JPH0312265A - 奥行き感を有する化粧シート及びその製法 - Google Patents

奥行き感を有する化粧シート及びその製法

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JPH0312265A
JPH0312265A JP1145404A JP14540489A JPH0312265A JP H0312265 A JPH0312265 A JP H0312265A JP 1145404 A JP1145404 A JP 1145404A JP 14540489 A JP14540489 A JP 14540489A JP H0312265 A JPH0312265 A JP H0312265A
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decorative sheet
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pattern
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Toshikazu Nishio
俊和 西尾
Yutaka Kenjo
見城 裕
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、壁装材、雑貨等に利用される化粧シ−トに関
し、特にその意匠性の向上した化粧シート構造及びその
製法に関するものである。
(従来の技術] 奥行き感を有する絵柄を表面に有する化粧シートは従来
より知られているところである。
たとえば、基材上にチップ状の物体を散布して模様を形
成するとともに、基材上にチップ状物体を結合させた後
、クリヤー樹脂コートを全面に設ける方法により製造さ
れた化粧材が知られていた。
この方法により製造された化粧材は、基材上のチップ状
物体は単に散布するだけであるため特定の模様を形成す
ることは非常に困難であり、しかも基材上に既に形成さ
れている模様と同調させることも困難であるため化粧板
としての意匠効果は乏しいものであった。さらに製造工
程は複雑となるためコスト高となる欠点を有していた。
また、ロータリーシルク印刷、グラビア印刷等で盛り上
げ印刷を基材上に設け、その後クリヤー樹脂コートを全
面に設ける方法により製造された化粧板が知られている
。この方法により製造された化粧板は、印刷技術上の制
約により厚く盛り上げることが困難であり、また凹凸面
に樹脂をコートするために気泡が入りやすい等の欠点を
有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上記従来の技術の欠点を有しない奥行き感を
有する絵柄模様を表面に有する化粧材及びその製法を提
供するものである。
〔課題を解決するための手段] 本発明は上記事情に鑑み検討の結果得られたものである
すなわち本発明は、熱可塑性相からなるベース樹脂層に
ベース樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度と同等
か、それよりも高い溶融温度を有する樹脂よりなる絵柄
樹脂層がその厚みの50%以下を該ベース樹脂層に埋没
していることを特徴とする奥行き感を有する化粧シート
。及び熱可塑性樹脂からなるベース樹脂層上に、ベース
樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度と同等か、そ
れよりも高い溶融温度を有する樹脂よりなる絵柄樹脂層
を設け、次いでベース樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の
溶融温度以上に加熱することにより、該絵柄樹脂層がそ
の厚みの50%以下を該ベース樹脂層に埋設することを
特徴とする奥行き感を有する化粧シートの製法に関する
ものである。
そして本発明の最も特徴のある構成は、ベース樹脂層と
絵柄樹脂層との溶融温度に差を設け、溶融したベース樹
脂層に絵柄樹脂層を埋設する点にあると言うことができ
る。
以下本発明について図面を用いて説明する。
第1図は本発明の化粧シートを製造するにあたり加熱前
の状態を示す。熱可塑性樹脂からなるベース樹脂層(1
)は通常裏打紙(4)上に設け、次いで絵柄樹脂層(2
)がベース樹脂層(1)上に模様状に設けられる。この
とき通常のグラビアインキ層(3)を同時に設けておい
てもよい。
第2図は、ベース樹脂層(1)及び絵柄樹脂層(2)を
発泡性樹脂によって構成し、加熱によってベース樹脂層
(1)を溶融し、同時に発泡性樹脂を発泡させて製造し
た化粧シートを示す。絵柄樹脂層(5)は埋没した状態
となり、通常グラビアインキ層(3)は発泡したベース
樹脂層(1)上にとどまる。これは通常グラビアインキ
層(3)は厚みが1μm程度と薄いため埋没量はごくわ
ずかでしかないためである。特に通常グラビアインキ層
(3)とベース樹脂層(1)を構成する樹脂が異なる場
合はさらに埋没しにくい。
第3図は、第2図に示した化粧シートの表面をバフ研摩
した化粧シートである。この化粧シートは凹凸は少ない
が第2図に示した化粧シートとは異なる意匠観を表わす
ことができる。
第4図は、第2図に示した化粧シートをエンボス加工を
ほどこしたものである。
次に本発明の構成要件である、ベース樹脂層と絵柄樹脂
層の溶融温度に差を設ける点について説明する。
絵柄樹脂層の溶融温度はベース樹脂層の溶融温度より高
いため、化粧シート原反をベース樹脂層の溶融温度以上
に加熱すると、溶融したベース樹脂層に絵柄樹脂層が埋
設して奥行き感のある模様を形成する。
両層の溶融温度は相対的に決定すべきものであってその
絶対値を規定するものではない。
本発明の化粧シートの両層の溶融温度が有すべき条件は
、ベース樹脂層の溶融温度と同等か、それよりも高い溶
融温度を有する絵柄樹脂層がペース樹脂層上に設けられ
ていることである。両者の溶融温度差の最適範囲はO″
C〜100°Cである。
両者の溶融温度差が大きいと埋込効果は顕著なものとな
るが、温度差が無い場合であっても埋込効果はやや少な
目ではあるが、実用上十分な奥行き感を程する程度の埋
込効果を程する。またベース樹脂層と絵柄樹脂層とを構
成する樹脂を同種の親和性を有する樹脂とすることによ
って埋込効果をさらに高めることができる。
本発明における両樹脂層の溶融温度を調整するにあたっ
ては、樹脂重合度、充填剤量、可塑剤量等を適切に選択
することによって行なうことができる。特にポリ塩化ビ
ニールを両樹脂層として用いた場合には、樹脂重合度の
差を好ましくは200以上、更に好ましくは500以上
にすることが望ましい。
次に絵柄樹脂層及びベース樹脂層について説明する。
絵柄樹脂層は熱可塑性樹脂をベースとする盛り上げイン
キが通常使用される。
絵柄樹脂層を構成する熱可塑性樹脂の種類は特に制限は
ないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン、エチレン−ビニルアルコール共重合体等
のポリオレフィン系共重合体、ポリスチレン、ポリ塩化
ビニル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合体、ナイロン アクリル樹脂等が使用できる。なかで
もポリ塩化ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体が
特に好ましく、これらの樹脂を用いる場合には重合度が
700〜1700の範囲、好ましくは900〜1300
の範囲から選択される。
この樹脂層には、オキシビスベンゼンスルホニルヒドラ
ジッド、アゾシカ−ボンアミド、マイクロカプセル発泡
剤等の発泡剤を含んでいても良いし、含まなくても良い
発泡剤は樹脂層を構成する樹脂の軟化点、発泡温度等を
考慮して選択することができる。
発泡温度は樹脂の軟化点に応じて選定するが、ポリ塩化
ビニルを用いた場合には120〜210°Cが望ましい
。また発泡倍率は約7倍程度までが好ましい。
絵柄樹脂層はクリヤー層であっても良いが、意匠効果を
さらに高めるために全1!I¥、パール色等に着色する
ことができる。
絵柄樹脂層はグラビア盛り上げ印刷、ロータリーシルク
印刷等の印刷によって設けることができる。
ベース樹脂層は、絵柄樹脂層と同様に熱可塑性樹脂によ
って構成され、樹脂の種類に特に制限はない点でも同様
である。ただし、樹脂の種類を絵柄樹脂層とは変化させ
ることにより、又は、同一種類の樹脂を用いる場合には
、重合度、可塑剤の添加量等を調整することによって溶
融点を絵柄樹脂層よりも低下させなければならない。
ベース樹脂層には顔料を添加しても良いし、クリヤー、
クリヤー着色等とすることもできる。
本発明において、絵柄樹脂層はその厚みの50%以下が
ベース樹脂層に埋没していることが望ましい。絵柄樹脂
層が50%以上埋没すると奥行き感を程することは困難
となる。
また、ベース樹脂層の厚さを50〜500μ、絵柄樹脂
層の厚さを80〜500μとすることによって良好な奥
行き感を程する化粧シートとすることができる。
以下に本発明の実施例を示す。
〔実施例〕
奥行き感を有する化粧シートを製造するにあたり次の材
料、及び配合組成物を用いた。
1、基材 難燃紙 WK−7ONRD (輿入社製)2、絵柄樹脂
層の配合組成物 ポリ塩化ビニル樹脂 G−121(ゼオン社製)100
部 充填剤  炭酸カルシウム ホワイトンH3゜ (白石工業社製)30部 顔 料  ソアニンブルー   0.1部酸化チタンR
−820 (石原産業社製)10部 発泡剤  DOP         60部安定剤  
FL−26 (アデカアーガス社製)3部 ベース樹脂配合組成物 樹 脂  ポリ塩化ビニル樹脂 PX−QLT(住人化
学社製)100部 充填剤  炭酸カルシウム ホヮイトンH80部 顔 料  酸化チタンR−820 (石原産業社製)10部 発泡剤  アゾシカ−ボンアミド AZS(大塊化学社
製)   2部 可塑剤  D OP         65部安定剤 
 KF−85A−53部 v1燃祇基材上に、ベース樹脂配合組成物を厚さ150
μmで塗布しゲル化した後、グラビア版により絵柄樹脂
層を印刷した。このとき版深は120〜180μmであ
った。ゲル化乾燥後発泡炉において210″Cで50秒
間加熱し発泡させることにより奥行き感のある化粧シー
トを得た。
〔発明の効果〕
奥行き感を有するシートが得られる。絵柄樹脂層が埋没
しているため、絵柄の耐摩性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は絵柄樹脂層の埋没処理前の化粧シート原反であ
り、第2〜4図は本発明の奥行き感を有する化粧シート
である。 ■・・・ベース樹脂層 2・・・絵柄樹脂層 3・・・通常グラビアインキ層 4・・・裏打紙 5・・・埋没した絵柄樹脂層 6・・・バフ研摩面 7・・・エンボス加工面

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)熱可塑性樹脂からなるベース樹脂層(1)にベー
    ス樹脂層(1)を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度と同
    等か、それよりも高い溶融温度を有する樹脂よりなる絵
    柄樹脂層(2)がその厚みの50%以下を該ベース樹脂
    層(1)に埋没していることを特徴とする奥行き感を有
    する化粧シート。
  2. (2)前記ベース樹脂層(1)の厚さが50〜500μ
    、前記絵柄樹脂層(2)の厚さが80〜500μである
    ことを特徴とする請求項(1)に記載の化粧シート。
  3. (3)前記ベース樹脂層(1)、前記絵柄樹脂層(2)
    を構成する樹脂のうちどちらか一方、又は、両方が発泡
    樹脂からなることを特徴とする請求項(1)又は(2)
    に記載の化粧シート。
  4. (4)前記化粧シートの表面がバフ研摩されていること
    を特徴とする請求項(3)に記載の化粧シート。
  5. (5)エンボス加工を施されたことを特徴とする請求項
    (1)ないし(4)に記載のいずれかに記載の化粧シー
    ト。
  6. (6)前記絵柄樹脂層(2)が盛り上げインキよりなる
    ことを特徴とする請求項(1)ないし(5)のいずれか
    に記載の化粧シート。
  7. (7)熱可塑性樹脂からなるベース樹脂層(1)上に、
    ベース樹脂層(1)を構成する熱可塑性樹脂の溶融温度
    と同等かそれよりも高い溶融温度を有する樹脂よりなる
    絵柄樹脂層(2)を設け、次いでベース樹脂層(1)を
    構成する熱可塑性樹脂の溶融温度以上に加熱することに
    より、該絵柄樹脂層(2)がその厚みの50%以下を該
    ベース樹脂層(1)に埋設することを特徴とする奥行き
    感を有する化粧シートの製法。
  8. (8)前記絵柄樹脂層(2)が盛り上げインキよりなる
    ことを特徴とする請求項(7)に記載の化粧シートの製
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1262332A2 (en) * 2001-05-23 2002-12-04 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Decorative sheet and decorative member
JP2005238727A (ja) * 2004-02-27 2005-09-08 Fujiwara:Kk 熱可塑性樹脂パネルおよびその製造方法

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