JPH0858034A - 装飾用表面材及びその製造方法と製造装置 - Google Patents

装飾用表面材及びその製造方法と製造装置

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JPH0858034A
JPH0858034A JP6221152A JP22115294A JPH0858034A JP H0858034 A JPH0858034 A JP H0858034A JP 6221152 A JP6221152 A JP 6221152A JP 22115294 A JP22115294 A JP 22115294A JP H0858034 A JPH0858034 A JP H0858034A
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JP
Japan
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particles
adhesive
opaque
adhesive layer
surface material
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JP6221152A
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Inventor
Yoshihiro Ikeda
義博 池田
Koichi Kawachi
浩一 河内
Takeshi Furukura
毅 古倉
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Toray Industries Inc
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KANBOU CREATE KK
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天然石のもつ複雑な色調や深みを容易に表現
できる装飾用表面材及びその製造方法と製造装置を提供
する。 【構成】 不透明なフイルム1と、不透明なフイルム1
の一面に分散された互いに色相の異なる複数種の粒状物
9と、粒状物9が実質的に埋設された、接着剤6と粒状
物9の被覆ポリマ13との融着層25と、からなる装飾
用表面材、及びその製造装置と製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂、金属、木
材、石膏ボード、コンクリート等の基材の表面に貼り合
わせることにより、床材、壁材、天井材、システムバ
ス、システムキッチン、家具の外装、車輛内装、家電製
品の外装などに用いることのできる、新規なシート状の
装飾用表面材及びその製造方法と製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の床材、壁材、天井材等は、プリン
ト印刷された塩化ビニルフイルム又はシートを基材にラ
ミネートして用いるのが一般的であるが、プリント印刷
柄は平面的で透明感やボリウム感がなく、天然素材に比
較して薄っぺらで安っぽいイメージが強かった。
【0003】最近は、塩化ビニルシートの上に塩化ビニ
ルプラスチゾルを塗布し、その上に塩化ビニルのカラー
チップを散布してから加熱圧縮し、塩化ビニルプラスチ
ゾルをゲル化すると共にチップを圧延して砕石柄等を出
す方法が普及しつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
方法では、塩化ビニルプラスチゾルをゲル化するために
極めて大きい熱エネルギーと長い時間が必要になるた
め、生産コストが高くなるという問題がある。さらに、
塩化ビニルのカラーチップの圧延による柄出しは、印刷
法よりも深みのある重厚さを出せる点が特徴であるが、
塩化ビニルプラスチゾルはゲル化させると不透明になる
ので、天然石のような濃淡ムラやにじみ、ぼかし、にご
り等の微妙な色調や変化が出ず、単調で画一的な柄しか
出せないという限界がある。
【0005】本発明は、このような従来技術の問題点お
よび限界に着目し、安価に製造でき、かつ、御影石や大
理石の如き天然石のような色調を容易に作り出せる装飾
用表面材及びその製造方法と製造装置を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿う本発明
の装飾用表面材は、不透明なフイルムと、該不透明なフ
イルムの一面上に分散された互いに色相の異なる複数種
の粒状物と、該粒状物が実質的に埋設された、接着剤と
前記粒状物の被覆ポリマとの融着層と、からなることを
特徴とするものからなる。
【0007】本発明における「不透明なフイルム」の中
には、着色フイルムおよび印刷フイルムの両方を含むも
のとする。
【0008】また、上記融着層は、複数種の粒状物の反
不透明なフイルム側を実質的に覆っていることが好まし
い。
【0009】また、上記複数種の粒状物は、とくに限定
されるものではなく、例えば天然石のような柄出しが可
能なものであればよいが、好ましくは、透明なプラスチ
ックチップおよび不透明な粉粒体を含むものである。こ
の不透明な粉粒体には、着色された粉粒体を含むものと
する。
【0010】また、上記接着剤は、実質的に透明である
ことが望ましい。
【0011】なお、本発明において透明とは、無色透
明、着色透明の両方を含む概念である。したがって、上
記「接着剤」は無色透明の接着剤と着色透明の接着剤の
両方を含む概念であり、上記「透明なプラスチックチッ
プ」は無色透明なプラスチックチップと着色透明なプラ
スチックチップの両方を含む概念である。
【0012】また、本発明に係る装飾用表面材の製造方
法は、不透明なフイルム上に接着剤を塗布し、該接着剤
層上に、表面が相対的に低軟化点のポリマで被覆された
互いに色相の異なる複数種の粒状物を散布し、該接着剤
層を乾燥した後、該接着剤層を加熱圧縮し、前記粒状
物、被覆ポリマ、接着剤を含む層をシート状に圧延する
ことを特徴とする方法からなる。
【0013】この方法においても、上記複数種の粒状物
は、透明なプラスチックチップおよび不透明な粉粒体を
含むものであってもよい。
【0014】また、本発明に係る装飾用表面材の製造装
置は、不透明なフイルム上に接着剤を塗布する手段と、
形成された接着剤層上に、表面が相対的に低軟化点のポ
リマで被覆された粒状物を散布する手段と、該接着剤層
を乾燥する手段と、前記接着剤層を加熱する手段と、加
熱した接着剤層を前記粒状物および被覆ポリマとともに
圧延する手段とを有することを特徴とするものからな
る。
【0015】
【作用】上記のような装飾用表面材においては、不透明
なフイルムの一面上に、互いに色相の異なる複数種の粒
状物と、該粒状物が実質的に埋設された、接着剤と粒状
物の被覆ポリマとからなる融着層が形成されている。こ
のため、装飾用表面材を融着層側から観察した場合、不
透明なフイルム自身が透けて見える部分と、混在した互
いに色相の異なる粒状物とが、不定形な複雑な柄をもっ
て見えることになり、かつそれらが多層に見えることに
なるので、複雑な色合いをかもし出すことになる。従っ
て、この多層の複雑な色調を有する装飾用表面材は、実
物の天然石の如き肉厚感、深み感を現わすことができ
る。
【0016】また、融着層が粒状物の反不透明フイルム
側を覆うことにより、別途表皮フイルムを積層する必要
がなく、その分製造コストを低減できる。
【0017】また、複数種の粒状物に透明なプラスチッ
クチップおよび不透明な粉粒体が含まれる場合には、融
着層を介して観察される不透明なフイルムの図柄は、極
めて変化に富んだものとなる。つまり、透明プラスチッ
クチップを介して不透明なフイルムが観察されることに
より、透明プラスチックチップの光の屈折により図柄が
拡大されたり、あるいは互いの色が干渉し合うことで独
特の色合いがかもし出される。また、不透明な粉粒体に
より不透明なフイルムの図柄が部分的に隠蔽されるとと
もに、不透明粉粒体自身のもつ色調が、不定形な柄や多
層感、肉厚感、深みを一層増大させる。従って、装飾用
表面材の奥ゆき感や深みが一層効果的に表現できる。
【0018】また、本発明に係る装飾用表面材の製造方
法においては、まず、不透明なフイルムの一面上に接着
剤が略均一な厚みで塗布される。このように形成された
接着剤層上に、表面が相対的に低軟化点のポリマで被覆
され、互いに色相の異なる複数種の粒状物が散布され
る。そして、接着剤層が乾燥され、複数種の粒状物が接
着剤層上に一旦固着される。さらに、この状態で該接着
剤層が加熱圧縮され、接着剤が再び軟化されるととも
に、粒状物を被覆しているポリマが軟化あるいは溶融さ
れる。このとき、接着剤と粒状物の被覆ポリマとが互い
に融着し、それが粒状物とともに圧延されてシート状の
融着層が形成される。粒状物は、実質的に融着層内に埋
設され、融着層の一部が、粒状物の反不透明フイルム側
を覆い、被覆フイルムの機能を果たす。
【0019】また、本発明の装飾用表面材の製造装置に
おいては、不透明なフイルム上に接着剤を塗布する手段
によって接着剤が塗布され接着剤層が形成される。そし
て、粒状物を散布する手段によって、上記接着剤層上に
低軟化点ポリマに被覆された粒状物が散布される。この
状態で接着剤層を乾燥させる手段によって、接着剤が乾
燥され、接着剤層上に粒状物が所定の散布状態で一旦固
着される。
【0020】次に、粒状物が固着された接着剤層は、該
接着剤層を加熱する手段によって加熱される。この加熱
により、接着剤および相対的に軟化点の低い被覆ポリマ
が軟化あるいは溶融される。この状態で粒状物を含む接
着剤層が圧延され、軟化あるいは溶融した接着剤および
被覆ポリマが互いに融着して融着層を形成し、該融着層
内に粒状物が埋設される。このとき、粒状物自身も多か
れ少なかれ圧延される。
【0021】
【実施例】以下に、本発明の装飾用表面材及びその製造
方法と製造装置の望ましい実施例を、図面を参照して説
明する。図1は本発明の一実施例に係る装飾用表面材の
製造装置を示しており、図2〜図5は、装飾用表面材お
よびその素材を示している。図において、1は不透明な
フイルムを示している。フイルム1は実質的に不透明な
フイルムであればよく、着色フイルム、印刷フイルム等
のいずれであってもよい。また、フイルム1の表面は、
必要に応じて、鏡面や砂目艶消し又はミラーエンボス等
の各種のものに仕上げておくことが可能である。
【0022】フイルム1は、原反ロール2から引き出さ
れ、本実施例では、コロナ放電処理機3に送られる。フ
イルム1は、コロナ放電処理機3によって、予めコーテ
ィング面の表面の濡れ張力が33〜48dyn/cm程
度になるように処理される。
【0023】コロナ放電処理機3により処理されたフイ
ルム1は、該フイルム1に接着剤を塗布する手段として
の接着剤槽5をそなえたメッシュコータ4に送られる。
【0024】接着剤槽5内には、接着剤6が貯蔵されて
いる。本実施例においては、接着剤6として、東レ
(株)製のコータックスTC750(アクリル系エマル
ジョン)100部に、エポキシ系硬化剤として長瀬化成
(株)製のデナコールEX614Bを3部とメラミン硬
化剤スミテックスM3を2部と、必要に応じて水分散性
顔料を0.01〜5部添加し、水で希釈して粘度が20
〜300cpsになるように調製されている。なお、接
着剤6は実質的に透明なものでも不透明なものでもよ
く、透明なものの場合は、無色透明、着色透明のいずれ
であってもよい。
【0025】コロナ放電処理機3において、予め表面処
理されたフイルム1に、メッシュコータ4により接着剤
6が均一に塗布され、フイルム1に接着剤層7が形成さ
れる。接着剤層7の厚みは好ましくは0.12mm近傍
の厚みである。
【0026】不透明なフイルム1上に形成された接着剤
層7上には、互いに色相の異なる複数種の粉粒体からな
る粒状物9を収容した、散布手段としての粒状物散布ホ
ッパ8から該粒状物9が散布される。本実施例において
は、散布ホッパ8は、第1の散布ホッパ8a、第2の散
布ホッパ8b、第3の散布ホッパ8cの3つの散布ホッ
パから構成されている。
【0027】散布ホッパ8a中には、透明なプラスチッ
クチップ10が貯蔵されている。また、第2の散布ホッ
パ8b中には、不透明な粒体12が、第3の散布ホッパ
8c中には不透明な粉体14が貯蔵されている。これら
チップ10、粒体12、粉体14は、図2および図3に
示すように、それぞれ相対的に低軟化点の被覆ポリマ1
3で覆われている。
【0028】本実施例においては、透明なプラスチック
チップ10としては東京ファインケミカル(株)製の塩
化ビニルカラーチップ9004(粒径2〜3mm)を、
低軟化点の被覆ポリマ13として塩化ビニルゾルでコー
ティングしたものを5色配合して用いる。
【0029】また、不透明な粒体12としては、大日精
化工業(株)製の塩化ビニルカラーチップEMAC(粒
径1〜2mm)を5色配合した後に、低軟化点の被覆ポ
リマ13としてアクリルエマルジョンでスプレーコーテ
ィングし表面硬化点を100〜120℃に調製したもの
を用いている。また、不透明な粉体14としては、日本
プラス工業(株)製の顆粒粉体(粒径0.3〜1.5m
m)を2色配合した後に、低軟化点の被覆ポリマ13と
してアクリルエマルジョンでスプレーコーティングする
か又はチップ表面にホットメルトパウダーを接着して表
面硬化点を100〜120℃に調製したものを用いてい
る。
【0030】また、散布ホッパ8からの散布量は、透明
なプラスチックチップ10が200〜300g/m2
度、不透明な粒体12が50〜150g/m2 程度、不
透明な粉体14が30〜150g/m2 程度になるよう
に設定されている。
【0031】接着剤層7上に、透明プラスチックチップ
10、不透明な粒体12および不透明な粉体14を散布
されたフイルム1(図4)は、サクションコンベアベル
ト15上に送られ、接着剤層7を乾燥させるための乾燥
手段としてのスチームヒータ乾燥機16、ガスヒータ乾
燥機17内を通過される。スチームヒータ乾燥機16、
ガスヒータ乾燥機17により接着剤層7が90〜130
℃で乾燥され、該透明接着剤層7上に透明プラスチック
チップ10、不透明な粒体12および不透明な粉体14
が一旦固着される。なお、これら乾燥機の種類は特に限
定されない。
【0032】接着剤層7上に透明プラスチックチップ1
0、不透明な粒体12および不透明な粉体14を固着し
たフイルム1は、接着剤層7を加熱する手段としてのガ
ス遠赤外線ヒータ18によって120〜150℃程度に
加熱される。この加熱用ヒータの種類も特に限定されな
いが、接着剤層の上方から加熱する場合は、非接触式ヒ
ータであることが必要である。
【0033】加熱された接着剤層7は、該接着剤層7を
圧延する手段としての熱ロール19、ゴムロール20
(加熱温度110〜140℃、圧力60〜120kg/
cm2)により圧延される。そして、冷却シリンダ21
により冷却され、巻取ロール22として巻き取られる。
【0034】上記のような装置を用いて、本発明に係る
装飾用表面材の製造方法は、以下のように実施される。
まず、フイルム1上に接着剤層7が形成される。次に接
着剤層7上に、透明なプラスチックチップ10、不透明
な粒体12、不透明な粉体14が散布される。この状態
で接着剤層7を乾燥させることにより、該接着剤層7上
に、透明なプラスチックチップ10、不透明な粒体1
2、不透明な粉体14が一旦所定の散布密度、所定の分
散状態にて固着される。
【0035】次に、接着剤層7が、ガス遠赤外線ヒータ
18によって120〜150℃程度に加熱される。この
加熱によって接着剤層7を形成する接着剤6および粒状
物9の被覆ポリマ13が徐々に軟化あるいは溶融され始
める。さらに、この状態で熱ロール19、ゴムロール2
0により圧延されると、軟化された被覆ポリマ13と接
着剤層7を形成する接着剤6とで融着層25が形成され
る。そして粒状物9は形成された融着層25内に実質的
に埋設される(図5)。
【0036】上記のような製造装置および製造方法によ
り製造された本発明に係る装飾用表面材においては、図
5の矢印方向、つまり融着層25側から観察される不透
明なフイルム1の図柄は以下のようになる。まず、融着
層25には互いに色相の異なる粒状物9としての、透明
なプラスチックチップ10、不透明な粒状体12、不透
明な粉体14が混在することにより、複雑な柄、色合い
がかもし出される。また、融着層25中の透明なプラス
チックチップ10を通して見ると、該透明なプラスチッ
クチップ10による光の屈折作用によって不透明なフイ
ルム1の図柄が拡大されたり、あるいはプラスチックチ
ップ10とフイルム1の色が互いに干渉したり、さらに
は、融着層25、粒状物9、不透明なフイルム1が不定
形な柄を創出し、多層の色合い、柄が形成されて、奥行
き感や深みが表現できる。つまり、不透明な粒体12、
不透明な粉体14により、不透明なフイルム1の図柄が
部分的に隠蔽された部分、透明プラスチックチップ10
を通して見える部分、融着層25を介して不透明なフイ
ルム1の図柄が直接観察される部分、光の当り具合によ
っては、不透明なフイルム1の表面で反射する光の部分
等が生じる。
【0037】したがって、たとえ、同じ図柄の繰り返し
の不透明なフイルム1や単一色のフイルム1を用いたと
しても、融着層25側から観察される図柄は、深みのあ
る、かつ複雑な多層構造からなる天然石のようなものと
なる。
【0038】また、図5に示したように、粒状物9とし
ての透明なプラスチックチップ10、不透明な粒体1
2、不透明な粉体14も多かれ少なかれ圧延されるが、
これらは、実質的に融着層25内に埋設されることにな
り、粒状物9の反不透明フイルム側は融着層25によっ
て覆われることになる。このため、融着層25が表皮フ
イルムとしての機能を果たすことになり、別に表皮フイ
ルムを積層する工程が省略されるので、製造コストが大
幅に低減できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の装飾用表
面材によるときは、融着層中に互いに色相の異なる複数
種の粒状物が混在することにより、融着層側から見える
装飾用表面材の図柄は、変化に富んだ形態や色相にな
り、従来得られなかった、天然石に極めて近い透明感や
肉厚感、深みを容易にかもし出すことができる。
【0040】また、接着剤層と粒状物の被覆ポリマとか
ら形成される融着層が、表皮フイルムの機能を発揮し得
るので、別途表皮フイルムを設ける必要がなくなり、製
造コストが低減できる。
【0041】また、本発明の装飾用表面材の製造方法及
び製造装置によるときは、上記のような天然石に極めて
近い色相を有する装飾用表面材を効率よく容易にしかも
安価に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る装飾用表面材の製造装
置の概略構成図である。
【図2】図1の装置により散布される透明なプラスチッ
クチップの拡大断面図である。
【図3】図1の装置により散布される不透明な粉粒体の
拡大断面図である。
【図4】図1の装置で接着剤層に透明なプラスチックチ
ップおよび不透明な粉粒体を散布した不透明なフイルム
の拡大縦断面図である。
【図5】図1の装置により製造された装飾用表面材の拡
大縦断面図である。
【符号の説明】
1 不透明なフイルム 2 原反ロール 3 コロナ放電処理機 4 メッシュコータ 5 接着剤槽 6 接着剤 7 接着剤層 8 散布ホッパ 8a 第1の散布ホッパ 8b 第2の散布ホッパ 8c 第3の散布ホッパ 9 粒状物 10 透明なプラスチックチップ 12 不透明な粒体 13 低軟化点の被覆ポリマ 14 不透明な粉体 15 サクションコンベアベルト 16 スチームヒータ乾燥機 17 ガスヒータ乾燥機 18 ガス遠赤外線ヒータ 19 熱ロール 20 ゴムロール 21 冷却シリンダ 22 巻取ロール 25 融着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 31/20 9349−4F 33/00 9349−4F

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明なフイルムと、該不透明なフイル
    ムの一面上に分散された互いに色相の異なる複数種の粒
    状物と、該粒状物が実質的に埋設された、接着剤と前記
    粒状物の被覆ポリマとの融着層と、からなることを特徴
    とする装飾用表面材。
  2. 【請求項2】 前記融着層が前記複数の粒状物の反不透
    明フイルム側を覆っている、請求項1の装飾用表面材。
  3. 【請求項3】 前記複数種の粒状物が、透明なプラスチ
    ックチップおよび不透明な粉粒体を含んでいる、請求項
    1又は2の装飾用表面材。
  4. 【請求項4】 前記接着剤が実質的に透明なものからな
    る、請求項1ないし3のいずれかに記載の装飾用表面
    材。
  5. 【請求項5】 不透明なフイルム上に接着剤を塗布し、
    該接着剤層上に、表面が相対的に低軟化点のポリマで被
    覆された互いに色相の異なる複数種の粒状物を散布し、
    該接着剤層を乾燥した後、該接着剤層を加熱圧縮し、前
    記粒状物、被覆ポリマ、接着剤を含む層をシート状に圧
    延することを特徴とする、装飾用表面材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記複数種の粒状物が、透明なプラスチ
    ックチップおよび不透明な粉粒体を含んでいる、請求項
    5の装飾用表面材の製造方法。
  7. 【請求項7】 不透明なフイルム上に接着剤を塗布する
    手段と、形成された接着剤層上に、表面が相対的に低軟
    化点のポリマで被覆された粒状物を散布する手段と、該
    接着剤層を乾燥する手段と、前記接着剤層を加熱する手
    段と、加熱した接着剤層を前記粒状物および被覆ポリマ
    とともに圧延する手段とを有することを特徴とする、装
    飾用表面材の製造装置。
JP6221152A 1994-08-22 1994-08-22 装飾用表面材及びその製造方法と製造装置 Pending JPH0858034A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290607A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Lonseal Corp 意匠シート
CN114368084A (zh) * 2020-10-15 2022-04-19 捷欣企业股份有限公司 料片结构

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