JP2005001847A - 作業機械の表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】非作業状態から作業状態に移行する際に表示を迅速に切り換える。
【解決手段】作業時には、ディスプレイ7にモーメントリミッタ画面を表示する。非作業時に、モーメントリミッタ画面以外(例えばメニュー画面)を表示しているとき、レバー操作検出器4により操作レバーの操作が検出されると、コントローラ50からの制御信号によりディスプレイ7の表示をモーメントリミッタ画面に自動的に切り換える。これにより作業開始時の画面表示の切換操作が不要となる。
【選択図】図4
【解決手段】作業時には、ディスプレイ7にモーメントリミッタ画面を表示する。非作業時に、モーメントリミッタ画面以外(例えばメニュー画面)を表示しているとき、レバー操作検出器4により操作レバーの操作が検出されると、コントローラ50からの制御信号によりディスプレイ7の表示をモーメントリミッタ画面に自動的に切り換える。これにより作業開始時の画面表示の切換操作が不要となる。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面表示を切換可能な作業機械の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、作業機械の性能向上および多機能化に伴い、作業機械からは多種多様の複数の情報が得られるが、全ての情報をモニタに表示するのは煩雑であるため、必要な情報を選択的に表示するようにしている。この種の表示装置として、クレーンの仕様を入力する画面と、クレーンの仕様を表示する画面とを切換可能な表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、クレーンの作業状態を検出し、その作業状態が予め設定した緊急表示条件に該当した場合に、所定の表示画面に強制的に切り換えるものもある(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3136110号公報
【特許文献2】
特開2001−39676号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1記載の装置では、オペレータの切換操作により表示画面が切り換えられる。また、上記特許文献2記載の装置においても、作業状態が予め設定した緊急条件に該当しない場合には、オペレータの切換操作により表示画面が切り換えられる。そのため、作業時に表示すべき画面以外を表示し、作業を中断しているとき、作業を開始する際には、切換操作により画面表示を切り換える必要があり、迅速な作業開始に支障を来すという問題がある。
【0005】
本発明は、迅速な作業開始が可能となる作業機械の表示装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による作業機械の表示装置は、作業時に表示すべき作業情報を表示するための画像信号および他の情報を表示するための画像信号をそれぞれ生成する画像信号生成手段と、画像信号生成手段で生成された画像信号に基づき作業時に表示すべき作業情報または他の情報を選択的に表示するモニタ装置と、作業開始を検出する作業開始検出手段と、モニタ装置に他の情報が表示されているとき、作業開始検出手段により作業開始が検出されると、作業時に表示すべき作業情報を表示するように表示を切り換える表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明による作業機械の表示装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるタワークレーンの構成を示す外観側面図である。タワークレーンは、走行体111と、走行体111上に旋回可能に搭載される旋回体113と、旋回体113の先端部に回動可能に軸支されたブーム114およびブーム114の先端部に回動可能に軸支されたジブ115からなるフロントアタッチメント116とを有する。117はカウンタウエイトである。
【0008】
旋回体113には主巻ドラム103aと、補巻ドラム103bと、第3ドラム103cが搭載されている。主巻ドラム103aには主巻ロープ118が巻回され、主巻ロープ118はブーム先端部を経由して主フック120に接続されている。補巻ドラム103bには補巻ロープ119が巻回され、補巻ロープ119はジブ先端部を経由して補フック121に接続されている。主巻ドラム103aを駆動すると主巻ロープ118が巻き取りまたは繰り出され、主フック120が昇降する。補巻ドラム103bを駆動すると補巻ロープ119が巻き取りまたは繰り出され、補フック121が昇降する。ドラム103a〜103cの駆動指令は、各ドラム103a〜103cに対応して設けた操作レバーから出力され、操作レバーの操作に応じてドラム103a〜103cが駆動する。
【0009】
図2は、本実施の形態に係わる表示装置の構成を示すブロック図である。コントローラ50には、旋回体113に対するブーム角度およびブーム114に対するジブ角度をそれぞれ検出する角度検出器1と、吊り荷重を検出する荷重検出器2と、ドラム103a〜103cの回転の有無をそれぞれ検出するドラム回転検出器3と、操作レバーの操作を検出するレバー操作検出器4と、オペレータの操作により各種指令を入力する入力装置5と、ドラム駆動用圧油の供給を停止する電磁比例弁6と、作業情報を表示するディスプレイ7と、スピーカ8と、周辺監視用のカメラ9とが接続されている。荷重検出器2は、例えば起伏ロープ張力を検出するロードセルであり、この張力検出値から吊り荷重を求める。レバー操作検出器4は、例えば操作レバーの操作により発生するパイロット圧を検出する圧力センサであり、この圧力検出値によりレバー操作を検出する。なお、他の構成によってもレバー操作を検出することができる。入力装置5は矢印キー5a,5b,5c,5dと、リターンキー5eと、キャンセルキー5fとを有する。
【0010】
図3はコントローラ50内の構成を示すブロック図である。コントローラ50は、CPU61と、各種プログラムやクレーンの仕様に応じた定格荷重曲線(限界作業半径と限界荷重の関係)、ブーム114やジブ115の回動可能範囲等を記憶するROM62と、RAM63と、検出器1〜4からの信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器65と、入力装置5からの信号を入力するための入力インターフェース64とからなるシングルチップマイコン60を有するとともに、オペレータの設定する各種仕様値を記憶する不揮発性のEEPROM53、シングルチップマイコン60からの信号により画像信号を生成する表示部52、画像信号をディスプレイ7に出力するための出力インターフェース51、および電磁比例弁6へ信号を出力する増幅器54を有する。
【0011】
CPU61は、角度検出器1および荷重検出器2からの信号に基づいて、実作業半径とフック120,121に吊り下げられた吊り荷の実荷重を演算するとともに、その作業半径における限界荷重に対する実荷重の比(負荷率)を演算する。そして、負荷率が所定値α(例えば100%)以上になると電磁比例弁6に制御信号を出力し、ドラム103a〜103cの駆動を停止する。これによりクレーンに作用する負荷が制限され、クレーンの転倒が防止される。すなわち、コントローラ50は過負荷防止装置(モーメントリミッタ)としての機能を有する。さらにコントローラ50では、以下のような画像表示処理を実行し、ディスプレイ7の画像を制御する。
【0012】
図4は、メイン電源オン後のコントローラ50内での表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、EEPROM53には、予めオペレータが実機に合わせて設定したクレーンの仕様、具体的にはブーム114やジブ115の有無、長さ、ドラム103a〜103cとフック120,121との対応関係や、クレーンの仕様に応じた定格荷重曲線等が記憶されている。
【0013】
図4において、まず、ステップS1で、EEPROM53に記憶された各種設定値を読み込む。次いで、ステップS2で各検出器1〜4からの信号を読み込む。ステップS3では、モーメントリミッタ画面の表示モードを判定する。ここで判定される表示モードは、主フック120による主吊り作業を表示する主吊り表示モード、または補フック121による補吊り作業を表示する補吊り表示モードであり、入力装置5の矢印キー5cが操作されると主吊り表示モードと判定され、矢印キー5dが操作されると補吊り表示モードと判定される。なお、電源オン直後の初期状態では、主吊り表示モードに設定される。
【0014】
ステップS3で主吊り表示モードと判定されるとステップS4に進み、所定の画像信号を生成し、主吊り用のモーメントリミッタ画面(主吊り画面)をディスプレイ7に表示する。モーメントリミッタ画面は、設定された作業範囲および作業状態に基づいて車体姿勢や吊り荷荷重、負荷率等を表示する画面であり、画面表示の一例(主吊り画面)を図5に示す。ディスプレイ7にはクレーンのイラスト201および主フック120のイラスト210が表示されるとともに、このイラスト201,210に対応して各種設定値,検出値,および限界値がそれぞれ表示される。すなわち、表示部207に主フック120の高さ検出値が、表示部208にブーム角度検出値が、表示部209に実作業半径が、表示部211に実吊り荷重が、表示部212に限界荷重が、表示部213にジブ角度検出値が、表示部214にブーム長さ設定値が、表示部215にジブ長さ設定値がそれぞれ表示される。
【0015】
また、イラスト201上には、ドラム103a,103b,103cの位置に対応してそれぞれドラムのイラスト202,203,204が表示される。イラスト202には主巻ドラム103aを表す「F」が、イラスト203には補巻ドラム103bを表す「R」が、イラスト204には第3ドラム103cを表す「3」がそれぞれ表示される。なお、図5では、時計221、エンジン回転数メータ222、負荷率メータ223も併せて表示されている。
【0016】
一方、ステップS3で補吊り表示モードと判定されるとステップS5に進み、補吊り用のモーメントリミッタ画面(補吊り画面)を表示する。なお、図示は省略するが、この場合には、主フック120のイラスト210の代わりに補フック121のイラストが表示される。
【0017】
次いで、ステップS6でリターンキー5eの操作によりメニュー画面の表示指令が出力されたか否かを判定する。ステップS6が肯定されるとステップS7に進み、否定されるとリターンする。ステップS7では、図6に示すようなメニュー画面1000を主吊り画面または補吊り画面上にポップアップ表示する。メニュー画面100には、「モーメントリミッタ」、「作業状態設定」、「点検」、「作業範囲制限」、「荷重表」、「時計調整」、「取扱説明」などのメニュー項目が表示される。このメニュー画面1000を見ながらオペレータは矢印キー5a,5bを操作してカーソルを移動し、メニュー項目を選択する。そして、リターンキー5eを操作し、選択を決定する。なお、図6では「モーメントリミッタ」が選択されている。
【0018】
次のステップS8では、レバー操作検出器4からの信号を読み込み、レバー操作の有無を判定する。ステップS8でレバー操作ありと判定されるとステップS1に戻る。これによりメニュー画面1000が消去され、ディスプレイ7にモーメントリミッタ画面(図5)が表示される。ステップS8でレバー操作なしと判定されるとステップS9に進む。ステップS9では、リターンキー5eの操作によりいずれのメニュー項目が選択されたかを判定する。「モーメントリミッタ」の選択と判定されるとステップS1に戻り、それ以外の選択と判定されるとステップS10に進む。
【0019】
ステップS10では、選択されたメニューに応じた画面表示処理を行う。この場合、「作業状態設定」が選択されると、モーメントリミッタを作動するために必要なクレーン本体の仕様、ブーム114やジブ115の有無,長さ等のフロント関係の仕様を確認、設定するための作業状態設定画面を表示する。「点検」が選択されると、クレーン各部の点検箇所および点検項目を確認するための点検画面を表示する。「作業範囲制限」が選択されると、吊り上げ荷重、作業半径、ブーム114またはジブ115の先端高さ、ブーム角度についての任意の制限値を確認、設定するための作業範囲設定画面を表示する。「荷重表」が選択されると、作業状態設定画面で設定されたフロント仕様のクレーン性能(作業半径、ブーム角度、定格総荷重、ブーム高さ)を確認するための荷重表画面を表示する。「時計調整」が選択されると、内蔵時計の日付と時刻を設定するための時計調整画面を表示する。「取扱説明」が選択されると、表示装置の使用方法を説明するための取扱説明画面を表示する。
【0020】
取扱説明画面の一例を図7に示す。図7では取扱説明の目次が表示されている。この画面表示を見ながらオペレータは矢印キー5a,5bを操作してカーソルを移動し、目次を選択した後、リターンキー5eを操作し、選択を決定する。これにより目次に対応した画面(不図示)に表示が切り換わる。
【0021】
以上の表示処理の後、ステップS11に進む。ステップS11ではキャンセルキー5fが操作されたか否かを判定し、肯定されるとステップ1に戻る。これによりディスプレイ7にモーメントリミッタ画面が表示される。一方、ステップS11が否定されるとステップS12に進み、レバー操作検出器4からの信号を読み込んでレバー操作の有無を判定する。レバー操作なしと判定されるとステップS10に戻り、上述したメニュー選択に応じた表示処理を繰り返す。すなわち、メニュー画面で「モーメントリミッタ」以外が選択され、かつ、キャンセルキー5fが非操作のときは、ステップS10〜ステップS12を繰り返し、レバー操作の有無を常時判定する。ステップS12でレバー操作ありと判定されるとステップS1に戻る。これによりディスプレイ7にモーメントリミッタ画面が表示される。
【0022】
本実施の形態の動作をより具体的に説明する。
電源オン後、ディスプレイ7には図5に示すようなモーメントリミッタ画面が表示される(ステップS4)。モーメントリミッタ画面には車体姿勢、吊り荷重、負荷率等の作業情報が表示されるが、これらは作業時に表示すべき情報、すなわち、作業時に数値が変化する情報であり、オペレータはモーメントリミッタ画面を表示させた状態で作業を行う。これによりオペレータは必要な作業情報を把握することができ、安全かつ効率的に作業を行うことができる。作業時に、負荷率が所定値以上になると、あるいは車体姿勢が所定の作業範囲を超えると、過負荷防止装置が作動し、ドラム103a〜103cが自動停止する。これによりクレーンの転倒や周囲の障害物との接触を防ぐことができる。この場合、スピーカ8からは警報が発生する。
【0023】
非作業時に、例えば取扱説明を参照するときは、リターンキー5eを操作してメニュー画面1000を表示させ、メニュー項目の中から取扱説明を選択する。これによりディスプレイ7には図7に示すような取扱説明画面が表示される(ステップS10)。取扱説明画面を閲覧中に、オペレータがレバー操作を行うと、画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる(ステップS12→ステップS4)。これにより入力装置5(キャンセルキー5f)を操作することなく、即座に表示を切り換えることができ、迅速な作業開始が可能となる。また、メニュー画面1000を表示しているときにレバー操作を行った場合も、同様に画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる(ステップS8→ステップS4)。なお、レバー操作により作業を開始するのではなく、非作業状態を継続したまま、表示のみをモーメントリミッタ画面に切り換える場合は、キャンセルキー5fを操作する。作業時に数値が変化しない画面として、例えば設定値の入力や設定値の確認等をする画面を表示中にレバー操作が行われれた場合も、同様に画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる。
【0024】
以上の実施の形態によれば、非作業時にモーメントリミッタ画面以外をディスプレイ7に表示させている状態において、操作レバーの操作により作業開始を検出すると、画面表示をモーメントリミッタ画面に切り換えるようにした。これにより非作業状態から作業状態に移行する際の入力装置5による表示切換操作が不要となり、迅速な作業開始が可能となる。また、非作業状態において、緊急に作業を行う必要が生じた場合等に、画面表示の切換遅れにより作業開始が遅れることを防止することができ、安全性も高まる。
【0025】
レバー操作に連動して画面表示を切り換えるので、作業開始操作と同時に画面表示が切り換わる。したがって、クレーンが動作する直前、またはクレーンの動作と同時に表示が切り換わり、オペレータはクレーンの動作を的確に把握することができる。この点、クレーンが所定状態に動作したことを検出してから(例えばブーム角度が所定値になった後)表示を切り換えたのでは、表示が切り換わった時点で既にクレーンが動作しており、画面表示に基づくオペレータの判断が遅れがちとなる。
【0026】
なお、上記実施の形態では、モーメントリミッタ画面以外を表示中に、レバー操作が検出されると画面表示を切り換えるようにしたが、モーメントリミッタ画面以外を表示中であっても、特定の画面、例えば点検画面が表示されているときは、画面表示の切換を禁止してもよい。すなわち点検作業は、点検画面を見ながら操作レバーを動かすことがあるため、点検画面を表示中にレバー操作が検出されても画面表示が切り換わらないように表示制御手段を構成することが好ましい。
【0027】
また、上記実施の形態では、レバー操作の有無により作業開始を検出するようにしたが、作業開始検出手段の構成はこれに限らない。例えばドラム103a〜103cの回転を検出し、ドラム103a〜103cの回転開始時に作業開始を検出するようにしてもよい。駆動指令検出装置としてレバー操作検出器4を用いたが、操作レバー以外により駆動指令を出力するものにあっては、駆動指令が発生したとき作業開始であると判定すればよい。レバー操作の開始時に、作業時に表示すべき作業情報を表示するのであれば、画面表示は実施の形態のものに限らない。すなわち、画像信号生成手段が生成する画像信号に基づく画面表示は、図5のモーメントリミッタ画面以外であってもよい。
【0028】
上記実施の形態は、複数の吊り具を有するタワークレーンに適用したが、タワークレーン以外のクレーンや、油圧ショベル等、他の作業機械にも本発明を同様に適用することができる。すなわち、作業用アクチュエータはドラム103a〜103c以外でもよく、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の表示装置に限定されない。
【0029】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、作業時に表示すべき作業情報以外の情報がモニタ装置に表示されているときに、作業開始が検出されると、作業時に表示すべき作業情報を表示するように表示を切り換えるようにしたので、オペレータによる画面表示の切換操作が不要となり、迅速な作業開始が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるタワークレーンの外観側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる表示装置の構成を示すブロック図。
【図3】図2のコントローラ内の構成を示すブロック図。
【図4】本実施の形態に係わる表示装置を構成するコントローラ内での処理の一例を示すフローチャート。
【図5】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示の一例(主吊り画面)を示す図。
【図6】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示の別の例(メニュー画面)を示す図。
【図7】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示のさらに別の例(取扱説明画面)を示す図。
【符号の説明】
4 レバー操作検出器 5 入力装置
7 ディスプレイ 50 コントローラ
103a〜103c ドラム
【発明の属する技術分野】
本発明は、画面表示を切換可能な作業機械の表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、作業機械の性能向上および多機能化に伴い、作業機械からは多種多様の複数の情報が得られるが、全ての情報をモニタに表示するのは煩雑であるため、必要な情報を選択的に表示するようにしている。この種の表示装置として、クレーンの仕様を入力する画面と、クレーンの仕様を表示する画面とを切換可能な表示装置が知られている(例えば特許文献1参照)。また、クレーンの作業状態を検出し、その作業状態が予め設定した緊急表示条件に該当した場合に、所定の表示画面に強制的に切り換えるものもある(例えば特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3136110号公報
【特許文献2】
特開2001−39676号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献1記載の装置では、オペレータの切換操作により表示画面が切り換えられる。また、上記特許文献2記載の装置においても、作業状態が予め設定した緊急条件に該当しない場合には、オペレータの切換操作により表示画面が切り換えられる。そのため、作業時に表示すべき画面以外を表示し、作業を中断しているとき、作業を開始する際には、切換操作により画面表示を切り換える必要があり、迅速な作業開始に支障を来すという問題がある。
【0005】
本発明は、迅速な作業開始が可能となる作業機械の表示装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明による作業機械の表示装置は、作業時に表示すべき作業情報を表示するための画像信号および他の情報を表示するための画像信号をそれぞれ生成する画像信号生成手段と、画像信号生成手段で生成された画像信号に基づき作業時に表示すべき作業情報または他の情報を選択的に表示するモニタ装置と、作業開始を検出する作業開始検出手段と、モニタ装置に他の情報が表示されているとき、作業開始検出手段により作業開始が検出されると、作業時に表示すべき作業情報を表示するように表示を切り換える表示制御手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図7を参照して本発明による作業機械の表示装置の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用されるタワークレーンの構成を示す外観側面図である。タワークレーンは、走行体111と、走行体111上に旋回可能に搭載される旋回体113と、旋回体113の先端部に回動可能に軸支されたブーム114およびブーム114の先端部に回動可能に軸支されたジブ115からなるフロントアタッチメント116とを有する。117はカウンタウエイトである。
【0008】
旋回体113には主巻ドラム103aと、補巻ドラム103bと、第3ドラム103cが搭載されている。主巻ドラム103aには主巻ロープ118が巻回され、主巻ロープ118はブーム先端部を経由して主フック120に接続されている。補巻ドラム103bには補巻ロープ119が巻回され、補巻ロープ119はジブ先端部を経由して補フック121に接続されている。主巻ドラム103aを駆動すると主巻ロープ118が巻き取りまたは繰り出され、主フック120が昇降する。補巻ドラム103bを駆動すると補巻ロープ119が巻き取りまたは繰り出され、補フック121が昇降する。ドラム103a〜103cの駆動指令は、各ドラム103a〜103cに対応して設けた操作レバーから出力され、操作レバーの操作に応じてドラム103a〜103cが駆動する。
【0009】
図2は、本実施の形態に係わる表示装置の構成を示すブロック図である。コントローラ50には、旋回体113に対するブーム角度およびブーム114に対するジブ角度をそれぞれ検出する角度検出器1と、吊り荷重を検出する荷重検出器2と、ドラム103a〜103cの回転の有無をそれぞれ検出するドラム回転検出器3と、操作レバーの操作を検出するレバー操作検出器4と、オペレータの操作により各種指令を入力する入力装置5と、ドラム駆動用圧油の供給を停止する電磁比例弁6と、作業情報を表示するディスプレイ7と、スピーカ8と、周辺監視用のカメラ9とが接続されている。荷重検出器2は、例えば起伏ロープ張力を検出するロードセルであり、この張力検出値から吊り荷重を求める。レバー操作検出器4は、例えば操作レバーの操作により発生するパイロット圧を検出する圧力センサであり、この圧力検出値によりレバー操作を検出する。なお、他の構成によってもレバー操作を検出することができる。入力装置5は矢印キー5a,5b,5c,5dと、リターンキー5eと、キャンセルキー5fとを有する。
【0010】
図3はコントローラ50内の構成を示すブロック図である。コントローラ50は、CPU61と、各種プログラムやクレーンの仕様に応じた定格荷重曲線(限界作業半径と限界荷重の関係)、ブーム114やジブ115の回動可能範囲等を記憶するROM62と、RAM63と、検出器1〜4からの信号をアナログ信号からデジタル信号に変換するA/D変換器65と、入力装置5からの信号を入力するための入力インターフェース64とからなるシングルチップマイコン60を有するとともに、オペレータの設定する各種仕様値を記憶する不揮発性のEEPROM53、シングルチップマイコン60からの信号により画像信号を生成する表示部52、画像信号をディスプレイ7に出力するための出力インターフェース51、および電磁比例弁6へ信号を出力する増幅器54を有する。
【0011】
CPU61は、角度検出器1および荷重検出器2からの信号に基づいて、実作業半径とフック120,121に吊り下げられた吊り荷の実荷重を演算するとともに、その作業半径における限界荷重に対する実荷重の比(負荷率)を演算する。そして、負荷率が所定値α(例えば100%)以上になると電磁比例弁6に制御信号を出力し、ドラム103a〜103cの駆動を停止する。これによりクレーンに作用する負荷が制限され、クレーンの転倒が防止される。すなわち、コントローラ50は過負荷防止装置(モーメントリミッタ)としての機能を有する。さらにコントローラ50では、以下のような画像表示処理を実行し、ディスプレイ7の画像を制御する。
【0012】
図4は、メイン電源オン後のコントローラ50内での表示処理の一例を示すフローチャートである。なお、EEPROM53には、予めオペレータが実機に合わせて設定したクレーンの仕様、具体的にはブーム114やジブ115の有無、長さ、ドラム103a〜103cとフック120,121との対応関係や、クレーンの仕様に応じた定格荷重曲線等が記憶されている。
【0013】
図4において、まず、ステップS1で、EEPROM53に記憶された各種設定値を読み込む。次いで、ステップS2で各検出器1〜4からの信号を読み込む。ステップS3では、モーメントリミッタ画面の表示モードを判定する。ここで判定される表示モードは、主フック120による主吊り作業を表示する主吊り表示モード、または補フック121による補吊り作業を表示する補吊り表示モードであり、入力装置5の矢印キー5cが操作されると主吊り表示モードと判定され、矢印キー5dが操作されると補吊り表示モードと判定される。なお、電源オン直後の初期状態では、主吊り表示モードに設定される。
【0014】
ステップS3で主吊り表示モードと判定されるとステップS4に進み、所定の画像信号を生成し、主吊り用のモーメントリミッタ画面(主吊り画面)をディスプレイ7に表示する。モーメントリミッタ画面は、設定された作業範囲および作業状態に基づいて車体姿勢や吊り荷荷重、負荷率等を表示する画面であり、画面表示の一例(主吊り画面)を図5に示す。ディスプレイ7にはクレーンのイラスト201および主フック120のイラスト210が表示されるとともに、このイラスト201,210に対応して各種設定値,検出値,および限界値がそれぞれ表示される。すなわち、表示部207に主フック120の高さ検出値が、表示部208にブーム角度検出値が、表示部209に実作業半径が、表示部211に実吊り荷重が、表示部212に限界荷重が、表示部213にジブ角度検出値が、表示部214にブーム長さ設定値が、表示部215にジブ長さ設定値がそれぞれ表示される。
【0015】
また、イラスト201上には、ドラム103a,103b,103cの位置に対応してそれぞれドラムのイラスト202,203,204が表示される。イラスト202には主巻ドラム103aを表す「F」が、イラスト203には補巻ドラム103bを表す「R」が、イラスト204には第3ドラム103cを表す「3」がそれぞれ表示される。なお、図5では、時計221、エンジン回転数メータ222、負荷率メータ223も併せて表示されている。
【0016】
一方、ステップS3で補吊り表示モードと判定されるとステップS5に進み、補吊り用のモーメントリミッタ画面(補吊り画面)を表示する。なお、図示は省略するが、この場合には、主フック120のイラスト210の代わりに補フック121のイラストが表示される。
【0017】
次いで、ステップS6でリターンキー5eの操作によりメニュー画面の表示指令が出力されたか否かを判定する。ステップS6が肯定されるとステップS7に進み、否定されるとリターンする。ステップS7では、図6に示すようなメニュー画面1000を主吊り画面または補吊り画面上にポップアップ表示する。メニュー画面100には、「モーメントリミッタ」、「作業状態設定」、「点検」、「作業範囲制限」、「荷重表」、「時計調整」、「取扱説明」などのメニュー項目が表示される。このメニュー画面1000を見ながらオペレータは矢印キー5a,5bを操作してカーソルを移動し、メニュー項目を選択する。そして、リターンキー5eを操作し、選択を決定する。なお、図6では「モーメントリミッタ」が選択されている。
【0018】
次のステップS8では、レバー操作検出器4からの信号を読み込み、レバー操作の有無を判定する。ステップS8でレバー操作ありと判定されるとステップS1に戻る。これによりメニュー画面1000が消去され、ディスプレイ7にモーメントリミッタ画面(図5)が表示される。ステップS8でレバー操作なしと判定されるとステップS9に進む。ステップS9では、リターンキー5eの操作によりいずれのメニュー項目が選択されたかを判定する。「モーメントリミッタ」の選択と判定されるとステップS1に戻り、それ以外の選択と判定されるとステップS10に進む。
【0019】
ステップS10では、選択されたメニューに応じた画面表示処理を行う。この場合、「作業状態設定」が選択されると、モーメントリミッタを作動するために必要なクレーン本体の仕様、ブーム114やジブ115の有無,長さ等のフロント関係の仕様を確認、設定するための作業状態設定画面を表示する。「点検」が選択されると、クレーン各部の点検箇所および点検項目を確認するための点検画面を表示する。「作業範囲制限」が選択されると、吊り上げ荷重、作業半径、ブーム114またはジブ115の先端高さ、ブーム角度についての任意の制限値を確認、設定するための作業範囲設定画面を表示する。「荷重表」が選択されると、作業状態設定画面で設定されたフロント仕様のクレーン性能(作業半径、ブーム角度、定格総荷重、ブーム高さ)を確認するための荷重表画面を表示する。「時計調整」が選択されると、内蔵時計の日付と時刻を設定するための時計調整画面を表示する。「取扱説明」が選択されると、表示装置の使用方法を説明するための取扱説明画面を表示する。
【0020】
取扱説明画面の一例を図7に示す。図7では取扱説明の目次が表示されている。この画面表示を見ながらオペレータは矢印キー5a,5bを操作してカーソルを移動し、目次を選択した後、リターンキー5eを操作し、選択を決定する。これにより目次に対応した画面(不図示)に表示が切り換わる。
【0021】
以上の表示処理の後、ステップS11に進む。ステップS11ではキャンセルキー5fが操作されたか否かを判定し、肯定されるとステップ1に戻る。これによりディスプレイ7にモーメントリミッタ画面が表示される。一方、ステップS11が否定されるとステップS12に進み、レバー操作検出器4からの信号を読み込んでレバー操作の有無を判定する。レバー操作なしと判定されるとステップS10に戻り、上述したメニュー選択に応じた表示処理を繰り返す。すなわち、メニュー画面で「モーメントリミッタ」以外が選択され、かつ、キャンセルキー5fが非操作のときは、ステップS10〜ステップS12を繰り返し、レバー操作の有無を常時判定する。ステップS12でレバー操作ありと判定されるとステップS1に戻る。これによりディスプレイ7にモーメントリミッタ画面が表示される。
【0022】
本実施の形態の動作をより具体的に説明する。
電源オン後、ディスプレイ7には図5に示すようなモーメントリミッタ画面が表示される(ステップS4)。モーメントリミッタ画面には車体姿勢、吊り荷重、負荷率等の作業情報が表示されるが、これらは作業時に表示すべき情報、すなわち、作業時に数値が変化する情報であり、オペレータはモーメントリミッタ画面を表示させた状態で作業を行う。これによりオペレータは必要な作業情報を把握することができ、安全かつ効率的に作業を行うことができる。作業時に、負荷率が所定値以上になると、あるいは車体姿勢が所定の作業範囲を超えると、過負荷防止装置が作動し、ドラム103a〜103cが自動停止する。これによりクレーンの転倒や周囲の障害物との接触を防ぐことができる。この場合、スピーカ8からは警報が発生する。
【0023】
非作業時に、例えば取扱説明を参照するときは、リターンキー5eを操作してメニュー画面1000を表示させ、メニュー項目の中から取扱説明を選択する。これによりディスプレイ7には図7に示すような取扱説明画面が表示される(ステップS10)。取扱説明画面を閲覧中に、オペレータがレバー操作を行うと、画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる(ステップS12→ステップS4)。これにより入力装置5(キャンセルキー5f)を操作することなく、即座に表示を切り換えることができ、迅速な作業開始が可能となる。また、メニュー画面1000を表示しているときにレバー操作を行った場合も、同様に画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる(ステップS8→ステップS4)。なお、レバー操作により作業を開始するのではなく、非作業状態を継続したまま、表示のみをモーメントリミッタ画面に切り換える場合は、キャンセルキー5fを操作する。作業時に数値が変化しない画面として、例えば設定値の入力や設定値の確認等をする画面を表示中にレバー操作が行われれた場合も、同様に画面表示がモーメントリミッタ画面に切り換わる。
【0024】
以上の実施の形態によれば、非作業時にモーメントリミッタ画面以外をディスプレイ7に表示させている状態において、操作レバーの操作により作業開始を検出すると、画面表示をモーメントリミッタ画面に切り換えるようにした。これにより非作業状態から作業状態に移行する際の入力装置5による表示切換操作が不要となり、迅速な作業開始が可能となる。また、非作業状態において、緊急に作業を行う必要が生じた場合等に、画面表示の切換遅れにより作業開始が遅れることを防止することができ、安全性も高まる。
【0025】
レバー操作に連動して画面表示を切り換えるので、作業開始操作と同時に画面表示が切り換わる。したがって、クレーンが動作する直前、またはクレーンの動作と同時に表示が切り換わり、オペレータはクレーンの動作を的確に把握することができる。この点、クレーンが所定状態に動作したことを検出してから(例えばブーム角度が所定値になった後)表示を切り換えたのでは、表示が切り換わった時点で既にクレーンが動作しており、画面表示に基づくオペレータの判断が遅れがちとなる。
【0026】
なお、上記実施の形態では、モーメントリミッタ画面以外を表示中に、レバー操作が検出されると画面表示を切り換えるようにしたが、モーメントリミッタ画面以外を表示中であっても、特定の画面、例えば点検画面が表示されているときは、画面表示の切換を禁止してもよい。すなわち点検作業は、点検画面を見ながら操作レバーを動かすことがあるため、点検画面を表示中にレバー操作が検出されても画面表示が切り換わらないように表示制御手段を構成することが好ましい。
【0027】
また、上記実施の形態では、レバー操作の有無により作業開始を検出するようにしたが、作業開始検出手段の構成はこれに限らない。例えばドラム103a〜103cの回転を検出し、ドラム103a〜103cの回転開始時に作業開始を検出するようにしてもよい。駆動指令検出装置としてレバー操作検出器4を用いたが、操作レバー以外により駆動指令を出力するものにあっては、駆動指令が発生したとき作業開始であると判定すればよい。レバー操作の開始時に、作業時に表示すべき作業情報を表示するのであれば、画面表示は実施の形態のものに限らない。すなわち、画像信号生成手段が生成する画像信号に基づく画面表示は、図5のモーメントリミッタ画面以外であってもよい。
【0028】
上記実施の形態は、複数の吊り具を有するタワークレーンに適用したが、タワークレーン以外のクレーンや、油圧ショベル等、他の作業機械にも本発明を同様に適用することができる。すなわち、作業用アクチュエータはドラム103a〜103c以外でもよく、本発明の特徴、機能を実現できる限り、本発明は実施の形態の表示装置に限定されない。
【0029】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように本発明によれば、作業時に表示すべき作業情報以外の情報がモニタ装置に表示されているときに、作業開始が検出されると、作業時に表示すべき作業情報を表示するように表示を切り換えるようにしたので、オペレータによる画面表示の切換操作が不要となり、迅速な作業開始が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるタワークレーンの外観側面図。
【図2】本発明の実施の形態に係わる表示装置の構成を示すブロック図。
【図3】図2のコントローラ内の構成を示すブロック図。
【図4】本実施の形態に係わる表示装置を構成するコントローラ内での処理の一例を示すフローチャート。
【図5】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示の一例(主吊り画面)を示す図。
【図6】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示の別の例(メニュー画面)を示す図。
【図7】本実施の形態に係わる表示装置による画面表示のさらに別の例(取扱説明画面)を示す図。
【符号の説明】
4 レバー操作検出器 5 入力装置
7 ディスプレイ 50 コントローラ
103a〜103c ドラム
Claims (4)
- 作業時に表示すべき作業情報を表示するための画像信号および他の情報を表示するための画像信号をそれぞれ生成する画像信号生成手段と、
前記画像信号生成手段で生成された画像信号に基づき作業時に表示すべき作業情報または他の情報を選択的に表示するモニタ装置と、
作業開始を検出する作業開始検出手段と、
前記モニタ装置に前記他の情報が表示されているとき、前記作業開始検出手段により作業開始が検出されると、前記作業時に表示すべき作業情報を表示するように表示を切り換える表示制御手段とを備えることを特徴とする作業機械の表示装置。 - 請求項1に記載の作業機械の表示装置において、
前記作業開始検出手段は、作業用アクチュエータの駆動指令を検出する駆動指令検出装置であり、駆動指令の発生が検出されると作業開始を検出することを特徴とする作業機械の表示装置。 - 請求項1または2に記載の作業機械の表示装置において、
前記作業時に表示すべき作業情報は、少なくとも機械に作用する負荷に関する情報を含むことを特徴とする作業機械の表示装置。 - 前記表示制御手段は、前記モニタ装置に点検時の情報が表示されているとき、前記作業開始検出手段により作業開始が検出されても表示を切り換えないことを特徴とする作業機械の表示装置。
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- 2003-06-13 JP JP2003168764A patent/JP2005001847A/ja active Pending
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