JPH086132A - レンズバリア付きカメラ - Google Patents
レンズバリア付きカメラInfo
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- JPH086132A JPH086132A JP13422994A JP13422994A JPH086132A JP H086132 A JPH086132 A JP H086132A JP 13422994 A JP13422994 A JP 13422994A JP 13422994 A JP13422994 A JP 13422994A JP H086132 A JPH086132 A JP H086132A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrier
- shutter button
- lens
- camera
- slide member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Blocking Light For Cameras (AREA)
- Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 カメラケース内におけるロック部の移動空間
を最小に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図
ると共に設計の自由度を高くする。 【構成】 スライド部材16をカメラケースにスライド
自在に支持した。スライド部材16はレンズバリア14
の開位置近傍でレンズバリア14と当接し、この当接位
置からレンズバリア14が開位置方向に移動するとスラ
イド部材16がスライド移動する。そして、スライド部
材16に設けられたロック部16Dがシャッタボタン1
8のロック位置から退避して、シャッタボタン18の押
し下げが可能になる。従って、スライド部材16の移動
量を、レンズバリア14がスライド部材16に当接した
位置からレンズバリア14の開位置までの範囲に設定す
ることができる。
を最小に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図
ると共に設計の自由度を高くする。 【構成】 スライド部材16をカメラケースにスライド
自在に支持した。スライド部材16はレンズバリア14
の開位置近傍でレンズバリア14と当接し、この当接位
置からレンズバリア14が開位置方向に移動するとスラ
イド部材16がスライド移動する。そして、スライド部
材16に設けられたロック部16Dがシャッタボタン1
8のロック位置から退避して、シャッタボタン18の押
し下げが可能になる。従って、スライド部材16の移動
量を、レンズバリア14がスライド部材16に当接した
位置からレンズバリア14の開位置までの範囲に設定す
ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はレンズバリア付きカメ
ラに係り、特に撮影レンズをカバーして保護するレンズ
バリアを備えたレンズバリア付きカメラに関する。
ラに係り、特に撮影レンズをカバーして保護するレンズ
バリアを備えたレンズバリア付きカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】カメラに設けられたレンズバリアは、撮
影レンズをカバーする閉位置と撮影レンズから退避した
開位置との間で移動する。レンズバリアとシャッタボタ
ン用のロック部は一体的に形成され、レンズバリアが開
位置に位置した場合にロック部がシャッタボタンの下方
まで移動する。これにより、シャッタボタンがロック部
でロックされる。また、レンズバリアが開位置の方向に
移動した場合にロック部がシャッタボタンの下方からレ
ンズバリアの開位置方向に移動する。これにより、シャ
ッタボタンのロックが解除される。
影レンズをカバーする閉位置と撮影レンズから退避した
開位置との間で移動する。レンズバリアとシャッタボタ
ン用のロック部は一体的に形成され、レンズバリアが開
位置に位置した場合にロック部がシャッタボタンの下方
まで移動する。これにより、シャッタボタンがロック部
でロックされる。また、レンズバリアが開位置の方向に
移動した場合にロック部がシャッタボタンの下方からレ
ンズバリアの開位置方向に移動する。これにより、シャ
ッタボタンのロックが解除される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ロック部はレンズバリアと一体的に形成されているの
で、ロック部の移動量がレンズバリアと同一になる。そ
して、ロック部はカメラケース内に移動自在に収納され
ているので、ロック部がレンズバリアの移動量と同一量
移動すると、ロック部の移動空間をカメラケース内に大
きく確保する必要がある。これにより、カメラケース内
の空間を有効に使用することができないという問題があ
る。また、ロック部の移動空間をカメラケース内に大き
く確保すると設計の自由度が低くなるという問題があ
る。
ロック部はレンズバリアと一体的に形成されているの
で、ロック部の移動量がレンズバリアと同一になる。そ
して、ロック部はカメラケース内に移動自在に収納され
ているので、ロック部がレンズバリアの移動量と同一量
移動すると、ロック部の移動空間をカメラケース内に大
きく確保する必要がある。これにより、カメラケース内
の空間を有効に使用することができないという問題があ
る。また、ロック部の移動空間をカメラケース内に大き
く確保すると設計の自由度が低くなるという問題があ
る。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、カメラケース内におけるロック部の移動空間を
最小に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図る
と共に設計の自由度を高くすることができるレンズバリ
ア付きカメラを提供することを目的とする。
もので、カメラケース内におけるロック部の移動空間を
最小に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図る
と共に設計の自由度を高くすることができるレンズバリ
ア付きカメラを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成する為に、撮影レンズをカバーする閉位置と前記撮影
レンズを露出する開位置との間でスライド移動するレン
ズバリアを有し、該レンズバリアの開位置でシャッタボ
タンを押し下げ可能とすると共にレンズバリアの開位置
以外でシャッタボタンをロックしてシャッタボタンの押
し下げを不能とするレンズバリア付きカメラにおいて、
カメラケースにスライド自在に支持されると共に前記レ
ンズバリアの開位置近傍で前記レンズバリアと当接され
て前記レンズバリアと共にスライド移動されるスライド
部材を設け、前記レンズバリアに当接した前記スライド
部材が前記レンズバリアの開位置への移動によってスラ
イド移動されたとき、前記スライド部材に設けられたロ
ック部が前記シャッタボタンのロック位置から退避し、
前記シャッタボタンの押し下げを可能とすることを特徴
としている。
成する為に、撮影レンズをカバーする閉位置と前記撮影
レンズを露出する開位置との間でスライド移動するレン
ズバリアを有し、該レンズバリアの開位置でシャッタボ
タンを押し下げ可能とすると共にレンズバリアの開位置
以外でシャッタボタンをロックしてシャッタボタンの押
し下げを不能とするレンズバリア付きカメラにおいて、
カメラケースにスライド自在に支持されると共に前記レ
ンズバリアの開位置近傍で前記レンズバリアと当接され
て前記レンズバリアと共にスライド移動されるスライド
部材を設け、前記レンズバリアに当接した前記スライド
部材が前記レンズバリアの開位置への移動によってスラ
イド移動されたとき、前記スライド部材に設けられたロ
ック部が前記シャッタボタンのロック位置から退避し、
前記シャッタボタンの押し下げを可能とすることを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明によれば、スライド部材をカメラケース
にスライド自在に支持した。スライド部材はレンズバリ
アの開位置近傍でレンズバリアと当接し、この当接位置
からレンズバリアが開位置方向に移動するとスライド部
材がスライド移動する。これにより、スライド部材に設
けられたロック部がシャッタボタンのロック位置から退
避して、シャッタボタンの押し下げが可能になる。従っ
て、スライド部材の移動量を、レンズバリアがスライド
部材に当接した位置からレンズバリアの開位置までの範
囲に設定することができる。
にスライド自在に支持した。スライド部材はレンズバリ
アの開位置近傍でレンズバリアと当接し、この当接位置
からレンズバリアが開位置方向に移動するとスライド部
材がスライド移動する。これにより、スライド部材に設
けられたロック部がシャッタボタンのロック位置から退
避して、シャッタボタンの押し下げが可能になる。従っ
て、スライド部材の移動量を、レンズバリアがスライド
部材に当接した位置からレンズバリアの開位置までの範
囲に設定することができる。
【0007】
【実施例】以下添付図面に従って本発明に係るレンズバ
リア付きカメラについて詳説する。図1は本発明に係る
レンズバリア付きカメラの全体を示す斜視図、図2は本
発明に係るレンズバリア付きカメラの要部を拡大して示
した要部拡大図である。図2に示すようにレンズバリア
付きカメラ10はカメラケース12、レンズバリア1
4、スライド部材16及びシャッタボタン部材18を備
えている。図1に示すようにカメラケース12は略矩形
状に形成され、その前壁部中央には撮影レンズ20が設
けられている。また、カメラケース12の前壁部にはレ
ンズバリア14が摺動自在に支持されている。レンズバ
リア14は上端部及び下端部に係合爪(図示せず)が形
成され、これらの係合爪はカメラケース12のガイド溝
(図示せず)に摺動自在に係合されている。カメラケー
ス12のガイド溝は、図1上の矢印A−B方向と平行に
延長されている。
リア付きカメラについて詳説する。図1は本発明に係る
レンズバリア付きカメラの全体を示す斜視図、図2は本
発明に係るレンズバリア付きカメラの要部を拡大して示
した要部拡大図である。図2に示すようにレンズバリア
付きカメラ10はカメラケース12、レンズバリア1
4、スライド部材16及びシャッタボタン部材18を備
えている。図1に示すようにカメラケース12は略矩形
状に形成され、その前壁部中央には撮影レンズ20が設
けられている。また、カメラケース12の前壁部にはレ
ンズバリア14が摺動自在に支持されている。レンズバ
リア14は上端部及び下端部に係合爪(図示せず)が形
成され、これらの係合爪はカメラケース12のガイド溝
(図示せず)に摺動自在に係合されている。カメラケー
ス12のガイド溝は、図1上の矢印A−B方向と平行に
延長されている。
【0008】また、レンズバリア14の裏面にはピン1
4Aが形成され、ピン14Aはスリット12Aに摺動自
在に嵌入されている。スリット12Aはカメラケース1
2の前壁部に前記ガイド溝と平行に形成されている。こ
れにより、レンズバリア14はカメラケース12の前壁
部に矢印A−B方向に摺動自在に支持され、レンズバリ
ア14の矢印A−B方向への移動量はスリット12Aの
長さL1 で規制される。そして、ピン14Aがスリット
12Aの左端部p1 に位置したときレンズバリア14は
撮影レンズ20をカバーする閉位置に位置決めされ、ピ
ン14Aがスリット12Aの右端部p2 に位置したとき
レンズバリア14は撮影レンズ20を露出する開位置に
位置決めされる。
4Aが形成され、ピン14Aはスリット12Aに摺動自
在に嵌入されている。スリット12Aはカメラケース1
2の前壁部に前記ガイド溝と平行に形成されている。こ
れにより、レンズバリア14はカメラケース12の前壁
部に矢印A−B方向に摺動自在に支持され、レンズバリ
ア14の矢印A−B方向への移動量はスリット12Aの
長さL1 で規制される。そして、ピン14Aがスリット
12Aの左端部p1 に位置したときレンズバリア14は
撮影レンズ20をカバーする閉位置に位置決めされ、ピ
ン14Aがスリット12Aの右端部p2 に位置したとき
レンズバリア14は撮影レンズ20を露出する開位置に
位置決めされる。
【0009】図2、図3及び図4に示すようにレンズバ
リア14の裏面には突起14B、14Cが形成されてい
る。一方、図1、図5及び図6に示すようにカメラケー
ス12の前壁部にはばね部22が形成され、ばね部22
の先端部には突起22Aが形成されている(図3、図4
参照)。そして、図1に示すようにレンズバリア14が
閉位置に位置決めされると、図3に示すように突起22
Aの右側に突起14Bが当接し、レンズバリア14が閉
位置にロックされる。この場合、図2のピン14Aはス
リット12Aの左端部p1 に位置する。
リア14の裏面には突起14B、14Cが形成されてい
る。一方、図1、図5及び図6に示すようにカメラケー
ス12の前壁部にはばね部22が形成され、ばね部22
の先端部には突起22Aが形成されている(図3、図4
参照)。そして、図1に示すようにレンズバリア14が
閉位置に位置決めされると、図3に示すように突起22
Aの右側に突起14Bが当接し、レンズバリア14が閉
位置にロックされる。この場合、図2のピン14Aはス
リット12Aの左端部p1 に位置する。
【0010】撮影レンズ20を開放するために、レンズ
バリア14を閉位置から矢印A方向に移動すると、突起
14Bで突起22Aが押圧され、ばね部22がカメラケ
ース12の内側に曲げられる(図3参照)。ばね部22
が曲げられると、突起14Bが突起22Aを乗り越えて
矢印A方向に移動する。そして、レンズバリア14が開
位置に到達すると突起14Cが突起22Aに当接して、
突起14Cで突起22Aが押圧される。これにより、ば
ね部22がカメラケース12の内側に曲げられて、突起
14Cが突起22Aを乗り越えて突起22Aの左側に当
接し、レンズバリア14が開位置にロックされる(図4
参照)。この場合、図2のピン14Aはスリット12A
の右端部p2 に位置する。
バリア14を閉位置から矢印A方向に移動すると、突起
14Bで突起22Aが押圧され、ばね部22がカメラケ
ース12の内側に曲げられる(図3参照)。ばね部22
が曲げられると、突起14Bが突起22Aを乗り越えて
矢印A方向に移動する。そして、レンズバリア14が開
位置に到達すると突起14Cが突起22Aに当接して、
突起14Cで突起22Aが押圧される。これにより、ば
ね部22がカメラケース12の内側に曲げられて、突起
14Cが突起22Aを乗り越えて突起22Aの左側に当
接し、レンズバリア14が開位置にロックされる(図4
参照)。この場合、図2のピン14Aはスリット12A
の右端部p2 に位置する。
【0011】また、ピン14Aは図2、図5、図6に示
すように作動用スリット16Aに移動自在に嵌入され、
作動用スリット16Aはスライド部材16に形成されて
いる。スライド部材16はカメラケース12の前壁部の
内側にレンズバリア14と対向するように配設され、作
動用スリット16Aの下方のスライド部材16には一対
の長穴16B、16Bが同一直線上に、作動用スリット
16Aと平行に形成されている。一対の長穴16B、1
6Bにはそれぞれガイドピン12B、12Bが嵌入さ
れ、ガイドピン12B、12Bはカメラケース12の前
壁部の内側に突出している。これにより、スライド部材
16は長穴16Bの長さの範囲で矢印A−B方向に移動
自在にカメラケース12に支持される。
すように作動用スリット16Aに移動自在に嵌入され、
作動用スリット16Aはスライド部材16に形成されて
いる。スライド部材16はカメラケース12の前壁部の
内側にレンズバリア14と対向するように配設され、作
動用スリット16Aの下方のスライド部材16には一対
の長穴16B、16Bが同一直線上に、作動用スリット
16Aと平行に形成されている。一対の長穴16B、1
6Bにはそれぞれガイドピン12B、12Bが嵌入さ
れ、ガイドピン12B、12Bはカメラケース12の前
壁部の内側に突出している。これにより、スライド部材
16は長穴16Bの長さの範囲で矢印A−B方向に移動
自在にカメラケース12に支持される。
【0012】さらに、スライド部材16の左端部にはコ
イルばね26の右端部が取り付けられ、コイルばね26
の左端部はピン12Cを介してカメラケース12に取り
付けられている。従って、スライド部材16はコイルば
ね26で矢印B方向に付勢され、ガイドピン12B、1
2Bはそれぞれ長穴16B、16Bの右端部に当接する
(図5参照)。また、作動用スリット16Aはスリット
12Aより短い寸法L 2 に設定されている。さらに、ス
ライド部材16の右端部には規制部16Cが形成され、
規制部16Cの上方にはロック部16Dが形成されてい
る。
イルばね26の右端部が取り付けられ、コイルばね26
の左端部はピン12Cを介してカメラケース12に取り
付けられている。従って、スライド部材16はコイルば
ね26で矢印B方向に付勢され、ガイドピン12B、1
2Bはそれぞれ長穴16B、16Bの右端部に当接する
(図5参照)。また、作動用スリット16Aはスリット
12Aより短い寸法L 2 に設定されている。さらに、ス
ライド部材16の右端部には規制部16Cが形成され、
規制部16Cの上方にはロック部16Dが形成されてい
る。
【0013】規制部16Cは後述するシャッタボタン部
28が嵌入可能に形成され、さらに、規制部16Cの底
部には嵌入したシャッタボタン部28の下端部が当接し
て、シャッタボタン部28の押込み量が規制される。ロ
ック部16Dはシャッタボタン部28の突起28Bが載
置可能に形成され、ロック部16Dにシャッタボタン部
28の突起28Bが載置した場合、シャッタボタン部2
8の押し下げがロック状態に保持される。このように、
規制部16Cとロック部16Dとは一体に形成されてい
る。
28が嵌入可能に形成され、さらに、規制部16Cの底
部には嵌入したシャッタボタン部28の下端部が当接し
て、シャッタボタン部28の押込み量が規制される。ロ
ック部16Dはシャッタボタン部28の突起28Bが載
置可能に形成され、ロック部16Dにシャッタボタン部
28の突起28Bが載置した場合、シャッタボタン部2
8の押し下げがロック状態に保持される。このように、
規制部16Cとロック部16Dとは一体に形成されてい
る。
【0014】そして、スライド部材16がコイルばね2
6で矢印B方向に付勢されて、ガイドピン12B、12
Bがそれぞれ長穴16B、16Bの右端部に当接した場
合、作動用スリット16Aの左端部はスリット12Aの
左端部p1 の外側に位置し、作動用スリット16Aの右
端部はスリット12Aの右端部p2 の内側に位置する。
この状態でレンズバリア14を閉位置に位置決めする
と、ピン14Aはスリット12Aの左端部p1 に当接し
て作動用スリット16Aの左端部に当接しない。この場
合、ロック部16Dがシャッタボタン部28の突起28
Bの下方に位置して、ロック部16Dとシャッタボタン
部28の突起28Bとが接触する(図5参照)。
6で矢印B方向に付勢されて、ガイドピン12B、12
Bがそれぞれ長穴16B、16Bの右端部に当接した場
合、作動用スリット16Aの左端部はスリット12Aの
左端部p1 の外側に位置し、作動用スリット16Aの右
端部はスリット12Aの右端部p2 の内側に位置する。
この状態でレンズバリア14を閉位置に位置決めする
と、ピン14Aはスリット12Aの左端部p1 に当接し
て作動用スリット16Aの左端部に当接しない。この場
合、ロック部16Dがシャッタボタン部28の突起28
Bの下方に位置して、ロック部16Dとシャッタボタン
部28の突起28Bとが接触する(図5参照)。
【0015】一方、レンズバリア14が撮影レンズ20
の開位置の方向に移動すると、ピン14Aがレンズバリ
ア14と共にスリット12A及び作動用スリット16A
内を矢印A方向に移動する。この場合、スリット12A
の長さL1 は作動用スリット16の長さL2 より長く設
定されているので、レンズバリア14が開位置近傍まで
到達すると、ピン14Aが作動用スリット16Aの右端
部に当接し、ピン14Aはコイルばね26の付勢力に抗
してスライド部材16を矢印A方向に移動する。
の開位置の方向に移動すると、ピン14Aがレンズバリ
ア14と共にスリット12A及び作動用スリット16A
内を矢印A方向に移動する。この場合、スリット12A
の長さL1 は作動用スリット16の長さL2 より長く設
定されているので、レンズバリア14が開位置近傍まで
到達すると、ピン14Aが作動用スリット16Aの右端
部に当接し、ピン14Aはコイルばね26の付勢力に抗
してスライド部材16を矢印A方向に移動する。
【0016】これにより、ロック部16Dが矢印A方向
に移動して、シャッタボタン部28の突起28Bから退
避する。そして、規制部16Cがシャッタボタン部28
の突起28Bの下方に位置し、シャッタボタン部28を
規制部16C内に所定量押し下げることができる(図6
参照)。このように、レンズバリア14と、規制部16
C及びロック部16Dが一体形成されたスライド部材1
6とを別部材で形成して、スライド部材16の移動量
を、規制部16Cがシャッタボタン部28の下方に位置
決めされた位置とロック部16Dがシャッタボタン部2
8の下方に位置決めされた位置との間の最小範囲に設定
する。また、レンズバリア14が完全に開放された場合
のみシャッタボタン部28を規制部16C内に押し下げ
ることができるので、レンズバリア14が半開きの状態
での誤った撮影等を防止することができる。
に移動して、シャッタボタン部28の突起28Bから退
避する。そして、規制部16Cがシャッタボタン部28
の突起28Bの下方に位置し、シャッタボタン部28を
規制部16C内に所定量押し下げることができる(図6
参照)。このように、レンズバリア14と、規制部16
C及びロック部16Dが一体形成されたスライド部材1
6とを別部材で形成して、スライド部材16の移動量
を、規制部16Cがシャッタボタン部28の下方に位置
決めされた位置とロック部16Dがシャッタボタン部2
8の下方に位置決めされた位置との間の最小範囲に設定
する。また、レンズバリア14が完全に開放された場合
のみシャッタボタン部28を規制部16C内に押し下げ
ることができるので、レンズバリア14が半開きの状態
での誤った撮影等を防止することができる。
【0017】図2に示すように前述したシャッタボタン
部材18は樹脂等の弾性部材で形成され、レバー部27
及びシャッタボタン部28を備え、レバー部27には両
側部から突出したピン27A、27Aが同軸上に形成さ
れている。ピン27A、27Aはカメラケース12の上
壁部に回動自在に支持され、レバー部27の端部27B
はカメラケース12の上壁部に当接している(図5、図
6参照)。また、レバー部27の右端部には円筒形のシ
ャッタボタン部28が一体となるように形成されてい
る。シャッタボタン部28はカメラケース12の上壁部
に形成された開口穴12Dに嵌入され、シャッタボタン
部28の下端部外周には鍔28Aが形成されている(図
2参照)。
部材18は樹脂等の弾性部材で形成され、レバー部27
及びシャッタボタン部28を備え、レバー部27には両
側部から突出したピン27A、27Aが同軸上に形成さ
れている。ピン27A、27Aはカメラケース12の上
壁部に回動自在に支持され、レバー部27の端部27B
はカメラケース12の上壁部に当接している(図5、図
6参照)。また、レバー部27の右端部には円筒形のシ
ャッタボタン部28が一体となるように形成されてい
る。シャッタボタン部28はカメラケース12の上壁部
に形成された開口穴12Dに嵌入され、シャッタボタン
部28の下端部外周には鍔28Aが形成されている(図
2参照)。
【0018】鍔28Aは開口穴12Dより大径に形成さ
れ、鍔28Aは開口穴12Dを形成するカメラケース1
2の内壁面に当接する。これにより、シャッタボタン部
28が所定位置に位置決めされ、シャッタボタン部28
の表面はカメラケース12の表面と略面一となる。この
場合、レンズバリア14が撮影レンズ20をカバーする
閉位置に位置すると、シャッタボタン部28の突起28
Bがロック部16Dと接触して(図5参照)、シャッタ
ボタン部28の押し下げをロックする。
れ、鍔28Aは開口穴12Dを形成するカメラケース1
2の内壁面に当接する。これにより、シャッタボタン部
28が所定位置に位置決めされ、シャッタボタン部28
の表面はカメラケース12の表面と略面一となる。この
場合、レンズバリア14が撮影レンズ20をカバーする
閉位置に位置すると、シャッタボタン部28の突起28
Bがロック部16Dと接触して(図5参照)、シャッタ
ボタン部28の押し下げをロックする。
【0019】一方、レンズバリア14が撮影レンズ20
を露出する開位置に位置すると、ロック部16Dがシャ
ッタボタン部28の突起28Bの下方から退避して、規
制部16Cがシャッタボタン部28の突起28Bの下方
に位置する。従って、シャッタボタン部28のロックが
解除されるので、シャッタボタン部28を押圧すると、
レバー部27が弾性変形してシャッタボタン部28を規
制部16C内に所定量押し下げることができる(図6参
照)。そして、シャッタボタン部28の押圧力を解除す
ると弾性変形したレバー部27がもとの状態に復帰して
シャッタボタン部28はその表面がカメラケース12の
表面と略面一となる位置に位置する。
を露出する開位置に位置すると、ロック部16Dがシャ
ッタボタン部28の突起28Bの下方から退避して、規
制部16Cがシャッタボタン部28の突起28Bの下方
に位置する。従って、シャッタボタン部28のロックが
解除されるので、シャッタボタン部28を押圧すると、
レバー部27が弾性変形してシャッタボタン部28を規
制部16C内に所定量押し下げることができる(図6参
照)。そして、シャッタボタン部28の押圧力を解除す
ると弾性変形したレバー部27がもとの状態に復帰して
シャッタボタン部28はその表面がカメラケース12の
表面と略面一となる位置に位置する。
【0020】尚、図1上で30はファインダ、32はス
トロボ、34はストロボ操作ボタンである。前記の如く
構成された本発明に係るレンズバリア付きカメラの作用
について説明する。レンズバリア14が撮影レンズ20
をカバーする閉位置に位置している場合、スライド部材
16がコイルばね26で矢印B方向に付勢されて、ガイ
ドピン12B、12Bがそれぞれ長穴16B、16Bの
右端部に当接する。これにより、ロック部16Dがシャ
ッタボタン部28の突起28Bの下方に位置して、ロッ
ク部16Dとシャッタボタン部28の突起28Bとが接
触する(図5参照)。従って、シャッタボタン部28が
ロックされてシャッタボタン部28の押し下げが阻止さ
れる。
トロボ、34はストロボ操作ボタンである。前記の如く
構成された本発明に係るレンズバリア付きカメラの作用
について説明する。レンズバリア14が撮影レンズ20
をカバーする閉位置に位置している場合、スライド部材
16がコイルばね26で矢印B方向に付勢されて、ガイ
ドピン12B、12Bがそれぞれ長穴16B、16Bの
右端部に当接する。これにより、ロック部16Dがシャ
ッタボタン部28の突起28Bの下方に位置して、ロッ
ク部16Dとシャッタボタン部28の突起28Bとが接
触する(図5参照)。従って、シャッタボタン部28が
ロックされてシャッタボタン部28の押し下げが阻止さ
れる。
【0021】次に、レンズバリア14を撮影レンズ20
をカバーする閉位置から開位置に移動すると、ピン14
Aがレンズバリア14と共にスリット12A及び作動用
スリット16A内を矢印A方向に移動する。この場合、
スリット12Aの長さL1 は作動用スリット16の長さ
L2 より長く設定されているので、レンズバリア14が
開位置近傍まで到達すると、ピン14Aが作動用スリッ
ト16Aの右端部に当接し、ピン14Aはコイルばね2
6の付勢力に抗してスライド部材16を矢印A方向に移
動する。
をカバーする閉位置から開位置に移動すると、ピン14
Aがレンズバリア14と共にスリット12A及び作動用
スリット16A内を矢印A方向に移動する。この場合、
スリット12Aの長さL1 は作動用スリット16の長さ
L2 より長く設定されているので、レンズバリア14が
開位置近傍まで到達すると、ピン14Aが作動用スリッ
ト16Aの右端部に当接し、ピン14Aはコイルばね2
6の付勢力に抗してスライド部材16を矢印A方向に移
動する。
【0022】これにより、ロック部16Dが矢印A方向
に移動してシャッタボタン部28の突起28Bから退避
し、規制部16Cがシャッタボタン部28の突起28B
の下方に位置する。従って、シャッタボタン部28のロ
ックが解除される。従って、シャッタボタン部28を押
圧して規制部16C内に所定量押し下げる(図6参
照)。このように、レンズバリア14と、規制部16C
及びロック部16Dが一体形成されたスライド部材16
とを別部材で形成して、スライド部材16の移動量を、
規制部16Cがシャッタボタン部28の下方に位置決め
された位置とロック部16Dがシャッタボタン部28の
下方に位置決めされた位置との間の最小範囲に設定す
る。また、レンズバリア14が完全に開放された場合の
みシャッタボタン部28を規制部16C内に押し下げる
ことができるので、レンズバリア14が半開きの状態で
の誤った撮影等を防止することができる。
に移動してシャッタボタン部28の突起28Bから退避
し、規制部16Cがシャッタボタン部28の突起28B
の下方に位置する。従って、シャッタボタン部28のロ
ックが解除される。従って、シャッタボタン部28を押
圧して規制部16C内に所定量押し下げる(図6参
照)。このように、レンズバリア14と、規制部16C
及びロック部16Dが一体形成されたスライド部材16
とを別部材で形成して、スライド部材16の移動量を、
規制部16Cがシャッタボタン部28の下方に位置決め
された位置とロック部16Dがシャッタボタン部28の
下方に位置決めされた位置との間の最小範囲に設定す
る。また、レンズバリア14が完全に開放された場合の
みシャッタボタン部28を規制部16C内に押し下げる
ことができるので、レンズバリア14が半開きの状態で
の誤った撮影等を防止することができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るレンズ
バリア付きカメラによれば、スライド部材をカメラケー
スにスライド自在に支持した。スライド部材はレンズバ
リアの開位置近傍でレンズバリアと当接し、この当接位
置からレンズバリアが開位置方向に移動するとスライド
部材がスライド移動する。そして、スライド部材に設け
られたロック部がシャッタボタンのロック位置から退避
して、シャッタボタンの押し下げが可能になる。
バリア付きカメラによれば、スライド部材をカメラケー
スにスライド自在に支持した。スライド部材はレンズバ
リアの開位置近傍でレンズバリアと当接し、この当接位
置からレンズバリアが開位置方向に移動するとスライド
部材がスライド移動する。そして、スライド部材に設け
られたロック部がシャッタボタンのロック位置から退避
して、シャッタボタンの押し下げが可能になる。
【0024】従って、スライド部材の移動量を、レンズ
バリアがスライド部材に当接した位置からレンズバリア
の開位置までの範囲に設定することができる。これによ
り、カメラケース内におけるロック部の移動空間を最小
に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図ると共
に設計の自由度を高くすることができる。
バリアがスライド部材に当接した位置からレンズバリア
の開位置までの範囲に設定することができる。これによ
り、カメラケース内におけるロック部の移動空間を最小
に抑えて、カメラケース内の空間の有効利用を図ると共
に設計の自由度を高くすることができる。
【図1】本発明に係るレンズバリア付きカメラの全体を
示した斜視図
示した斜視図
【図2】本発明に係るレンズバリア付きカメラの要部を
示した要部拡大図
示した要部拡大図
【図3】図1の3−3線に沿った3−3断面図であり、
レンズバリアが閉塞された状態を説明した説明図
レンズバリアが閉塞された状態を説明した説明図
【図4】図3の状態からレンズバリアが開放された状態
を説明した説明図
を説明した説明図
【図5】本発明に係るレンズバリア付きカメラの動作を
説明した説明図
説明した説明図
【図6】本発明に係るレンズバリア付きカメラの動作を
説明した説明図
説明した説明図
10…レンズバリア付きカメラ 12…カメラケース 14…レンズバリア 16…スライド部材 16C…規制部 16D…ロック部 18…シャッタボタン部材 20…撮影レンズ 26…コイルばね(弾性部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 撮影レンズをカバーする閉位置と前記撮
影レンズを露出する開位置との間でスライド移動するレ
ンズバリアを有し、該レンズバリアの開位置でシャッタ
ボタンを押し下げ可能とすると共にレンズバリアの開位
置以外でシャッタボタンをロックしてシャッタボタンの
押し下げを不能とするレンズバリア付きカメラにおい
て、 カメラケースにスライド自在に支持されると共に前記レ
ンズバリアの開位置近傍で前記レンズバリアと当接され
て前記レンズバリアと共にスライド移動されるスライド
部材を設け、 前記レンズバリアに当接した前記スライド部材が前記レ
ンズバリアの開位置への移動によってスライド移動され
たとき、前記スライド部材に設けられたロック部が前記
シャッタボタンのロック位置から退避し、前記シャッタ
ボタンの押し下げを可能とすることを特徴とするレンズ
バリア付きカメラ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13422994A JPH086132A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | レンズバリア付きカメラ |
US08/403,437 US5608478A (en) | 1994-06-16 | 1995-03-14 | Camera with lock-controlling lens barrier |
US08/736,547 US5765068A (en) | 1994-06-16 | 1996-10-24 | Camera with lens barrier for lock-controlling strobe button |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13422994A JPH086132A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | レンズバリア付きカメラ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH086132A true JPH086132A (ja) | 1996-01-12 |
Family
ID=15123449
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13422994A Pending JPH086132A (ja) | 1994-06-16 | 1994-06-16 | レンズバリア付きカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH086132A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100570311B1 (ko) * | 1998-01-28 | 2006-04-11 | 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 | 컴팩트 카메라 |
JP2009098415A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Sony Corp | 電子機器 |
-
1994
- 1994-06-16 JP JP13422994A patent/JPH086132A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100570311B1 (ko) * | 1998-01-28 | 2006-04-11 | 후지 샤신 필름 가부시기가이샤 | 컴팩트 카메라 |
JP2009098415A (ja) * | 2007-10-17 | 2009-05-07 | Sony Corp | 電子機器 |
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