JPH0859186A - 作業車状態検出装置の調整制御装置 - Google Patents

作業車状態検出装置の調整制御装置

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JPH0859186A
JPH0859186A JP22083994A JP22083994A JPH0859186A JP H0859186 A JPH0859186 A JP H0859186A JP 22083994 A JP22083994 A JP 22083994A JP 22083994 A JP22083994 A JP 22083994A JP H0859186 A JPH0859186 A JP H0859186A
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JP22083994A
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Masamichi Ueda
雅通 上田
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Komatsu Ltd
Komatsu MEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 クレーン等作業車の過負荷防止装置の検出手
段としての複数のセンサの較正を正確かつ容易に行うこ
とを目的とする。 【構成】 過負荷防止装置1において、複数の作動状態
の検出手段としてのセンサ9の検出値を共通の調整処理
部1aの中の調整対象を、任意に選択可能な調整対象選
択手段2を設けて、複数の検出値を選択表示する第1初
期値、第2初期値の表示手段3と、実測値により初期値
を変更する第1初期値、第2初期値の変更手段4と、第
1A/D変換値、第2A/D変換値、変更後の第1初期
値、変更後第2初期値を記憶指令する記憶指令手段5
と、第1A/D変換値、第2A/D変換値、変更後の第
1初期値、変更後の第2初期値を記憶する記憶部6とを
設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はクレーン等作業車の過
負荷防止装置のセンサの較正に関するものである。
【0002】
【従来の技術】クレーン等作業車には過負荷により作業
車本体が転倒したり、破損しないように過負荷防止装置
が備えられているが、過負荷防止装置は作業機に負荷す
ることのできる限界負荷を規定した定格負荷と実際に作
業機に作用する実負荷とを比較し、実負荷が定格負荷と
なった場合、警報又は作業機の作動に制約を与え、作業
車の転倒又は破損を防止するもので、その作動精度は一
定の範囲内に収まっている必要がある。ところが作業車
の製造上、組立上のバラツキにより生じる誤差のため、
過負荷防止装置の精度を確保するには調整が必要であっ
た。従来の技術として、特開平1−299199号、特
開平1−299200号公報に説明されているように、
検出手段の実際の検出値と、検出手段に対応した設計値
とを比較して、零点と勾配係数を演算して求めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の技術
においては各検出手段毎の実装状態の特性差に起因した
零値、及びスパン値のズレを自動的に較正しているが、
予め基準値として固定的に記憶されている設計値に対し
て特性差を較正するため、調整時に作業機の実際の物理
的状態と基準値としての設計値に差異がある場合には、
正確に較正ができないことになるが、実際問題として、
設計値の条件に作業機のブーム長、ブーム角度、作業半
径、吊り荷重等の状態を合致させることは至難で、工数
が掛り容易でないこと、検出器の較正は基本的には設計
値ではなく、作業機の物理的状態に対して行われなけれ
ばならないという課題を残している。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の課題に
鑑みなされたもので、クレーン作業車の過負荷防止装置
において、複数の作動状態の検出手段としてのセンサの
検出値を共通に処理する調整処理部の中の調整対象を任
意に選択可能な調整対象選択手段2を設けて、複数の検
出値を選択表示する第1初期値、第2初期値の変更手段
と、実測値により初期値を変更する第1初期値、第2初
期値の変更手段と、第1A/D変換値、第2A/D変換
値、変更後の第1初期値、変更後の第2初期値を記憶指
令する記憶指令手段と、第1A/D変換値、第2A/D
変換値、変更後の第1初期値、変更後の第2初期値を記
憶する記憶部とを設けている。
【0005】
【作用】上述の構成により、設計基準値に基づく初期値
を、作業機の実際の物理的状態即ち実測値から演算した
数値に置き換えて、各検出器の較正が行えると共に、実
測値を調整に使用できるので、調整の基準となる状態付
近に作業機を持ってくれば良く、正確に基準状態に設定
する必要がなくなる。
【0006】
【実施例】以下この発明の実施例について図面により説
明する。図1は実施例のブロック図、第2図はセンサ調
整時のフローチャート、図3はモニタパネルの配置図で
ある。図1において、調整対象を任意に選択可能な調整
対象選択手段2により、選択したセンサ9からA/D変
換後1dを通して得られた検出値Viを、物理量変換部
1bにより物理量Piに変換する。
【0007】
【数1】
【0008】その変換式の演算はセンサが既に調整され
ている場合には、物理量Pmin及びPmax、データ
Dmin及びDmaxに、センサ調整時に記憶部6に記
憶した調整値S、Vが代入される。つまりPmin及び
Pmaxには調整値S即ち実測値により変換した第1初
期値及び第2初期値が代入され、Dmin及びDmax
には調整値V即ち上記第1初期値、第2初期値に対応す
るセンサ検出値の第1A/D変換値、及び第2A/D変
換値が代入される。そしてViには現在のセンサ検出値
のA/D変換値が代入されることによって現在のセンサ
検出値に対応する物理量Piが計算される。センサ未調
整時には初期値記憶部1cに記憶されている、設計基準
値S0 即ち第1初期値及び第2初期値、V0 即ち第1初
期値及び第2初期値にそれぞれ対応するA/D変換値の
設計基準値を代入して計算できるようになっており、実
測値又は設計基準値のどちらでも対応可能になってい
る。当初初期値として設計基準値を使用していたもの
を、実測値が検出された時点で、変更手段4により初期
値を変更すると共に、記憶指令手段5を使用して、記憶
部6に実測値を記憶させることができる。なおA/D変
換された検出値と実測値、設計基準値、或いは調整値は
表示手段3に表示される。
【0009】センサ調整モードの操作を行う場合、具体
的には図3のモニタパネルにおいて、表示モードスイッ
チ21をチェックに合わせ、切替キー21を2秒間押す
ことによりセンサ調整モードに切替えられる。センサ調
整モード時には、上部作業モードスイッチ22で、調整
する対象のセンサを選択することができる。例えば「ブ
ーム」はブーム長センサ、「シングルトップ」はブーム
角センサとなる。調整時の操作メニューは表示装置23
の画面に表示される。図3に示された次の各スイッチの
機能を使用して、図2に示すフローチャートに沿ったセ
ンサ調整操作を行うことができる。51は設定(記憶指
令:調整値設定用として使う)、52は選択(記憶指
令:調整値キャンセル用として使う)、53は上限角
(実測値設定:インクリメント・キーとして使う)、5
4は下限角(実測値設定:デクリメント・キーとして使
う)に使用する。図2において先ずステップ1でセンサ
調整モードに切替えられているかを確認してから、ステ
ップ2に移り、調整対象のセンサを選択して,ブーム長
ならばステップ3へ、ブーム角にするならばステップ2
1へ移る。その後は各々選択した作業機を作動させなが
ら、センサの検出値は実測値の入力と記憶を行って、調
整操作を実施する。
【0010】図4はブーム長センサの調整操作時を示す
表示装置23の画面であり、操作は次の手順で行なう。
ブーム長MINの設定には、先ずブームをブーム長MI
N付近の既知の長さにする。次に「上限角」又は「下限
角」キーでその時のブーム長を入力後「設定」キーで確
認する。この時入力したブーム長MIN付近のブーム長
実測値と、その時のセンサ検出値のA/D変換値は一時
的にメモリ上に保持(ラッチ)される。ブーム長MAX
の設定にはブームをブーム長MAX付近の既知の長さに
する。「上限角」または「下限角」キーでその時のブー
ム長を入力後「設定」キーで確認する。この時入力した
ブーム長MAX付近のブーム長実測値と、その時のセン
サ検出値のA/D変換値は一時的にメモリ上に保持(ラ
ッチ)される。前述の操作でラッチしたセンサA/D変
換値が適当ならば、調整値として記憶し「調整完了!」
を3秒間表示する。NOならば3秒間「再設定して下さ
い」を表示し、かつブザーを鳴動させる。センサが未調
整時は実測値はブーム長のMIN、MAXのデフォルト
値を表示するが、既調整時は調整値を表示するので、再
調整を行う場合は「選択」キーを入力して調整値をキャ
ンセルして未調整時に移り操作を始めることになる。
【0011】図5はブーム角センサの調整操作時を示す
表示装置23の画面であり、操作はブーム長の場合と同
様の手順で行うので、説明は省く。図6は検出値Viと
物理量Piの関係を示している。
【0012】以上説明したように、実測値に基づいてセ
ンサの調整ができ、作業機も基準とする状態付近に持っ
てくるだけで済み、正確に設計値に設定しなくて良くな
り、センサ調整作業が正確に、容易に実施できる。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、作業機
の実際の物理的状態即ち実測値に対して各検出器の較正
が行えると共に、実測値を設定できるので、作業機の調
整の基準となる状態付近に持ってくれば良く、正確に基
準状態に設定する必要がなくなり、センサの調整作業が
正確に、かつ容易に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による実施例のブロックである。
【図2】センサ調整操作のフローチャートである。
【図3】センサ調整モード時の過負荷防止装置モニタパ
ネルの機能説明図である。
【図4】ブーム長センサ調整時の表示例である。
【図5】ブーム角センサ調整時の表示例である。
【図6】センサ検出値Vと物理量Pの関係図である。
【符号の説明】
1 過負荷防止装置 1a 調整処理部 2 調整対象選択手段 3 表示手段 4 変更手段 5 記憶指令手段 6 記憶部 9 センサ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン等作業車の過負荷防止装置1に
    おいて、複数の作動状態の検出手段としてのセンサ9の
    検出値を共通に処理する調整処理部1aの中の調整対象
    を任意に選択可能な調整対象選択手段2を設け、複数の
    検出値を選択表示する第1初期値、第2初期値の表示手
    段3と、実測値により初期値を変更する第1初期値、第
    2初期値の変更手段4と、第1A/D変換値、第2A/
    D変換値、変更後の第1初期値、変更後の第2初期値を
    記憶指令する記憶指令手段5と、第1A/D変換値、第
    2A/D変換値、変更後の第1初期値、変更後の第2初
    期値を記憶する記憶部6とを設けて構成したことを特徴
    とする作業車状態検出装置の調整制御装置。
JP22083994A 1994-08-24 1994-08-24 作業車状態検出装置の調整制御装置 Expired - Fee Related JP3265545B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008265934A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Tadano Ltd 作業機稼動情報表示システム
JP2015140233A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社タダノ ブーム付き作業機
JP2020152460A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 株式会社タダノ 積載形トラッククレーン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015140233A (ja) * 2014-01-28 2015-08-03 株式会社タダノ ブーム付き作業機
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