JP6157769B1 - 脱気工具およびその脱気工具を用いたスイッチギヤ用電気機器の製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
この支持絶縁物は、必要な強度と絶縁性能を持つエポキシ樹脂等の材料で製造されている。支持絶縁物は、フランジ部から縦方向に延びた中空筒状の柱状部と、柱状部の長さ方向の中程で軸心同士が互いに交差するように一体に成形され、固体絶縁導体を支持するための中空円筒状の支持部とを備えている。固体絶縁導体は、円筒形の導体を固体絶縁体で被覆した母線導体であり、支持絶縁物の水平方向に延びた筒状の支持部内を通って支持されている。固体絶縁導体には、柱状部の中空部分に対応する部分において、固体絶縁体が除去されていて表面が露出した部分が設けられており、そこに垂直方向に貫通したボルト孔が設けられている。
従来のスイッチギヤの固体絶縁母線接続部は、固体絶縁母線接続部の内壁面に空気が残留しやすく、固体絶縁母線接続部の絶縁性能が低くなるという問題があった。
また、この発明に係わる脱気工具は、固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、前記本体部の一方の端部に形成された元部と、前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成された先端部と、前記本体部の側部または前記本体部の前記先端部に前記通気穴に連通して形成された吸引口と、を備えたものである。
さらにまた、この発明に係わる脱気工具は、固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、前記本体部の一方の端部に形成されており、吸引装置が脱着可能な吸引装置着脱部を有する元部と、前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成されており、吸引口を有する先端部と、を備えたものである。
また、この発明に係わる脱気工具は、固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、前記本体部の一方の端部に形成され、吸引装置が脱着可能でかつ前記通気穴に連通した吸引装置着脱部を有する元部と、前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成された先端部と、前記本体部の側部または前記本体部の前記先端部に前記通気穴に連通して形成された吸引口と、を備えたものである。
さらにまた、この発明に係わるスイッチギヤ用電気機器の製造方法は、前記脱気工具を用いて前記母線を含むスイッチギヤ用の前記第1の電気機器と前記第2の電気機器を接続するためのスイッチギヤ用電気機器の製造方法において、前記脱気工具を前記第1の電気機器の前記凹形状の接続部の前記接合面に装着する工程と、前記第1の電気機器の前記凹形状の接続部と前記第2の電気機器の前記凸形状の接続部とを密着させ、前記脱気工具を介して前記接合面に混入した気体を外部へ排気する工程と、前記脱気工具を前記接合面から抜去する工程と、を有するものである。
以下、図面に基づいてこの発明の実施の形態1について説明する。図1は、この発明の実施の形態1における脱気工具を示す平面図および側面図である。図1において、1Aは、脱気工具の平面図、1Bは側面図である。図1において、脱気工具1は、本体部5と先端部6と末端部である元部7とを備えている。また、図2は、図1のX−X線における断面図である。図2に示すように、脱気工具1の断面形状は、略長方形であり、その角部は丸められた構造となっている。さらにまた、図3は、この発明の実施の形態1における別の脱気工具のX−X線の断面図である。図3に示すように、脱気工具1の断面形状は、略長円となっている。図2および図3において、脱気工具1には、その内部に先端部6から元部7までの間を貫通する貫通穴8が設けられている。また、図4は、図1のA部を拡大した部分側面図である。図4において、脱気工具1の表面には、複数の凹部9および凸部10が設けられている。
電気機器2の接続部2aの内壁と別の電気機器3の接続部3aの外壁は、接続作業(挿入作業)の途中で接触し、接続部2a内部の空気は逃げ場を失った状態となる。この後、更に別の電気機器3の接続部3aを挿入またはねじ込むことにより、接続部2a内部の空気は圧縮されることになる。接続部2a内で加圧された空気は、脱気工具1の内部に設けられた貫通穴8を通って大気中に放出され、電気機器2と別の電気機器3を接続した後に脱気工具1を引き抜くことによって、接続部2a内部の圧力を大気圧と同等まで低減して接続を完了する。
なお、端末部品などの電気機器2の接合用の凹部を形成する絶縁部材は、接合面に脱気工具1を挟み込むため、例えばシリコーンゴムやエチレンプロピレンゴムなどの変形が容易で、かつ自己復元可能な弾性を有する素材から形成されるのが望ましい。
また、その材料としてフッ素系樹脂のような可とう性と潤滑性に優れる材料が望ましい。
図2および図3に示すように、実施の形態1において、脱気工具1の断面形状は、角部を丸めた略長方形または略長円である。このような形状にすることで、別の電気機器3の接続部3aの外壁面や電気機器2の接続部2aの内壁面を損傷させることなく作業が行えるとともに、脱気工具1を挿抜する際の挿抜力に対して接続部2aの径方向の寸法を極力小さくした上で必要な強度を確保することができる。
また、内部に空気の通気穴となる貫通穴8を設けることにより、接続作業時に脱気工具1の周りに、接続時の電気機器2と別の電気機器3の接続部相互の潤滑性を向上させるために用いるペーストやオイルが付着した場合でも脱気機能を失わない。
また、固体絶縁母線の接続時には、事前に前述の脱気工具1を接続部に装着し、十分に脱気した後に脱気工具を引き抜くことによって接続部内部の空気は大気圧まで確実に脱気することができる。
以上のようにこの発明の実施の形態1によれば、脱気工具1の断面形状を、角部を丸めた略長方形または略長円とすることで、別の電気機器3の接続部3aの外壁面や電気機器2の接続部2aの内壁面を損傷させることなく作業が行えるとともに、脱気工具1を挿抜する際の挿抜力に対して接続部2aの径方向の寸法を極力小さくした上で必要な強度を確保することができる。
また、脱気工具1の外側表面に接続部の周方向につながる凹部9を設けることで、接続中に前述したペーストやオイルの流動を遮らない効果が得られ、接続部全体に潤滑剤が行き届きスムーズに接続作業を行うことができ、接続部内部の空気圧を確実に大気圧まで低減できる効果が得られる。
以上のように、脱気工具1の接続部2aに装着する先端部6の形状を先端に向かって徐々に細くなる形状とすることによって、接続部2aが狭所の場合であってもこの実施の形態1の脱気工具1を用いて脱気することができる。また、脱気工具1を取り外す際の引っ張り力に対して極所に集中することがないために、脱気工具1の取外し後に接続部2a内への脱気工具1の一部が残留することを防止できる。
上述した脱気工具1は、材料をフッ素系樹脂などの可とう性と潤滑性に優れる材料として、接続作業時の接続部2aおよび接続部3aの潤滑性を損なうことを抑制すると共に、脱気工具1の取外し時に容易に取り外すことができる。また、材料の一部に繊維を混入して引っ張り強度を強化することで、脱気工具1を取外す際に、脱気工具1が破損または折損するリスクを低減することができる。
図9は、この発明の実施の形態2における脱気工具の先端部の形状を示す平面図である。また、図10は、図9に示した脱気工具の先端部の形状を示す側面図である。実施の形態2において、実施の形態1と同一の符号については、実施の形態1と同一の構成であるので説明を省略する。図9および図10に示すように、実施の形態2において、脱気工具1の先端部6は、例えば朱色のような目立つ色で着色された最先端部12を有している。
つまり、先端部6は、本体部5とは異なる着色が施されている部分を備えている。
図9および図10に示すように、接続部2aに装着する脱気工具1の最先端部12に、他の部位と異なる目立つ色(例えば赤色等)を着色する。これにより、脱気工具1を接続部2aまたは接続部3aから取り外した際に、脱気工具1の先端部6の損傷や折損により接続部2aの内壁部に脱気工具1が残留していないことを容易に且つ簡単に確認することができる。
図11は、この発明の実施の形態3における複数種類の脱気工具の断面外形図である。また、図11における各々の断面形状は、図1のX−X線における脱気工具の断面図である。図11において、縦軸(A行からG行まで)、横軸(1列から7列まで)で示した各マス目内に、図2、図3に示した脱気工具1の断面形状(外形)のバリエーションを示している。列方向の各特徴は、1列は外形が略四角形状、2列は外形が横長円形状、3列は外形が楕円形状、4列は略菱形である。また、行方向の特徴は、A行は外表面に溝がないもの、B行は上下面に元部7から先端部6までに通じる凹状の溝を有するもの、C行は下面だけに凹状の溝を有するものを示している。また、D行は両側に元部7から先端部6までに通じる凹状の溝を有するもの、E行は両側に元部7から先端部6までに通じる凸部を有するものを示している。さらにまた、F行は上下面に元部7から先端部6までに通じる凸部を有するもの、G行は上下部あるいは側部に元部7から先端部6までに通じる凹部や凸部を形成したものを示している。なお、図11においては、脱気工具1の外形のバリエーションを開示するものであり、断面内部の貫通穴8の有無は任意に選択できるものとする。
また、図12は、この発明の実施の形態4における複数種類の脱気工具の内部の貫通穴を示す断面図である。図12における各々の断面形状は、図1のX−X線における脱気工具の断面図である。図12において、縦軸(H行からJ行まで)、横軸(1列から4列まで)で示した各マス目内に、図2、図3に示した脱気工具1の断面形状(貫通穴8)のバリエーションを示している。列方向の各特徴は、1列は穴が1個、2列は穴が2個、3列は穴が上下方向及び左右方向に多数配列したもの、4列は穴が斜め方向に連なりかつ上下・左右方向に多数配列したものである。
また行方向の特徴は、H行は略丸形状の穴を有するもの、I行は略楕円形状の穴を有するもの、J行は略長方形の穴を左右・上下・斜め方向に配列したものである。なお、図12は、脱気工具1の内部の貫通穴8の形状のバリエーションを開示するものであり、脱気工具1の外側表面の形状は任意に選択できるものとする。
図13は、この発明の実施の形態5における脱気工具の外側表面の拡大平面図である。実施の形態5は、図1のB部の拡大平面図に対応する部分における脱気工具1の外側表面に形成した溝のバリエーションを図13の13Aから13Cに示す。脱気工具1は、固体絶縁母線などの接続面において固体絶縁母線などの軸方向に沿うように配置されるが、固体絶縁母線の接続作業時に、接続面に塗布されたペーストやオイルがカップ状(凹形状)の接続部2aの壁面の周方向に流動するのを遮らないように、図4に示すような凹部9あるいは凸部10を形成し、この凹部9を通ってペーストやオイルがカップ状(凹形状)の接続部2aの壁面の周方向に流動することを可能にしている。図13は、上述したように脱気工具1の表面に形成した、カップ状(凹形状)の接続部2a壁面の周方向に向かう凹部9または凸部10の形状のバリエーションを示すものである。
図13において、13Aは、脱気工具1の長手方向に対して直交する方向に延在する凹部9および凸部10を設けたものである。また、13Bは、脱気工具1の長手方向に対して一方向に斜交して延在する凹部9および凸部10を設けたものである。また、13Cは、脱気工具1の長手方向に対して二方向に斜交して延在する凹部9および凸部10を設けたものであり、網目状を有するものである。
図14は、この発明の実施の形態6における複数種類の脱気工具の吸引装置との接続部を示す部分断面図である。また、図14における各々の断面形状は、脱気工具1の元部7と吸引装置の吸引部14との接続のバリエーションを示したものである。図14において、縦軸(L行からN行まで)、横軸(1列から4列)で示した各マス目内に、図8に示した脱気工具1の元部7の断面形状(内部の吸引装置着脱部11)及びこの吸引装置着脱部11に挿入された吸引装置(注射器のようなもの)の端部である吸引部14の結合構造のバリエーションを示している。
また図15は、図14のL行―1列に示す結合構造の2つの部品である吸引装置と脱気工具を分離した状態を示す断面図を示す。図15において、15Aは注射器状の吸引装置13の凸形状の吸引部14を示している。また、15Bは、脱気工具1の元部7を示している。脱気工具1の元部7には、吸引装置13の吸気穴に通じる円錐状の穴である吸引装置着脱部11が設けられており、この円錐状の穴である吸引装置着脱部11に注射器状の吸引装置13の凸状の吸引部14を差し込み、凸状の吸引部14の軸心部に形成した吸気穴を経由して吸気を行う。
また行方向の特徴は、L行は、脱気工具1の元部7を凹形状の穴である吸引装置着脱部11とし、吸引装置13の吸引部14を凸形状にしたものを示している。また、M行は、脱気工具1の元部7を凸形状とし、吸引装置13の吸引部14を凹形状にしたものを示している。またさらに、N行は、注射器状の吸引装置13の代わりに、脱気工具1の元部7をスポイト(Syringe)の吸気室15の形状とし、脱気工具1自体の弾性復元力で吸気を行うものである。1列目は、球形の吸気室15を有しており、2列目は蛇腹状の吸気室15を有するものである。
図16は、この発明の実施の形態7における脱気工具の先端部の形状を示す平面図である。実施の形態7においては、実施の形態1と同一の符号については、実施の形態1と同一の構成であるので説明を省略する。図16において、16Aは、脱気工具1の先端部6の幅を本体部5など他の部位の幅よりも広くしたものである。また、16Bは、脱気工具1の先端部6の幅を本体部5など他の部位の幅よりも広くするとともに先端部6の元にくびれ状の幅が狭い部位を形成したものである。16Bに示すように、先端部6の幅を本体部5など他の部位の幅よりも広くするとともに先端部6の元にくびれ状の幅が狭い部位を形成したことで、固体絶縁母線の接続作業の最終段階で脱気工具1を引き抜く段階で、幅広部の元が空気をかき集める作用を行うため、脱気機能を向上させることができる。図16の16Bにおいて、幅広部の元にくびれ部16を形成することで、16Aのものよりも脱気機能をさらに向上させることができる。
図17は、この発明の実施の形態8における脱気工具を示す平面図、側面図及び正面図である。また図18は、図17のC部の拡大図である。図17において、17Aは脱気工具20の平面図、17Bは側面図、17Cは17Aの左方から見た正面図である。実施の形態1の脱気工具1では、吸引口17を先端部6に設けたが、実施の形態8においては、図18に示すように、脱気工具20の本体部5の側部に貫通穴8に連通した吸引口17が設けられている。
図18では吸引口17を1個例示しているが、吸引口17は必要とする吸気量や吸気したい位置に応じて、図17の17Aに示すように脱気工具20の長さ方向に複数設けてもよい。また、吸気量や吸気したい位置によっては、先端部6にも吸引口17を設け、本体部5側部の吸引口17と先端部の吸引口17を併用してもよい。
実施の形態9では、脱気工具1あるいは脱気工具20を用いた脱気作業の操作について説明する。図19は、この発明の実施の形態9における脱気作業中の状態を示す側断面図である。図19において、符号2はスイッチギヤ用母線を接続するための端末部品(電気機器2)であり、絶縁栓である別の電気機器3が嵌めこまれ接続される凹形状の接続部2aを備えている。また、絶縁栓である別の電気機器3は、端末部品である電気機器2の接続部2aにはめ込まれて接続される凸形状の接続部3aを備えている。
別の電気機器3(絶縁栓)は、円錐形状の絶縁物から構成され、軸方向の一端に内径側に雌ねじを有する締付け用埋金21を配置し、他端に別の電気機器3(絶縁栓)を回動するための回動用埋金22を配置している。回動用埋金22は、端部に回動用の六角頭22aを形成している。図19において、符号23はトルクレンチであり、頭部に駆動軸23aを有し、この駆動軸23aにソケット24を装着している。このソケット24を六角頭22aに係合させ、トルクレンチ23を回動させることで、別の電気機器3(絶縁栓)を軸心を中心にして回動させる。
なお、符号27は、別の電気機器3(絶縁栓)の先端部と電気機器2の凹形状の接続部2aとの間に形成された空間である。
なお、符号28は、電気機器2と別の電気機器3の間に弾性を有する脱気工具1あるいは脱気工具20を介在させることによって、電気機器2の弾性変形により形成された空間であり、トルクレンチ23による別の電気機器3(絶縁栓)の軸心周りの回動により、電気機器2と別の電気機器3を嵌め合せた接続部2aおよび接続部3aの接合面に存在する空気を接合面の周方向に移動させて集める空気溜めの機能も有する。
上述の脱気作業においては、接続作業時に脱気工具1の周りに、接続時の電気機器2と別の電気機器3の接続部相互の潤滑性を向上させるために用いるペーストやオイルを塗布するが、脱気工具1あるいは脱気工具20の内部に空気の通気穴となる貫通穴8を設けることにより、ペーストやオイルが付着した場合でも脱気機能を失わない。
なお、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
Claims (13)
- 固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、
可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、
前記本体部の一方の端部に形成された元部と、
前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成されており、吸引口を有する先端部と、を備えたことを特徴とする脱気工具。 - 固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、
可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、
前記本体部の一方の端部に形成された元部と、
前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成された先端部と、
前記本体部の側部または前記本体部の前記先端部に前記通気穴に連通して形成された吸引口と、を備えたことを特徴とする脱気工具。 - 固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、
可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、
前記本体部の一方の端部に形成されており、吸引装置が脱着可能な吸引装置着脱部を有する元部と、
前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成されており、吸引口を有する先端部と、を備えたことを特徴とする脱気工具。 - 固体絶縁物製の凹形状の接続部を有する第1の電気機器と凸形状の接続部を有する第2の電気機器とを互いに嵌合させて接続を行うスイッチギヤの回路を構成する母線の接続部あるいは前記スイッチギヤを外部回路に接続する母線や電力ケーブルの接続部において、前記凹形状の接続部及び前記凸形状の接続部の接合面に挟んで配置させるものであり、
可とう性を有し、内部に通気穴が形成された管状の本体部と、
前記本体部の一方の端部に形成され、吸引装置が脱着可能でかつ前記通気穴に連通した吸引装置着脱部を有する元部と、
前記元部と反対側の前記本体部の他方の端部に形成された先端部と、
前記本体部の側部または前記本体部の前記先端部に前記通気穴に連通して形成された吸引口と、を備えたことを特徴とする脱気工具。 - 前記通気穴は、前記吸引口から前記元部の間の前記本体部の内部を貫通しており、前記吸引口は前記吸引装置着脱部と連通されていることを特徴とする請求項3または請求項4に記載の脱気工具。
- 前記本体部には、前記先端部から前記元部の間の外側表面に沿って延在する凹凸部が形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部の断面形状は、角部を丸めた長方形または長円であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部の前記先端部は、前記元部と反対方向に向かって徐々に細くなるように形成されたことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部の前記先端部は、前記本体部とは異なる着色が施されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部の前記先端部は、前記本体部よりも幅の広い幅広部を有することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部は、シリコーンゴムまたはエチレンプロピレンゴムであることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 前記本体部には、繊維が混入されていることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の脱気工具。
- 請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の前記脱気工具を用いて前記母線を含むスイッチギヤ用の前記第1の電気機器と前記第2の電気機器を接続するためのスイッチギヤ用電気機器の製造方法において、
前記脱気工具を前記第1の電気機器の前記凹形状の接続部の前記接合面に装着する工程と、
前記第1の電気機器の前記凹形状の接続部と前記第2の電気機器の前記凸形状の接続部とを密着させ、前記脱気工具を介して前記接合面に混入した気体を外部へ排気する工程と、
前記脱気工具を前記接合面から抜去する工程と、を有することを特徴とするスイッチギヤ用電気機器の製造方法。
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