JP2658766B2 - ホースのフランジ付結合構造 - Google Patents

ホースのフランジ付結合構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホースの結合構造に関
し、詳しくは被取付部へ取り付け可能なフランジ部をも
つ結合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホース結合構造としては、金属製
のパイプにそれぞれホースを挿通しクリップなどで固定
したものが一般に利用されている。この分岐ホース構造
体を例えば自動車車体に固定する場合には、分岐部分を
車体に固定することが望ましい。一箇所の固定でそれぞ
れの分岐ホースの端部を一度に固定できるからである。
そこで従来は、分岐パイプから外方へフランジ部を突出
させ、そのフランジ部を介して被取付部に取り付けるこ
とが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが金属製の分岐
パイプからフランジ部を突出させる場合、重量が重くな
るばかりか、加工工数が多大となりコスト面でも不具合
があった。またホースの接続にクリップなどが必要であ
るため、部品点数が多く生産性が良いとはいえなかっ
た。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、容易に製造でき、かつ軽量で安価なホース
のフランジ付結合構造とすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のホースのフランジ付結合構造は、樹脂製の内管パイ
プと、内管パイプに接続された少なくとも2本のホース
と、高分子材料から型成形により形成され内管パイプ及
びホースを被覆して一体的に固定する被覆部と、内管パ
イプ及び被覆部の少なくとも一方と一体的に形成され外
方へ突出するフランジ部と、からなることを特徴とす
る。
【0006】内管パイプにフランジ部を設けた場合、被
覆部の成形時に型と内管パイプとの間をシールする必要
があり、型構造が複雑となる。したがってフランジ部は
被覆部から突出するように被覆部と一体的に形成するの
が望ましい。被覆部がフランジ部をもつ場合、被覆部は
弾性率が5000kg/cm2 以上の材料から形成する
ことが望ましい。弾性率がこれより小さいとフランジ部
としての強度が得られない。
【0007】
【作用】本発明のホースの結合構造では、成形時の射出
圧力及び収縮の力により、被覆部は内管パイプとの間で
ホースを強く挟持し、強固に締結している。そしてフラ
ンジ部を含む全体が樹脂などから形成されているので、
軽量となる。またクリップも不要となり、部品点数が少
ない。
【0008】
【実施例】以下、実施例により具体的に説明する。図1
及び図2に本発明の一実施例の分岐ホースのフランジ付
結合構造を示す。この分岐ホースの結合構造は、繊維強
化ナイロン製の内管パイプとしての分岐パイプ1と、2
本のゴム製ホース2と、繊維強化ナイロン製の被覆部3
及びフランジ部4と、から構成されている。
【0009】分岐パイプ1は図3に示すように、それぞ
れホース2に挿入される一対の分岐筒20,21と、分
岐筒20及び分岐筒21と連通する水抜き筒22とから
構成されている。分岐筒20,21の外周表面には、そ
れぞれホース抜け止め用のリング状の突条23が複数個
形成され、開口と反対側端部にはホース挿入位置決め用
の鍔部24が形成されている。
【0010】また水抜き筒22は外周表面に排出口25
をもつとともに、内周面に雌螺子が形成され、図示しな
い樹脂製バルブが螺合される。そしてバルブを緩めるこ
とによりシールが解除され、分岐パイプ1内を流れる水
が排出口25から排出されるように構成されている。ホ
ース2はラジエータホースであり、分岐筒20,21に
それぞれ挿通されている。
【0011】被覆部3は分岐筒20,21に挿通された
ホース2の端部を覆い、水抜き筒22の外周表面を覆う
とともに、フランジ部4が一体的に形成され分岐筒20
と反対側に延びている。この被覆部3はガラス繊維で強
化されたナイロンから射出成形によって形成され、成形
時の射出圧と冷却時の収縮により、ホース2を分岐筒2
0,21の間で挟持し、ホース2は強固に締結されてい
る。因みに被覆部3の弾性率は40,000kg/cm
2 (80℃,1.5%吸水)であり、充分な強度を有し
ている。
【0012】フランジ部4は板状をなし、取り付け用の
ボルトが挿通されるボルト穴40が形成されている。ボ
ルト穴40には補強用の金属製リング41がインサート
成形により一体的に固定されている。またフランジ部4
には、水抜き筒22を覆う部分から延びるリブ42が形
成され、フランジ部4を補強している。上記ホースの結
合構造は、以下のようにして製造された。先ず射出成形
により分岐パイプ1を形成し、図4に示すように分岐筒
20,21にそれぞれホース2を挿通する。挿通深さは
ホース2端面が鍔部24に当接した位置とされる。
【0013】次に分割型内にホース2が挿通された分岐
パイプ1を配置し、また所定位置に金属製リング41を
配置して射出成形により被覆部3とフランジ部4を一体
的にを形成する。キャビティ内に充填された溶融樹脂
は、射出圧力でホース2端部を圧縮しながら冷却固化さ
れ、冷却による収縮も伴ってホース2端部は被覆部3に
より分岐筒20,21表面に強く押圧されて強固に締結
される。
【0014】すなわち本実施例の分岐ホースのフランジ
付結合構造によれば、ホース2は被覆部3と分岐筒2
0,21の間で強固に挟持されているので、クリップな
どが不要となる。そしてフランジ部4を被取付部にボル
トで固定することにより取り付けられるのであるが、大
部分が樹脂又はゴムで形成されているため軽量であり、
作業が容易である。さらに被覆部3の形成と同時にフラ
ンジ部4を形成出来るため、製造も極めて容易である。
なお、フランジ部4は分岐パイプ1の射出成形時に同時
に形成してもよい。
【0015】また、上記実施例では、分岐ホースを例に
とり示したが、ホースの中間部や端末部に本発明を適用
することができる。
【0016】
【発明の効果】すなわち本発明のホースの結合構造によ
れば、金属を用いていないので軽量であり、被取付部へ
の取り付けも容易である。またクリップなどの突出物も
なく、さらにフランジ部を被覆部と同材質から形成すれ
ば一体感が得られ、見栄えが良い。また、従来の金属製
の内管パイプ及びフランジ部をもつものに比べて安価で
かつ製造が容易であり、工数及び材料費の低減によりコ
ストを大きく低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の結合構造の斜視図である。
【図2】本発明の一実施例の結合構造の断面図である。
【図3】本発明の一実施例の結合構造に用いた分岐パイ
プの斜視図である。
【図4】本発明の一実施例の結合構造において分岐パイ
プにホースを挿通した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1:分岐パイプ 2:ホース 3:被覆部
4:フランジ部 40:ボルト穴 41:金属製リング
42:リブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂製の内管パイプと、該内管パイプに
    接続された少なくとも2本のホースと、高分子材料から
    型成形により形成され該内管パイプ及び該ホースを被覆
    して一体的に固定する被覆部と、該内管パイプ及び該被
    覆部の少なくとも一方と一体的に形成され外方へ突出す
    るフランジ部と、からなることを特徴とするホースのフ
    ランジ付結合構造。
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JP2583725Y2 (ja) * 1993-04-05 1998-10-27 株式会社ニチリン ホース金具
JP4687544B2 (ja) * 2006-04-17 2011-05-25 日産自動車株式会社 配管固定構造

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