JP2796694B2 - 副管保護コンクリート工事用型枠 - Google Patents

副管保護コンクリート工事用型枠

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JP2796694B2
JP2796694B2 JP6154471A JP15447194A JP2796694B2 JP 2796694 B2 JP2796694 B2 JP 2796694B2 JP 6154471 A JP6154471 A JP 6154471A JP 15447194 A JP15447194 A JP 15447194A JP 2796694 B2 JP2796694 B2 JP 2796694B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マンホールにおける副
管保護コンクリート工事用型枠及びそれを使用した副管
保護コンクリート工事方法に関する。
【0002】
【従来の技術】マンホールの流入主管がある程度以上の
高さ(通常60cm)にある場合、流入主管からマンホー
ル内に落下する下水を、中の作業者が被るおそれがある
とともに、落下水によりマンホールの底部が浸食される
おそれがあるため、流入主管(直管)から分岐しマンホ
ールの底部側に接続するL字形の副管(曲管)を付設す
ることが、一般に、義務づけられている。
【0003】そして、該副管の付設に際して、副管を路
上振動・地盤沈下等の外力から保護するために、副管保
護コンクリート工事を行う必要がある。
【0004】この副管保護コンクリート工事は、直管と
曲管、または曲管のみをマンホールに取り付け、その周
囲に型枠(木枠)を形成し、該型枠内に、生コンクリー
トを流し込み、硬化させた(養生)後、型枠を取り外
し、さらに、土の埋戻して行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記コンクリ
ート工事方法の場合、型枠組みに熟練を要するばかりで
なく、養生時間に3〜4日と長時間を要し、更に、型枠
の取り外しも必要とした。
【0006】このため、実開平2−109844・3−
29543号公報等において、副管を埋め込んだコンク
リート製の副管ブロック(曲管ブロック、直管ブロッ
ク)を、マンホール本体に組み付けて副管をマンホール
に付設することが提案されている。
【0007】しかし、副管ブロックとマンホールとは、
部分的に機械的結合されているだけで、副管ブロックと
マンホールとの間に隙間を有する(密着していない)。
このため、マンホールが、地盤からの振動や地盤沈下等
の外力を受けた場合、マンホールと副管ブロックとの機
械的結合が緩み易く、副管ブロックの位置ずれが発生し
て、副管に亀裂が発生したり、更には、副管がマンホー
ルから離脱したりするおそれがあった。
【0008】本発明は、上記にかんがみて、コンクリー
トの型枠内への流し込み後、直ちに周囲の土の埋戻しが
可能であり、副管保護コンクリート工事の工期を実質的
に短縮できかつ工数が削減できるとともに、副管保護コ
ンクリート工事完了後、マンホールが振動や地盤沈下等
の外力を受けても副管に亀裂が発生したり、副管がマン
ホールから離脱するおそれも少なくなる副管保護コンク
リート工事用型枠及び副管保護コンクリート工事方法を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
(1) 本発明の請求項1に係る副管保護コンクリート工事
用型枠は、上記課題を下記構成により解決するものであ
る。
【0010】 マンホールに流入主管(直管)から分岐
しマンホールの底部に接続される副管を付設するに際し
て使用する副管保護コンクリート工事用型枠であって、
該型枠は、積み上げてユニット化可能な複数個の剛体ブ
ロックからなり、各剛体ブロックはマンホールの外周壁
面に合わせて開口側用両端が斜設された溝形断面を有す
ことを特徴とする。
【0011】(2) 本発明の請求項3に係る副管保護コン
クリート工事方法は、上記課題を下記構成により解決す
るものである。
【0012】請求項1に記載の打設用型枠を使用して副
管保護コンクリートを打設する方法であって、副管をマ
ンホールに取り付け後、剛体ブロックに固定されている
取り付け金具を使用して、下から順次剛体ブロックを積
み上げマンホールに固定して型枠を形成した後、該型枠
内に生コンクリートを流し込み(打設し)、直ちに型枠
周囲の土の埋戻しを行うことを特徴とする。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜4に基づい
て説明をする。ここでは、組み立てマンホールを例に採
り説明するが、他の種類のマンホールにも、本発明は、
適用可能である。
【0014】(1) この副管保護コンクリート工事用型枠
は、(組み立て)マンホール11に、流入主管(直管)
13から分岐しマンホール11の底部側に接続される副
管(曲管)15を付設するに際して使用するものであ
る。
【0015】 そして、該型枠は、積み上げてユニット
化可能な複数個(図例では3個)の剛体ブロック19、
19A、19Bからなり、各脚体ブロック19、19
A、19Bはマンホール11の外周壁面に合わせて開口
側用両端が斜設された溝形断面を有する
【0016】ここで、最上段の剛体ブロック19は、上
端部の流入主管13導入部位にU字形状の薄壁部19a
を形成しておくことが、流入主管13の配設作業性の見
地から望ましい。流入主管13は、後から敷設すること
があるためである。
【0017】また、剛体ブロック19、19A、19B
において、各種高さのユニット(通常、3〜5種:例え
ば、1・1.5・2.0・2.5m)をそろえておき、
ユニット化することにより、適宜組み合わせて、種々の
高さの副管に対応可能となる。なお、剛体ブロックの断
面外周大きさは、例えば、1号組み立てマンホールの場
合、約50cm□とする。
【0018】そして、剛体ブロック19、19A、19
Bは、材質は、通常、鉄筋入りコンクリートとするが、
セラミックス、金属、強化プラスチック(FRP)等で
あってもよい。
【0019】図例では剛体ブロックの溝形断面がコ字形
であるが、U字形・半円形等であってもよい。U字形・
半円形等の場合は、既成のヒューム管・鋼管等を切断し
て使用可能となる。
【0020】(2) 次に、上記型枠を使用して副管保護コ
ンクリート工事を行う方法を説明する。
【0021】まず、副管13をマンホールに、通常の配
管に使用されるアームバンド等と使用して取り付け後、
剛体ブロック19、19A、19Bに固定されている取
り付け金具21を使用して、下から順次、剛体ブロック
19、19A、19Bを積み上げマンホール11に固定
して型枠Fを形成した後、型枠F内に生コンクリートを
流し込み、直ちに、型枠F外周の土を埋め戻す。なお、
型枠Fの上方は鉄板等で蓋をしておき、コンクリートの
養生(硬化)後、蓋を取り除いて、完全に土・コンクリ
ート等で表面を覆う。
【0022】ここで、剛体ブロック19、19A、19
Bの相互間は、モルタルで隙間を充填しておくことが望
ましい。
【0023】ここで、コンクリートの型枠F内への打設
後、直ちに、土の埋戻しが可能であるのは、打設後のコ
ンクリートは、周囲が剛体ブロックで囲われて、土圧の
影響を受けないためである。従来のような木製型枠で
は、木製型枠が土圧により撓んで、型枠内の未養生コン
クリートが影響を受けるため、本発明の如く、直ちに、
土の埋戻しはできない。
【0024】また、コンクリート工事完了後、型枠を構
成する剛体ブロックは、マンホールと、従来の副管保護
ブロックと同様、マンホールと機械的に部分結合されて
いるが、副管保護コンクリートは、マンホールと密着一
体化しており、副管は副管保護コンクリートと共に、一
体的に、振動や地盤沈下の外力を受ける。従って、副管
に亀裂が入ったり、マンホールから離脱したりするおそ
れが少ない。
【0025】
【発明の作用・効果】本発明に係る副管保護コンクリー
ト工事用型枠及びそれを使用した副管保護コンクリート
工事方法は、上記構成により、下記のような作用・効果
を奏するものである。
【0026】(1) 本発明の型枠・方法で副管保護コンク
リート工事を行った場合、従来の木製型枠を使用して、
コンクリートの打設した場合の如く、コンクリートの型
枠内へ流し込み後、コンクリートの硬化(養生最低3〜
4日)待つ必要がなく、直ちに、型枠周囲の土の埋戻し
が可能となる。打設後の副管保護コンクリートの周囲
が、剛体ブロックで囲われて、土圧の影響を受けないた
めである。
【0027】また、型枠の組み立ても、剛体ブロックに
取り付け金具を予め固定し、かつ、ユニット化しておけ
ば、木製型枠に比して、材料準備及び組み立てが短時間
にでき、さらには、木製型枠の如く、取り外する必要も
ない。
【0028】従って、全体として、従来の木製型枠を使
用した場合に比して、副管保護コンクリートの打設の工
期の大幅短縮・工数の大幅削減が可能となる。
【0029】(2) 本発明の型枠・方法で副管の保護コン
クリートを打設して副管をマンホールに取り付けた場
合、従来の副管保護ブロックを使用して副管をマンホー
ルに取り付けた場合の如く、副管保護ブロックがマンホ
ールとが隙間を有して部分機械結合するさせた構成でな
く、保護コンクリートとマンホールとが密着一体化した
構成となるため、振動や地盤沈下等による外力を、副管
保護コンクリートがマンホールと共に一体的に受け、副
管に亀裂が発生したり、副管がマンホールから離脱した
りするおそれが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の副管保護コンクリート工事用型枠及び
流入主管・副管をマンホールに付設した状態を示す斜視
【図2】同じく土戻し状態を示す縦断面図
【図3】同じく副管保護コンクリート工事用型枠をマン
ホールに付設した状態を示す斜視図
【図4】図3の部分拡大平面図
【符号の説明】
11 組み立てマンホール 13 流入主管 15 副管 17 剛体ブロックの開口側両端 19、19A、19B 剛体ブロック F 副管保護コンクリート工事用型枠

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールに流入主管(直管)から分岐
    しマンホールの底部側に接続される副管を付設するに際
    して使用する副管保護コンクリート打設用型枠であっ
    て、該型枠は、積み上げてユニット化可能な複数個の剛体ブ
    ロックからなり、各剛体ブロックはマンホールの外周壁
    面に合わせて開口側用両端が斜設された溝形断面を有す
    ことを特徴とする副管保護コンクリート工事用型枠。
  2. 【請求項2】 請求項1において、最上段の剛体ブロッ
    クの上端部の流入主管導入部位にU字形状の薄壁部が形
    成されていることを特徴とする副管保護コンクリート工
    事用型枠。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の打設用型枠を使用して
    副管保護コンクリートの工事をする方法であって、副管
    をマンホールに取り付け後、剛体ブロックに固定されて
    いる取り付け金具を使用して、下から順次剛体ブロック
    を積み上げマンホールに固定して型枠を形成した後、該
    型枠内に生コンクリートを流し込み(打設し)、直ち
    に、型枠周囲の土の埋戻しを行うことを特徴とする副管
    保護コンクリート工事方法。
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