JP2662364B2 - 洗車ピットの廃水槽の製造方法 - Google Patents

洗車ピットの廃水槽の製造方法

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JP2662364B2
JP2662364B2 JP5260246A JP26024693A JP2662364B2 JP 2662364 B2 JP2662364 B2 JP 2662364B2 JP 5260246 A JP5260246 A JP 5260246A JP 26024693 A JP26024693 A JP 26024693A JP 2662364 B2 JP2662364 B2 JP 2662364B2
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稔夫 秋元
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ASUKA SETSUKEI KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガソリンスタンド等に
ある洗車ピットの廃水槽の設置工事に関するものであ
り、従来工法と同様の機能と安全性とを確保し、短期間
で、かつ安価に完成させることができる工事方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ガソリンスタンド等にある洗車ピットの
廃水槽は、洗車後の洗い水が泥土や油分を含むため、油
水分離槽で油水分離処理を行う前の処理として、洗車後
の洗い水を集めて一時溜めて泥土を分離沈殿させる機能
を持つ。
【0003】従来の洗車ピットの廃水槽の設置方法は、
底部、側壁共に現場で配筋、枠組みしてコンクリート打
ちするというものであった。この従来の廃水槽の設置方
法を図6にもとずいて工程別に説明すると次の通りであ
る。 (a)廃水槽50の埋設のための根切りによる溝穴(不
図示)の加工、(b)溝穴底部の砕石52敷き、(c)
溝穴底部の捨てコンクリート54打ち、(d)廃水槽底
部の配筋56a、(e)廃水槽底部のコンクリート56
打ち、(f)廃水槽底部のコンクリートの養生、(g)
廃水槽側壁の配筋58a、(h)廃水槽側壁58の内外
型枠設置、(i)側壁58のコンクリート打ち、(j)
側壁58のコンクリート養生、(k)側壁58の型枠外
し、(l)グレーチング枠60の取り付け、(m)内部
防水のための底部56と側壁58の防水モルタル塗り、
(n)グレーチング62の取り付け、(o)周囲の埋め
戻し、(p)土間コンクリート打ち(砕石層64、コン
クリート層66を含む。)。これらの行程中で、コンク
リート養生にはそれぞれ3、4日の放置期間が必要であ
る。この従来の工事方法の問題は工期が長くなり、従っ
て工費も大になることである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の問題点を改善し、従来工法と同様の機能及び安全性を
確保し、短期間で、かつ安価に完成させることを可能と
する洗車ピットの廃水槽の製造方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法は、(1)
廃水槽埋設のための根切りによる溝穴の加工、(2)溝
穴底部の砕石敷き及びコンクリート打ち、(3)該コン
クリート上へのコンクリート製U字溝の設置、(4)側
壁の型枠設置及び配筋及びコンクリート打ち、(5)グ
レーチングの取り付け、の各工程からなる。
【0006】上記コンクリート製U字溝としては、市販
の規格品をそのまま使用することができる。従って、従
来工法における、廃水槽の底部、側壁を配筋、型枠組
み、コンクリート打ち等の工程を省略することができ、
本発明によれば、従来工法に較べて、工数を大きく短縮
することができる。
【0007】また、本発明の技術思想の応用例として
は、(1)廃水槽埋設のための根切りによる溝穴の加
工、(2)溝穴底部の砕石敷き及びコンクリート打ち、
(3)該コンクリート上への水槽の設置、(4)グレー
チングの取り付け、の各工程から構成することもでき
る。この場合、該水槽としては、FRP、強化プラスチ
ック等の耐久性材料による成形品が好適に用いられる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の実施例を、添付図面中の図1
〜図5に基づいて説明する。本発明の洗車ピットの廃水
槽の製造方法は、以下の工程から構成される。
【0009】工程1:廃水槽Aの埋設のための根切りに
よる溝穴の加工。 まず、洗車ピットの設置予定地に廃水槽Aの埋設のため
の根切りを行う。これは、廃水槽Aを埋設するのと、そ
のコンクリートのベースを作るのに、必要なだけの面積
と深さの長穴2を掘る行程である(図1)。
【0010】工程2:溝穴底部の砕石敷き及びコンクリ
ート打ち。 次いで、穴2のほぼ平らな底部に砕石4を敷いた後、そ
の上にコンクリート6を平らに打って、これを廃水槽の
ベースとする。3〜4日の養生期間が必要である(図
2)。
【0011】工程3:該コンクリート上へのコンクリー
ト製U字溝の設置。 上記コンクリートのベース6の上に、コンクリート製U
字溝8を開口している側を上にして設置する(図3)。
当該コンクリート製U字溝8を複数個縦に並べて設置す
る場合は、コンクリート製U字溝8の接合部分に接着モ
ルタルを塗って連結し固める。洗車ピットの廃水槽A
は、通常のガソリンスタンドの規模では槽の大きさとし
ては内側幅30〜40cm、深さ50cm、長さ2〜4
mあればよく、従って幅、深さが同じようなサイズで長
さが2m程度のコンクリート製U字溝8を1個か2個使
用すればよい。このコンクリート製U字溝8は市販の規
格品を使用することができる。
【0012】工程4:側壁10の型枠設置及び配筋及び
コンクリート打ち。 上記コンクリート製U字溝8の開いている両側端部に、
側壁10を配筋、型枠12の取り付け、コンクリート打
ちにより設置する(図3)。養生後に、該コンクリート
製U字溝8の内部に防水モルタルを塗って防水処理を施
す。
【0013】工程5:グレーチングの取り付け。 該コンクリート製U字溝8には、グレーチング取り付け
枠14を予め形成しておく。このグレーチング取り付け
枠14を介してグレーチング16を乗せて被せることが
できる(図4)。なお、市販の規格品のコンクリート製
U字溝には、グレーチング取付け枠は、形成されている
の、好都合である。
【0014】次に、廃水槽Aの周囲の埋め戻しをやり、
土間コンクリートを、砕石18敷き、コンクリート20
打ちにより作る。土間は洗い水が、グレーチング16か
ら流れ込むように、わずかな勾配を付けておく。
【0015】上記実施例では、コンクリート製U字溝を
用いて、廃水槽Aを形成した例を示したが、FRP、強
化プラスチック等の耐久性材料によって、予め水槽とし
て成形されたものを用いることもできる。
【0016】この場合には、(1)廃水槽埋設のための
根切りによる溝穴の加工、(2)溝穴底部の砕石敷き及
びコンクリート打ち、(3)該コンクリート上への水槽
の設置、(4)グレーチングの取り付け、の各工程から
構成され、さらに工程が簡略化される利点がある。上記
水槽のグレーチング枠は、成形時に同時に形成されるこ
とは勿論である。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、コ
ンクリート製U字溝を用い、その両端部の側壁を作るこ
とにより、洗車ピットの廃水槽を製造することができる
から、底部、側壁を配筋、型枠組み、コンクリート打ち
してグレーチング枠取り付けまでする従来の洗車ピット
の廃水槽の製造方法に比べて工数が大きく短縮される。
その上、本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法により
製造された洗車ピットの廃水槽は、従来工法により製造
したものと同様の機能及び安全性を確保し、短期間で、
かつ安価に製造できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法におけ
る根切りを行った状態を示す断面図である。
【図2】本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法におけ
るベースのコンクリート打ちをした状態を示す断面図で
ある。
【図3】本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法におけ
るベースのコンクリート上にコンクリート製U字溝を設
置し、両端部に側壁を作るために型枠組みをした状態を
示す断面図である。
【図4】本発明の洗車ピットの廃水槽の製造方法におけ
る土間コンクリート打ちまでをした状態を示す断面図で
ある。
【図5】本発明方法によって製造された洗車ピットの廃
水槽の一部を断面した部分斜視図である。
【図6】従来工法による洗車ピットの廃水槽の一部を断
面した部分斜視図である。
【符号の説明】
2 地面に掘った穴 4 砕石 6 ベースのコンクリート 8 コンクリート製U字溝 10 廃水槽の側壁 16 グレーチング 18 砕石 20 土間コンクリート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程からなることを特徴とする洗
    車ピットの廃水槽の製造方法。 (1)廃水槽埋設のための根切りによる溝穴の加工 (2)溝穴底部の砕石敷き及びコンクリート打ち (3)該コンクリート上へのコンクリート製U字溝の設
    置 (4)側壁の型枠設置及び配筋及びコンクリート打ち (5)グレーチングの取り付け
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法により製造された洗
    車ピットの廃水槽の構造。
JP5260246A 1993-10-18 1993-10-18 洗車ピットの廃水槽の製造方法 Expired - Lifetime JP2662364B2 (ja)

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JPH07113258A JPH07113258A (ja) 1995-05-02
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JPS603436A (ja) * 1983-06-22 1985-01-09 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 排気ブレ−キシステム

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