JPH058360A - シートの製造方法 - Google Patents
シートの製造方法Info
- Publication number
- JPH058360A JPH058360A JP3190566A JP19056691A JPH058360A JP H058360 A JPH058360 A JP H058360A JP 3190566 A JP3190566 A JP 3190566A JP 19056691 A JP19056691 A JP 19056691A JP H058360 A JPH058360 A JP H058360A
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- Japan
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- sheet
- sprinkled
- cork
- thermoplastic
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Abstract
(57)【要約】
【目的】敷物や床材として用いるシートを簡単に製造す
る。 【構成】熱可塑性シートを加熱軟化状態において、その
表面に微小体を散布し、次いで該散布面を押圧すること
によって該微小体を該シート表面に圧着させる。
る。 【構成】熱可塑性シートを加熱軟化状態において、その
表面に微小体を散布し、次いで該散布面を押圧すること
によって該微小体を該シート表面に圧着させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として敷物や床材、壁
材、ケース等として用いられるシートの製造方法に関す
るものである。
材、ケース等として用いられるシートの製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最近、天然嗜好に応じて敷物や床材とし
て基材表面にコルクシートを貼着した構成等が提供され
ている。従来、このような構成のシートを製造するには
コルクチップをバインダーで結着してブロックとし、該
ブロックをシート状にスライスしてコルクシートとし、
該コルクシートを厚紙、木版の基材等に貼着する方法が
とられていた。
て基材表面にコルクシートを貼着した構成等が提供され
ている。従来、このような構成のシートを製造するには
コルクチップをバインダーで結着してブロックとし、該
ブロックをシート状にスライスしてコルクシートとし、
該コルクシートを厚紙、木版の基材等に貼着する方法が
とられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
にコルクチップをブロックとし、該ブロックをスライス
してコルクシートとする従来方法では工程が非常に複雑
になり、安価に提供することが困難であった。
にコルクチップをブロックとし、該ブロックをスライス
してコルクシートとする従来方法では工程が非常に複雑
になり、安価に提供することが困難であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するための手段として、熱可塑性シートを加熱軟
化状態においてその表面に微小体を散布した後、該散布
面を押圧するシートの製造方法および該熱可塑性シート
はポリエチレンおよびまたはポリプロピレンとエチレン
ー酢酸ビニル共重合体との混合物であるシートの製造方
法を提供するものである。
を解決するための手段として、熱可塑性シートを加熱軟
化状態においてその表面に微小体を散布した後、該散布
面を押圧するシートの製造方法および該熱可塑性シート
はポリエチレンおよびまたはポリプロピレンとエチレン
ー酢酸ビニル共重合体との混合物であるシートの製造方
法を提供するものである。
【0005】(熱可塑性シート)本発明に用いられる熱
可塑性シートは例えばポリエチレン(PE)、ポリプロ
ピレン(PP)、エチレンープロピレン共重合体(EP
P)、酢酸ビニルーエチレン共重合体(EVA)、ポリ
塩化ビニル(PVC)、スチレンーブタジエン共重合体
(SBR)、アクリロニトリルーブタジエン共重合体
(NBR)等の熱可塑性合成樹脂あるいは上記熱可塑性
合成樹脂の二種以上の混合物のシートあるいは該熱可塑
性合成樹脂あるいは該混合物の発泡体のシート、または
上記シートの二種以上の積層シートである。上記例示は
本発明を限定するものではない。
可塑性シートは例えばポリエチレン(PE)、ポリプロ
ピレン(PP)、エチレンープロピレン共重合体(EP
P)、酢酸ビニルーエチレン共重合体(EVA)、ポリ
塩化ビニル(PVC)、スチレンーブタジエン共重合体
(SBR)、アクリロニトリルーブタジエン共重合体
(NBR)等の熱可塑性合成樹脂あるいは上記熱可塑性
合成樹脂の二種以上の混合物のシートあるいは該熱可塑
性合成樹脂あるいは該混合物の発泡体のシート、または
上記シートの二種以上の積層シートである。上記例示は
本発明を限定するものではない。
【0006】上記シートには炭酸カルシウム、タルク、
ベンナイト、高炉スラグ、フライアッシュ、石膏等の無
機充填剤を混合してもよい。該無機充填剤の混合はシー
トの強度向上、難燃化にとって好ましいものである。該
無機充填剤は通常10〜85%、好ましくは15〜80
%程度添加される。
ベンナイト、高炉スラグ、フライアッシュ、石膏等の無
機充填剤を混合してもよい。該無機充填剤の混合はシー
トの強度向上、難燃化にとって好ましいものである。該
無機充填剤は通常10〜85%、好ましくは15〜80
%程度添加される。
【0007】また望ましいシートとしてはPEシート、
PPとEVAとの混合物のシートであり、PPとEVA
との混合物の場合EVAは望ましくは10〜40%更に
望ましくは20〜30%混合される。
PPとEVAとの混合物のシートであり、PPとEVA
との混合物の場合EVAは望ましくは10〜40%更に
望ましくは20〜30%混合される。
【0008】(微小体)本発明に用いられる微小体とし
ては例えばコルクチップ、木粉、木片、マイカ、バーミ
キュライト、プラスチック粉、プラスチック片、短繊
維、サンゴ粉、貝殻粉、皮革粉、ゴム粉、セラミック粉
等の有機および無機の微小体の一種またはこれら微小体
の二種以上の混合物である。上記例示は本発明を限定す
るものではない。
ては例えばコルクチップ、木粉、木片、マイカ、バーミ
キュライト、プラスチック粉、プラスチック片、短繊
維、サンゴ粉、貝殻粉、皮革粉、ゴム粉、セラミック粉
等の有機および無機の微小体の一種またはこれら微小体
の二種以上の混合物である。上記例示は本発明を限定す
るものではない。
【0009】(製造方法)本発明においては、上記熱可
塑性シートを加熱軟化状態においてその表面に微小体を
散布した後、該散布面を押圧する。望ましくは上記熱可
塑性シートはTダイ等から押出し成形し、その直後の予
熱を利用してその表面に微小体を散布する。次いで該シ
ートの散布面を押圧するのであるが、望ましくはこの場
合に押圧手段としてロールが用いられる。ロールは加熱
されていても加熱されていなくてもよい。またロールで
押圧する前段で、該シート表面を再加熱してもよい。
塑性シートを加熱軟化状態においてその表面に微小体を
散布した後、該散布面を押圧する。望ましくは上記熱可
塑性シートはTダイ等から押出し成形し、その直後の予
熱を利用してその表面に微小体を散布する。次いで該シ
ートの散布面を押圧するのであるが、望ましくはこの場
合に押圧手段としてロールが用いられる。ロールは加熱
されていても加熱されていなくてもよい。またロールで
押圧する前段で、該シート表面を再加熱してもよい。
【0010】
【作用】加熱軟化状態の熱可塑性シートの表面に微小体
を散布した後、該散布面を押圧すると、該微小体は該加
熱軟化した熱可塑性シート表面に圧着される。シート材
料としてPEまたはPPとEVAとの混合物を選択する
と加熱軟化が容易であり、かつ微小体に対する良好な接
着性が得られる。
を散布した後、該散布面を押圧すると、該微小体は該加
熱軟化した熱可塑性シート表面に圧着される。シート材
料としてPEまたはPPとEVAとの混合物を選択する
と加熱軟化が容易であり、かつ微小体に対する良好な接
着性が得られる。
【0011】
【実施例】図1および図2に本発明の一実施例が示され
る。シート材料としてはPPとEVAとの85:25重
量比混合物を選択し、図1に示すようにTダイ(3) から
シート(1) を押出し成形し、該シート(1) が成形時の予
熱で軟化状態にある間に篩(4) からコルクチップ(2) を
その表面に散布する。その後該散布面を遠赤外ランプ
(5) により加熱した上でロール(6),(6) により挟圧して
該コルクチップ(2) をシート(1) 表面に圧着する。この
ようにして図2に示すように表面にコルクチップの散布
層(1A)を有するシート(1) が製造される。
る。シート材料としてはPPとEVAとの85:25重
量比混合物を選択し、図1に示すようにTダイ(3) から
シート(1) を押出し成形し、該シート(1) が成形時の予
熱で軟化状態にある間に篩(4) からコルクチップ(2) を
その表面に散布する。その後該散布面を遠赤外ランプ
(5) により加熱した上でロール(6),(6) により挟圧して
該コルクチップ(2) をシート(1) 表面に圧着する。この
ようにして図2に示すように表面にコルクチップの散布
層(1A)を有するシート(1) が製造される。
【0012】上記実施例以外、コルクチップに代えてサ
ンゴ粉や貝殻粉を使用したシートは例えば防藻防カビシ
ート等として有用で、このようなシートは例えば船底、
浴室の壁等に貼着せられる。
ンゴ粉や貝殻粉を使用したシートは例えば防藻防カビシ
ート等として有用で、このようなシートは例えば船底、
浴室の壁等に貼着せられる。
【0013】
【発明の効果】したがって本発明においては、表面に散
布層(1A)を形成したシートが極めて簡単にかつ安価に製
造出来る。本発明のシートは敷物、床材等として有用で
あり、所定形状に成形して自動車の床材として用いても
よい。
布層(1A)を形成したシートが極めて簡単にかつ安価に製
造出来る。本発明のシートは敷物、床材等として有用で
あり、所定形状に成形して自動車の床材として用いても
よい。
【0014】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一実施例を示す説明図
【図2】図1の方法で得られたシートの斜視図
【符号の説明】
1 シート
1A 微小体散布層
2 微小体
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性シートを加熱軟化状態においてそ
の表面に微小体を散布した後、該散布面を押圧すること
を特徴とするシートの製造方法 - 【請求項2】該熱可塑性シートはポリエチレンおよびま
たはポリプロピレンとエチレンー酢酸ビニル共重合体と
の混合物である請求項1に記載のシートの製造方法
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190566A JPH058360A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3190566A JPH058360A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | シートの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058360A true JPH058360A (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=16260196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3190566A Withdrawn JPH058360A (ja) | 1991-07-03 | 1991-07-03 | シートの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH058360A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5612081A (en) * | 1994-11-25 | 1997-03-18 | Netlon Limited | Applying grit particles to a continuous web |
US5747133A (en) * | 1996-12-19 | 1998-05-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Decorative composite floor coverings |
EP0901408A1 (en) * | 1996-04-10 | 1999-03-17 | Gse Lining Technology Inc. | System and method for forming a textured surface on a geomembrane |
US5965232A (en) * | 1995-06-26 | 1999-10-12 | E.I. Du Pont De Nemours & Co., Inc. | Decorative composite floor coverings |
KR100341277B1 (ko) * | 2000-01-25 | 2002-06-22 | 김경복 | 코르크를 함유하는 기능성 원단 및 그 제조방법 |
JP2005290607A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Lonseal Corp | 意匠シート |
-
1991
- 1991-07-03 JP JP3190566A patent/JPH058360A/ja not_active Withdrawn
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5612081A (en) * | 1994-11-25 | 1997-03-18 | Netlon Limited | Applying grit particles to a continuous web |
US5965232A (en) * | 1995-06-26 | 1999-10-12 | E.I. Du Pont De Nemours & Co., Inc. | Decorative composite floor coverings |
EP0901408A1 (en) * | 1996-04-10 | 1999-03-17 | Gse Lining Technology Inc. | System and method for forming a textured surface on a geomembrane |
EP0901408A4 (en) * | 1996-04-10 | 2001-10-04 | Gse Lining Technology Inc | SYSTEM AND METHOD FOR FORMING A TEXTURED SURFACE ON A GEOMEMBRANE |
US5747133A (en) * | 1996-12-19 | 1998-05-05 | E. I. Du Pont De Nemours And Company | Decorative composite floor coverings |
KR100341277B1 (ko) * | 2000-01-25 | 2002-06-22 | 김경복 | 코르크를 함유하는 기능성 원단 및 그 제조방법 |
JP2005290607A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-20 | Lonseal Corp | 意匠シート |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19981008 |