JPH085850A - 石英系コーナーミラー導波路とその製造方法 - Google Patents

石英系コーナーミラー導波路とその製造方法

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JPH085850A
JPH085850A JP16068994A JP16068994A JPH085850A JP H085850 A JPH085850 A JP H085850A JP 16068994 A JP16068994 A JP 16068994A JP 16068994 A JP16068994 A JP 16068994A JP H085850 A JPH085850 A JP H085850A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 反射面での凹凸をなくして光の散乱損失の要
因を除去した石英系コーナーミラー導波路とその製造方
法を提供する。 【構成】 基板の上に石英系ガラスの下部クラッド層が
形成され、下部クラッド層の上に石英系ガラスのコア層
が形成され、下部クラッド層およびコア層が所定パター
ンの折れ曲がり導波路2を形成し、所定パターンの折れ
曲がり導波路2を埋め込むように石英系ガラスの上部ク
ラッド層17が形成され、かつ折れ曲がり導波路2のコ
ーナー部2Aの近傍には反射面3Aが形成された石英系
コーナーミラー導波路であって、所定パターンの折れ曲
がり導波路2のコーナー部2Aには反射面3Aと平行
で、かつ所定の間隔を有した導波路コーナー面2Bが形
成されている。 【効果】 反射面にはコア層が直接露出していないから
反射面にコア層およびクラッド層のエッチング処理によ
る凹凸の段差が存在していないので、反射部での散乱損
失が少なくなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光通信に用いられる石
英系導波路に関し、更に詳しくは、コーナーを有する石
英系コーナーミラー導波路とその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】石英系ガラスを構成材料とするコーナー
ミラー導波路は、従来、次のようにして製造されてい
る。その製造方法を、図7乃至図12に基づいて説明す
る。先ず、図7で示すように、例えばSiから成る基板
11の上に、火炎堆積法で、所望厚みの下部クラッド層
前駆体12’を形成し、次いで、その上に、同じく火炎
堆積法で、下部クラッド層12’を構成するガラスとは
別組成の石英ガラスによりコア層前駆体13’を形成し
て基板A’を作成する。この基板A’を加熱してガラス
化し、図8に示す下部クラッド層12とコア層13とか
ら成るスラブ導波路層を形成した。
【0003】その後、この基板Aのコア層13にホトリ
ソグラフィとエッチング処理を施して、コア層13を、
所定パターンのコーナーを有する折れ曲がり導波路に加
工する。即ち、図9に示すようにコア層13の上に、例
えばα−Siをスッパタ法で成膜14を形成し、この上
に折れ曲がり導波路パターンのマスク15を密着してホ
トリソグラフィにより折れ曲がり導波路パターンを形成
して、例えば、反応性イオンエッチング(RIE)や反
応性イオンビームエッチング(RIBE)のようなドラ
イエッチング法でマスクの下以外の成膜14をエッチン
グ除去した後、更に除去した成膜14の下に位置するコ
ア層の13部分をエッチング除去する。その結果、図1
0A、Bで示すように、下部クラッド層12の上には、
所定パターンのコーナーを有する折れ曲がり導波路16
が形成され基板Eが作成される。
【0004】その後に、この基板Eの折れ曲がり導波路
16を埋め込むようにして、火炎堆積法で、例えば前記
下部クラッド層前駆体12’と同じ組成の上部クラッド
層前駆体17’を形成し、それを加熱してガラス化し、
折れ曲がり導波路16よりも屈折率の小さい上部クラッ
ド層17を形成して図11に示す基板Fを作成する。最
後に、基板Fに反射部18を形成するためのエッチング
処理を行う。具体的には、折れ曲がり導波路16を形成
するときと同様の手順で、上部クラッド層17の上に、
例えばα−Siをスッパタ法で成膜し、この上に反射面
パターンのマスクを密着してホトリソグラフィにより反
射面パターンを形成して、例えば、反応性イオンエッチ
ング(RIE)や反応性イオンビームエッチング(RI
BE)のようなドライエッチング法でマスクの下以外の
成膜をエッチング除去した後、更にその下に位置する上
部クラッド層17、コア層13および下部クラッド層1
2の部分をエッチング除去する。その結果、図12で示
すように、折れ曲がり導波路16のコーナーの部分に、
反射面19を有する所定パターンの反射部18が形成さ
れ石英系コーナーミラー導波路が作成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した石
英系コーナーミラー導波路の反射面19は上部クラッド
層17、コア層13および下部クラッド層12にまたが
ってエッチング処理で形成されるが、コア層13とクラ
ッド層17はそれぞれ屈折率を異ならせているため組成
を異ならせている。このため、反射面19を形成するた
めコア層13とクラッド層17を一括して同一条件でエ
ッチング処理した場合、コア層13とクラッド層17の
界面でそれぞれのエッチングレート差により図13に示
すように凹凸が発生する。この凹凸は反射面での光の散
乱損失の要因となり反射特性の劣化を生じさせるという
問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題を解
決し、反射面での凹凸をなくして光の散乱損失の要因を
除去した石英系コーナーミラー導波路とその製造方法を
提供することを目的とする。上記の目的を達成するため
に、本発明は以下のような手段を有している。
【0007】本発明のうち請求項1の石英系コーナーミ
ラー導波路は、基板の上に石英系ガラスの下部クラッド
層が形成され、前記下部クラッド層の上に石英系ガラス
のコア層が形成され、前記下部クラッド層および前記コ
ア層が所定パターンの折れ曲がり導波路を形成し、前記
所定パターンの折れ曲がり導波路を埋め込むように石英
系ガラスの上部クラッド層が形成され、かつ前記折れ曲
がり導波路のコーナー部近傍には反射面が形成された石
英系コーナーミラー導波路であって、前記折れ曲がり導
波路のコーナー部には、前記反射面と平行で所定の間隔
を有した導波路コーナー面が形成されていることを特徴
とする。
【0008】本発明のうち請求項2の石英系コーナーミ
ラー導波路は、導波路コーナー面が反射面に達していな
いことを特徴とする。
【0009】本発明のうち請求項3の石英系コーナーミ
ラー導波路は、反射面は折れ曲がり導波路を形成するそ
れぞれの導波路の中心線を延長した交点より導波路側に
あることを特徴とする。
【0010】本発明のうち請求項4の石英系コーナーミ
ラー導波路の製造方法は、基板の上に火炎堆積法で石英
系ガラスの下部クラッド層前駆体を形成する工程、前記
下部クラッド層の上に火炎堆積法で石英系ガラスのコア
層前駆体を形成する工程、前記下部クラッド層前駆体お
よび前記コア層前駆体を加熱処理を施してガラス化する
工程、前記ガラス化した下部クラッド層およびコア層に
ホトリソグラフィとエッチング処理を施して所定パター
ンのコーナーを有する折れ曲がり導波路を形成する工
程、前記折れ曲がり導波路を埋め込むように火炎堆積法
で石英系ガラスの上部クラッド層前駆体を形成するとと
もに、前記上部クラッド層前駆体に加熱処理を施してガ
ラス化する工程および前記折れ曲がり導波路のコーナー
部に反射面をホトリソグラフィとエッチング処理を施し
て形成する工程を有する石英系コーナーミラー導波路の
製造方法において、前記折れ曲がり導波路の形成工程時
にコーナー部に導波路コーナー面を同時に形成するとと
もに、前記反射面の形成は、前記上部クラッド層を形成
後に前記導波路コーナー面に対して平行で、かつ所定の
間隔を有し、かつその配置として折れ曲がり導波路を形
成するそれぞれの導波路の中心線を、延長した交点より
導波路側にあることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明のうち請求項1乃至請求項3の石英系コ
ーナーミラー導波路によれば、基板の上に石英系ガラス
の下部クラッド層が形成され、下部クラッド層の上に石
英系ガラスのコア層が形成され、下部クラッド層および
コア層が所定パターンの折れ曲がり導波路を形成し、所
定パターンの折れ曲がり導波路を埋め込むように石英系
ガラスの上部クラッド層が形成され、かつ折れ曲がり導
波路のコーナー部近傍には反射面が形成された石英系コ
ーナーミラー導波路であって、所定パターンの折れ曲が
り導波路のコーナー部には反射面と平行で所定の間隔を
有した導波路コーナー面が形成されているので、反射面
にはコア層が直接露出していないから、従来のように反
射面にコア層およびクラッド層のエッチング処理による
凹凸の段差が存在しない。
【0012】本発明のうち請求項4の石英系コーナーミ
ラー導波路の製造方法によれば、基板の上に火炎堆積法
で石英系ガラスの下部クラッド層前駆体を形成する工
程、前記下部クラッド層の上に火炎堆積法で石英系ガラ
スのコア層前駆体を形成する工程、前記下部クラッド層
前駆体および前記コア層前駆体を加熱処理を施してガラ
ス化する工程、前記ガラス化した下部クラッド層および
コア層にホトリソグラフィとエッチング処理を施して所
定パターンのコーナーを有する折れ曲がり導波路を形成
する工程、前記折れ曲がり導波路を埋め込むように火炎
堆積法で石英系ガラスの上部クラッド層前駆体を形成す
るとともに、前記上部クラッド層前駆体に加熱処理を施
してガラス化する工程および前記折れ曲がり導波路のコ
ーナー部に反射面をホトリソグラフィとエッチング処理
を施して形成する工程を有する石英系コーナーミラー導
波路の製造方法において、前記折れ曲がり導波路の形成
工程時にコーナー部に導波路コーナー面を同時に形成す
るとともに、前記反射面の形成は、前記上部クラッド層
を形成後に前記導波路コーナー面に対して平行で、かつ
所定の間隔を有して形成するので、反射面をエッチング
処理する部分にはコア層が存在していないから、反射面
にコア層およびクラッド層のエッチング処理による凹凸
の段差ができない。
【0013】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明す
る。尚、従来のものと同様のものについては従来のもの
と同符号を付して詳細な説明は省略する。
【0014】図1は本発明の石英系コーナー導波路であ
る。1は石英系コーナーミラー導波路、2は折れ曲がり
導波路、3は反射部である。(図1は石英系コーナー導
波路を上面から見た図であるが実際は表面には上部クラ
ッド層があること、またコーナー導波路2等は肉眼では
識別できないが説明上見えるよう図示してある。以下の
図についても同様の部分については同じように図示して
ある。) 折れ曲がり導波路2の折れ曲がりの部分、即ちコーナー
部2Aには導波路コーナー面2Bが設けられている。反
射部3はエッチング処理により形成されている。3Aは
反射面である。反射面3Aは折れ曲がり導波路2のコー
ナー面2Bと所定の間隔を有して平行に設けられてい
る。
【0015】上記の石英系コーナー導波路1は次のよう
な手順で製造される。図2に示すような装置を用いて、
厚さ1mmの4インチ四方の単結晶Si基板11上に火
炎堆積法で火炎加水分解バーナ30により原料ガスを吹
きつけて下部クラッド層12を構成するガラス微粉末の
下部クラッド層前駆体12’を堆積させる。(図におい
て31は排気管である)。更にこのガラス微粉末の下部
クラッド層前駆体12’上にコア層13を構成するガラ
ス微粉末のコア層前駆体13’を図6に示すように堆積
させる。この基板A’(11、12’、13’)を図3
に示すような焼成炉32を用いて図8に示すように透明
ガラス化した。透明ガラス化は、約1300℃前後で行
った。図3において、33はHe及びO2 の導入口であ
る。
【0016】このようにして透明ガラス化したガラス基
板Aのコア層13に図9に示すようにα−Siをスッパ
タ法で成膜14を形成し、この上に折れ曲がり導波路パ
ターンのマスク15を密着してホトリソグラフィにより
折れ曲がり導波路パターンを形成して、例えば、反応性
イオンエッチング(RIE)や反応性イオンビームエッ
チング(RIBE)のようなドライエッチング法でマス
クの下以外のα−Siをエッチング除去した後、更にそ
の下に位置するコア層13の部分をエッチング除去す
る。その結果、図4で示すように、下部クラッド層12
の上には、所定パターンのコーナー部2Aを有する折れ
曲がり導波路2が形成された基板Bが作成される。
【0017】この折れ曲がり導波路2の形成時に、図4
に示すようにコーナー部2Aの部分に導波路コーナー面
2Bも形成する。この導波路コーナー面2Bの形成に当
たって周囲には上部クラッド層は存在していないので、
コア層と上部クラッド層の組成の違いによるコア層と上
部クラッド層のエッチング段差は生じない。次にこの基
板B(11、12、2)について、上部クラッド層17
を図2に示した装置を用いて火炎堆積法でガラス微粉末
を堆積させ上部クラッド層前駆体17’を形成させる。
これを図3で示した焼成炉32に投入して透明ガラス化
し、図5に示す基板C(11、12、2、17)を作成
する。図5は図4におけるL−L断面図である。
【0018】次に、この基板Cに反射面3Aを有する反
射部3をエッチング処理により形成する。このエッチン
グ処理は図4に示した折れ曲がり導波路2を形成する方
法と同様の方法で基板Cの上部クラッド層17にα−S
iをスッパタ法で成膜し、この上に反射部パターンのマ
スクを密着してホトリソグラフィにより反射部パターン
を形成して、例えば、反応性イオンエッチング(RI
E)や反応性イオンビームエッチング(RIBE)のよ
うなドライエッチング法でマスクの下以外のα−Siを
エッチング除去した後、更にその下に位置する上部クラ
ッド層17の部分をエッチング除去する。
【0019】その結果、図1で示すように、上部クラッ
ド層17の部分には、所定パターンの反射面3Aを有す
る反射部3が形成された石英系コーナーミラー導波路が
作成される。尚、反射部3の形成に当たっては、反射面
3Aが折れ曲がり導波路2の導波路コーナー面2Bと平
行で、かつ所定の間隔、例えば3μm以下の間隔を有し
て正確にエッチング処理されることが必要である。反射
部3の反射面3Aの位置を正確に決める一例として折れ
曲がり導波路2の形成時に位置合わせマークを形成して
置き、この位置合わせマークを形成したパターンを用い
て上部クラッド層17に転写して上部クラッド層17に
深さ0.1〜0.6μm程度の位置合わせマークをエッ
チング処理で形成し、その後に前述の基板Cの上部クラ
ッド層17にα−Siをスッパタ法で成膜し、上記の位
置合わせマークを基にして、この上に反射部パターンの
マスクを密着してホトリソグラフィにより反射部パター
ンを形成すると精度良く反射部3を形成することができ
る。
【0020】図6は折れ曲がり導波路2のコーナー部2
Aと反射部3の部分の拡大図で、反射部3は各折れ曲が
り導波路2の中心線の延長線の交点より折れ曲がり導波
路2側に設けられている。このような位置関係であると
コーナー部3Bでの反射効率が良い。また、折れ曲がり
導波路2のコーナー面2Bと反射部3の反射面3Aの間
隔が3μm以下の範囲内であると、コーナー部3Bでの
反射特性が優れたものとなる。上記実施例において、エ
ッチングマスクとしてα−Siを用いたがエッチングマ
スクはα−Siに限るものではなく、マスク材として周
知のもの、例えばポリイミドを使用しても良い。
【0021】
【発明の効果】本発明のうち請求項1乃至請求項3の石
英系コーナーミラー導波路によれば、基板の上に石英系
ガラスの下部クラッド層が形成され、下部クラッド層の
上に石英系ガラスのコア層が形成され、下部クラッド層
およびコア層が所定パターンのコーナー導波路を形成
し、所定パターンの折れ曲がり導波路を埋め込むように
石英系ガラスの上部クラッド層が形成され、かつ折れ曲
がり導波路のコーナー部には反射面が形成された石英系
コーナーミラー導波路であって、所定パターンの折れ曲
がり導波路のコーナー部近傍には反射面と平行で、かつ
所定の間隔を有した導波路コーナー面が形成されている
ので、反射面にはコア層が直接露出していないから反射
面にコア層およびクラッド層のエッチング処理による凹
凸の段差が存在していないので、反射部での散乱損失が
少なくなっている。
【0022】また、本発明のうち請求項4の石英系コー
ナーミラー導波路の製造方法によれば、基板の上に火炎
堆積法で石英系ガラスの下部クラッド層前駆体を形成す
る工程、前記下部クラッド層の上に火炎堆積法で石英系
ガラスのコア層前駆体を形成する工程、前記下部クラッ
ド層前駆体および前記コア層前駆体を加熱処理を施して
ガラス化する工程、前記ガラス化した下部クラッド層お
よびコア層にホトリソグラフィとエッチング処理を施し
て所定パターンのコーナーを有する折れ曲がり導波路を
形成する工程、前記折れ曲がり導波路を埋め込むように
火炎堆積法で石英系ガラスの上部クラッド層前駆体を形
成するとともに、前記上部クラッド層前駆体に加熱処理
を施してガラス化する工程および前記折れ曲がり導波路
のコーナー部に反射面をホトリソグラフィとエッチング
処理を施して形成する工程を有する石英系コーナーミラ
ー導波路の製造方法において、前記折れ曲がり導波路の
形成工程時にコーナー部に導波路コーナー面を同時に形
成するとともに、前記反射面の形成は、前記上部クラッ
ド層を形成後、前記導波路コーナー面に対して平行で、
かつ所定の間隔を有して形成するので、反射面をエッチ
ング処理する部分にはコア層が存在していないから、反
射面にコア層およびクラッド層のエッチング処理による
凹凸の段差ができないので、反射部での散乱損失を少な
くすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の石英系コーナーミラー導波路の一実施
例を示す上面図である。
【図2】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法に使用する装置の説明図である。
【図3】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法に使用する他の装置の説明図である。
【図4】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法を示す工程の一部の説明図である。
【図5】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法を示す工程の一部の説明図で図4のL−L線の位置で
の断面図である。
【図6】本発明の石英系コーナーミラー導波路の一部を
拡大した説明図である。
【図7】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法を示す工程の一部の説明図である。
【図8】本発明の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法を示す工程の一部の説明図である。
【図9】従来の石英系コーナーミラー導波路の製造方法
を示す工程の一部の説明図である。
【図10】図Aは従来の石英系コーナーミラー導波路の
製造方法を示す工程の一部の説明図、図Bは図AのL−
L線の部分の断面図である。
【図11】従来の石英系コーナーミラー導波路の製造方
法を示す工程の一部の説明図である。
【図12】従来の石英系コーナーミラー導波路の斜視図
である。
【図13】従来の石英系コーナーミラー導波路の一部を
拡大した説明図である。
【符号の説明】
1 石英系コーナーミラー導波路 2 折れ曲がり導波路 2A コーナー部 2B 導波路コーナー面 3 反射部 3A 反射面 11 基板 12 下部クラッド層 12’ 下部クラッド層前駆体 13 コア層 13’ コア層前駆体 17 上部クラッド層 17’ 上部クラッド層前駆体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の上に石英系ガラスの下部クラッド
    層が形成され、前記下部クラッド層の上に石英系ガラス
    のコア層が形成され、前記下部クラッド層および前記コ
    ア層が所定パターンの折れ曲がり導波路を形成し、前記
    所定パターンの折れ曲がり導波路を埋め込むように石英
    系ガラスの上部クラッド層が形成され、かつ前記折れ曲
    がり導波路の折れ曲がり部近傍には反射面が形成された
    石英系コーナーミラー導波路であって、前記折れ曲がり
    導波路の折れ曲がり部には、前記反射面と平行な導波路
    コーナー面が形成されていることを特徴とする石英系コ
    ーナーミラー導波路。
  2. 【請求項2】 前記折れ曲がり導波路のコーナー面は、
    前記反射面に達してないことを特徴とする請求項1記載
    の石英系コーナーミラー導波路。
  3. 【請求項3】 前記反射面は、折れ曲がり導波路を形成
    するそれぞれの導波路の中心線を延長した交点より導波
    路側にあることを特徴とする請求項1乃至請求項2記載
    の石英系コーナーミラー導波路。
  4. 【請求項4】 基板の上に火炎堆積法で石英系ガラスの
    下部クラッド層前駆体を形成する工程、前記下部クラッ
    ド層の上に火炎堆積法で石英系ガラスのコア層前駆体を
    形成する工程、前記下部クラッド層前駆体および前記コ
    ア層前駆体を加熱処理を施してガラス化する工程、前記
    ガラス化した下部クラッド層およびコア層にホトリソグ
    ラフィとエッチング処理を施して所定パターンのコーナ
    ーを有する折れ曲がり導波路を形成する工程、前記折れ
    曲がり導波路を埋め込むように火炎堆積法で石英系ガラ
    スの上部クラッド層前駆体を形成するとともに、前記上
    部クラッド層前駆体に加熱処理を施してガラス化する工
    程および前記折れ曲がり導波路のコーナー部に反射面を
    ホトリソグラフィとエッチング処理を施して形成する工
    程を有する石英系コーナーミラー導波路の製造方法にお
    いて、前記折れ曲がり導波路の形成工程時にコーナー部
    に導波路コーナー面を同時に形成するとともに、前記反
    射面の形成は前記上部クラッド層を形成後、前記導波路
    コーナー面に対して平行で、かつ所定の間隔を有して形
    成することを特徴とする石英系コーナーミラー導波路の
    製造方法。
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