JPH0858421A - 耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構 - Google Patents

耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構

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JPH0858421A
JPH0858421A JP6214296A JP21429694A JPH0858421A JP H0858421 A JPH0858421 A JP H0858421A JP 6214296 A JP6214296 A JP 6214296A JP 21429694 A JP21429694 A JP 21429694A JP H0858421 A JPH0858421 A JP H0858421A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルレバーを操作するときに、高速か
ら低速に移行し、且つクラッチを切り(OFF)状態に
する過程を滑らかに行うこと。 【構成】 耕耘機において略左右対称の握手部2,2を
有する操作ハンドルAの一方の握手部2にスロットルレ
バーA1 及びクラッチレバーA2 を設けること。スロッ
トルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内方
に向かうに従い高速域から減速域となるように操作可能
とし、クラッチレバーA2 には操作ハンドルAの内方側
に突出する切放し用押圧部4を設けること。クラッチレ
バーA2 を入り(ON)状態及び切り(OFF)状態に
適宜保持できるようにし、且つ入り(ON)状態のとき
には前記切放し用押圧部4は握手部2断面の上端位置付
近としてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スロットルレバーを操
作するときに、高速から低速に移行し、且つクラッチを
切り(OFF)状態にする過程を滑らかに行うことがで
きる耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】耕耘機(エンジン搭載)において、エン
ジンをかけ、耕耘機を前進させて作業させるための基本
動作は、先ず耕耘機の後部に位置する操作ハンドルの握
手部の近くに原動機(エンジン)の動力を伝達させるた
めのクラッチレバーが設けられている。そのクラッチレ
バーを前に押すとクラッチが入り、引くとクラッチが切
れる。そのクラッチレバーとともに、左右いずれかの操
作ハンドル握手部にエンジン回転を調節する内引き式の
スロットルレバーが設けられている。その耕耘機の操作
ハンドル握手部に設けられたクラッチレバーを握ること
によりクラッチが入り、ノックレバーがスプリングの作
用により自動的に作用して連続運転の状態となる。
【0003】次に、クラッチを切るには、クラッチレバ
ーを握りながらノックレバーに指を伸ばして握ると固定
状態から解除され、クラッチレバーを離すと自然にクラ
ッチが切れる構造となっている。その操作ハンドル握手
部にクラッチレバーを設けた反対側の操作ハンドル握手
部にエンジン回転を調節するスロットルレバーが設けら
れている。この作業のときに、耕耘機のバック走行によ
る危険が生じた場合にクラッチレバーを放すと、クラッ
チが切れるようになっている。また、それと共に、耕耘
機の操作ハンドルの握手部にエンジンの電源をオン(O
N),オフ(OFF)させるスイッチや、操作ハンドル
の適宜の位置に、エンジンの電源を切るためのボタン類
が設けてある。
【0004】その耕耘機を後退(バック走行)させるに
は、クラッチを切り変速機構をバックにしてから、クラ
ッチを入れて、耕耘機を後退(バック走行)させる。し
かし、操作ハンドルの左手の握手部には主クラッチを設
け、その反対側の右手握手部にはバック走行専用のレバ
ーを設け、このレバーを握るとバック機構が作動して耕
耘機がバック走行し、レバーを放すと、バック走行が停
止するようになっているものがある。
【0005】このような耕耘機は、後退(バック走行)
のときの危険を防止しようと考えて、アイデア的に良い
ように思われるが、実際に運転してみると、レバーを握
り、耕耘機がバック走行して危険を感じた時、慌ててク
ラッチを切ろうとするために、反射的に主クラッチレバ
ーを切ろうとし、そのときにレバーを放してしまい、主
クラッチを入れてしまう等の誤操作となることがある。
このとき、耕耘機が前進する場合があり、作業員が驚い
てバックレバーを握ってしまうことがあり、バック走行
の危険を防ごうとして考えられたことがマジックハンド
のようになり、かえって仇となることがある。
【0006】また、操作ハンドル握手部クラッチ(入
り,切り)2本のクラッチレバーを設け、操作部から親
指を伸ばして操作部より上がった所にあるレバーの先端
部に手(親指)を伸ばし、下へ押さえるとクラッチが入
る。このとき、クラッチ切りレバーが跳ね上がる。クラ
ッチを切るにはこのレバーを押し下げることによりクラ
ッチが切れる。また、一本のクラッチレバーでは、その
クラッチレバーを指で跳ね上げると、クラッチが入り、
またハンドルの握手部より上に上がったレバーを手
(指)を伸ばして押さえるとクラッチが切れる。そし
て、エンジン回転を調節させるスロットルレバーは反対
側のハンドル握手部に内引きタイプのものが設けられて
いる。
【0007】また、耕耘機がバック走行中に危険状態と
なったときに、手(指)を伸ばして、或いは耕耘機を運
転している作業員の身体に触れるとエンジンの電源が切
れ、エンジンを停止させるようになっている。また、耕
耘機の操作ハンドル握手部とは別の部分にバック装置の
レバーハンドルが設けられ、レバーハンドルによりバッ
ク装置に作用し、耕耘機がバック走行を始め、速度が次
第に遅くなるようにしたタイプのものが存在し、危険性
に対し、耕耘機の操作ハンドルにおいて対処せんとした
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来タイプの耕耘機で
は、スロットルレバーによる,高速から低速に移動する
操作と、クラッチレバーにおける入り(ON)状態から
切り(OFF)状態の操作とは必ずしも一連の動作で行
えるものとはいえない。そのために、スロットルレバー
の操作にて高速域から低速域にし、クラッチレバーを切
り(OFF)状態にして停止させるにしても、連続性の
ある滑らかな操作ができなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで発明者は、前記課
題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その発明
を、耕耘機において略左右対称の握手部を有する操作ハ
ンドルの一方の握手部にスロットルレバー及びクラッチ
レバーを設け、スロットルレバーのレバー杆は、操作ハ
ンドルの内方に向かうに従い高速域から減速域となるよ
うに操作可能とし、クラッチレバーには操作ハンドルの
内方側に突出する切放し用押圧部を設け、クラッチレバ
ーを入り状態及び切り状態に適宜保持できるようにし、
且つ入り状態のときには前記切放し用押圧部は握手部断
面の上端位置付近としてなる耕耘機におけるスロットル
及びクラッチレバー機構等としたことにより、作業員は
スロットルレバーにて高速域から低速域への速度制御を
行うとともに、クラッチレバーを切り(OFF)の状態
にするまでをほとんど片手の指一本のみで連続的に行う
ことができ、その操作性を著しく向上させ、且つ操作時
の誤動作防止及び安全性をもたらすことができ、前記の
課題を解決したものである。
【0010】
【作用】まず、操作ハンドルAにおいて、作業員はスロ
ットルレバーA1 及びクラッチレバーA2 を備えた握手
部2を握り、親指fにてクラッチレバーA2 のレバー杆
7を回転させて高速域から低速域に速度の制御をする。
また、この段階ではクラッチレバーA2 は入り(ON)
の状態に保持されている。図6ではこのクラッチレバー
2 が入り(ON)の状態にあること、及び作業員が親
指fにてスロットルレバーA1 のレバー杆7を高速域か
ら低速域に向かって操作しようとするところを示してい
る。また、図10(a)では作業員が親指fにてレバー
杆7を高速域(実線)から低速域(想像線)に移動させ
る工程を握手部2の断面図として示している。
【0011】次に、作業員は親指fにてスロットルレバ
ーA1 のレバー杆7を低速域にまで移動させると、その
まま親指fをレバー杆7を乗り越えてクラッチレバーA
2 の切放し用押圧部4に移動させ、その親指fを切放し
用押圧部4の押圧用屈曲片4b上に置く〔図7,図10
(b)参照〕。そして、切放し用押圧部4をその親指f
にて押圧することで、クラッチレバーA2 の入り(O
N)状態の保持が解除されて、クラッチレバーA2 のレ
バー部3は下方に移動し、クラッチの切り(OFF)の
状態となる〔図8,図10(c)参照〕。また、保持レ
バーA3 を使用した実施例では、上記同様にスロットル
レバーA1 のレバー杆7を高速域から低速域に移動さ
せ、そのまま親指fにて前記保持レバーA3 を押圧して
クラッチレバーA2 を解除するものである〔図14
(a)及び(b)参照〕。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。まず、操作ハンドルAはエンジンを搭載した箇所
のフレーム(エンジン及びフレームは一般の耕耘機の全
てに共通したものであるために図示は省略する)から後
方に設けられ、上下方向に昇降し、適宜の位置で固定自
在となる。そして、操作ハンドルAは操作する作業員に
対して、最も適した位置に設定することができる。その
操作ハンドルAは、図4,図5等に示すように、左右対
称状に配置されたハンドル杆部1,1の先端より握手部
2,2が設けられている。そのいずれか一方の握手部2
にはスロットルレバーA1 及びクラッチレバーA2 が設
けられている。即ち、スロットルレバーA1 及びクラッ
チレバーA2 が一組となって右側の握手部2(図4及び
図5参照)、或いは左側の握手部2(図15参照)に設
けられる。
【0013】そのクラッチレバーA2 は、図1,図2等
に示すように、レバー部3と切放し用押圧部4とからな
り、その切放し用押圧部4のレバー部3は、操作ハンド
ルAの内方側に向かって形成されている(図4,図5参
照)。即ち、操作ハンドルAの左右対称のハンドル杆部
1,1及びこれに続く握手部2,2において、一方の握
手部2に設けたクラッチレバーA2 の切放し用押圧部4
は他方側の握手部2に向かって突出するように形成され
ている。
【0014】その切放し用押圧部4は、レバー部3の略
中間部分に形成されているものであり、さらに切放し用
押圧部4の具体的構造としてはレバー部3より、略垂直
状に立ち上がる立上り片4aが形成され、該立上り片4
aの上端に押圧用屈曲片4bが形成されている。その押
圧用屈曲片4bは作業員が親指fにて容易に押圧するこ
とができる程度の広さを有している(図1,図2等参
照)。さらに、クラッチレバーA2 を入り(ON)状態
としたときには、その切放し用押圧部4の押圧用屈曲片
4bの位置は、図2に示すように、握手部2の軸方向に
おける軸心線c−cよりは握手部2の半径程度の分量h
程高い位置にあることが好ましい。即ち、握手部2の断
面の上端位置付近と略同一となるようにすることが好ま
しい。これはそれぞれの作業員により若干異なるもの
で、略握手部2の断面の中間よりも上側寄りにあればよ
く、それよりも多少の上下に位置を変更させることもあ
る。この変更できるのは、スロットルレバーA1 のレバ
ー杆7の高さ位置よりも低い範囲内であることが必要で
ある。
【0015】その握手部2に対してクラッチレバーA2
の入り(ON)状態は、その握手部2に近接した状態で
あり、この状態を具体的に示すと図1及び図2に示すよ
うにクラッチレバーA2 が実線で示されている。また、
クラッチレバーA2 の切り(OFF)状態は、握手部2
より離間した状態であって、図1及び図2では想像線
(鎖線)で示している。そして、クラッチレバーA2
入り(ON)状態及び切り(OFF)状態は保持できる
ようになっている。その具体的な構造としては、クラッ
チレバーA2 と握手部2との枢支点Pの位置に対してク
ラッチレバーA2のクラッチワイヤwの引張力線が上下
することにより、入り(ON)状態及び切り(OFF)
状態を適宜に保持することができるものである(図2参
照)。
【0016】また、そのクラッチレバーA2 のレバー部
3を常時切り(OFF)の状態に保持するための切放し
用弾性体12をレバー部3の枢支点P付近と操作ハンド
ルAのハンドル杆部1との間に設けた実施例が存在する
(図11参照)。その切放し用弾性体12の復元力で、
クラッチレバーA2 のレバー部3の前部が上方に引き上
げられ、レバー部3の後部が下がり、クラッチの切り
(OFF)の状態となるものである。
【0017】次に、スロットルレバーA1 は図1乃至図
3等に示すように、スロットル回転部6にレバー杆7が
形成され、前記スロットル回転部6にはカバーが設けら
れている。そのスロットルレバーA1 のレバー杆7の操
作により耕耘機の速度制御を行うものである。そして、
高速域から低速域のエンジン回転の制御は、レバー杆7
を、操作ハンドルAの外方から内方に向かって回転させ
ることによりできるものである。即ち、スロットルレバ
ーA1 が設けられている握手部2に対してレバー杆7を
他方側の握手部2側に回転させることで高速域から低速
域に速度制御することができるようになっている。
【0018】さらに、そのスロットルレバーA1 を右側
の握手部2と左側の握手部2に設けた場合について説明
すると、まず図4,図5に示すように、右側の握手部2
にスロットルレバーA1 を設けた場合では、レバー杆7
は時計方向に回転させることで高速域から低速域になる
ものである。即ち、右側の握手部2に設けたスロットル
レバーA1 のレバー杆7を時計方向に回転させること
は、操作ハンドルAの外方から内方に向かってレバー杆
7を回転させることになる。これは、図3においてレバ
ー杆7の高速域から低速域への制御回転方向を想像線に
よる矢印で示している。そのレバー杆7が低速域に達し
たときには、レバー杆7が前記クラッチレバーA2 の切
放し用押圧部4に近接することとなる。
【0019】また、図15,図16では操作ハンドルA
の左側の握手部2にスロットルレバーA1 を設けた実施
例を示したものであり、スロットルレバーA1 のレバー
杆7は反時計方向の回転により高速域から低速域に速度
制御することができる。即ち、左側の握手部2に設けた
スロットルレバーA1 のレバー杆7を反時計方向に回転
させることは、操作ハンドルAの外方から内方に向かっ
てレバー杆7を回転させることになる。そして、前記右
側の握手部2にスロットルレバーA1 を設けたのと同様
に低速域に達した状態でレバー杆7はクラッチレバーA
2 の切放し用押圧部4に近接することとなる。
【0020】次に、クラッチレバーA2 の入り(ON)
状態の保持動作を保持レバーA3 によって行う実施例が
存在する。該実施例において、その保持レバーA3 は図
12..すように、前記クラッチレバーA2 の略上方箇
所に設けられている。その保持レバーA3 の構造は、保
持レバー本体8がクラッチレバーA2 の回転方向と同様
に揺動するもので、その保持レバー本体8の長手方向一
端側に係止部9が形成され、保持レバー本体8の長手方
向の中間箇所に揺動用ピン10が設けられ、その揺動用
ピン10を中心にして保持レバーA3 が揺動する構造と
なっている(図12,図13参照)。
【0021】一方、クラッチレバーA2 にはレバー部3
の先端に被係止部5が形成されており、該被係止部5が
前記係止部9と係止するものである。また、保持レバー
3は、図14(a)に示すように、係止部9側が常時
クラッチレバーA2 の被係止部5に係止する方向にコイ
ルスプリング等の弾性体11にて付勢されている。そし
て、保持レバー本体8の後部を押圧することで、図14
(b)に示すように、係止部9がクラッチレバーA2
被係止部5との係止状態を解除し、クラッチレバーA2
が入り(ON)状態から切り(OFF)状態になる。
【0022】
【発明の効果】請求項1においては、耕耘機において略
左右対称の握手部2,2を有する操作ハンドルAの一方
の握手部2にスロットルレバーA1 及びクラッチレバー
2 を設け、スロットルレバーA1 のレバー杆7は、操
作ハンドルAの内方に向かうに従い高速域から減速域と
なるように操作可能とし、クラッチレバーA2 には操作
ハンドルAの内方側に突出する切放し用押圧部4を設
け、クラッチレバーA2 を入り(ON)状態及び切り
(OFF)状態に適宜保持できるようにし、且つ入り
(ON)状態のときには前記切放し用押圧部4は握手部
2断面の上端位置付近としてなる耕耘機におけるスロッ
トル及びクラッチレバー機構としたことにより、まず第
1に耕耘機のクラッチレバーA2 の操作性を良好にする
ことができるし、第2に構造を極めて簡単にすることが
できる等の効果を奏する。
【0023】上記効果を詳述すると略左右対称の握手部
2,2を有する操作ハンドルAの一方の握手部2にスロ
ットルレバーA1 及びクラッチレバーA2 を設け、スロ
ットルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内
方に向かうに従い高速域から減速域となるように操作可
能としたものである。さらに、クラッチレバーA2
は、操作ハンドルAの内方側に突出する切放し用押圧部
4を設け、且つクラッチレバーA2 は、入り(ON)状
態及び切り(OFF)状態に適宜保持できるようにして
いる。そして、クラッチレバーA2 の切放し用押圧部4
及びスロットルレバーA1 の高速域から低速域への変換
は全て操作ハンドルAの内方に向かって行うものであ
り、ここで親指fをスロットルレバーA1 のレバー杆7
を操作して低速域に移動させると、親指fは自然にクラ
ッチレバーA2 の存在する位置に達することとなり、低
速域から即座にクラッチレバーA2 を切り(OFF)の
状態にすることがでときる。
【0024】即ち、親指fでレバー杆7を高速域から低
速域となるように回転させると、親指fは自然にクラッ
チレバーA2 の切放し用押圧部4に近づき、親指fを切
放し用押圧部4に置くことが極めて簡易且つ迅速にでき
る。この一連の動作は図6乃至図8及び図10(a)乃
至(c)にて示されている。即ち、作業員は親指fのみ
の操作にてスロットルレバーA1 の高速域から低速域へ
の移動とクラッチレバーA2 の切り(OFF)状態を行
うことができ、スロットルレバーA1 にて耕耘機を低速
にし、且つ必要に応じて簡単にクラッチを切り(OF
F)の状態にすることができる。このときの、作業員の
親指fにてスロットルレバーA1 のレバー杆7を回転さ
せる動作に、作業員にとって無理な動作は一切無く、上
記一連の動作が人間の自然な動きとしているために作業
員にとっての労力的,精神的負担を一切除去することが
できる。
【0025】また、クラッチレバーA2 の入り(ON)
状態のときには前記切放し用押圧部4は握手部2断面の
上端位置付近としてなることにより、ハンドルAの握手
部2を握り、クラッチレバーA2 を握りながら、親指で
切放し用押圧部4を押さえるようにして、クラッチ(入
り)ON,(切り)OFFの兼ね合いにより半クラッチ
の状態を適宜に操作することが容易にできる。これによ
って耕耘機の後退(バック走行)が安全にできるし、半
クラッチ状態では、畝端で方向変換するときに操作しや
すくでき耕耘機の運転が容易で安全にできる。さらに、
耕耘機による作業ができない暗闇でも半クラッチ状態に
て確実かつ安全にできる。
【0026】次に、請求項2においては、耕耘機におい
て略左右対称の握手部2,2を有する操作ハンドルAの
一方の握手部2にスロットルレバーA1 及びクラッチレ
バーA2 を設け、スロットルレバーA1 のレバー杆7
は、操作ハンドルAの内方に向かうに従い高速域から減
速域となる操作構成とし、且つクラッチレバーA2 は入
り(ON)状態及び切り(OFF)状態に適宜保持でき
るようにし、前記クラッチレバーA2 の入り(ON)状
態及び切り(OFF)状態を適宜操作自在となる保持レ
バーA3 を操作ハンドルAの内方側となるうように前記
握手部2に設け、その保持レバーA3 は弾性体11によ
り常時はクラッチレバーA2 を入り(ON)状態に保持
してなる耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー
機構としたことにより、クラッチレバーA2 の入り(O
N)状態及び切り(OFF)状態を適宜操作自在となる
保持レバーA3 を操作ハンドルAの内方側となるように
前記握手部2に設けてなることで、クラッチレバーA2
は入り(ON)状態と切り(OFF)状態のみの動作が
確実に行われるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す斜視図
【図2】本発明における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す側面図
【図3】本発明における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す平面図
【図4】本発明及び本発明の構成を有する操作ハンドル
の斜視図
【図5】本発明及び本発明の構成を有する操作ハンドル
の平面図
【図6】クラッチレバーが入りの状態で作業員が握手部
を握り操作する状態を示す斜視図
【図7】クラッチレバーが入りの状態で作業員が切放し
用押圧部に親指を置いた状態を示す斜視図
【図8】作業員が切放し用押圧部を押圧してクラッチレ
バーを切りの状態としたときの斜視図
【図9】作業員が操作する親指をスロットルレバーのレ
バー杆を乗り越えて切放し用押圧部を移動させる状態を
示す握手部の平面図
【図10】(a)乃至(c)はスロットルレバーのレバ
ー杆を高速域から低速域に移動させ、クラッチレバーの
入りの状態から切りの状態とするまでの一連の動作を示
した握手部箇所の断面図
【図11】クラッチレバーの先端に切放し用弾性体を使
用した実施例の側面図
【図12】クラッチレバーの入りの状態の保持を保持レ
バーを介して行う実施例の側面図
【図13】クラッチレバーの入りの状態の保持を保持レ
バーを介して行う実施例の平面図
【図14】(a)及び(b)は保持レバーの操作により
クラッチレバーが入りの状態から切りの状態に移る動作
を示す要部拡大図
【図15】操作ハンドルの左側の握手部にスロットルレ
バー及びクラッチレバーを設けた実施例の平面図
【図16】左側の握手部にスロットルレバー及びクラッ
チレバーを設けた実施例の要部平面図
【符号の説明】
A…操作ハンドル A1 …スロットルレバー A2 …クラッチレバー A3 …保持レバー 2…握手部 4…切放し用押圧部 7…レバー杆 11…弾性体

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機において略左右対称の握手部を有
    する操作ハンドルの一方の握手部にスロットルレバー及
    びクラッチレバーを設け、スロットルレバーのレバー杆
    は、操作ハンドルの内方に向かうに従い高速域から減速
    域となるように操作可能とし、クラッチレバーには操作
    ハンドルの内方側に突出する切放し用押圧部を設け、ク
    ラッチレバーを入り状態及び切り状態に適宜保持できる
    ようにし、且つ入り状態のときには前記切放し用押圧部
    は握手部断面の上端位置付近としてなることを特徴とし
    た耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構。
  2. 【請求項2】 耕耘機において略左右対称の握手部を有
    する操作ハンドルの一方の握手部にスロットルレバー及
    びクラッチレバーを設け、スロットルレバーのレバー杆
    は、操作ハンドルの内方に向かうに従い高速域から減速
    域となる操作構成とし、且つクラッチレバーは入り状態
    及び切り状態に適宜保持できるようにし、前記クラッチ
    レバーの入り状態及び切り状態を適宜操作自在となる保
    持レバーを操作ハンドルの内方側となるように前記握手
    部に設け、その保持レバーは弾性体により常時はクラッ
    チレバーを入り状態に保持してなることを特徴とした耕
    耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構。
JP6214296A 1994-08-17 1994-08-17 耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構 Expired - Lifetime JP2854525B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011182758A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Yanmar Co Ltd 歩行型管理機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011182758A (ja) * 2010-03-11 2011-09-22 Yanmar Co Ltd 歩行型管理機

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