸方向に円弧面とされかつ該外周面に複数の軸方向
に伸びる曲線軌道溝が形成された内側ヨーク部と、該内
側ヨーク部に外嵌された椀状の外側ヨーク部であって、
内周面が軸方向に伸びる円弧面とされるとともに内側ヨ
ーク部の曲線軌道溝と対をなす複数の軸方向に伸びる曲
線軌道溝が外周面に形成された上記外側ヨーク部と、上
記内外側ヨーク部間に配置されかつ内外周面が上記内外
側ヨーク部の円弧面に沿う曲面にて形成された保持器
と、上記内外側ヨーク部の曲線軌道溝間に介在され上記
保持器によって保持されたボールとよりなる構成を有し
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
在継手においては、内側ヨーク部の軌道溝とボール間、
及び外側ヨーク部とボール間にそれぞれ嵌合隙間が存在
するため、ボールのがたつきを防止するため、ボールと
保持器とのはめ合いは僅かなしろしめをもってタイトに
組み立てられている。しかし、このような自在継手を例
えば自動車のハンドルジョイントとして適用した場合、
上記ボールと保持器のタイトなしめしろにより揺動トル
クが大きく、ハンドルの操作性がどうしても低下する。
また揺動トルクを軽くするため、保持器とボールとのし
めしろをなくすことが考えられるが、こうすると逆にボ
ールと保持器間の隙間と、ボールと軌道溝間の隙間の影
響でボールががたつき、操舵性が悪くなるとともに異音
の原因となるという問題が生じる。この発明の目的は、
上記従来構造の問題点を解決し、例えば自動車用のハン
ドルジョイントとして用いた場合にハンドルの操舵応答
性のよい自在継手を提供することにある。
在継手においては、内側ヨーク部の軌道溝とボール間、
及び外側ヨーク部とボール間にそれぞれ嵌合隙間が存在
するため、ボールのがたつきを防止するため、ボールと
保持器とのはめ合いは僅かなしろしめをもってタイトに
組み立てられている。しかし、このような自在継手を例
えば自動車のハンドルジョイントとして適用した場合、
上記ボールと保持器のタイトなしめしろにより揺動トル
クが大きく、ハンドルの操作性がどうしても低下する。
また揺動トルクを軽くするため、保持器とボールとのし
めしろをなくすことが考えられるが、こうすると逆にボ
ールと保持器間の隙間と、ボールと軌道溝間の隙間の影
響でボールががたつき、操舵性が悪くなるとともに異音
の原因となるという問題が生じる。この発明の目的は、
上記従来構造の問題点を解決し、例えば自動車用のハン
ドルジョイントとして用いた場合にハンドルの操舵応答
性のよい自在継手を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、外周面が軸方向に円弧面とされた内側ヨ
ーク部と、該内側ヨーク部に外嵌された椀状の外側ヨー
ク部と、上記内外側ヨーク部間に配置されかつ内周面が
上記内側ヨーク部の外周円弧面に沿う曲面にて形成され
た保持器と、上記内外側ヨーク部に形成された曲線軌道
溝間に介在され上記保持器によって保持されたボールと
よりなる自在継手において、上記保持器とボールとが遊
びを有するはめ合いとされ、上記内側ヨーク部の端面と
上記外側ヨーク部の内底面との間に、内側ヨーク部を外
側ヨーク部から離間する方向に付勢する弾性体が配置さ
れてなることを特徴とする。
め、本発明は、外周面が軸方向に円弧面とされた内側ヨ
ーク部と、該内側ヨーク部に外嵌された椀状の外側ヨー
ク部と、上記内外側ヨーク部間に配置されかつ内周面が
上記内側ヨーク部の外周円弧面に沿う曲面にて形成され
た保持器と、上記内外側ヨーク部に形成された曲線軌道
溝間に介在され上記保持器によって保持されたボールと
よりなる自在継手において、上記保持器とボールとが遊
びを有するはめ合いとされ、上記内側ヨーク部の端面と
上記外側ヨーク部の内底面との間に、内側ヨーク部を外
側ヨーク部から離間する方向に付勢する弾性体が配置さ
れてなることを特徴とする。
【０００５】また、上記弾性体がコイルスプリングから
形成されており、該コイルスプリングの一端部が、内側
ヨーク部の端面に形成された突部にて保持され、上記コ
イルスプリングの他端部が、外側ヨーク部の内底面に配
置した押しつけ部材の突部にて保持されている。
形成されており、該コイルスプリングの一端部が、内側
ヨーク部の端面に形成された突部にて保持され、上記コ
イルスプリングの他端部が、外側ヨーク部の内底面に配
置した押しつけ部材の突部にて保持されている。
【０００６】さらには、上記押しつけ部材が、外側ヨー
ク部の内底面に接触する球面部を有している。
ク部の内底面に接触する球面部を有している。
【０００７】
【作用】上記構成によれば、内側ヨーク部が外側ヨーク
部から離間する方向に弾性体にて付勢されているため、
ボールは内外側ヨーク部の両軌道溝間に隙間なく保持さ
れ、さらに保持器が内側ヨーク部に引っ張られる形とな
って保持器ポケットの外側ヨーク部内部側の側面がボー
ルと接触し、結果的にボールが３点支持状態とされてボ
ールのがたつきが抑えられる。しかもボールと保持器と
がもともとあそびをもって組み合わされているため、揺
動トルクが小さくなる。
部から離間する方向に弾性体にて付勢されているため、
ボールは内外側ヨーク部の両軌道溝間に隙間なく保持さ
れ、さらに保持器が内側ヨーク部に引っ張られる形とな
って保持器ポケットの外側ヨーク部内部側の側面がボー
ルと接触し、結果的にボールが３点支持状態とされてボ
ールのがたつきが抑えられる。しかもボールと保持器と
がもともとあそびをもって組み合わされているため、揺
動トルクが小さくなる。
【０００８】
【実施例】以下、この発明の具体的実施例について図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【０００９】図１のこの発明にかかる自在継手の一実施
例を示す。この実施例は、軸６と内側ピース２からなる
内側ヨーク部Ｂと、該内側ヨーク部Ｂの内側ピース２に
外嵌された外側ピース１と軸７とからなる外側ヨーク部
Ａと、上記内側ピース２の外周に形成された軌道溝２ｂ
と上記外側ピース１の内周に形成された軌道溝１ｂ間に
介在されたボール３と、該ボール３を保持する保持器４
とから基本的に構成されている。
例を示す。この実施例は、軸６と内側ピース２からなる
内側ヨーク部Ｂと、該内側ヨーク部Ｂの内側ピース２に
外嵌された外側ピース１と軸７とからなる外側ヨーク部
Ａと、上記内側ピース２の外周に形成された軌道溝２ｂ
と上記外側ピース１の内周に形成された軌道溝１ｂ間に
介在されたボール３と、該ボール３を保持する保持器４
とから基本的に構成されている。
【００１０】上記内側ヨーク部Ｂは、内側ピース２の中
心穴に軸６がスプライン嵌合状態にて取りつけられ、軸
６に形成された周溝６ａと内側ピース２の中心穴に形成
された周溝２ｂとに跨ってＣ形止め環８が嵌合されて、
内側ヨーク部２と軸６との分離が防止されることによ
り、形成されている。さらに、外側ヨーク部Ａは、椀状
の外側ピース１の外側底部に軸７が一体に設けられて形
成されている。
心穴に軸６がスプライン嵌合状態にて取りつけられ、軸
６に形成された周溝６ａと内側ピース２の中心穴に形成
された周溝２ｂとに跨ってＣ形止め環８が嵌合されて、
内側ヨーク部２と軸６との分離が防止されることによ
り、形成されている。さらに、外側ヨーク部Ａは、椀状
の外側ピース１の外側底部に軸７が一体に設けられて形
成されている。
【００１１】上記外側ピース１の内周面１ａは椀状とさ
れ、内側ピース２の外周面２ａは軸方向に円弧状の曲面
とされている。そして、外側ピース１と内側ピース２に
形成されたそれぞれの軌道溝１ｂ，２ｂは、円周上で例
えば６箇所で互いにボール３が介在できるように対向し
て形成されている。そして各溝１ｂ，２ｂは、軸方向に
円弧状である曲線軌道溝として形成されている。従っ
て、上記外側ピース１及び内側ピース２は、ボール３を
介して角度をもって屈曲するが相対的な幅方向移動はで
きない。
れ、内側ピース２の外周面２ａは軸方向に円弧状の曲面
とされている。そして、外側ピース１と内側ピース２に
形成されたそれぞれの軌道溝１ｂ，２ｂは、円周上で例
えば６箇所で互いにボール３が介在できるように対向し
て形成されている。そして各溝１ｂ，２ｂは、軸方向に
円弧状である曲線軌道溝として形成されている。従っ
て、上記外側ピース１及び内側ピース２は、ボール３を
介して角度をもって屈曲するが相対的な幅方向移動はで
きない。
【００１２】さらに、上記保持器４は、外周面４ａと内
周面４ｂがそれぞれ外側ピース１の内周面１ａと、内側
ピース２の外周面２ａとで案内されている。そして、保
持器４の内外周面４ｂ，４ａはそれぞれ内外ピース２，
１の内外周面２ａ，１ａの円弧面に沿うよう軸方向に円
弧状の曲面とされている。
周面４ｂがそれぞれ外側ピース１の内周面１ａと、内側
ピース２の外周面２ａとで案内されている。そして、保
持器４の内外周面４ｂ，４ａはそれぞれ内外ピース２，
１の内外周面２ａ，１ａの円弧面に沿うよう軸方向に円
弧状の曲面とされている。
【００１３】また、ボール３は、図２に示すように保持
器４のポケットに遊びをもってルーズに保持されてい
る。
器４のポケットに遊びをもってルーズに保持されてい
る。
【００１４】内側ヨーク部Ｂの軸６の端面６ｂと外側ヨ
ーク部Ａの外側ピースの内底面間に、軸６すなわち内側
ピース２を外側ピース１から軸方向に離間させる方向に
付勢する弾性体１０が配置されている。具体的には、実
施例では、弾性体がコイルスプリング１０で形成され、
上記コイルスプリング１０の一端部が、軸６の端面６ｂ
に一体に形成された突部９にてはめ合い保持され、上記
コイルスプリング１０の他端部が、外側ピース１の内底
面１ｃに配置した押しつけ部材１１の突部１２にてはめ
合い保持されている。さらに、上記押しつけ部材１２
は、外側ピース１の内底面１ａに接触する球面部１１ａ
を有している。この球面部１１ａは、実施例では外側ピ
ース１の内底面１ｃには非固定的に接触させられてい
る。これは内外側ヨーク部Ｂ，Ａがある作動角をもって
揺動したときに球面部１１ａが外側ピース１の内底面１
ｃ上を滑って移動し、コイルスプリング１０のたわみの
偏りを防止し、コイルスプリング１０の寿命向上を図る
ためである。さらに、球面部１１ａであるため、押しつ
け部材１１の摩耗も極力防止できる。しかし、自在継手
の使用箇所によっては押しつけ部材１１を外側ピース１
の内底面１ｃに適宜手段にて固定してもよい。
ーク部Ａの外側ピースの内底面間に、軸６すなわち内側
ピース２を外側ピース１から軸方向に離間させる方向に
付勢する弾性体１０が配置されている。具体的には、実
施例では、弾性体がコイルスプリング１０で形成され、
上記コイルスプリング１０の一端部が、軸６の端面６ｂ
に一体に形成された突部９にてはめ合い保持され、上記
コイルスプリング１０の他端部が、外側ピース１の内底
面１ｃに配置した押しつけ部材１１の突部１２にてはめ
合い保持されている。さらに、上記押しつけ部材１２
は、外側ピース１の内底面１ａに接触する球面部１１ａ
を有している。この球面部１１ａは、実施例では外側ピ
ース１の内底面１ｃには非固定的に接触させられてい
る。これは内外側ヨーク部Ｂ，Ａがある作動角をもって
揺動したときに球面部１１ａが外側ピース１の内底面１
ｃ上を滑って移動し、コイルスプリング１０のたわみの
偏りを防止し、コイルスプリング１０の寿命向上を図る
ためである。さらに、球面部１１ａであるため、押しつ
け部材１１の摩耗も極力防止できる。しかし、自在継手
の使用箇所によっては押しつけ部材１１を外側ピース１
の内底面１ｃに適宜手段にて固定してもよい。
【００１５】さらに、コイルスプリング１０は両端部が
突部９，１２にはめ合って沿わされているため、コイル
スプリング１０の安定がよい。なお、弾性体は必要によ
りコイルスプリング以外のものを使用してもよい。
突部９，１２にはめ合って沿わされているため、コイル
スプリング１０の安定がよい。なお、弾性体は必要によ
りコイルスプリング以外のものを使用してもよい。
【００１６】次に、この自在継手の組み立てについて説
明する。まず、内側ピース２に保持器４を外嵌し、その
組立品を外側ピース１に内嵌する。その後、保持器４に
ボール３を挿入し、最後に、軸６の突部９にコイルスプ
リング１０および押しつけ部材１１を取りつけ、かつ止
め輪８を取りつけた軸６を、内側ピース２の中心穴にス
プライン嵌合することで簡単に行える。このように組み
込まれた自在継手は、コイルスプリング１０の付勢力に
より、内側ピース２が軸方向に外側ピース１から離間す
るように両軌道溝１ｂ，２ｂとボール３とのはめ合い隙
間分だけ移動し、しかもこの時に保持器４の内周面４ｂ
が内側ピース２の外周面２ａに引っ張られて軸方向に移
動する。この結果、ボール３は、内外軌道溝２ｂ，１ｂ
と、外側ピース１の内底面１ｃ側の保持器ポケット５の
側面５ａとの、３点支持となり、ボール３のがたつきが
防止されることになる。
明する。まず、内側ピース２に保持器４を外嵌し、その
組立品を外側ピース１に内嵌する。その後、保持器４に
ボール３を挿入し、最後に、軸６の突部９にコイルスプ
リング１０および押しつけ部材１１を取りつけ、かつ止
め輪８を取りつけた軸６を、内側ピース２の中心穴にス
プライン嵌合することで簡単に行える。このように組み
込まれた自在継手は、コイルスプリング１０の付勢力に
より、内側ピース２が軸方向に外側ピース１から離間す
るように両軌道溝１ｂ，２ｂとボール３とのはめ合い隙
間分だけ移動し、しかもこの時に保持器４の内周面４ｂ
が内側ピース２の外周面２ａに引っ張られて軸方向に移
動する。この結果、ボール３は、内外軌道溝２ｂ，１ｂ
と、外側ピース１の内底面１ｃ側の保持器ポケット５の
側面５ａとの、３点支持となり、ボール３のがたつきが
防止されることになる。
【００１７】
【発明の効果】以上から明らかなように、この発明の自
在継手は、ボールが保持器にあそびをもって保持される
とともに、弾性体の付勢力にてボールが内外軌道溝およ
び保持器の３点支持とされているため、揺動トルクが小
さくでき、さらにボールのがたつきもなく、例えば自動
車のハンドジョイントとして使用した場合に操舵性が向
上する。
在継手は、ボールが保持器にあそびをもって保持される
とともに、弾性体の付勢力にてボールが内外軌道溝およ
び保持器の３点支持とされているため、揺動トルクが小
さくでき、さらにボールのがたつきもなく、例えば自動
車のハンドジョイントとして使用した場合に操舵性が向
上する。
【図１】この発明にかかる実施例である自在継手縦断面
図である。
図である。
【図２】この発明にかかる保持器とボールとの関係を示
す一部平面図である。
す一部平面図である。
１ 外側ピース １ｂ 軌道溝 ２ 内側ピース ２ｂ 軌道溝 ３ ボール ４ 保持器 ９ 突部 １０ コイルスプリング １１ 押しつけ部材 １２ 突部
Claims (4)
- 【請求項１】 外周面が軸方向に円弧面とされた内側ヨ
ーク部と、該内側ヨーク部に外嵌された椀状の外側ヨー
ク部と、上記内外側ヨーク部間に配置されかつ内周面が
上記内側ヨーク部の外周円弧面に沿う曲面にて形成され
た保持器と、上記内外側ヨーク部に形成された曲線軌道
溝間に介在され上記保持器によって保持されたボールと
よりなる自在継手において、上記保持器とボールとが遊
びを有するはめ合いとされ、上記内側ヨーク部の端面と
上記外側ヨーク部の内底面との間に、内側ヨーク部を外
側ヨーク部から離間する方向に付勢する弾性体が配置さ
れてなることを特徴とする自在継手。 - 【請求項２】 上記弾性体がコイルスプリングであるこ
とを特徴とする請求項１に記載の自在継手。 - 【請求項３】 上記コイルスプリングの一端部が、内側
ヨーク部の端面に形成された突部にて保持され、上記コ
イルスプリングの他端部が、外側ヨーク部の内底面に配
置した押しつけ部材の突部にて保持されていることを特
徴とする請求項２に記載の自在継手。 - 【請求項４】 上記押しつけ部材が、外側ヨーク部の内
底面に接触する球面部を有していることを特徴とする請
求項３に記載の自在継手。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28441494A JPH08121491A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 自在継手 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28441494A JPH08121491A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 自在継手 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08121491A true JPH08121491A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17678257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28441494A Pending JPH08121491A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | 自在継手 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08121491A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005075845A1 (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Ntn Corporation | 固定式等速自在継手 |
| WO2005078300A1 (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Ntn Corporation | 等速自在継手 |
| US7201664B2 (en) | 2001-10-26 | 2007-04-10 | Ntn Corporation | Fixed constant velocity joint |
| EP2239478A1 (en) * | 2003-10-01 | 2010-10-13 | NTN Corporation | Fixed type constant velocity universal joint |
-
1994
- 1994-10-24 JP JP28441494A patent/JPH08121491A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7201664B2 (en) | 2001-10-26 | 2007-04-10 | Ntn Corporation | Fixed constant velocity joint |
| EP2239478A1 (en) * | 2003-10-01 | 2010-10-13 | NTN Corporation | Fixed type constant velocity universal joint |
| WO2005075845A1 (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Ntn Corporation | 固定式等速自在継手 |
| JP2005221032A (ja) * | 2004-02-06 | 2005-08-18 | Ntn Corp | 固定式等速自在継手 |
| US7810407B2 (en) | 2004-02-06 | 2010-10-12 | Ntn Corporation | Fixed type constant velocity joint |
| JP4619662B2 (ja) * | 2004-02-06 | 2011-01-26 | Ｎｔｎ株式会社 | ステアリング装置用固定式等速自在継手 |
| DE112004002719B4 (de) * | 2004-02-06 | 2016-05-25 | Ntn Corp. | Lenkvorrichtung |
| WO2005078300A1 (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Ntn Corporation | 等速自在継手 |
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