JP3189504B2 - 電子天びん - Google Patents

電子天びん

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JP3189504B2 JP16114693A JP16114693A JP3189504B2 JP 3189504 B2 JP3189504 B2 JP 3189504B2 JP 16114693 A JP16114693 A JP 16114693A JP 16114693 A JP16114693 A JP 16114693A JP 3189504 B2 JP3189504 B2 JP 3189504B2
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  • Indication And Recording Devices For Special Purposes And Tariff Metering Devices (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子天びんに関し、更に
詳しくは、例えば実験動物の測定等に用いられる、いわ
ゆる耐振モードないしは動物測定モード等と称される、
被測定荷重に振動がある状態でも比較的安定した表示値
が得られるようにしたモードを選択可能とした電子天び
んに関する。
【0002】
【従来の技術】電子天びんにおいては、一般に、測定皿
に係合する荷重検出部からの刻々のデータを平均化処理
ないしはフィルタ処理することによって計量表示値を決
定するように構成されているが、動いている動物等の体
重を測定するような場合、荷重検出部からのデータは刻
々と大幅に変動するため、通常の静止荷重を測定するの
に適したデータ処理法では安定した表示値を得ることが
できない。
【0003】そこで、従来、通常の測定モードと、耐振
モードあるいは動物測定モードと称されるモードとを設
定し、これらをスイッチ操作等によって選択可能とした
ものが実用化されている。
【0004】この種の電子天びんにおける耐振モードま
たは動物測定モードでは、通常の測定モードでのデータ
処理法よりも振動に強いデータ処理法、例えば荷重デー
タを平均化して計量値を決定する際に、データの変動/
安定を判別して計量値の読み取りを禁止/許可するため
の安定幅を広げ、荷重データがばらついている状態でも
計量値を安定状態として表示する等の処理法が実行さ
れ、荷重検出部からのデータが刻々と変動しても、その
刻々のデータを用いて計量表示値を得るようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な耐振モードないしは動物測定モードと通常モードを選
択可能とした電子天びんにおいて、動物の測定を行う前
に、測定皿上に分銅を載せて天びんの動作状況をチェッ
クするという使われ方をする場合があるが、このとき、
耐振モードないしは動物測定モードが選択されている状
態で分銅を載せると、計量誤差が大きくなり、例えば既
知質量を持つ分銅を負荷しているにも係わらず、その質
量とは相違する計量値が表示されることがあり、天びん
が故障しているのではないかと誤解する場合もある。
【0006】本発明の目的は、耐振モードや動物測定モ
ードが選択されている状態で分銅等の静止荷重の計量を
行っても、その計量結果に誤差を生じることがなく、特
にこの種の天びんの保守・点検時における誤解や操作ミ
ス等を未然に防止することのできる電子天びんを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの構成を、図1に示す基本概念図を参照しつつ説明す
ると、本発明の電子天びんは、荷重検出部aからの刻々
のデータを計量値決定手段bにサンプリングし、計量値
決定手段bではサンプリングしたデータ列を用いた少な
くとも2種類のデータ処理法のいずれかによって計量表
示値を決定するとともに、計量値決定手段bで用いるデ
ータ処理法は、通常モードと耐振モードのいずれかを選
択する選択手段cによる選択状況に応じて定まるよう構
成された天びんにおいて、荷重検出部aからの刻々のデ
ータの変動幅があらかじめ設定された所定値を越えてい
るか否かを判別する判別手段dを有し、選択手段cによ
り耐振モードが選択されている状態では、判別手段dに
よる判別結果に基づいて、データ変動幅が上記所定値を
越える場合に限って耐振モードのデータ処理法が実行さ
れるよう構成されていることによって特徴づけられる。
【0008】
【作用】耐振モード(あるいは動物測定モード)が選択
されている状態において、分銅等の静止荷重が負荷され
たとき、判別手段dからの判別結果に基づいて自動的に
通常モードでのデータ処理法が採用される。
【0009】天びんの使用者は、従って、選択手段cに
よるモードの選択状況を考慮することなく、実際の測定
前のチェック等を行うことが可能となる。なお、耐振モ
ードが選択されている状態で、上記のように分銅等の静
止荷重を負荷して通常モードでのデータ処理が実行され
ているときに、実際に動物等の測定を行うと、判別手段
dからの判別結果に基づいて自動的に耐振モードによる
データ処理に切り替わるため、特に問題は生じない。
【0010】
【実施例】図2は本発明実施例の構成を示すブロック図
である。荷重検出部1は例えば電磁力平衡型の検出部
で、測定皿1aに作用する荷重に対応した電気信号を出
力する。この荷重検出部1からの出力信号は、A−D変
換器2によってデジタル化された後、データ処理部3に
採り込まれる。
【0011】データ処理部3は、CPU31、ROM3
2、RAM33、およびプリンタやパーソナルコンピュ
ータ等の外部機器10との接続のための入出力ポート3
4を備えたマイクロコンピュータによって構成されてお
り、このデータ処理部3には、前記したA−D変換器2
のほか、計量表示値を表示するための表示器4と、通常
モードと耐振モード(動物測定モード)のいずれかを選
択するためのモード選択キー5aをはじめとする各種キ
ーを備えたキーボード5が接続されている。
【0012】図3はデータ処理部3のROM32に書き
込まれたプログラムの内容を示すフローチャートで、以
下、この図を参照しつつ本発明実施例の作用を述べる。
荷重検出部1からのデジタル変換データは所定の微小時
間ごとにサンプリングされ、刻々とRAM33内に格納
されていく(ST1)。RAM33には所定個数のデー
タ格納エリアが設定されており、新しいデータをサンプ
リングするごとに、最も古いデータは捨てられ、常に最
新所定個数のデータが格納されるようになっている(S
T2)。
【0013】さて、データ処理部3では、ST3におい
て耐振モード(もしくは動物測定モード、以下、単に耐
振モードと称する)が選択されているか否かを判別し
て、通常モードが選択されている場合にはST4に進ん
で通常のデータ処理法によって計量値を決定し、表示器
4に表示する(ST5)。耐振モードが選択されている
場合には、以下に示す手法によって荷重データの変動状
況をチェックする。
【0014】すなわち、荷重検出部1からのデータを、
最新のものをx0 とし、そのi個前のデータをxi とし
て、 X1 =x0 +x1 +x2 +x32 =x4 +x5 +x6 +x73 =x8 +x9 +x10+x114 =x12+x13+x14+x15 を求める。このX1 〜X4 は、荷重データを4個サンプ
リングするごとに更新される。つまり、最新の荷重デー
タを4個サンプリングするごとに、X1 →X2 ,X2
3 ,X3 →X4 とシフトするとともに、X1 を新たに
計算する(ST6,ST7)。
【0015】そして、
【0016】
【数1】
【0017】を満足するかを判別する(ST9)。
(1)式の条件を満たしている場合には、荷重データが
ある程度以上安定していることを意味しており、測定皿
1a上には動物が載せられていないと判別し、耐振モー
ドが選択されているにも係わらず、ST5以下へと進ん
で通常モードでのデータ処理法によって計量値を決定し
て表示する。これにより、耐振モードで分銅等の静止荷
重を負荷したときには、自動的に通常モードによるデー
タ処理が行われて、計量表示値に誤差が生じない。
(1)式の条件を満足していない場合には、モード選択
通り耐振モードでのデータ処理法によって計量値を決定
し(ST10)、表示器に表示する。
【0018】また、ST6においてnが4に達していな
い場合、つまり4個めのデータサンプリングではない場
合には、ST12に進んで前回と同じデータ処理法によ
って計量値を決定し、表示器に表示する。また、この場
合にはST11においてnの値を1つカウントアップす
るとともに、nが4である場合にはST9においてその
値を1にリセットしておく。これにより、ST6におい
てnの値を調べることで4個めのデータサンプリングで
あるか否かを判別できる。
【0019】なお、データが変動しているか否かの判別
は、以上の実施例のような(1)式による方法に限ら
ず、要は測定皿上に動物を載せている状態に匹敵するほ
ど荷重データが変動しているか否かを判別すればよく、
この観点に応じた判別方法であれば任意の方法を採用す
ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
耐振モード(または動物測定モード)と通常モードの選
択が可能な電子天びんにおいて、耐振モードが選択され
ている状態であっても、荷重データの変動幅が所定の幅
内に収まっている状態で、自動的に通常モードでのデー
タ処理法によって計量表示値が決定されるから、動物の
測定を行うべく耐振モードを選択した状態で、電子天び
んのチェックを行うべく分銅等を負荷したとき、その分
銅質量が正確に表示されることになり、この種の電子天
びんの保守・点検時における操作にフレキシブルに対応
することができると同時に、天びん使用者にとっても保
守・点検のために特にモードを変更する必要がなくな
り、使いやすさが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す基本概念図
【図2】本発明実施例の構成を示すブロック図
【図3】そのデータ処理部3のROM32に書き込まれ
たプログラムの内容を示すフローチャート
【符号の説明】
1 荷重検出部 1a 測定皿 2 A−D変換器 3 データ処理部 31 CPU 32 ROM 33 RAM 4 表示器 5 キーボード 5a モード選択キー 6 入出力ポート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 荷重検出部からの刻々のデータをデータ
    処理手段にサンプリングし、そのデータ処理手段ではサ
    ンプリングしたデータ列を用いた少なくとも2種類のデ
    ータ処理法のいずれかによって計量表示値を決定すると
    ともに、このデータ処理手段で用いるデータ処理法は、
    通常モードと耐振モードのいずれかを選択するモード選
    択手段による選択状況に応じて定まるよう構成された天
    びんにおいて、上記荷重検出部からの刻々のデータの変
    動幅があらかじめ設定された所定値を越えているか否か
    を判別する判別手段を有し、上記モード選択手段により
    耐振モードが選択されている状態では、上記判別手段に
    よる判別結果に基づいて、データ変動幅が上記所定値を
    越える場合に限って耐振モードのデータ処理法が実行さ
    れるよう構成されていることを特徴とする電子天びん。
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