JP3008277U - 耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構 - Google Patents

耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構

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JP3008277U
JP3008277U JP1994011628U JP1162894U JP3008277U JP 3008277 U JP3008277 U JP 3008277U JP 1994011628 U JP1994011628 U JP 1994011628U JP 1162894 U JP1162894 U JP 1162894U JP 3008277 U JP3008277 U JP 3008277U
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clutch lever
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スロットルレバーを操作するときに、高速か
ら低速に移行し、且つクラッチを切り(OFF)状態に
する過程を滑らかに行うこと。 【構成】 耕耘機において略左右対称の握手部2,2を
有する操作ハンドルAの一方の握手部2にスロットルレ
バーA1 及びクラッチレバーA2 を設けること。スロッ
トルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内方
に向かうに従い高速域から減速域となるように操作可能
とし、クラッチレバーA2 には操作ハンドルAの内方側
に突出する切放し用押圧部4を設けること。クラッチレ
バーA2 を入り(ON)状態及び切り(OFF)状態に
適宜保持できるようにし、且つ入り(ON)状態のとき
には前記切放し用押圧部4は握手部2断面の上端位置付
近としてなること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、スロットルレバーを操作するときに、高速から低速に移行し、且つ クラッチを切り(OFF)状態にする過程を滑らかに行うことができる耕耘機に おけるスロットル及びクラッチレバー機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
耕耘機(エンジン搭載)において、エンジンをかけ、耕耘機を前進させて作業 させるための基本動作は、先ず耕耘機の後部に位置する操作ハンドルの握手部の 近くに原動機(エンジン)の動力を伝達させるためのクラッチレバーが設けられ ている。そのクラッチレバーを前に押すとクラッチが入り、引くとクラッチが切 れる。そのクラッチレバーとともに、左右いずれかの操作ハンドル握手部にエン ジン回転を調節する内引き式のスロットルレバーが設けられている。その耕耘機 の操作ハンドル握手部に設けられたクラッチレバーを握ることによりクラッチが 入り、ノックレバーがスプリングの作用により自動的に作用して連続運転の状態 となる。
【0003】 次に、クラッチを切るには、クラッチレバーを握りながらノックレバーに指を 伸ばして握ると固定状態から解除され、クラッチレバーを離すと自然にクラッチ が切れる構造となっている。その操作ハンドル握手部にクラッチレバーを設けた 反対側の操作ハンドル握手部にエンジン回転を調節するスロットルレバーが設け られている。この作業のときに、耕耘機のバック走行による危険が生じた場合に クラッチレバーを放すと、クラッチが切れるようになっている。また、それと共 に、耕耘機の操作ハンドルの握手部にエンジンの電源をオン(ON),オフ(O FF)させるスイッチや、操作ハンドルの適宜の位置に、エンジンの電源を切る ためのボタン類が設けてある。
【0004】 その耕耘機を後退(バック走行)させるには、クラッチを切り変速機構をバッ クにしてから、クラッチを入れて、耕耘機を後退(バック走行)させる。しかし 、操作ハンドルの左手の握手部には主クラッチを設け、その反対側の右手握手部 にはバック走行専用のレバーを設け、このレバーを握るとバック機構が作動して 耕耘機がバック走行し、レバーを放すと、バック走行が停止するようになってい るものがある。
【0005】 このような耕耘機は、後退(バック走行)のときの危険を防止しようと考えて 、アイデア的に良いように思われるが、実際に運転してみると、レバーを握り、 耕耘機がバック走行して危険を感じた時、慌ててクラッチを切ろうとするために 、反射的に主クラッチレバーを切ろうとし、そのときにレバーを放してしまい、 主クラッチを入れてしまう等の誤操作となることがある。このとき、耕耘機が前 進する場合があり、作業員が驚いてバックレバーを握ってしまうことがあり、バ ック走行の危険を防ごうとして考えられたことがマジックハンドのようになり、 かえって仇となることがある。
【0006】 また、操作ハンドル握手部クラッチ(入り,切り)2本のクラッチレバーを設 け、操作部から親指を伸ばして操作部より上がった所にあるレバーの先端部に手 (親指)を伸ばし、下へ押さえるとクラッチが入る。このとき、クラッチ切りレ バーが跳ね上がる。クラッチを切るにはこのレバーを押し下げることによりクラ ッチが切れる。また、一本のクラッチレバーでは、そのクラッチレバーを指で跳 ね上げると、クラッチが入り、またハンドルの握手部より上に上がったレバーを 手(指)を伸ばして押さえるとクラッチが切れる。そして、エンジン回転を調節 させるスロットルレバーは反対側のハンドル握手部に内引きタイプのものが設け られている。
【0007】 また、耕耘機がバック走行中に危険状態となったときに、手(指)を伸ばして 、或いは耕耘機を運転している作業員の身体に触れるとエンジンの電源が切れ、 エンジンを停止させるようになっている。また、耕耘機の操作ハンドル握手部と は別の部分にバック装置のレバーハンドルが設けられ、レバーハンドルによりバ ック装置に作用し、耕耘機がバック走行を始め、速度が次第に遅くなるようにし たタイプのものが存在し、危険性に対し、耕耘機の操作ハンドルにおいて対処せ んとしたものである。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来タイプの耕耘機では、スロットルレバーによる,高速から低速に移動する 操作と、クラッチレバーにおける入り(ON)状態から切り(OFF)状態の操 作とは必ずしも一連の動作で行えるものとはいえない。そのために、スロットル レバーの操作にて高速域から低速域にし、クラッチレバーを切り(OFF)状態 にして停止させるにしても、連続性のある滑らかな操作ができなかった。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで考案者は、前記課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、その考案 を、耕耘機において略左右対称の握手部を有する操作ハンドルの一方の握手部に スロットルレバー及びクラッチレバーを設け、スロットルレバーのレバー杆は、 操作ハンドルの内方に向かうに従い高速域から減速域となるように操作可能とし 、クラッチレバーには操作ハンドルの内方側に突出する切放し用押圧部を設け、 クラッチレバーを入り状態及び切り状態に適宜保持できるようにし、且つ入り状 態のときには前記切放し用押圧部は握手部断面の上端位置付近としてなる耕耘機 におけるスロットル及びクラッチレバー機構等としたことにより、作業員はスロ ットルレバーにて高速域から低速域への速度制御を行うとともに、クラッチレバ ーを切り(OFF)の状態にするまでをほとんど片手の指一本のみで連続的に行 うことができ、その操作性を著しく向上させ、且つ操作時の誤動作防止及び安全 性をもたらすことができ、前記の課題を解決したものである。
【0010】
【作用】
まず、操作ハンドルAにおいて、作業員はスロットルレバーA1 及び手ラッチ レバーA2 を備えた握手部2を握り、親指fにてクラッチレバーA2 のレバー杆 7を回転させて高速域から低速域に速度の制御をする。また、この段階ではクラ ッチレバーA2 は入り(ON)の状態に保持されている。図6ではこのクラッチ レバーA2 が入り(ON)の状態にあること、及び作業員が親指fにてスロット ルレバーA1 のレバー杆7を高速域から低速域に向かって操作しようとするとこ ろを示している。また、図10(a)では作業員が親指fにてレバー杆7を高速 域(実線)から低速域(想像線)に移動させる工程を握手部2の断面図として示 している。
【0011】 次に、作業員は親指fにてスロットルレバーA1 のレバー杆7を低速域にまで 移動させると、そのまま親指fをレバー杆7を乗り越えてクラッチレバーA2 の 切放し用押圧部4に移動させ、その親指fを切放し用押圧部4の押圧用屈曲片4 b上に置く〔図7,図10(b)参照〕。そして、切放し用押圧部4をその親指 fにて押圧することで、クラッチレバーA2 の入り(ON)状態の保持が解除さ れて、クラッチレバーA2 のレバー部3は下方に移動し、クラッチの切り(OF F)の状態となる〔図8,図10(c)参照〕。また、保持レバーA3 を使用し た実施例では、上記同様にスロットルレバーA1 のレバー杆7を高速域から低速 域に移動させ、そのまま親指fにて前記保持レバーA3 を押圧してクラッチレバ ーA2 を解除するものである〔図14(a)及び(b)参照〕。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。まず、操作ハンドルAはエ ンジンを搭載した箇所のフレーム(エンジン及びフレームは一般の耕耘機の全て に共通したものであるために図示は省略する)から後方に設けられ、上下方向に 昇降し、適宜の位置で固定自在となる。そして、操作ハンドルAは操作する作業 員に対して、最も適した位置に設定することができる。その操作ハンドルAは、 図4,図5等に示すように、左右対称状に配置されたハンドル杆部1,1の先端 より握手部2,2が設けられている。そのいずれか一方の握手部2にはスロット ルレバーA1 及びクラッチレバーA2 が設けられている。即ち、スロットルレバ ーA1 及びクラッチレバーA2 が一組となって右側の握手部2(図4及び図5参 照)、或いは左側の握手部2(図15参照)に設けられる。
【0013】 そのクラッチレバーA2 は、図1,図2等に示すように、レバー部3と切放し 用押圧部4とからなり、そのクラッチレバーA2 のレバー部3は、操作ハンドル Aの内方側に向かって形成されている(図4,図5参照)。即ち、操作ハンドル Aの左右対称のハンドル杆部1,1及びこれに続く握手部2,2において、一方 の握手部2に設けたクラッチレバーA2 の切放し用押圧部4は他方側の握手部2 に向かって突出するように形成されている。
【0014】 その切放し用押圧部4は、レバー部3の略中間部分に形成されているものであ り、さらに切放し用押圧部4の具体的構造としてはレバー部3より、略垂直状に 立ち上がる立上り片4aが形成され、該立上り片4aの上端に押圧用屈曲片4b が形成されている。該押圧用屈曲片4bは作業員が親指fにて容易に押圧するこ とができる程度の広さを有している(図1,図2等参照)。さらに、クラッチレ バーA2 を入り(ON)状態としたときには、その切放し用押圧部4の押圧用屈 曲片4bの位置は、図2に示すように、握手部2の軸方向における軸心線c−c よりは握手部2の半径程度の分量h程高い位置にあることが好ましい。即ち、握 手部2の断面の上端位置付近と略同一となるようにすることが好ましい。これは それぞれの作業員により若干異なるもので、略握手部2の断面の中間よりも上側 寄りにあればよく、それよりも多少の上下に位置を変更させることもある。この 変更できるのは、スロットルレバーA1 のレバー杆7の高さ位置よりも低い範囲 内であることが必要である。
【0015】 その握手部2に対してクラッチレバーA2 の入り(ON)状態は、その握手部 2に近接した状態であり、この状態を具体的に示すと図1及び図2に示すように 、クラッチレバーA2 が実線で示されている。また、クラッチレバーA2 の切り (OFF)状態は、握手部2より離間した状態であって、図1及び図2では想像 線(鎖線)で示している。そして、クラッチレバーA2 の入り(ON)状態及び 切り(OFF)状態は保持できるようになっている。その具体的な構造としては 、クラッチレバーA2 と握手部2との枢支点Pの位置に対してクラッチレバーA 2 のクラッチワイヤwの引張力線が上下することにより、入り(ON)状態及び 切り(OFF)状態を適宜に保持することができるものである(図2参照)。
【0016】 また、そのクラッチレバーA2 のレバー部3を常時切り(OFF)の状態に保 持するための切放し用弾性体12をレバー部3の枢支点P付近と操作ハンドルA のハンドル杆部1との間に設けた実施例が存在する(図11参照)。その切放し 用弾性体12の復元力で、クラッチレバーA2 のレバー部3の前部が上方に引き 上げられ、レバー部3の後部が下がり、クラッチの切り(OFF)の状態となる ものである。
【0017】 次に、スロットルレバーA1 は図1乃至図3等に示すように、スロットル回転 部6にレバー杆7が形成され、前記スロットル回転部6にはカバーが設けられて いる。そのスロットルレバーA1 のレバー杆7の操作により耕耘機の速度制御を 行うものである。そして、高速域から低速域のエンジン回転の制御は、レバー杆 7を、操作ハンドルAの外方から内方に向かって回転させることによりできるも のである。即ち、スロットルレバーA1 が設けられている握手部2に対してレバ ー杆7を他方側の握手部2側に回転させることで高速域から低速域に速度制御す ることができるようになっている。
【0018】 さらに、そのスロットルレバーA1 を右側の握手部2と左側の握手部2に設け た場合について説明すると、まず図4,図5に示すように、右側の握手部2にス ロットルレバーA1 を設けた場合では、レバー杆7は時計方向に回転させること で高速域から低速域になるものである。即ち、右側の握手部2に設けたスロット ルレバーA1 のレバー杆7を時計方向に回転させることは、操作ハンドルAの外 方から内方に向かってレバー杆7を回転させることになる。これは、図3におい てレバー杆7の高速域から低速域への制御回転方向を想像線による矢印で示して いる。そのレバー杆7が低速域に達したときには、レバー杆7が前記クラッチレ バーA2 の切放し用押圧部4に近接することとなる。
【0019】 また、図15,図16では操作ハンドルAの左側の握手部2にスロットルレバ ーA1 を設けた実施例を示したものであり、スロットルレバーA1 のレバー杆7 は反時計方向の回転により高速域から低速域に速度制御することができる。即ち 、左側の握手部2に設けたスロットルレバーA1 のレバー杆7を反時計方向に回 転させることは、操作ハンドルAの外方から内方に向かってレバー杆7を回転さ せることになる。そして、前記右側の握手部2にスロットルレバーA1 を設けた のと同様に低速域に達した状態でレバー杆7はクラッチレバーA2 の切放し用押 圧部4に近接することとなる。
【0020】 次に、クラッチレバーA2 の入り(ON)状態の保持動作を保持レバーA3 に よって行う実施例が存在する。該実施例において、その保持レバーA3 は図12 に示すように、前記クラッチレバーA2 の略上方箇所に設けられている。その保 持レバーA3 の構造は、保持レバー本体8がクラッチレバーA2 の回転方向と同 様に揺動するもので、その保持レバー本体8の長手方向一端側に係止部9が形成 され、保持レバー本体8の長手方向の中間箇所に揺動用ピン10が設けられ、そ の揺動用ピン10を中心にして保持レバーA3 が揺動する構造となっている(図 12,図13参照)。
【0021】 一方、クラッチレバーA2 にはレバー部3の先端に被係止部5が形成されてお り、該被係止部5が前記係止部9と係止するものである。また、保持レバーA3 は、図14(a)に示すように、係止部9側が常時クラッチレバーA2 の被係止 部5に係止する方向にコイルスプリング等の弾性体11にて付勢されている。そ して、保持レバー本体8の後部を押圧することで、図14(b)に示すように、 係止部9がクラッチレバーA2 の被係止部5との係止状態を解除し、クラッチレ バーA2 が入り(ON)状態から切り(OFF)状態になる。
【0022】
【考案の効果】
請求項1においては、耕耘機において略左右対称の握手部2,2を有する操作 ハンドルAの一方の握手部2にスロットルレバーA1 及びクラッチレバーA2 を 設け、スロットルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内方に向かうに 従い高速域から減速域となるように操作可能とし、クラッチレバーA2 には操作 ハンドルAの内方側に突出する切放し用押圧部4を設け、クラッチレバーA2 を 入り(ON)状態及び切り(OFF)状態に適宜保持できるようにし、且つ入り (ON)状態のときには前記切放し用押圧部4は握手部2断面の上端位置付近と してなる耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構としたことにより、 まず第1に耕耘機のクラッチレバーA2 の操作性を良好にすることができるし、 第2に構造を極めて簡単にすることができる等の効果を奏する。
【0023】 上記効果を詳述すると略左右対称の握手部2,2を有する操作ハンドルAの一 方の握手部2にスロットルレバーA1 及びクラッチレバーA2 を設け、スロット ルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内方に向かうに従い高速域から 減速域となるように操作可能としたものである。さらに、クラッチレバーA2 に は、操作ハンドルAの内方側に突出する切放し用押圧部4を設け、且つクラッチ レバーA2 は、入り(ON)状態及び切り(OFF)状態に適宜保持できるよう にしている。そして、クラッチレバーA2 の切放し用押圧部4及びスロットルレ バーA1 の高速域から低速域への変換は全て操作ハンドルAの内方に向かって行 うものであり、ここで親指fをスロットルレバーA1 のレバー杆7を操作して低 速域に移動させると、親指fは自然にクラッチレバーA2 の存在する位置に達す ることとなり、低速域から即座にクラッチレバーA2 を切り(OFF)の状態に することがでときる。
【0024】 即ち、親指fでレバー杆7を高速域から低速域となるように回転させると、親 指fは自然にクラッチレバーA2 の切放し用押圧部4に近づき、親指fを切放し 用押圧部4に置くことが極めて簡易且つ迅速にできる。この一連の動作は図6乃 至図8及び図10(a)乃至(c)にて示されている。即ち、作業員は親指fの みの操作にてスロットルレバーA1 の高速域から低速域への移動とクラッチレバ ーA2 の切り(OFF)状態を行うことができ、スロットルレバーA1 にて耕耘 機を低速にし、且つ必要に応じて簡単にクラッチを切り(OFF)の状態にする ことができる。このときの、作業員の親指fにてスロットルレバーA1 のレバー 杆7を回転させる動作に、作業員にとって無理な動作は一切無く、上記一連の動 作が人間の自然な動きとしているために作業員にとっての労力的,精神的負担を 一切除去することができる。
【0025】 また、クラッチレバーA2 の入り(ON)状態のときには前記切放し用押圧部 4は握手部2断面の上端位置付近としてなることにより、ハンドルAの握手部2 を握り、クラッチレバーA2 を握りながら、親指で切放し用押圧部4を押さえる ようにして、クラッチ(入り)ON,(切り)OFFの兼ね合いにより半クラッ チの状態を適宜に操作することが容易にできる。これによって耕耘機の後退(バ ック走行)が安全にできるし、半クラッチ状態では、畝端で方向変換するときに 操作しやすくでき耕耘機の運転が容易で安全にできる。さらに、耕耘機による作 業ができない暗闇でも半クラッチ状態にて確実かつ安全にできる。
【0026】 次に、請求項2においては、耕耘機において略左右対称の握手部2,2を有す る操作ハンドルAの一方の握手部2にスロットルレバーA1 及びクラッチレバー A2 を設け、スロットルレバーA1 のレバー杆7は、操作ハンドルAの内方に向 かうに従い高速域から減速域となる操作構成とし、且つクラッチレバーA2 は入 り(ON)状態及び切り(OFF)状態に適宜保持できるようにし、前記クラッ チレバーA2 の入り(ON)状態及び切り(OFF)状態を適宜操作自在となる 保持レバーA3 を操作ハンドルAの内方側となるうように前記握手部2に設け、 その保持レバーA3 は弾性体11により常時はクラッチレバーA2 を入り(ON )状態に保持してなる耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構とした ことにより、クラッチレバーA2 の入り(ON)状態及び切り(OFF)状態を 適宜操作自在となる保持レバーA3 を操作ハンドルAの内方側となるように前記 握手部2に設けてなることで、クラッチレバーA2 は入り(ON)状態と切り( OFF)状態のみの動作が確実に行われるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す斜視図
【図2】本考案における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す側面図
【図3】本考案における握手部,スロットルレバー,ク
ラッチレバーの構成及び位置関係を示す平面図
【図4】本考案の構成を有する操作ハンドル箇所の斜視
【図5】本考案の構成を有する操作ハンドル箇所の平面
【図6】クラッチレバーが入りの状態で作業員が握手部
を握り操作する状態を示す斜視図
【図7】クラッチレバーが入りの状態で作業員が切放し
用押圧部に親指を置いた状態を示す斜視図
【図8】作業員が切放し用押圧部を押圧してクラッチレ
バーを切りの状態としたときの斜視図
【図9】作業員が操作する親指をスロットルレバーのレ
バー杆を乗り越えて切放し用押圧部を移動させる状態を
示す握手部の平面図
【図10】(a)乃至(c)はスロットルレバーのレバ
ー杆を高速域から低速域に移動させ、クラッチレバーの
入りの状態から切りの状態とするまでの一連の動作を示
した握手部箇所の断面図
【図11】クラッチレバーの先端に切放し用弾性体を使
用した実施例の側面図
【図12】クラッチレバーの入りの状態の保持を保持レ
バーを介して行う実施例の側面図
【図13】クラッチレバーの入りの状態の保持を保持レ
バーを介して行う実施例の平面図
【図14】(a)及び(b)は保持レバーの操作により
クラッチレバーが入りの状態から切りの状態に移る動作
を示す要部拡大図
【図15】操作ハンドルの左側の握手部にスロットルレ
バー及びクラッチレバーを設けた実施例の平面図
【図16】左側の握手部にスロットルレバー及びクラッ
チレバーを設けた実施例の要部平面図
【符号の説明】
A…操作ハンドル A1 …スロットルレバー A2 …クラッチレバー A3 …保持レバー 2…握手部 4…切放し用押圧部 7…レバー杆 11…弾性体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耕耘機において略左右対称の握手部を有
    する操作ハンドルの一方の握手部にスロットルレバー及
    びクラッチレバーを設け、スロットルレバーのレバー杆
    は、操作ハンドルの内方に向かうに従い高速域から減速
    域となるように操作可能とし、クラッチレバーには操作
    ハンドルの内方側に突出する切放し用押圧部を設け、ク
    ラッチレバーを入り状態及び切り状態に適宜保持できる
    ようにし、且つ入り状態のときには前記切放し用押圧部
    は握手部断面の上端位置付近としてなることを特徴とし
    た耕耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構。
  2. 【請求項2】 耕耘機において略左右対称の握手部を有
    する操作ハンドルの一方の握手部にスロットルレバー及
    びクラッチレバーを設け、スロットルレバーのレバー杆
    は、操作ハンドルの内方に向かうに従い高速域から減速
    域となる操作構成とし、且つクラッチレバーは入り状態
    及び切り状態に適宜保持できるようにし、前記クラッチ
    レバーの入り状態及び切り状態を適宜操作自在となる保
    持レバーを操作ハンドルの内方側となるように前記握手
    部に設け、その保持レバーは弾性体により常時はクラッ
    チレバーを入り状態に保持してなることを特徴とした耕
    耘機におけるスロットル及びクラッチレバー機構。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013063026A (ja) * 2011-09-15 2013-04-11 Kubota Corp 歩行型電動作業機

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