JP3851974B2 - 鉄骨用基礎 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は鉄骨用基礎および鉄骨の施工方法に関する。さらに詳しくは、工期を短縮できる鉄骨用基礎および鉄骨の施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、鉄骨用基礎aとして図4に示す構成のものが用いられている。この鉄骨用基礎aは、次のようにして形成される。
【0003】
(1)基礎の形状に合わせて鉄筋bを配筋する。
【0004】
(2)その配筋された鉄筋bの適宜位置にアンカーボルトcを配設する。
【0005】
(3)基礎の形状に合わせて鉄筋cの周囲に型枠を設置する。
【0006】
(4)型枠内にコンクリートdを打設する。
【0007】
(5)打設されたコンクリートdが硬化した後に型枠を撤去する。
【0008】
このように、従来の鉄骨用基礎aは、鉄骨の施工現場において鉄筋bの配筋、アンカーボルトcの配設、型枠の設置、コンクリートdの打設、コンクリートd硬化後の型枠撤去といった工程が必要であるため、作業が煩雑である。また、コンクリートdの硬化後でないと鉄骨の施工がなし得ない。そのため、工期が長期化している。さらに、配筋された鉄筋b群の中にアンカーボルトcを配設しなければならないため、アンカーボルトcを所定位置に配置するのに相当の困難を伴っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、工期を短縮できる鉄骨用基礎および鉄骨の施工方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の鉄骨用基礎は、鉄骨のベースプレートを載置する載置部と、その載置部に前記ベースプレートに設けられたアンカーボルト孔に対応させて形成されたアンカーボルト挿通用孔と、前記載置部の両脇に形成された作業用孔とを有する鋼管、例えば角型鋼管を基礎下地に固定してなることを特徴とする。
【0011】
本発明の鉄骨用基礎は、例えば、H型の垂直部に相当する一対の両端が蓋部材により閉止された角型鋼管などの鋼管に、H型の水平部に相当する角型鋼管などの鋼管の両端を連通させて接合してH型状に組付け、その組付けられたものを基礎下地に固定してなる鉄骨用基礎であって、そのH型の水平部に相当する鋼管に鉄骨のベースプレートを載置する載置部および前記ベースプレートに設けられたアンカーボルト孔に対応させてアンカーボルト挿通用孔形成され、前記H型の垂直部に相当する鋼管の水平部に相当する鋼管が当接している上面に作業用孔が形成されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の鉄骨用基礎においては、前記角型鋼管などの鋼管内にコンクリートが充填されているのが好ましい。
【0015】
【作用】
本発明の鉄骨用基礎は前記のごとく構成されているので、基礎を構成している主要部を工場で製造でき、しかもその工場で製造された主要部を基礎下地に固定するだけで鉄骨用基礎が形成される。そのため、基礎の施工期間が著しく短縮される。また、鉄骨の組付け後にコンクリートが充填されるので、梁などの組付けに際して充填されたコンクリートの硬化を待つ必要がないため、工期が著しく短縮される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施の形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施の形態のみに限定されるものではない。
【0017】
実施の形態1
本発明の実施の形態1の鉄骨用基礎を図1に断面図で、図2に斜視図でそれぞれ示し、この実施の形態1の鉄骨用基礎1は、捨コン(基礎下地)C上に固定された長尺角型鋼管2にコンクリートを充填してなるものであり、主として布基礎形式の場合に適用される。
【0018】
長尺角型鋼管2は、図1および図2に示すように、その両側面下部にはそれを捨コン(基礎下地)C上に固定する固定用部材、例えば所定寸法にて切断されたアングル材21が所定間隔で設けられ、また鉄骨HのベースプレートBが載置される長尺角型鋼管2の上面には、ベースプレートBに設けられているアンカーボルト孔Baに対応させて、アンカーボルト挿通用孔2aが設けられてベースプレートBの載置部22が形成されている。さらに、その載置部22の両脇には、そのアンカーボルト挿通用孔2aにアンカーボルト3を挿通するための作業用孔2bが設けられ、かつその両端は蓋部材23により閉止されたものとされている。なお、この作業用孔2bは、この長尺角型鋼管2内にコンクリートを充填するためにも利用される。
【0019】
次に、かかる構成とされている鉄骨用基礎1を用いた鉄骨Hの施工について説明する。
【0020】
(1)基礎用穴に打設された捨コン(基礎下地)C上の所定位置に長尺角型鋼管2を載置する。
【0021】
(2)固定用部材21を捨コンCにホールインアンカー21aにより固定して長尺角型鋼管2を捨コンC上に固定する。
【0022】
(3)長尺角型鋼管2の載置部22上に鉄骨HのベースプレートBを位置決めして載置する。
【0023】
(4)作業用孔2bを利用してベースプレートBをアンカーボルト3により長尺角型鋼管2に固定する。この場合、アンカーボルト3として、例えばハイテンションボルトが利用される。そしてこれにより、鉄骨Hが鉄骨用基礎1に固定されるので、梁などの組付けがなし得るようになる。
【0024】
(5)作業用孔2bを利用して長尺角型鋼管2内にコンクリートを充填する。これにより、鉄骨用基礎1が完成する。
【0025】
このように、この実施の形態1においては、長尺角型鋼管2を捨コン(基礎下地)C上に載置してそれをホールインアンカー21aにより固定するだけで鉄骨用基礎1が形成される。そのため、鉄筋の配筋、型枠の設置およびコンクリート硬化後の型枠の撤去が不要となるので、作業工程が簡素化される。しかも、コンクリート硬化前に梁などの組付けがなし得るので、工期が著しく短縮される。また、長尺角型鋼管2への固定部材21の取付、アンカーボルト挿通用孔2aおよび作業用孔2bの加工が工場でなされるので、固定部材21の取付および孔加工が精度よくなし得る。すなわち、製品の品質が向上する。その上、鉄骨HのベースプレートBの長尺角型鋼管2への固定に、梁などの組付けに用いられているハイテンションボルトが利用できるので、部品点数も削減できる。
【0026】
実施の形態2
本発明の実施の形態2の鉄骨用基礎を図3に斜視図で示し、この実施の形態2の鉄骨用基礎5は、角型鋼管6をH型に組付け、そのH型に組付けられた角型鋼管6にコンクリートを充填してなるものであり、主として独立基礎形式の場合に適用される。
【0027】
このH型に組付けられた角型鋼管6のH型の垂直部に相当する角型鋼管6Aの外側側面下部には、所要数(図示例では2個)の固定用部材61が設けられとともに、その上面のH型の水平部に相当する角型鋼管6Bが当接する個所には作業用孔6aが設けられている。一方、水平部に相当する角型鋼管6Bの上面には、明瞭には図示されていないが、実施の形態1と同様に、鉄骨HのベースプレートBに設けられているアンカーボルト孔Baに対応させてアンカーボルト挿通用孔が設けられてベースプレートBの載置部62が形成されている。そして、このアンカーボルト挿通用孔に作業用孔6aからアンカーボルト3を挿通するため、および水平部の角型鋼管6Bにコンクリートを作業用孔6aから充填するため、水平部の角型鋼管6Bと両垂直部の角型鋼管6Aとは連通している。また、垂直部の角型鋼管6Aの両端は蓋部材63により閉止されている。
【0028】
なお、この実施の形態2の鉄骨用基礎5のその余の構成および作用・効果は実施の形態1と同様であるので、その詳細な説明は省略する。
【0029】
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施の形態のみに限定されるものではない。例えば、実施の形態では角型鋼管を用い、そしてその上面にアンカーボルト挿通用孔形成したが、各種形状の鋼管を用い、そしてその上面にアンカーボルト挿通孔が形成された平板を設けて載置部としてもよい。
【0030】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の鉄骨用基礎によれば、次のような優れた効果が得られる。
【0031】
(1)鉄骨用基礎の主要部を構成している角型鋼管を、捨コン(基礎下地)上に載置してそれをホールインアンカーにより固定するだけで鉄骨用基礎が形成される。そのため、鉄筋の配筋、型枠の設置およびコンクリート硬化後の型枠の撤去が不要となるので、作業工程が簡素化される。
【0032】
(2)コンクリートの硬化前に梁などの組付けがなし得るので、工期が著しく短縮される。
【0033】
(3)鉄骨用基礎の主要部を構成している角型鋼管への固定部材の取付、アンカーボルト孔および作業孔の加工が工場でなされるので、固定部材の取付および孔加工が精度よくなし得る。すなわち、製品の品質が向上する。
【0034】
(4)鉄骨のベースプレートの角型鋼管への固定に梁などの組付けに用いられているハイテンションボルトが利用できるので、部品点数を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の鉄骨用基礎の断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の鉄骨用基礎の斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態2の鉄骨用基礎の斜視図である。
【図4】従来の鉄骨用基礎の断面図である。
【符号の説明】
1,5 鉄骨用基礎
2 長尺角型鋼管
2a アンカーボルト挿通用孔
2b 作業用孔
21 固定用部材、アングル材
21b ホールインアンカー
22 載置部
23 蓋部材
3 アンカーボルト
6 角型鋼管
6A 角型鋼管(垂直部)
6B 角型鋼管(水平部)
6a 作業用孔
61 固定用部材
62 載置部
63 蓋部材

Claims (4)

  1. 鉄骨のベースプレートを載置する載置部と、その載置部に前記ベースプレートに設けられたアンカーボルト孔に対応させて形成されたアンカーボルト挿通用孔と、前記載置部の両脇に形成された作業用孔とを有する鋼管を基礎下地に固定してなることを特徴とする鉄骨用基礎。
  2. H型の垂直部に相当する一対の両端が蓋部材により閉止された鋼管に、H型の水平部に相当する鋼管の両端を連通させて接合してH型状に組付け、その組付けられたものを基礎下地に固定してなる鉄骨用基礎であって、そのH型の水平部に相当する鋼管に鉄骨のベースプレートを載置する載置部および前記ベースプレートに設けられたアンカーボルト孔に対応させてアンカーボルト挿通用孔が形成され、前記H型の垂直部に相当する鋼管の水平部に相当する鋼管が当接している上面に作業用孔が形成されていることを特徴とする鉄骨用基礎。
  3. 前記鋼管が角型鋼管とされてなることを特徴とする請求項1または2記載の鉄骨用基礎。
  4. 前記鋼管内にコンクリートが充填されてなることを特徴とする請求項1または2記載の鉄骨用基礎。
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