JPH0857995A - ゴムホース - Google Patents

ゴムホース

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Publication number
JPH0857995A
JPH0857995A JP20357494A JP20357494A JPH0857995A JP H0857995 A JPH0857995 A JP H0857995A JP 20357494 A JP20357494 A JP 20357494A JP 20357494 A JP20357494 A JP 20357494A JP H0857995 A JPH0857995 A JP H0857995A
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JP
Japan
Prior art keywords
hose
rubber
peripheral surface
clamp band
outer peripheral
Prior art date
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Pending
Application number
JP20357494A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoshi Nishizawa
保敏 西澤
Noriyuki Yasunaka
範之 安中
Yuji Otani
雄次 大谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOA GOMME KASEI KK
Hino Motors Ltd
Original Assignee
TOA GOMME KASEI KK
Hino Motors Ltd
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Publication date
Application filed by TOA GOMME KASEI KK, Hino Motors Ltd filed Critical TOA GOMME KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固着するおそれなくゴムホースの材料コスト
を低減する。 【構成】 ホース本体12の一端部である締結部12a
の内周面にシリコンゴム層13を重ねて加硫することに
より固着防止層を形成し、締結部12aの内周面がホー
ス装着具3の外周面に固着しないようにし、ゴムホース
11を力を込めて引き抜いても締結部12aに亀裂等が
生じないようにし、ゴムホースの再利用を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホース装着具に挿入嵌
合されて、クランプバンドにより締結されるゴムホース
の一端部の内周面又は外周面に、固着防止層を形成した
ゴムホースに関する。
【0002】
【従来の技術】水冷式エンジンを搭載した車両は、エン
ジンブロックやシリンダヘッド内の冷却水路を流れる冷
却水をラジエタに還流させて冷却する必要があるが、冷
却水路をラジエタに接続するためのゴムホースには、比
較的大径のゴムホースが用いられてきた。また、こうし
たラジエタ接続用のゴムホースには、耐久性は勿論特に
耐熱性が要求されるため、例えばシリコンゴムに補強糸
として繊維製の包帯を内蔵させ、加硫工程をへてホース
に成形するなどしていた。しかしながら、こうした対策
は製造工程が複雑であり、ゴム材料自体が高価であるこ
ともあって、一般のジョイントホース等に比べ遥かに高
価であった。
【0003】一方、ゴムホースの材料コストを低減を図
るため、ゴム材料をシリコンゴム単独からエチレンプロ
ピレンゴム(EPDM)とシリコンゴムとの共重合体弾
性材料に代替させるようになった。図13に示すゴムホ
ース1は、エチレンプロピレンゴムとシリコンゴムとの
共重合体弾性材料によって蛇腹状に成形したホース本体
2の一端部に、筒状の締結部2aが一体に形成されてお
り、該締結部2aを管状のホース装着具3に挿入嵌合
し、その外周に脱落防止用の金属クランプバンド4を緊
締することにより、ホース装着具3に装着される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のゴムホース1
は、例えば整備段階で締結部2aをホース装着具3から
外すときに、シリコンゴムに補強用包帯を内蔵させて加
硫製造していた従前のゴムホースには見られなかった固
着が、締結部2aの内周面とホース装着具3の外周面と
の間、或いは金属クランプバンド4の内周面と締結部2
aの外周面との間に生じているケースが多くあり、この
ため金属クランプバンド4を緊締している螺子4aを緩
めて金属クランプバンド4を外す際に、固着を無理に引
き剥がしたりすると、締結部2aの外周面や内周面に亀
裂を生じ、再使用できなくなることがあった。
【0005】また、金属クランプバンド4は外せても、
締結部2aの内周面とホース装着具3の外周面とが固着
を引き起こしていた場合には、ゴムホース1を無理やり
引き抜いた際に締結部2aの内周面に亀裂を生じ、気密
性、液密性が損なわれることによって再使用できなくな
ることもあった。
【0006】従って、本発明の目的は、固着するおそれ
なく材料コストを低減することができるゴムホースを提
供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、エチレンプロ
ピレンゴムとシリコンゴムとの共重合体弾性材料から筒
状に成形され、一端部がホース装着具に挿入されてクラ
ンプバンドにより締結されるホース本体と、該ホース本
体の前記一端部の外周面あるいは内周面にシリコンゴム
層を加硫積層して形成した固着防止層とを具備してなる
ことを特徴とするゴムホースを提供することにより、前
記目的を達成するものである。
【0008】また、本発明は、エチレンプロピレンゴム
とシリコンゴムとの共重合体弾性材料から筒状に成形さ
れ、一端部がホース装着具に挿入されてクランプバンド
により締結されるホース本体と、該ホース本体の前記一
端部の外周面あるいは内周面に沿って繊維織物を取り付
けて加硫し、表面を粗面に形成してなる固着防止層とを
具備することを特徴とするゴムホースを提供することに
より前記目的を達成するものである。
【0009】さらにまた、本発明は、エチレンプロピレ
ンゴムとシリコンゴムとの共重合体弾性材料から筒状に
成形され、一端部がホース装着具に挿入されてクランプ
バンドにより締結されるホース本体と、該ホース本体の
前記一端部の外周面あるいは内周面の一方にシリコンゴ
ム層を加硫積層して形成した第1固着防止層と、他方に
繊維織物を取り付けて加硫し、表面を粗面に形成した第
2固着防止層とを具備してなることを特徴とするゴムホ
ースを提供することにより前記目的を達成するものであ
る。
【0010】
【作用】本発明によれば、ホース装着具に挿入され、ク
ランプバンドにより締結されるホース本体の一端部の外
周面及び内周面に設けた固着防止層により、該一端部が
ホース装着具、クランプバンドに固着して、ゴムホース
が再使用不能になるを防止する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図12を参照して説明する。図1は、本発明のゴムホー
スの一実施例を示す要部斜視図、図2は、図1のII−II
線に沿う断面矢視図である。
【0012】図1,2に示すゴムホース11は、例えば
ターボ車用インタクーラ等のラジエタに締結する比較的
大径の蛇腹状のホース本体12と、このホース本体12
の一端部、すなわち締結部12aの外周面に加硫積層し
た薄層のシリコンゴム層13とからなる。ホース本体1
2は、エチレンプロピレンゴムとシリコンゴムとの共重
合体弾性材料からなるものであり、その一端部から前述
の金属クランプバンド4の幅よりも若干大なる長さ範囲
に亙ってホース装着具3の外径よりも若干大きい内径を
有する筒状の締結部12aが一体に形成されている。シ
リコンゴム層13は、締結部12aの外周面に加硫積層
されて固着防止層となっている。
【0013】このため、ゴムホース11は、仮に長期に
亙って締結部12aが金属クランプバンド4によりホー
ス装着具3に締め付けられた状態にあったとしても、金
属クランプバンド4と締結部12aとが固着することは
なく、締結部12aから金属クランプバンド4を取り外
すときも、金属クランプバンド4を簡単に取り外すこと
ができる。
【0014】また、図3,4に示すゴムホース21のご
とく、ホース本体22の一端部である締結部22aの外
周面に、繊維織物23を巻き付けて加硫し、その表面粗
さを0.5mm以上とすることにより、固着防止層とし
てもよい。この場合、金属クランプバンド4を締め付け
たときに金属クランプバンド4の内周面と繊維織物23
とが良好に摩擦係合し、また仮に長期に亙って金属クラ
ンプバンド4によりホース装着具3に締め付けられた状
態にあったとしても、金属クランプバンド4と締結部2
2aとが固着することはなく、締結部22aから金属ク
ランプバンド4を取り外すときも、金属クランプバンド
4を簡単に取り外すことができる。
【0015】また、図5,6に示すゴムホース31のご
とく、ホース本体32の一端部である締結部32aの内
周面にシリコンゴム層33を設けることもできる。この
シリコンゴム層33は、締結部32aの内周面に加硫積
層されて固着防止層となり、ホース着具3の外周面との
間の固着を良好に防止することができる。
【0016】また、図7,8に示したゴムホース41の
ごとく、ホース本体42の一端部である締結部42aの
内周面に沿って、シリコンゴム層33に代え、繊維織物
43を取り付けて加硫し、その表面粗さを0.5mm以
上とすることにより、固着防止層としてもよい。この場
合もホース装着具3と締結部42aとが固着することは
なく、ホース装着具3からゴムホース1を簡単に取り外
すことができる。
【0017】上記実施例では、ホース本体12〜42の
内周面又は外周面の一方に、シリコンゴム層13,33
又は織物繊維23,43を設けるようにしたが、図9,
10に示すゴムホース51のごとく、ホース本体52の
一端部である締結部52aの外周面に加硫積層したシリ
コンゴム層53を設けて第1固着防止層を形成し、また
締結部52aの内周面に沿って繊維織物54を取り付け
て加硫し、その表面粗さを0.5mm以上とすることに
より第2固着防止層を形成することもできる。この場
合、締結部52aの内周面とホース装着具3の外周面と
の間の固着及び締結部52aの外周面と金属クランプバ
ンド4との間の固着を、ともに良好に防止することがで
きる。
【0018】また、図11,12に示すゴムホース61
のごとく、ホース本体62の締結部62aの内周面に加
硫積層したシリコンゴム層63を設けて第1固着防止層
を形成し、締結部62aの外周面に沿って繊維織物64
を取り付けて加硫し、その表面粗さが0.5mm以上と
することにより第2固着防止層を形成するようにしても
よい。
【0019】なお、上記実施例では、締結部の外周面あ
るいは内周面に沿って繊維織物23、43、54、64
を取り付けて加硫し、その表面粗さを0.5mm以上に
した場合を示したが、これに限定されるものではなく、
粗面にしてあれば固着防止を発揮することができる。し
かし、実施例のように、表面粗さを0.5mm以上にし
た場合には、より優れた固着防止効果が得られる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ホース本体をエチレンプロピレンゴムとシリコンゴムと
の共重合体弾性材料により形成し、ホース本体の一端部
の外周面又は内周面に、シリコンゴム層を加硫積層して
固着防止層を形成するようにしてあるので、ホース装着
具又はクランプバンドとの間で固着が生じ、クランプバ
ンドを外す際に一端部の一部が剥離して再使用できない
といったことはなく、点検時の取り外しにも耐えて、繰
り返し使用することができる等の優れた効果を奏し、固
着するおそれなくゴムホースの材料コストを低減するこ
とができる。
【0021】また、本発明は、ホース本体の一端部の外
周面又は内周面に沿って繊維織物を取り付けて加硫し、
その表面を粗面にして固着防止層を形成したので、繰り
返し再使用が可能であり、同様に固着するおそれなくゴ
ムホースの材料コストを低減することができる。
【0022】また、本発明は、ホース本体の前記一端部
の外周面あるいは内周面の一方にシリコンゴム層を加硫
積層して形成した第1固着防止層と、他方に繊維織物を
取り付けて加硫し、表面を粗面に形成した第2固着防止
層を設けてあるので、ホース装着具の外周面との間及び
クランプバンドの内周面との間での固着をなくし、ホー
ス装着具に対する装脱の繰り返しにも耐え、繰り返し再
使用が可能であり、同様に固着するおそれなくゴムホー
スの材料コストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴムホースの第1実施例を示す要部斜
視図である。
【図2】図1に示したゴムホースのII−II線に沿う断面
矢視図である。
【図3】本発明のゴムホースの第2実施例を示す要部斜
視図である。
【図4】図3に示したゴムホースのIV−IV線に沿う断面
矢視図である。
【図5】本発明のゴムホースの第3実施例を示す要部斜
視図である。
【図6】図5に示したゴムホースのVI−VI線に沿う断面
矢視図である。
【図7】本発明のゴムホースの第4実施例を示す要部斜
視図である。
【図8】図7に示したゴムホースのVIII−VIII線に沿う
断面矢視図である。
【図9】本発明のゴムホースの第5実施例を示す要部斜
視図である。
【図10】図9に示したゴムホースのX−X線に沿う断面
矢視図である。
【図11】本発明のゴムホースの第6実施例を示す要部
斜視図である。
【図12】図12に示したゴムホースのXII−XII線に沿
う断面矢視図である。
【図13】従来のゴムホースの装着状態を示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11,21,31,41,51,61 ゴムホース 12,22,32,42,52,62 ホース本体 12a,22a,32a,42a,52a,62a ク
ランプバンド締結部(一端部) 13,33,53,63 シリコンゴム層 23,43,54,64 織物繊維
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大谷 雄次 東京都練馬区羽沢3丁目37番14号 東亜ゴ ム化成株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エチレンプロピレンゴムとシリコンゴム
    との共重合体弾性材料から筒状に成形され、一端部がホ
    ース装着具に挿入されてクランプバンドにより締結され
    るホース本体と、該ホース本体の前記一端部の外周面あ
    るいは内周面にシリコンゴム層を加硫積層して形成した
    固着防止層とを具備してなることを特徴とするゴムホー
    ス。
  2. 【請求項2】 エチレンプロピレンゴムとシリコンゴム
    との共重合体弾性材料から筒状に成形され、一端部がホ
    ース装着具に挿入されてクランプバンドにより締結され
    るホース本体と、該ホース本体の前記一端部の外周面あ
    るいは内周面に沿って繊維織物を取り付けて加硫し、表
    面を粗面に形成してなる固着防止層とを具備することを
    特徴とするゴムホース。
  3. 【請求項3】 エチレンプロピレンゴムとシリコンゴム
    との共重合体弾性材料から筒状に成形され、一端部がホ
    ース装着具に挿入されてクランプバンドにより締結され
    るホース本体と、該ホース本体の前記一端部の外周面あ
    るいは内周面の一方にシリコンゴム層を加硫積層して形
    成した第1固着防止層と、他方に繊維織物を取り付けて
    加硫し、表面を粗面に形成した第2固着防止層とを具備
    してなることを特徴とするゴムホース。
JP20357494A 1994-08-29 1994-08-29 ゴムホース Pending JPH0857995A (ja)

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JP20357494A Pending JPH0857995A (ja) 1994-08-29 1994-08-29 ゴムホース

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017022618A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱電機株式会社 脱気工具およびその脱気工具を用いたスイッチギヤ用電気機器の製造方法
JP2017048915A (ja) * 2015-09-01 2017-03-09 株式会社フコク 布巻きホースおよび布巻きホース製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017022618A1 (ja) * 2015-07-31 2017-02-09 三菱電機株式会社 脱気工具およびその脱気工具を用いたスイッチギヤ用電気機器の製造方法
JP6157769B1 (ja) * 2015-07-31 2017-07-05 三菱電機株式会社 脱気工具およびその脱気工具を用いたスイッチギヤ用電気機器の製造方法
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