JPH069337Y2 - 較正用分銅を内蔵した電子天びん - Google Patents

較正用分銅を内蔵した電子天びん

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JPH069337Y2
JPH069337Y2 JP8493187U JP8493187U JPH069337Y2 JP H069337 Y2 JPH069337 Y2 JP H069337Y2 JP 8493187 U JP8493187 U JP 8493187U JP 8493187 U JP8493187 U JP 8493187U JP H069337 Y2 JPH069337 Y2 JP H069337Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、スパン較正用やリニア較正用等の較正用分銅
を内蔵した電子天びんに関する。
〈従来の技術〉 較正用分銅を内蔵した電子天びんにおいては、従来、例
えばひょう量200g、読取限度0.1mg等の高精度の天びん
であっても、内蔵する較正用分銅(以下、内蔵分銅と称
する)は精密に200.0000gに調整されている必要はな
く、充分に正しく質量が測定された分銅であれば、その
質量測定値を電子天びん内のメモリに記憶しておくこと
によって正確な較正ができるようになっている。すなわ
ち、内蔵分銅200.0000g等の整数値等の質量を有するも
のではなく、例えば198.6791g等の任意質量の分銅、つ
まり粗調整された分銅が使用されることが多い。
〈考案が解決しようとする問題点〉 ところで、電子天びんでは、通常、上述の内蔵分銅等を
用いて較正をしている間は通常の試料測定はできないか
ら、例えば多数の試料を可及的速やかに連続的に測定す
る必要がある場合、途中で感度較正を行うことができ
ず、このような場合には一連の測定を行う前に較正を行
っておくのが一般的である。しかし、一連の測定の直前
に較正を行ったとしても、測定回数を重ねるにつれて感
度等が変化してゆく可能性がある。従って、このような
場合、一連の測定の終了直後に既知質量の分銅を負荷し
て、どの程度の感度変化があったのかを知り、場合によ
っては既に得られている測定値を補正する必要がある。
当然、このような用途に内蔵分銅を使用することができ
るが、先に例示したように198.6791gの内蔵分銅を使用
している場合、測定途中に全く感度変化が生じていなか
ったとしても、この内蔵分銅負荷時において表示器に
は、“198.6791g”の表示がなされ、例えば5ppmの正
の感度変化があった場合には、“198.6801g”という表
示がなされる。このことは、上述き用途に使用した場
合、どの程度の感度変化があったのかを使用者が一目で
判別できないとともに、内蔵分銅の正しい質量を使用者
があらかじめ知っておかなければならないということに
なる。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、任意の質量の内
蔵分銅を備えていても、この内蔵分銅の負荷によって感
度の変化量を一目で視認することのできる電子天びんの
提供を目的としている。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、第1図に示す基本
概念図を参照しつつ説明すると、本考案は、係数メモリ
a内の較正係数を用いた換算手段bによる演算により、
力検出機構cからの検出データを質量に換算して表示器
dに表示するとともに、分銅加除機構eにより力検出機
構cに対して負荷/離脱自在の較正用内蔵分銅fと、あ
らかじめ測定された内蔵分銅fの質量Wを記憶する較
正質量メモリgと、内蔵分銅f負荷時における力検出機
構cからの検出データと較正質量メモリgの内容とから
較正係数を算出して係数メモリaの内容を更新する係数
更新手段hを備えた天びんにおいて、内蔵分銅f負荷時
における質量測定結果Wと較正質量メモリgの内容W
の差もしくは比に係る値Rを算出する演算手段iを有
し、内蔵分銅を負荷したときには表示器dにこの値Rを
表示するよう構成したことによって、特徴づけられる。
〈作用〉 内蔵分銅fを負荷したときに、その質量測定値Wが表
示されずに、その測定値Wと真の質量Wの差もしく
は比に係る値rが表示されることになり、先の例のよう
に198.6791g等の内蔵分銅を用いていても、使用者はそ
の質量を知らずとも感度の変化量を直感的に知ることが
できる。
〈実施例〉 本考案の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第2図は本考案実施例の構成図である。
力検出機構1は、皿11およびそれに係合する電磁力発
生装置等の力センサ12等から構成されており、皿11
に作用する力または内蔵分銅2を負荷したときに、対応
する電気信号を発生し、その出力信号は増幅器3および
A−D変換器4を介して制御部5に採り込まれる。
内蔵分銅2は、レバー61とそのレバー61を傾斜させ
るためのカム62等によって構成された分銅加除機構6
を介して、例えばカム62の軸62aを外部のつまみ
(図示せず)等によって回動させることにより、力検出
機構1に対して随時に負荷もしくは、離脱させることが
できる。この内蔵分銅2は、粗調整された分銅である
が、その質量Wはあらかじめ正確に測定されている。
制御部5はマイクロコンピュータを主体として構成され
ており、CPU51,後述するプログラムが書き込まれ
たROM52,力検出機構1からのデジタル変換データ
を刻々と記憶するエリアやワークエリアが設定されたR
AM53,上述の内蔵分銅2の質量Wおよび後述する
スパン係数を記憶するための不揮発RAM54,および
外部機器との信号授受のための入出力ポート55を備え
ている。
この制御部5には、皿11上に載せられた試料の質量測
定値もしくは後述する値Rをデジタル表示するための表
示器7と、モード選択スイッチ8が接続されている。こ
のモード選択スイッチ8の操作により、後述するように
通常モード、スパン較正モードおよびスパン確認モード
のうち任意のモードを選択し得るよう構成されている。
第3図はROM52に書き込まれたプログラムを示すフ
ローチャートで、この図を参照しつつ以下に作用を述べ
る。
通常モードが選択されているときには、力検出機構1か
らのデジタル変換データを、不揮発性RAM54内のス
パン係数αを用いて質量に換算し、表示器7に表示す
る。
スパン較正モードが選択されている場合には、まず、力
検出機構1からのデータが所定の幅内に収まっているか
否かの判別等により、皿11上に何も載っていないかど
うかの判別が行われ、無負荷でないと判定されたときに
は表示器7への表示等によってその旨を警報する。
無負荷状態であることが確認されると、その状態での力
検出データDをRAM53内に格納する。次に、カム
62の回転により内蔵分銅2を負荷すると、その状態で
の力検出データDをRAM53内に格納し、不揮発性
RAM54にあらかじめ書き込まれている内蔵分銅2の
質量Wを読み出して、スパン係数αを、 によって算出し、不揮発性RAM54内のスパン係数を
更新する。以上は公知である。
さて、スパン確認モードが選択されると、まずスパン較
正モードと同様に皿11上に何も載っていないことを確
認した後、その状態での力検出データdをRAM53
内に記憶する。次に、カム62を回して内蔵分銅2を負
荷すると、その状態での力検出データdを採り込んで
RAM53内に記憶した後、これらのデータd0,d
1と、当該天びんのひょう量200gおよび不揮発性RAM
54内のスパン係数αを用いて、次の(2)式を演算して
その結果Rを表示器7に表示する。
式中Wは当該天びんによる現時点における内蔵分銅2
の質量測定値である。
算出された値Rは、このスパン確認時において例えば感
度の変化が全くない場合には、200.0000gとなり、+5
ppmの変化があれば200.0010gとなる。つまり、ひょう
量200gの天びんにおいて、正確に200.0000gの分銅を
用いてスパン確認をしたときと同じ値が表示器7に表示
されることになる。
なお、スパン確認モードにおいて表示器7に表示する値
Rとしては、上述の例のほか、次のような演算による値
Rでもよい。
または、 (3)式により算出された値Rは感度の変化量を表わし、
(4)式により算出された値Rは感度の変化率を表わす値
となる。すなわち、+5ppmの感度変化があった場合、
(3)式による値Rは0.000005,(4)式なら1.000005とな
る。更にこれらの値を10(nは整数)して5ppm等
と表示してもよく、更に、−5ppmの感度変化があった
ときに(4)式のRを、.000005等の補数表現になおして
表示することもできる。
また、第2図に示した実施例において、カム62を回動
させるための軸62aは、人手によってつまみを回す以
外に、モータ等によって回転駆動するよう構成すること
もでき、この場合、内蔵分銅2の負荷・離脱をCPU5
1からの指令によって自動的に行うよう構成することも
できる。また、分銅加除機構6の構造は他方式を採用し
得ることは勿論である。
更に、モード選択スイッチ8により選択可能なモードを
通常モードとスパン較正モードのみにしておく一方、分
銅加除機構6によって内蔵分銅2が負荷されたことをレ
バー62の傾き等を検知するセンサ等で検出し得るよう
構成し、通常モードで、かつ、内蔵分銅2の負荷を検出
したときに、第3図におけるスパン確認モードのルーチ
ンを実行するよう構成することができ、この場合、スイ
ッチ8でモードを変更せずにスパン確認ができる。この
例において無負荷時における力検出データd0として
は、通常、電子天びんではRWM53内には刻々の力検
出データの最新の所定個数を常時格納しているので、内
蔵分銅2の負荷直前のデータを採用することができる。
更にまた、内蔵分銅2の質量Wはひょう量近傍でもよ
いし、ひょう量の1/2近傍等、任意のものを使用するこ
とができ、また、内蔵分銅2は上述の例のようにスパン
較正用のほか、リニア較正用のものを用いることがで
き、この場合、リニア変化の確認用として一目で判別で
きる表示が行われることになる。
また、内蔵分銅2の真の質量Wは、実際の質量のほ
か、この分銅がてこ等を介して力検出機構1に負荷され
る構造のものでは、そのてこ比等を乗じて皿11上の相
当荷重に換算した値でもよいことは云うまでもない。
〈考案の効果〉 以上説明したように、本考案によれば、内蔵分銅を備え
た電子天びんにおいて、内蔵分銅を負荷したときの測定
値Wと、その分銅の真の質量Wとの差もしくは比に
係る値Rを表示するよう構成したから、使用している内
蔵分銅がいわゆる粗調整されたものであっても、感度等
の変化を使用者が一目で直感的に把握することができ、
別途正確な分銅等を用意したり、計算によって感度変化
を求める等の手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す基本概念図、 第2図は本考案実施例の構成図、 第3図はそのROM52に書き込まれたプログラムを示
すフローチャートである。 1……力検出機構 11……皿 12……力センサ 2……内蔵分銅 5……制御部 51……CPU 52……ROM 53……RAM 54……不揮発性RAM 6……分銅加除機構 7……表示器 8……モード選択スイッチ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】係数メモリ内の較正係数を用いた換算手段
    による演算により、力検出機構からの検出データを質量
    に換算して表示器に表示するとともに、分銅加除機構に
    より上記力検出機構に対して負荷/離脱自在の較正用内
    蔵分銅と、あらかじめ測定された上記内蔵分銅の質量W
    を記憶する較正質量メモリと、上記内蔵分銅負荷時に
    おける上記力検出機構からの検出データと上記較正質量
    メモリの内容とから上記較正係数を算出して上記係数メ
    モリの内容を更新する係数更新手段を備えた天びんにお
    いて、上記内蔵分銅負荷時における質量測定結果W
    上記較正質量メモリの内容Wの差もしくは比に係る値
    Rを算出する演算手段を有し、上記内蔵分銅を負荷した
    ときには上記表示器に上記値Rを表示しうるよう構成し
    たことを特徴とする、較正用分銅を内蔵した電子天び
    ん。
  2. 【請求項2】上記値Rが、 であることを特徴とする、実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の較正用分銅を内蔵した電子天びん。
  3. 【請求項3】上記値Rが、 もしくはその10(nは整数)倍であることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項記載の較正用分銅
    を内蔵した電子天びん。
  4. 【請求項4】上記値Rが、 もしくはその10(nは整数)倍であることを特徴と
    する、実用新案登録請求の範囲第1項記載の較正用分銅
    を内蔵した電子天びん。
  5. 【請求項5】上記内蔵分銅が上記力検出機構に負荷され
    ていることを検出するセンサを備え、そのセンサの出力
    により上記表示器の表示内容が上記値Rに変更されるよ
    う構成したことを特徴とする、実用新案登録請求の範囲
    第1項、第2項、第3項または第4項記載の較正用分銅
    を内蔵した電子天びん。
JP8493187U 1987-05-29 1987-05-29 較正用分銅を内蔵した電子天びん Expired - Lifetime JPH069337Y2 (ja)

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