JPH0860918A - ボンネットロック装置 - Google Patents

ボンネットロック装置

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Publication number
JPH0860918A
JPH0860918A JP19946394A JP19946394A JPH0860918A JP H0860918 A JPH0860918 A JP H0860918A JP 19946394 A JP19946394 A JP 19946394A JP 19946394 A JP19946394 A JP 19946394A JP H0860918 A JPH0860918 A JP H0860918A
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JP
Japan
Prior art keywords
lever
hook
bonnet
engaging
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP19946394A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Atokuda
悟 後工田
Shinji Ojiri
真二 尾尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
U Shin Ltd
Original Assignee
Yuhshin Co Ltd
Yuhshin Seiki Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuhshin Co Ltd, Yuhshin Seiki Kogyo KK filed Critical Yuhshin Co Ltd
Priority to JP19946394A priority Critical patent/JPH0860918A/ja
Publication of JPH0860918A publication Critical patent/JPH0860918A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作しやすく軽量で安全性の高いボンネット
ロック装置を提供することにある。 【構成】 フックレバー40が、金属製フック41と、
合成樹脂製レバー42とで構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のボンネットやト
ランクのロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来、自
動車のボンネットロック装置としては、走行中にボンネ
ットが開放すると、前方が見えなくなり、危険であるの
で、例えば、ボンネットのストライカを係止し、ボンネ
ットを全閉位置でロックする第1ロック機構と、この第
1ロック機構のロックが解除されて僅かに開放された状
態のボンネットのストライカを正面略く字形状のフック
レバーで係止し、ボンネットを開放途中でロックする第
2ロック機構とを備えたものがある。したがって、開放
途中でロックしている場合には第2ロック機構のフック
レバーを手動で回動させることにより、ストライカの係
止を解除してボンネットを全開していた。
【0003】しかしながら、前記第2ロック機構のフッ
クレバーには大荷重が作用するので、前記フックレバー
は肉厚の鉄板を打ち抜いて形成されていた。このため、
ボンネットロック装置全体が重くなるだけでなく、振
動,衝撃力による慣性力でフックレバーが回動しやす
く、ロック状態が自然に解除されるという危険があっ
た。そこで、慣性力に基づく誤動作を防止するため、前
記フックレバーの回動をバネ力の大きい復帰バネで抑制
することも行われているが、この方法ではフックレバー
を操作するのに大きな力を必要とし、操作性が低下する
という問題点があった。
【0004】本発明は、前記問題点に鑑み、操作しやす
く軽量で安全性の高いボンネットロック装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記目的を達
成するため、ベースに回動可能に取り付けたラッチでボ
ンネットのストライカを係止し、ボンネットを全閉位置
でロックする第1ロック機構と、この第1ロック機構の
ロックが解除されて僅かに開放された状態のボンネット
のストライカをフックレバーで係止し、ボンネットを開
放途中でロックする第2ロック機構とを備えたボンネッ
トロック装置において、前記第2ロック機構のフックレ
バーが、金属製フックと、合成樹脂製レバーとで構成し
たものである。また、前記フックレバーの合成樹脂製レ
バーは、金属製ベースと前記フックレバーの金属製フッ
クとの間に配置しておいてもよい。
【0006】
【作用】したがって、本発明にかかる請求項1のボンネ
ットロック装置によれば、フックレバーの一部が合成樹
脂材で構成されることになる。また、請求項2のボンネ
ットロック装置によれば、金属製ベースと金属製フック
とが直接接触することはない。
【0007】
【実施例】次に、本発明にかかるボンネットロック装置
の一実施例を図1ないし図8の添付図面に従って説明す
る。本実施例にかかるボンネットロック装置は、車体に
取り付けられるベース10に支軸11,12を突設し、
この支軸11,12にラッチ20およびクローレバー2
5をそれぞれ回動可能に取り付け、前記クローレバー2
5をベース10に設けた操作手段30で回動可能とした
第1ロック機構と、前記ベース10の背面側に設けたフ
ックレバー40からなる第2ロック機構とで構成されて
いる。
【0008】ベース10は、前記支軸11,12の間に
略U字形状のガイド溝13を形成し、周辺縁部に不連続
なリブ14を曲げ起こしてあるとともに、車体に取り付
けるための取付孔16を有する取り付け片17,17が
前記リブ14から左右に延在している。
【0009】ラッチ20は、図2に示すように、ボンネ
ット(図示せず)のストライカ50に係合する係合溝2
1を有するとともに、支軸11の下方側に位置するよう
に第1腕部22,第2腕部23を延在している。さら
に、前記係合溝21の下方側にはクローレバー25に係
合する係合受け部24が設けられている。
【0010】そして、第1腕部22に一端部を係合した
メインスプリング33がベース10の右側のリブ14に
係合され、ラッチ20を開放側に付勢する一方、前記第
2腕部23に一端部を嵌合したサブスプリング34が左
側のリブ14の内側面に圧縮,支持され、ラッチ20の
開放時にラッチ20の初期回動力を増大するように付勢
している。
【0011】なお、本実施例では、引張力が作用するメ
インスプリング33と、圧縮力が作用するサブスプリン
グ34とが略同一方向に並設しているので、両者のバネ
力が相互に打ち消し合い、ベース10の変形を抑制す
る。このため、ラッチ20とクローレバー25とが相互
に強く押し合って接触することがなく、両者は円滑に回
動する。
【0012】クローレバー25は、前記ラッチ20の係
合受け部24に係合する係合突部26を有するもので、
下方側に延在した操作腕部27を操作手段30に連結し
てある。
【0013】なお、前記ラッチ20およびクローレバー
25はベース10の支軸11,12に組み付けた位置規
制板35にて抜け止めされている。この位置規制板35
は、前記ラッチ20およびクローレバー25の板厚方向
のガタツキを防止するもので、その中央に前記ベース1
0のガイド溝13に一致する略U字形状のガイド溝36
を有している。
【0014】操作手段30は、保持スプリング31とワ
イヤ32とからなり、保持スプリング31は一端部をベ
ース10のリブ14に係合する一方、その他端部をクロ
ーレバー25の操作腕部27に係合することにより、ラ
ッチ20とクローレバー25との係合状態を保持し、ワ
イヤ32はクローレバー25の操作腕部27に取り付け
られ、保持スプリング31と略同一直線上に位置してい
る。
【0015】第2ロック機構を形成するフックレバー4
0は、図6に示すように、鉄板を打ち抜いて形成された
フック41と、合成樹脂で成形され、前記フック41に
係合して一体に回動するレバー42とからなるものであ
る。
【0016】前記フック41は、略中央部にレバー42
に係合するための略方形の係合孔43を有するととも
に、上端部に係止爪41aを有している一方、レバー4
2は、図7に示すように、前記フックの係合孔43に係
合する係合突部44を有するとともに、ワッシャ部45
を連結部45aを介して一体成形したものである。
【0017】そして、図8に示すように、ベース10の
貫通孔10aに挿通したボルト47にレバー42、フッ
ク41を順次組み付けた後、ついで、レバー42のワッ
シャ部45をフランジ部42aに嵌合してナット48で
固定する。ついで、図6に示すように、一端部をベース
10に係止した復帰バネ49をレバー42の係止孔46
に係止することにより、フックレバー41は自動復帰す
るようにベース10に組み付けられている。
【0018】本実施例によれば、合成樹脂製レバー42
が金属製ベース10と金属製フック41との接触を防止
する一方、前記レバー42に一体成形した合成樹脂製の
ワッシャ部45が金属製フック41と金属製ナット48
との接触を防止するので、金属同士が直接接触すること
がなく、フックレバー41が円滑に回動するという利点
がある。
【0019】次に、前述の構成からなるボンネットロッ
ク装置の操作方法について説明する。まず、図1に示す
ロック状態のボンネットロック装置において、操作手段
30のワイヤ32を引くと、保持スプリング31のバネ
力に抗してクローレバー25が支軸12を中心として回
動し、その係合突部26がラッチ20の係合受け部24
から外れる。このため、ラッチ20の回動初期において
はメインスプリング33のバネ力およびサブスプリング
34のバネ力がボンネットのストライカ50を押し上
げ、ラッチ20の回動途中においてはメインスプリング
34のバネ力がボンネットのストライカ50を押し上げ
る(図4および図5)。このため、ラッチ20の回動初
期には従来例よりも大きなリフト力が得られる。
【0020】ついで、ラッチ20に押し上げられたスト
ライカ50はフックレバー40の係止爪41aに係止し
て仮止めされる。そして、復帰バネ49のバネ力に抗し
てレバー42を持ち上げてフックレバー40を回動させ
ると、係止爪41aからストライカ50が外れ、ボンネ
ットが全開可能となる。
【0021】次に、ボンネットを押し下げると、ストラ
イカ50がフック41の係止爪41aに当接してフック
41を側方に押し倒すので、フックレバー40が回動
し、ストライカ50がベース10のガイド溝13に嵌合
し、ラッチ20の係合溝21に嵌合する。さらに、ボン
ネットを押し下げると、ストライカ50が位置規制板3
5のガイド溝36に嵌合し、メインスプリング33のバ
ネ力に抗してラッチ20が回動しつつ、サブスプリング
34を圧縮する一方、クローレバー25の係合突部26
がラッチ20の側端面を摺接し、その係合受け部24に
係合してロック状態となる。
【0022】前述の実施例では、メインスプリング33
の一端部をラッチ20に係合し、その他端部をベース1
0のリブ14に係合する場合について説明したが、必ず
しもこれに限らず、メインスプリング33の他端部はク
ローレバー25に係合してもよい。このように係合して
クローレバー25が回動すると、メインスプリング33
が伸びることにより、より大きなバネ力がラッチ20に
負荷され、より大きなリフト力が得られる。
【0023】また、レバー42に一体成形したワッシャ
部45は必ずしも必要ではなく、必要に応じて一体成形
すればよく、別体のものを組み付けてもよい。さらに、
フックレバー40は、別体のフック41とレバー42と
を組み付けたものに限らず、インサート成形、あるい
は、アウトサート成形で一体化したものでもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の請求項1にかかるボンネットロック装置によれば、第
2ロック機構を構成するフックレバーが金属製フック
と、合成樹脂製レバーとで形成されるので、従来例のフ
ックレバーよりも軽量化されるだけでなく、フックレバ
ー全体の重心が従来例よりもフック寄りとなり、外部か
らの振動,衝撃力に基づく慣性力(回動力)が小さくな
るので、フックレバーが自然に回動することがなくな
り、安全性が向上する。また、慣性力に基づく不具合を
解消するため、従来例のように復帰バネのバネ力を大き
くする必要がないので、操作性の低下を防止できる。さ
らに、レバーを合成樹脂で形成するので、従来例よりも
レバーの形状を自由に選択でき、設計の自由度が大きく
なる。特に、使用される車種によってはレバーの金型だ
けを製作すればよいので、部品を共通化でき、金型費用
を節約できる。そして、フックレバーのうち、フックだ
けを鉄板から製造すればよいので、フック自体の形状が
従来例よりもシンプルとなり、材料取りにおいて無駄が
生じず、製造コストを低減できる。請求項2によれば、
金属製ベースと金属製フックとの間に合成樹脂製レバー
が位置するので、金属同士が直接接触することがなく、
フックレバーの回動が円滑になって操作性がより一層向
上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本願発明にかかるボンネットロック装置のロ
ック状態を示す正面図である。
【図2】 図1から内部構成部品の一部を消去した場合
を示す正面図である。
【図3】 図1から構成部品の一部を消去した場合を示
す左側面断面図である。
【図4】 本願発明にかかるボンネットロック装置の仮
ロック状態を示す正面図である。
【図5】 図4から内部構成部品の一部を消去した場合
を示す正面図である。
【図6】 本願発明にかかるボンネットロック装置の仮
ロック状態を示す背面図である。
【図7】 フックレバーを構成するレバーの斜視図であ
る。
【図8】 フックレバーの取付状態を示す部分端面図で
ある。
【符号の説明】
10…ベース、11,12…支軸、20…ラッチ、21
…係合溝、22…第1腕部、23…第2腕部、24…係
合受け部、25…クローレバー、26…係合突部、27
…操作腕部、30…操作手段、31…保持スプリング、
32…ワイヤ、33…メインスプリング、34…サブス
プリング、40…フックレバー、41…フック、42…
レバー、45…ワッシャ部、50…ストライカ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに回動可能に取り付けたラッチで
    ボンネットのストライカを係止し、ボンネットを全閉位
    置でロックする第1ロック機構と、この第1ロック機構
    のロックが解除されて僅かに開放された状態のボンネッ
    トのストライカをフックレバーで係止し、ボンネットを
    開放途中でロックする第2ロック機構とを備えたボンネ
    ットロック装置において、 前記第2ロック機構のフックレバーが、金属製フック
    と、合成樹脂製レバーとからなることを特徴とするボン
    ネットロック装置。
  2. 【請求項2】 前記フックレバーの合成樹脂製レバー
    を、金属製ベースと前記フックレバーの金属製フックと
    の間に配置したことを特徴とする請求項1に記載のボン
    ネットロック装置。
JP19946394A 1994-08-24 1994-08-24 ボンネットロック装置 Pending JPH0860918A (ja)

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JP19946394A JPH0860918A (ja) 1994-08-24 1994-08-24 ボンネットロック装置

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JP19946394A Pending JPH0860918A (ja) 1994-08-24 1994-08-24 ボンネットロック装置

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JP (1) JPH0860918A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011011640A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Toyota Boshoku Corp 車両用シートのロック装置
JP2011136612A (ja) * 2009-12-28 2011-07-14 Honda Motor Co Ltd 車両のリッド構造
CN104999897A (zh) * 2015-07-29 2015-10-28 金奇 一种多功能游乐车
WO2020026426A1 (ja) * 2018-08-03 2020-02-06 アイシン精機株式会社 車両用フードロック装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20010605