JPH0859816A - 水素末端化ポリオキシペルフルオロアルカンの製造方法 - Google Patents

水素末端化ポリオキシペルフルオロアルカンの製造方法

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JPH0859816A JP7198702A JP19870295A JPH0859816A JP H0859816 A JPH0859816 A JP H0859816A JP 7198702 A JP7198702 A JP 7198702A JP 19870295 A JP19870295 A JP 19870295A JP H0859816 A JPH0859816 A JP H0859816A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水素末端化ポリオキシペルフルオロアルカン
の製造方法を提供する。 【解決手段】 −OCF2 COOZ、−OCF2 CF2
COOZおよび−OCF(CF3 )COOZ(式中、Z
は一価の陽イオン)から選択された一つまたは二つの末
端基を有する対応するポリオキシペルフルオロアルカン
により形成された塩を、水と共存させ、140〜170
℃までの温度で、かつ少なくとも4気圧の圧力の下で脱
炭酸化することからなり、−OCF2 H、−OCF2
2 Hおよび−OCF(CF3 )Hから選択される一つ
または二つの末端基と1800より低い数平均分子量を
有するポリオキシペルフルオロアルカンの製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリオキシペルフ
ルオロアルカンに対応するフッ化アシルの加水分解およ
び塩化によって得られるアルカリ塩を、水の存在下で、
温度140〜170℃で、かつ少なくとも4気圧の圧力
下で、脱炭酸化することによって水素化された末端基と
1800より低い分子量を有する水素末端化ポリオキシ
ペルフルオロアルカンを製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】水素化
された末端基と1800より低い分子量を有するポリオ
キシペルフルオロアルカンは、ポリウレタンの発泡剤、
冷媒、エアゾール噴射剤および溶剤としてCFCおよび
HCFCの代用として使用することができる化学的物理
的特性を持っている。
【0003】このようなポリオキシペルフルオロアルカ
ンは、有害な生理的影響がなく、地球温暖化にほとんど
影響がなく、かつ塩素を含まないことからCFCおよび
HCFCとは違ってオゾン層に害を与えない。グリコー
ルおよび高沸点アルコールのように活性水素を含む溶媒
を共存させて、フッ化アシル−COF末端基を有する対
応するポリオキシペルフルオロアルカンから得られるア
ルカリ塩の脱炭酸化工程によって水素で終端化されたポ
リオキシペルフルオロアルカンを生成することが欧州特
許第154,297号から知られている。
【0004】−OCF(CF3 )H末端基を有するポリ
オキシペルフルオロアルカンは、175℃で、−OCF
(CF3 )COF基を末端基として持つ対応するポリオ
キシペルフルオロアルカンとジエチレングリコールおよ
び水性KOHの反応によって、収率約70%で生成され
る。グリコールまたは高沸点アルコールを用いるこのよ
うな工程では、高収率を上げることはできず、かつ種々
な欠点を示す。すなわち、 ・分離困難なグリコールまたはアルコールとポリオキシ
ペルフルオロアルカンの二次反応に由来する、望ましく
ない副生物の形成、 ・低い分子量(1800より低い)を有する水素で終端
化されたポリオキシペルフルオロアルカンを生成する場
合、この生成物を反応最終混合物に存在するグリコール
または高沸点アルコールから分離することが、それらの
沸点および溶解パラメータ間にほとんど差がないことか
ら、困難であること ・グリコールまたはアルコールとアルカリ水酸化物との
アルコラートもまた脱炭酸温度で形成され、ポリオキシ
ペルフルオロアルカン鎖上に分解型の反応を引き起こ
し、分子量の実質的な変化、およびその結果、望まれ
る、すなわち出発フッ化アシルの分子量分布と実質上よ
く似た分子量分布を有する生成物の収率の低下を伴う。
【0005】米国特許第5,091,589号は、−O
CFHCF3 タイプの水素化された末端基および200
0〜4000の平均分子量を有するポリオキシペルフル
オロアルカンを、溶媒の共存なしに、温度90〜160
℃で、−OCF(CF3 )COF末端基を有する対応す
るフッ化アシルと無水固体アルカリ金属水酸化物との反
応によって、収率93%で生成する方法が記載されてい
る。
【0006】しかし、この方法によって、−OCF2
OFおよび/またはOCF2 CF2COF末端基を有す
る対応するフッ化アシルから出発し、−OCF2 Hおよ
び/またはOCF2 CF2 Hタイプの水素化された末端
基を有するポリオキシペルフルロアルカンを生成するこ
とは、前記フッ化アシルのアルカリ塩、すなわち−OC
2 COOMおよび/または−OCF2 CF2 COOM
(Mはアルカリ金属である)末端基を有する生成物のみ
が得られることとなるので、不可能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】対応するフッ化アシルか
ら出発し、一つもしくは二つの水素化された末端基およ
び1800より低い、好ましくは1500より低い数平
均分子量を有する中性のポリオキシペルフルオロアルカ
ンを、公知の方法で報告された欠点を示さず、−OCF
2 COFおよび−OCF2 CF2 COF末端基を有する
アシルフッ化物に適用でき、96%以上の高収率を有
し、出発ポリオキシペルフルオロアルカンの分子量分布
を実質的に変化させない方法を意外にも見い出した。
【0008】事実、140〜170℃で水を共存させて
少なくとも4気圧、特に連続して作業する時には6〜1
0気圧の間で行い、対応するフッ化アシルの加水分解お
よび塩化によって得られる塩、好ましくはアルカリ金属
の脱炭酸化によって、水素で末端化された、すなわち、
−OCF2 H、−OCF2 CF2 Hまたは−OCF(C
3 )H末端基を有し、1800より低い分子量をもつ
ポリオキシペルフルオロアルカンを96%以上の高収率
で得ることが可能であることを見い出した。
【0009】従って、本発明の目的は、−OCF2 H、
−OCF2 CF2 Hおよび−OC(CF3 )Hから選択
された一つまたは二つの末端基と1800より低い、好
ましくは1500より低い数平均分子量を有する中性の
ポリオキシペルフルオロアルカンを製造する方法であ
り、−OCF2 COOZ、−OCF2 CF2 COOZお
よび−OCF(CF3 )OZ(式中、Zは一価の陽イオ
ンである)から選択された一つまたは二つの末端基を有
する対応するポリオキシペルフルオロアルカンによって
形成される塩を、水の存在下に、pH5〜9で、140
〜170℃までの温度で、かつ少なくとも4気圧の圧力
の下で、脱炭酸化することからなる。
【0010】
【発明の実施の形態】上記原料塩は、−OCF2 CO
F、−OCF2 CF2 COFおよび−OCF(CF3
COFから選択された一つもしくは二つの末端基を有
し、かつ1800より低い数平均分子量を有するポリオ
キシペルフルオロアルカンを、水酸化アンモニウムまた
はアルカリ水酸化物の水溶液を用いて、加水分解および
塩化することによって作られる。
【0011】少なくとも一つのフッ化アシル−OCF末
端基を有する前記ポリオキシペルフルオロアルカンは、
それ自体公知の物質で、かつ下記式;
【0012】
【化2】
【0013】(式中、Xは−(CF2 n CF3 、nは
0,1,2,3,4)から選択されたフルオロオキシア
ルキレン単位によって作られ、なお上記単位は−OCF
2 COF、−OCF2 CF2 COF及び−OCF(CF
3 )COFから選択さ一つまたは二つの末端基を有し、
ポリマー鎖中に統計的に分散している。ポリオキシペル
フルオロアルカンは、フッ化オレフィン(例えば、ヘキ
サフルオロプロペンおよび/またはテトラフルオロエチ
レン)の光酸化または、例えば、C24OおよびC36
Oのようなペルフルオロオレフィンエポキシドのオリゴ
マー化によって得ることができる。
【0014】望ましい分子量は、より高い分子量を有す
る物質からの合成もしくは接触分解法によって直接得る
ことができる。前述の塩の生成において、次の構造:R
fO (CF2 CF2 O)m (CF2 O)n CF2 CO
F およびRfO (CF2 CF( CF3 ) O)p (C
2 O)n (CF( CF3 ) O)qCF2 COF (式中、RfはCF3 またはCF2 COFであり、かつ
m、n、pおよびqは1800より低い、好ましくは1
500より低い平均分子量という要件を満たすような平
均値である)を有するポリオキシペルフルオロアルカン
を特に用いることができる。
【0015】脱炭酸化される前記の塩は、同じ脱炭酸反
応器中で、分離してまたは一つ以上のアシルフッ化物−
COF末端基を有する対応するポリオキシペルフルオロ
アルカンから、水溶液中で実質的に化学量論量のアンモ
ニウムまたはアルカリ金属の水酸化物を用いてその場で
作ることができる。前記の塩のZ陽イオンは、アンモニ
ウムおよびアルカリ金属から選択されるのが好ましく、
カリウムであるのがさらに好ましい。
【0016】5〜9までのpHは、出発塩がアルカリ金
属であれば自動的に調整され、または緩衝溶液を加えて
維持することができる。前記の塩を反応させる温度は、
150〜160℃の間が好ましい。本発明の工程は、断
続的にもまたは継続的にも実行することができる。本発
明を説明する目的で幾つかの実施例を次にあげる。
【0017】
【実施例】実施例1 テトラフルオロエチレンと酸素光酸化に由来するフルオ
ロアシル末端基(−OCF2 COF)を有するフラクシ
ョンの加水分解および塩化によって得られた、下記構
造: T O(CF2 CF2 O)m (CF2 O)n T (式中、T=−CF2 COOK、平均分子量514、m
/n=2.1) を有するα−ωーペルフルオロポリオキシアルカン二酸
のカリウム塩180gを、温度を測定する内部探針、揺
動撹拌装置、マノメーター、7気圧の自動ガス抜きバル
ブセットを備え、かつ各々15℃と0℃のサーモスタッ
トを備えた二つの冷却器を備えた400mlのオートク
レーブに、水200mlとともに充填する。内部温度は
150℃にし、10時間維持する。
【0018】冷却後、二つの相からなる反応塊が取り出
される。すなわち、KHCO3 を含む 上方の水性相
と、次の構造: A O(CF2 CF2 O)m (CF2 O)n A (式中、A=CF2 H、平均分子量595、m/n=
2.1) であるフッ素化された生成物117g(理論収率95.
45%)からなる下方の有機相の2相からなる反応塊が
得られる。
【0019】実施例2(比較例) 実施例1に記載のα−ωーペルフルオロポリオキシアル
カン二酸のカリウム塩200g、水250mlおよびエ
チレングリコール150gを、ブレード撹拌装置、温度
計探針、ジャケット内の水の還流によって15℃に冷却
されたクライゼンを備え、かつ500mlの収集フラス
コに接続された、1リットルのガラス反応器に充填す
る。
【0020】混合物を160℃にし8時間維持し、蒸留
とそれに続く水からの分離によって、19F NMR分析
の結果次の構造: A O(CF2 CF2 O)m (CF2 O)n A (式中、A=CF2 H、平均分子量410、m/n=
2.3) であるフッ素化された生成物90.3g(収率66.3
%)を得る。
【0021】1 Hおよび19F NMR分析は、フッ化生
成物中にHOCH2 CH2 OCF2HおよびHOCH2
CH2 Fの構造を有する2%の副生物の存在を示す。排
出ガスは、CO2 、CF3 HおよびCOから構成されて
いる。反応器内部の残留物は、KFおよびKHCO3
含むエチレングリコールから構成されている。
【0022】実施例3(比較例) 実施例1に記載のα−ωーペルフルオロポリオキシアル
カン二酸のカリウム塩100g、水100mlおよび3
0gの85%KOHを、ブレード撹拌装置、温度計探
針、ジャケット内の水の還流によって15℃で冷却され
たクライゼンを備え、かつ250mlの収集フラスコに
接続された、250mlのガラス反応器に充填する。
【0023】混合物を撹拌下155℃にし、蒸留とそれ
に続く水からの分離によって、19FNMR分析の結果次
の構造: A O(CF2 CF2 O)m (CF2 O)n A (式中、A=CF2 H、平均分子量380、m/n=
2.2) であるフッ素化された生成物14g(収率20.5%)
を得る。蒸留の乾燥残留物中に、KFと出発物が存在す
る(IR吸収1680cm-1)。
【0024】実施例4 ヘキサフルオロプロペンと酸素光酸化から由来し、フル
オロアシリック末端基(−OCF2 COF)を有するフ
ラクションの加水分解および塩化によって得られ、下記
構造: T O(CF2 CF(CF3 )O)p (CF(X)O)
q T’ (式中、T=CF3 、T’=CF2 COOK、X=F,
CF3 ,p/q=40、平均分子量450) を有するペルフルオロポリオキシアルカン酸のカリウム
塩250gを、温度を測定する内部探針、揺動撹拌装
置、マノメーター、7気圧の自動ガス抜きバルブセット
を備え、かつ各々15℃と0℃のサーモスタットを備え
た二つの冷却器に結合された、400mlのオートクレ
ーブに、水200mlとともに充填する。反応器の温度
を160℃にし、10時間維持する。冷却および水の分
離後、19FNMR分析の結果次の構造: A O (CF2 CF(CF3 )O)p (CF(X)
O)q A’ (式中A=CF3 ,A’=CF2 H,p/q=40、平
均分子量368) であるフッ素化された生成物200gが得られる(収率
97.8%)。
【0025】実施例5(比較例) 実施例4に記載のペルフルオロポリオキシアルカン酸の
カリウム塩200g、水250mlおよびエチレングリ
コール150gを、ブレード撹拌装置、温度計探針、ジ
ャケット内の水の還流によって15℃で冷却されクライ
ゼンを備え、かつ500mlの収集フラスコに接続され
た、1リットルのガラス反応器に充填する。
【0026】混合物を160℃にし8時間維持し、蒸留
とそれに続く水からの分離によって、19F NMR分析
の結果次の構造: A O(CF2 CF(CF3 )O)p (CF(X)O)
q A’、(式中、A=CF3 、A’=CF2 H、X=
F、CF3 、平均分子量390、p/q=40) であるフッ素化された生成物116g(収率70.9
%)を得る。
【0027】1 H−および19F−NMR分析は、HOC
2 CH2 OCF2 HおよびHOCH2 CH2 Fの構造
を有する1%の生成物の存在を示す。蒸留の乾燥残留物
中に、KFと出発生成物が存在する(IR吸収1680
cm -1)。
【0028】実施例6(比較例) 実施例4に記載のペルフルオロポリオキシアルカン酸の
カリウム塩100g、水100mlおよび15gの85
%KOHを、ブレード撹拌装置、温度計探針、ジャケッ
ト内の水の還流によって15℃で冷却されたクライゼン
を備え、かつ250mlの収集フラスコに接続された、
250mlのガラス反応器に充填する。
【0029】混合物は撹拌下155℃にし、蒸留とそれ
に続く水からの分離によって、19FNMR分析の結果次
の構造: A O(CF2 CF(CF3 )O)p (CF(X)O)
q A’ (式中、A=CF3 、A’=CF2 H,、X=F,CF
3 、平均分子量375、p/q=40) であるフッ素化された生成物29g(収率35.5%)
を得る。蒸留の乾燥残留物中に、KFと出発生成物が存
在する(IR吸収1680cm -1)。
【0030】実施例7(比較例) −CF2 COF末端基を有するポリオキシペルフルオロ
アルカンを、米国特許第5,091,589号に記載の
工程に従って処理した。次の構造、FOCCF 2 O(C
2 CF2 O)m (CF2 O)n CF2 COFを有し、
平均分子量=1800,m/n=1である、α−ωーペ
ルフルオロポリオキシアルカンジアシルフッ化物のカリ
ウム塩207gを500ml反応器に充填する。
【0031】温度140℃で15.2gの固体KOHを
スクリュー漏斗によって充填する。充填後、140℃で
8時間保つ。得られた生成物のIR分析は、フルオロア
シリック末端基のカルボキシレートへの転移を示す(1
680cm-1)。
【0032】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、対応するフ
ッ化アシルから出発し、一つもしくは二つの水素化され
た末端基および1800より低い、好ましくは1500
より低い数平均分子量を有する中性のポリオキシペルフ
ルオロアルカンを、公知の工程で報告された欠点を示さ
ず、−OCF2 COFおよび−OCF2 CF2 COF末
端基を有するアシルフッ化物に適用でき、96%以上の
高収率を有し、出発ポリオキシペルフルオロアルカンの
分子量分布を実質的に変化させずに得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エツィオ ステパローラ イタリア国、ベルガモ、トレビグリオ、ビ アレ パーチジアノ 6

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 −OCF2 COOZ、−OCF2 CF2
    COOZおよび−OCF(CF3 )COOZ(式中、Z
    は一価の陽イオン)から選択された一つまたは二つの末
    端基を有する対応するポリオキシペルフルオロアルカン
    により形成された塩を、水の存在下で、140〜170
    ℃の温度で、かつ少なくとも4気圧の圧力の下で脱炭酸
    化することからなる、−OCF2 H、−OCF2 CF2
    Hおよび−OCF(CF3 )Hから選択される一つまた
    は二つの末端基と1800より低い数平均分子量を有す
    るポリオキシペルフルオロアルカンの製造方法。
  2. 【請求項2】 ポリオキシペルフルオロアルカンが、下
    記式 【化1】 (式中、Xは−(CF2 n CF3 、n=0,1,2,
    3,4)から選択されたフルオロオキシアルキレン単位
    によって形成され、前記単位は重合体鎖の中に統計的に
    分布しており、請求項1に示された末端基を有する請求
    項1の方法。
  3. 【請求項3】 脱炭酸されるポリオキシペルフルオロア
    ルカン塩が、下記構造:RfO(CF2 CF2 m (C
    2 O)n CF2 COOZおよびRfO(CF2 CF
    (CF3 )O)p (CF2 O)n (CF(CF3 )O)
    q COZ(式中、m,n,p及びqは、1500より低
    い数平均分子量を有するような平均値であり、Rfは−
    CF3 または−CF2 CO−OZである)から選択され
    る請求項2の方法。
  4. 【請求項4】 一価陽イオンがアンモニウムおよびアル
    カリ金属から選択される請求項1〜3いずれか1つに記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 アルカリ金属がカリウムである請求項4
    の方法。
  6. 【請求項6】 脱炭酸温度が150〜160℃である請
    求項1〜5いずれか1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 圧力が6〜10気圧の間である請求項1
    〜6いずれか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 脱炭酸されるポリオキシペルフルオロア
    ルカン塩が、−OCF2 COF、−OCF2 CF2 CO
    Fおよび−OCF(CF3 )COFから選択される一つ
    または二つの末端基を有する対応するポリオキシペルフ
    ルオロアルカンを水溶液中での化学量論量のアルカリ金
    属またはアンモニウムの水酸化物と反応させることによ
    ってその場で作られる請求項1〜6いずれか1つに記載
    の方法。
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