JP2902462B2 - 摺動ブッシュ組立体 - Google Patents

摺動ブッシュ組立体

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洋一 河本
慶一 金森
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C11/00Pivots; Pivotal connections
    • F16C11/04Pivotal connections
    • F16C11/045Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin

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  • Support Of The Bearing (AREA)
  • Springs (AREA)
  • Pivots And Pivotal Connections (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】
本発明は、車両のサスペンション、例えば、ダブルウ
ィッシュボーンにおけるアッパーアームのアームと車体
との連結部に用いて好適なブッシュ組立体に関する。
【従来の技術】
従来より車両ラテラル方向の連結部に用いられるサス
ペンションアームブッシュでは車両横方向の入力を支
え、車両の操安性を確保するために、ブッシュ軸直角方
向の剛性を十分確保しつつ、サスペンションの上下動に
併う回動運動を柔らかく吸収するために、捩り剛性は低
くおさえることが要求されてきた。 また、ダブルウィッシュボーンにおけるアッパーアー
ムでは捩り角度が大きくなり、十分な横剛性を確保しよ
うとすると捩り歪が大きくなり、ブッシュの耐久性が損
われるという問題があった。このような問題点を解決す
るため、第6図に示すように内筒(21)が樹脂スリーブ
(22)との間で摺動可能に配設されたブッシュ組立体が
使用されることがある。なお、この例に示したブッシュ
組立体においては、弾性部材(24)は外筒部材(25)と
ハウジング(23)との間に一体成形されている。摺動樹
脂スリーブ(22)は内筒(21)に対して外装され、両側
から止めリング(27)(27)で固定されている。
【発明が解決しようとする課題】
ところがこのような構造では、円滑な摺動性能を得る
ためには径方向の寸法を厳しく管理したり、また、止め
リングの圧入においては圧入ストロークを管理する必要
があり、極めてわずらわしいものであった。従って、加
工費用、組立工程の筒略化等改善が望まれていたのであ
る。
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者等が鋭意検討した結果、中央に同芯
突起状大径部(8)を有する内筒部材(1)に対し、そ
の外側に略一定の間隙をもって内筒部材に沿う小径部
(9)と突起状に沿う大径部(10)を有し、その大径部
(10)には貰通穴(11)及び/あるいは端面に切欠き
(12)を有するハウジング部材(3a)(3b)を前記内筒
部材(1)の両側から外挿し、ハウジングの実質的全面
を覆うように樹脂材料を射出成形して摺動樹脂スリーブ
(7)を形成することにより2個のハウジング部材(3
a)(3b)と 内筒部材(1)をこの内筒部材外周面で
摺動可能に一体的に連結し、前記摺動樹脂スリーブ
(7)とその外側に同心的に配置された外筒部材(5)
を弾性部材(4)で連結一体化した構造のブッシュ組立
体を開発したのである。 その場合、ハウジング部材(3a)(3b)はその小径部
(9)内径が前記内筒部材(1)の大径部(8)より小
とされており、それによりハウジング部材(3a)(3b)
と、内筒部材(1)との間隙を狭めてその間の樹脂の収
縮により生ずるガタを小さく抑えることができる。ま
た、引き抜き強度をこれにより高めることができる。 また、内筒部材(1)に対して、その外側に内筒部材
に沿う小径部(14)と突起状に沿う大径部(15)を有す
る摺動樹脂スリーブ(7)(7)を前記内筒部材(1)
の両側から外挿し、その摺動樹脂スリーブ(7)(7)
外周に弾性部材(4)を一体加硫接着した構造のブッシ
ュ組立体も同時に開発した。 更に、前記実施例ではハウジング部材(3a)(3b)と
内筒部材(1)を摺動スリーブ樹脂で一体成形している
が、強度上問題ない場合にはハウジング部材(3a)(3
b)なしで、内筒部材(1)へ摺動樹脂スリーブ(7)
のみを一体成形したブッシュ組立体も本発明の目的を達
成できる。 そして、内筒部材(1)と摺動機脂スリーブ(7)間
に摺動布(6)を設けることにより捩り剛性は低くおさ
えられる。加えて、摺動樹脂スリーブ(7)が繊維補強
樹脂からなる構造とした場合、ブッシュ組立体の耐久性
が向上する。
【作用】
内筒中心部を突出させ、2ケのハウジングを両側から
外挿し、樹脂を射出成型し、摺動部を形成すると共にハ
ウジングの外側、小径部にまで樹脂をまわし、ハウジン
グを内筒と一体的に固定すると、これによってわずらわ
しい組立工程が一切なくなると共に樹脂の成型収縮によ
りガタのない安定した摺動性能が得られる。また、ハウ
ジング小径部と内筒との間にダストシールを配置するの
で長期にわたって優れた性能を保持し得るのである。 切欠き又は貫通穴を設けることにより、ハウジング外
側と内側と同時に樹脂を一体に成型することを可能とす
ると同時に、樹脂とハウジングの相対的な動きを規制す
る。また、貫通穴を設けることにより、より強固にハウ
ジングを固定することが可能である。 また、摺動樹脂スリーブ(7)がハウジングの実質的
全面を被覆する如く一体成型されるため、ハウジングの
金型へのセット位置は任意となるのである(注入ゲート
が貫通穴位置もしくは切り欠き部にある必要がない)。
従って、切り欠き形状、貫通穴形状も任意でよい。 摺動樹脂スリーブにラバーを直接モールドすることに
より組立工程が極めて筒略化される。また、ラバーの成
型収縮、樹脂の成型収縮により、厳しい加工公差にした
り、圧入ストロークを管理する必要もなく安定した摺動
性能が得られる。 内筒部材の中央突起部を球状にすればこじり方向にも
摺動可能になるのであるが、第1図に示したような台形
断面構造の方がより面圧を低くおさえることが可能であ
り(受圧面積を大きくできる)大荷重を支える部位に使
用してより好適である。特に、軸方向の面圧を更に下げ
たい場合には内筒突起部を2山にすることも可能であ
る。 更に、内筒部材(1)と摺動樹脂スリーブ(7)間に
摺動布(6)を設けたことにより捩り剛性は低く抑えら
れる。加えて、摺動樹脂スリーブ(7)が繊維補強樹脂
からなるもののとした場合、ブッシュ組立体の耐久性が
向上する。
【実施例】
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図は本発明の第1実施例を示すブッシュ組立体の
断面図である。この例は内筒部材(1)と外筒部材
(5)との間に、振動を抑制する弾性部材(4)と、捩
り剛性を低く抑えるための摺動樹脂スリーブ(7)があ
り、その摺動樹脂スリーブ(7)の内部には樹脂を補強
するためのハウジング部材(3a)(3b)を設け、両側に
ダストシール(2a)(2b)を設けた例である。本実施例
では、ダストシールの嵌合力をより強固にするために嵌
合部を樹脂で被覆せずハウジングの金属面を露出してあ
る。 内筒部材(1)は中央に同芯突起状大径部(8)を有
しているが、この同芯突起状大径部(8)とは内筒部材
に端部径以上の突起を設けるに際して、断面形状が軸心
対称となるよう突出した形状をいう。内筒部材(1)と
摺動樹脂スリーブ(7)間に摺動布(6)を設けること
によって捩り剛性を低く抑えるようにしている。その外
側(軸直角方向外方)にはほぼ一定の間隙をもってハウ
ジング部材(3a)(3b)を両側から外挿している。ハウ
ジング部材(3a)(3b)は内筒部材に沿う小径部(9)
と突起状に沿う大径部(10)を有している。第2図のよ
うに大径部(10)には端面に切欠き(12)を設けると
か、第3図のように貫通穴(11)、もしくは第4図のよ
うに端面切欠き(12)と貫通穴(11)の両方を設ける。 樹脂材料がハウジングの実質的全面を覆うように射出
成形して摺動樹脂スリーブ(7)を形成している。この
とき前記端面切欠き(12)と貫通穴(11)に樹脂が入っ
て一緒に固化することにより2個のハウジング部材(3
a)(3b)と 内筒部材(1)をこの内筒部材外周面で
摺動可能に一体的に連結している。ハウジング部材(3
a)(3b)は樹脂を補強するためのものである。ハウジ
ング部材(3a)(3b)の小径部(9)内径は前記内筒部
材(1)の大径部(8)よりも小である。前記摺動樹脂
スリーブ(7)の外側には同心的に外筒部材(5)が弾
性部材(4)で連結して一体化している。 第5図は摺動樹脂スリーブ(7)(7)を前記内筒部
材(1)の両側から外挿し、その摺動樹脂スリーブ
(7)(7)外周に弾性部材(4)を一体加硫接着した
例である。各摺動樹脂スリーブ(7)は内筒部材に沿う
小径部(14)と同芯突起状大径部(8)に沿う大径部
(15)を有する構造である。摺動樹脂スリーブ(7)の
端部はダストシール(2a)(2b)によって覆われてい
る。この場合も内筒部材(1)と摺動樹脂スリーブ
(7)間に摺動布(6)を設けることによって捩り剛性
を低く抑えるようにしている。 なお、上記いずれの実施例においても、摺動樹脂スリ
ーブ(7)はグラスファイバー添加ポリアミド樹脂等の
繊維補強樹脂を用いることにより、より耐久性に優れた
ものとなる。 また、内筒部材(1)へ摺動樹脂スリーブ(7)を予
め一体成形したものも製造筒略化の目的に合致して、本
発明に含まれる。
【発明の効果】
本発明においては摺動樹脂スリーブを内筒等と共に一
体成型にて摺動面を形成すると同時にハウジングを固定
するので、厳しい加工公差やわずらわしい組立工程を必
要としない。また、止めリングも不要となるので軽量化
にも有利となる。 摺動機脂スリーブを固定するハウジングや止めリング
が不要となるのでサイズをコンパクトにでき、また、軽
量化が可能である。 摺動樹脂スリーブにラバーを直接モールドすることに
より組立工程が極めて筒略化される。また、ラバーの成
型収縮、樹脂の成型収縮により、厳しい加工公差にした
り、圧入ストロークを管理する必要もなく安定した摺動
性能が得られる。
【図面の筒単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示すブッシュ組立体の断
面図である。第2図〜第4図はハウジング部材の斜視図
である。第5図は本発明の第2実施例を示すブッシュ組
立体の断面図である。第6図は従来品のブッシュ組立体
の断面図である。 (1)内筒部材、(3a)(3b)ハウジング部材 (4)弾性部材、(5)外筒部材 (6)摺動布、(7)摺動樹脂スリーブ (8)同芯突起状大径部、(9)小径部 (10)大径部、(11)貫通穴 (12)切欠き、(14)小径部 (15)大径部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に同芯突起状大径部(8)を有する内
    筒部材(1)に対し、その外側に略一定の間隙をもって
    内筒部材に沿い前記内筒部材(1)の大径部(8)より
    小なる内径を有する小径部(9)と突起状に沿う大径部
    (10)を有し該大径部(10)には貫通穴(11)及び/あ
    るいは端面に切欠き(12)を有するハウジング部材(3
    a)(3b)を前記内筒部材(1)の両側から外挿し、樹
    脂材料がハウジングの実質的全面を覆うように射出成形
    して摺動樹脂スリーブ(7)を形成することにより2個
    のハウジング部材(3a)(3b)と内筒部材(1)を該内
    筒部材外周面で摺動可能に一体的に連結し、前記摺動樹
    脂スリーブ(7)とその外側に同心的に配置された外筒
    部材(5)を弾性部材(4)で連結した摺動ブッシュ組
    立体。
  2. 【請求項2】請求項1記載の内筒部材(1)に対して、
    その外側に内筒部材に沿う小径部(14)と突起状に沿う
    大径部(15)を有する摺動樹脂スリーブ(7)(7)を
    前記内筒部材(1)の両側から外挿し、該摺動樹脂スリ
    ーブ(7)(7)外周に弾性部材(4)を一体加硫接着
    した摺動ブッシュ組立体。
  3. 【請求項3】請求項1記載の内筒部材(1)へ摺動樹脂
    スリーブ(7)を一体成形した摺動ブッシュ組立体。
  4. 【請求項4】内筒部材(1)と摺動樹脂スリーブ(7)
    間に摺動布(6)を設けた請求項1、2又は3記載の摺
    動ブッシュ組立体。
  5. 【請求項5】摺動樹脂スリーブ(7)が織維補強樹脂か
    らなる請求項1、2、3又は4記載の摺動ブッシュ組立
    体。
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