JPH0860686A - マンホール蓋とその製造方法 - Google Patents
マンホール蓋とその製造方法Info
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- JPH0860686A JPH0860686A JP6218003A JP21800394A JPH0860686A JP H0860686 A JPH0860686 A JP H0860686A JP 6218003 A JP6218003 A JP 6218003A JP 21800394 A JP21800394 A JP 21800394A JP H0860686 A JPH0860686 A JP H0860686A
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- concrete
- frame
- manhole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リブ3を格子状に有する枠部2に、コンクリ
ートを打設してリブ3を埋め込むコンクリート充填構造
のマンホール蓋1において、コンクリート打設の作業性
の向上とマンホール蓋1の薄肉化・軽量化を図る。 【構成】 マンホール蓋1として表示すべきマンホール
内の施設や管理者の文字・マークを有する表示部5A・
5Bと、外しツールのツール挿入孔4を有するツール挿
入部6を、リブ3の中間に一体に固設配設すると共に、
その表示部5A・5B等の表面が、打設コンクリートの
表面に露出する配設形状を有するマンホール蓋枠体10
からなるマンホール蓋1と、そのマンホール蓋枠体10
をコンクリート打設台7の上面8に伏せて、表示部5A
・5Bの表面を上面8に接合させて載置し、コンクリー
ト9を打設してマンホール蓋1を製造する方法が特徴で
ある。
ートを打設してリブ3を埋め込むコンクリート充填構造
のマンホール蓋1において、コンクリート打設の作業性
の向上とマンホール蓋1の薄肉化・軽量化を図る。 【構成】 マンホール蓋1として表示すべきマンホール
内の施設や管理者の文字・マークを有する表示部5A・
5Bと、外しツールのツール挿入孔4を有するツール挿
入部6を、リブ3の中間に一体に固設配設すると共に、
その表示部5A・5B等の表面が、打設コンクリートの
表面に露出する配設形状を有するマンホール蓋枠体10
からなるマンホール蓋1と、そのマンホール蓋枠体10
をコンクリート打設台7の上面8に伏せて、表示部5A
・5Bの表面を上面8に接合させて載置し、コンクリー
ト9を打設してマンホール蓋1を製造する方法が特徴で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水道または電線・通
信ケーブル等を収容した地下空洞等のマンホールへ覆着
するマンホール蓋とそのマンホール蓋の製造方法に関す
るものであり、詳しくは、マンホール蓋の枠体にコンク
リートを充填した構造を有して、マンホールの開口部に
閉鎖状に覆着するコンクリート充填構造のマンホール蓋
とその製造方法に関するものである。
信ケーブル等を収容した地下空洞等のマンホールへ覆着
するマンホール蓋とそのマンホール蓋の製造方法に関す
るものであり、詳しくは、マンホール蓋の枠体にコンク
リートを充填した構造を有して、マンホールの開口部に
閉鎖状に覆着するコンクリート充填構造のマンホール蓋
とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マンホール蓋は、前記のコンクリート充
填構造のものと、金属板構造の二様のものに類別され、
いずれもマンホールへの覆着状態で視認できるように、
そのマンホール内の収容物や施設の内容・管理者名・管
理者マーク等の表示欄を設け、それぞれのマンホール蓋
の表面に、その表示があらわれるようにすると共に、覆
着状態のマンホール蓋を外して作業員等がマンホールへ
入るときに、マンホール蓋の外しツールを挿入する外し
ツール挿入孔を設ける基本構造を有している。
填構造のものと、金属板構造の二様のものに類別され、
いずれもマンホールへの覆着状態で視認できるように、
そのマンホール内の収容物や施設の内容・管理者名・管
理者マーク等の表示欄を設け、それぞれのマンホール蓋
の表面に、その表示があらわれるようにすると共に、覆
着状態のマンホール蓋を外して作業員等がマンホールへ
入るときに、マンホール蓋の外しツールを挿入する外し
ツール挿入孔を設ける基本構造を有している。
【0003】そして、前記のコンクリート充填構造のも
のでは、表示すべき文字・マークを有する鋳造製別体の
単数または複数の表示板体と、同じく別体のツール挿入
部体が、マンホール蓋の枠体と組合され、その枠体にコ
ンクリートを打設して、その表示板体とツール挿入部体
の表面以外の部分を、コンクリートに埋め込み固定して
成形されている。
のでは、表示すべき文字・マークを有する鋳造製別体の
単数または複数の表示板体と、同じく別体のツール挿入
部体が、マンホール蓋の枠体と組合され、その枠体にコ
ンクリートを打設して、その表示板体とツール挿入部体
の表面以外の部分を、コンクリートに埋め込み固定して
成形されている。
【0004】しかし、そのコンクリート打設による表示
板体とツール挿入部体の固定は、枠体への正確な相対位
置決めが、かなり困難にして手数がかかると共に、それ
等が位置ずれしたものを生ずる品質上の不具合が存在す
るので、これ等の不具合を解消するものとして、特開平
6ー49857号公報に示されるマンホール蓋とその製
造方法の公知例があり、マンホール蓋の表面に表示すべ
き文字・マークをあらわした表示物群を、アームで連結
して一体になした連結表示物(マンホール蓋の枠体とは
別体)を、コンクリート打設台の上に伏せて置き、その
上にマンホール蓋の枠体を覆せて、その連結表示物をマ
ンホール蓋の枠体側のコイルばねで弾圧すると共に、そ
の枠体とコンクリート打設台をクランプ治具でクランプ
セットして位置ずれを防止し、コンクリート打設する構
造と工法になっている。
板体とツール挿入部体の固定は、枠体への正確な相対位
置決めが、かなり困難にして手数がかかると共に、それ
等が位置ずれしたものを生ずる品質上の不具合が存在す
るので、これ等の不具合を解消するものとして、特開平
6ー49857号公報に示されるマンホール蓋とその製
造方法の公知例があり、マンホール蓋の表面に表示すべ
き文字・マークをあらわした表示物群を、アームで連結
して一体になした連結表示物(マンホール蓋の枠体とは
別体)を、コンクリート打設台の上に伏せて置き、その
上にマンホール蓋の枠体を覆せて、その連結表示物をマ
ンホール蓋の枠体側のコイルばねで弾圧すると共に、そ
の枠体とコンクリート打設台をクランプ治具でクランプ
セットして位置ずれを防止し、コンクリート打設する構
造と工法になっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上の公知例のもの
は、表示物群を正確に位置決めしてコンクリートに埋め
固定する応分の作用効果を有するものの、コンクリート
打設の準備に、その枠体と連結表示物間に介装するコイ
ルばねのセット、および、クランプ治具のセット作業に
手数を要して作業性に劣る。そして、その連結表示物と
マンホール枠体とは実質的に別体物のため、その連結表
示物は、マンホール蓋が担持すべき強大な荷重(マンホ
ール蓋上を通過する重車輌等に基づく外的荷重)に耐え
る機械的構造物の構成メンバーとしての機械的強度の寄
与度が少く、マンホール蓋の機械的強度は、その枠体と
コンクリート層によって確保せざるを得ないので、マン
ホール蓋の形状・サイズが肉厚化・大形化する傾向が避
けられず、重量化して取り扱い性に劣り、かつ、コスト
高になる難点がある。
は、表示物群を正確に位置決めしてコンクリートに埋め
固定する応分の作用効果を有するものの、コンクリート
打設の準備に、その枠体と連結表示物間に介装するコイ
ルばねのセット、および、クランプ治具のセット作業に
手数を要して作業性に劣る。そして、その連結表示物と
マンホール枠体とは実質的に別体物のため、その連結表
示物は、マンホール蓋が担持すべき強大な荷重(マンホ
ール蓋上を通過する重車輌等に基づく外的荷重)に耐え
る機械的構造物の構成メンバーとしての機械的強度の寄
与度が少く、マンホール蓋の機械的強度は、その枠体と
コンクリート層によって確保せざるを得ないので、マン
ホール蓋の形状・サイズが肉厚化・大形化する傾向が避
けられず、重量化して取り扱い性に劣り、かつ、コスト
高になる難点がある。
【0006】本発明は、以上の従来技術の難点を解消す
るマンホール蓋と、その製造方法を提供するものであ
る。
るマンホール蓋と、その製造方法を提供するものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の技術課題を解決す
る本発明は「所要形状に枠囲いした枠部の内側に、端部
を該枠部に固定したリブを格子状等に配設し、前記リブ
を打設コンクリートに埋め込む形状を有すると共に、表
示すべき文字・マーク等を表面に有する単数または複数
の表示部を、前記リブの中間に一体に配設したマンホー
ル蓋枠体からなり、前記表示部の表面を打設コンクリー
トの表面に露出する構造」のマンホール蓋と、
る本発明は「所要形状に枠囲いした枠部の内側に、端部
を該枠部に固定したリブを格子状等に配設し、前記リブ
を打設コンクリートに埋め込む形状を有すると共に、表
示すべき文字・マーク等を表面に有する単数または複数
の表示部を、前記リブの中間に一体に配設したマンホー
ル蓋枠体からなり、前記表示部の表面を打設コンクリー
トの表面に露出する構造」のマンホール蓋と、
【0008】「前記構成のマンホール蓋枠体を、コンク
リート打設台の上面に伏せて載置し、前記表示部の表面
を前記コンクリート打設台の上面に接合させた姿勢にな
し、前記リブ間にコンクリートを打設することを特徴と
するマンホール蓋の製造方法」からなっている。
リート打設台の上面に伏せて載置し、前記表示部の表面
を前記コンクリート打設台の上面に接合させた姿勢にな
し、前記リブ間にコンクリートを打設することを特徴と
するマンホール蓋の製造方法」からなっている。
【0009】
【作用】以上の本発明のマンホール蓋は、使用状態のマ
ンホール蓋の表面に露出すべき表示部が、マンホール蓋
枠体のリブ間に一体に固設配設されているので、コンク
リート打設時には、その表示部をコンクリート打設台の
上面に接合させて伏せて載せ、コンクリートを打設する
ことができるので、その表示部の位置決めセットの作業
が無用になると共に、その表示部の位置ずれのおそれが
なく、コンクリート蓋の成形品質が安定し、コンクリー
ト打設作業が簡易化し能率化する。
ンホール蓋の表面に露出すべき表示部が、マンホール蓋
枠体のリブ間に一体に固設配設されているので、コンク
リート打設時には、その表示部をコンクリート打設台の
上面に接合させて伏せて載せ、コンクリートを打設する
ことができるので、その表示部の位置決めセットの作業
が無用になると共に、その表示部の位置ずれのおそれが
なく、コンクリート蓋の成形品質が安定し、コンクリー
ト打設作業が簡易化し能率化する。
【0010】そして、その表示部は、格子状等をなすリ
ブ群の中間に固設されているので、リブ群がなす梁体の
一部を構成し、強大な外力荷重を担持して、スパン中間
に最大モーメンを生ずるリブの中間部分の断面二次モー
メントを増大する有効メンバーとして機能する。従っ
て、従来構造の枠体と表示部体が別体物の組合せからな
るものより、マンホール蓋の耐圧強度が向上し、マンホ
ール蓋の薄肉化・小形化が可能になる。
ブ群の中間に固設されているので、リブ群がなす梁体の
一部を構成し、強大な外力荷重を担持して、スパン中間
に最大モーメンを生ずるリブの中間部分の断面二次モー
メントを増大する有効メンバーとして機能する。従っ
て、従来構造の枠体と表示部体が別体物の組合せからな
るものより、マンホール蓋の耐圧強度が向上し、マンホ
ール蓋の薄肉化・小形化が可能になる。
【0011】
【実施例】以下、実施例に基づいて詳しく説明する。ま
ず、本発明一実施例のマンホール蓋1と、その製造方法
を示す図1を参照して、所要サイズの方形に枠囲いした
枠部2の内側に、枠部2の対向辺間を連結するリブ3が
格子状に配設され、このリブ3群のそれぞれの端部は枠
部2と一体となり、この枠部2の内側空隙部にコンクリ
ートを打設して、リブ3群を埋め込む鋳造製のマンホー
ル蓋枠体10が主要部をなしている。
ず、本発明一実施例のマンホール蓋1と、その製造方法
を示す図1を参照して、所要サイズの方形に枠囲いした
枠部2の内側に、枠部2の対向辺間を連結するリブ3が
格子状に配設され、このリブ3群のそれぞれの端部は枠
部2と一体となり、この枠部2の内側空隙部にコンクリ
ートを打設して、リブ3群を埋め込む鋳造製のマンホー
ル蓋枠体10が主要部をなしている。
【0012】そして、このマンホール蓋枠体10のリブ
3群の中間位置には、マンホール蓋1を覆着するマンホ
ールの施設内容の「雨水」の文字を表面にあらわした方
形板体の表示部5Aと、当該マンホールの内部施設の管
理者の地方自治体マーク(都市マーク)を表面にあらわ
した方形板体の表示部5Bと、使用状態のマンホール蓋
1をマンホールから外すときに、外しツールを挿入する
ツール挿入孔4を有するツール挿入部6が一列配設され
て、それぞれの外周と接合するリブ3と一体になってい
る。即ち、図1(B)(C)のように、両端を枠部2に
固設した固定端をなし、中間部分の上部に荷重を受ける
両端固定梁をなすリブ3の中央部分に、表示部5A・5
B等が一体に固設され、この表示部5A・5B等が両端
固定梁の中央部を構成する構造になっている。
3群の中間位置には、マンホール蓋1を覆着するマンホ
ールの施設内容の「雨水」の文字を表面にあらわした方
形板体の表示部5Aと、当該マンホールの内部施設の管
理者の地方自治体マーク(都市マーク)を表面にあらわ
した方形板体の表示部5Bと、使用状態のマンホール蓋
1をマンホールから外すときに、外しツールを挿入する
ツール挿入孔4を有するツール挿入部6が一列配設され
て、それぞれの外周と接合するリブ3と一体になってい
る。即ち、図1(B)(C)のように、両端を枠部2に
固設した固定端をなし、中間部分の上部に荷重を受ける
両端固定梁をなすリブ3の中央部分に、表示部5A・5
B等が一体に固設され、この表示部5A・5B等が両端
固定梁の中央部を構成する構造になっている。
【0013】そして、その表示部5A・5Bとツール挿
入部6のそれぞれの表面は、マンホール蓋枠体10にコ
ンクリート9を打設して固化させた状態において、コン
クリート9の表面がなすマンホール蓋1の表面に露出
し、マンホール蓋1の使用状態において、その文字・マ
ークが的確に視認できると共に、ツール挿入部6のツー
ル挿入孔4に、所要のツールが挿入できるようになって
いる。
入部6のそれぞれの表面は、マンホール蓋枠体10にコ
ンクリート9を打設して固化させた状態において、コン
クリート9の表面がなすマンホール蓋1の表面に露出
し、マンホール蓋1の使用状態において、その文字・マ
ークが的確に視認できると共に、ツール挿入部6のツー
ル挿入孔4に、所要のツールが挿入できるようになって
いる。
【0014】そして、以上の構造を有する本発明のマン
ホール蓋1は、以下の工法・手順によってコンクリート
を打設して成形される。即ち、図1の(D)参照、マン
ホール蓋枠体10の表面に整合する上面8を有するコン
クリート打設台7の上に、前記構成のマンホール蓋枠体
10を伏せて載置して、表示部5A・5Bとツール挿入
部6の表面を上面8に接合してセットし、そのマンホー
ル蓋枠体10の裏側からコンクリート9を打設してリブ
3群を埋め込み、しかるのち、必要に応じて、そのコン
クリート打設状態のものに振動を与え、固化後に打設台
7から外して「コンクリート9を枠部2の空間部分に打
設し、コンクリート9の表面がなすマンホール蓋1の表
面に、表示部5A・5Bの文字・マークが露出したマン
ホール蓋1」に成形される。
ホール蓋1は、以下の工法・手順によってコンクリート
を打設して成形される。即ち、図1の(D)参照、マン
ホール蓋枠体10の表面に整合する上面8を有するコン
クリート打設台7の上に、前記構成のマンホール蓋枠体
10を伏せて載置して、表示部5A・5Bとツール挿入
部6の表面を上面8に接合してセットし、そのマンホー
ル蓋枠体10の裏側からコンクリート9を打設してリブ
3群を埋め込み、しかるのち、必要に応じて、そのコン
クリート打設状態のものに振動を与え、固化後に打設台
7から外して「コンクリート9を枠部2の空間部分に打
設し、コンクリート9の表面がなすマンホール蓋1の表
面に、表示部5A・5Bの文字・マークが露出したマン
ホール蓋1」に成形される。
【0015】なお、前記のコンクリート打設に際し、コ
ンクリート打設状態のマンホール蓋枠体10を加振する
ときは、振動による打設台7とマンホール蓋枠体10と
の位置ずれを防止するために、打設台7に隆設したスト
ッパー凸部11の間にマンホール蓋枠体10を入れてセ
ットしたり、または、図示点線例示のクランプ12によ
って、打設台7とマンホール蓋枠体10を係止する。
ンクリート打設状態のマンホール蓋枠体10を加振する
ときは、振動による打設台7とマンホール蓋枠体10と
の位置ずれを防止するために、打設台7に隆設したスト
ッパー凸部11の間にマンホール蓋枠体10を入れてセ
ットしたり、または、図示点線例示のクランプ12によ
って、打設台7とマンホール蓋枠体10を係止する。
【0016】以上の図1実施例の構造と製造方法による
とマンホール蓋1は、前記の作用があり、コンクリート
打設作業が簡素化して能率化すると共に、マンホール蓋
1の薄肉化・小形化が促進できる。即ち、コンクリート
打設に際して、表示部5A・5Bを位置決めしたり、コ
イルばねで押えセットする対策が無用になり、コンクリ
ート打設作業が簡素化されて能率化する。そして、その
コンクリート打設時に、振動による位置ずれ防止のため
に、前記のクランプ12をセットするにしても、そのク
ランプ12のセットは、打設台7と枠体10の単なる連
結セットで良く、前記従来手段の「コイルばね介装によ
る表示部の押圧セット」より格段に簡易化される。
とマンホール蓋1は、前記の作用があり、コンクリート
打設作業が簡素化して能率化すると共に、マンホール蓋
1の薄肉化・小形化が促進できる。即ち、コンクリート
打設に際して、表示部5A・5Bを位置決めしたり、コ
イルばねで押えセットする対策が無用になり、コンクリ
ート打設作業が簡素化されて能率化する。そして、その
コンクリート打設時に、振動による位置ずれ防止のため
に、前記のクランプ12をセットするにしても、そのク
ランプ12のセットは、打設台7と枠体10の単なる連
結セットで良く、前記従来手段の「コイルばね介装によ
る表示部の押圧セット」より格段に簡易化される。
【0017】そして、表示部5A・5Bとツール挿入部
6は、両端を枠部2に固定した両端固定梁をなすリブ3
の中間に一体に存在して、使用状態のマンホール蓋1の
上を通過する重量車輌等の重荷重に耐え得る梁構造にし
て、断面二次モーメントを最大になすべきリブ3の中間
の断面増大に寄与するので、別体物同一形状サイズの表
示物を組合せる前記従来構造のものより、マンホール蓋
1の機械的強度が増大し、マンホール蓋1の薄肉化・小
形化と、それによる軽量化が可能になると共に、その軽
量化によって、マンホール蓋1の運搬やマンホールへの
着脱作業がし易くなって、取扱い性が向上し、コスト低
減が促進できる。
6は、両端を枠部2に固定した両端固定梁をなすリブ3
の中間に一体に存在して、使用状態のマンホール蓋1の
上を通過する重量車輌等の重荷重に耐え得る梁構造にし
て、断面二次モーメントを最大になすべきリブ3の中間
の断面増大に寄与するので、別体物同一形状サイズの表
示物を組合せる前記従来構造のものより、マンホール蓋
1の機械的強度が増大し、マンホール蓋1の薄肉化・小
形化と、それによる軽量化が可能になると共に、その軽
量化によって、マンホール蓋1の運搬やマンホールへの
着脱作業がし易くなって、取扱い性が向上し、コスト低
減が促進できる。
【0018】つぎに、図3を参照して本発明の他の実施
例のマンホール蓋1を説明する。即ち、図1実施例と同
様に、表示部5を格子状のリブ3に一体に固設したマン
ホール蓋枠体10からなるものにおいて、この実施例の
ものは、単数の表示部5Aと、マンホールのピープ孔1
3を有するピープ孔枠部14が、リブ3の中間に一体に
配設され、前記実施例と同様な工法によって、コンクリ
ート打設してマンホール蓋1となし、ピープ孔13をマ
ンホール蓋1を外すときのツール挿入孔として兼用する
構造になっている。
例のマンホール蓋1を説明する。即ち、図1実施例と同
様に、表示部5を格子状のリブ3に一体に固設したマン
ホール蓋枠体10からなるものにおいて、この実施例の
ものは、単数の表示部5Aと、マンホールのピープ孔1
3を有するピープ孔枠部14が、リブ3の中間に一体に
配設され、前記実施例と同様な工法によって、コンクリ
ート打設してマンホール蓋1となし、ピープ孔13をマ
ンホール蓋1を外すときのツール挿入孔として兼用する
構造になっている。
【0019】なお、本発明のマンホール蓋1は、前記の
実施例に限定されず、枠部2の輪郭を円形・長円形等の
他の形状にしたり、リブ3の配設形状を同心円環リブに
したり、表示部5の形状は必要に応じて変化する。
実施例に限定されず、枠部2の輪郭を円形・長円形等の
他の形状にしたり、リブ3の配設形状を同心円環リブに
したり、表示部5の形状は必要に応じて変化する。
【0020】
【発明の効果】以上の説明のとおり、本発明のマンホー
ル蓋とその製造方法は、枠体にコンクリート充填する構
造のものにおいて、そのコンクリート打設の際の作業性
を向上して作業の簡素化と能率化を図ると共に、マンホ
ール蓋の軽量化・薄肉化を促進して、マンホール蓋の取
扱い性の向上とコスト低減を図る効果がある。
ル蓋とその製造方法は、枠体にコンクリート充填する構
造のものにおいて、そのコンクリート打設の際の作業性
を向上して作業の簡素化と能率化を図ると共に、マンホ
ール蓋の軽量化・薄肉化を促進して、マンホール蓋の取
扱い性の向上とコスト低減を図る効果がある。
【図1】本発明一実施例のマンホール蓋の構造と製造方
法を示し、(A)はそのマンホール蓋枠体の正面図、
(B)は(A)のXX断面図、(C)は(A)のYY断
面図、(D)はその製造方法の手順・工法を示す横断面
図
法を示し、(A)はそのマンホール蓋枠体の正面図、
(B)は(A)のXX断面図、(C)は(A)のYY断
面図、(D)はその製造方法の手順・工法を示す横断面
図
【図2】図1実施例のマンホール蓋枠体の背面図
【図3】本発明の他の実施例のマンホール蓋枠体の正面
図
図
1 マンホール蓋 2 枠部 3 リブ 4 ツール挿入孔 5A・5B 表示部 6 ツール挿入部 7 コンクリート打設台 8 上面 9 コンクリート 10 マンホール蓋枠体 11 ストッパー 12 クランプ 13 ピープ孔 14 ピープ孔枠部
Claims (2)
- 【請求項1】 所要形状に枠囲いした枠部の内側に、端
部を該枠部に固定したリブを格子状等に配設し、前記リ
ブを打設コンクリートに埋め込む形状を有すると共に、
表示すべき文字・マーク等を表面に有する単数または複
数の表示部を、前記リブの中間に一体に配設したマンホ
ール蓋枠体からなり、前記表示部の表面を打設コンクリ
ートの表面に露出する構造を特徴とするマンホール蓋。 - 【請求項2】 所要形状に枠囲いした枠部の内側に、端
部を該枠部に固定したリブを格子状等に配設し、前記リ
ブを打設コンクリートに埋め込む形状を有すると共に、
表示すべき文字・マーク等を表面に有する単数または複
数の表示部を、前記リブの中間に一体に配設したマンホ
ール蓋枠体を、コンクリート打設台の上面に伏せて、前
記表示部の表面を前記上面に接合させて載置し、しかる
のち、コンクリートを打設して前記リブを埋め込み、コ
ンクリート充填構造のマンホール蓋に成形することを特
徴とするマンホール蓋の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218003A JPH0860686A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | マンホール蓋とその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6218003A JPH0860686A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | マンホール蓋とその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0860686A true JPH0860686A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16713108
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6218003A Pending JPH0860686A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | マンホール蓋とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0860686A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040050163A (ko) * | 2002-12-09 | 2004-06-16 | 안판상 | 맨홀 뚜껑의 제조방법 및 그 맨홀 뚜껑 |
KR100815158B1 (ko) * | 2007-10-08 | 2008-03-19 | 신승현 | 맨홀뚜껑의 가변정보 표시방법 및 그 맨홀뚜껑 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6218003A patent/JPH0860686A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20040050163A (ko) * | 2002-12-09 | 2004-06-16 | 안판상 | 맨홀 뚜껑의 제조방법 및 그 맨홀 뚜껑 |
KR100815158B1 (ko) * | 2007-10-08 | 2008-03-19 | 신승현 | 맨홀뚜껑의 가변정보 표시방법 및 그 맨홀뚜껑 |
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