JP2002181256A - 流体管 - Google Patents

流体管

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JP2002181256A
JP2002181256A JP2000383585A JP2000383585A JP2002181256A JP 2002181256 A JP2002181256 A JP 2002181256A JP 2000383585 A JP2000383585 A JP 2000383585A JP 2000383585 A JP2000383585 A JP 2000383585A JP 2002181256 A JP2002181256 A JP 2002181256A
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pipe
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fluid pipe
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short
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JP2000383585A
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Koichi Okawa
光一 大川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体管の接続部の剛性を高めて強固に接続し
うるようにするとともに、コスト低減を図る。 【解決手段】 ゴムにより形成された管状の本体1の両
端部外周面に、金属製の短管3,3を一体的に固着す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば自動車のエ
ンジンの吸気系に用いられるエアダクト等の流体管に関
する。
【0002】
【従来の技術】図8に略示するように、自動車のエンジ
ンaの吸気系は、通常、吸気マニホールドbと、それに
接続されたエアダクトcと、その先端開口部に取付けら
れたエアクリーナdとからなっている。
【0003】エアダクトcは、エンジンの型式や配置、
エンジンルームのスペース等に応じて配管方向が異なる
ため、可撓性を有する蛇腹管eや屈曲管(図示略)、及
び直管f等を接続して形成されることが多い。
【0004】そのため、接続部を締付バンドgにより締
付ける際を考慮して、蛇腹管e等は比較的軟質の合成樹
脂により、また直管fは、アルミニウム合金や硬質の合
成樹脂等により、それぞれ形成されるのが一般的であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のよう
に、蛇腹管eや直管fを合成樹脂等により一体成形する
と、金型の製作コストが増大するとともに、射出成形装
置やブロー成形装置等の大がかりな設備が必要となるた
め、製品コストが高くなる。
【0006】特に、直管fに流量センサ等の取付部hが
突設されていると、金型の構造が複雑化し、その製造コ
ストが増大する。
【0007】このような問題を解決するためには、加硫
成形により容易に製作可能なゴム管とすることも考えら
れるが、管全体をゴム材により形成すると、接続部の剛
性が小さくなるため、締付バンドgにより強固に接続す
ることが不可能となる。
【0008】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、接続部の剛性を高めて強固に接続しうるようにする
とともに、コスト低減が可能な流体管を提供することを
目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の流体管は、ゴムにより形成された管状の本
体における一方の端部の内外周面のいずれか一方に、硬
質の短管を固着したことを特徴としている。上記構成の
流体管によると、本体を加硫成形が容易なゴム製とし、
その一端部のみに硬質の短管を固着しているため、安価
な流体管が得られる。また、本体の一端部の剛性が高ま
るので、別の流体管を締付具により強固に接続すること
ができる。
【0010】上記流体管において、本体における他方の
端部の内外周面のいずれか一方にも、硬質の短管を固着
するのが好ましい。このようにすると、本体の両端部
に、別の流体管を強固に接続しうる。
【0011】上記流体管において、本体の外周面に固着
した短管の外周面に、環状突部を形成するのが好まし
い。このようにすると、別の流体管の強力な抜け止めが
図れる。
【0012】上記流体管において、短管を、本体の加硫
成形時に一体的に固着するのが好ましい。このようにす
ると、短管を、特別な結合手段を用いることなく一体的
に、かつ強固に固着することができる。
【0013】上記流体管において、一方の端部に硬質の
短管が設けられた本体の他端部の外周面に、締付具取付
用の環状溝を設けるのが好ましい。このようにすると、
締付具が管軸方向に位置ずれすることがなく、常に定位
置で締付けることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0015】図1ないし図3は、本発明の流体管の第一
の実施形態を示すもので、上述したエンジンのエアダク
トを形成する際に用いられる直管1を示している。
【0016】直管1は、円筒形をなすゴム製の本体2の
両端部外周面に、金属製の短管3,3を固着して形成さ
れている。
【0017】両短管3は、本体2を型により加硫成形す
る際に一体的に結合されている。短管3の側端部外周面
には、円弧状断面の環状突部4が形成されている。
【0018】本体2の外周面の中央部には、流量センサ
等を取付けるための角筒状の突部5が、本体2の内部と
連通するように一体的に連接されている。6,6は、1
対の取付フランジである。
【0019】上記第1の実施形態の直管1に、硬質ゴム
や比較的軟質の合成樹脂製の別のエアダクト7等を接続
する際は、図2に示すように、エアダクト7の端部を金
属製の短管3が隠れる位置まで挿入したのち、環状突部
4よりも内方の外周面を締付バンド8により締付ければ
よい。
【0020】これにより、直管1とエアダクト7とは、
強力に抜け止めされて強固に接続される。
【0021】第1の実施形態のように、突部5を有する
本体2を、加硫成形が容易なゴム製とし、剛性が要求さ
れる両端部のみに金属製の短管3を設けると、従来の合
成樹脂やアルミニウム合金等の一体構造の直管に比して
大幅なコスト低減が可能となる。
【0022】図4は、本発明の第2の実施形態を示すも
ので、上記と同様の直管1における本体2の一方の端部
外周面に、上記と同形の金属製の短管3を、かつ他端部
の内周面に、金属製の短管9を、それぞれ本体2の加硫
成形と同時に一体的に固着してある。
【0023】この実施形態においても、本体2の他端部
は短管9により剛性が高められているため、その部分の
外周面にエアダクト7を挿入し、締付バンド8により締
付けることにより、強固に接続される。なお、一端側の
内周面にも、短管3に代えて短管9を固着してもよい。
【0024】図5は、本発明の第3の実施形態を示すも
ので、この実施形態では、上記と同様の直管1における
本体2の一端部に拡径部10を形成し、金属製の短管3
又は9を省略してある。
【0025】この実施形態の直管1は、拡径部10側に
接続されるエアダクト11等が硬質の合成樹脂や金属管
である場合に用いられ、拡径部10内にエアダクト11
の端部を挿入したのち、拡径部10の外周面を締付バン
ド8により締付けて接続される。
【0026】図6は、本発明の第4の実施形態を示すも
ので、エルボ状の屈曲管12の本体13をゴム製とし、
その一端部の内周面に金属製の短管9を固着するととも
に、他端部には拡径部14を形成してある。
【0027】屈曲管12における短管9側の端部には、
比較的軟質の合成樹脂等のエアダクト7等が、また拡径
部14には、硬質のエアダクト11等が挿入され、締付
バンド8により締付けられて接続される。
【0028】この実施形態の屈曲管12においても、加
硫成形により容易に製作しうるので、コスト低減が図れ
る。
【0029】なお、図示は省略するが、第4の実施形態
においても、両端部外周面に上記第1の実施形態と同様
の短管3を固着したり、両端部内周面に短管9を固着し
たり、あるいは、図4に示すのと同様に、一端部外周面
に短管3を、かつ他端部の内周面に短管9を固着するよ
うにしてもよい。
【0030】本発明は、上記実施形態に限定されるもの
ではなく、管の形状や長さ、管径等は適宜変更して実施
しうることは勿論である。
【0031】また、エンジンのエアダクト以外の流体管
にも適用することができる。
【0032】短管3,9は、硬質合成樹脂により形成す
ることもある。
【0033】図7は、本発明の第5の実施形態を示すも
ので、この実施形態においては、ゴム製の本体1の一端
部内周面に、金属製の短管9を加硫成形時に一体的に固
着するとともに、ストレート状の本体1の他端部外周面
に環状溝15を形成してある。
【0034】直管1における短管9側には、エアダクト
7が外嵌され、また、同じくその反対側には、硬質のエ
アダクト11が挿入され、このエアダクト11は、環状
溝15に取付けた締付バンド8により強固に接続され
る。
【0035】なお、この実施形態では、短管9を内周面
に設ける代わりに、図1等に示すような短管3を外周面
に固着してもよい。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果を奏す
る。
【0037】(a)請求項1に記載の発明によれば、加
硫成形が容易なゴム製の本体の一端部のみに硬質の短管
を固着しているので、従来のものに比して安価な流体管
を提供しうる。また、本体の一端部の剛性が高まるの
で、別の流体管を締付具を用いて強固に接続することが
できる。
【0038】(b)請求項2に記載の発明によれば、本
体の両端部に、別の流体管を強固に接続することができ
る。
【0039】(c)請求項3に記載の発明によれば、本
体の両端部に接続した別の流体管の強力な抜け止めが図
れる。
【0040】(d)請求項4に記載の発明によれば、短
管を、特別な結合手段を用いることなく、一体的に、か
つ強固に固着することができるとともに、接合工数が削
減されるので製造コストも低減する。
【0041】(e)請求項5に記載の発明によれば、締
付具が管軸方向に位置ずれするのが防止されるととも
に、定位置で確実に締付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す平面図である。
【図2】同じく、図1のII−II線の縦断側面図である。
【図3】同じく、図1のIII−III線の縦断正面図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施形態における一部切欠平面
図である。
【図5】同じく、第3の実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【図6】同じく、第4の実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【図7】同じく、第5の実施形態を示す縦断側面図であ
る。
【図8】従来の流体管を有するエンジンの吸気系の概略
平面図である。
【符号の説明】
1 直管(流体管) 2 本体 3 短管 4 環状突部 5 突部 6 取付フランジ 7 エアダクト 8 締付バンド 9 短管 10 拡径部 11 エアダクト 12 屈曲管 13 本体 14 拡径部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴムにより形成された管状の本体におけ
    る一方の端部の内外周面のいずれか一方に、硬質の短管
    を固着したことを特徴とする流体管。
  2. 【請求項2】 本体における他方の端部の内外周面のい
    ずれか一方にも、硬質の短管を固着した請求項1に記載
    の流体管。
  3. 【請求項3】 本体の外周面に固着した短管の外周面
    に、環状突部を形成した請求項1または2に記載の流体
    管。
  4. 【請求項4】 短管を、本体の加硫成形時に一体的に固
    着した請求項1ないし3のいずれかに記載の流体管。
  5. 【請求項5】 一方の端部に硬質の短管が設けられた本
    体の他端部の外周面に、締付具取付用の環状溝を設けた
    請求項1ないし4のいずれかに記載の流体管。
JP2000383585A 2000-12-18 2000-12-18 流体管 Pending JP2002181256A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010065885A (ja) * 2008-09-09 2010-03-25 Furukawa Electric Co Ltd:The 空調用ダクトとその接続構造

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