JP2008265934A - 作業機稼動情報表示システム - Google Patents
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Abstract
【課題】クレーンの稼動状態の調整時に、この稼動状態の表示及びその表示の解消を行っても、該稼動状態の表示前の表示たる前記調整時の画面の表示状態が復帰され、もって作業効率の良好な作業機稼動情報表示システムを提供すること。
【解決手段】表示部41と、クレーン2の稼動状態を検出する稼動状態検出手段2´と、該稼動状態検出手段からの検出信号を受けて作業機の稼動状態を示す情報を前記表示部41に表示するコントローラ3と、前記表示部の表示切り替え時や前記稼動状態の調整時に操作されるスイッチ5a〜5nとを有する作業機稼動情報表示システム1を構成し、 前記コントローラ3は、前記稼動状態の調整時に作業機の稼動部の状態を表示させた統合情報の表示を前記スイッチ5a〜5nの一操作によって表示あるいは表示の解消を行い、前記統合情報の表示の解消後には前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】表示部41と、クレーン2の稼動状態を検出する稼動状態検出手段2´と、該稼動状態検出手段からの検出信号を受けて作業機の稼動状態を示す情報を前記表示部41に表示するコントローラ3と、前記表示部の表示切り替え時や前記稼動状態の調整時に操作されるスイッチ5a〜5nとを有する作業機稼動情報表示システム1を構成し、 前記コントローラ3は、前記稼動状態の調整時に作業機の稼動部の状態を表示させた統合情報の表示を前記スイッチ5a〜5nの一操作によって表示あるいは表示の解消を行い、前記統合情報の表示の解消後には前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させるようにした。
【選択図】図1
Description
作業機の保守若しくは調整の作業に用いられ、特に、作業機の稼動情報を表示する表示画面を備えた作業機稼動情報表示システムに関する。
従来、作業機稼動情報表示システムとして、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
この作業機稼動情報表示システムでは、主画面とポップアップ方式による選択画面とを表示させて、主画面に表示させる情報は、選択画面から選択するようになっている。
この作業機稼動情報表示システムでは、主画面とポップアップ方式による選択画面とを表示させて、主画面に表示させる情報は、選択画面から選択するようになっている。
このように、主画面に表示させる情報を選択する選択画面をポップアップ方式にすることで、主画面専用の表示部と選択画面専用の表示部とを別個に設け、あるいは、単一の表示部に主画面と選択画面とを分離表示しつつ視認性を損なうことなく表示部を大きくするといった措置を構ずる必要がなくなる。
即ち、表示情報の視認性を損なうことなく表示装置の省スペース化が図られ、作業機内部の居住性に優れた作業機稼動情報表示システムが実現される。
即ち、表示情報の視認性を損なうことなく表示装置の省スペース化が図られ、作業機内部の居住性に優れた作業機稼動情報表示システムが実現される。
しかし、従来の作業機稼動情報表示システムにあっては、作業機の稼動状態の調整時に、現在の作業機の稼動状態を確認したい場合は、選択画面から関連する項目を選択して、これまで行っていた調整作業で表示させていた画面から関連する稼動状態の表示画面に切り替える必要があった。このため、稼動状態の確認後、稼動状態の調整作業を続行する場合は、再度選択画面から調整項目を選択し直す必要があり、作業効率が良好なものではなかった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、作業機の稼動状態の調整時に、この稼動状態の表示及びその表示の解消を行っても、該稼動状態の表示前の表示である前記調整時の画面の表示状態が復帰され、もって作業効率の良好な作業機稼動情報表示システムを提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、表示部と、作業機の稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、該稼動状態検出手段からの検出信号を受けて作業機の稼動状態を示す情報を前記表示部に表示する制御部と、前記表示部の表示切り替え時や前記稼動状態の調整時に操作される操作部とを有する作業機稼動情報表示システムであって、前記制御部は、前記稼動状態の調整時に、前記操作部の一操作によって作業機の稼動部の状態を示す統合情報の表示あるいは表示の解消を行い、前記統合情報の表示の解消後には、前記表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記稼動状態の調整は、前記稼動状態検出手段で検出される検出値をもとに算出される算出値を実測値に補正する調整であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記統合情報は、単一の統合情報表示画面に表示され、該統合情報表示画面には、前記稼動状態の調整に必要とする稼動条件が表示されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記制御部は、前記操作部の操作を条件に、前記稼動状態の調整を行う調整画面を表示し、該調整画面を表示した場合は、該調整画面に、前記操作部のうち前記稼動状態の調整時に使用される操作部を表示させ、該表示に係る操作部以外の操作部の操作を無効にする機能を備えていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にあっては、前記統合情報は、操作部の一操作によって表示あるいは表示の解消を行うので、統合情報の確認時に行う操作が容易である。
加えて、前記操作によって統合情報の表示あるいは表示の解消を行っても、前記統合情報の表示の解消後には、前記表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態が復帰されることから、前記調整に必要な画面を一から表示し直す必要がない。
加えて、前記操作によって統合情報の表示あるいは表示の解消を行っても、前記統合情報の表示の解消後には、前記表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態が復帰されることから、前記調整に必要な画面を一から表示し直す必要がない。
即ち、請求項1に記載の発明によれば、作業機の稼動状態の調整時に、該稼動状態の表示及びその表示の解消を行っても、該稼動状態の表示前の表示である前記調整時の画面の表示状態が復帰され、もって作業効率の良好な作業機稼動情報表示システムを実現できる。
ここで、一般に、前記検出器で検出される稼動状態の項目は、作業機の安全制御等に関するもので、後述するように多岐わたる。従って、前記稼動状態の調整時にあっては、確認すべき稼動状態も多岐にわたることになる。
しかし、請求項2に記載の発明にあっては、このような調整の場合であっても、請求項1に記載の発明の如く、作業機の稼動状態を確認できる統合情報を容易に表示でき、かつ、統合情報の表示あるいは該表示の解消を行った場合であっても、該稼動状態の表示前の表示たる前記調整時の画面の表示状態は復帰され、各調整項目の調整毎に前記統合情報の表示と調整項目の表示との切替えを行う必要がなく、作業効率は優れて良好なものとなる。
しかし、請求項2に記載の発明にあっては、このような調整の場合であっても、請求項1に記載の発明の如く、作業機の稼動状態を確認できる統合情報を容易に表示でき、かつ、統合情報の表示あるいは該表示の解消を行った場合であっても、該稼動状態の表示前の表示たる前記調整時の画面の表示状態は復帰され、各調整項目の調整毎に前記統合情報の表示と調整項目の表示との切替えを行う必要がなく、作業効率は優れて良好なものとなる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2のいずれか1項記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記統合情報は、単一の統合情報表示画面に表示され、該統合情報表示画面には、前記稼動状態の調整に必要とする稼動条件が表示されるため、前記稼動状態の調整時に必要とする情報を効率よく確認することができ、前記稼動状態の調整作業は更に良好なものとなる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記制御部は、前記操作部の操作によって、前記稼動状態の調整を行う調整画面を表示し、該調整画面を表示した場合は、該調整画面に、前記操作部のうち前記稼動状態の調整時に操作が有効な操作部を表示させ、該表示に係る操作部以外の操作部の操作を無効にする機能を備えているため、操作すべき操作部が容易に判別でき、前記稼動状態の調整作業は更に良好なものとなる。
以下、本発明の作業機稼動情報表示システムを実現する最良の実施形態を、図面に基づいて説明する。
はじめに、構成を説明する。
図1は、実施例1の作業機稼動情報表示システムの全体システム図である。
1は、実施例1の作業機稼動情報表示システムであり、本システム1は、クレーン(作業機)2、クレーン2に備えられた検出器2´(稼動状態検出手段であり、検出対象は、ブーム角度、ブーム長さ、旋回角度、ジブ角度、ジブ長さ、ロッド側シリンダ圧力、チューブ圧力、ポンプ圧力、O/R長さ)、クレーン1の全体制御を行うコントローラ(制御部)3、作業機稼動情報を表示する表示画面41を備えた表示部4、並びに、クレーン2の保守・調整等においてクレーン2の稼動状態の設定値を制御部に伝達するスイッチ(操作部)を備えた入力装置5から構成されている。
図1は、実施例1の作業機稼動情報表示システムの全体システム図である。
1は、実施例1の作業機稼動情報表示システムであり、本システム1は、クレーン(作業機)2、クレーン2に備えられた検出器2´(稼動状態検出手段であり、検出対象は、ブーム角度、ブーム長さ、旋回角度、ジブ角度、ジブ長さ、ロッド側シリンダ圧力、チューブ圧力、ポンプ圧力、O/R長さ)、クレーン1の全体制御を行うコントローラ(制御部)3、作業機稼動情報を表示する表示画面41を備えた表示部4、並びに、クレーン2の保守・調整等においてクレーン2の稼動状態の設定値を制御部に伝達するスイッチ(操作部)を備えた入力装置5から構成されている。
前記スイッチとして、ユーザ設定スイッチ5a(スイッチS0)、範囲制限スイッチ5b(スイッチS5)、C/W設定スイッチ5c(スイッチS6)、ワイヤ掛け数設定スイッチ5d(スイッチS7)、ブーム設定スイッチ5e(スイッチS8)、O/R設定スイッチ5f(スイッチS9)、セットスイッチ5g(スイッチS12)、点検スイッチ5h(スイッチS13)、表示切換スイッチ5i(スイッチS11)、キャンセルスイッチ5j(スイッチS10)、ファンクション4スイッチ5n(スイッチS4)、ファンクション3スイッチ5m(スイッチS3)、ファンクション2スイッチ5l(スイッチS2)及びファンクション1スイッチ5k(スイッチS1)が用意されている。
なお、上記各スイッチの括弧内の数は、入力装置5において該各スイッチの近傍に付されており、スイッチの識別番号である(図8参照)。
また、表示部41は、液晶画面で構成されている。
また、表示部41は、液晶画面で構成されている。
制御部3は、作業機の稼動状態の調整等を行うための保守・調整メインメニュー(図5a)の表示ルーチン(図2a)、その下層にある調整メニュー(図5c)の表示ルーチン(図2b)、該調整メニューの表示ルーチンの下層にある長さ角度調整の処理ルーチン(図2d)、モーメント調整の処理ルーチン(図2d)、バルブ調整の処理ルーチン(図2d)、AML精度調整の処理ルーチン(図2d)を有する。
また、前記保守・調整メインメニューの表示ルーチンの下層には、ROMIDチェックの表示及び処理ルーチン(図2c)、Diチェックの表示及び処理ルーチン(図2c)、Aiチェックの表示及び処理ルーチン(図2c)を有する。
図2a〜図2d及び図3は、この作業機稼動情報表示システム1におけるコントローラ3の処理を示すフローチャートであり、以下、各ステップについて説明する。なお、以下のスイッチS1、スイッチS2等は、段落0018に列挙したものである。
先ず、各ルーチンにおいて共通する基本処理について説明する。
ステップ1では、作業機稼動情報表示システム1の電源がONとなった場合に基本画面の表示が行われる。この基本画面として、ブーム状態(旋回角度方向表示(図4a)及び各種数値表示(図4b))、ジブ状態(図4c)、シングルトップ状態(図4d)及びオンタイヤ状態(図4e)等が用意されており、表示される情報(図1)は、前記検出器2´によって検出されたものである。
また、これらの基本情報は、通常作業に供されるため、特定の情報に限定されており、検出器2´の検出値のばらつきによる表示のばらつきを抑えるために一定桁数で丸め処理が施されている。
また、これらの基本情報は、通常作業に供されるため、特定の情報に限定されており、検出器2´の検出値のばらつきによる表示のばらつきを抑えるために一定桁数で丸め処理が施されている。
ステップ2では、スイッチS3、スイッチS4及びスイッチS12が全て押下されたか否かが判断され、これらが全て押下されるまで、次ステップには移行しない(ステップ1へ移行する。)。
これによって、通常作業時の基本画面において、意図しないタイミングで後述の保守・調整メインメニューに切り替えられることが防止されている。
これによって、通常作業時の基本画面において、意図しないタイミングで後述の保守・調整メインメニューに切り替えられることが防止されている。
ステップ3では、前記3つのスイッチの押下状態が、1.5秒間継続しているか否かが判断され、1.5秒間継続したと判断されたきはステップ4に移行し、そうでない場合は、次ステップに移行しない。
前記意図しないタイミングでの画面表示の切り換え防止の機能がさらに実効的なものになっている。
前記意図しないタイミングでの画面表示の切り換え防止の機能がさらに実効的なものになっている。
ステップ4では、f(画面上の項目に対応する項目識別子)=1が設定され、ステップ5に移行し、ステップ5では、保守・調整メインメニューの画面表示(図5a)が行われ、ステップ6に移行する。ステップ6では、スイッチS3が押下されれば(ステップ7)、スイッチS3が押下される前の画面上の項目より1つ下の項目の反転処理が行われる。
ステップ7では、スイッチS3が押下(ON)されたか否かが判断され。押下されれば、ステップ8に移行し、押下されなければ、ステップ11に移行する。ステップ8では、f=f−1とする処理が行われる。
ステップ9では、fが0以下であるか否かが判断され、fが0以下でなければステップ5に移行し、fが0以下となった場合は、ステップ10に移行してf=4が設定され、ステップ5に移行した後、ステップ6によって画面上の一番下の項目の反転処理が行われる。
ステップ9では、fが0以下であるか否かが判断され、fが0以下でなければステップ5に移行し、fが0以下となった場合は、ステップ10に移行してf=4が設定され、ステップ5に移行した後、ステップ6によって画面上の一番下の項目の反転処理が行われる。
一方、スイッチS4が押下された場合(ステップ11)は、ステップ12において、f=f+1とする処理が行われる。
ステップ13では、fが4よりも大きいか否かが判断され、fが4よりも小さい場合は、ステップ5に移行し、fが4よりも大きい場合は、ステップ14に移行してf=1が設定され、ステップ5に移行した後、ステップ6によって画面上の一番下の項目の反転処理が行われる。
ステップ13では、fが4よりも大きいか否かが判断され、fが4よりも小さい場合は、ステップ5に移行し、fが4よりも大きい場合は、ステップ14に移行してf=1が設定され、ステップ5に移行した後、ステップ6によって画面上の一番下の項目の反転処理が行われる。
以上は、保守・調整メインメニューにおける項目選択に関わる処理であり、他のルーチンにおいても共通する。
ステップ15では、前記ステップ5の処理、即ち、保守・調整メインメニューの表示処理が行われた場合に、スイッチS11が押下されたか否かが判断され、スイッチS11が押下された場合は、ステップ16に移行する。
ステップ16では、統合情報(図6)の表示の処理が行われる。このときの表示画面は、図7a(下)に示される如くである。
統合情報画面は、所謂ポップアップによって表示され、この統合情報画面においては、前記基本情報に比べて、項目の数及び値の桁数が多く表示される。
具体的には、統合情報表示画面には、通常作業に必要な情報のみを表示する基本画面とは異なり、ワイヤ掛け数状態、ジブ長さ、ジブ角度、ブーム長さ、ブーム角度、C/W重量、作業半径、O/R状態、実荷重、揚程、定格荷重、モーメント負荷率、旋回角度、歪電圧、チューブ側シリンダ圧力、ロッド側シリンダ圧力、ポンプ圧力、キャンセルキー等、クレーン2の稼動状態の設定に必要な全ての項目が表示される。
統合情報画面は、所謂ポップアップによって表示され、この統合情報画面においては、前記基本情報に比べて、項目の数及び値の桁数が多く表示される。
具体的には、統合情報表示画面には、通常作業に必要な情報のみを表示する基本画面とは異なり、ワイヤ掛け数状態、ジブ長さ、ジブ角度、ブーム長さ、ブーム角度、C/W重量、作業半径、O/R状態、実荷重、揚程、定格荷重、モーメント負荷率、旋回角度、歪電圧、チューブ側シリンダ圧力、ロッド側シリンダ圧力、ポンプ圧力、キャンセルキー等、クレーン2の稼動状態の設定に必要な全ての項目が表示される。
そして、この統合情報の表示中に、スイッチS10が押下されると(ステップ17)、ステップ5に移行(一階層上の保守・調整メインメニュー画面に移行)する。
即ち、ステップ15及び17によって統合情報の表示及びこの表示の解消の処理が行われた後であっても、スイッチS11の押下(ステップ16)の直前に表示されていた保守・調整メインメニューが表示され、基本画面まで戻ることはない。また、fの値はリセットされておらず、保守・調整メインメニューで選択(カラー反転処理)されていた項目は維持されている。
即ち、ステップ15及び17によって統合情報の表示及びこの表示の解消の処理が行われた後であっても、スイッチS11の押下(ステップ16)の直前に表示されていた保守・調整メインメニューが表示され、基本画面まで戻ることはない。また、fの値はリセットされておらず、保守・調整メインメニューで選択(カラー反転処理)されていた項目は維持されている。
次に、統合情報が表示された場合に可能な作業状態の設定の操作と該操作に基づく処理の流れを図3に基づいて説明する。
この統合情報の表示処理ルーチンは、図3に示される処理ルーチンとは独立したものとなっている。
この統合情報の表示処理ルーチンは、図3に示される処理ルーチンとは独立したものとなっている。
ステップT2では、有効スイッチが押下されたか否かが判断され、該スイッチが押下されれば、以下のステップに移行する。
なお、有効スイッチとは、統合情報の表示処理が行われた時点で設定可能な項目の値を設定(変更)できるスイッチである。また、統合情報表示画面の最下欄において、有効スイッチのデザインと同一のデザインのアイコンが表示される(図6(「ユーザ設定」、「範囲制限」等)参照)。
なお、有効スイッチとは、統合情報の表示処理が行われた時点で設定可能な項目の値を設定(変更)できるスイッチである。また、統合情報表示画面の最下欄において、有効スイッチのデザインと同一のデザインのアイコンが表示される(図6(「ユーザ設定」、「範囲制限」等)参照)。
例えば、スイッチS0、S1、S5、S6、S7、S8、S9、S10が有効スイッチとして表示されている場合は、次の設定が可能である。
即ち、ステップT2に続いて、ステップT2で押下されたスイッチがスイッチS0であると判断されれば(ステップT3)、ユーザ設定画面(図9a)が表示され(ステップT11)、スイッチS3又はスイッチS4の押下によってユーザ設定画面中の表示項目が移動して、項目のカラー反転処理が行われる(図9a、b参照)、そして、スイッチS12で項目を選択する。また、画面上で行う操作(移動や選択)とこれに対応するスイッチは、画面に表示されている(図9a等参照)。
即ち、ステップT2に続いて、ステップT2で押下されたスイッチがスイッチS0であると判断されれば(ステップT3)、ユーザ設定画面(図9a)が表示され(ステップT11)、スイッチS3又はスイッチS4の押下によってユーザ設定画面中の表示項目が移動して、項目のカラー反転処理が行われる(図9a、b参照)、そして、スイッチS12で項目を選択する。また、画面上で行う操作(移動や選択)とこれに対応するスイッチは、画面に表示されている(図9a等参照)。
スイッチS10が押下されるとユーザ設定画面の表示が解消され(ステップT12)、統合情報表示画面の表示状態に戻り(ステップT1)、保守・調整メインメニュー等これ以上の階層にあるルーチンには移行しない。
上記ステップT2で判断されたスイッチが、スイッチS1、S5、S6、S7、S8、S9及びS10であった場合も、前記ユーザ設定画面の場合と略同様の操作が可能である。
なお、この場合の表示画面は、エラー状態(図9c)(スイッチS1押下時)、範囲制限設定画面(図9d〜g)(スイッチS5押下時)、C/W設定画面(図9h)(スイッチS6押下時)、ワイヤ掛け数設定画面(図9i)(スイッチS7押下時)、ブーム状態設定画面(図9j)(スイッチS8押下時)、ジブセット設定画面(図9k、l(上))(スイッチS8押下時)、O/R状態設定画面(図9l(下)〜図9m(下))(スイッチS9押下時)である。
なお、前記エラー状態は、統合情報表示画面にも表示され(図7a(下)参照)、エラーの内容は、エラー番号(実施例1にあっては「E2113」)で特定される。
なお、この場合の表示画面は、エラー状態(図9c)(スイッチS1押下時)、範囲制限設定画面(図9d〜g)(スイッチS5押下時)、C/W設定画面(図9h)(スイッチS6押下時)、ワイヤ掛け数設定画面(図9i)(スイッチS7押下時)、ブーム状態設定画面(図9j)(スイッチS8押下時)、ジブセット設定画面(図9k、l(上))(スイッチS8押下時)、O/R状態設定画面(図9l(下)〜図9m(下))(スイッチS9押下時)である。
なお、前記エラー状態は、統合情報表示画面にも表示され(図7a(下)参照)、エラーの内容は、エラー番号(実施例1にあっては「E2113」)で特定される。
これらの設定画面の非表示中(統合情報表示画面の表示中)にスイッチS10が押下されると(ステップT10)、統合情報表示画面の表示が解消し、一階層上の保守・調整メインメニューのルーチンに移行し、基本画面は表示されない。
ここで、保守・調整メインメニューにおいて、スイッチS12が押下されると(ステップ18)、保守・メインメニューの下層ルーチンに移行する。
即ち、スイッチS12が押下されると、ステップ20に移行し、f=2であれば、ステップ21を経てステップ22に移行し、調整メニュー画面が表示される(図5c参照)。
即ち、スイッチS12が押下されると、ステップ20に移行し、f=2であれば、ステップ21を経てステップ22に移行し、調整メニュー画面が表示される(図5c参照)。
そして、図2bに示されるように、ステップ22の処理後にスイッチS11が押下されると(ステップ32)、統合情報表示画面の表示が行われ(ステップ33)、前述したように統合情報表示画面の下層ルーチンにおいて各種設定が可能となる。
この場合の表示画面は、図7b(下)の如くである。
この場合の表示画面は、図7b(下)の如くである。
この統合情報表示画面の表示中に、スイッチS10が押下されると(ステップ34(ステップT10(図3)参照))、調整メニューの表示ルーチンに移行し、保守・調整メインメニュー等これ以上の階層にあるルーチンには移行しない。
以上は、保守・調整メインメニューの表示時(ステップ5)における統合情報表示画面の表示(ステップ16)及びこの統合情報表示画面表示ルーチンの下層ルーチンでの作業(ユーザ設定メニューの表示及び処理等)と、保守・調整メインメニューの下層ルーチンである調整メニューの表示時(ステップ22)における統合情報表示画面の表示(ステップ33)に至る処理に関する。
更に下層のルーチンにおいても同様にして、統合情報を表示させることができる。
例えば、保守・調整メインメニューの下層ルーチンである調整メニューの表示ルーチンで、スイッチS12が押下された場合(ステップ36)、g(項目識別子)=1(図5(c)参照)であれば長さ角度調整処理ルーチンへ移行し(ステップ54、57)、g=2(図5(d)参照)であればモーメント調整処理ルーチンへ移行し(ステップ55、62)、g=3(図5(e)参照)であればバルブ調整処理ルーチンへ移行し(ステップ56、67)、gが1、2、3のいずれでもなければ(図5(f)参照)AML精度調整処理ルーチンへ移行する(ステップ56、72)。
このとき、図2dに示されるように、スイッチS11を押下することによって統合情報表示画面を表示し(ステップ58、63、68、又は73)、また、スイッチS10を押下することによって統合情報表示画面の表示を解消することができる(ステップ60、65、70、又は75)。
例えば、保守・調整メインメニューの下層ルーチンである調整メニューの表示ルーチンで、スイッチS12が押下された場合(ステップ36)、g(項目識別子)=1(図5(c)参照)であれば長さ角度調整処理ルーチンへ移行し(ステップ54、57)、g=2(図5(d)参照)であればモーメント調整処理ルーチンへ移行し(ステップ55、62)、g=3(図5(e)参照)であればバルブ調整処理ルーチンへ移行し(ステップ56、67)、gが1、2、3のいずれでもなければ(図5(f)参照)AML精度調整処理ルーチンへ移行する(ステップ56、72)。
このとき、図2dに示されるように、スイッチS11を押下することによって統合情報表示画面を表示し(ステップ58、63、68、又は73)、また、スイッチS10を押下することによって統合情報表示画面の表示を解消することができる(ステップ60、65、70、又は75)。
ここで、前記のAML(オートマチック・モーメント・リミッタ)は、作業範囲の規制等、クレーン2に備えられる安全装置である。このAMLの作動にあっては、検出器2´で検出された検出値をもとに算出された算出値が使用されるが、この算出値は、実測値との比較によって調整された正確な値とした後で使用される。
なお、図2cに示されるように、保守・調整メインメニューの下層ルーチンであるROMIDチェックの表示及び処理ルーチン(ステップ39)、Diチェックの表示及び処理ルーチン(ステップ44)、及び、Aiチェックの表示及び処理ルーチン(ステップ49)における統合情報表示画面の表示及び表示の解消や、統合情報表示画面の表示ルーチンの下層ルーチンでの作業(図3及び図9参照)における処理も同様にして行われる。
次に、作用を説明する。
クレーン2の稼動状態が、クレーン2に備えられた検出器2´によって検出され、この検出値がコントローラ3に入力され、次いで、コントローラ3によって検出値の物理量の変換及び性能等の各種計算処理が行われ、コントローラ3内部の記録部に記録される。検出内容は、図1に示されるブーム角度等である。
クレーン2の稼動状態が、クレーン2に備えられた検出器2´によって検出され、この検出値がコントローラ3に入力され、次いで、コントローラ3によって検出値の物理量の変換及び性能等の各種計算処理が行われ、コントローラ3内部の記録部に記録される。検出内容は、図1に示されるブーム角度等である。
このとき、通常のクレーン作業時は、検出値のばらつきを抑えるため、コントローラ3によって小数点以下が丸め処理された稼動状態の情報が表示画面41に表示される(図4a〜f参照)。
前記基本画面が表示されている状態で、入力装置5のスイッチS3、S4及びS12という特定の組み合わせのスイッチが一定時間押下されると(ステップ2、3)、保守・調整メインメニューに切り替わり、保守・調整の項目が表示される(図7a参照)。
この状態で、スイッチS11が押下されると(ステップ15)、小数点以下の丸め処理を行わない詳細情報及び基本画面の表示画面には含まれない保守及び調整に必要な情報を一括して表示する統合情報表示画面(図6、図7(下)参照)が表示される(ステップ16)。
これによって、保守・調整時に確認したい作業機稼動情報の全ての項目について、前記基本画面の表示情報よりも詳細な値にて確認することができる。
これによって、保守・調整時に確認したい作業機稼動情報の全ての項目について、前記基本画面の表示情報よりも詳細な値にて確認することができる。
この統合情報表示画面の表示状態で、作業機稼動状態の設定に用いる前記スイッチであって、統合情報表示画面の表示時に設定可能な項目に対応するスイッチ、即ち、有効スイッチ(入力装置5のユーザ設定スイッチ5a、範囲制限スイッチ5b等(図1参照))が押下されると(ステップT2)、このスイッチに対応する項目の設定が可能となる(図3、図9参照)。
このとき、統合情報表示画面の表示時には、有効スイッチと同一のデザインのアイコンが表示される(図6に示される「ユーザ設定」、「範囲制限」等)。従って、統合情報表示画面の表示の確認によって、設定可能な項目が判別容易となる。
そして、統合情報表示画面の表示中にスイッチS10が押下さると(ステップ17)、統合情報表示画面の表示は解消され、このとき、当該表示が解消される直前の保守・調整メインメニューの表示状態となり、基本画面まで戻ることはない(ステップ17、ステップ5)。
このように、統合情報表示画面の表示又はこの表示の解消によって、これまでの保守・調整の作業進捗が失われることはない。
より具体的には、統合情報表示画面が解消された状態は、統合情報表示画面を表示する直前の保守・調整メインメニューであって、前記f(項目識別子)の値に対応する項目が反転された状態となった画面が表示される。
このように、統合情報表示画面の表示又はこの表示の解消によって、これまでの保守・調整の作業進捗が失われることはない。
より具体的には、統合情報表示画面が解消された状態は、統合情報表示画面を表示する直前の保守・調整メインメニューであって、前記f(項目識別子)の値に対応する項目が反転された状態となった画面が表示される。
また、保守・調整メインメニューの表示時に、スイッチS12が押下されると(ステップ18)、保守・調整メインメニューの表示ルーチンの下層にある調整メニューの表示ルーチン等に移行する(図2b参照)。例えば、調整メニューの表示ルーチンにおいて、スイッチS11が押下されると(ステップ32)、この場合も統合情報表示画面が表示されて(ステップ33)、前記同様に各種設定が可能となる(図3、図9参照)。
そして、スイッチS10が押下されて統合情報表示画面の表示が解消されると(ステップ34)、調整メニューの表示ルーチンまで移行し(ステップ22)、保守・調整メインメニューの表示ルーチンまで移行することはない。
そして、スイッチS10が押下されて統合情報表示画面の表示が解消されると(ステップ34)、調整メニューの表示ルーチンまで移行し(ステップ22)、保守・調整メインメニューの表示ルーチンまで移行することはない。
更に、調整メニューの表示ルーチンにおいて、スイッチS12が押下されると(ステップ36)、調整メニューの表示ルーチンの下層のAML精度調整処理ルーチン等(図2d)に移行する。例えば、AML精度調整処理ルーチンにおいて、スイッチS11が押下されると(ステップ73)、この場合も統合情報表示画面が表示されて(ステップ74)、前記同様に各種設定が可能となる(図3、図9参照)。
同様に、スイッチS10が押下されて統合情報表示画面の表示が解消されると(ステップ75)、AML精度調整処理ルーチンまで移行し(ステップ72)、調整メニュー表示ルーチンまで移行することはない。
同様に、スイッチS10が押下されて統合情報表示画面の表示が解消されると(ステップ75)、AML精度調整処理ルーチンまで移行し(ステップ72)、調整メニュー表示ルーチンまで移行することはない。
次に、効果を説明する。
実施例1の作業機稼動情報表示システム1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例1の作業機稼動情報表示システム1にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1)実施例1の作業機稼動情報表示システム1は、表示部41と、クレーン2の稼動状態を検出する検出器2´と、該検出器2´からの検出信号を受けてクレーン2´の稼動状態を示す情報を前記表示部41に表示するコントローラ3と、前記表示部41の表示切り替え時や前記稼動状態の調整時に操作されるスイッチ5a〜5nとを有し、前記コントローラ3は、前記稼動状態の調整時に、前記スイッチのいずれか一つの一操作によってクレーン2´の稼動部の状態を示す統合情報の表示あるいは表示の解消を行い、前記統合情報の表示の解消後には、前記表示部41の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させる。
このため、稼動状態の調整時に、スイッチS11の押下(スイッチの一操作)によって簡単に調整画面から現在のクレーン2の統合情報表示画面を表示することができる。そして、該状態を確認後、スイッチS10の押下(スイッチの一操作)によって簡単に統合情報表示画面の表示を解消し表示前の調整画面に復帰させることができる。
また、稼動状態の調整時に現在の統合情報を表示して該状態を確認した後に前記設定作業を続行する場合において、前記調整時に表示していた調整画面を再度表示させる必要がない。
従って、クレーン2の稼動状態の調整作業の作業効率が良好なものとなる。
このため、稼動状態の調整時に、スイッチS11の押下(スイッチの一操作)によって簡単に調整画面から現在のクレーン2の統合情報表示画面を表示することができる。そして、該状態を確認後、スイッチS10の押下(スイッチの一操作)によって簡単に統合情報表示画面の表示を解消し表示前の調整画面に復帰させることができる。
また、稼動状態の調整時に現在の統合情報を表示して該状態を確認した後に前記設定作業を続行する場合において、前記調整時に表示していた調整画面を再度表示させる必要がない。
従って、クレーン2の稼動状態の調整作業の作業効率が良好なものとなる。
(2)ここで、前記稼動状態の調整は、前記検出器2´で検出される検出値(ブーム長さ等)をもとに算出される算出値を実測値に補正する調整である。
一般に、クレーン2の安全制御等に関し、前記検出器2´で検出される稼動状態の項目は多岐にわたる。従って、前記稼動状態の調整時にあっては、確認すべき稼動状態も多岐にわたることになる。
しかし、このような調整であっても、(1)で述べたように、クレーン2の稼動状態を表示させる統合情報を簡単に表示でき、かつ、統合情報の表示あるいは該表示の解消を行った場合であっても、該稼動状態の表示前の表示たる前記調整時の画面の表示状態は復帰され、各調整項目の調整にあたって都度調整画面を表示する必要がなく、作業効率は優れて良好なものとなる。
一般に、クレーン2の安全制御等に関し、前記検出器2´で検出される稼動状態の項目は多岐にわたる。従って、前記稼動状態の調整時にあっては、確認すべき稼動状態も多岐にわたることになる。
しかし、このような調整であっても、(1)で述べたように、クレーン2の稼動状態を表示させる統合情報を簡単に表示でき、かつ、統合情報の表示あるいは該表示の解消を行った場合であっても、該稼動状態の表示前の表示たる前記調整時の画面の表示状態は復帰され、各調整項目の調整にあたって都度調整画面を表示する必要がなく、作業効率は優れて良好なものとなる。
(3)前記統合情報は、単一の統合情報表示画面に表示され、該統合情報表示画面には、前記稼動状態の調整に必要とする稼動条件が表示される。このため、前記稼動状態の調整時に必要とするクレーン2の稼動情報を効率よく確認でき、前記稼動状態の調整作業は更に良好なものとなる。
(4)前記コントローラ3は、スイッチの操作(スイッチS12の押下)によって、操作前記稼動状態の調整を行う調整画面を表示し、該調整画面を表示した場合は、該調整画面に、前記スイッチ5a〜5nのうち前記稼動状態の調整時に操作が有効なスイッチを表示させ、該表示に係るスイッチ以外のスイッチの操作を無効にする機能を備えている。このため、操作すべきスイッチが容易に判別でき、前記稼動状態の調整作業は更に良好なものとなる。
実施例2は、実施例1の統合情報画面の表示方法を変更した例である。
図10aは、実施例2の作業機稼動情報表示システム1のコントローラ3における処理の流れを示すフローチャートであり、図10aに示されるように、基本画面からクレーン2の稼動状態の設定を行う処理ルーチンへ移行するステップ(ステップ130、131、132、T1、T2)を有する点で実施例1と相違する。
図10aは、実施例2の作業機稼動情報表示システム1のコントローラ3における処理の流れを示すフローチャートであり、図10aに示されるように、基本画面からクレーン2の稼動状態の設定を行う処理ルーチンへ移行するステップ(ステップ130、131、132、T1、T2)を有する点で実施例1と相違する。
図10bは、クレーン2の稼動状態の設定及びエラー内容表示の手順を示す図である。この稼動状態の設定においては、ユーザ設定(速度、ドラム回転音、ドラムリセット、コントラスト)の設定、範囲制限(揚程制限、作業半径制限、起伏角上限、起伏角下限、左旋回制限、右旋回制限、揚程制限)の設定、C/W状態の設定、ワイヤ掛数の設定、ブームの状態の設定(ジブがある場合は、ジブの設定)、O/R状態の設定が可能である。
ステップ1では、作業機稼動情報表示システム1の電源がONとなった場合に基本画面(段落0024参照)の表示が行われ、ステップ130に移行する。
ステップ130では、スイッチS11が押下されたか否かが判断され、押下されれば、ステップT1に移行し、押下されなければ、ステップ131に移行する。
ステップT1に移行した場合は、統合情報表示画面が表示される。続いて、スイッチS10が押下されたか否かが判断され、スイッチS10が押下されれば、統合情報表示画面の表示は解消され、基本画面の表示状態に戻る(ステップ1)。スイッチS10が押下されない場合は、ステップT2に移行し、有効スイッチ(スイッチS0〜スイッチS9)が操作されたか否かが判断される。この有効スイッチは、統合情報表示画面において、入力装置5の操作パネルに表示されているデザインと同一のアイコンで表示される(図6及び図8参照)。
ステップ130では、スイッチS11が押下されたか否かが判断され、押下されれば、ステップT1に移行し、押下されなければ、ステップ131に移行する。
ステップT1に移行した場合は、統合情報表示画面が表示される。続いて、スイッチS10が押下されたか否かが判断され、スイッチS10が押下されれば、統合情報表示画面の表示は解消され、基本画面の表示状態に戻る(ステップ1)。スイッチS10が押下されない場合は、ステップT2に移行し、有効スイッチ(スイッチS0〜スイッチS9)が操作されたか否かが判断される。この有効スイッチは、統合情報表示画面において、入力装置5の操作パネルに表示されているデザインと同一のアイコンで表示される(図6及び図8参照)。
ステップT3〜ステップT9では、前記操作された有効スイッチがいずれのスイッチであるかが判別されて、操作されたスイッチに基づいて、前記作業状態の設定画面が表示され、オペレータによって各種の設定が可能になる。
このとき、有効スイッチでないスイッチが操作されたとしても、H(設定処理ルーチン)には移行しない(有効スイッチ以外のスイッチは、機能が無効になっている)。
即ち、前記操作された有効スイッチが、スイッチS0であれば、ユーザ設定画面(図9n(上)〜図9o(下))が表示され、この画面を通じてユーザ設定(ドラム回転音等)が可能となり(ステップT11、T12)、スイッチS1であれば、エラー内容表示画面(図9c)が表示され(T13、T14)、スイッチS5であれば、範囲制限設定画面(図9d(上)〜図9g)が表示され、この画面を通じて範囲制限設定が可能となり(ステップT15、T16)、スイッチS6であれば、C/W状態設定画面(図9h(上)(下))が表示され、この画面を通じてC/W状態設定が可能となり(ステップT17、ST18)、スイッチS7であれば、ワイヤ掛数設定画面(図9i(上)(下))が表示され、この画面を通じてワイヤ掛数設定が可能となり(ステップT19、T20)、スイッチS8であれば、ブーム状態(ジブがある場合はジブセット状態)設定画面(図9j(上)〜図9l(上))が表示され、この画面を通じてブーム状態設定等が可能となり(ステップT21、T22)、スイッチS9であれば、O/R状態設定画面(図9l(下))が表示され、この画面を通じてO/R状態設定が可能となる(ステップT23、T24)。
このとき、有効スイッチでないスイッチが操作されたとしても、H(設定処理ルーチン)には移行しない(有効スイッチ以外のスイッチは、機能が無効になっている)。
即ち、前記操作された有効スイッチが、スイッチS0であれば、ユーザ設定画面(図9n(上)〜図9o(下))が表示され、この画面を通じてユーザ設定(ドラム回転音等)が可能となり(ステップT11、T12)、スイッチS1であれば、エラー内容表示画面(図9c)が表示され(T13、T14)、スイッチS5であれば、範囲制限設定画面(図9d(上)〜図9g)が表示され、この画面を通じて範囲制限設定が可能となり(ステップT15、T16)、スイッチS6であれば、C/W状態設定画面(図9h(上)(下))が表示され、この画面を通じてC/W状態設定が可能となり(ステップT17、ST18)、スイッチS7であれば、ワイヤ掛数設定画面(図9i(上)(下))が表示され、この画面を通じてワイヤ掛数設定が可能となり(ステップT19、T20)、スイッチS8であれば、ブーム状態(ジブがある場合はジブセット状態)設定画面(図9j(上)〜図9l(上))が表示され、この画面を通じてブーム状態設定等が可能となり(ステップT21、T22)、スイッチS9であれば、O/R状態設定画面(図9l(下))が表示され、この画面を通じてO/R状態設定が可能となる(ステップT23、T24)。
一方、有効スイッチが操作されない場合(いずれのスイッチも操作されない場合や、統合情報表示画面に表示されていない(無効スイッチ)のみが操作された場合)は、前記の各種設定画面の表示は行われず、設定操作も制限される。
そして、スイッチS10が押下された場合(ステップT10)は、設定画面の表示は解消され、統合情報表示画面の表示状態に戻る(ステップT1)。
このようして、基本画面から統合情報画面を表示し(ステップ130)、統合情報表示画面において有効スイッチを操作することによって(ステップT2)、前記各種の設定が可能になる。
即ち、特殊な操作(ステップ2、3)を必要とする保守・調整メイン・メニューを表示しない状態であっても、統合情報画面を表示し(ステップ130)、この統合情報画面から設定(図10b参照)を行うことができる。
即ち、特殊な操作(ステップ2、3)を必要とする保守・調整メイン・メニューを表示しない状態であっても、統合情報画面を表示し(ステップ130)、この統合情報画面から設定(図10b参照)を行うことができる。
なお、基本画面から、統合情報表示画面を表示した後(ステップT1)、スイッチS10を押下して統合情報表示画面の表示を解消した後は、基本画面の表示状態となる。また、基本画面から、スイッチS11を押下せず、前記有効スイッチを押下したときは(ステップ131)、前記設定(図10b)が可能となる。
以上、実施例について説明したが、本発明は、実施例1に限定されるものではなく、特許請求の範囲に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
例えば、統合情報表示画面は、各調整項目の調整作業における処理と別個の処理によって表示されるものであるため、各処理ルーチンの体系や構造に係らずにポップアップ表示できる。即ち、前記統合情報表示が面は、実施例1で示した処理のほか、更に下層の処理ルーチンにおいても、ポップアップ表示させることができ、また、実施例1で言及したAML精度調整処理ルーチン等に係らず、どのような処理ルーチンにおいてもポップアップ表示できる。
また、前記統合情報表示画面の表示ルーチンは各処理ルーチンと独立したものであるから、前記調整(AML精度調整等)は、実施例1の作業機稼動情報表示システムのように基本画面から行われるものに限られず、統合情報表示画面から行われるようにすることもできる。
要するに、制御部は、稼動状態の調整時に、操作部の一操作によって統合情報の表示あるいは表示の解消を行い、また、前記統合情報の表示の解消後には、表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させる手段を有するものであれば本願発明に含まれる。
また、前記統合情報表示画面の表示ルーチンは各処理ルーチンと独立したものであるから、前記調整(AML精度調整等)は、実施例1の作業機稼動情報表示システムのように基本画面から行われるものに限られず、統合情報表示画面から行われるようにすることもできる。
要するに、制御部は、稼動状態の調整時に、操作部の一操作によって統合情報の表示あるいは表示の解消を行い、また、前記統合情報の表示の解消後には、表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させる手段を有するものであれば本願発明に含まれる。
1 作業機稼動情報表示システム
2 クレーン(作業機)
2´ 検出器(稼動状態検出手段)
3 コントローラ(制御部)
41 表示部
5a〜n スイッチ(操作部)
2 クレーン(作業機)
2´ 検出器(稼動状態検出手段)
3 コントローラ(制御部)
41 表示部
5a〜n スイッチ(操作部)
Claims (4)
- 表示部と、作業機の稼動状態を検出する稼動状態検出手段と、該稼動状態検出手段からの検出信号を受けて作業機の稼動状態を示す情報を前記表示部に表示する制御部と、前記表示部の表示切り替え時や前記稼動状態の調整時に操作される操作部とを有する作業機稼動情報表示システムであって、
前記制御部は、前記稼動状態の調整時に、前記操作部の一操作によって作業機の稼動部の状態を示す統合情報の表示あるいは表示の解消を行い、前記統合情報の表示の解消後には、前記表示部の表示状態を前記統合情報の表示前の表示状態に復帰させることを特徴とする作業機稼動情報表示システム。 - 請求項1に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記稼動状態の調整は、前記稼動状態検出手段で検出される検出値をもとに算出される算出値を実測値に補正する調整であることを特徴とする作業機稼動情報表示システム。
- 請求項1または2のいずれか1項に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記統合情報は、単一の統合情報表示画面に表示され、該統合情報表示画面には、前記稼動状態の調整に必要とする稼動条件が表示されることを特徴とする作業機稼動情報表示システム。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の作業機稼動情報表示システムにおいて、前記制御部は、前記操作部の操作を条件に、前記稼動状態の調整を行う調整画面を表示し、該調整画面を表示した場合は、該調整画面に、前記操作部のうち前記稼動状態の調整時に使用される操作部を表示させ、該表示に係る操作部以外の操作部の操作を無効にする機能を備えていることを特徴とする作業機稼動情報表示システム。
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