JPH0684903B2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

Info

Publication number
JPH0684903B2
JPH0684903B2 JP61063103A JP6310386A JPH0684903B2 JP H0684903 B2 JPH0684903 B2 JP H0684903B2 JP 61063103 A JP61063103 A JP 61063103A JP 6310386 A JP6310386 A JP 6310386A JP H0684903 B2 JPH0684903 B2 JP H0684903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
display
measured value
resolution
measured
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61063103A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62217122A (ja
Inventor
章 西尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP61063103A priority Critical patent/JPH0684903B2/ja
Publication of JPS62217122A publication Critical patent/JPS62217122A/ja
Publication of JPH0684903B2 publication Critical patent/JPH0684903B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Indicating Measured Values (AREA)
  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は計量値をデジタル表示する電子天びんに関す
る。
〈従来の技術〉 計量値をデジタル表示する電子天びんにおいては、一般
に、表示器による表示分解能、いわゆる目量より、例え
ば1桁下位の桁までの測定を行い、その測定の分解能を
内部分解能と称して、この内部分解能に基づく測定値を
丸めて表示器に表示することが行われる。
従来の電子天びんでは、この丸めを四捨五入もしくはこ
れに準ずる処理(例えば五捨六入等)によって行ってい
る。
〈発明が解決しようとする問題点〉 ところで、高感度の電子天びんにおいては、わずかな振
動等の外乱によって、上述した内部分解能に基づく測定
値が変化する。従来の電子天びんのように四捨五入等に
よってその測定値を丸めて表示値を決定する場合、測定
値がちょうど四捨五入等の境界上にあるようなとき、実
際の測定値の変化が表示分解能の十分の一程度であるに
もかかわらず、表示値の最下位桁にふらつきが生じると
いう問題がある。このような場合、オペレータは表示値
を安心して読み取ることができず、また、実際の測定値
の変化より大きく表示値が変化するため、製品としての
評価も下がってしまうことになる。
本発明の目的は、上述のように微小振動等の外乱によ
り、測定値が丸めの境界上において内部分解能オーダー
でふらついても、表示値が変化することがなく、しかも
表示分解能を実質的に低下させることのない電子天びん
を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上記の目的を達成するための構成を、第1図に示す基本
概念図を参照しつつ説明すると、本発明は、表示器aに
よる表示分解能よりも高い分解能を有する測定値決定手
段bにより、荷重検出部cからの検出値に基づいて測定
値Pを決定するとともに、その測定値Pを表示値決定手
段dにより丸めて表示器aにデジタル表示する天びんに
おいて、表示値決定手段dが、互いに隣りあう表示数値
(Di-1とDi,DiとDi+1,……)間にそれぞれ相異なる2
種のしきい値(Li-1およびHi-1,LiおよびHi,……)を
設け、測定値Pが現在の表示値Diに対して、その表示値
Diをはさむ各2種のしきい値Li-1とHi-1およびLiとHi
うち、より遠い側のしきい値の範囲Li-1〜Hiを越えたと
きに限り、この表示値Diの変更を行うよう構成されてい
ることにより、特徴づけられる。
〈作用〉 測定値Pが振動等の外乱によって第6図(a)に示すよ
うに変化したとすると、同図(b)に示すように、測定
値PがHiを越える時刻t1まで、当初の表示値Diの表示が
継続される。また、判定値PがHiを越えて表示値が一旦
Di+1に変更されると、今度は測定値PがLiよりも小さく
なる時刻t2までそのDi+1の表示が継続される。その結
果、同図(c)に示す従来の電子天びんの表示値の推移
に比して、表示値がより安定する。また、測定値PがH1
を越えた時刻と、Liより小さくなった時刻t2には、表
示値は即座に1目分変化ることになり、電子天びんが本
来的に有している表示分解能を実質的に低下させること
はない。
〈実施例〉 本発明の実施例を、以下、図面に基づいて説明する。
第2図は本発明実施例の構成を示すシステムブロック図
である。
荷重検出部1は例えば電磁力平衡式の天びん機構により
構成され、皿1a上の荷重に対応した電気信号を出力す
る。この荷重検出部1の出力信号は、A−D変換器2に
よってデジタル化され、CPU31,ROM32,RAM33および入出
力ポート34等からなるマイクロコンピュータ3に採り込
まれる。このマイクロコンピュータ3の入出力ポート34
には、CPU31からの指令に基づいて計量結果をデジタル
表示する表示器4と、風袋量の消去をCPU31に指示する
ための風袋消去スイッチ5が接続されている。
第3図はROM32に書き込まれたデータ処理用プログラム
を示すフローチャートで、この図を参照しつつ、以下
に、作用を説明する。
荷重検出部1から出力された荷重検出信号は、A−D変
換器2により、所定の微小時間ごとにデジタル化され、
荷重データCとして刻々とマイクロコンピュータ3に採
り込まれる(ST1).採り込まれた荷重データCは、RAM
33内のデータ格納エリアに順次格納され、最新の所定個
数のデータを平均化して、スパン係数を乗じる等、公知
の手法によって荷重値Wに換算される(ST2)。ここ
で、風袋消去スイッチ5が押されると、その荷重値Wを
風袋量TとしてRAM33内に格納し、以後、荷重値Wから
風袋量Tを減じて測定値Pを決定する(ST3,ST4,ST
5)。
測定値Pの分解能は、いわゆる内部分解能を有してい
て、表示器4の表示分解能、いわゆる目量よりも例えば
1桁だけ下位桁までの数値によってこの測定値Pが求め
られる。
さて、以上のように求められた測定値Pは、目量をeと
し、現在の表示値をDi,更に、 Di-1=Di-e Di+1=Di+e としたとき、ST6〜ST8において、 Di-1−3/4・e<P≦Di+1+3/4・e……(1) Di+3/4・e<P……(2) P≦Di−3/4・e……(3) の各式のいずれかを満足するか否かの判別により、第4
図に数直線で示すように、現在の表示値Diを基準として
測定値Pがどの領域に属するかを判定する。そして、測
定値Pが現表示値Diに対して Di−3/4・e<P≦Di+3/4・e の範囲、すなわち領域I内にあるときにはその表示値Di
の表示を継続する(ST7,ST8,ST9)。また、測定値P
が、 Di-1−3/4・e<P≦Di−3/4・e の範囲、すなわち領域II内にあるときには、表示値をD
i-1に変更し(ST6,ST7,ST8,ST10,ST9)、更に、測定値
Pが、 Di+3/4・e<P≦Di+1+3/4・e の範囲、すなわち領域II′内にあるときには、表示値を
Di+1に変更する(ST6,ST7,ST11,ST9)。
以上のことは、第5図に観点を変えて数値線で示すよう
に、目量eの差で互いに隣りあう表示数値D間に2種の
しきい値H=D+3/4・e,L=D+1/4・eを設けて、例
えば現表示値がD5のとき、Pが L4<P≦H5 の範囲外のときに限って表示値を変更し、同様に現表示
値がD6のときには、Pが L5<P≦H6 の範囲外のときに限って表示値を変更することを意味し
ている。また、この図からも明らかなように、現在の表
示値を中心として、測定値Pが表示分解能eよりも小さ
い3/4e(表示目盛りの0.75目盛り分)を越える微小量だ
け変化したときには、表示値は即座に1目分変化するこ
とになり、実質的に表示分解能を低下させることがな
い。
なお、測定値Pが(1)式の範囲外、領域III,III′の
範囲にあるとき、すなわち現表示値に対して測定値が大
きく外れている場合、これは試料の載せ降ろし時等に相
当するが、この場合は測定値Pを四捨五入して得られる
分解能eの値Prを表示する8ST6,ST12,ST9)。これによ
り、測定値の大きな変化に表示値を短時間で追随させ、
表示の応答性をそこなうことがないよう考慮されてい
る。
第6図は、荷重安定時における測定値Pの変化に対応し
て、表示値がどのように変化するかを示す図である。第
6図(a)は、微小振動や風等による測定値Pの変化を
示すグラフで、ここで、Pはデジタル値であるが、説明
の便宜上アナログ的に表わしている。同図(b)は本発
明実施例による表示値の推移を示すタイムチャートで、
同図(c)は、従来の電子天びんによる表示値の推移を
移すタイムチャートで、四捨五入によって表示値を測定
した場合の例を示している。
この図から明らかなように、従来の四捨五入等による丸
めのしきい値を単一で設けた場合には、表示値はDiとD
i+1の間を頻繁に往復し、読み取りが困難となるが、本
発明実施例によればこれに比して表示値は極めて安定す
る。
なお、以上の実施例では、互いに隣り合う表示数値間の
しきい値HとLの中点が、両表示値の中点と一致する場
合の例を示したが、本発明は特にこれに限定されること
はなく、2種のしきい値は天びんの特性等に応じて任意
に設定することができる。ただし、上述のように設定し
ておくことにより、表示値は、従来の四捨五入による丸
めの場合に得られる表示値に近づくことになり、より真
の測定値に近い表示値を得ることができる。また、しき
い値HとLとの差が、上述の実施例のように1/2・eに
等しいか、あるいは1/2n・e(nは2,3,4……)であれ
ば、表示値を得るための処理が極めて容易となる。なぜ
なら、こうすることによって、表示値を決定するため
に、測定値がHより高いか、またはLより低いかの判定
を行うにあたって、表示分解能のすぐ下の桁のピット
と、更にもう1つ下のピットを調べるだけで済むからで
ある。
なお、計量器に関する規格を適用される天びんにあって
は、表示値0に関してのみ、従来の四捨五入による丸め
を適用すればよい。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によれば、目量eの差で互
いに隣りあう表示数値間に、それぞれ2種のしきい値を
設けて、測定値が現表示値に対して、現表示値をはさむ
各2種のしきい値のうち、より遠い側のしきい値の範囲
外にあるときに限り、表示値を変更するよう構成したか
ら、微小振動や風等の外乱によって、測定値に内部分解
能オーダーのふらつきが生じても、表示値は極めて安定
したものとなり、その読み取りが容易となって、使い易
い電子天びんが得られる。しかも、表示値の決定は、目
量(表示分解能)eよりも高い分解能を有する測定値
と、目量e間に設けた2種のしきい値との比較によって
行うため、測定値が現在の表示値に対して目量eよりも
小さい遠い側のしきい値を越えて変化した場合には、表
示値は即座に1目分だけ変化することになり、電子天び
んが本来的に有している表示分解能を実質的に低下させ
ることがない。このことは、例えばはかり取り作業にお
いて試料を微小量だけ追加した場合等において、その追
加によって即座に表示値がその分解能に応じた量だけ変
化することになり、この種の作業の能率低下並びに精度
の低下を来すことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を示す基本概念図、第2図は本発
明実施例の構成を示すシステムブロック図、第3図はそ
のROM32に書き込まれたデータ処理用プログラムを示す
フローチャート、第4図および第5図はそれぞれ本発明
実施例による表示値の決定手法を説明する図、第6図は
本発明実施例による表示値の推移を従来例と比較して示
す作用説明図である。 1……荷重検出部 2……A−D変換器 3……マイクロコンピュータ 4……表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示器による表示分解能よりも高い分解能
    を有する測定値決定手段により、荷重検出部からの検出
    信号に基づいて荷重測定値を決定するとともに、その測
    定値を表示決定手段により丸めて上記表示器にデジタル
    表示する天びんにおいて、 上記表示決定手段が、 互いに隣りあう表示数値間にそれぞれ相異なる2種のし
    きい値を設け、上記測定値が現在の表示値に対して、当
    該表示値をはさむ上記各2種のしきい値のうち、より遠
    い側のしきい値の範囲を越えたときに限り、当該表示値
    の変更を行うよう構成されていることを特徴とする、電
    子天びん。
JP61063103A 1986-03-19 1986-03-19 電子天びん Expired - Fee Related JPH0684903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61063103A JPH0684903B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 電子天びん

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61063103A JPH0684903B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 電子天びん

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62217122A JPS62217122A (ja) 1987-09-24
JPH0684903B2 true JPH0684903B2 (ja) 1994-10-26

Family

ID=13219617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61063103A Expired - Fee Related JPH0684903B2 (ja) 1986-03-19 1986-03-19 電子天びん

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0684903B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008407A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Mettler-Toledo Ag 力測定装置に使用される信号処理方法及び力測定装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6320214B2 (ja) * 2014-07-22 2018-05-09 大和製衡株式会社 重量指示計
JP2021131243A (ja) * 2020-02-18 2021-09-09 アンリツインフィビス株式会社 計量装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5819206A (ja) * 1981-07-24 1983-02-04 吉川 道夫 流体クツシヨン
JPS5856090A (ja) * 1981-09-29 1983-04-02 富士電機株式会社 自動販売機の制御装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010008407A (ja) * 2008-06-24 2010-01-14 Mettler-Toledo Ag 力測定装置に使用される信号処理方法及び力測定装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62217122A (ja) 1987-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107076607B (zh) 称量秤诊断方法
US4347903A (en) Electronic reading balance
US5058422A (en) Electronic balance
US6636820B2 (en) Method and apparatus for measuring weight using uncalibrated load cells
US5798934A (en) Battery remaining capacity measuring device
US4660662A (en) Digital electronic scale with stabilized display
US4586366A (en) Method and apparatus for measuring driving resistance and velocity of piles during driving
JPH0684903B2 (ja) 電子天びん
US7652215B2 (en) Target weight balance the selects between different weighing methods after the door has been opened
JP3104498B2 (ja) 電子天びん
JPH0746060B2 (ja) 電子天びん
JPH0641880B2 (ja) 電子天びん
JP2513390B2 (ja) 電子天びん
JPH03282331A (ja) 電子天びん
JP2738105B2 (ja) 電子天びん
JP2973875B2 (ja) 電子天びん
JPH0612282B2 (ja) 移動体のための液量計
JP2564798B2 (ja) デジタル表示はかり
CN114608693B (en) A weighing platform calibration method, device and aerial work vehicle
JP4041938B2 (ja) 電子天びん
JPH08304151A (ja) 電子天びん
JP3018753B2 (ja) セル寿命予測システム
JPH01221623A (ja) 電子天びん
CN116026510A (zh) 一种基于比例值算法计算张力表输出值的方法
JP3189504B2 (ja) 電子天びん

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees