JP2569968Y2 - 歩行形移動農機のクラッチ操作装置 - Google Patents
歩行形移動農機のクラッチ操作装置Info
- Publication number
- JP2569968Y2 JP2569968Y2 JP3466192U JP3466192U JP2569968Y2 JP 2569968 Y2 JP2569968 Y2 JP 2569968Y2 JP 3466192 U JP3466192 U JP 3466192U JP 3466192 U JP3466192 U JP 3466192U JP 2569968 Y2 JP2569968 Y2 JP 2569968Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clutch
- operating
- handle
- traveling
- lever
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、管理機など歩行形移動
農機のクラッチ操作装置、詳しくは、常時は切位置に付
勢されている走行用クラッチを操作するデッドマンクラ
ッチ形のクラッチ操作装置に関する。
農機のクラッチ操作装置、詳しくは、常時は切位置に付
勢されている走行用クラッチを操作するデッドマンクラ
ッチ形のクラッチ操作装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、管理機などの歩行形移動農機に
おいては、作業走行時や機体移動時の安全性を確保する
ため、走行用クラッチを常時切位置に付勢させ、このク
ラッチを操作するクラッチ操作レバーから手を離したよ
うなとき、該操作レバーを切操作位置に自動復帰させて
前記走行用クラッチを自動的に切動作するようにしてい
る。具体的には、歩行形移動農機における機体の後部
に、左右一対のハンドル杆と、これらハンドル杆の後部
に結合され、機体幅方向に向かう操作部とを備えた走行
用操作ハンドルを取付けると共に、該操作ハンドルの後
部側に、その操作部に沿って機体幅方向に延びる走行用
クラッチを操作するためのクラッチ操作レバーを設けて
おり、この操作レバーは、前記操作ハンドルの操作部か
ら上方側に離反し、常時切位置に付勢された前記走行用
クラッチを切操作する切操作位置と、前記操作部に近接
して前記クラッチを入操作する入操作位置との範囲にわ
たって上下揺動可能に支持させている。
おいては、作業走行時や機体移動時の安全性を確保する
ため、走行用クラッチを常時切位置に付勢させ、このク
ラッチを操作するクラッチ操作レバーから手を離したよ
うなとき、該操作レバーを切操作位置に自動復帰させて
前記走行用クラッチを自動的に切動作するようにしてい
る。具体的には、歩行形移動農機における機体の後部
に、左右一対のハンドル杆と、これらハンドル杆の後部
に結合され、機体幅方向に向かう操作部とを備えた走行
用操作ハンドルを取付けると共に、該操作ハンドルの後
部側に、その操作部に沿って機体幅方向に延びる走行用
クラッチを操作するためのクラッチ操作レバーを設けて
おり、この操作レバーは、前記操作ハンドルの操作部か
ら上方側に離反し、常時切位置に付勢された前記走行用
クラッチを切操作する切操作位置と、前記操作部に近接
して前記クラッチを入操作する入操作位置との範囲にわ
たって上下揺動可能に支持させている。
【0003】そして、前記歩行形移動農機の作業走行を
行うような場合には、前記操作ハンドルに手指を掛けな
がら前記クラッチ操作レバーを握り操作して、この操作
レバーを前記操作ハンドルの操作部に対し上方側に離反
した切操作位置から、前記操作部に近接した入操作位置
へと揺動させることにより、常時は切位置に付勢されて
いる前記走行用クラッチを入動作させ、また、作業走行
を停止するような場合には、握り操作している前記操作
ハンドル及び操作レバーから手を離すことにより、該操
作レバ−を前記切操作位置に自動復帰させて、前記走行
用クラッチを切動作させるのである。
行うような場合には、前記操作ハンドルに手指を掛けな
がら前記クラッチ操作レバーを握り操作して、この操作
レバーを前記操作ハンドルの操作部に対し上方側に離反
した切操作位置から、前記操作部に近接した入操作位置
へと揺動させることにより、常時は切位置に付勢されて
いる前記走行用クラッチを入動作させ、また、作業走行
を停止するような場合には、握り操作している前記操作
ハンドル及び操作レバーから手を離すことにより、該操
作レバ−を前記切操作位置に自動復帰させて、前記走行
用クラッチを切動作させるのである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】所が、以上のクラッチ
操作装置では、作業走行を停止するような場合に、握り
操作している前記操作ハンドルと操作レバーから手を一
旦離して、該操作レバ−を前記切操作位置に復帰させて
前記走行用クラッチを切動作させる必要があり、しか
も、このクラッチを切動作させたとき、機体幅方向に延
びる前記操作レバーが前記操作ハンドルにおける操作部
の上方側に揺動位置されるため、前記操作レバーが邪魔
になって前記操作部が把握し難いのであり、従って、前
記走行用クラッチの切動作時に前記操作ハンドルと操作
レバーとから手が離れた状態となることがあり、つま
り、これら操作ハンドルと操作レバーとから手が離れた
状態で前記走行用クラッチが自動的に切動作されること
があり、このため特に坂道などでは機体が勝手に移動し
たりすることがあって非常に危険である問題があった。
操作装置では、作業走行を停止するような場合に、握り
操作している前記操作ハンドルと操作レバーから手を一
旦離して、該操作レバ−を前記切操作位置に復帰させて
前記走行用クラッチを切動作させる必要があり、しか
も、このクラッチを切動作させたとき、機体幅方向に延
びる前記操作レバーが前記操作ハンドルにおける操作部
の上方側に揺動位置されるため、前記操作レバーが邪魔
になって前記操作部が把握し難いのであり、従って、前
記走行用クラッチの切動作時に前記操作ハンドルと操作
レバーとから手が離れた状態となることがあり、つま
り、これら操作ハンドルと操作レバーとから手が離れた
状態で前記走行用クラッチが自動的に切動作されること
があり、このため特に坂道などでは機体が勝手に移動し
たりすることがあって非常に危険である問題があった。
【0005】以上の問題を解決するためには、前記操作
ハンドルにおける左右ハンドル杆の後部側に、そのハン
ドル操作部と平行に機体幅方向に延びるクラッチ操作レ
バーを支持すると共に、この操作レバーの機体幅方向一
側部だけに前記走行用クラッチのクラッチ操作部を膨出
状に形成して、前記ハンドル操作部の機体幅方向他側部
を常に把握し易いように開放させておき、このハンドル
ド操作部の開放された機体幅方向他側部を片手で把握し
ながら、他方側の手で前記クラッチ操作部を揺動操作し
て前記走行用クラッチの入切動作を行うことにより、前
記操作ハンドルと操作レバーとの両方から手を離したり
することなく、安全に作業走行や機体移動を行えるよう
にすることも考えられた。
ハンドルにおける左右ハンドル杆の後部側に、そのハン
ドル操作部と平行に機体幅方向に延びるクラッチ操作レ
バーを支持すると共に、この操作レバーの機体幅方向一
側部だけに前記走行用クラッチのクラッチ操作部を膨出
状に形成して、前記ハンドル操作部の機体幅方向他側部
を常に把握し易いように開放させておき、このハンドル
ド操作部の開放された機体幅方向他側部を片手で把握し
ながら、他方側の手で前記クラッチ操作部を揺動操作し
て前記走行用クラッチの入切動作を行うことにより、前
記操作ハンドルと操作レバーとの両方から手を離したり
することなく、安全に作業走行や機体移動を行えるよう
にすることも考えられた。
【0006】しかし、以上のように、前記クラッチ操作
レバーの機体幅方向一側部だけにクラッチ操作部を設け
る場合には、次のような新たな問題が発生したのであ
る。即ち、例えば前記歩行形移動農機で耕耘作業を行う
ときには、耕耘跡を作業者が踏まないように、耕耘跡の
左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記操作ハンドル
の機体幅方向一方側を把握しながら、作業走行すること
が行われているが、斯かる作業走行時に、以上のよう
に、前記クラッチ操作レバーの機体幅方向一側部だけに
クラッチ操作部を設けていると、該クラッチ操作部と反
対側に沿って歩行するとき、このクラッチ操作部の操作
が非常に行い難くなり、操作性が悪くなったのである。
また、従来では、前記クラッチ操作レバーを機体幅方向
に連続させるのではなく、この操作レバーを2つに分割
した状態で前記操作ハンドルの機体幅方向両側に支持さ
せることにより、この操作ハンドルにおけるハンドル操
作部の中央部分を常に把握し易いように開放させ、該ハ
ンドルド操作部の開放された中央部分を片手で把握しな
がら、他方側の手で前記各操作レバーを揺動操作するこ
とにより、前記走行用クラッチの入切動作を安全に行え
るようにしたものも知られているが、斯かる構成では、
前記各操作レバーに前記走行用クラッチを入切操作する
ための2系統の操作系が必要となって、構成が非常に複
雑となる問題があった。
レバーの機体幅方向一側部だけにクラッチ操作部を設け
る場合には、次のような新たな問題が発生したのであ
る。即ち、例えば前記歩行形移動農機で耕耘作業を行う
ときには、耕耘跡を作業者が踏まないように、耕耘跡の
左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記操作ハンドル
の機体幅方向一方側を把握しながら、作業走行すること
が行われているが、斯かる作業走行時に、以上のよう
に、前記クラッチ操作レバーの機体幅方向一側部だけに
クラッチ操作部を設けていると、該クラッチ操作部と反
対側に沿って歩行するとき、このクラッチ操作部の操作
が非常に行い難くなり、操作性が悪くなったのである。
また、従来では、前記クラッチ操作レバーを機体幅方向
に連続させるのではなく、この操作レバーを2つに分割
した状態で前記操作ハンドルの機体幅方向両側に支持さ
せることにより、この操作ハンドルにおけるハンドル操
作部の中央部分を常に把握し易いように開放させ、該ハ
ンドルド操作部の開放された中央部分を片手で把握しな
がら、他方側の手で前記各操作レバーを揺動操作するこ
とにより、前記走行用クラッチの入切動作を安全に行え
るようにしたものも知られているが、斯かる構成では、
前記各操作レバーに前記走行用クラッチを入切操作する
ための2系統の操作系が必要となって、構成が非常に複
雑となる問題があった。
【0007】本考案は以上のような各種問題に鑑みてな
したもので、その目的は、走行用クラッチの操作系を簡
素にでき、また、操作性も良好にできながら、走行用ク
ラッチの切操作時に操作ハンドルから手を離したりする
ことなく、安全な作業走行を行うことができる歩行形移
動農機のクラッチ操作装置を提供することにある。
したもので、その目的は、走行用クラッチの操作系を簡
素にでき、また、操作性も良好にできながら、走行用ク
ラッチの切操作時に操作ハンドルから手を離したりする
ことなく、安全な作業走行を行うことができる歩行形移
動農機のクラッチ操作装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
め、本考案は、左右一対のハンドル杆71,72と、こ
れらハンドル杆71,72の後部に結合され、機体幅方
向に向かう操作部73とを備えた走行用操作ハンドル7
の後部に設けられ、常時は切位置に付勢されている走行
用クラッチを操作するためのクラッチ操作装置におい
て、前記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方
向に延びるクラッチ操作レバー8を、前記操作ハンドル
7の後部に、前記操作部73に近接して前記クラッチを
入操作する8操作位置と、前記操作部73から離反して
前記クラッチを切操作する切操作位置とに変位可能に支
持すると共に、前記クラッチ操作レバー8の中央部に、
該レバー8の切操作位置で前記操作部73に近接し、入
操作位置で離反する凹入部84を設けたのである。
め、本考案は、左右一対のハンドル杆71,72と、こ
れらハンドル杆71,72の後部に結合され、機体幅方
向に向かう操作部73とを備えた走行用操作ハンドル7
の後部に設けられ、常時は切位置に付勢されている走行
用クラッチを操作するためのクラッチ操作装置におい
て、前記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方
向に延びるクラッチ操作レバー8を、前記操作ハンドル
7の後部に、前記操作部73に近接して前記クラッチを
入操作する8操作位置と、前記操作部73から離反して
前記クラッチを切操作する切操作位置とに変位可能に支
持すると共に、前記クラッチ操作レバー8の中央部に、
該レバー8の切操作位置で前記操作部73に近接し、入
操作位置で離反する凹入部84を設けたのである。
【0009】
【作用】以上のクラッチ操作装置において、歩行形移動
農機の作業走行を行うような場合には、前記操作ハンド
ル7の操作部73に手指を掛けながら、前記クラッチ操
作レバー8の中央部に設けた凹入部84の両側何れかの
部分を握り操作して、この凹入部84の両側何れかの部
分を前記操作部73に対し離反した切操作位置から、該
操作部73に近接した入操作位置へと揺動させることに
より、常時は切位置に付勢されている前記走行用クラッ
チが入操作される。
農機の作業走行を行うような場合には、前記操作ハンド
ル7の操作部73に手指を掛けながら、前記クラッチ操
作レバー8の中央部に設けた凹入部84の両側何れかの
部分を握り操作して、この凹入部84の両側何れかの部
分を前記操作部73に対し離反した切操作位置から、該
操作部73に近接した入操作位置へと揺動させることに
より、常時は切位置に付勢されている前記走行用クラッ
チが入操作される。
【0010】また、作業走行を停止するような場合に、
握り操作している前記操作ハンドル7の操作部73及び
操作レバー8から一旦手を離すことにより、該操作レバ
ー8が前記切操作位置に自動復帰されて、前記走行用ク
ラッチが切動作されるのであるが、このとき、前記操作
レバー8の中央部に設けられた凹入部84が前記操作ハ
ンドル7の操作部73に近接されることから、この互い
に近接された操作部73と凹入部84とが把握し易くな
って確実に把握できるのであり、従って、前記走行用ク
ラッチの切動作時に前記操作ハンドル7から手を離して
機体を勝手に移動させたりすることがなくなって、安全
性に優れたものとなる。
握り操作している前記操作ハンドル7の操作部73及び
操作レバー8から一旦手を離すことにより、該操作レバ
ー8が前記切操作位置に自動復帰されて、前記走行用ク
ラッチが切動作されるのであるが、このとき、前記操作
レバー8の中央部に設けられた凹入部84が前記操作ハ
ンドル7の操作部73に近接されることから、この互い
に近接された操作部73と凹入部84とが把握し易くな
って確実に把握できるのであり、従って、前記走行用ク
ラッチの切動作時に前記操作ハンドル7から手を離して
機体を勝手に移動させたりすることがなくなって、安全
性に優れたものとなる。
【0011】さらに、前記操作レバー8は、前記操作ハ
ンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延出され、
その長さ方向中央部に凹入部84が設けられているた
め、該凹入部84の長さ方向両側部分を操作して、前記
走行用クラッチの入切操作ができるのであり、従って、
例えば管理機などで耕耘作業を行う場合で、耕耘跡を作
業者が踏まないように、耕耘跡の左右何れか側に沿って
歩行し、かつ、前記操作ハンドル7の機体幅方向一方側
を把握しながら作業走行を行うようなとき、前記操作レ
バー8における凹入部84の左右何れからでも前記走行
用クラッチの操作ができることとなり、このため、操作
性を良好にできるのである。また、前記操作レバー8は
中央部に凹入部84を設けているものの、この操作レバ
ー8は、前記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体
幅方向に連続状に一体形成されているため、前記操作レ
バー8の左右何れか一方側だけに前記走行用クラッチを
入切操作する1系統の操作系を設ければ良く、このた
め、構成も簡単にできるのである。
ンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延出され、
その長さ方向中央部に凹入部84が設けられているた
め、該凹入部84の長さ方向両側部分を操作して、前記
走行用クラッチの入切操作ができるのであり、従って、
例えば管理機などで耕耘作業を行う場合で、耕耘跡を作
業者が踏まないように、耕耘跡の左右何れか側に沿って
歩行し、かつ、前記操作ハンドル7の機体幅方向一方側
を把握しながら作業走行を行うようなとき、前記操作レ
バー8における凹入部84の左右何れからでも前記走行
用クラッチの操作ができることとなり、このため、操作
性を良好にできるのである。また、前記操作レバー8は
中央部に凹入部84を設けているものの、この操作レバ
ー8は、前記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体
幅方向に連続状に一体形成されているため、前記操作レ
バー8の左右何れか一方側だけに前記走行用クラッチを
入切操作する1系統の操作系を設ければ良く、このた
め、構成も簡単にできるのである。
【0012】
【実施例】図3は、本考案にかかるクラッチ操作装置を
適用する歩行形移動農機の一例として耕耘機を示してお
り、この耕耘機は、機体1の前方上部にエンジン2を搭
載すると共に、前記機体1の後部側にミッションケ−ス
3を設けて、該ミッションケ−ス3の下部両側にそれぞ
れ駆動車輪4を支持する一方、前記ミッションケース3
の後方部には、ロータリーケース51を介して耕耘ロー
タリ5を支持している。
適用する歩行形移動農機の一例として耕耘機を示してお
り、この耕耘機は、機体1の前方上部にエンジン2を搭
載すると共に、前記機体1の後部側にミッションケ−ス
3を設けて、該ミッションケ−ス3の下部両側にそれぞ
れ駆動車輪4を支持する一方、前記ミッションケース3
の後方部には、ロータリーケース51を介して耕耘ロー
タリ5を支持している。
【0013】また、前記ミッションケース3の上部側に
は、後上方に向けて延びる支持体6を設けて、該支持体
6に後上方に向けて延びる走行用操作ハンドル7を設け
ている。この操作ハンドル7は、図1,図3で明らかな
ように、左右一対のハンドル杆71,72と、これらハ
ンドル杆71,72の後部側に結合された機体幅方向に
向かう操作部73とで平面視概略コ形状に形成され、前
記各ハンドル杆71,72の先端側を前記ハンドル支持
体6に固定している。
は、後上方に向けて延びる支持体6を設けて、該支持体
6に後上方に向けて延びる走行用操作ハンドル7を設け
ている。この操作ハンドル7は、図1,図3で明らかな
ように、左右一対のハンドル杆71,72と、これらハ
ンドル杆71,72の後部側に結合された機体幅方向に
向かう操作部73とで平面視概略コ形状に形成され、前
記各ハンドル杆71,72の先端側を前記ハンドル支持
体6に固定している。
【0014】さらに、前記操作ハンドル7の後部側には
クラッチ操作レバー8を設けて、該操作レバー8を上下
揺動操作することにより、前記エンジン2とミッション
ケ−ス3との間に介装され、常時は切位置に付勢されて
いる走行用クラッチ9を入切操作するようにしている。
クラッチ操作レバー8を設けて、該操作レバー8を上下
揺動操作することにより、前記エンジン2とミッション
ケ−ス3との間に介装され、常時は切位置に付勢されて
いる走行用クラッチ9を入切操作するようにしている。
【0015】前記走行用クラッチ9は、前記エンジン2
とミッションケ−ス3との各側部に第1プ−リ91と第
2プ−リ92とをそれぞれ設けて、これら各プ−リ9
1,92間に伝動ベルト93を掛回すると共に、この伝
動ベルト93の中間下部側に、該ベルト93に接触する
テンションプ−リ94を備えたテンションア−ム95を
揺動可能に支持して構成されている。
とミッションケ−ス3との各側部に第1プ−リ91と第
2プ−リ92とをそれぞれ設けて、これら各プ−リ9
1,92間に伝動ベルト93を掛回すると共に、この伝
動ベルト93の中間下部側に、該ベルト93に接触する
テンションプ−リ94を備えたテンションア−ム95を
揺動可能に支持して構成されている。
【0016】そして、前記操作レバー8で前記テンショ
ンア−ム95を上方側に揺動操作して、前記テンション
プ−リ94で前記伝動ベルト93を緊張させることによ
り、前記第1プ−リ91から第2プ−リ92に回転動力
を伝達させて、前記ミッションケ−ス3の内部機構を介
して前記走行車輪4を駆動させるようにしており、ま
た、前記操作レバー8で前記テンションア−ム95を下
方側に揺動操作して、前記テンションプ−リ94を前記
伝動ベルト93から離間させ、該ベルト93を弛緩させ
ることにより、前記第1プ−リ91から第2プ−リ92
に回転動力を伝達させることなく、前記走行車輪4の回
転駆動を停止させるようにしている。尚、前記走行クラ
ッチ9のテンションア−ム95には、前記テンションプ
−リ94を前記伝動ベルト93から離間する下方向に常
時付勢させる付勢手段(図示せず)を設け、この付勢手
段を介して前記走行用クラッチ9を常時は切位置に保持
するようにしており、つまり、前記操作レバー8から手
を離したとき前記テンションア−ム95によるテンショ
ンプ−リ94の前記伝動ベルト93に対する緊張力が解
除され、前記操作レバー8を後述する切操作位置に自動
復帰させながら、前記テンションアーム94を前記伝動
ベルト93から自動的に離間させて、手を離した状態で
の前記走行車輪4の勝手な回転駆動を阻止して、安全性
を確保するようにしている。
ンア−ム95を上方側に揺動操作して、前記テンション
プ−リ94で前記伝動ベルト93を緊張させることによ
り、前記第1プ−リ91から第2プ−リ92に回転動力
を伝達させて、前記ミッションケ−ス3の内部機構を介
して前記走行車輪4を駆動させるようにしており、ま
た、前記操作レバー8で前記テンションア−ム95を下
方側に揺動操作して、前記テンションプ−リ94を前記
伝動ベルト93から離間させ、該ベルト93を弛緩させ
ることにより、前記第1プ−リ91から第2プ−リ92
に回転動力を伝達させることなく、前記走行車輪4の回
転駆動を停止させるようにしている。尚、前記走行クラ
ッチ9のテンションア−ム95には、前記テンションプ
−リ94を前記伝動ベルト93から離間する下方向に常
時付勢させる付勢手段(図示せず)を設け、この付勢手
段を介して前記走行用クラッチ9を常時は切位置に保持
するようにしており、つまり、前記操作レバー8から手
を離したとき前記テンションア−ム95によるテンショ
ンプ−リ94の前記伝動ベルト93に対する緊張力が解
除され、前記操作レバー8を後述する切操作位置に自動
復帰させながら、前記テンションアーム94を前記伝動
ベルト93から自動的に離間させて、手を離した状態で
の前記走行車輪4の勝手な回転駆動を阻止して、安全性
を確保するようにしている。
【0017】しかして、前記走行用クラッチ9を操作す
るクラッチ操作装置を、次のように構成したのである。
即ち、図1で明らかなように、前記操作レバー8を、前
記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延
びるクラッチ操作杆81と、該操作杆81の幅方向両側
端から前方に向けて平行状に延びる左右一対の支持杆8
2,83とで平面視概略コ形状に形成して、この各支持
杆82,83を前記操作ハンドル7における各ハンドル
杆71,72の長さ方向中間部に、それぞれ枢支軸1
0,10を介して上下揺動可能に支持すると共に、前記
各支持杆82,83の一方側先端部に、前記走行用クラ
ッチ9のテンションアーム95に連動連結される連繋部
材11を取付ける一方、前記クラッチ操作杆81の長さ
方向中間部には、該操作杆81に対し下方側に向けて概
略コ形状に凹入する凹入部84を形成するのである。
るクラッチ操作装置を、次のように構成したのである。
即ち、図1で明らかなように、前記操作レバー8を、前
記操作ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延
びるクラッチ操作杆81と、該操作杆81の幅方向両側
端から前方に向けて平行状に延びる左右一対の支持杆8
2,83とで平面視概略コ形状に形成して、この各支持
杆82,83を前記操作ハンドル7における各ハンドル
杆71,72の長さ方向中間部に、それぞれ枢支軸1
0,10を介して上下揺動可能に支持すると共に、前記
各支持杆82,83の一方側先端部に、前記走行用クラ
ッチ9のテンションアーム95に連動連結される連繋部
材11を取付ける一方、前記クラッチ操作杆81の長さ
方向中間部には、該操作杆81に対し下方側に向けて概
略コ形状に凹入する凹入部84を形成するのである。
【0018】前記操作レバー8は、図2の実線で示した
ように、そのクラッチ操作杆81が前記操作ハンドル7
の操作部73から上方側に所定距離だけ離反する箇所
に、前記走行用クラッチ9を切動作させる切操作位置を
設定し、また、同図の仮想線で示したように、前記クラ
ッチ操作杆81が前記操作部73に近接する箇所に、前
記走行用クラッチ9を入動作させる入操作位置をそれぞ
れ設定して、これら切操作位置と入操作位置との範囲で
上下揺動可能に支持させる。また、前記クラッチ操作杆
81に設けた凹入部84は、同図で明らかなように、前
記操作レバー8による前記走行用クラッチ9の切操作位
置で前記操作ハンドル7の操作部73に近接し、かつ、
前記走行用クラッチ9の入操作位置で前記操作部73か
ら下方側に離反するように設けるのである。
ように、そのクラッチ操作杆81が前記操作ハンドル7
の操作部73から上方側に所定距離だけ離反する箇所
に、前記走行用クラッチ9を切動作させる切操作位置を
設定し、また、同図の仮想線で示したように、前記クラ
ッチ操作杆81が前記操作部73に近接する箇所に、前
記走行用クラッチ9を入動作させる入操作位置をそれぞ
れ設定して、これら切操作位置と入操作位置との範囲で
上下揺動可能に支持させる。また、前記クラッチ操作杆
81に設けた凹入部84は、同図で明らかなように、前
記操作レバー8による前記走行用クラッチ9の切操作位
置で前記操作ハンドル7の操作部73に近接し、かつ、
前記走行用クラッチ9の入操作位置で前記操作部73か
ら下方側に離反するように設けるのである。
【0019】次に、以上の構成としたクラッチ操作装置
の作用について説明する。先ず、前記耕耘機で圃場など
の耕耘作業を行う場合には、前記操作ハンドル7の操作
部73に手指を掛けながら、前記操作レバー8に設けた
クラッチ操作杆81における前記凹入部84の両側何れ
かの部分を握り操作して、図2の実線状態から仮想線で
示したように、前記操作杆81における凹入部84の両
側何れかの部分を前記操作部73に対し上方側に離反し
た切操作位置から、該操作部73に近接した入操作位置
へと揺動させる。斯くすることにより、前記操作レバー
8の各支持杆82,83の何れか一方側に設けた連繋部
材11を介して前記走行用クラッチ9のテンションアー
ム95が上方側に揺動操作され、前記テンションプ−リ
94で常時は弛緩状態にある前記伝動ベルト93が緊張
され、つまり、前記エンジン2からミッションケース3
側に動力伝達を行うことなく、常時は切状態にある前記
走行用クラッチ9が入動作され、前記エンジン2の回転
動力が前記ミッションケ−ス3から走行車輪4へと伝達
されて前記機体1の走行が行われ、斯かる機体1の走行
に伴い前記耕耘ロータリ5を回転駆動させることにより
圃場などの耕耘作業が行われる。また、以上のような走
行用クラッチ9の入動作時に、前記操作レバー8のクラ
ッチ操作杆81に設けた前記凹入部84は、同図の仮想
線で示したように、前記操作ハンドル7における操作部
73の下方側に揺動位置される。
の作用について説明する。先ず、前記耕耘機で圃場など
の耕耘作業を行う場合には、前記操作ハンドル7の操作
部73に手指を掛けながら、前記操作レバー8に設けた
クラッチ操作杆81における前記凹入部84の両側何れ
かの部分を握り操作して、図2の実線状態から仮想線で
示したように、前記操作杆81における凹入部84の両
側何れかの部分を前記操作部73に対し上方側に離反し
た切操作位置から、該操作部73に近接した入操作位置
へと揺動させる。斯くすることにより、前記操作レバー
8の各支持杆82,83の何れか一方側に設けた連繋部
材11を介して前記走行用クラッチ9のテンションアー
ム95が上方側に揺動操作され、前記テンションプ−リ
94で常時は弛緩状態にある前記伝動ベルト93が緊張
され、つまり、前記エンジン2からミッションケース3
側に動力伝達を行うことなく、常時は切状態にある前記
走行用クラッチ9が入動作され、前記エンジン2の回転
動力が前記ミッションケ−ス3から走行車輪4へと伝達
されて前記機体1の走行が行われ、斯かる機体1の走行
に伴い前記耕耘ロータリ5を回転駆動させることにより
圃場などの耕耘作業が行われる。また、以上のような走
行用クラッチ9の入動作時に、前記操作レバー8のクラ
ッチ操作杆81に設けた前記凹入部84は、同図の仮想
線で示したように、前記操作ハンドル7における操作部
73の下方側に揺動位置される。
【0020】また、前記耕耘機の作業走行を停止するよ
うな場合には、握り操作している前記操作ハンドル7の
操作部73及び操作レバー8のクラッチ操作杆81から
一旦手を離すことにより、図2の仮想線状態から実線で
示したように、前記操作レバー8が前記切操作位置に自
動復帰されると同時に、前記走行用クラッチ9のテンシ
ョンアーム95が下方側に揺動され、前記テンションプ
−リ94が前記伝動ベルト93から離間されて前記走行
用クラッチ9が切動作され、前記エンジン2から前記走
行車輪4への回転動力の伝達が遮断される。このとき、
前記操作レバー8の中央部に設けた凹入部84が、同図
の実線で示したように、前記操作ハンドル7の操作部7
3に近接されるのであり、従って、この互いに近接され
た操作部73と凹入部84とが把握し易くなって確実に
把握可能となり、このため前記走行用クラッチ9の切動
作時に、前記操作ハンドル7から手を離して前記機体1
を勝手に移動させたりすることがなくなって、安全性に
優れたものとできるのである。
うな場合には、握り操作している前記操作ハンドル7の
操作部73及び操作レバー8のクラッチ操作杆81から
一旦手を離すことにより、図2の仮想線状態から実線で
示したように、前記操作レバー8が前記切操作位置に自
動復帰されると同時に、前記走行用クラッチ9のテンシ
ョンアーム95が下方側に揺動され、前記テンションプ
−リ94が前記伝動ベルト93から離間されて前記走行
用クラッチ9が切動作され、前記エンジン2から前記走
行車輪4への回転動力の伝達が遮断される。このとき、
前記操作レバー8の中央部に設けた凹入部84が、同図
の実線で示したように、前記操作ハンドル7の操作部7
3に近接されるのであり、従って、この互いに近接され
た操作部73と凹入部84とが把握し易くなって確実に
把握可能となり、このため前記走行用クラッチ9の切動
作時に、前記操作ハンドル7から手を離して前記機体1
を勝手に移動させたりすることがなくなって、安全性に
優れたものとできるのである。
【0021】さらに、前記操作レバー8には、前記操作
ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延び、長
さ方向中央部に凹入部84をもつクラッチ操作杆81が
設けられ、該操作杆81における凹入部84の長さ方向
両側部分を操作することにより、前記走行用クラッチ9
の入切操作ができるのであり、従って、前記耕耘機で耕
耘作業を行う場合で、耕耘跡を作業者が踏まないよう
に、耕耘跡の左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記
操作ハンドル7の機体幅方向一方側を把握しながら作業
走行を行うようなとき、前記操作レバー8における凹入
部84の左右何れかからでも前記走行用クラッチ9の操
作ができることとなり、このため操作性を良好にできる
のである。
ハンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に延び、長
さ方向中央部に凹入部84をもつクラッチ操作杆81が
設けられ、該操作杆81における凹入部84の長さ方向
両側部分を操作することにより、前記走行用クラッチ9
の入切操作ができるのであり、従って、前記耕耘機で耕
耘作業を行う場合で、耕耘跡を作業者が踏まないよう
に、耕耘跡の左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記
操作ハンドル7の機体幅方向一方側を把握しながら作業
走行を行うようなとき、前記操作レバー8における凹入
部84の左右何れかからでも前記走行用クラッチ9の操
作ができることとなり、このため操作性を良好にできる
のである。
【0022】また、前記操作レバー8のクラッチ操作杆
81には、その長さ方向中央部に前記凹入部84を設け
ているものの、前記クラッチ操作杆81は、前記操作ハ
ンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に連続状に一
体形成されているため、前記操作杆81の長さ方向両端
部に設ける前記左右支持杆82,83の何れか一方側だ
けに、前記走行用クラッチ9を入切操作する1系統の前
記連繋部材11を設ければ良く、このため構成も簡単に
できるのである。尚、以上には、本考案にかかるクラッ
チ操作装置の適用例として耕耘機を示したが、本考案の
クラッチ操作装置は、耕耘機に限らずその他の歩行形移
動農機に適用することが可能である。
81には、その長さ方向中央部に前記凹入部84を設け
ているものの、前記クラッチ操作杆81は、前記操作ハ
ンドル7の操作部73に沿って機体幅方向に連続状に一
体形成されているため、前記操作杆81の長さ方向両端
部に設ける前記左右支持杆82,83の何れか一方側だ
けに、前記走行用クラッチ9を入切操作する1系統の前
記連繋部材11を設ければ良く、このため構成も簡単に
できるのである。尚、以上には、本考案にかかるクラッ
チ操作装置の適用例として耕耘機を示したが、本考案の
クラッチ操作装置は、耕耘機に限らずその他の歩行形移
動農機に適用することが可能である。
【0023】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、左右一
対のハンドル杆71,72と、これらハンドル杆71,
72の後部に結合され、機体幅方向に向かう操作部73
とを備えた走行用操作ハンドル7の後部に設けられ、常
時は切位置に付勢されている走行用クラッチを操作する
ためのクラッチ操作装置において、前記操作ハンドル7
の操作部73に沿って機体幅方向に延びるクラッチ操作
レバー8を、前記操作ハンドル7の後部に、前記操作部
73に近接して前記クラッチを入操作する8操作位置
と、前記操作部73から離反して前記クラッチを切操作
する切操作位置とに変位可能に支持すると共に、前記ク
ラッチ操作レバー8の中央部に、該レバー8の切操作位
置で前記操作部73に近接し、入操作位置で離反する凹
入部84を設けたから、前記走行用クラッチの切動作時
に、前記操作レバー8の中央部に設けた凹入部84を前
記操作ハンドル7の操作部73に近接させることによ
り、この互いに近接された操作部73と凹入部84とが
把握し易くなって確実に把握できるのであり、従って、
前記走行用クラッチの切動作時に前記操作ハンドル7か
ら手を離して機体を勝手に移動させたりすることがなく
なって、安全性に優れたものとできるのである。また、
前記操作レバー8は、前記操作ハンドル7の操作部73
に沿って機体幅方向に延出され、その長さ方向中央部に
凹入部84が設けられているため、該凹入部84の長さ
方向両側部分を操作して、前記走行用クラッチの入切操
作ができるのであり、従って、例えば耕耘作業などを行
う場合で、耕耘跡を作業者が踏まないように、耕耘跡の
左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記操作ハンドル
7の機体幅方向一方側を把握しながら作業走行を行うよ
うなとき、前記操作レバー8における凹入部84の左右
何れかからでも前記走行用クラッチの操作ができること
となり、このため、操作性を良好にできる。さらに、前
記操作レバー8は中央部に凹入部84を設けているもの
の、この操作レバー8は、前記操作ハンドル7の操作部
73に沿って機体幅方向に連続状に一体形成しているた
め、前記操作レバー8の左右何れか一方側だけに前記走
行用クラッチを入切操作する1系統の操作系を設ければ
良く、このため構成も簡単にできるのである。
対のハンドル杆71,72と、これらハンドル杆71,
72の後部に結合され、機体幅方向に向かう操作部73
とを備えた走行用操作ハンドル7の後部に設けられ、常
時は切位置に付勢されている走行用クラッチを操作する
ためのクラッチ操作装置において、前記操作ハンドル7
の操作部73に沿って機体幅方向に延びるクラッチ操作
レバー8を、前記操作ハンドル7の後部に、前記操作部
73に近接して前記クラッチを入操作する8操作位置
と、前記操作部73から離反して前記クラッチを切操作
する切操作位置とに変位可能に支持すると共に、前記ク
ラッチ操作レバー8の中央部に、該レバー8の切操作位
置で前記操作部73に近接し、入操作位置で離反する凹
入部84を設けたから、前記走行用クラッチの切動作時
に、前記操作レバー8の中央部に設けた凹入部84を前
記操作ハンドル7の操作部73に近接させることによ
り、この互いに近接された操作部73と凹入部84とが
把握し易くなって確実に把握できるのであり、従って、
前記走行用クラッチの切動作時に前記操作ハンドル7か
ら手を離して機体を勝手に移動させたりすることがなく
なって、安全性に優れたものとできるのである。また、
前記操作レバー8は、前記操作ハンドル7の操作部73
に沿って機体幅方向に延出され、その長さ方向中央部に
凹入部84が設けられているため、該凹入部84の長さ
方向両側部分を操作して、前記走行用クラッチの入切操
作ができるのであり、従って、例えば耕耘作業などを行
う場合で、耕耘跡を作業者が踏まないように、耕耘跡の
左右何れか側に沿って歩行し、かつ、前記操作ハンドル
7の機体幅方向一方側を把握しながら作業走行を行うよ
うなとき、前記操作レバー8における凹入部84の左右
何れかからでも前記走行用クラッチの操作ができること
となり、このため、操作性を良好にできる。さらに、前
記操作レバー8は中央部に凹入部84を設けているもの
の、この操作レバー8は、前記操作ハンドル7の操作部
73に沿って機体幅方向に連続状に一体形成しているた
め、前記操作レバー8の左右何れか一方側だけに前記走
行用クラッチを入切操作する1系統の操作系を設ければ
良く、このため構成も簡単にできるのである。
【図1】本考案にかかるクラッチ操作装置の要部を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】同クラッチ操作装置の動作状態を示す側断面図
である。
である。
【図3】同クラッチ操作装置を適用した耕耘機の側面図
である。
である。
7 操作ハンドル 71,72 ハンドル杆 73 操作部 8 クラッチ操作レバー 84 凹入部 9 走行用クラッチ
Claims (1)
- 【請求項1】 左右一対のハンドル杆71,72と、こ
れらハンドル杆71,72の後部に結合され、機体幅方
向に向かう操作部73とを備えた走行用操作ハンドル7
の後部に設けられ、常時は切位置に付勢されている走行
用クラッチを操作するためのクラッチ操作装置であっ
て、前記走行用操作ハンドル7の操作部73に沿って機
体幅方向に延びるクラッチ操作レバー8を、前記操作ハ
ンドル7の後部に、前記操作部73に近接して前記クラ
ッチを入操作する入操作位置と、前記操作部73から離
反して前記クラッチを切操作する切操作位置とに変位可
能に支持すると共に、前記クラッチ操作レバー8の中央
部に、該レバー8の切操作位置で前記操作部73に近接
し、入操作位置で離反する凹入部84を設けていること
を特徴とする歩行形移動農機のクラッチ操作装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3466192U JP2569968Y2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 歩行形移動農機のクラッチ操作装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3466192U JP2569968Y2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 歩行形移動農機のクラッチ操作装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0593960U JPH0593960U (ja) | 1993-12-21 |
JP2569968Y2 true JP2569968Y2 (ja) | 1998-04-28 |
Family
ID=12420628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3466192U Expired - Lifetime JP2569968Y2 (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | 歩行形移動農機のクラッチ操作装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2569968Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP3466192U patent/JP2569968Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0593960U (ja) | 1993-12-21 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0446528B2 (ja) | ||
JP2569968Y2 (ja) | 歩行形移動農機のクラッチ操作装置 | |
US5002519A (en) | Dual tension clutch | |
KR20190001924A (ko) | 보행형 작업기 | |
JP2010215089A (ja) | 管理機 | |
JPS5842068B2 (ja) | 歩行型作業車 | |
JP3354879B2 (ja) | 乗用型水田走行作業機 | |
JP2569141Y2 (ja) | 管理機のクラッチ機構 | |
JPH0741306Y2 (ja) | 歩行型作業機 | |
JPH057296Y2 (ja) | ||
JP2009126305A (ja) | 歩行型作業機のハンドル構造 | |
JP4052606B2 (ja) | ハンドトラクタ | |
JPS63270238A (ja) | 歩行型移動農機の走行操作構造 | |
JP3641487B2 (ja) | 乗用型歩行型兼用作業車 | |
JP2015097491A (ja) | 歩行型管理機 | |
JP2003011691A (ja) | 農作業機の緊急停止レバー装置 | |
JP3008277U (ja) | 耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構 | |
JP2854525B2 (ja) | 耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構 | |
JPH0423938Y2 (ja) | ||
JP2548441B2 (ja) | 乗用型農作業車 | |
JP3008278U (ja) | 耕耘機におけるクラッチレバー機構 | |
JPH0525948Y2 (ja) | ||
JPH01162916A (ja) | 歩行型芝刈り機のクラッチ操作構造 | |
JP5111941B2 (ja) | 歩行型作業機 | |
JP5898979B2 (ja) | 歩行型作業機の操作レバー装置 |