JPH086072B2 - 粘接着剤組成物 - Google Patents

粘接着剤組成物

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JPH086072B2
JPH086072B2 JP17921087A JP17921087A JPH086072B2 JP H086072 B2 JPH086072 B2 JP H086072B2 JP 17921087 A JP17921087 A JP 17921087A JP 17921087 A JP17921087 A JP 17921087A JP H086072 B2 JPH086072 B2 JP H086072B2
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清 小野
欣之輔 比野
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は粘着テープ、シート、ラベル等に使用され、
電離放射線により硬化する成分と化学反応により硬化す
る成分を含有している粘接着剤組成物に関する。
粘着テープが各方面で使用される様になつてきた今
日、それに対する要求性能も高度化あるいは多様化して
きた。特に、通常は従来から既に使用されている粘着テ
ープの粘着剤の如き粘着機能を維持しているが、所望に
応じその接着力が上昇し接着剤化する、いわゆる粘接着
剤は粘着剤および接着剤を利用する各方面で切望されて
いる。従来の粘接着剤は例えば、特開昭61−162574号に
示される様に主剤と硬化剤とから成る二液型組成物があ
るが、主剤と硬化剤をブレンドした後のポツトライフが
短く、ゲル化しやすい等の問題をかかえている。
本発明者等はポツトライフの制約を受けにくく、一液
型組成物としての調整が可能で、粘着テープ、シート、
ラベル等の製品形態にする事を可能にし、かつ通常は一
般の粘着剤としての特性を有し、被着体に貼付後必要に
応じ接着化する事を可能とする等の優れた特性を有す粘
接着剤について鋭意研究の結果、無溶剤ないしは高固型
分濃度のゴム系成分とアクリル系モノマー成分との配合
物を電離性放射線により硬化せしめ、相分離しない安定
な構造に形成する事によつて粘着剤化し得ると共にこの
粘着剤は室温下では特性の変化がなく安定している事、
および被着体に貼付後、加熱処理による化学反応により
硬化が生じ、接着力が飛躍的に向上する事を見出し本発
明を完成するに至つた。すなわち本発明は 1分子中に少なくとも1個のカルボキシル基を有するよ
うに変成した液状の共役ジエン化合物ポリマー 100部 (重量部以下同じ) 粘着付与樹脂 10〜150部 エポキシ樹脂 2〜30部 反応促進剤 0.05〜5部 からなる組成物(A)と アクリル酸又はメタクリル酸アルキルエステルモノマー
100部 エチレン系不飽和カルボン酸 0〜10部 多官能アクリレートモノマー 0〜10部 から成る組成物(B)を含有する事を特徴とする粘接着
剤組成物である。
上記の組成物(A)を構成する共役ジエン化合物ポリ
マーとしては、例えばシス1.4ポリイソプレン、ポリブ
タジエンなどがあげられる。
この共役ジエン化合物のポリマーには、その二重結合
部分にカルボキシル基を付加させることにより変性さ
せ、このカルボキシル基は、ポリマー1分子中に少なく
とも1個が付加されている。
粘着付与樹脂はロジン系樹脂、テルペン系樹脂、テル
ペンフエノール系樹脂、石油系樹脂、クマロンインデン
樹脂、スチレン樹脂、キシレン樹脂など従来公知のもの
があり、その1種若しくは2種以上併用できる。
エポキシ樹脂としては、例えばビスフエノールA型エ
ポキシ樹脂、ビスフエノールF型エポキシ樹脂、ノボラ
ツク型エポキシ樹脂、グリシジルエーテル系エポキシ樹
脂、グリシジルエステル系エポキシ樹脂などがあげられ
る。
反応促進剤としては、例えば2−メチルイミダゾー
ル、2−エチルイミダゾール、2−エチル−4−メチル
イミダゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール
などのイミダゾール類、ベンジルジメチルアミン、トリ
エタノールアミン、N・N−ジメチルアミノエタノー
ル、N・N−ジエチルアミノエタノール、N・N−ジプ
ロピルアミノエタノール、トリスジメチルアミノメチル
フエノールなどのアミン類などがあり、単独にまたは2
種以上併用できる。
また上記組成物(B)を構成するアクリル酸又はメタ
クリル酸アルキルエステルモノマーには例えば(メタ)
アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メ
タ)アクリル酸n−ブチル、アクリル酸2−エチルヘキ
シル、メタクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸
イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メ
タ)アクリル酸イソノニル等があげられる。
また、エチレン系不飽和カルボン酸としては、アクリ
ル酸、メタクリル酸、イタコン酸等を使用することがで
きる。
多官能アクリルモノマーは、分子内に2個以上の光重
合性二重結合を有する化合物であつて、例えばエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、1.4−ブタンジオールジ
(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メ
タ)アクリレート、1.6−ヘキサンジオールジ(メタ)
アクリレートなどのアルキレングリコールジ(メタ)ア
クリレート類、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリ
レート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、ジプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、
ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリ
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレートなどのポ
リオキシアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート
類、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、
ペンタエリストールテトラ(メタ)アクリレートなどの
脂肪族多価アルコールのポリ(メタ)アクリレート類な
どがある。
上記組成物(A)を組成する上記原料の配合割合は、
1分子中に少なくとも1個のカルボキシル基を有する共
役ジエン化合物100部に対し、粘着付与樹脂10〜150部、
好ましくは30〜100部、エポキシ樹脂2〜30部、好まし
くは5〜15部、反応促進剤0.05〜5部、好ましくは0.1
〜3部であり、また組成物(B)を組成する上記原料の
配合割合は、アクリル酸又はメタクリル酸アルキルエス
テルモノマー100部に対し、エチレン系不飽和カルボン
酸0〜10部、好ましくは0〜5部、多官能アクリレート
モノマー0〜10部、好ましくは0〜5部である。
上記組成物(A)の原料配合割合において粘着付与樹
脂の添加量が10部未満の場合は、常態(熱処理前)およ
び熱処理後共に接着力が乏しく実用機能を満たさなくな
り、150部を超えると熱処理前の接着力は大きいもの
の、被着体の汚染が起こり易くなり、熱処理後の接着力
の向上も殆ど認められなくなる。エポキシ樹脂の添加量
が2部未満の場合は熱処理後の接着力の向上が殆ど認め
られなくなり、30部を超えると配合物(B)の相溶性が
悪く、塗布前に相分離を生じ易くなる。組成物(B)に
おいてエチレン系不飽和カルボン酸の添加量が10部を超
えると、熱処理前(常態)において殆ど粘着性を示さな
くなる。多官能アクリレートモノマーの添加量が10部を
超えても、電離放射線の照射により硬い皮膜となり粘着
性を示さなくなる。
上記組成物(A)と組成物(B)は、後記するよう
に、組成物(A)と組成物(B)の含有割合を40:60〜7
5:25にすると好ましい。
本発明の粘接着剤組成物を構成する上記の組成物に
は、上記以外に公知の軟化剤、老化防止剤、その他の配
合剤を必要に応じて添加する事ができる。
本発明の粘接着剤組成物で粘接着テープ、シート、ラ
ベル等を製造するには、まず組成物(A)と組成物
(B)を混合後、紙、プラスチツクフイルム、セロハ
ン、布等の基材に塗布する。この組成物(A)と(B)
との混合物は、比較的低粘度の無溶剤又は高固型分濃度
の液体であるので、ナイフコーター、ロールコーターな
ど公知の手段により容易に塗布できる。上記の粘接着剤
組成物は基材に塗布後、電離性放射線を適度に照射する
ことにより硬化され、適度なタツク、凝集力、接着力を
有する粘着剤になる。電離性放射線としては紫外線、α
線、β線、X線及び電子線などが使用できる。電離性放
射線が紫外線の場合は、反応を促進させるために光増感
剤を配合する。光増感剤としては、例えば、ベンジルジ
メチルケタールなどのケタール類、ベンゾインメチルエ
ーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾイン−1−
プロピルエーテル、ベンゾイン、α−メチルベンゾイン
などのベンゾイン類、9・10アントラキノン、1−クロ
ルアントラキノン、2−クロルアントラキノン、2−エ
チルアントラキノンなどのアントラキノン類、ベンゾフ
エノン、P−クロルベンゾフエノン、P−ジメチルアミ
ノベンゾフエノンなどのベンゾフエノン類、2−ヒドロ
キシ−2−メチルプロピオンフエノン、1−(4−イソ
プロピルフエニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピオフエノンなどのプロピオフエノン類、ジベンゾスベ
ロンなどのスベロン類、ジフエニルジスルフイド、テト
ラメチルチウラムジスルフイド、チオキサントンなどの
含イオウ化合物類などがあげられる。
この様にして形成された粘接着テープ、シート、ラベ
ルは、そのまま粘着テープ、シート、ラベルとして問題
なく使用することが出来るが、さらに強い接着力を必要
とする場合には、これらを被着体に貼付後、50〜200℃
で1分〜120分の熱処理を行う事により、組成物(A)
の中のカルボキシル基とエポキシ樹脂との架橋反応によ
り強固な接着が達成できる。
上記本発明の粘接着剤組成物の有する特に優れた効果
としては次の点があげられる。
1) 本発明の組成物を用い光照射を行う事により、ゴ
ム系粘着剤成分とアクリル系粘着剤成分の本来相溶性の
ない二種の成分を、相分離しない安定な構造に形成でき
る。
2) 本発明の組成物は無溶剤又は高固型分濃度として
調整できる為、省エネルギー、省資源、省スペース及び
公害対策などの面で利点を有する他、生産性の向上も可
能である。
3) ポツトライフの制約を受けにくい事により、従来
の様な二液型ではなく、一液型あるいは粘着テープ、シ
ート、ラベルのような製品形態にする事が可能である。
又、被着体に貼付後必要に応じて加熱処理により粘着剤
の接着剤化が可能な事から実用機能性の拡大を計る事が
可能である。
以下、本発明を実施例によつて説明するが、本発明は
それらの実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1〜6 組成物(A)および組成物(B)の原料配合割合を表
1および表2に示す。
上記表1と表2の配合例によって組成物(A)と組成
物(B)を表3に示す組合せおよび配合比に調製して粘
接着剤を得、これを厚さ25μのポリエチレンテレフタレ
ートフイルム製基材の一方の面にナイフコーターを用い
て、総厚が55μとなるように均一に塗布した。次に塗布
面側から高圧水銀灯(80W/cm)を高さ10cmの位置より約
3秒間照射し、粘着テープを得た。得られた粘着テープ
を試料にしてJIS Z−0237に準じて、ステンレス板に
貼付け23℃における180゜粘着力を測定し、これを熱処
理前接着力として表3に示した。別にステンレス板に同
様に貼付された試料を120℃の熱風乾燥器内で30分間熱
処理し、更に23℃雰囲気中に3時間放置した後、180゜
粘着力を測定し、これを熱処理後の接着力として表3に
併記した。
比較例1〜5 組成物(A)に対応する比較例の組成物としてC−1
と、組成物(B)に対応する比較例の組成物としてC−
2及びC−3のそれぞれの原料配合割合を表1と表2に
表示すると共に比較例につき実施例1〜6と同様にして
製造した粘接着テープにつき実施例と同様にして接着力
を測定した結果を、その配合例と共に第3表に併記し
た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1分子中に少なくとも1個のカルボキシル
    基を有するようにように変性した液状の共役ジエン化合
    物ポリマー 100重量部 粘着付与樹脂 10〜150重量部 エポキシ樹脂 2〜30重量部 反応促進剤 0.05〜5重量部 からなる組成物(A)と アクリル酸又はメタアクリル酸アルキルエステルモノマ
    ー 100重量部 エチレン系不飽和カルボン酸 0〜10重量部 多官能アクリルモノマー 0〜10重量部 からなる組成物(B)を含有している粘接着剤組成物。
  2. 【請求項2】上記組成物(A)と組成物(B)の含有割
    合が40:60〜75:25である特許請求の範囲第1項に記載の
    粘接着剤組成物。
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