JP2020165078A - 立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法 - Google Patents

立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法 Download PDF

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Shimpei Terada
慎平 寺田
岡田 忠義
Tadayoshi Okada
忠義 岡田
亮 石丸
Akira Ishimaru
亮 石丸
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Abstract

【課題】基礎構造の構築のための施工性を向上できる立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法を提供できる。【解決手段】立ち上がり部材1は、角形鋼管20を備えて構成される。角形鋼管20は、開断面の鋼材に比して剛性が高い。従って、角形鋼管20は、基礎構造100の立ち上がり部材として用いられたときに、補強構造やレベル調整箇所を低減することができる。具体的には、一本の角形鋼管20が補強金具などで補強することなく、節点15と節点15との間を架け渡した場合でも、立ち上がり部材1は、節点15と節点15との間で撓むこと無く、真っ直ぐに延びた状態を維持できる。【選択図】図1

Description

本発明は、立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法に関する。
従来の基礎構造として、特許文献1に示すものが知られている。この基礎構造では、立ち上がり部材としての鉄骨ユニットが、コンクリートに固定された状態で当該コンクリートから上方へ立ち上がっている。立ち上がり部材としての鉄骨ユニットは、長手方向における溝形鋼、H形鋼、又はI形鋼などの開断面の鋼材によって構成されている。
特開2016−887号公報
上述の基礎構造では、開断面の鋼材が用いられている。開断面の鋼材は剛性が低いため、補強金物などによる補強構造が必要になったり、レベル調整箇所が多くなるなど、構築のための作業が煩雑になるという問題がある。
従って、本発明は、基礎構造の構築のための施工性を向上できる立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法を提供することを目的とする。
第1発明に係る立ち上がり部材は、基礎構造において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材であって、角形鋼管を備えて構成される。
第2発明に係る立ち上がり部材は、第1発明において、角形鋼管から突出し、コンクリート部に定着することで当該コンクリート部と一体化する定着部を備える。
第3発明に係る基礎構造は、第1発明または第2発明において、上述の立ち上がり部材と、立ち上がり部材と一体化するコンクリート部と、を備える。
第4発明に係る基礎構造は、第3発明において、立ち上がり部材は、角形鋼管の底面においてコンクリート部と一体化する。
第5発明に係る基礎構造は、第4発明において、立ち上がり部材は、角形鋼管の側面においても、コンクリート部と一体化してよい。
第6発明に係る基礎構造は、第2発明〜第5発明の何れかにおいて、コンクリート部と一体化する角形鋼管は、中空の状態である。
第7発明に係る基礎構造の施工方法は、角形鋼管を備える立ち上がり部材を設置する工程と、立ち上がり部材と一体化するコンクリート部を形成する工程と、を備える。
第1発明〜第2発明に係る立ち上がり部材は、基礎構造において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材であって、角形鋼管を備えており、角形鋼管は、開断面の鋼材に比して剛性が高い。従って、角形鋼管は、基礎構造の立ち上がり部材として用いられたときに、補強構造やレベル調整箇所を低減することができる。以上により、基礎構造の構築のための施工性を向上できる。
第2発明に係る立ち上がり部材は、第1発明において、角形鋼管から突出し、コンクリート部に定着することで当該コンクリート部と一体化する定着部を備えており、立ち上がり部をコンクリート部に対して強固に定着させることができる。
第3発明に係る基礎構造は、第1発明または第2発明において、上述の立ち上がり部材と、立ち上がり部材と一体化するコンクリート部と、を備えるため、上述の立ち上がり部材を備えることで、当該立ち上がり部材と同様の作用・効果を得ることができる。
第4発明に係る基礎構造は、第3発明において、立ち上がり部材は、角形鋼管の底面においてコンクリート部と一体化しているため、立ち上がり部材は、コンクリート部の上面から立ち上がる構造となる。これにより、角形鋼管を木土台などを配置するための土台として用いることができる。
第5発明に係る基礎構造は、第4発明において、立ち上がり部材は、角形鋼管の側面においても、コンクリート部と一体化しているため、角形鋼管は、コンクリート部に埋設された状態となり、スラブオングレード形式の基礎構造として用いることができる。
第6発明に係る基礎構造は、第2発明〜第5発明の何れかにおいて、コンクリート部と一体化する角形鋼管は、中空の状態であるため、角形鋼管内にコンクリートを充填されておらず、コンクリートの量を低減することができる。
第7発明に係る基礎構造の施工方法は、角形鋼管を備える立ち上がり部材を設置する工程と、立ち上がり部材と一体化するコンクリート部を形成する工程と、を備えるため、角形鋼管を備える立ち上がり部材を用いることで、上述の立ち上がり部材と同様な作用・効果を得ることができる。
従って、第1発明〜第7発明によれば、基礎構造の構築のための施工性を向上できる立ち上がり部材、基礎構造及び基礎構造の施工方法を提供できる。
本発明の実施形態に係る基礎構造を示す斜視図である。 図1に示す基礎構造のコンクリートを流す前の様子を示す斜視図である。 高さ調整部材の拡大図である。 高さ調整部材を下方から見たときの斜視図である。 立ち上がり部材を設置している様子を示す斜視図である。 図5に示す節点に対応する箇所を示した拡大図である。 図2に示す節点の様子を示す拡大図である。 図2に示す節点の様子を示す拡大図である。 図2に示す節点の様子を示す拡大図である。 図2に示す節点の様子を示す拡大図である。 図10の節点において節点鋼管を挿入する際の様子をY軸方向の負側から見た図である。 基礎構造の施工方法を示す工程図である。 変形例に係る基礎構造を示す斜視図である。 変形例に係る基礎構造を示す斜視図である。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る基礎構造100を示す斜視図である。図2は、図1に示す基礎構造100のコンクリートを流す前の様子を示す斜視図である。本実施形態に係る基礎構造100上には、木造の建築物が構築される。
図1及び図2に示すように、基礎構造100は、立ち上がり部材1と、連結部材2,3,4と、鉄筋構造物5(図2参照)と、節点鋼管6(図2参照)と、高さ調整部材7と、コンクリート部8(図1参照)と、を備える。なお、各図にはXYZ座標系が設定されている。水平方向における一方向をX軸方向とし、水平方向においてX軸方向と直交する方向をY軸方向とし、上下方向をZ軸方向としている。X軸方向の一方側を正側とし、Y軸方向の一方側を正側とし、Z軸方向の上側を正側としている。以降の説明においては、XYZ座標系を用いて説明を行う場合がある。
本実施形態に係る基礎構造100では、コンクリート部8は、立ち上がり部材1が露出する高さに設定された扁平な平板状の構成を有する。コンクリート部8は、捨てコンクリート16の上面に配置された型枠(不図示)にコンクリートを流し込んで固化させることによって形成される。コンクリート部8は、コンクリート部8に埋設されて一体化された態様で、鉄筋構造物5を内部に有している。鉄筋構造物5は、X軸方向に延びてY軸方向に並設された複数の鉄筋5aと、Y軸方向に延びてX軸方向に並設された複数の鉄筋5bと、によって構成される。鉄筋構造物5は、立ち上がり部材1の下方側の領域にて、XY平面と平行に広がるように配置される。
なお、本明細書において所定の対象物がコンクリート部8と「一体化」された状態とは、コンクリートの固化に伴って、コンクリート部8対して対象物が固定された状態であり、当該固定状態を解除するためには、コンクリート部8を破壊する必要がある状態である。
基礎構造100は、コンクリート部8の上面に、複数の立ち上がり部材1で構成された鉄骨土台10が固定された構成を有する。鉄骨土台10は、複数の立ち上がり部材1を連結部材2,3,4で連結することによって構成される。鉄骨土台10は、高さ調整部材7及びコンクリート部8上に配置され、当該高さ調整部材7及びコンクリート部8よりも上方へ立ち上がっている。
鉄骨土台10は、正方形枠状の区画を複数並べた構成を有する。一つ当たりの区画は、一辺あたり一本の立ち上がり部材1によって構成される。本実施形態では、鉄骨土台10は、X軸方向に二区画、Y軸方向に二区画に区切られた合計四つの区画を有する。ここでは、X軸方向の負側であってY軸方向の負側の区画を「区画E1」、X軸方向の正側であってY軸方向の負側の区画を「区画E2」、X軸方向の負側であってY軸方向の正側の区画を「区画E3」、X軸方向の正側であってY軸方向の正側の区画を「区画E4」と称する場合がある。なお、各区画の角部に該当する箇所は、一対の立ち上がり部材1の端部同士が近接する箇所である。このような箇所を以降の説明では、節点15と称する。
各区画E1,E2,E3,E4は、12本の立ち上がり部材1A,1B,1C,1D,1E,1F,1G,1H,1K,1L,1N,1Mによって区画される。なお、以降の説明では、立ち上がり部材1A〜1Mの区別を付ける事無く説明を行う場合は、単に「立ち上がり部材1」と称するものとする。区画E1,E2のY軸方向の負側の辺部を構成する立ち上がり部材1A,1Bは、X軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで節点15を形成している。区画E3,E4のY軸方向の正側の辺部を構成する立ち上がり部材1C,1Dは、X軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで節点15を形成している。区画E1,E3のX軸方向の負側の辺部を構成する立ち上がり部材1E,1Fは、Y軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで節点15を形成している。区画E2,E4のX軸方向の正側の辺部を構成する立ち上がり部材1G,1Hは、Y軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで節点15を形成している。
区画E1,E2のY軸方向の正側の辺部を構成する立ち上がり部材1K,1Lは、X軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで、節点15を形成している。なお、立ち上がり部材1K,1Lは、区画E3,E4のY軸方向の負側の辺部も構成している。立ち上がり部材1KのX軸方向の負側の端部は、立ち上がり部材1E,1Fとの間の節点15を形成している。立ち上がり部材1LのX軸方向の正側の端部は、立ち上がり部材1G,1Hとの間の節点15を形成している。区画E1,E3のX軸方向の正側の辺部を構成する立ち上がり部材1N,1Mは、Y軸方向に延びており、互いの端部同士が対向するように並ぶことで節点15を形成している。なお、立ち上がり部材1N,1Mは、区画E2,E4のX軸方向の負側の辺部も構成している。立ち上がり部材1NのY軸方向の負側の端部は、立ち上がり部材1A,1Bとの間の節点15を形成している。立ち上がり部材1MのY軸方向の正側の端部は、立ち上がり部材1C,1Dとの間の節点15を形成している。また、立ち上がり部材1NのY軸方向の正側の端部及び立ち上がり部材1MのY軸方向の負側の端部は、立ち上がり部材1K,1L間の節点15を形成している。
上述の節点15のうち、立ち上がり部材1が二方向から合流する節点15は、「節点15A」と称される。具体的には、立ち上がり部材1A,1E間の節点15、立ち上がり部材1B,1G間の節点15、立ち上がり部材1C,1F間の節点15、及び立ち上がり部材1D,1H間の節点15が「節点15A」に該当する。上述の節点15のうち、立ち上がり部材1が三方向から合流する節点15は、「節点15B」と称される。具体的には、立ち上がり部材1A,1B,1N間の節点15、立ち上がり部材1C,1D,1M間の節点15、立ち上がり部材1E,1F,1K間の節点15、及び立ち上がり部材1G,1H,1L間の節点15が「節点15B」に該当する。上述の節点15のうち、立ち上がり部材1が四方向から合流する節点15は、「節点15C」と称される。具体的には、立ち上がり部材1K,1L,1N,1M間の節点15が「節点15C」に該当する。
立ち上がり部材1が二方向から合流する節点15Aでは、二本の立ち上がり部材1が一つの連結部材2、及び一つの連結部材4によって連結される。立ち上がり部材1が三方向から合流する節点15Bでは、三本の立ち上がり部材1が一つの連結部材3、及び二つの連結部材4によって連結される。立ち上がり部材1が四方向から合流する節点15Cでは、四本の立ち上がり部材1が四つの連結部材4によって連結される。なお、連結部材2,3,4の具体的な構成は、各節点15A,15B,15Cでの連結構造50A,50B,50Cと合わせて後述する。
各節点15A,15B,15Cには、節点鋼管6が配置されている。節点鋼管6は、矩形環状の鋼管である。節点鋼管6は、四方が壁に囲まれた閉塞部材を構成する。各節点15A,15B,15Cに配置された節点鋼管6の内部の閉塞空間には、コンクリートが充填されることで、コンクリート充填部9が形成される。基礎構造100の上側に木造の構造物が構築された場合、各節点15A,15B,15Cに対応する箇所に柱部が配置される。よって、節点鋼管6及びコンクリート充填部9は、当該柱部からの荷重を支持することができる。また、鉄骨土台10は、各節点15A,15B,15Cの位置にて、高さ調整部材7によって下方から支持される。
次に、図5及び図6を参照して、立ち上がり部材1について詳細に説明する。図5は、立ち上がり部材1を設置している様子を示す斜視図である。図6は、図5に示す節点15Bに対応する箇所を示した拡大図である。
図5及び図6に示すように、立ち上がり部材1は、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向(X軸方向及びY軸方向の何れかの方向)へ延びる部材である。立ち上がり部材1は、角形鋼管20と、定着部21と、アンカーボルト22と、を備えて構成される。なお、立ち上がり部材1の構造を説明する際に、「長手方向」「幅方向」という語を用いる場合がある。長手方向は、立ち上がり部材1が延びる方向である。幅方向は、長手方向及び上下方向に直交する方向である。例えば、立ち上がり部材1Kでは、X軸方向が長手方向に該当し、Y軸方向が幅方向に該当する。立ち上がり部材1Fでは、Y軸方向が長手方向に該当し、X軸方向が幅方向に該当する。
角形鋼管20は、断面矩形状の鋼製の筒状部材である。角形鋼管20は、一対の高さ調整部材7間において水平方向に延びる鋼製梁として機能する。角形鋼管20は、上下方向に互いに平行に対向する底壁部23及び上壁部24を有する。また、角形鋼管20は、底壁部23及び上壁部24の幅方向における両端部同士を連結する一対の側壁部26を有する。一対の側壁部26は、幅方向において互いに平行に対向する。本実施形態では、角形鋼管20は上下方向に延びる断面長方形状の構成を有する。従って、底壁部23及び上壁部24の幅寸法よりも側壁部26の上下方向の寸法の方が大きい。ただし、角形鋼管20の断面形状は限定されず、断面正方形状であってもよい。
図6に示すように、立ち上がり部材1は、角形鋼管20の底面20aにおいてコンクリート部8(図6において仮想線で示す)と一体化する。角形鋼管20の底面20aは、底壁部23の下側の面である。コンクリート部8の上面は、少なくとも、底面20aと接触する位置に形成される。すなわち、型枠にコンクリートが充填された場合、コンクリートは少なくとも底面20aにて角形鋼管20と接触する。この状態でコンクリートが固化されることで、角形鋼管20は、底面20aにてコンクリート部8に固定された状態となる。これにより、角形鋼管20が底面20aにてコンクリート部8と一体化する。
定着部21は、角形鋼管20の底壁部23から下方へ突出する部材である。定着部21は、底壁部23の下面、すなわち底面20aから、下方へ向かって突出する。定着部21は、底壁部23に長手方向に沿って所定のピッチで複数並べられるように設けられる。定着部21は、コンクリート部8に定着することで当該コンクリート部8と一体化する。定着部21は、底壁部23から下方へ延びる軸部21aと、軸部21aの下端部において当該軸部21aよりも拡径された頭部21bと、を有する。コンクリートが固化することでコンクリート部8が形成された場合、定着部21は、コンクリート部8に埋設されて定着された状態となる。頭部21bは、全方向に対してコンクリートで囲まれる状態となるため、軸部21aよりも上方への引き抜き力に対するコンクリートによる支持力が大きくなる。なお、定着部21の下端は、捨てコンクリート16よりも高い位置に配置される(図11参照)。
アンカーボルト22は、角形鋼管20の上壁部24から上方へ突出する部材である。アンカーボルト22は、上壁部24の上面から上方へ向かって突出する。アンカーボルト22は、上壁部24に長手方向に沿って所定のピッチで複数並べられるように設けられる。アンカーボルト22のピッチは、定着部21のピッチよりも大きい。アンカーボルト22は、基礎構造100の上側に配置される木造の建築物のうち、木土台と連結される。
次に、図3、図4及び図6を参照して、高さ調整部材7について詳細に説明する。図3は、高さ調整部材7の拡大図である。図4は、高さ調整部材7を下方から見たときの斜視図である。図6に示すように、高さ調整部材7は、立ち上がり部材1の高さを調整する部材である。高さ調整部材7は、ベース部材30と、足部材31と、を備える。
ベース部材30は、立ち上がり部材1とは別体の部材であり、立ち上がり部材1を載せる載置面32を有する部材である。ベース部材30は、矩形の板状部材である。ベース部材30は、四方の各縁部にタップ孔33を有する。タップ孔33は、足部材31を挿通させると共に、当該足部材31と螺合する。なお、ベース部材30の形状は特に限定されない。ベース部材30は、上側の面が載置面32として機能する。載置面32は、平面を構成している。従って、載置面32は、載置された立ち上がり部材1の角形鋼管20の底面20aと面接触することができる。ベース部材30には、内部にコンクリート部8が配置される貫通部34が形成されている。貫通部34は、ベース部材30の略中央位置に配置されている。貫通部34は、円形の貫通孔によって構成されるが、貫通部34の形状や大きさや個数は特に限定されない。
足部材31は、立ち上がり部材1とは別体の部材であり、ベース部材30から上下方向に延びる部材である。足部材31は、外周面に螺旋状にボルト溝が形成された棒材によって構成される。一つの高さ調整部材7は、四本の足部材31を有する。各足部材31は、ベース部材30の四箇所のタップ孔33にそれぞれ螺合される。足部材31の下端は、捨てコンクリート16の上面に設置される。ベース部材30に対して足部材31を回転させると、ベース部材30から下方へ延びる足部材31の突出量が変化する。従って、ベース部材30の載置面32の上下方向の位置は、足部材31に沿って調整可能である。これにより、捨てコンクリート16の上面からのベース部材30の載置面32の高さが調整可能となる。足部材31は、コンクリート部8に埋設された状態となる。よって、足部材31は、コンクリート部8に定着してコンクリート部8と一体化する。以上より、高さ調整部材7は、コンクリート部8と一体化する。
図6に示すように、高さ調整部材7の載置面32には、立ち上がり部材1の角形鋼管20の端部20cが載置される。角形鋼管20の端部20cは、ベース部材30の縁部付近に載置される。このとき、角形鋼管20の端部20c付近の底面20aが載置面32と面接触した状態にて、当該載置面32で支持される。
足部材31のうち、載置面32よりも上方へ突出した部分は、角形鋼管20の底壁部23の貫通孔を挿通する。角形鋼管20の底壁部23は、足部材31に螺合されたナット36で締結されることで、ベース部材30に対して固定される。なお、角形鋼管20は、端部20cにおいて開口している。従って、作業者は、端部20cの開口から、足部材31及びナット36に手をのばすことができる。
次に、図6を参照して、高さ調整部材7に固定された状態における立ち上がり部材1の角形鋼管20の位置関係について説明する。ここでは、立ち上がり部材1Kと立ち上がり部材1Fとの位置関係について説明するが、他の立ち上がり部材1間の位置関係も同趣旨である。
立ち上がり部材1Kの角形鋼管20は、ベース部材30に対してX軸方向の正側から負側へ向かって延び、ベース部材30のX軸方向の正側の縁部に載置される。このとき、立ち上がり部材1Kの角形鋼管20の端部20cは、ベース部材30のX軸方向の正側の縁部付近において、XZ平面と平行となるように広がるような配置となる。立ち上がり部材1Kの角形鋼管20の端部20cは、ベース部材30のX軸方向における中央位置よりも、X軸方向の正側に離間した位置に配置される。立ち上がり部材1Fの角形鋼管20は、ベース部材30に対してY軸方向の正側から負側へ向かって延び、ベース部材30のY軸方向の正側の縁部に載置される。このとき、立ち上がり部材1Fの角形鋼管20の端部20cは、ベース部材30のY軸方向の正側の縁部付近において、YZ平面と平行となるように広がるような配置となる。立ち上がり部材1Fの角形鋼管20の端部20cは、ベース部材30のY軸方向における中央位置よりも、Y軸方向の正側に離間した位置に配置される。
このとき、立ち上がり部材1Kの角形鋼管20の端部20cのX軸方向における位置は、隣の立ち上がり部材1Fの角形鋼管20の内角側の側面20b(立ち上がり部材1Kに近い方の側面20b)と同位置、または当該側面20bよりもX軸方向の正側の位置となる。また、立ち上がり部材1Fの角形鋼管20の端部20cのY軸方向における位置は、隣の立ち上がり部材1Kの角形鋼管20の内角側の側面20b(立ち上がり部材1Fに近い方の側面20b)と同位置、または当該側面20bよりもY軸方向の正側の位置となる。このような配置により、立ち上がり部材1Kの端部20cと内角側の側面20bとの間のエッジ部と、立ち上がり部材1Fの端部20cと内角側の側面20bとの間のエッジ部とは、略接触、または近接するような状態となる。これにより、立ち上がり部材1Kの端部20cと立ち上がり部材1Fの端部20cとの間にはスペースSPが設けられる。上方から見た時に、当該スペースSPは、立ち上がり部材1Kの端部20cによってX軸方向の正側で区画され、立ち上がり部材1Fの端部20cによってY軸方向の正側で区画される。なお、図6に示す高さ調整部材7に対しては、Y軸方向の負側から立ち上がり部材1Eも載置される(図2参照)。よって、スペースSPは、立ち上がり部材1Eの端部20cによってY軸方向の負側で区画される。
なお、図2に示すように、立ち上がり部材1が二方向から合流する節点15Aでは、高さ調整部材7は、ベース部材30の二つの縁部で各立ち上がり部材1の角形鋼管20を支持する。従って、節点15Aに設けられるスペースSPは、二方向から各立ち上がり部材1の端部20cで区画される。立ち上がり部材1が三方向から合流する節点15Bでは、高さ調整部材7は、ベース部材30の三つの縁部で各立ち上がり部材1の角形鋼管20を支持する。従って、節点15Bに設けられるスペースSPは、三方向から各立ち上がり部材1の端部20cで区画される。立ち上がり部材1が四方向から合流する節点15Cでは、高さ調整部材7は、ベース部材30の四つの縁部で各立ち上がり部材1の角形鋼管20を支持する。従って、節点15Cに設けられるスペースSPは、四方向から各立ち上がり部材1の端部20cで区画される。
次に、図7及び図8を参照して、連結構造50Aの構造について説明する。図7及び図8は、図2に示す節点15Aの様子を示す拡大図である。なお、図7及び図8は、節点15Aに節点鋼管6を挿入する前の状態を示している。また、図7及び図8は、立ち上がり部材1A,1E間の節点15Aを示している。ただし、当該節点15Aでの説明の趣旨は、他の節点15Aにおいても成り立つ。図7及び図8に示すように、連結構造50Aは、立ち上がり部材1A,1Eと、連結部材2と、連結部材4と、を備える。
上述のように、節点15Aには、立ち上がり部材1の端部20c同士の間にスペースSPが設けられる。ここでは、立ち上がり部材1AのX軸方向の負側の端部20c、及び立ち上がり部材1EのY軸方向の負側の端部20c同士の間にスペースSPが設けられる。一対の立ち上がり部材1A,1Eは、水平方向において互いに直交する方向へ延びると共に、端部20c,20c同士がスペースSPを設けた状態で近接することで、角部51を構成する。この角部51は、鉄骨土台10の四隅の角部に該当する。
連結部材2は、一対の立ち上がり部材1A,1E同士を連結する部材である。連結部材2は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1A,1Eの側面20b,20bに接合される。連結部材2は、角部51において、それぞれの立ち上がり部材1A,1Eの側面20b,20bに接合される。連結部材2は、スペースSPを区画するように、一対の立ち上がり部材1A,1Eの外角側の側面20b,20bに接合される。立ち上がり部材1Aの外角側の側面20bは、立ち上がり部材1Eに対して遠い側の側面20bであり、Y軸方向の負側の側面20bである。立ち上がり部材1Eの外角側の側面20bは、立ち上がり部材1Aに対して遠い側の側面20bであり、X軸方向の負側の側面20bである。
ここで、連結部材2が、スペースSPを確保するように接合された状態とは、連結部材2が、スペースSP内に節点鋼管6や後述の柱201(図13参照)などの部材を配置可能な程度に、スペースSP内の空間を狭めないように構成されている状態である。連結部材2は、立ち上がり部材1Aの端部20cとの間で、角形鋼管20の幅方向の寸法分の大きさのスペースSPをX軸方向に確保し、且つ、立ち上がり部材1Eの端部20cとの間で、角形鋼管20の幅方向の寸法分の大きさのスペースSPをY軸方向に確保している。
具体的には、図7に示すように、連結部材2は、上方から見て断面L字状の形状を有している。連結部材2は、平板状の接合部41と、接合部41に対して垂直に屈曲する平板状の接合部42と、を備える。接合部41は、立ち上がり部材1Aの外角側の側面20bと接合される。接合部42は、立ち上がり部材1Eの外角側の側面20bと接合される。
接合部41の下側の端部は、立ち上がり部材1Aの底面20aと略同位置に配置される。接合部41の上側の端部は、立ち上がり部材1Aの上面20dと略同位置に配置される。接合部41のX軸方向の正側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のX軸方向の正側の端部付近の位置に配置される。従って、接合部41は、立ち上がり部材1Aの外角側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。接合部41のX軸方向の負側の端部、すなわち接合部42との角部は、X軸方向において、立ち上がり部材1Eの外角側の側面20bと略同位置に配置される。接合部41のうち、立ち上がり部材1Aの端部20cよりもX軸方向の負側へ延びる部分は、立ち上がり部材1Eの端部20cとスペースSPを介してY軸方向に対向するように配置される。従って、接合部41は、スペースSPをY軸方向の負側から区画する。
接合部42の下側の端部は、立ち上がり部材1Eの底面20aと略同位置に配置される。接合部42の上側の端部は、立ち上がり部材1Eの上面20dと略同位置に配置される。接合部42のY軸方向の正側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のY軸方向の正側の端部付近の位置に配置される。従って、接合部42は、立ち上がり部材1Eの外角側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。接合部42のY軸方向の負側の端部、すなわち接合部41との角部は、Y軸方向において、立ち上がり部材1Aの外角側の側面20bと略同位置に配置される。接合部42のうち、立ち上がり部材1Eの端部20cよりもY軸方向の負側へ延びる部分は、立ち上がり部材1Aの端部20cとスペースSPを介してX軸方向に対向するように配置される。従って、接合部42は、スペースSPをX軸方向の負側から区画する。
連結部材4は、一対の立ち上がり部材1A,1E同士を連結する部材である。連結部材4は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1A,1Eの側面20b,20bに接合される。連結部材2は、角部51において、それぞれの立ち上がり部材1A,1Eの内角側の側面20b,20bに接合される。立ち上がり部材1Aの内角側の側面20bは、立ち上がり部材1Eに対して近い側の側面20bであり、Y軸方向の正側の側面20bである。立ち上がり部材1Eの内角側の側面20bは、立ち上がり部材1Aに対して近い側の側面20bであり、X軸方向の正側の側面20bである。このように、連結部材4は、内角側の側面20b,20bに接合されることで、スペースSPの角部(内角側の側面20b,20b間の角部)を区画するように設けられる。連結部材4は、スペースSP内へ延びて節点鋼管6と干渉するような部分を有していない。
具体的には、図8に示すように、連結部材4は、断面L字状の形状を有している。連結部材4は、平板状の接合部43と、接合部43に対して垂直に屈曲する平板状の接合部44と、を備える。接合部43は、立ち上がり部材1Aの内角側の側面20bと接合される。接合部44は、立ち上がり部材1Eの内角側の側面20bと接合される。なお、連結部材4は、下端部及び上端部に、接合部43,44同士を接続する補強部46,47を備えている。
接合部43の下側の端部は、立ち上がり部材1Aの底面20aと略同位置に配置される。接合部43の上側の端部は、立ち上がり部材1Aの上面20dと略同位置に配置される。接合部43のX軸方向の正側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のX軸方向の正側の端部付近の位置に配置される。従って、接合部43は、立ち上がり部材1Aの内角側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。接合部43のX軸方向の負側の端部、すなわち接合部44との角部は、X軸方向において、立ち上がり部材1Eの内角側の側面20bと略同位置に配置される。
接合部44の下側の端部は、立ち上がり部材1Eの底面20aと略同位置に配置される。接合部44の上側の端部は、立ち上がり部材1Eの上面20dと略同位置に配置される。接合部44のY軸方向の正側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のY軸方向の正側の端部付近の位置に配置される。従って、接合部44は、立ち上がり部材1Eの内角側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。接合部44のY軸方向の負側の端部、すなわち接合部41との角部は、Y軸方向において、立ち上がり部材1Aの外角側の側面20bと略同位置に配置される。
次に、図9を参照して、連結構造50Bの構造について説明する。図9は、図2に示す節点15Bの様子を示す拡大図である。なお、図9は、節点15Bに節点鋼管6を挿入する前の状態を示している。また、図9は、立ち上がり部材1A,1B,1N間の節点15Bを示している。ただし、当該節点15Bでの説明の趣旨は、他の節点15Bにおいても成り立つ。図9に示すように、連結構造50Bは、立ち上がり部材1A,1B,1Nと、連結部材3と、連結部材4と、を備える。
上述のように、節点15Bには、立ち上がり部材1の端部20c同士の間にスペースSPが設けられる。ここでは、立ち上がり部材1AのX軸方向の正側の端部20c、立ち上がり部材1BのX軸方向の負側の端部20c、及び立ち上がり部材1NのY軸方向の負側の端部20c同士の間にスペースSPが設けられる。
連結部材3は、一対の立ち上がり部材1A,1B同士を連結する部材である。連結部材3は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1A,1Bの側面20b,20bに接合される。連結部材3は、スペースSPを区画するように、一対の立ち上がり部材1A,1Bの鉄骨土台10の外側の側面20b,20bに接合される。鉄骨土台10の外側の側面20bは、鉄骨土台10の外周面となる方の側面20bである。ここでは、立ち上がり部材1A,1BのY軸方向の負側の側面20b,20bが外側の側面20b,20bに該当する。
連結部材3は、立ち上がり部材1Nの端部20cとの間で、角形鋼管20の幅方向の寸法分の大きさのスペースSPをY軸方向に確保する。
具体的には、連結部材3は、平板状の形状を有している。連結部材3の下側の端部は、立ち上がり部材1A,1Bの底面20aと略同位置に配置される。連結部材3の上側の端部は、立ち上がり部材1A,1Bの上面20dと略同位置に配置される。連結部材3のX軸方向の正側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のX軸方向の正側の端部付近の位置に配置される。従って、連結部材3は、立ち上がり部材1Bの外側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。連結部材3のX軸方向の負側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30のX軸方向の負側の端部付近の位置に配置される。従って、連結部材3は、立ち上がり部材1Aの外側の側面20bにおける、端部20c付近の一部の領域と接合される。連結部材3のうち、立ち上がり部材1Aの端部20cと立ち上がり部材1Bの端部20cとの間の部分は、立ち上がり部材1Nの端部20cとスペースSPを介してY軸方向に対向するように配置される。従って、連結部材3は、スペースSPをX軸方向の負側から区画する。
立ち上がり部材1Aと立ち上がり部材1Nとの間には、当該立ち上がり部材1A,1N同士の内角側の側面20b,20bに連結部材4が接合される。立ち上がり部材1Bと立ち上がり部材1Nとの間には、当該立ち上がり部材1B,1N同士の内角側の側面20b,20bに連結部材4が接合される。
図1及び図2に示すように、連結構造50Cは、立ち上がり部材1K,1L,1N,1Mと、連結部材4と、を備える。上述のように、節点15Cには、立ち上がり部材1の端部20c同士の間にスペースSPが設けられる。ここでは、立ち上がり部材1K,1L,1N,1Mの各端部同士の間にスペースSPが設けられる。節点15Cでは、互いに隣り合う一対の立ち上がり部材1によって四箇所に角部が形成されるため、当該四箇所の角部のそれぞれに連結部材4が設けられる。
次に、図10及び図11を参照して、節点15のスペースSPに挿入される節点鋼管6について説明する。図10は、図2に示す節点15Bの様子を示す拡大図である。図11は、図10の節点15Bにおいて節点鋼管6を挿入する際の様子をY軸方向の負側から見た図である。なお、節点鋼管6の構造は、他の節点15B及び節点15A,15Cにおいても同様である。
図10及び図11に示すように、スペースSPには、節点鋼管6が配置される。節点鋼管6は、断面矩形状の鋼管であり、四方に側壁部6a,6b,6c,6dを有する。X軸方向の負側に配置される側壁部6aは、立ち上がり部材1Aの端部20cと対向して、接触または近接するように配置される。X軸方向の正側に配置される側壁部6bは、立ち上がり部材1Bの端部20cと対向して、接触または近接するように配置される。Y軸方向の負側に配置される側壁部6cは、連結部材3と対向して、接触または近接するように配置される。Y軸方向の正側に配置される側壁部6dは、立ち上がり部材1Nの端部20cと対向して、接触または近接するように配置される。なお、節点鋼管6の下側の端部は、高さ調整部材7のベース部材30の載置面32上に載置される。節点鋼管6の上端部は、立ち上がり部材1A,1B,1Nの上面20dと同位置に配置される。これにより、立ち上がり部材1A,1B,1Bの角形鋼管20の端部20cの開口は、節点鋼管6によって塞がれる。このように、端部20cの開口が塞がれた状態にて、スペースSPには、コンクリートが充填されてコンクリート充填部9が形成される(図1参照)。
次に、図12を参照して、基礎構造100の施工方法について説明する。図12は、基礎構造100の施工方法を示す工程図である。図12に示すように、基礎構造100の施工方法は、鉄筋配置工程S10と、高さ調整部材配置工程S20と、高さ調整工程S30と、立ち上がり部材配置工程S40と、連結工程S50と、節点鋼管配置工程S60と、コンクリート打設工程S70と、を備える。このうち、立ち上がり部材1の高さ調整方法は、高さ調整部材配置工程S20、及び高さ調整工程S30によって構成される。
まず、鉄筋配置工程S10の前段階には、基礎構造100を構築する場所に対し、根切り(地盤面掘削)、割栗、または砕石地業を行い、捨てコンクリート16を打設する。鉄筋配置工程S10は、捨てコンクリート16上に鉄筋5a,5bを配筋することで、鉄筋構造物5を構築する工程である(図3参照)。
高さ調整部材配置工程S20は、捨てコンクリート16上に高さ調整部材7を配置する工程である。高さ調整部材7は、足部材31の下端が捨てコンクリート16上に配置されるように設置される(図3参照)。高さ調整部材7は、節点15に対応する位置に、複数配置される(図2参照)。
高さ調整工程S30は、ベース部材30の載置面32の高さ調整を行う工程である。載置面32の高さは、足部材31をタップ孔33に対して捩じ込む、または緩めることで行われる。捨てコンクリート16上に設置された全ての高さ調整部材7の載置面32に対して、高さ調整が行われる。ここでは、一つの高さ調整部材7の載置面32を基準として、当該基準の載置面32のレベルに合わせて、他の高さ調整部材7の載置面32の高さ調整を行う。
立ち上がり部材配置工程S40は、各高さ調整部材7の載置面32上に、立ち上がり部材1を配置する工程である。立ち上がり部材1は、一対の高さ調整部材7間に架け渡されるように設置される(図5参照)。このとき、一対の立ち上がり部材1の端部20c同士の間にスペースSPを設ける。立ち上がり部材1の高さ調整部材7に対する位置合わせが完了したら、高さ調整部材7に固定される。
連結工程S50は、各立ち上がり部材1同士を連結部材2,3,4で連結する工程である。各連結部材2,3,4は、一対の立ち上がり部材1の側面20b,20b同士を連結する。
節点鋼管配置工程S60は、各節点15のスペースSPに節点鋼管6を配置する工程である。節点鋼管6は、スペースSPに対して上方から挿入される(図11参照)。挿入された節点鋼管6は、連結部材2,3に固定される。
コンクリート打設工程S70は、捨てコンクリート16上にコンクリートを打設することで、コンクリート部8を形成する工程である。コンクリートを打設することで、立ち上がり部材1、高さ調整部材7、鉄筋構造物5は、コンクリート部8と一体化する。このとき、各節点15では、節点鋼管6内にコンクリートが充填されることでコンクリート充填部9が形成される。以上により、基礎構造100が完成する。
以上より、立ち上がり部材1は、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材1であって、角形鋼管20を備えて構成される。
例えば、立ち上がり部材として溝形鋼、H形鋼、又はI形鋼などの開断面の鋼材を用いた場合、立ち上がり部材の剛性が低くなるため、節点15と節点15との間で撓んでしまう可能性がある。従って、節点15と節点15との間で立ち上がり部材を補強するための補強金具などの補強構造が必要になったり、レベル調整箇所が多くなるなど、構築のための作業が煩雑になる場合がある。このように、補強構造やレベル調整箇所が多くなると、基礎構造100全体で見た時に、ボルト接合などの箇所が多くなるため、施工に手間がかかる。これに対し、本実施形態の立ち上がり部材1は、角形鋼管20を備えて構成される。角形鋼管20は、開断面の鋼材に比して剛性が高い。従って、角形鋼管20は、基礎構造100の立ち上がり部材として用いられたときに、補強構造やレベル調整箇所を低減することができる。具体的には、一本の角形鋼管20が補強金具などで補強することなく、節点15と節点15との間を架け渡した場合でも、立ち上がり部材1は、節点15と節点15との間で撓むこと無く、真っ直ぐに延びた状態を維持できる。以上により、基礎構造100の構築のための施工性を向上できる。
立ち上がり部材1は、角形鋼管20から突出し、コンクリート部8に定着することで当該コンクリート部と一体化する定着部21を備える。この場合、立ち上がり部材1をコンクリート部8に対して強固に定着させることができる。このように、立ち上がり部材1がコンクリート部8に強固に定着した場合、立ち上がり部材1に作用する荷重の一部をコンクリート部8にも分散させることができる。例えば、地震などによって立ち上がり部材1が上部の建物の振動による荷重を受けた場合、コンクリート部8へ荷重を分散させることで、立ち上がり部材1の撓みなどを抑制できる。
基礎構造100は、上述の立ち上がり部材1と、立ち上がり部材1と一体化するコンクリート部8と、を備える。この基礎構造100は、上述の立ち上がり部材1を備えることで、当該立ち上がり部材1と同様の作用・効果を得ることができる。
基礎構造100において、立ち上がり部材1は、角形鋼管20の底面20aにおいてコンクリート部8と一体化する。この場合、立ち上がり部材1は、コンクリート部8の上面から立ち上がる構造となる。これにより、角形鋼管20を木土台などを配置するための土台として用いることができる。
基礎構造100において、コンクリート部8と一体化する角形鋼管20は、中空の状態であってよい。この場合、角形鋼管20内にコンクリートが充填されていないため、コンクリートの量を低減することができる。例えば、基礎構造の立ち上がり部を構築するために鉄筋を組み合わせ、型枠を組んでコンクリートを流す場合、立ち上がり部の略全体にコンクリートが必要になる。また、鉄筋及び大きな型枠を組む手間もかかる。これに対し、角形鋼管20を有する立ち上がり部材1を用いることで、鉄筋及び型枠を組む場合に比べて施工の手間が減少し、コンクリートの量も減らすことができる。
基礎構造100の施工方法は、角形鋼管20を備える立ち上がり部材1を設置する工程(立ち上がり部材配置工程S40)と、立ち上がり部材1と一体化するコンクリート部8を形成する工程(コンクリート打設工程S70)と、を備える。この基礎構造100の施工方法によれば、角形鋼管20を備える立ち上がり部材1を用いることで、上述の立ち上がり部材1と同様な作用・効果を得ることができる。
また、高さ調整部材7は、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材1の高さを調整する高さ調整部材7であって、立ち上がり部材1とは別体の部材であり、立ち上がり部材1を載せる載置面32を有するベース部材30と、立ち上がり部材1とは別体の部材であり、ベース部材30から上下方向に延びる足部材31と、を備え、ベース部材30の載置面32の上下方向の位置は、足部材31に沿って調整可能である。
例えば、比較例として、立ち上がり部材の端部が、鋼管状の立ち上がりピースの側面に突き合わせられた状態で接合される構造を挙げる(例えば、特開2016−887号公報のような構造)。このような立ち上がりピースは、当該立ち上がりピースから下方へ向かって延びるレベル調整ボルトによって高さ調整がなされる。立ち上がりピースに立ち上がり部材を取り付けるときは、鉄骨ユニット下方の鉄筋にレベル調整具を配置して、当該レベル調整具で立ち上がり部材の底面を支持している。取り付け後、当該レベル調整具は取り外される。立ち上がり部材の端部が接合される立ち上がりピースは、上下方向に延びる側面にて立ち上がり部材を受ける。このように、立ち上がりピースは、側面で立ち上がり部材を受けるため、立ち上がり部材との上下方向の位置合わせが困難である。また、立ち上がりピースを上下方向に精度良く配置しても、ボルトのがたつきなどにより、立ち上がり部材の上下方向の位置がずれる可能性がある。そのため、立ち上がり部材を下方から支持するレベル調整具での高さ調整が必要になる。しかし、レベル調整具を用いると、高さ調整の箇所が立ち上がりピース及びレベル調整具の複数箇所に分散されるため、基準が曖昧となって精度を確保することが難しい場合がある。
これに対し、本実施形態の高さ調整部材7は、立ち上がり部材1の載置面32を足部材31に沿って調整することができる。このように、高さ調整部材7では、高さ調整の対象となる載置面32自体が、立ち上がり部材1を下方から支持し、立ち上がり部材の上下方向における位置決めをすることができる。従って、高さ調整部材7は、立ち上がり部材1の高さ調整を精度良く行うことができる。また、ベース部材30及び足部材31は、立ち上がり部材1とは別体の部材であるため、立ち上がり部材1から自立して高さ調整を行うことができる。従って、立ち上がり部材1を設置する前に、複数の高さ調整部材7を配置しておいて、互いの載置面32の高さを基準レベルに合わせておくだけの単純な作業で、高さ調整が完了する。以上より、立ち上がり部材1の高さ調整を容易に、且つ正確に行うことができる。
高さ調整部材7において、足部材31は、立ち上がり部材1と接合される。この場合、載置面32の高さ調整に用いられた足部材31をそのまま立ち上がり部材1との接合部として共用することができる。なお、上述の比較例に係る構成では、立ち上がり部材の端部が立ち上がりピースの側面に突き合わせられてボルトで固定されている。この場合、仮に上方から見たときに立ち上がり部材が所望の角度から傾斜しているとき、立ち上がりピース自体の姿勢調整を再度行う必要がある。これに対し、高さ調整部材7は、上下方向に延びる足部材31で立ち上がり部材1と接合されている。この場合、立ち上がり部材1は、ベース部材30に対し、足部材31を中心として回転することができる。従って、仮に上方から見たときに立ち上がり部材1が所望の角度から傾斜しているときでも、高さ調整部材7の姿勢を変更することなく、容易に立ち上がり部材1の位置調整を行うことができる。
基礎構造100は、上述の高さ調整部材7と、立ち上がり部材1と、立ち上がり部材1と一体化するコンクリート部8と、を備える基礎構造100であって、立ち上がり部材1は、載置面32と面接触している。この場合、立ち上がり部材1は、載置面32上に安定した状態で支持されるため、上下方向の位置決めが十分になされる。
基礎構造100において、立ち上がり部材1は、角形鋼管20を備えて構成されている。角形鋼管20は、開断面の鋼材に比して剛性が高い。従って、角形鋼管20が基礎構造100の立ち上がり部材1として用いられたとき、補強構造やレベル調整箇所を低減することができる。従って、高さ調整部材7の数を減らすことができ、高さ調整の作業の手間を低減することができる。
基礎構造100において、高さ調整部材7は、コンクリート部8と一体化する。この場合、高さ調整部材7は、調整された高さ位置にて、十分な強度で立ち上がり部材1を支持することができる。
基礎構造100において、高さ調整部材7のベース部材30には、内部にコンクリート部8が配置される貫通部34が形成される。この場合、高さ調整部材7は、コンクリート部8に強固に固定される。
基礎構造100において、高さ調整部材7の足部材31は、コンクリート部8に定着してコンクリート部8と一体化してよい。この場合、高さ調整部材7は、コンクリート部8に強固に固定される。
立ち上がり部材1の高さ調整方法は、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材1の高さを調整する高さ調整方法であって、上述の高さ調整部材7を配置する工程(高さ調整部材配置工程S20)と、ベース部材30の載置面32の上下方向の位置を、足部材31に沿って調整する工程(高さ調整工程S30)と、を備える。この立ち上がり部材1の高さ調整によれば、上述の高さ調整部材7と同様の作用・効果を得ることができる。
連結構造50A,50B,50Cは、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる一対の立ち上がり部材1と、一対の立ち上がり部材1同士を連結する連結部材2,3,4と、を備え、立ち上がり部材1の水平方向における端部20c同士の間にスペースSPが設けられ、連結部材2,3,4は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1の側面20bに接合される。
連結構造50A,50B,50Cでは、連結部材2,3,4は、一対の立ち上がり部材1の側面20bに接合される。この場合、一対の立ち上がり部材1は、連結部材2,3,4によって、互いの側面20bが連続したような構成となる。このため、一対の立ち上がり部材1同士を高い強度で接合することができる。また、立ち上がり部材1の水平方向における端部20c同士の間にはスペースSPが設けられ、連結部材2,3,4は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1の側面20bに接合される。そのため、立ち上がり部材1の端部20c同士の間では、立ち上がり部材1同士が連結部材2,3,4で連結された状態であっても、スペースSPが確保された状態となる。このようなスペースSPは、基礎構造100の用途などに応じて、有効に用いることができる。以上より、一対の立ち上がり部材1同士の間の連結の強度を向上しつつ、一対の立ち上がり部材1同士の間に形成されるスペースSPを有効に用いることができる。
連結構造50A,50B,50Cにおいて、一対の立ち上がり部材1は、水平方向において互いに交差する方向へ延びると共に、端部20c同士がスペースSPを設けた状態で近接し、連結部材4は、それぞれの立ち上がり部材1の内角側の側面20bに接合されてよい。この場合、一対の立ち上がり部材1同士の連結の強度を向上することができる。また、立ち上がり部材1の端部20c同士の間のスペースSPを有効に用いることができる。
連結構造50Aにおいて、一対の立ち上がり部材1は、水平方向において互いに交差する方向へ延びると共に、端部20c同士がスペースSPを設けた状態で近接し、連結部材4は、それぞれの立ち上がり部材1の外角側の側面20bに接合されてよい。この場合、一対の立ち上がり部材1同士の連結の強度を向上することができる。また、立ち上がり部材1の端部20c同士の間のスペースSPを有効に用いることができる。
連結構造50A,50B,50Cにおいて、スペースSPには、閉塞部材としての節点鋼管6が配置されてよい。この場合、スペースSPを節点鋼管6で囲むことができる。
連結構造50A,50B,50Cにおいて、節点鋼管6の内部には、コンクリートが充填されてよい。この場合、立ち上がり部材1の端部20c同士の間のスペースSPを強度の向上に用いることができる。
連結構造50A,50B,50Cにおいて、立ち上がり部材1は、角形鋼管20を備えて構成されてよい。角形鋼管20は、開断面の鋼材に比して剛性が高い。このため、立ち上がり部材1の一本あたりのスパンを長くすることができるため、連結部材2,3,4で連結すべき箇所の数を減らすことができる。これにより、基礎構造100の施工性を向上することができる。
基礎構造100は、上述の立ち上がり部材1の連結構造50A,50B,50Cと、立ち上がり部材1と、立ち上がり部材1と一体化するコンクリート部8と、を備える。この基礎構造100によれは、上述の連結構造50A,50B,50Cと同様な作用・効果を得ることができる。
基礎構造100の施工方法は、基礎構造100において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる一対の立ち上がり部材1を配置する工程(立ち上がり部材配置工程S40)と、一対の立ち上がり部材1同士を連結部材2,3,4で連結する工程(連結工程S50)と、を備える基礎構造100の施工方法であって、一対の立ち上がり部材1を配置する工程では、立ち上がり部材1の水平方向における端部20c同士の間にスペースSPを設け、 連結部材2,3,4で連結する工程では、連結部材2,3,4は、スペースSPを確保するように、一対の立ち上がり部材1の側面20bに接合される。この基礎構造100の施工方法によれば、上述の連結構造50A,50B,50Cと同様な作用・効果を得ることができる。
本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、図13に示す基礎構造200を採用してもよい。基礎構造200は、鉄骨造の建築物の基礎として用いられる。基礎構造200は、コンクリート部202の上面が立ち上がり部材1の上面まで達している点と、節点15のスペースSPに節点鋼管6に代えて、柱201が設けられている点において、基礎構造200と異なっている。
基礎構造200において、立ち上がり部材1は、底面20aに加え、角形鋼管20の側面20bにおいても、コンクリート部8と一体化する。この場合、角形鋼管20は、コンクリート部8に埋設された状態となり、スラブオングレード形式の基礎構造として用いることができる。
連結構造50A,50B,50Cにおいて、閉塞部材として、立ち上がり部材1よりも上方へ延びる柱201が用いられている。この場合、立ち上がり部材1の端部20c同士の間のスペースを柱201の設置スペースとして用いることができる。
また、図14に示すような基礎構造300を採用してもよい。基礎構造300は、柱201間にブレース301が設けられている点で、基礎構造200と相違している。基礎構造300では、連結部材として、前述の連結部材2,3,4の上端にブレース接合部を有する、ブレース用の連結部材302が採用されている。ブレース301は、連結部材302に下端を支持され、上端を柱201に支持される。
また、上述の基礎構造100は、X軸方向に二区画、Y軸方向に二区画に区切られた合計四つの区画を有していたが、区画の態様は特に限定されず、建築物の形状に応じてどのように設定されてもよい。
また、立ち上がり部材1の高さ調整は、必ずしも高さ調整部材7が用いられなくともよい。例えば、捨てコンクリート16を舗装して高さを調整し、その上に立ち上がり部材1を載置してもよい。
また、立ち上がり部材1同士の連結構造は、必ずしも上述の連結構造50A,50B,50Cのように連結部材2,3,4を用いたものでなくともよい。例えば、立ち上がり部材1同士を現場で溶接して連結してもよい。
1…立ち上がり部材、2,3,4…連結部材、5…鉄筋構造物、6…節点鋼管(閉塞部材)、7…高さ調整部材、8…コンクリート部、9…コンクリート充填部、10…鉄骨土台、15…節点、16…捨てコンクリート、20…角形鋼管、20a…底面、20b…側面、20c…端部、21…定着部、30…ベース部材、31…足部材、32…載置面、50…連結構造、100,200,300…基礎構造、201…柱(閉塞部材)。

Claims (7)

  1. 基礎構造において上方へ立ち上がって水平方向へ延びる立ち上がり部材であって、
    角形鋼管を備えて構成される、立ち上がり部材。
  2. 前記角形鋼管から突出し、コンクリート部に定着することで当該コンクリート部と一体化する定着部を備える、請求項1に記載の立ち上がり部材。
  3. 請求項1又は2に記載の立ち上がり部材と、前記立ち上がり部材と一体化するコンクリート部と、を備える、基礎構造。
  4. 前記立ち上がり部材は、前記角形鋼管の底面において前記コンクリート部と一体化する、請求項3に記載の基礎構造。
  5. 前記立ち上がり部材は、前記角形鋼管の側面においても、前記コンクリート部と一体化する、請求項4に記載の基礎構造。
  6. 前記コンクリート部と一体化する前記角形鋼管は、中空の状態である、請求項〜5の何れか一項に記載の基礎構造。
  7. 角形鋼管を備える立ち上がり部材を設置する工程と、
    前記立ち上がり部材と一体化するコンクリート部を形成する工程と、を備える基礎構造の施工方法。
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