JPH0858921A - 多段フォーク装置および多段フォーク装置付き出し入れ装置 - Google Patents
多段フォーク装置および多段フォーク装置付き出し入れ装置Info
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- JPH0858921A JPH0858921A JP20121594A JP20121594A JPH0858921A JP H0858921 A JPH0858921 A JP H0858921A JP 20121594 A JP20121594 A JP 20121594A JP 20121594 A JP20121594 A JP 20121594A JP H0858921 A JPH0858921 A JP H0858921A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄くかつ軽量に形成した多段フォーク装置
と、この多段フォーク装置を組み込んだ多段フォーク装
置付き出し入れ装置を提供する。 【構成】 中間段可動部26,31,36は、その幅を順次変
え、上位の中間段可動部31,36の少なくとも下部を下位
の中間段可動部26,31に内嵌させて、下位の中間段可動
部26の真上に上位の中間段可動部36が位置することなく
配置でき、フォーク部の厚さを薄く形成した。中間段可
動部26,31,36をスケルトン構造として、多段フォーク
装置20の軽量化を促進した。 【効果】 多段フォーク装置20の小型化を図れ、軽量化
により出退用の作動装置70を小型小動力にでき、装置価
格や消費電力を低下できる。薄い多段フォーク装置20に
より棚1のフォーク作用空間を低くでき、収納効率を向
上できる。キャレッジ15側を軽量化でき、昇降駆動装置
17を小型小動力にできて、装置価格や消費電力を低下で
きる。
と、この多段フォーク装置を組み込んだ多段フォーク装
置付き出し入れ装置を提供する。 【構成】 中間段可動部26,31,36は、その幅を順次変
え、上位の中間段可動部31,36の少なくとも下部を下位
の中間段可動部26,31に内嵌させて、下位の中間段可動
部26の真上に上位の中間段可動部36が位置することなく
配置でき、フォーク部の厚さを薄く形成した。中間段可
動部26,31,36をスケルトン構造として、多段フォーク
装置20の軽量化を促進した。 【効果】 多段フォーク装置20の小型化を図れ、軽量化
により出退用の作動装置70を小型小動力にでき、装置価
格や消費電力を低下できる。薄い多段フォーク装置20に
より棚1のフォーク作用空間を低くでき、収納効率を向
上できる。キャレッジ15側を軽量化でき、昇降駆動装置
17を小型小動力にできて、装置価格や消費電力を低下で
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動倉庫の棚
に対して荷の出し入れを行う出し入れ装置や、定置式の
移載装置や、自走台車上に設けた移載装置などに利用さ
れる多段フォーク装置と、この多段フォーク装置付きの
出し入れ装置に関するものである。
に対して荷の出し入れを行う出し入れ装置や、定置式の
移載装置や、自走台車上に設けた移載装置などに利用さ
れる多段フォーク装置と、この多段フォーク装置付きの
出し入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開平3−133809号公報に見られる自動倉庫が提供され
ている。この従来構成において棚は、上下方向ならびに
水平方向に複数の区画収納空間を有し、各区画収納空間
は奥行方向に二個の荷を収納し得る。棚の前面に沿った
一定経路上を走行自在な受け渡し装置は、走行機体と、
走行機体から立設したポストと、このポスト側に案内さ
れる昇降台と、昇降台に連動する昇降駆動装置と、昇降
台上に横方向で出退自在に配設した前後一対の出し入れ
装置などから構成される。
特開平3−133809号公報に見られる自動倉庫が提供され
ている。この従来構成において棚は、上下方向ならびに
水平方向に複数の区画収納空間を有し、各区画収納空間
は奥行方向に二個の荷を収納し得る。棚の前面に沿った
一定経路上を走行自在な受け渡し装置は、走行機体と、
走行機体から立設したポストと、このポスト側に案内さ
れる昇降台と、昇降台に連動する昇降駆動装置と、昇降
台上に横方向で出退自在に配設した前後一対の出し入れ
装置などから構成される。
【0003】出し入れ装置は多段フォーク形式であっ
て、昇降台上に設けた固定部と、この固定部にガイド機
構(支持ローラやガイドローラなど)を介して支持案内
される最下段可動部と、この最下段可動部にガイド機構
を介して支持案内される下位中間段可動部と、この下位
中間段可動部にガイド機構を介して支持案内される上位
中間段可動部と、この上位中間段可動部にガイド機構を
介して支持案内される最上段可動部などから構成され
る。そして出し入れ装置の出退駆動装置がチェーン形式
で設けられている。
て、昇降台上に設けた固定部と、この固定部にガイド機
構(支持ローラやガイドローラなど)を介して支持案内
される最下段可動部と、この最下段可動部にガイド機構
を介して支持案内される下位中間段可動部と、この下位
中間段可動部にガイド機構を介して支持案内される上位
中間段可動部と、この上位中間段可動部にガイド機構を
介して支持案内される最上段可動部などから構成され
る。そして出し入れ装置の出退駆動装置がチェーン形式
で設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成によ
ると、多段フォーク形式の出し入れ装置は、最下段可動
部に対して下位中間段可動部の幅は狭いが、下位中間段
可動部に対して上位中間段可動部の幅が広いことから、
最下段可動部の真上に上位中間段可動部が位置されるこ
とになり、これによりフォーク部分が厚くなって全体の
大型化を招く。
ると、多段フォーク形式の出し入れ装置は、最下段可動
部に対して下位中間段可動部の幅は狭いが、下位中間段
可動部に対して上位中間段可動部の幅が広いことから、
最下段可動部の真上に上位中間段可動部が位置されるこ
とになり、これによりフォーク部分が厚くなって全体の
大型化を招く。
【0005】また各可動部は、左右一対のレール部と、
両レール部間を連結する平板状の連結部材とにより、戸
板状に構成されていることから、その組み立て作業は容
易に行えず、さらに、それぞれの重量が大きいものにな
り、以て出退駆動装置として大型で大動力のものを使用
しなければならず、装置価格ならびに消費電力の面で問
題があった。
両レール部間を連結する平板状の連結部材とにより、戸
板状に構成されていることから、その組み立て作業は容
易に行えず、さらに、それぞれの重量が大きいものにな
り、以て出退駆動装置として大型で大動力のものを使用
しなければならず、装置価格ならびに消費電力の面で問
題があった。
【0006】このような厚くかつ大型化した出し入れ装
置を使用した受け渡し装置は、その厚さで横方向に出退
動することから、棚の各荷受け板の下方に形成される出
退動用の作用空間(デッドスペース)は、厚さを吸収す
るために上下で高いものになり、以て棚の収納効率が悪
いものになる。
置を使用した受け渡し装置は、その厚さで横方向に出退
動することから、棚の各荷受け板の下方に形成される出
退動用の作用空間(デッドスペース)は、厚さを吸収す
るために上下で高いものになり、以て棚の収納効率が悪
いものになる。
【0007】さらに出し入れ装置の重量が大きいことか
ら吊上げ荷重も大となり、昇降台を昇降させる昇降駆動
装置として、大型で大動力のものを使用しなければなら
ず、装置価格ならびに消費電力の面で問題があった。
ら吊上げ荷重も大となり、昇降台を昇降させる昇降駆動
装置として、大型で大動力のものを使用しなければなら
ず、装置価格ならびに消費電力の面で問題があった。
【0008】本発明の目的とするところは、薄くかつ軽
量に形成し得る多段フォーク装置と、この多段フォーク
装置を組み込んだ多段フォーク装置付き出し入れ装置を
提供する点にある。
量に形成し得る多段フォーク装置と、この多段フォーク
装置を組み込んだ多段フォーク装置付き出し入れ装置を
提供する点にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の多段フォーク装置は、固定部と、複数の中間
段可動部と、最上段可動部とを有する多段フォーク装置
であって、固定部と最下位の中間段可動部との間、上下
の中間段可動部間、最上位の中間段可動部と最上段可動
部との間に、それぞれガイド構造を設け、中間段可動部
群は、その幅を順次変えて、上位の中間段可動部の少な
くとも下部を下位の中間段可動部に嵌合して配置し、前
記可動部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置
を設けている。
第1発明の多段フォーク装置は、固定部と、複数の中間
段可動部と、最上段可動部とを有する多段フォーク装置
であって、固定部と最下位の中間段可動部との間、上下
の中間段可動部間、最上位の中間段可動部と最上段可動
部との間に、それぞれガイド構造を設け、中間段可動部
群は、その幅を順次変えて、上位の中間段可動部の少な
くとも下部を下位の中間段可動部に嵌合して配置し、前
記可動部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置
を設けている。
【0010】また本第2発明の多段フォーク装置は、固
定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動部とを有す
る多段フォーク装置であって、固定部と最下位の中間段
可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間段
可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造を
設け、各中間段可動部はそれぞれ、フォーク出退動方向
に対して直交状の左右方向に一対でかつガイド構造に使
用されるレール体と、両レール体間を連結しかつフォー
ク出退動方向で複数の連結体とにより形成し、前記可動
部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置を設け
ている。
定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動部とを有す
る多段フォーク装置であって、固定部と最下位の中間段
可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間段
可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造を
設け、各中間段可動部はそれぞれ、フォーク出退動方向
に対して直交状の左右方向に一対でかつガイド構造に使
用されるレール体と、両レール体間を連結しかつフォー
ク出退動方向で複数の連結体とにより形成し、前記可動
部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置を設け
ている。
【0011】そして本第3発明は、上記した第1または
第2発明に記載の多段フォーク装置において、中間段可
動部群は、その幅を上位ほど狭く順次変えて、上位の中
間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動部に内
嵌して配置し、各中間段可動部はそれぞれ、左右方向で
一対のレール体と、両レール体の下部間を連結する複数
の連結体とにより形成している。
第2発明に記載の多段フォーク装置において、中間段可
動部群は、その幅を上位ほど狭く順次変えて、上位の中
間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動部に内
嵌して配置し、各中間段可動部はそれぞれ、左右方向で
一対のレール体と、両レール体の下部間を連結する複数
の連結体とにより形成している。
【0012】本第4発明は、上下方向に複数の収納空間
を区画形成した棚の前方に配設され、昇降自在なキャレ
ッジと、前記収納空間に対して出退動すべくキャレッジ
に設けた多段フォーク装置とを有し、この多段フォーク
装置を、固定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動
部とにより構成した多段フォーク装置付き出し入れ装置
であって、多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間
段可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間
段可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造
を設け、中間段可動部群は、その幅を順次変えて、上位
の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動部
に嵌合して配置し、前記可動部群をテレスコピック状に
出退動させる作動装置を設けている。
を区画形成した棚の前方に配設され、昇降自在なキャレ
ッジと、前記収納空間に対して出退動すべくキャレッジ
に設けた多段フォーク装置とを有し、この多段フォーク
装置を、固定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動
部とにより構成した多段フォーク装置付き出し入れ装置
であって、多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間
段可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間
段可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造
を設け、中間段可動部群は、その幅を順次変えて、上位
の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動部
に嵌合して配置し、前記可動部群をテレスコピック状に
出退動させる作動装置を設けている。
【0013】本第5発明は、上下方向に複数の収納空間
を区画形成した棚の前方に配設され、昇降自在なキャレ
ッジと、前記収納空間に対して出退動すべくキャレッジ
に設けた多段フォーク装置とを有し、この多段フォーク
装置を、固定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動
部とにより構成した多段フォーク装置付き出し入れ装置
であって、多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間
段可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間
段可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造
を設け、各中間段可動部はそれぞれ、フォーク出退動方
向に対して直交状の左右方向に一対でかつガイド構造に
使用されるレール体と、両レール体間を連結しかつフォ
ーク出退動方向で複数の連結体とにより形成し、前記可
動部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置を設
けている。
を区画形成した棚の前方に配設され、昇降自在なキャレ
ッジと、前記収納空間に対して出退動すべくキャレッジ
に設けた多段フォーク装置とを有し、この多段フォーク
装置を、固定部と、複数の中間段可動部と、最上段可動
部とにより構成した多段フォーク装置付き出し入れ装置
であって、多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間
段可動部との間、上下の中間段可動部間、最上位の中間
段可動部と最上段可動部との間に、それぞれガイド構造
を設け、各中間段可動部はそれぞれ、フォーク出退動方
向に対して直交状の左右方向に一対でかつガイド構造に
使用されるレール体と、両レール体間を連結しかつフォ
ーク出退動方向で複数の連結体とにより形成し、前記可
動部群をテレスコピック状に出退動させる作動装置を設
けている。
【0014】また本第6発明は、上記した第4または第
5発明に記載の多段フォーク装置付き出し入れ装置にお
いて、中間段可動部群は、その幅を上位ほど狭く順次変
えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中
間段可動部に内嵌して配置している。
5発明に記載の多段フォーク装置付き出し入れ装置にお
いて、中間段可動部群は、その幅を上位ほど狭く順次変
えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中
間段可動部に内嵌して配置している。
【0015】そして本第7発明は、上記した第4〜第6
発明のいずれかに記載の多段フォーク装置付き出し入れ
装置において、棚の各収納空間は奥行方向に複数の荷を
収納自在に形成し、多段フォーク装置は、複数の荷収納
部に対応して出退動すべく構成している。
発明のいずれかに記載の多段フォーク装置付き出し入れ
装置において、棚の各収納空間は奥行方向に複数の荷を
収納自在に形成し、多段フォーク装置は、複数の荷収納
部に対応して出退動すべく構成している。
【0016】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、作動装置
を作動させることで、可動部群を、それぞれのガイド構
造を介して、多段で安定してかつ円滑に出退動させ得
る。そして中間段可動部群は、その幅を順次変えて、上
位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動
部に内嵌させることにより、下位の中間段可動部の真上
に上位の中間段可動部が位置するようなことなく配置し
得、以てフォーク部の厚さを薄く形成し得る。
を作動させることで、可動部群を、それぞれのガイド構
造を介して、多段で安定してかつ円滑に出退動させ得
る。そして中間段可動部群は、その幅を順次変えて、上
位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動
部に内嵌させることにより、下位の中間段可動部の真上
に上位の中間段可動部が位置するようなことなく配置し
得、以てフォーク部の厚さを薄く形成し得る。
【0017】また本第2発明の構成によると、作動装置
を作動させることで、可動部群を、それぞれのガイド構
造を介して、多段で安定してかつ円滑に出退動させ得
る。そして各中間段可動部をスケルトン構造に形成した
ことで、これら中間段可動部、すなわち多段フォーク装
置の軽量化を促進し得る。
を作動させることで、可動部群を、それぞれのガイド構
造を介して、多段で安定してかつ円滑に出退動させ得
る。そして各中間段可動部をスケルトン構造に形成した
ことで、これら中間段可動部、すなわち多段フォーク装
置の軽量化を促進し得る。
【0018】そして本第3発明の構成によると、多段フ
ォーク装置の軽量化を促進し得るものでありながら、中
間段可動部群を、その幅を上位ほど狭く順次変えて、上
位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動
部に内嵌させることにより、フォーク部の厚さを薄く形
成し得るとともに、中間段可動部群の重心を固定部側に
位置させて、出退動をより安定して行える。
ォーク装置の軽量化を促進し得るものでありながら、中
間段可動部群を、その幅を上位ほど狭く順次変えて、上
位の中間段可動部の少なくとも下部を下位の中間段可動
部に内嵌させることにより、フォーク部の厚さを薄く形
成し得るとともに、中間段可動部群の重心を固定部側に
位置させて、出退動をより安定して行える。
【0019】本第4発明の構成によると、キャレッジの
昇降動と、多段フォーク装置の出退動との組合わせ動作
を行うにことよって、棚の目的とする収納空間に対する
荷の受け渡し(入出庫)を行える。その際に多段フォー
ク装置の可動部群は、作動装置を作動させることで、そ
れぞれのガイド構造を介して、多段で安定してかつ円滑
に出退動させ得る。そして中間段可動部群は、その幅を
順次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下
位の中間段可動部に内嵌させることにより、下位の中間
段可動部の真上に上位の中間段可動部が位置するような
ことなく配置し得、以てフォーク部の厚さを薄く形成し
得る。
昇降動と、多段フォーク装置の出退動との組合わせ動作
を行うにことよって、棚の目的とする収納空間に対する
荷の受け渡し(入出庫)を行える。その際に多段フォー
ク装置の可動部群は、作動装置を作動させることで、そ
れぞれのガイド構造を介して、多段で安定してかつ円滑
に出退動させ得る。そして中間段可動部群は、その幅を
順次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下
位の中間段可動部に内嵌させることにより、下位の中間
段可動部の真上に上位の中間段可動部が位置するような
ことなく配置し得、以てフォーク部の厚さを薄く形成し
得る。
【0020】本第5発明の構成によると、キャレッジの
昇降動と、多段フォーク装置の出退動との組合わせ動作
を行うことによって、棚の目的とする収納空間に対する
荷の受け渡し(入出庫)を行える。その際に多段フォー
ク装置の可動部群は、作動装置を作動させることで、そ
れぞれのガイド構造を介して、多段で円滑に出退動させ
得る。そして各中間段可動部をスケルトン構造に形成し
たことで、これら中間段可動部、すなわち多段フォーク
装置の軽量化を促進し得る。
昇降動と、多段フォーク装置の出退動との組合わせ動作
を行うことによって、棚の目的とする収納空間に対する
荷の受け渡し(入出庫)を行える。その際に多段フォー
ク装置の可動部群は、作動装置を作動させることで、そ
れぞれのガイド構造を介して、多段で円滑に出退動させ
得る。そして各中間段可動部をスケルトン構造に形成し
たことで、これら中間段可動部、すなわち多段フォーク
装置の軽量化を促進し得る。
【0021】また本第6発明の構成によると、キャレッ
ジ上の多段フォーク装置の軽量化を促進し得るものであ
りながら、中間段可動部群を、その幅を上位ほど狭く順
次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下位
の中間段可動部に内嵌させることにより、フォーク部の
厚さを薄く形成し得るとともに、中間段可動部群の重心
を固定部側に位置させて、出退動をより安定して行え
る。
ジ上の多段フォーク装置の軽量化を促進し得るものであ
りながら、中間段可動部群を、その幅を上位ほど狭く順
次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を下位
の中間段可動部に内嵌させることにより、フォーク部の
厚さを薄く形成し得るとともに、中間段可動部群の重心
を固定部側に位置させて、出退動をより安定して行え
る。
【0022】そして本第7発明の構成によると、多段フ
ォーク装置は、作動装置を作動させることで多段で出退
動を行うのであり、その際に最上段可動部の突出量を、
固定部の長さにほぼ等しいシングルリーチとすること
で、収納空間の最前部に対する荷の入出庫を行え、また
最上段可動部の突出量を固定部の長さの整数倍とするこ
とで、収納空間の奥部側に対する荷の入出庫を行える。
ォーク装置は、作動装置を作動させることで多段で出退
動を行うのであり、その際に最上段可動部の突出量を、
固定部の長さにほぼ等しいシングルリーチとすること
で、収納空間の最前部に対する荷の入出庫を行え、また
最上段可動部の突出量を固定部の長さの整数倍とするこ
とで、収納空間の奥部側に対する荷の入出庫を行える。
【0023】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。図6、図7において、1は上下方向ならびに横方
向に複数の収納空間2が区画形成された棚で、所定間隔
置きに立設された縦枠3と、これら縦枠3の内側面に取
り付けられた腕木4などから構成され、通路5を置いて
一対が並設されている。前記収納空間2は奥行方向に複
数の荷、ここでは二個の荷6を収納し得るように奥行寸
法Lが設定されている。
する。図6、図7において、1は上下方向ならびに横方
向に複数の収納空間2が区画形成された棚で、所定間隔
置きに立設された縦枠3と、これら縦枠3の内側面に取
り付けられた腕木4などから構成され、通路5を置いて
一対が並設されている。前記収納空間2は奥行方向に複
数の荷、ここでは二個の荷6を収納し得るように奥行寸
法Lが設定されている。
【0024】前記通路5内には、棚1の前面に沿った一
定経路7上を走行自在な出し入れ装置10が配設される。
この出し入れ装置10は、床側レール8に車輪を介して支
持される走行機体11と、走行機体11から立設された一対
のポスト12と、これらポスト12の上端間に設けられかつ
天井側レール9にローラを介して案内される上部フレー
ム13と、両ポスト12の相対向面に設けられた上下方向の
ガイドレール14と、これらガイドレール14に昇降自在に
案内されるキャレッジ15と、このキャレッジ15上に配設
されかつ一定経路7の方向で一対の多段フォーク装置20
と、車輪に連動される走行駆動装置16と、前記キャレッ
ジ15に連動される昇降駆動装置17と、制御盤18などから
構成される。
定経路7上を走行自在な出し入れ装置10が配設される。
この出し入れ装置10は、床側レール8に車輪を介して支
持される走行機体11と、走行機体11から立設された一対
のポスト12と、これらポスト12の上端間に設けられかつ
天井側レール9にローラを介して案内される上部フレー
ム13と、両ポスト12の相対向面に設けられた上下方向の
ガイドレール14と、これらガイドレール14に昇降自在に
案内されるキャレッジ15と、このキャレッジ15上に配設
されかつ一定経路7の方向で一対の多段フォーク装置20
と、車輪に連動される走行駆動装置16と、前記キャレッ
ジ15に連動される昇降駆動装置17と、制御盤18などから
構成される。
【0025】次に前記多段フォーク装置20を図1〜図5
において説明するが、以下においては、一定経路7の方
向に対して直交状のフォーク出退動方向を前後方向Aと
し、そしてフォーク出退動方向に対して直交状の方向、
すなわち一定経路7に沿った方向を左右方向Bとする。
において説明するが、以下においては、一定経路7の方
向に対して直交状のフォーク出退動方向を前後方向Aと
し、そしてフォーク出退動方向に対して直交状の方向、
すなわち一定経路7に沿った方向を左右方向Bとする。
【0026】前記多段フォーク装置20は、キャレッジ15
上に固定された固定部21と、複数の中間段可動部、すな
わち下位中間段可動部26、中位中間段可動部31、上位中
間段可動部36と、最上段可動部41などにより構成されて
いる。そして可動部26,31,36,41群を、前後方向Aに
テレスコピック状に出退動させる作動装置70が設けられ
ている。
上に固定された固定部21と、複数の中間段可動部、すな
わち下位中間段可動部26、中位中間段可動部31、上位中
間段可動部36と、最上段可動部41などにより構成されて
いる。そして可動部26,31,36,41群を、前後方向Aに
テレスコピック状に出退動させる作動装置70が設けられ
ている。
【0027】前記固定部21は、左右方向Bに一対でかつ
断面L字形の側枠体22と、これら側枠体22の下部間を連
結しかつ前後方向Aで三個(複数)配設された長尺板状
の連結体23とにより、スケルトン構造に形成されてい
る。そして固定部21が、前後方向Aの両端に位置した連
結体23を使用してキャレッジ15上に固定されている。こ
こで両側枠体22の内面間が、固定部内幅21WIに設定され
ている。
断面L字形の側枠体22と、これら側枠体22の下部間を連
結しかつ前後方向Aで三個(複数)配設された長尺板状
の連結体23とにより、スケルトン構造に形成されてい
る。そして固定部21が、前後方向Aの両端に位置した連
結体23を使用してキャレッジ15上に固定されている。こ
こで両側枠体22の内面間が、固定部内幅21WIに設定され
ている。
【0028】また下位中間段可動部26も同様であって、
左右方向Bに一対でかつ断面I字形のレール体27と、こ
れらレール体27の下部間を連結しかつ前後方向Aで四個
(複数)配設された長尺板状の連結体28とにより、スケ
ルトン構造に形成されている。そして両レール体27の外
面間となる下位中間段可動部外幅26WOを、前記固定部内
幅21WIよりも狭く、すなわち26WO<21WIに設定すること
で、下位中間段可動部26の中間部から下部が、固定部21
の両側枠体22間に内嵌されている。ここで下位中間段可
動部26における両レール体27の内面間が、下位中間段可
動部内幅26WIに設定されている。
左右方向Bに一対でかつ断面I字形のレール体27と、こ
れらレール体27の下部間を連結しかつ前後方向Aで四個
(複数)配設された長尺板状の連結体28とにより、スケ
ルトン構造に形成されている。そして両レール体27の外
面間となる下位中間段可動部外幅26WOを、前記固定部内
幅21WIよりも狭く、すなわち26WO<21WIに設定すること
で、下位中間段可動部26の中間部から下部が、固定部21
の両側枠体22間に内嵌されている。ここで下位中間段可
動部26における両レール体27の内面間が、下位中間段可
動部内幅26WIに設定されている。
【0029】前記中位中間段可動部31は、左右方向Bに
一対でかつ断面矩形状のレール体32と、これらレール体
32の下部間を連結しかつ前後方向Aで六個(複数)配設
された長尺板状の連結体33とにより、スケルトン構造に
形成されている。そして両レール体32の外面間となる中
位中間段可動部外幅31WOを、前記下位中間段可動部内幅
26WIよりも狭く、すなわち31WO<26WIに設定すること
で、中位中間段可動部31の中間部から下部が、下位中間
段可動部26の両レール体27間に内嵌されている。ここで
中位中間段可動部31における両レール体32の内面間が、
中位中間段可動部内幅31WIに設定されている。
一対でかつ断面矩形状のレール体32と、これらレール体
32の下部間を連結しかつ前後方向Aで六個(複数)配設
された長尺板状の連結体33とにより、スケルトン構造に
形成されている。そして両レール体32の外面間となる中
位中間段可動部外幅31WOを、前記下位中間段可動部内幅
26WIよりも狭く、すなわち31WO<26WIに設定すること
で、中位中間段可動部31の中間部から下部が、下位中間
段可動部26の両レール体27間に内嵌されている。ここで
中位中間段可動部31における両レール体32の内面間が、
中位中間段可動部内幅31WIに設定されている。
【0030】前記上位中間段可動部36は、左右方向Bに
一対でかつ断面I形状のレール体37と、これらレール体
37の下部間を連結しかつ前後方向Aで六個(複数)配設
された長尺板状の連結体38とにより、スケルトン構造に
形成されている。そして両レール体37の外面間となる上
位中間段可動部外幅36WOを、前記中位中間段可動部内幅
31WIよりも狭く、すなわち36WO<31WIに設定すること
で、上位中間段可動部36のほぼ全部が、中位中間段可動
部31の両レール体32間に内嵌されている。
一対でかつ断面I形状のレール体37と、これらレール体
37の下部間を連結しかつ前後方向Aで六個(複数)配設
された長尺板状の連結体38とにより、スケルトン構造に
形成されている。そして両レール体37の外面間となる上
位中間段可動部外幅36WOを、前記中位中間段可動部内幅
31WIよりも狭く、すなわち36WO<31WIに設定すること
で、上位中間段可動部36のほぼ全部が、中位中間段可動
部31の両レール体32間に内嵌されている。
【0031】前記最上段可動部41は、長方形板状の荷支
持体42と、この荷支持体42の下面から垂設されかつ左右
方向Bに一対のブラケット体43とにより形成されてい
る。ここでブラケット体43は断面矩形のレール状であっ
て、その垂設位置は、上位中間段可動部36のレール体37
間に内嵌するように設定されている。
持体42と、この荷支持体42の下面から垂設されかつ左右
方向Bに一対のブラケット体43とにより形成されてい
る。ここでブラケット体43は断面矩形のレール状であっ
て、その垂設位置は、上位中間段可動部36のレール体37
間に内嵌するように設定されている。
【0032】上述したように中間段可動部26,31,36群
は、その幅を上位ほど狭く順次変えることで、すなわち
31WO<26WI、36WO<31WIと順次変えることで、上位の中
間段可動部36,31の少なくとも下部を下位の中間段可動
部31,26に内嵌して配置される。これにより、たとえば
下位中間段可動部26の上部に上位中間段可動部36の下部
を内嵌して位置させた状態にし得、以て多段フォーク装
置20のフォーク部の厚さHを薄く形成し得る。また各可
動部26,31,36がスケルトン構造に形成されることで、
多段フォーク装置20の軽量化が促進される。なお固定部
21がスケルトン構造に形成されることで、より軽量化が
促進される。
は、その幅を上位ほど狭く順次変えることで、すなわち
31WO<26WI、36WO<31WIと順次変えることで、上位の中
間段可動部36,31の少なくとも下部を下位の中間段可動
部31,26に内嵌して配置される。これにより、たとえば
下位中間段可動部26の上部に上位中間段可動部36の下部
を内嵌して位置させた状態にし得、以て多段フォーク装
置20のフォーク部の厚さHを薄く形成し得る。また各可
動部26,31,36がスケルトン構造に形成されることで、
多段フォーク装置20の軽量化が促進される。なお固定部
21がスケルトン構造に形成されることで、より軽量化が
促進される。
【0033】前記固定部21と下位中間段可動部26との間
には、下位中間段可動部26のレール体27を使用したガイ
ド構造45が設けられる。すなわち各連結体23上には、そ
れぞれ左右方向Bで一対の支持ローラ46が、支持部材
(ブラケットやローラ軸からなる。)47を介して遊転自
在に配設され、これら支持ローラ46により、両レール体
27が下方から受け止められる。そして両側枠体22の内面
側で前後方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドロー
ラ48と横振れ防止ローラ49とが対の状態で、それぞれ支
持部材50,51を介して遊転自在に配設されている。これ
らガイドローラ48と横振れ防止ローラ49とは、断面I字
形状の両レール体27の外側溝部に作用すべく配設されて
いる。上記した46〜51によりガイド構造45が構成され
る。
には、下位中間段可動部26のレール体27を使用したガイ
ド構造45が設けられる。すなわち各連結体23上には、そ
れぞれ左右方向Bで一対の支持ローラ46が、支持部材
(ブラケットやローラ軸からなる。)47を介して遊転自
在に配設され、これら支持ローラ46により、両レール体
27が下方から受け止められる。そして両側枠体22の内面
側で前後方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドロー
ラ48と横振れ防止ローラ49とが対の状態で、それぞれ支
持部材50,51を介して遊転自在に配設されている。これ
らガイドローラ48と横振れ防止ローラ49とは、断面I字
形状の両レール体27の外側溝部に作用すべく配設されて
いる。上記した46〜51によりガイド構造45が構成され
る。
【0034】前記下位中間段可動部26と中位中間段可動
部31との間には、下位中間段可動部26のレール体27と中
位中間段可動部31のレール体32とを使用したガイド構造
55が設けられる。すなわち両レール体32の外面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ56と横
振れ防止ローラ57とが対の状態で、それぞれ支持部材5
8,59を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ56と横振れ防止ローラ57とは、両レール体27の
内側溝部に作用すべく配設されている。上記した56〜59
によりガイド構造55が構成される。
部31との間には、下位中間段可動部26のレール体27と中
位中間段可動部31のレール体32とを使用したガイド構造
55が設けられる。すなわち両レール体32の外面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ56と横
振れ防止ローラ57とが対の状態で、それぞれ支持部材5
8,59を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ56と横振れ防止ローラ57とは、両レール体27の
内側溝部に作用すべく配設されている。上記した56〜59
によりガイド構造55が構成される。
【0035】前記中位中間段可動部31と上位中間段可動
部36との間には、中位中間段可動部31のレール体32と上
位中間段可動部36のレール体37とを使用したガイド構造
60が設けられる。すなわち両レール体32の内面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ61と横
振れ防止ローラ62とが対の状態で、それぞれ支持部材6
3,64を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ61と横振れ防止ローラ62とは、断面I字形状の
両レール体37の外側溝部に作用すべく配設されている。
上記した61〜64によりガイド構造60が構成される。
部36との間には、中位中間段可動部31のレール体32と上
位中間段可動部36のレール体37とを使用したガイド構造
60が設けられる。すなわち両レール体32の内面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ61と横
振れ防止ローラ62とが対の状態で、それぞれ支持部材6
3,64を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ61と横振れ防止ローラ62とは、断面I字形状の
両レール体37の外側溝部に作用すべく配設されている。
上記した61〜64によりガイド構造60が構成される。
【0036】前記上位中間段可動部36と最上段可動部41
との間には、上位中間段可動部36のレール体37と最上段
可動部41のブラケット体43とを使用したガイド構造65が
設けられる。すなわち両ブラケット体43の外面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ66と横
振れ防止ローラ67とが対の状態で、それぞれ支持部材6
8,69を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ66と横振れ防止ローラ67とは、断面I字形状の
両レール体37の内側溝部に作用すべく配設されている。
上記した66〜69によりガイド構造65が構成される。
との間には、上位中間段可動部36のレール体37と最上段
可動部41のブラケット体43とを使用したガイド構造65が
設けられる。すなわち両ブラケット体43の外面側で前後
方向Aの四箇所(複数箇所)には、ガイドローラ66と横
振れ防止ローラ67とが対の状態で、それぞれ支持部材6
8,69を介して遊転自在に配設されている。これらガイ
ドローラ66と横振れ防止ローラ67とは、断面I字形状の
両レール体37の内側溝部に作用すべく配設されている。
上記した66〜69によりガイド構造65が構成される。
【0037】前記可動部26,31,36,41群をテレスコピ
ック状に出退動させる作動装置70が設けられる。すなわ
ち作動装置70はラック・ピニオン形式であって、その駆
動源となる正逆駆動自在な駆動装置(減速機付きモータ
やカップリングなど)71は、その出力軸72を左右方向B
として、固定部21の中央の連結体23に固定されている。
そして出力軸72には駆動ギヤ73が固定され、この駆動ギ
ヤ73を納めたギヤケース74が、前記連結体23に取り付け
られている。
ック状に出退動させる作動装置70が設けられる。すなわ
ち作動装置70はラック・ピニオン形式であって、その駆
動源となる正逆駆動自在な駆動装置(減速機付きモータ
やカップリングなど)71は、その出力軸72を左右方向B
として、固定部21の中央の連結体23に固定されている。
そして出力軸72には駆動ギヤ73が固定され、この駆動ギ
ヤ73を納めたギヤケース74が、前記連結体23に取り付け
られている。
【0038】前記ギヤケース74内の中間部には、駆動ギ
ヤ73に噛合される第1中間ギヤ75が遊転自在に設けら
れ、またギヤケース74内の上部には、第1中間ギヤ75に
噛合される第2中間ギヤ76と、この第2中間ギヤ76に噛
合される前後方向Aで一対の下位用ピニオン77とが設け
られる。そして下位中間段可動部26の連結体28の下面間
に亘っては、両下位用ピニオン77が下方から噛合する下
位ラック78が、前後方向Aに沿って設けられている。
ヤ73に噛合される第1中間ギヤ75が遊転自在に設けら
れ、またギヤケース74内の上部には、第1中間ギヤ75に
噛合される第2中間ギヤ76と、この第2中間ギヤ76に噛
合される前後方向Aで一対の下位用ピニオン77とが設け
られる。そして下位中間段可動部26の連結体28の下面間
に亘っては、両下位用ピニオン77が下方から噛合する下
位ラック78が、前後方向Aに沿って設けられている。
【0039】前記固定部21における連結体23群の上面間
には、四角パイプ状の取り付け座79を介して中位増速用
ラック80が、前後方向Aに沿って設けられている。そし
て、この中位増速用ラック80に上方から噛合される中位
用ピニオン81が、前記下位中間段可動部26の連結体28側
に設けられている。ここで中位用ピニオン81は前後方向
Aに一対であって、複数の連結体28間に亘って設けられ
たブラケット82に遊転自在に支持されている。そして両
中位用ピニオン81間を連動させるために、ブラケット82
には複数個(三個)の伝動ギヤ83が遊転自在に取り付け
られている。
には、四角パイプ状の取り付け座79を介して中位増速用
ラック80が、前後方向Aに沿って設けられている。そし
て、この中位増速用ラック80に上方から噛合される中位
用ピニオン81が、前記下位中間段可動部26の連結体28側
に設けられている。ここで中位用ピニオン81は前後方向
Aに一対であって、複数の連結体28間に亘って設けられ
たブラケット82に遊転自在に支持されている。そして両
中位用ピニオン81間を連動させるために、ブラケット82
には複数個(三個)の伝動ギヤ83が遊転自在に取り付け
られている。
【0040】中位中間段可動部31の連結体33の下面間に
亘っては、両中位用ピニオン81が下方から噛合する中位
ラック84が、前後方向Aに沿って設けられている。また
前記下位中間段可動部26における連結体28群の上面間に
は、上位増速用ラック85が、前後方向Aに沿って設けら
れている。そして、この上位増速用ラック85に上方から
噛合される上位用ピニオン86が、前記連結体33側に設け
られている。ここで上位用ピニオン86は前後方向Aに一
対であって、複数の連結体33間に亘って設けられたブラ
ケット87に遊転自在に支持されている。そして両上位用
ピニオン86間を連動させるために、ブラケット87には複
数個(三個)の伝動ギヤ88が遊転自在に取り付けられて
いる。
亘っては、両中位用ピニオン81が下方から噛合する中位
ラック84が、前後方向Aに沿って設けられている。また
前記下位中間段可動部26における連結体28群の上面間に
は、上位増速用ラック85が、前後方向Aに沿って設けら
れている。そして、この上位増速用ラック85に上方から
噛合される上位用ピニオン86が、前記連結体33側に設け
られている。ここで上位用ピニオン86は前後方向Aに一
対であって、複数の連結体33間に亘って設けられたブラ
ケット87に遊転自在に支持されている。そして両上位用
ピニオン86間を連動させるために、ブラケット87には複
数個(三個)の伝動ギヤ88が遊転自在に取り付けられて
いる。
【0041】上位中間段可動部36の連結体38の下面間に
亘っては、両上位用ピニオン86が下方から噛合する上位
ラック89が、前後方向Aに沿って設けられている。また
前記中位中間段可動部31における連結体33群の上面間に
は、最上段増速用ラック90が、前後方向Aに沿って設け
られている。そして、この最上段増速用ラック90に上方
から噛合される最上段用ピニオン91が、前記連結体38側
に設けられている。ここで最上段用ピニオン91は前後方
向Aに一対であって、複数の連結体38間に亘って設けら
れたブラケット92に遊転自在に支持されている。そして
両最上段用ピニオン91間を連動させるために、ブラケッ
ト92には複数個(五個)の伝動ギヤ93が遊転自在に取り
付けられている。
亘っては、両上位用ピニオン86が下方から噛合する上位
ラック89が、前後方向Aに沿って設けられている。また
前記中位中間段可動部31における連結体33群の上面間に
は、最上段増速用ラック90が、前後方向Aに沿って設け
られている。そして、この最上段増速用ラック90に上方
から噛合される最上段用ピニオン91が、前記連結体38側
に設けられている。ここで最上段用ピニオン91は前後方
向Aに一対であって、複数の連結体38間に亘って設けら
れたブラケット92に遊転自在に支持されている。そして
両最上段用ピニオン91間を連動させるために、ブラケッ
ト92には複数個(五個)の伝動ギヤ93が遊転自在に取り
付けられている。
【0042】最上段可動部41の荷支持体42の下面には、
両最上段用ピニオン91が下方から噛合する最上段ラック
94が、前後方向Aに沿って設けられている。以上の71〜
94により作動装置70が構成される。なお多段フォーク装
置20は、各収納空間2に形成された奥行方向で二箇所の
荷収納部に対応して出退動すべく、ダブルリーチ(多段
リーチ)に構成されている。そして、そのダブルリーチ
(多段リーチ)を制御するために、固定部21と下位中間
段可動部26との間には複数の検出装置95が配設され、こ
れら検出装置95は制御盤18に接続されている。
両最上段用ピニオン91が下方から噛合する最上段ラック
94が、前後方向Aに沿って設けられている。以上の71〜
94により作動装置70が構成される。なお多段フォーク装
置20は、各収納空間2に形成された奥行方向で二箇所の
荷収納部に対応して出退動すべく、ダブルリーチ(多段
リーチ)に構成されている。そして、そのダブルリーチ
(多段リーチ)を制御するために、固定部21と下位中間
段可動部26との間には複数の検出装置95が配設され、こ
れら検出装置95は制御盤18に接続されている。
【0043】次に上記実施例の作用を説明する。出し入
れ装置10による基本的な荷6の取り扱いは、一定経路7
上での走行機体11の走行動と、キャレッジ15の昇降動
と、多段フォーク装置20の前後方向Aでの出退動との組
合わせ動作によって行われ、これにより、棚1の目的と
する収納空間2と、棚1の端部外方に設けられた荷受台
100 との間で荷6の受け渡し(入出庫)が行われる。
れ装置10による基本的な荷6の取り扱いは、一定経路7
上での走行機体11の走行動と、キャレッジ15の昇降動
と、多段フォーク装置20の前後方向Aでの出退動との組
合わせ動作によって行われ、これにより、棚1の目的と
する収納空間2と、棚1の端部外方に設けられた荷受台
100 との間で荷6の受け渡し(入出庫)が行われる。
【0044】このとき出し入れ装置10は、作動装置70を
作動させることで多段で突出動または退入動を行うので
あり、その際に最上段可動部41の突出量を固定部21の前
後方向Aでの長さにほぼ等しいシングルリーチとするこ
とで、図6で示すように収納空間2の前部に対する荷6
の入出庫を行え、また図4、図5、図7に示すように、
最上段可動部41の突出量を固定部21の前後方向Aでの長
さのほぼ倍(ほぼ整数倍)となるダブルリーチとするこ
とで、収納空間2の奥部に対する荷6の入出庫を行え
る。
作動させることで多段で突出動または退入動を行うので
あり、その際に最上段可動部41の突出量を固定部21の前
後方向Aでの長さにほぼ等しいシングルリーチとするこ
とで、図6で示すように収納空間2の前部に対する荷6
の入出庫を行え、また図4、図5、図7に示すように、
最上段可動部41の突出量を固定部21の前後方向Aでの長
さのほぼ倍(ほぼ整数倍)となるダブルリーチとするこ
とで、収納空間2の奥部に対する荷6の入出庫を行え
る。
【0045】前記作動装置70の作動は、駆動装置71を正
逆駆動させることで行える。すなわち出力軸72の回転
は、駆動ギヤ73、第1中間ギヤ75、第2中間ギヤ76を介
して一対の下位用ピニオン77に伝達され、これら下位用
ピニオン77が噛合している下位ラック78を送り出すこと
になって、固定部21に対して下位中間段可動部26を一方
に突出動させ得る。
逆駆動させることで行える。すなわち出力軸72の回転
は、駆動ギヤ73、第1中間ギヤ75、第2中間ギヤ76を介
して一対の下位用ピニオン77に伝達され、これら下位用
ピニオン77が噛合している下位ラック78を送り出すこと
になって、固定部21に対して下位中間段可動部26を一方
に突出動させ得る。
【0046】この下位中間段可動部26の一方への突出動
により、中位増速用ラック80に噛合している一対の中位
用ピニオン81が自動的に回転し、これら中位用ピニオン
81に噛合している中位ラック84を送り出すことになっ
て、中位中間段可動部31を一方に突出動させ得る。この
とき、中位中間段可動部31の突出動は下位中間段可動部
26に対して行われることになり、以て固定部21から見た
とき、下位中間段可動部26に対し倍の量(増速)で突出
動される。
により、中位増速用ラック80に噛合している一対の中位
用ピニオン81が自動的に回転し、これら中位用ピニオン
81に噛合している中位ラック84を送り出すことになっ
て、中位中間段可動部31を一方に突出動させ得る。この
とき、中位中間段可動部31の突出動は下位中間段可動部
26に対して行われることになり、以て固定部21から見た
とき、下位中間段可動部26に対し倍の量(増速)で突出
動される。
【0047】そして中位中間段可動部31の一方への突出
動により、上位増速用ラック85に噛合している一対の上
位用ピニオン86が自動的に回転し、これら上位用ピニオ
ン86に噛合している上位ラック89を送り出すことになっ
て、上位中間段可動部36を一方に突出動させ得る。この
ときも前述と同様に、上位中間段可動部36の突出動は中
位中間段可動部31に対して行われる。
動により、上位増速用ラック85に噛合している一対の上
位用ピニオン86が自動的に回転し、これら上位用ピニオ
ン86に噛合している上位ラック89を送り出すことになっ
て、上位中間段可動部36を一方に突出動させ得る。この
ときも前述と同様に、上位中間段可動部36の突出動は中
位中間段可動部31に対して行われる。
【0048】さらに上位中間段可動部36の一方への突出
動により、最上段増速用ラック90に噛合している一対の
最上段用ピニオン91が自動的に回転し、これら最上段用
ピニオン91に噛合している最上段ラック94を送り出すこ
とになって、最上段可動部41を一方に突出動させ得る。
このときも前述と同様に、最上段可動部41の突出動は上
位中間段可動部36に対して行われる。
動により、最上段増速用ラック90に噛合している一対の
最上段用ピニオン91が自動的に回転し、これら最上段用
ピニオン91に噛合している最上段ラック94を送り出すこ
とになって、最上段可動部41を一方に突出動させ得る。
このときも前述と同様に、最上段可動部41の突出動は上
位中間段可動部36に対して行われる。
【0049】以上のように作動装置70を作動させること
で、可動部26,31,36,41群をテレスコピック状に出退
動させ得るのであり、その際にダブルリーチ動の終端部
においては、それぞれ一対の下位用ピニオン77,中位用
ピニオン81,上位用ピニオン86,最上段用ピニオン91
は、その一方のみがラック作用される。
で、可動部26,31,36,41群をテレスコピック状に出退
動させ得るのであり、その際にダブルリーチ動の終端部
においては、それぞれ一対の下位用ピニオン77,中位用
ピニオン81,上位用ピニオン86,最上段用ピニオン91
は、その一方のみがラック作用される。
【0050】そして各可動部26,31,36,41のテレスコ
ピック状の出退動は、それぞれのガイド構造45,55,6
0,65により、上下や左右に不測に揺れたりすることな
く、安定して円滑に行われる。さらに中間段可動部26,
31,36群の幅を上位ほど狭く順次変えて、上位の中間段
可動部36,31の少なくとも下部を下位の中間段可動部3
1,26に内嵌して配置することで、中間段可動部26,3
1,36群の重心を固定部21側に位置させ得、以て出退動
を、より安定して行える。
ピック状の出退動は、それぞれのガイド構造45,55,6
0,65により、上下や左右に不測に揺れたりすることな
く、安定して円滑に行われる。さらに中間段可動部26,
31,36群の幅を上位ほど狭く順次変えて、上位の中間段
可動部36,31の少なくとも下部を下位の中間段可動部3
1,26に内嵌して配置することで、中間段可動部26,3
1,36群の重心を固定部21側に位置させ得、以て出退動
を、より安定して行える。
【0051】上記実施例のように、中間段可動部26,3
1,36群の幅を上位ほど狭く順次変えるなどして、中間
段可動部26,31,36群の重心を固定部21側に位置させる
ことで、出退動をより安定して行えるが、本第1,第
2,第4,第5,第7発明においては、中間段可動部2
6,31,36群の幅を下位ほど狭く順次変えた、逆向き状
の形式も可能である。
1,36群の幅を上位ほど狭く順次変えるなどして、中間
段可動部26,31,36群の重心を固定部21側に位置させる
ことで、出退動をより安定して行えるが、本第1,第
2,第4,第5,第7発明においては、中間段可動部2
6,31,36群の幅を下位ほど狭く順次変えた、逆向き状
の形式も可能である。
【0052】上記実施例では、下位中間段可動部26に対
して中位中間段可動部31の下部を嵌合させるとともに、
中位中間段可動部31に対して上位中間段可動部36のほぼ
全部を嵌合させているが、本第1,第3,第4,第6発
明においては、全てを下部嵌合させたり、全てをほぼ全
部嵌合させたりするなど、その嵌合状態は変形し得るも
のである。また本第2,第5,第7発明においては、中
間段可動部26,31,36群を嵌合させないで配置した形式
であってもよい。
して中位中間段可動部31の下部を嵌合させるとともに、
中位中間段可動部31に対して上位中間段可動部36のほぼ
全部を嵌合させているが、本第1,第3,第4,第6発
明においては、全てを下部嵌合させたり、全てをほぼ全
部嵌合させたりするなど、その嵌合状態は変形し得るも
のである。また本第2,第5,第7発明においては、中
間段可動部26,31,36群を嵌合させないで配置した形式
であってもよい。
【0053】上記実施例では、中間段可動部26,31,36
群をスケルトン構造に形成しているが、本第1,第3,
第4,第7発明においては、中間段可動部26,31,36の
一部または全部を戸板状に形成した実施例も可能であ
る。
群をスケルトン構造に形成しているが、本第1,第3,
第4,第7発明においては、中間段可動部26,31,36の
一部または全部を戸板状に形成した実施例も可能であ
る。
【0054】上記実施例では、多段フォーク装置20を、
棚1の収納空間2に対して奥行方向の複数箇所に作用す
べく構成しているが、すなわち実施例ではダブルリーチ
に構成しているが、本第1〜第6発明においては、棚1
の収納空間2に対して奥行方向の一箇所のみに作用する
形式であってもよい。
棚1の収納空間2に対して奥行方向の複数箇所に作用す
べく構成しているが、すなわち実施例ではダブルリーチ
に構成しているが、本第1〜第6発明においては、棚1
の収納空間2に対して奥行方向の一箇所のみに作用する
形式であってもよい。
【0055】上記実施例では、キャレッジ15に多段フォ
ーク装置20を配設した出し入れ装置10を示しているが、
本第1〜第3発明における多段フォーク装置20は、定置
式の移載装置や自走台車上に設けられる移載装置などに
採用した実施例であってもよい。
ーク装置20を配設した出し入れ装置10を示しているが、
本第1〜第3発明における多段フォーク装置20は、定置
式の移載装置や自走台車上に設けられる移載装置などに
採用した実施例であってもよい。
【0056】上記実施例では、キャレッジ15に対して多
段フォーク装置20を一定経路7の方向で一対配設したダ
ブルフォーク形式の出し入れ装置10を示しているが、本
第4〜第7発明においては、シングルフォーク形式の出
し入れ装置10であってもよい。
段フォーク装置20を一定経路7の方向で一対配設したダ
ブルフォーク形式の出し入れ装置10を示しているが、本
第4〜第7発明においては、シングルフォーク形式の出
し入れ装置10であってもよい。
【0057】上記実施例では、作動装置70としてラック
・ピニオン形式を示したが、本発明においては、チェー
ン・鎖輪形式であってもよい。上記実施例では、一定経
路7上を走行自在な出し入れ装置10を示したが、本第4
〜第7発明においては、定置式で、棚に対してキャレッ
ジ15の昇降のみが行われる出し入れ装置10であってもよ
い。
・ピニオン形式を示したが、本発明においては、チェー
ン・鎖輪形式であってもよい。上記実施例では、一定経
路7上を走行自在な出し入れ装置10を示したが、本第4
〜第7発明においては、定置式で、棚に対してキャレッ
ジ15の昇降のみが行われる出し入れ装置10であってもよ
い。
【0058】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、中間段
可動部群は、下位の中間段可動部の真上に上位の中間段
可動部が位置することなく配置でき、以てフォーク部の
厚さを薄く形成できて、全体の小型化を図ることができ
る。
可動部群は、下位の中間段可動部の真上に上位の中間段
可動部が位置することなく配置でき、以てフォーク部の
厚さを薄く形成できて、全体の小型化を図ることができ
る。
【0059】上記構成の本第2発明によると、各中間段
可動部をスケルトン構造に形成したことで、その組み立
て作業を容易に迅速に行うことができ、さらに中間段可
動部それぞれの軽量化、すなわち多段フォーク装置の軽
量化を促進でき、以て出退用の作動装置として小型で小
動力のものを使用できて、装置価格ならびに消費電力を
低下させることができる。
可動部をスケルトン構造に形成したことで、その組み立
て作業を容易に迅速に行うことができ、さらに中間段可
動部それぞれの軽量化、すなわち多段フォーク装置の軽
量化を促進でき、以て出退用の作動装置として小型で小
動力のものを使用できて、装置価格ならびに消費電力を
低下させることができる。
【0060】また上記構成の本第3発明によると、多段
フォーク装置の軽量化を促進できるとともに、フォーク
部の厚さを薄く形成できるものでありながら、中間段可
動部群の重心を固定部側に位置させることができて、出
退動をより安定して行うことができる。
フォーク装置の軽量化を促進できるとともに、フォーク
部の厚さを薄く形成できるものでありながら、中間段可
動部群の重心を固定部側に位置させることができて、出
退動をより安定して行うことができる。
【0061】上記構成の本第4発明によると、中間段可
動部群は、下位の中間段可動部の真上に上位の中間段可
動部が位置することなく配置できて、フォーク部の厚さ
を薄く形成でき、全体の小型化を図ることができる。こ
のように薄く形成した多段フォーク装置を使用すること
で、棚の各腕木の下方に形成される出退動用の作用空間
(デッドスペース)を、上下で低いものにでき、以て出
し入れ装置が作用する棚は収納効率の良いものにでき
る。
動部群は、下位の中間段可動部の真上に上位の中間段可
動部が位置することなく配置できて、フォーク部の厚さ
を薄く形成でき、全体の小型化を図ることができる。こ
のように薄く形成した多段フォーク装置を使用すること
で、棚の各腕木の下方に形成される出退動用の作用空間
(デッドスペース)を、上下で低いものにでき、以て出
し入れ装置が作用する棚は収納効率の良いものにでき
る。
【0062】上記構成の本第5発明によると、各中間段
可動部をスケルトン構造に形成したことで、中間段可動
部それぞれの軽量化、すなわち多段フォーク装置の軽量
化を促進でき、さらにキャレッジ自体を軽量化できるこ
とから吊上げ荷重を小さくでき、キャレッジを昇降させ
る昇降駆動装置として、小型で小動力のものを使用でき
て、装置価格ならびに消費電力を低下させることができ
る。
可動部をスケルトン構造に形成したことで、中間段可動
部それぞれの軽量化、すなわち多段フォーク装置の軽量
化を促進でき、さらにキャレッジ自体を軽量化できるこ
とから吊上げ荷重を小さくでき、キャレッジを昇降させ
る昇降駆動装置として、小型で小動力のものを使用でき
て、装置価格ならびに消費電力を低下させることができ
る。
【0063】そして上記構成の本第6発明によると、多
段フォーク装置の軽量化を促進できるとともに、フォー
ク部の厚さを薄く形成できるものでありながら、中間段
可動部群の重心を固定部側に位置させることができて、
棚の収納空間に対する出退動、すなわち荷の入出庫をよ
り安定して行うことができる。
段フォーク装置の軽量化を促進できるとともに、フォー
ク部の厚さを薄く形成できるものでありながら、中間段
可動部群の重心を固定部側に位置させることができて、
棚の収納空間に対する出退動、すなわち荷の入出庫をよ
り安定して行うことができる。
【0064】さらに上記構成の本第7発明によると、最
上段可動部の突出量を、固定部の長さにほぼ等しいシン
グルリーチとすることで、収納空間の最前部に対する荷
の入出庫を行うことができ、また最上段可動部の突出量
を固定部の長さの整数倍とすることで、収納空間の奥部
側に対する荷の入出庫を行うことができる。
上段可動部の突出量を、固定部の長さにほぼ等しいシン
グルリーチとすることで、収納空間の最前部に対する荷
の入出庫を行うことができ、また最上段可動部の突出量
を固定部の長さの整数倍とすることで、収納空間の奥部
側に対する荷の入出庫を行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、多段フォーク装置の
一部切り欠き側面図である。
一部切り欠き側面図である。
【図2】同多段フォーク装置の特に寸法関係を示す一部
切り欠き側面図である。
切り欠き側面図である。
【図3】同多段フォーク装置の分解斜視図である。
【図4】同多段フォーク装置付き出し入れ装置の多段フ
ォーク装置部分の平面図である。
ォーク装置部分の平面図である。
【図5】同多段フォーク装置付き出し入れ装置の多段フ
ォーク装置部分の正面図である。
ォーク装置部分の正面図である。
【図6】同多段フォーク装置付き出し入れ装置を使用し
た自動倉庫の平面図である。
た自動倉庫の平面図である。
【図7】同多段フォーク装置付き出し入れ装置を使用し
た自動倉庫の正面図である。
た自動倉庫の正面図である。
1 棚 2 収納空間 6 荷 7 一定経路 10 出し入れ装置 15 キャレッジ 17 昇降駆動装置 20 多段フォーク装置 21 固定部 21WI 固定部内幅 22 側枠体 23 連結体 26 下位中間段可動部 26WO 下位中間段可動部外幅 26WI 下位中間段可動部内幅 27 レール体 28 連結体 31 中位中間段可動部 31WO 中位中間段可動部外幅 31WI 中位中間段可動部内幅 32 レール体 33 連結体 36 上位中間段可動部 36WO 上位中間段可動部外幅 36WI 上位中間段可動部内幅 37 レール体 38 連結体 41 最上段可動部 42 荷支持体 43 ブラケット体 45 ガイド構造 49 横振れ防止ローラ 55 ガイド構造 56 ガイドローラ 57 横振れ防止ローラ 60 ガイド構造 61 ガイドローラ 62 横振れ防止ローラ 65 ガイド構造 66 ガイドローラ 67 横振れ防止ローラ 70 作動装置 71 駆動装置 77 下位用ピニオン 78 下位ラック 80 中位増速用ラック 81 中位用ピニオン 84 中位ラック 85 上位増速用ラック 86 上位用ピニオン 89 上位ラック 90 最上段増速用ラック 91 最上段用ピニオン 94 最上段ラック A 前後方向(フォーク出退動方向) B 左右方向
Claims (7)
- 【請求項1】 固定部と、複数の中間段可動部と、最上
段可動部とを有する多段フォーク装置であって、 固定部と最下位の中間段可動部との間、上下の中間段可
動部間、最上位の中間段可動部と最上段可動部との間
に、それぞれガイド構造を設け、中間段可動部群は、そ
の幅を順次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下
部を下位の中間段可動部に嵌合して配置し、前記可動部
群をテレスコピック状に出退動させる作動装置を設けた
ことを特徴とする多段フォーク装置。 - 【請求項2】 固定部と、複数の中間段可動部と、最上
段可動部とを有する多段フォーク装置であって、 固定部と最下位の中間段可動部との間、上下の中間段可
動部間、最上位の中間段可動部と最上段可動部との間
に、それぞれガイド構造を設け、各中間段可動部はそれ
ぞれ、フォーク出退動方向に対して直交状の左右方向に
一対でかつガイド構造に使用されるレール体と、両レー
ル体間を連結しかつフォーク出退動方向で複数の連結体
とにより形成し、前記可動部群をテレスコピック状に出
退動させる作動装置を設けたことを特徴とする多段フォ
ーク装置。 - 【請求項3】 中間段可動部群は、その幅を上位ほど狭
く順次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を
下位の中間段可動部に内嵌して配置したことを特徴とす
る請求項1または2記載の多段フォーク装置。 - 【請求項4】 上下方向に複数の収納空間を区画形成し
た棚の前方に配設され、昇降自在なキャレッジと、前記
収納空間に対して出退動すべくキャレッジに設けた多段
フォーク装置とを有し、この多段フォーク装置を、固定
部と、複数の中間段可動部と、最上段可動部とにより構
成した多段フォーク装置付き出し入れ装置であって、 多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間段可動部と
の間、上下の中間段可動部間、最上位の中間段可動部と
最上段可動部との間に、それぞれガイド構造を設け、中
間段可動部群は、その幅を順次変えて、上位の中間段可
動部の少なくとも下部を下位の中間段可動部に嵌合して
配置し、前記可動部群をテレスコピック状に出退動させ
る作動装置を設けたことを特徴とする多段フォーク装置
付き出し入れ装置。 - 【請求項5】 上下方向に複数の収納空間を区画形成し
た棚の前方に配設され、昇降自在なキャレッジと、前記
収納空間に対して出退動すべくキャレッジに設けた多段
フォーク装置とを有し、この多段フォーク装置を、固定
部と、複数の中間段可動部と、最上段可動部とにより構
成した多段フォーク装置付き出し入れ装置であって、 多段フォーク装置は、固定部と最下位の中間段可動部と
の間、上下の中間段可動部間、最上位の中間段可動部と
最上段可動部との間に、それぞれガイド構造を設け、各
中間段可動部はそれぞれ、フォーク出退動方向に対して
直交状の左右方向に一対でかつガイド構造に使用される
レール体と、両レール体間を連結しかつフォーク出退動
方向で複数の連結体とにより形成し、前記可動部群をテ
レスコピック状に出退動させる作動装置を設けたことを
特徴とする多段フォーク装置付き出し入れ装置。 - 【請求項6】 中間段可動部群は、その幅を上位ほど狭
く順次変えて、上位の中間段可動部の少なくとも下部を
下位の中間段可動部に内嵌して配置したことを特徴とす
る請求項4または5のいずれかに記載の多段フォーク装
置付き出し入れ装置。 - 【請求項7】 棚の各収納空間は奥行方向に複数の荷を
収納自在に形成し、多段フォーク装置は、複数の荷収納
部に対応して出退動すべく構成したことを特徴とする請
求項4〜6のいずれかに記載の多段フォーク装置付き出
し入れ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121594A JPH0858921A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 多段フォーク装置および多段フォーク装置付き出し入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20121594A JPH0858921A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 多段フォーク装置および多段フォーク装置付き出し入れ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858921A true JPH0858921A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16437259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20121594A Pending JPH0858921A (ja) | 1994-08-26 | 1994-08-26 | 多段フォーク装置および多段フォーク装置付き出し入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0858921A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001658A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 移載装置 |
JP2013252954A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd | スライドフォーク |
CN110963447A (zh) * | 2018-09-30 | 2020-04-07 | 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 | 双深位货叉 |
CN114263382A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-04-01 | 云南昆船智能装备有限公司 | 组合伸缩式货叉结构及巷道堆垛式立体停车系统和方法 |
KR20220045337A (ko) * | 2020-10-05 | 2022-04-12 | 최형식 | 자동물류화창고용 대상물 반출입장치 |
CN114572905A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-06-03 | 中研技术有限公司 | 一种双深位货叉 |
-
1994
- 1994-08-26 JP JP20121594A patent/JPH0858921A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006001658A (ja) * | 2004-06-15 | 2006-01-05 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 移載装置 |
JP2013252954A (ja) * | 2012-06-08 | 2013-12-19 | Mitsubishi Nichiyu Forklift Co Ltd | スライドフォーク |
CN110963447A (zh) * | 2018-09-30 | 2020-04-07 | 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 | 双深位货叉 |
KR20220045337A (ko) * | 2020-10-05 | 2022-04-12 | 최형식 | 자동물류화창고용 대상물 반출입장치 |
CN114263382A (zh) * | 2021-11-25 | 2022-04-01 | 云南昆船智能装备有限公司 | 组合伸缩式货叉结构及巷道堆垛式立体停车系统和方法 |
CN114572905A (zh) * | 2022-03-21 | 2022-06-03 | 中研技术有限公司 | 一种双深位货叉 |
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