JP5367318B2 - 作業機の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、作業機の制御装置に関するものである。
この種の作業機の制御装置として、移動式クレーン、高所作業車、等の制御装置がある。例えば、移動式クレーンは、図7に図示するように、車両1上に旋回自在に旋回台2を配置し、旋回台2に伸縮ブーム3を起伏シリンダ4により起伏駆動可能に配置している。旋回台2の後部にウインチ5を配置し、ウインチ5から繰出されたワイヤロープ6を伸縮ブーム3の先端部を経由して伸縮ブーム3の先端部からフック7を吊下させている。
ウインチ5は、油圧モータ5aと減速機5bを備え、油圧モータ5aの駆動によりワイヤロープ6を繰出し繰入れできるようにしている。伸縮ブーム3は多段ブームで構成し、各ブーム間に伸縮ブーム3を伸縮させる伸縮用油圧シリンダ(図示しない)を配置している。車両1と旋回台2間には旋回用油圧モータ、減速機等(図示しない)を配置し、車両1に対して旋回台2を旋回駆動できるようにしている。
このように各油圧アクチュエータを配置した移動式クレーンを操作する操作装置は、各油圧アクチュエータに対応した操作レバー(図示しないが運転室に配置してある。)を操作させることで、旋回台2の旋回、伸縮ブーム3の伸縮並びに起伏、ウインチ5によるワイヤロープ6の繰出し繰入れ、を行うことでフック7に吊下げた吊荷を目的の位置に移動させるのである。
ところで、このような移動式クレーンは、旋回台2の旋回位置によって転倒を未然に防止するために定められた限界値が異なる高安定領域と低安定領域を有しており、高安定領域から低安定領域に入り負荷条件がオーバロードになる場合に旋回作動を自動的に緩停止させるための安全装置を備えた作業機の制御装置が公知である。(例えば特許文献1参照)
特公平6−62274号公報(第3頁、図1)
ところが、この安全装置を備えた作業機の制御装置で緩停止させる場合に、現在が減速開始位置から停止までのどの位置に位置しており減速状態がどのような状態であるか判らないまま緩停止させるものである。また、前記緩停止制御はオペレータの嗜好にマッチした減速フィーリングでなく、オペレータの減速感覚にマッチした緩停止制御ができる作業機の制御装置が要求されている。
本発明は、このような要求を満たす作業機の制御装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1に係る作業機の制御装置は、作業機を作動させるアクチュエータと、アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動手段と、作業機の作動状態を検出する作動状態検出手段と、操作レバーの操作によってアクチュエータを駆動させる操作信号を出力する操作信号出力手段と、アクチュエータの加速または減速制御特性を表示する表示手段と、コントローラとを備え、コントローラは、作業機の作業状態における適切な加速または減速制御特性を記憶し前記作動状態検出手段からの検出信号と前記操作信号出力手段からの操作信号を受けて作業機の状態における適切な加速または減速制御特性信号を出力する制御特性記憶部と、操作信号出力手段からの操作信号と制御特性記憶部から出力される加速または減速制御特性信号の両信号を受けた時に両信号のうち小さい方の信号を制御信号として前記アクチュエータ駆動手段に出力する制御信号出力部と、前記表示手段に前記加速または減速制御特性とこの制御特性中に現在の加速または減速位置を表示させる表示信号を出力する制御特性表示部とを有していることを特徴とするものである。
請求項2に係る作業機の制御装置は、請求項1記載の作業機の制御装置において、前記加速または減速制御特性を変更するための調整信号を出力する制御特性調整手段を配置し、前記コントローラに、制御特性調整手段からの調整信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求めて前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力する制御特性補正部を配置し、前記制御特性表示部は補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に替えて表示させる表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とするものである。
請求項3に係る作業機の制御装置は、請求項1記載の作業機の制御装置において、前記加速または減速制御特性を変更するための調整信号を出力する制御特性調整手段を配置し、前記コントローラに、制御特性調整手段からの調整信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求めて前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力する制御特性補正部を配置し、前記制御特性表示部は補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に重畳させて表示させる表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とするものである。
請求項4に係る作業機の制御装置は、請求項2または請求項3記載の作業機の制御装置において、手動で選択操作する制御特性選択手段を配置し、前記コントローラに、前記補正制御特性を一時記憶させる制御特性一時記憶部と制御特性選択手段からの信号を受けて前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性あるいは制御特性一時記憶部に記憶させた補正制御特性のいずれかに切換え、切換えた制御特性信号を前記制御信号出力部に出力する制御特性切換部とを配置したことを特徴とするものである。
請求項5に係る作業機の制御装置は、請求項4記載の作業機の制御装置において、手動で変更操作する制御特性変更手段を配置し、前記コントローラの前記制御特性一時記憶部は、制御特性変更手段からの信号を受けると前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性を制御特性一時記憶部に記憶している前記補正制御特性に変更するよう構成してあることを特徴とするものである。
請求項1に係る本発明の作業機の制御装置は、作業機のアクチュエータを加速または減速制御する時に、表示手段に加速または減速制御特性とこの制御特性中に現在の加速または減速位置を表示させるようにしたものであるから、オペレータは加速または減速状態がどのような状態であるか知ることができるとともに、目的の加速位置あるいは減速位置や、減速停止位置などを予知することができる。
請求項2に係る本発明の作業機の制御装置は、前記コントローラの制御特性補正部が制御特性調整手段からの信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求め前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力するとともに、前記コントローラの前記制御特性表示部が補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に替えて表示させる表示信号を出力するようにしたものであるから、表示手段に表示される補正位置と補正制御特性を見ながら制御特性調整手段を調整してオペレータの感覚にマッチした加速または減速制御特性を作成することができる。
請求項3に係る本発明の作業機の制御装置は、前記コントローラの制御特性補正部が制御特性調整手段からの信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求め前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力するとともに、前記コントローラの前記制御特性表示部が補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に重畳させて表示させる表示信号を出力するようにしたものであるから、表示手段に表示される補正位置と補正制御特性を見ながら制御特性調整手段を調整してオペレータの感覚にマッチした加速または減速制御特性を作成することができる。
請求項4に係る本発明の作業機の制御装置は、前記コントローラの制御特性補正部で作成した補正制御特性を制御特性一時記憶部に一時記憶させ、制御特性一時記憶部は、制御特性選択手段からの信号を受けて前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性あるいは制御特性一時記憶部に記憶させた補正制御特性のいずれかに切換え、切換えた制御特性信号を前記制御信号出力部に出力するようにしたものだから、制御特性一時記憶部に記憶した補正制御特性(すなわち、オペレータの感覚にマッチした加速または減速制御特性)で作業機のアクチュエータを加速あるいは減速制御することができる。
請求項5に係る本発明の作業機の制御装置は、前記コントローラの前記制御特性一時記憶部は、制御特性変更手段からの信号を受けると前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性を制御特性一時記憶部に記憶している前記補正制御特性に変更するようにしてあるものだから、制御特性記憶部に記憶させた制御特性を制御特性一時記憶部に一時記憶させた補正制御特性(すなわち、オペレータの感覚にマッチした加速または減速制御特性)に変更することができる。
以下本発明に係る作業機の制御装置について、従来の技術で説明した移動式クレーンの旋回台2の旋回駆動中に緩停止する場合を第1実施形態として図1および図2に図示し、第2実施形態を図3〜図6に図示し以下に説明する。図1において、10は、アクチュエータであって、本実施形態の例では旋回台2を旋回駆動させる旋回用油圧モータが該当する。(以下の説明では旋回用油圧モータ10として説明する。)11は、旋回用油圧モータ10を駆動するアクチュエータ駆動手段であって、後述するコントローラからの信号を受けて油圧源(図示しない)からの油圧を旋回用油圧モータ10に給排制御する電磁比例制御弁で構成している。
12は、操作レバーの操作によって旋回用油圧モータ10のアクチュエータの駆動方向と操作量の操作信号を出力する操作信号出力手段である。13は、移動式クレーンの作動状態を検出する作動状態検出手段である。この作動状態検出手段は、移動式クレーンの伸縮ブーム3の伸縮ブーム長さ検出器、伸縮ブーム3の起伏角検出器、旋回台2の旋回角検出器、吊荷により伸縮ブーム3に作用する負荷を検出する負荷検出器、等で構成されている。14は、後述する制御特性等を画面上に表示する表示手段であって、CRTや液晶等のディスプレイである。
15は、コントローラであって、制御特性記憶部15a、制御信号出力部15b、制御特性表示部15cを備えている。制御特性記憶部15aは、移動式クレーンの転倒を未然に防止する限界値と、当該限界値に到達する前に移動式クレーンの作動を停止させる減速制御特性とを移動式クレーンの作業状態毎に記憶している。すなわち、この限界値は、伸縮ブーム3の長さ、伸縮ブーム3の起伏角、旋回台2の旋回角、伸縮ブーム3に作用する吊荷負荷等の条件によって決まる作業状態で限界値を予め決定し記憶しており、前記操作信号出力手段からの操作信号を受け操作方向が限界値を超えた作業状態にしょうとする操作であると移動式クレーンの作動を停止させるにあたって、減速停止制御させるための制御特性を備えている。
例えば、移動式クレーンでは、旋回台2の旋回位置によって転倒を未然に防止するために定められた限界値が異なる高安定領域と低安定領域を有しており、高安定領域から低安定領域に入り負荷条件がオーバロードになる場合に旋回作動を自動的に減速停止させるための制御特性を備えている。具体的には図2に図示するような減速制御特性を記憶している。この減速制御特性は、高安定領域内で減速され低安定領域に入り込まないで停止するよう減速開始から停止までの旋回角度を横軸にし、減速をする減速量を角速度で縦軸にした減速制御特性である。
制御信号出力部15bは、操作信号出力手段12からの操作信号と制御特性記憶部15aから出力される減速制御特性信号のうち小さい方の信号を制御信号として前記アクチュエータ駆動手段11に出力する手段である。制御特性表示部15cは、前記制御特性記憶部15aからの制御特性信号を受け、前記表示手段14に減速制御特性とこの制御特性中に現在の減速位置を表示(具体的には図2に図示するような減速制御特性と現在の減速位置を表示)する。
このように構成した本発明に係る作業機の制御装置の第1実施形態では、次のように作用する。移動式クレーンの吊荷を高安定領域で吊上げた状態から低安定領域に旋回台2を旋回させるに、高安定領域から低安定領域に向かった旋回台2の操作を行い作業状態の条件がオーバロードになる場合について説明する。この場合、コントローラ15の制御特性記憶部15aは、作動状態検出手段13と操作信号出力手段12からの信号を受け、移動式クレーンの作業状態と移動式クレーンの旋回操作方向から、このままの操作状態を維持すると高安定領域から低安定領域に入り作業状態の条件がオーバロードになるような条件下では前述の作業状態毎に予め設定した減速制御特性に基づく制御特性信号を制御信号出力部15bに出力する。
制御信号出力部15bは、操作信号出力手段12からの操作信号と制御特性記憶部15aから出力される制御特性信号のうち小さい方の信号を制御信号として前記アクチュエータ駆動手段11に出力する。すなわち、操作信号出力手段12による操作信号が減速制御特性より大の操作量を指示する出力をしていても、減速制御特性に基づく制御信号が前記アクチュエータ駆動手段11に出力され、旋回用油圧モータ10は減速制御特性に基づいて減速し停止する。
この時制御特性表示部15cは、前記制御特性記憶部15aからの制御特性信号を受け減速制御特性と現在の減速位置を表示させる表示信号を表示手段14に出力し、表示手段14は図2に図示するような減速制御特性と○印で表示する現在の減速位置を表示させる。
そして現在の減速位置は、画面上に数値ででも表示されるようになっている。すなわち、図2では、停止までの旋回角度2.0DEGで減速角速度0.4DEG/SECが表示されている。
なお、逆に移動式クレーンの吊荷を低安定領域で吊上げた状態から高安定領域に旋回台2を旋回させる場合には、作動状態検出手段13と操作信号出力手段12からの信号を受け、移動式クレーンの作業状態と移動式クレーンの旋回操作方向から、このままの操作状態を維持しても負荷条件がオーバロードにならないので、前記制御特性記憶部15aは減速制御特性に基づく制御特性信号を制御信号出力部15bに出力しない。したがって、制御信号出力部15bには操作信号出力手段12からの操作信号しか入力されず、両信号が入力されないことから、制御信号出力部15bは、操作レバーの操作に基づく操作信号出力手段12からの操作信号に基づく制御信号をアクチュエータ駆動手段11に出力し、旋回用油圧モータ10は操作レバーの操作に基づく操作信号出力手段12からの操作信号に基づいて駆動制御される。
この時制御特性表示部15cは、前記制御特性記憶部15aから制御特性信号を受けないので表示手段14に表示信号を出力せず、表示手段14には前記減速制御特性を表示しない。
このように減速制御する場合に、表示手段14に図2に図示するような減速制御特性と○印で表示する現在の減速位置を表示させるようにしたものであるから、現在が減速開始位置から停止までのどの位置に位置しており減速状態がどのような状態であるかをオペレータに知らせしめることができるのである。
なお、上記第1実施形態では、移動式クレーンの旋回台2を旋回するときに減速制御する場合だけの事例をあげて説明したが、同様に伸縮ブーム3を起伏させる場合、伸縮ブームを伸縮させるアクチュエータを制御する場合でも同様に実施できる。
次に、本発明に係る作業機の制御装置の第2実施形態を図3〜図6に図示し以下に説明する。図3に図示する符合10、11、12、13、14、は、図1に図示し第1実施形態で説明したものと同じであるので説明を省略する。
16は、減速制御特性を変更するための調整信号を出力する制御特性調整手段であって、図4に図示する横軸の減速開始から停止までの旋回角度位置を決定する横軸調整手段16aと、図4に図示する縦軸の減速量である角速度を決定する縦軸調整手段16bとで構成している。17は、後述する制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性あるいは後述する制御特性一時記憶部19fに記憶させた補正制御特性のいずれを手動選択する制御特性選択手段である。18は、後述する制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性を後述する制御特性一時記憶部19fに記憶している補正制御特性に変更するよう手動で変更操作する制御特性変更手段である。
19は、コントローラであって、制御特性記憶部19a、制御信号出力部15b、制御特性表示部19c、制御特性補正部19d、制御特性切換部19e、制御特性一時記憶部19fとを備えている。制御信号出力部15bは、図1に図示し上記第1実施形態で説明したものと同じであるので説明は省略する。
制御特性記憶部19aは、基本的には前述した制御特性記憶部15aと同じ減速制御特性を記憶しているので詳細な説明は省略し相違点のみ説明する。相違点は後述する制御特性補正部19dに移動式クレーンの作業状態下での記憶している減速制御特性の信号を送ることと、後述する制御特性一時記憶部19fから変更の信号を受けると制御特性一時記憶部19fに記憶している補正制御特性を制御特性記憶部19aに記憶している減速制御特性に替えて変更するようにしている点である。
制御特性補正部19dは、制御特性記憶部19aの制御特性信号と制御特性調整手段16からの調整信号を受けて、制御特性の補正位置と補正制御特性を求めて前記制御特性表示部15cに補正制御特性信号として出力する。
制御特性一時記憶部19fは、制御特性補正部19dから補正制御特性信号を受けて補正制御特性を一時記憶するとともに、前記制御特性変更手段18からの信号を受けると一時記憶している補正制御特性を前記制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性に替えて変更するようになっている。
制御特性切換部19eは、制御特性選択手段17からの信号を受けて前記制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性あるいは前記制御特性一時記憶部19fに記憶させた補正制御特性のいずれかに切換え、切換えた制御特性信号を前記制御信号出力部15bに出力するようにしている。
制御特性表示部19cは、前述した制御特性表示部15cと同様に制御特性切換部19eを介して制御特性記憶部19aからの信号を受け減速制御特性と現在の減速位置を表示させる表示信号を表示手段14に出力するとともに、制御特性補正部19dから補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に重畳させて表示させる表示信号を出力するようになっている。
したがって、表示手段14は図2に図示するような減速制御特性と○印で表示する現在の減速位置を表示させることは勿論であるが、制御特性調整手段16により制御特性を調整する場合に図5に図示するような制御特性の補正位置と補正制御特性と前記制御特性とを重畳させて表示させるようにしている。この時に、画面上には現在の位置に替えて、補正位置での数値が表示される。すなわち、図5では補正位置での数値(旋回角度5.0DEGで減速角速度1.0DEG/SEC)が表示されている。
このように構成した本発明に係る作業機の制御装置の第2実施形態では、次のように作用する。まず第1実施形態と同様に予め制御特性記憶部19aに記憶させた減速制御特性で制御する場合は、制御特性記憶部19aからの減速制御特性信号が制御信号出力部15bに出力されるように、制御特性選択手段17で制御特性切換部19eを切換えて行えばよい。この時の作用については第1実施形態の場合と同じであるので詳細な説明は省略する。
次に、制御特性記憶部19aに記憶させた減速制御特性を一部変更する場合について以下に説明する。いま制御特性記憶部19aからの制御特性信号が制御特性切換部19eと制御特性表示部19cを介しての表示信号により表示手段14には図4に図示する制御特性が表示されているとする。制御特性調整手段16の横軸調整手段16aを調整すると、制御特性調整手段16からの調整信号を受けて制御特性補正部19dは、補正位置を求めて制御特性表示部19cに補正制御特性信号として出力する。そして制御特性表示部19cは、既に表示している制御特性に補正位置を重畳させて表示する。例えば、横軸調整手段16aで補正位置を5.0DEGに位置を合わせると、図4に図示するように横軸5.0DEGの位置に○印を重畳表示する。数値表示は(5.0DEG、0.7DEG/SEC)が表示される。
その後制御特性調整手段16の縦軸調整手段16bを1.0DEG/Sの角速度に調整すると、同様に調整信号を受けて制御特性補正部19dは、補正位置を求めて制御特性表示部19cに補正制御特性信号として出力する。そして制御特性表示部19cは、既に表示している制御特性に補正位置を重畳させて表示する。すなわち、図5に図示するように横軸5.0DEG、縦軸1.0DEG/Sの位置に○印を重畳表示し、数値表示(5.0DEG、1.0DEG/SEC)が表示される。
この時、制御特性補正部19dは、制御特性調整手段16の調整信号を受けて補正位置と、当該補正位置に基づく補正制御特性を求めて、制御特性表示部19cに補正制御特性信号として出力する。そして制御特性表示部19cは、既に表示している制御特性に補正位置と、補正制御特性を重畳させて表示する。すなわち、図5に図示するように補正位置である横軸5.0DEG、縦軸1.0DEG/Sの位置に○印を表示すとともに、補正位置に補正した補正制御特性と鎖線で表示した補正前の制御特性を重畳表示する。
このように制御特性補正部19dで出力される補正制御特性信号は、制御特性一時記憶部19fに送られ、制御特性一時記憶部19fに一時的に記憶される。
そして、実際にこの補正制御特性にて制御を試みる場合には、制御特性一時記憶部19fからの補正制御特性信号が制御信号出力部15bに出力されるように、制御特性選択手段17で制御特性切換部19eを切換えて行えばよい。この時の作用については第1実施形態の場合と同じであるので詳細な説明は省略する。
また、制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性を制御特性一時記憶部19fに記憶している補正制御特性に変更する場合は、制御特性変更手段18を操作すれば、制御特性記憶部19aに記憶されている減速制御特性は、制御特性一時記憶部19fに一時記憶されている補正制御特性に変更される。
したがって、変更後に制御特性選択手段17を制御特性記憶部19aからの制御特性信号が制御信号出力部15bに出力されるように、制御特性選択手段17で制御特性切換部19eを切換えると、表示手段14では図6に図示するような制御特性が表示される。
このように、前記制御特性表示部が補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に重畳させて表示させる表示信号を出力するようにしたものであるから、表示手段に表示される補正位置と補正制御特性を見ながら制御特性調整手段を調整してオペレータの感覚にマッチした減速制御特性を作成することができる。
また、制御特性一時記憶手段に記憶した補正制御特性(すなわち、オペレータの感覚にマッチした減速制御特性)で作業機のアクチュエータを加速あるいは減速制御することができる。
更に、制御特性記憶部に記憶させた制御特性を制御特性一時記憶手段に一時記憶させた補正制御特性(すなわち、オペレータの感覚にマッチした減速制御特性)に変更することができる。
なお、上記第2実施形態では、制御特性調整手段16で調整するときに、図5に図示するように、補正後と補正前の制御特性を重畳して表示するようにしたが、図6に図示するように補正後のみを表示する表示信号を出力するように制御特性表示部19cを構成してもよい。このようにした場合でも、表示手段に表示される補正位置と補正制御特性を見ながら制御特性調整手段を調整してオペレータの感覚にマッチした減速制御特性を作成することができる。
次に、上記実施形態では、制御特性記憶部に記憶されている制御特性として減速制御特性を例に説明したが、加速制御特性を記憶させるようにしてもよい。この場合も、移動式クレーンの作業状態を検出し作業状態の条件によって加速制御制限を行う加速制御特性とするものである。
また、上記実施形態では移動式クレーンを例に説明したが、高所作業車、穴掘建柱車等の作業機の制御装置にも適用できること勿論のことである。
本発明に係る作業機の制御装置の第1実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の制御装置の表示手段に表示される表示画面であって、制御特性画面を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の制御装置の第2実施形態を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の制御装置の表示手段に表示される表示画面であって、補正前制御特性画面を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の制御装置の表示手段に表示される表示画面であって、補正制御特性と補正前制御特性を重畳させた画面を説明する説明図である。 本発明に係る作業機の制御装置の表示手段に表示される表示画面であって、補正制御特性画面を説明する説明図である。 本発明に係る作業機として移動式クレーンを説明する説明図である。
符号の説明
10 アクチュエータ(旋回用油圧アクチュエータ)
11 アクチュエータ駆動手段
12 操作信号出力手段
13 作動状態検出手段
14 表示手段
15 コントローラ
15a 制御特性記憶部
15b 制御信号出力部
15c 制御特性表示部
16 制御特性調整手段
17 制御特性選択手段
18 制御特性変更手段
19 コントローラ
19a 制御特性記憶部
19c 制御特性表示部
19d 制御特性補正部
19e 制御特性切換部
19f 制御特性一時記憶部

Claims (5)

  1. 作業機を作動させるアクチュエータと、アクチュエータを駆動させるアクチュエータ駆動手段と、作業機の作動状態を検出する作動状態検出手段と、操作レバーの操作によってアクチュエータを駆動させる操作信号を出力する操作信号出力手段と、アクチュエータの加速または減速制御特性を表示する表示手段と、コントローラとを備え、
    コントローラは、作業機の作業状態における適切な加速または減速制御特性を記憶し前記作動状態検出手段からの検出信号と前記操作信号出力手段からの操作信号を受けて作業機の状態における適切な加速または減速制御特性信号を出力する制御特性記憶部と、操作信号出力手段からの操作信号と制御特性記憶部から出力される加速または減速制御特性信号の両信号を受けた時に両信号のうち小さい方の信号を制御信号として前記アクチュエータ駆動手段に出力する制御信号出力部と、前記表示手段に前記加速または減速制御特性とこの制御特性中に現在の加速または減速位置を表示させる表示信号を出力する制御特性表示部とを有していることを特徴とする作業機の制御装置。
  2. 前記加速または減速制御特性を変更するための調整信号を出力する制御特性調整手段を配置し、前記コントローラに、制御特性調整手段からの信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求めて前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力する制御特性補正部を配置し、前記制御特性表示部は補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に替えて表示させる表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とする請求項1記載の作業機の制御装置。
  3. 前記加速または減速制御特性を変更するための調整信号を出力する制御特性調整手段を配置し、前記コントローラに、制御特性調整手段からの信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を求めて前記制御特性表示部に補正制御特性信号として出力する制御特性補正部を配置し、前記制御特性表示部は補正制御特性信号を受けて制御特性の補正位置と補正制御特性を前記制御特性に重畳させて表示させる表示信号を出力するよう構成してあることを特徴とする請求項1記載の作業機の制御装置。
  4. 手動で選択操作する制御特性選択手段を配置し、前記コントローラに、前記補正制御特性を一時記憶させる制御特性一時記憶部と、制御特性選択手段からの信号を受けて前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性あるいは制御特性一時記憶部に記憶させた補正制御特性のいずれかに切換え、切換えた制御特性信号を前記制御信号出力部に出力する制御特性切換部とを配置したことを特徴とする請求項2または請求項3記載の作業機の制御装置。
  5. 手動で変更操作する制御特性変更手段を配置し、前記コントローラの前記制御特性一時記憶部は、制御特性変更手段からの信号を受けると前記制御特性記憶部に記憶されている加速または減速制御特性を制御特性一時記憶部に記憶している前記補正制御特性に変更するよう構成してあることを特徴とする請求項4記載の作業機の制御装置。
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