JPH01299200A - 作業車用検出装置の調整制御装置 - Google Patents

作業車用検出装置の調整制御装置

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JPH01299200A
JPH01299200A JP12970788A JP12970788A JPH01299200A JP H01299200 A JPH01299200 A JP H01299200A JP 12970788 A JP12970788 A JP 12970788A JP 12970788 A JP12970788 A JP 12970788A JP H01299200 A JPH01299200 A JP H01299200A
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Masamitsu Tada
多田 正光
Kazuaki Kyohara
和明 鏡原
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Tadano Iron Works Co Ltd
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、作業車用検出装置の調整制御装置に関するも
のである。
(従来技術) 一般に、作業車の中でも特に自走式(ホイール式)の高
所作業車などの場合には、アクスルを張り出していない
状態でブームが側方に旋回(第6図参照)されたりする
と、その時の起伏角とブームの長さによっては後方安定
度が不足して転倒する危険がある。従って、そのような
場合にはブーム起伏角の上限を後方安定性が得られる範
囲に規制する必要がある。
このため一般に上記のような作業車には作業範囲規制装
置等の一種の安全装置が設けられている。
該安全装置は、例えばブームの起伏角やブームの長さ、
旋回角などの作業車の実際の作業状況を表わす物理的要
素を制御パラメータとしてコントロールユニット内に取
り込み、これらの相関関係からマツプ上の安全限界値を
基準として作業範囲を規制するようになっている。
ところで、このような安全装置等の作業車用制御装置で
は、上記ブーム起伏角、ブーム長さ、旋回角等の各種の
作業状態を表わすパラメータを各々検出する各種の検出
装置や又それらに対応した操作レバー側の各種操作レバ
ーの操作量を検出する操作量検出装置等が用いられてい
るが、これらの各種検出装置には一般にポテンショメー
タ式の変位検出器が多く使用されており、その零点調整
やスパン調整を行う較正用調整器は、これまでの所それ
ら各検出器毎にその増幅器部に個別に専用状態で取付け
られているのが一般的であった。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、上記従来の構成のように多数存在する個々の
検出器毎に零点調整器並びにスパン調整器を設けるよう
にしたのでは、必然的に上記調整器の数も多くなり製品
のコストアップ化に繋がるだけでなく、調整操作そのも
のも繁雑となり、場合によっては誤調整を招く恐れがあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の問題を解決することを目的としてなさ
れたものであって、作業車又はその構成部の操作状態、
作動状態等所定の変位状態を検出する複数の変位検出手
段を備え、該変位検出手段によって当該作業車又はその
構成部の操作状態、作動状態等所定の変位状態を検出す
るようにしてなる作業車用検出装置において、上記複数
の変位検出手段に共通に設けられた検出値調整用の調整
手段と、該調整手段を介して調整すべき所定の変位検出
手段を任意に選択する調整対象選択手段と、上記複数の
変位検出手段の検出値の調整係数を夫々個別に記憶する
書き替え可能な調整係数記憶手段と、上記調整対象選択
手段によって選択された所定の変位検出手段の検出値の
調整係数を前記調整手段の調整値によって任意に変更し
、前記調整係数記憶手段にそれまで記憶されていた前記
調整対象選択手段によって選択された所定の変位検出手
段に該当する調整係数に替えて新たに書き替えるための
共通の書き替え信号発生手段とを備えてなるものである
(作 用) 上記本発明の構成では、作業車の作動状態等各種の状態
を検出する複数の変位検出手段に共通な単一の調整手段
と該単一の調整手段に対応して調整対象となる何れか一
つの変位検出手段を選択する調整対象選択手段とを設け
、上記単一の調整手段を上記複数の変位検出手段の各々
に対して共通に使用できるようになすとともに、更に上
記複数の検出手段の各々に対応して当該各検出手段の設
計時等における所定の調整係数を予め記憶させた調整係
数記憶手段と該調整係数記憶手段に予め記↑αされてい
る上記調整係数を、検出対象の状態に応じて上記調整手
段によって調整した検出手段の検出値を基にして上記各
検出手段の実装特性に応じた新たな調整係数を各々演算
し、所定の書き替え信号発生手段を介して上記調整係数
記憶手段に記憶されているそれまでの調整係数と書き換
えるようになっている。
そのため、当該新たに調整係数記憶手段に記憶せしめら
れた上記新しい調整係数は個々の検出手段の実装特性に
正確に対応した適正なものとなる。
(発明の効果) 従って、上記本発明の構成によると、可変抵抗器等の零
調整用又はスパン調整用の調整手段が少なくとも1組あ
れば足り、従来のように個々の検出手段毎に設ける必要
がないので大幅にコストダウンを図ることが可能である
また、調整操作も容易となり、誤調整の恐れら少なくな
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例について図面を参照して詳細に説
明する。該本発明の実施例は、作業車における各種制御
装置の中の一例として先にも述べた例えば高所作業車の
安全装置を選択してシステム構成されている。
第1図は、上記本発明実施例の安全装置が搭載される高
所作業車の概略構成を示す斜視図、また第2図は、同高
所作業車の起伏角制御用の油圧回路図、さらに第3図は
、同本発明の一実施例による高所作業車の安全装置の電
気的な構成を示すブロック図、そして第4図が上記本発
明実施例の要部である各種検出器のゼロ調整およびスパ
ン調整装置の構成を示すブロック図である。また、第5
図および第6図は、上記第3図の安全装置の特性及びそ
の動作を示すグラフ並びに説明図、第7図、第8図は、
上記第4図のゼロ調整・スパン調整動作の例を示すフロ
ーチャートである。
先ず最初に第1図、第2図の構成から説明する。
第1図において、符号1は自走式高所作業車の自走部を
構成する台車であり、この台車lはシャーシ部2とこの
シャーシ部2の前後に設けられた一対の車輪3 a、 
3 aおよび3 b、 3 bとから構成されている。
この各車輪3 a、 3 aおよび3 b、 3 bは
、アクスル拡張構造が採用されており、第6図に鎖線図
示するように必要に応じて両車輪間の間隔が調節される
ようになっている。そして、そのアクスル部分4には、
後述するアクスル非張出状態検出部(図示省略)が設け
られる。
まrこ、シャーシ部2の中央部には、旋回軸5が立設さ
れ、この旋回軸5に対して旋回台6が水平方向に回動(
360°)自在に取付けられている。
旋回軸5は、旋回台6の下部前端側に寄せて位置せしめ
られ、旋回軸5と旋回台6の重心間の距離(後方安定モ
ーメント)を大きく取ることができるようになっている
(第6図参照)。
一方、旋回台6の上部後端側には、ヒンジ部7を介して
油圧式伸縮ブームAの第1ブーム(ベースブーム)8の
下端が起伏自在に支承され、旋回台6と当該第1ブーム
8の中間部との間に設けられたデリックシリンダ9によ
って当該起伏角か制御されるようになっている。
伸縮ブームへのトップブームitの上端部には、高所作
業用のバスケット12が、ブームの起伏角如何に拘わら
ず常に水平状態を保つようにして、しかも水平方向に回
動可能に取り付けられる。
伸縮ブームAの伸縮動作並びに起伏動作は、上記バスケ
ット12内または台車l上の操作部の操作によって行な
われる。
したがって、以上のように構成された図示の高所作業車
は、先ず一般的に任意のブーム起伏角、任意のブーム長
さ(全縮〜全件までの)において、旋回台6の旋回可能
域内の作業が可能となる。
次に、上記高所作業車の起伏角制御機能を第2図を参照
して説明する。
すなわち、第2図は、上記高所作業車の特にブーム起伏
角制御のための油圧回路を示し、符号9は、上述した第
1図のデリックシリンダである。
このデリックシリンダ9のチューブ13側は上述の旋回
台6に枢着され、またシリンダロッド14側は第1ブー
ム8に対して枢着されている。
そして、デリックシリンダ9の起側油室9aは、パイロ
ット制御弁15を介して起伏角制御用の操作バルブ16
に、また池方伏側油室9bは、そのまま操作バルブ16
に接続されている。上記パイロット制御弁15は、常時
は遮断状態にあり法制油路の作動浦圧が所定値以上に高
くなったときに作動して弁を開放する。このパイロット
制御弁15には、またバイパス用のチエツク弁17が並
列接続されている。操作バルブ16は、例えば3位置6
ボートの方向制御弁(切換弁)によって構成されており
、操作レバー18の操作によってスプール19を作動さ
せることにより次の3つの位置の油圧作動方向の切換え
ができるようになっている。
すなわち、先ず中立位置である第1の位置20では、油
圧ポンプ23および油タンク24とデリックシリンダ9
の起倒曲室9aおよび法則油室9bとの連通は共に遮断
された状態にあり、この状態では、デリックシリンダ9
は、8側および伏側共に非作動状態にある。従って、ブ
ームの起伏動作は行なわれない。
次に、操作レバー18の操作によりこの第1の位置20
から第2の位置21に操作バルブ16が切換えられると
、・油圧ポンプ23は、パイロット制御弁15をバイパ
スするヂエツク弁I7を介してデリックシリンダ9の起
側浦室9aに、また浦タンク24は直接デリックシリン
ダ9の法則油室9bに接続される。その結果、シリンダ
ロッド14は、徐々に伸長せしめられ、これに応じて第
1図のブームAが次第に起されて行く(最小起伏角〜最
大起伏角の範囲)。
次に、操作レバー18の操作により、操作バルブ16が
第3の位置22に切換えられると、油圧ポンプ23は、
デリックシリンダ9の法例油室9bに接続され、他方油
圧タンク24はパイロット制御弁15を介してデリック
シリンダ9の起側浦室9aに接続されることになる。そ
の結果、シリンダロッド14は徐々に縮小せしめられ、
これに応じて第1図の伸縮ブームAが次第に倒されて行
く(最大起伏角〜最小起伏角の範囲)。
従って、以上の操作バルブ16の第2・の位置21と第
3の位置22の切換えによって、作業位置に応じて任怠
にブーム起伏角の制御が行なわれる。
一方、上記操作バルブ16およびパイロット制御弁15
の間の流路と油タンク24との間には、電磁バルブ25
が設けられており、この電磁バルブ25は、常時は第1
の位置25aにあってOFF状態(閉弁状態)に維持さ
れており、後述するブーム起伏角の規制制御回路(第3
図)より作動信号が供給された時にONになって第2の
位置25bに切換えられて開弁じ、油圧ポンプ23から
デリックシリンダ9の起倒油室9aに供給される作動油
を浦タンク24に戻すようになっている。
即ち、第3図が上記電磁バルブ25に作動信号を供給す
るブーム起伏角規制のための規制制御回路である。
図中、符号26は、ブームの実際の起伏角変を検出する
ための起伏角度検出手段、27は、ブームの実際の長さ
を検出するためのブーム長さ検出手段、28は、上記車
輪間のアクスル非張出し状態検出手段、29は、伸縮ブ
ームAの旋回状態検出手段である。そして、上記起伏角
度検出手段26、ブーム長さ検出手段27は、例えば第
4図に示すように従来と同様の零調整およびスパン調整
を必要とするポテンショメータにより構成されている。
この第3図の回路によれば先ず、起伏角度検出手段26
により、当該ブームの実際の起伏角θ1がその角度に応
じた電位信号として検出され、この検出信号O2が限界
ブーム長さを出力する限界値出力手段30に供給される
。限界値出力手段30は、例えばあらかじめ演算された
第5図の特性に示すようなブーム起伏角(θ)に対する
一定の後方安定度を得ろための限界ブーム長さ(L)を
記憶しているメモリー手段を備えており、上記検出角0
1に対応する限界ブーム長さり、を読み出して出−力す
る。そして、この出力(Lυは、比較手段31の基準入
力として供給される。
一方、上記ブーム長さ検出手段27は、実際のブームの
長さI−2を検出して当該長さに応じた電位I、¥号を
得、この電位信号を上記比較手段31の比較人力として
供給する。
比較手段31は、上記信号(L 、)と(L?)を各々
入力して、それらの大小を比較し、L、≦L、の場合、
すなわち実際のブームの長さが当該起伏角01における
限界ブーム長さLl以下である場合にI−I(論理値l
)出力を発生し、この出力を3人力AND回路32の第
1の入力として供給する。
又、上記アクスル非張出状態検出手段29は、例えばリ
ミットスイッチよりなり第1図のアクスル4が非拡張状
態にある時に論理値lの1−1出力を、また拡張時には
論理値0のL出力をそれぞれ発生し、この出力を上記3
人力AND回路32の第2の入力として供給する。
さらに、上記旋回状態検出手段29は、例えばリミット
スイッチよりなりブームが第6図の斜線部に示すように
台車lの側方に位置する状態を検出して論理値1の■4
出力を発生し、この出力を上記3人力AND回路32の
第3の人力として供給する。
そして、上記3人力AND回路32は、上記第1〜第3
の人力が全てI]大入力とき、すなわちアクスル4が非
拡張状態でブームAが台車lの側方に位置する第5図鎖
線の状態にあり、実際のブ−ムの長さが当該起伏角θ、
における限界値以下であるときに論理値lのI4出力を
発生し、例えばトランジスタ、補助継N器等よりなるド
ライバ手段34を作動させ、その出力信号によって上記
電磁バルブ25をONにする。この結果、上記第2図の
電磁バルブ25は、第1の位置25aから第2の位置2
5bに切り換えられ、流路を開放して上記操作バルブ1
6とデリックシリンダ9の起倒油室9aの間を油タンク
24に連通させる。このため、油圧ポンプ23よりデリ
ックシリンダ9の起倒油室9aに供給される作動油は油
タンク24に戻されることになり、ブームAの起動作は
その時点で停止する。つまり起伏角の上限規制が行なわ
れて、これにより一定値以上の後方安定度が保たれるこ
とになる。
そして、上記第3図の安全装置において使用されている
起伏角検出手段26、ブーム長さ検出手段27、旋回状
態(角)検出手段29等は、各々ポテンショメータによ
って構成されており、第4図に示すような各々に共通な
単一の零調整およびスパン調整用のゲイン調整手段を備
えて構成されている。
該第4図において、符号40は、上記安全装置用コント
ロールユニットの零点等調整用演算部を示しており、該
演算部40には上記ブーム起伏角度検出手段26とブー
ム長さ検出手段27並びにそれらに共通に設けられた検
出値調整手段46の各出力値をA/D変換するA/D変
換器41.通常のパラメータ検出に使用される検出表示
モートと零点等調整時に使用される調整モードとの2つ
のモードの何れか一方の選択機能を有するモード選択設
定器42と、該モード設定器42で設定されたモードが
調整モードである時において、当該調整状態における上
記検出値調整手段46の調整値に対応した調整係数をメ
モリさせろ調整係数設定用の調整係数設定スイッチ43
との各々の出力を入力するようになっている。また、モ
ード選択設定器42には、調整対象となる検出手段の選
択スイッチと調整内容(零調又はスパン調)選択スイッ
チとが設けられている。
また、該演算部40には先に述べた限界値等の基準デー
タマツプをメモリしている基準値ROM47と、上記調
整モード状態における調整状態をランプ点灯状態によっ
て表示する表示器44と、当該表示器44が上記調整手
段46によって調整された上記何れかの検出手段の検出
値と設計値との一致を表示した時の当該調整モード状態
における調整係数(後述)をそれまでの記憶値に代えて
更新してメモリする書き換え可能なリードオンリーメモ
リ(EEPROM)によって構成された調整係数記憶手
段45とが各々接続されている。
次に該第4図の回路の動作について更に具体的に説明す
る。該回路では、上記モード設定器42の設定モードに
より2種の動作が行われる。
先ず上記モード設定器42で検出表示モードが設定され
た通常の作業状態では、上記演算部40が次のように機
能して上記起伏角度検出手段26並びにブーム長さ検出
手段27の各検出値の当該各検出手段毎の実装状態に於
ける特性差(製作、組立上のバラツキ)に起因する零値
及びスパン値のズレを自動的に較正して正確なブーム起
伏角θ、およびブーム長さLtを検出する。
すなわち、調整係数記憶手段45である上記書き換え可
能なリードオンリーメモリ(EEPrtOM)には後述
する零点等調整動作時において上記各検出手段26.2
7毎の設計上の零値調整係数α1およびスパン値調整係
数β1が各々メモリされている。従って、上記起伏角度
検出手段26およびブーム長さ検出手段27で各々その
実装特性通りの特性値で検出され、A/D変換器41を
介1゜てデジタル信号に変換されたブーム起伏角検出値
θ、およびブーム長さ検出値し、は、上記演算部40に
おいて上記書き換え可能なリードオンリーメモリによっ
て形成されている調整係数記憶手段45から読み出され
た零値調整係数αおよびスパン調整係数βによって上記
実際の検出値θ3.し、を補正して最終的な測定値とす
る。この結果、該測定値は各検出手段26.27の製品
毎の製作上の特性のバラツキが較正された正確なものと
なる。
次に、上記調整係数記憶手段45に上述した零値調整係
敢αおよびスパン調整係数βを記憶させるための方法、
すなわち当該ブーム起伏角再検4出回路の零点等調整動
作について説明する。
この場合には、先ず上記モード選択設定器42の選択モ
ードが調整モードに設定されるとともに当該調整モード
の調整対象、例えば上記本実施例の構成の場合にはブー
ム起伏角θ又はブーム長さしの何れか一方が選択スイッ
チにより選ばれ、それらの各操作の論理積条件が成立す
ると、・上記演算部40は零点等調整用のコントロール
機能に切り換えられる。もちろん、この場合、上記モー
ド選択設定器42の操作ボタンのセツティング態様とし
ては、上記調整モード選択ゲートをコモン入力に設定し
、他方側調整対象選択ゲート(ブーム起伏角、ブーム長
さ)を選択人力とするような設計がなされることは言う
までもなく、そのようにすれば、2つのモード選択、2
つの調整対象の選択の4組の選択操作について2組の操
作ボタンで足りることになる。
そして、上記調整モード選択状態において、今例えば調
整対象選択スイッチにより調整対象として「ブーム長さ
」が選択されたとする。この結果、上記演算部40は、
上述の通り当該ブーム長さの調整用コントロールユニッ
トとして機能するようになる。
該ブーム長さの調整を行う場合においては、先ず当該伸
縮ブームAを全縮状態に維持し、該状態で零調整を行う
。該零調整は、上記ブーム長さ検出手段27のA/D変
換された実際の検出値し。
と上記調整手段46のA/D変換された調整値(当初は
零値)とを加算状態で上記演算部4oに人力してブーム
の長さを演算し、該演算値(加算値)を上記調整係数記
憶手段45に予め基準値として当初より固定的にメモリ
されている設計値(全縮状態における設計上のブーム長
さ・・・これはマニュアル上の実測値と考えてもよい)
と比較する。
そして、該比較状態において、上記検出値調整手段46
を正負両方向に任意に操作して設計値との一致を取る。
その結果、上記演算値と基準となる設計値とが一致すれ
ば上記表示器44が点灯して調整の完了を表示する。従
って、該表示器44の点灯を確認して、この時に上記調
整係数設定スイッチ43を押すと、その時の上記調整手
段46の調整値に対応した所定の零値調整係数αが上記
調整係数記憶手段45に演算部内の書き換え指令手段か
らの書き換え指令信号とともに供給され、調整係数αの
書き換えが行われる。この結果、該新しく書き換えられ
た零値調整係数αは上記ブーム長さ検出手段27の実際
の特性値に応じた適正な較正係数となる。
また上記ブーム長さ検出手段27のスパン調整を行う場
合は、先ず上記伸縮ブーム八を全件状態にセツティング
する。そして、上述の零調整の場合と同様に上記A/D
変換されたブーム長さ検出手段27の検出値と同じ<A
/D変換された上記調整手段46の出力とを加算状態で
入力し上記零調整された零調整係数αを使用してその時
のブーム長さを演算し、該演算値を当該ブーム全件状態
に対応して当初より設定される上記調整係数記憶手段4
5の基準となる設計値と比較する。
その結果、上記演算値が設計値と一致すれば上記表示器
44を点灯させてスパン調整の完了を表示する。そして
、該表示を確認した上で上記調整係数設定スイッチ43
をONにすると、その時の上記調整手段46の調整値に
対応する値がスパン調整係数βとして上記調整係数記憶
手段45に記憶せしめられる。
この結果、該設定されたスパン調整係数βは、上記実際
のブーム長さ検出手段27の製品特性に応じた適正な較
正係数となる。
以上のようにして零調整操作およびスパン調整操作が共
に完了すると、上述のモード設定器42の設定モードを
通常の検出表示モードに切り替えてセットし、通常の作
業が可能な状態に保持什しめる。
以上の動作をフローチャートにして示すと例えば第9図
のようになる。
すなわち、先ずステップSlで操作者の調整モード選択
の事実を判定し、Y E S CR整モード選択)の場
合は次のステップS、で先ず最初に零調整モード表示用
の第1フラグF=Oをセットした後、ステップS、に進
み現在の調整モードが零調整モード(F=0)であるこ
とを上記表示器4の表示ランプの点滅によって表示する
。他方、上記ステップSlでNoの調整モードでない場
合には通常のブーム長さ等検出動作に移る。
また、上記ステップS3で表示器4のランプが上記のよ
うに点滅表示されると、調整操作者はそれを確認の上で
次に検出対象の選択スイッチの操作を行なうことになる
。従って、次にステップS4では、それを前提として何
れか一方の検出手段、例えばブーム長さ検出手段27が
選択されたか否かを判定する。そして、その結果がYE
Sの場合には、続いてステップS6に進んで実際に当該
ブーム長さ検出手段27の検出値し、を読み込む。
一方、上記ステップS4でNoのブーム起伏角検出手段
26が選択された場合には、ステップS6の方に移って
当該ブーム起伏角検出手段26の検出値θを読み込む。
そして、これら検出手段の検出値の読み込みが終了する
と、次にステップS7に進み、上記検出値調整手段46
の調整値を読み込む。続いて、ステップS8で当該検出
値調整手段46を正または負方向に操作して調整補正値
演算のための調整補正操作を行なう。次に、ステップS
8に進んでF=0?、すなわち現在まちがいなく零調整
モードが選択されていることを確認した上でYESの場
合に初めてステップSIGで上記調整係数記憶手段45
に記憶されているブーム長さ検出手段27の零調整用の
設計値を読み込む。他方、Noの場合には、当該ブーム
長さ検出手段27のスパン調整用の設計値を読み込む。
次に以上の各読み込みが完了すると、続いてステップS
1.に進み、上記調整手段46によって調整補正された
上記ブーム長さ検出手段27の検出値と上記設計値とを
比較してそれらの一致状態を判定する。
そして、YES(一致している)の場合にはステップS
 13に進んで上記表示器4のランプを連続点灯状態と
して設計値との一致を操作者に知らせる。
一方、一致しないNoの場合には、一致するまで上記ス
テップS、〜S1!までの動作を繰り返す。
そして、上記のようにランプの連続点灯により、調整補
正された検出値と実際の設計値との一致が表示されると
、操作者は次にステップS14に示されるように調整係
数設定スイッチ43をONにする。
すると、ステップsrsで再び上記零調整モード(F=
0)かスパン調整モード(F’=1)かの判定がなされ
、Y E S (F = Oの零調整)の場合にはステ
ップS +e−S +eの零調整係数の演算・設定動作
に進む一方、No(F=1のスパン調整)の場合にはス
テップS、。〜S、3の図示スパン調整係数の演算・設
定動作の方に進む。そして、各々当該対応する各係数の
書き換え(更新)が終了すると、その事実を例えば相互
に異なった周期の明滅動作で操作者に表示(ステップS
 、、、S 、、)した後、零調整動作の場合には次の
スパン調整動作指示のために上記調整フラグFの値をF
=1に再セットする。他方スパン調整動作の場合には、
零調整・スパン調整共に完了であるためステップS、で
上記表示機4のランプを消灯させて上記全ての調整動作
を終了する(エンド)。
なお、上記第9図のフローチャートの場合には、上記第
4図の調整制御装置の表示器4がランプによる点灯、点
滅表示機能のみしか有さす、具体的な数値表示をなし得
ない場合のシステム動作を示したが、該表示器4が例え
ば液晶デイスプレィのような数値表示手段によって構成
されているような場合には、上記フローチャートは例え
ば第1O図のように変形して構成することもできる。
すなわち、該第10図のフローでは、第9図ステップS
、のランプ点滅動作が数値表示手段の表示数値の点滅と
なっている。また零調整動作やスパン調整動作の表示が
文字または記号表示(ステップS5、S7)で正確に表
示できる他、何よりも検出手段(27,26)の検出値
や調整手段46の調整値を操作者が直接読み取ることか
できる。
従って、例えば第10図のステップS、から次のステッ
プSl!に移る時点では、ステップSllで表示された
数値を直接既知の設計値と操作者が比較判定して、一致
した時点で上記調整係数設定スイッチ43を押して書き
換え指令を発生させ、それを確認した上で確実にメモリ
させるようにすることもできる。このようにしても上記
第9図の場合と略同様の作用、効果を得ることができる
ことはもとより、第9図の場合のような比較手段が不要
で基準となる設計値の入力も必要としなくなり、コスト
の低下が可能となる。
また、上述の説明では、−例として上述した高所作業車
におけるブーム長さ検出手段27の零調整およびスパン
調整について説明したが、これは例えば上記ブーム起伏
角検出手段26の場合の零調整、スパン調整についても
全く同様に適用することができる。
また、もちろん上記した実施例のような高所作業車の場
合のみに限らずクレーン車等の場合にも全く同様に適用
することができ、クレーン車における(a)ブーム長さ
検出手段、(b)ブーム起伏角検出手段、(c)ブーム
負荷検出手段等の零調整並びにスパン調整にも最適なも
のとなる。
さらに、本発明の適用対象は、上記のような安全装置関
係の検出装置等に限られるものではなく、要は何等かの
形で調整またはスパン調整が必要な検出装置の全てに使
用することができるものであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例における高所作業車の概略的
な構成を示す斜視図、第2図は、上記高所作業車のブー
ム起伏角制御用の油圧回路図、第3図は、同高所作業車
の安全装置としてのブーム起伏角規制制御回路のブロッ
ク図、第4図は、同装置の零調整およびスパン調整手段
のブロック図、第5図は、ブーム起伏角とそれに対応す
る限界ブーム長さとの関係を示すメモリデータの特性図
、第6図は、台車とブームとの位置関係を示す平面図、
第7図、第8図は、上記第4図の零調整およびスパン調
整手段の制御動作例を示すフローチャートである。 !・・・・・台車 4・・・・・アクスル 6・・・・・旋回台 25・・・・電磁バルブ 26・・・・起伏角検出手段 27・・・・ブーム長さ検出手段 30・・・・限界値出力手段 31・・・・比較手段 40・・・・零点等調整用演算部 41・・・・A/D変換器 42・・・・モード設定器 43・・・・調整係数設定スイッチ 45・・・・調整係数記憶手段 1  :台車 4  :アクスル 6  :旋回台 25:?Tt磁バルブ 26 :起伏角検出手段 27 :ブーム長さ検出手段 30  : (EJ I?14jp出力手DQ31 :
比較手段 40 :零へ等1111輯用演算部 41 :^/D東換器 42 °モード設定器 43 :調整係数設定スイッチ 45 :、塘整係数記すn手段 (ブーム起伏角)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、作業車又はその構成部の操作状態、作動状態等所定
    の変位状態を検出する複数の変位検出手段を備え、該変
    位検出手段によって当該作業車又はその構成部の操作状
    態、作動状態等所定の変位状態を検出するようにしてな
    る作業車用検出装置において、上記複数の変位検出手段
    に共通に設けられた検出値調整用の調整手段と、該調整
    手段を介して調整すべき所定の変位検出手段を任意に選
    択する調整対象選択手段と、上記複数の変位検出手段の
    検出値の調整係数を夫々個別に記憶する書き替え可能な
    調整係数記憶手段と、上記調整対象選択手段によって選
    択された所定の変位検出手段の検出値の調整係数を前記
    調整手段の調整値によって任意に変更し、前記調整係数
    記憶手段にそれまで記憶されていた前記調整対象選択手
    段によって選択された所定の変位検出手段に該当する調
    整係数に替えて新たに書き替えるための共通の書き替え
    信号発生手段とを備えたことを特徴とする作業車用検出
    装置の調整制御装置。
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