JPH04316710A - ボールジョイント - Google Patents
ボールジョイントInfo
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- JPH04316710A JPH04316710A JP3085146A JP8514691A JPH04316710A JP H04316710 A JPH04316710 A JP H04316710A JP 3085146 A JP3085146 A JP 3085146A JP 8514691 A JP8514691 A JP 8514691A JP H04316710 A JPH04316710 A JP H04316710A
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
機構やサスペンション機構など、特にラックピニオン式
舵取り装置のタイロッドのラック軸端部側に用いられる
ボールジョイントに関する。
9に示すように、ハウジング1の内室2の底面部3側に
硬質の合成樹脂にて形成したベアリングシート4を嵌合
して、このベアリングシート4にボールスタッド5の球
頭部6を摺動自在に包容し、この球頭部6に連続した軸
部7を内室2の開口部8から突出させ、前記ハウジング
1の開口部8に嵌着したプラグ9にてベアリングシート
4とボールスタッド5の球頭部6とをハウジング1の内
室2から抜け止め保持する構造が採られている。このボ
ールジョイントの構造では、ハウジング1、ベアリング
シート4、ボールスタッド5およびプラグ9からなる構
成部品の寸法公差の吸収が難しく、組付け時の特性の安
定化が困難であり、さらに、使用時のベアリングシート
4の磨耗、負荷によるベアリングシート4のへたりなど
によるがたが発生するおそれがある問題を有している。
報に記載されている構造のボールジョイントが提案され
ている。この構造は図10に示すように、ハウジング1
1の内室12の底面部13側に合成樹脂にて形成した弾
性部材14を嵌合し、硬質の合成樹脂にて形成したベア
リングシート15を嵌合して、このベアリングシート1
5にボールスタッド16の球頭部17を摺動自在に包容
し、この球頭部17に連続した軸部18を内室12の開
口部19から突出させ、前記ハウジング11の開口部1
9をかしめて球頭部19をハウジング11の内室12か
ら抜け止め保持する構造が採られている。
ルジョイントの構造では、弾性部材14にてハウジング
11、ベアリングシート15およびボールスタッド16
からなる構成部品の寸法公差を吸収して、安定した作動
トルクを得ることができるが、荷重、特に、圧縮荷重が
ボールスタッド16に作用した場合、ベアリングシート
15を介して弾性部材14がその負荷を受け、荷重が大
きな場合には弾性部材14にへたりが生じ、耐久性に問
題がある。
、ハウジング、ベアリングシートおよびボールスタッド
からなる構成部品の寸法公差を吸収して、組付け時のボ
ールスタッドの安定した作動トルクを得ることができ、
負荷に対する耐荷重性を高め、常に安定して作動し、か
つ耐久性に優れたボールジョイントを提供するものであ
る。
トは、一端を開口し他端に底面部を有する内室を形成し
たハウジングと、このハウジングの内室内に配置される
球頭部とこの球頭部に連続され前記内室の一端開口部か
ら突出される軸部を有するボールスタッドと、このボー
ルスタッドの球頭部を摺動可能に包容してこの球頭部と
ともに上記ハウジングの内室に収容されこのハウジング
の内室の底面部に対向する荷重受け面部を形成したベア
リングシートと、このベアリングシートと前記ハウジン
グの内面との間に介在されこのベアリングシートの荷重
受け部とハウジングの内室の底面部との間に間隙を保持
し前記ボールスタッドにプレロードを付与する弾性部材
とからなるものである。
プレロードによってハウジング、ボールスタッドおよび
ベアリングシートの構成部品の寸法公差を吸収して、組
付け時のボールスタッドの安定した作動トルクが得られ
る。また、荷重、特に、圧縮荷重がボールスタッドに作
用した場合、ベアリングシートの荷重受け面がハウジン
グの内室の底面部に当たり、ベアリングシートが負荷を
受け、荷重が大きくても弾性部材にへたりが生じること
がなく、がたが発生するおそれもなく、負荷に対する耐
荷重性を高め、常に安定して作動する。
ないし図5を参照して説明する。図1および図2はボー
ルジョイントの縦断面図で、21は金属にて成型した円
筒状のハウジングで、このハウジング21は図3に示す
ように、一端に開口部22を開口し他端に底面部23を
有する内室24が形成され、組立て前は略有底円筒状に
形成されている。このハウジング21の内室24の底面
部23の周囲は略弧状面部25に形成され、さらに、こ
の弧状面部25に連続して中央部側は略円錐状凹部26
に形成されている。
ッドで、このボールスタッド31は球頭部32に連続し
て小径部33を介して軸部34が一体に形成され、この
軸部34の先端部の外周には雄ねじ部35が形成されて
いる。
なベアリング特性を有する耐荷重性の高い硬質合成樹脂
にて成形されたベアリングシートで、このベアリングシ
ート41は、図4に示すように、組立て前は略有底円筒
状に形成され、一端に開口部42を有する円筒胴体部4
3に前記ボールスタッド31の球頭部32を摺動可能に
包容するようになっている。このベアリングシート41
の他端底部側の外周には環状の係合面部44が形成され
、また、このベアリングシート41の底面は内面を球面
状の弧状面45に形成したドーム状の突出部46が形成
され、この突出部46には前記係合面部44から中心部
に向って設けた複数の割溝47にて舌片部48が形成さ
れ、この各舌片部48の外面にはそれぞれ断面台形状の
突条部49が形成されている。また、このベアリングシ
ート41の各舌片部48の外面には前記ハウジング21
の底面部23に形成した略円錐状凹部26に僅かの間隙
hを介して対向する環状位置にそれぞれ荷重受け面50
が形成されている。また、この各荷重受け面50の中心
部には開口部51が形成されている。
5は図5に示すように、ポリウレタン、ポリエステルな
どの合成樹脂、または、ゴムなどにて環状に成型され、
外面は前記ハウジング21の内室24の底面部23に形
成されている弧状面部25と当接する当接面56に形成
され、内面周縁部には前記ベアリングシート41の係合
面部44が係合される係合縁部57に形成され、内面は
前記ベアリングシート41の突条部49が当接される略
円錐形状の係合凹面58に形成されている。また、この
弾性部材55の中央には前記ベアリングシート41の各
荷重受け面50を前記ハウジング21の底面部23に対
向させる開口部59が形成されている。
55を嵌合してこの弾性部材55の当接面56をハウジ
ング21の底面部23の弧状面部25に当接し、次いで
、ベアリングシート41の一端開口部42から胴体部4
3の内側にボールスタッド31の球頭部32を挿入し、
ボールスタッド31の軸部34をハウジング21の開口
部42から嵌合し、このボールスタッド31の球頭部3
2を包容したベアリングシート41をハウジング21の
開口部22から内室24に挿入し、ベアリングシート4
1の係合面部44に係合縁部57を係合するとともに突
条部49を係合凹面58に当接し、ベアリングシート4
1の荷重受け面50を弾性部材55の開口部59に嵌合
してハウジング21の底面部23の略円錐状凹部26に
僅かの間隙hをもって対向させる。そして、ハウジング
21の開口部22の縁部をかしめることによって、ボー
ルジョイントが組立てられる。
ントは、弾性部材55の係合凹面58にベアリングシー
ト41の突条部49が当接し、この弾性部材55により
適度の弾性力によってハウジング21、ボールスタッド
31およびベアリングシート41の構成部品の寸法公差
が吸収されるとともにボールスタッド31の球頭部32
に弾性部材55による反力を各舌片部48から伝えてプ
レロードを加え、作動時の摺動抵抗を与え、組付け時の
ボールスタッド31の安定した作動トルクが得られる。
ッド31に作用した場合、弾性部材55が圧縮されてベ
アリングシート41の荷重受け面50がハウジング21
の内室24の底面部23に当たり、ベアリングシート4
1が負荷を受ける。そして、荷重が大きくても弾性部材
55にへたりが生じることがなく、がたが発生するおそ
れもなく、負荷に対する耐荷重性を高め、常に安定して
作動する。
うに、この実施例の構成のボールジョイントの初期特性
値に対する負荷荷重の限界値の大きさ特性aは、従来の
ボールジョイントの特性bに比して300 kgt の
耐荷重の向上が見られた。
明する。
て、ベアリングシート41の他端底部側の外周に形成し
た環状の係合面部44の外周部をテーパ状の荷重受け面
60を形成し、ハウジング21にも底面部23の弧状面
部25の外周をベアリングシート41のテーパ状荷重受
け面60に僅かの間隙hをもって対向するテーパ底面部
61を形成し、圧縮荷重がボールスタッド31に作用し
た場合、弾性部材55が圧縮されてベアリングシート4
1の荷重受け面50がハウジング21の内室24の底面
部23に当たるとともに、ベアリングシート41のテー
パ状荷重受け面60がハウジング21のテーパ状底面部
61に当たり、2か所にてベアリングシート41が負荷
を受けるようにしたものである。
ート41の他端底部側の外周に形成した環状の係合面部
44の外周部をテーパ状の荷重受け面60を形成し、ハ
ウジング21にも底面部23の弧状面部25の外周をベ
アリングシート41のテーパ状荷重受け面60に僅かの
間隙hをもって対向するテーパ底面部61を形成し、圧
縮荷重がボールスタッド31に作用した場合、弾性部材
55が圧縮されてベアリングシート41のテーパ状荷重
受け面60がハウジング21のテーパ状底面部61に当
たり、1か所にてベアリングシート41が負荷を受ける
ようにすることもできる。
ジング、ボールスタッドおよびベアリングシートの構成
部品の寸法公差を吸収でき、また、弾性部材の弾性によ
るプレロードによって、組付け時のボールスタッドの安
定した作動トルクが得られる。また、荷重、特に、圧縮
荷重がボールスタッドに作用した場合、ベアリングシー
トの荷重受け面がハウジングの内室の底面部に当たり、
ベアリングシートが負荷を受け、荷重が大きくても弾性
部材に対する負荷を軽減し、弾性部材にはへたりが生じ
ることがなく、がたが発生するおそれもなく、負荷に対
する耐荷重性を高め、常に安定して作動することができ
る。また、小形化が可能となり、コストの低減、重量軽
減を図かることができる。
部の拡大縦断面図である。
ある。
一部の拡大縦断面図である。
一部の拡大縦断面図である。
である。
図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一端を開口し他端に底面部を有する内
室を形成したハウジングと、このハウジングの内室内に
配置される球頭部とこの球頭部に連続され前記内室の一
端開口部から突出される軸部を有するボールスタッドと
、このボールスタッドの球頭部を摺動可能に包容してこ
の球頭部とともに上記ハウジングの内室に収容されこの
ハウジングの内室の底面部に対向する荷重受け面部を形
成したベアリングシートと、このベアリングシートと前
記ハウジングの内面との間に介在されこのベアリングシ
ートの荷重受け部とハウジングの内室の底面部との間に
間隙を保持し前記ボールスタッドにプレロードを付与す
る弾性部材とからなることを特徴とするボールジョイン
ト。
Priority Applications (3)
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JPH0730781B2 JPH0730781B2 (ja) | 1995-04-10 |
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