JPH0857577A - 鋳型製造用粘結剤組成物及び鋳型の製造方法 - Google Patents

鋳型製造用粘結剤組成物及び鋳型の製造方法

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JPH0857577A
JPH0857577A JP21810294A JP21810294A JPH0857577A JP H0857577 A JPH0857577 A JP H0857577A JP 21810294 A JP21810294 A JP 21810294A JP 21810294 A JP21810294 A JP 21810294A JP H0857577 A JPH0857577 A JP H0857577A
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一彦 木内
Masayuki Kato
雅之 加藤
Masuo Sawa
益男 澤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 硬化速度の速い鋳型製造用粘結剤組成物を提
供する。 【構成】 この粘結剤組成物は、フルフリルアルコー
ル,尿素及びアルデヒド類を主成分として重縮合したも
のである。粘結剤組成物中の仕込フルフリルアルコール
重量%(A)と未反応フルフリルアルコール重量%
(B)の差[A−B]は、5.0〜60.0である。ま
た、粘結剤組成物中には、2,5−ビスヒドロキシメチ
ルフランや2,5−ビスメトキシメチルフラン等の効果
促進剤が、0.5〜63.0重量%含有されている。更
に、粘結剤組成物中の水分量は6.0重量%以下である
のが好ましく、窒素原子含量は0.5〜4.0重量%で
あるのが好ましい。この粘結剤組成物には、[硫黄原子
含量/(燐原子含量+硫黄原子含量)]で示される燐原
子と硫黄原子との重量割合が0.01〜0.7である硬
化剤組成物を併用すると、有毒ガスの発生が少なく、好
ましいものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳型を製造する際、耐
火性粒状材料に添加するために使用する粘結剤組成物、
或いは粘結剤組成物と硬化剤組成物との組み合わせに関
するものである。また、この粘結剤組成物、或いは粘結
剤組成物と硬化剤組成物との組み合わせを使用して、鋳
型を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、鋳型を製造するための鋳物砂
の粘結剤としてフェノール樹脂,フラン樹脂,フルフリ
ルアルコール等の酸硬化性樹脂が用いられており、これ
らに硬化剤を添加して硬化させ、鋳型を製造する方法が
一般的に用いられている。鋳物砂用の有機自硬性樹脂と
しては古くから、良好な性質を有するフラン樹脂が用い
られている(特公昭39−1543号公報等)。そし
て、このようなフラン樹脂に対して、その用途に応じグ
リオキザールやテトラオキサン等を添加して低臭性にし
たもの、フェノール樹脂や尿素樹脂等で変性して価格低
下を図ったものなど、種々改良が加えられて来た。
【0003】しかし、最近、機械設備や工程等の改良に
よる作業能率向上が要求されるようになり、それに伴っ
て鋳物砂用粘結剤も迅速硬化型の自硬性有機粘結剤が強
く要望されるようになってきた。この要求を満たすべ
く、粘結剤の硬化を促進させるために砂温を高める方
法、減圧で水を除去する方法、硬化剤を多量に用いる方
法等がとられてきた。しかし、かかる目的のために、砂
温を高めることは、余分なエネルギーを必要とし、経済
的に不利である。また、減圧で水を除去することも、あ
る程度の硬化促進は図れるけれども、根本的な解決には
ならない。更に、硬化剤を多量に用いれば、硬化速度が
向上し硬化促進を図れるけれども、分解ガスによる作業
環境の悪化や鋳型強度の低下等を招くということがあっ
た。
【0004】このため、比較的多量に使用しても作業環
境が悪化しにくい硬化剤組成物として、燐酸系化合物と
スルホン酸系化合物とを特定の割合で配合したものが提
案されている(特開平5−237587号公報)。即
ち、低毒性である燐酸系化合物と硬化促進が図れるスル
ホン酸系化合物とを特定の割合で配合し、硬化促進を図
ると共に作業環境の悪化の防止を図ろうというものであ
る。このような硬化剤組成物は非常に有用なものである
が、言うまでもなく、あまりに多量に使用すると、作業
環境が悪化するということがあった。
【0005】また、このような硬化剤組成物と共に、硬
化促進剤として、ビスヒドロキシメチルフランやビスメ
トキシメチルフラン等を使用することも提案されている
(特願平5−352174号)。この方法も、粘結剤組
成物の硬化促進にとって極めて有益なものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した硬
化促進剤を使用すると共に、更に粘結剤組成物の構成を
工夫することによって、粘結剤組成物の硬化をより促進
させようというものである。即ち、フルフリルアルコー
ルを主成分として重縮合した粘結剤組成物中の、重縮合
度を一定の範囲に調整することによって、作業環境の悪
化を伴うことなく、粘結剤組成物の硬化促進をより向上
させようというものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、フルフ
リルアルコールを主成分として重縮合して得られる鋳型
製造用粘結剤組成物であって、該粘結剤組成物中の仕込
フルフリルアルコール重量%(A)と未反応フルフリル
アルコール重量%(B)の差[A−B]が5.0〜6
0.0であり、且つ該粘結剤組成物中には、下記一般式
(1)で示される化合物の1種又は2種以上よりなる硬化
促進剤が0.5〜63.0重量%含有されていることを
特徴とする鋳型製造用粘結剤組成物に関するものであ
る。
【化2】 (式中、X1及びX2は、H,CH3又はC25のいずれ
かを表わす。)
【0008】本発明に係る鋳型製造用粘結剤組成物は、
フルフリルアルコールを主成分として重縮合して得られ
るものである。一般的には、フルフリルアルコールと尿
素とを主成分として、或いはフルフリルアルコールとア
ルデヒド類とを主成分として、好ましくはフルフリルア
ルコールと尿素とアルデヒド類とを主成分として、重縮
合して得られるものである。アルデヒド類としては、ホ
ルムアルデヒド,グリオキザール,フルフラール等の従
来公知のアルデヒド化合物を使用することができる。特
に、本発明においては、ホルムアルデヒドを使用するの
が好ましい。フルフリルアルコール,及び/又は尿素,
及び/又はアルデヒド類を重縮合させると、各成分の配
合割合にもよるが、フルフリルアルコールの縮合物,フ
ルフリルアルコールとアルキロール尿素との重縮合物,
尿素とアルデヒド類の縮合物,各縮合物が更に重縮合し
た重縮合物,各成分の未反応物,水等の混合物が得られ
る。
【0009】本発明において重要な点は、これらの重縮
合物のうち、フルフリルアルコールの重縮合度が一定の
範囲に調整されていることである。フルフリルアルコー
ルの重縮合度を直接求めることは困難であるので、仕込
フルフリルアルコールと未反応フルフリルアルコールの
差を測定し、本発明においてはその差を重縮合度の目安
としている。即ち、仕込フルフリルアルコール重量%
(A)と未反応フルフリルアルコール重量%(B)との
差である[A−B]が5.0〜60.0となるように、
フルフリルアルコールの重縮合度を調整することが必要
である。特に、[A−B]が10.0〜50.0である
のが好ましく、更に15.0〜40.0であるのが最も
好ましい。[A−B]が5.0未満であると、フルフリ
ルアルコールの重縮合度が低すぎて、粘結剤組成物の硬
化速度が十分に速くならず、得られる鋳型の初期強度が
向上しないので好ましくない。逆に、[A−B]が6
0.0を超えると、フルフリルアルコールの重縮合度が
高すぎて、粘結剤組成物の粘度が上昇し、混練砂(鋳型
製造用砂組成物)の混練性が低下し、結果として鋳型強
度が低下するので好ましくない。
【0010】フルフリルアルコールの重縮合度の目安を
得るためには、仕込フルフリルアルコールと未反応フル
フリルアルコールの重量%を測定しなければならない
が、これは以下の方法によって行われる。まず、粘結剤
組成物中における未反応フルフリルアルコールの重量%
は、ガスクロマトグラフィーによって測定する。この際
のガスクロマトグラフィーの条件は、次のとおりであ
る。使用機器:株式会社島津製作所製GC−14A、使
用カラム:PEG-20M chromosorb WAW DMCS 10% 60/80 M
ESH 0.5m×3mmφ、検出器:FID、キャリアーガス:
He、というものである。また、粘結剤組成物中におけ
る仕込フルフリルアルコールの重量%の測定方法は、次
のとおりである。臭化カリウム、臭素酸カリウム、及び
塩酸の反応により粘結剤組成物中のフルフリルアルコー
ルに対して、過剰量の臭素を生成させ、その臭素をフル
フリルアルコールの二重結合に付加させ、その後、系中
に残存する余剰臭素に過剰のヨウ化カリウムを加え、ヨ
ウ素と臭化カリウムとを生成させ、生成したヨウ素をチ
オ硫酸ナトリウムで滴定することにより、粘結剤組成物
中の仕込フルフリルアルコールの重量%を測定する。な
お、この仕込フルフリルアルコールの測定法において、
検出される分子中に二重結合を有する芳香族,脂肪族化
合物については、別途、他の測定法にて測定し、上記粘
結剤組成物中の仕込フルフリルアルコールの重量%を算
出する。
【0011】本発明では、このように一定の重縮合度に
調製されたフルフリルアルコールよりなる粘結剤組成物
に、ある特定の硬化促進剤を含有させる。この硬化促進
剤は、一般式(1)で示される化合物の1種又は2種以上
よりなるものである。即ち、2,5−ビスヒドロキシメ
チルフラン,2,5-ビスメトキシメチルフラン,2,5−
ビスエトキシメチルフラン,2-ヒドロキシメチル-5-メ
トキシメチルフラン,2−ヒドロキシメチル-5-エトキ
シメチルフラン,2−メトキシメチル−5−エトキシメ
チルフランが単独で又は混合して、硬化促進剤として使
用されるのである。特に、硬化促進剤として2,5−ビ
スヒドロキシメチルフランを使用するのが好ましい。
2,5−ビスヒドロキシメチルフランは、2,5−ビス
メトキシメチルフラン又は2,5−ビスエトキシメチル
フランに比べて、反応性が高く、フルフリルアルコール
を主成分として重縮合されてなる粘結剤の硬化反応を促
進させるからである。2,5−ビスヒドロキシメチルフ
ランの反応性が高い理由は、水酸基が硬化反応に寄与す
るからである。即ち、2,5−ビスメトキシメチルフラ
ン等の場合は、一旦メトキシメチルエーテルが加水分解
して水酸基を生成した後、硬化反応に寄与するため、硬
化反応の促進作用が若干劣るのである。なお、フルフリ
ルアルコールとホルムアルデヒドとを反応させてフラン
樹脂を得る際に、初期縮合物として2,5−ビスヒドロ
キシメチルフランが生成することは知られているが(書
籍「高分子薬剤入門」、三洋化成工業株式会社発行)、
この2,5−ビスヒドロキシメチルフランが、フルフリ
ルアルコールを主成分として重縮合されてなる粘結剤に
対して、硬化促進の作用を果たすことは知られていなか
った。
【0012】硬化促進剤は、鋳型製造用粘結剤組成物中
に0.5〜63.0重量%添加含有されている。特に、
硬化促進剤が1.8〜50.0重量%含有されているの
が好ましく、更に硬化促進剤が2.5〜50.0重量%
含有されているのがより好ましい。更に好ましくは、硬
化促進剤が5.0〜40.0重量%含有されているのが
良く、最も好ましくは、硬化促進剤が7.0〜40.0
重量%含有されているのが良い。硬化促進剤の量が0.
5重量%未満であると、粘結剤組成物の硬化反応が十分
に促進されず、鋳型の初期強度が満足のゆく程度に向上
しないので、好ましくない。逆に、硬化促進剤の量が6
3.0重量%を超えると、相対的に、フルフリルアルコ
ールを主成分として重縮合されてなる粘結剤量が少なく
なって、粘結剤中に硬化促進剤が溶解しにくくなり、鋳
型製造用粘結剤組成物中に沈澱が発生するので好ましく
ない。
【0013】本発明に係る粘結剤組成物中の水分量は、
6.0重量%以下であることが好ましい。特に、水分量
は4.0重量%以下であるのがより好ましく、2.0重
量%以下であるのが最も好ましい。粘結剤組成物は脱水
縮合反応によって硬化してゆくため、水分量が6.0重
量%を超えると、脱水縮合反応の進行が阻害され、粘結
剤組成物の硬化速度が遅くなり、鋳型の初期強度が低下
する傾向が生じる。従って、硬化速度の点から言うと、
水分量は少なければ少ないほど好ましいのであるが、水
分量が少なすぎると粘結剤組成物の粘度が極端に上昇す
る場合があり、取り扱いにくくなる場合がある。従っ
て、このような場合には、若干量の水分(即ち6.0重
量%以下)を粘結剤組成物中に含有させておくのが好ま
しい。粘結剤組成物中の水分量を調整するには、得られ
た粘結剤組成物に水を後添加してもよいし、また粘結剤
組成物を製造する際に生じる縮合水を利用し、水分量が
多い場合は減圧脱水等の手段で除去し、水分量が少ない
場合は水を後添加してもよい。なお、粘結剤組成物の水
分量(重量%)は、カールフィッシャー法により測定し
た。
【0014】また、フルフリルアルコールを主成分とし
て重縮合し粘結剤組成物を得る際、含窒素原子化合物
(一般的には尿素)をフルフリルアルコールと共に使用
した場合には、粘結剤組成物中の尿素等に由来する窒素
原子含量は、0.5〜4.0重量%であることが好まし
い。特に、窒素原子含量は0.5〜3.0重量%である
のがより好ましく、0.5〜2.0重量%であるのが最
も好ましい。窒素原子含量が0.5重量%未満である
と、重縮合する際の尿素の使用量が少なすぎて、得られ
る鋳型の強度が十分に向上しない傾向となる。逆に、窒
素原子含量が4.0重量%を超えると、注湯時において
窒素原子がガスとなって発生し、得られる鋳物にピンホ
ール等の鋳物欠陥が発生しやすくなる。ここで、窒素原
子の多くは尿素に由来するものであるが、粘結剤組成物
を得る際に、尿素以外の他の含窒素原子化合物を併用し
た場合であっても、窒素原子含量は粘結剤組成物中にお
いて0.5〜4.0重量%に調整するのが好ましい。な
お、窒素原子含量(重量%)は、ケルダール法により測
定した。
【0015】本発明では、前記したようにフルフリルア
ルコールを主成分とするものを重縮合した粘結剤組成物
が使用され、一般的には、フルフリルアルコール,尿素
及びアルデヒド類を主成分とするものを重縮合した粘結
剤組成物を使用するのが好ましいのであるが、これらの
主成分以外に従来公知の種々の変性剤の少なくとも1種
又は2種以上を混合併用してもよい。従来公知の種々の
変性剤としては、フェノール樹脂,メラミン樹脂,クマ
ロン・インデン樹脂,石油樹脂,ポリエステル,アルキ
ッド樹脂,ポリビニルアルコール,エポキシ樹脂,エチ
レン・ビニルアセテート,ポリビニルアセテート,ポリ
ブタジエン,ポリエーテル,ポリエチレンイミン,ポリ
塩化ビニル,ポリアクリル酸エステル,ポリビニルブチ
ラール,フェノキシ樹脂,酢酸セルロース,キシレン樹
脂,トルエン樹脂,ポリアミド,スチレン樹脂,ポリビ
ニルホルマール,アクリル樹脂,ウレタン樹脂,ナイロ
ン等のポリマー及びオリゴマー、リグニン,リグニンス
ルホン酸,ロジン,エステルガム,植物油,ビチューメ
ン,重油,カシューナット殻液,バニリン等の天然物、
デンプン,コーンスターチ,グルコース,デキストリン
等の糖類若しくはその誘導体、レゾルシン,レゾルシン
残渣,クレゾール残渣,2,2,4−トリメチル−4
(ヒドロキシフェニル)クマロンとイソプロペニルフェ
ノールの反応副生物,テレフタル酸とエチレングリコー
ルの反応副生物,ポリエチレングリコール等の多価アル
コール、アセトン,シクロヘキサノン,アセトフェノン
等のケトン類、このケトン類とアルデヒド類との縮合
物、ジシアンジアミド,アクリルアミド,チオ尿素等の
アミノ若しくはイミノ化合物、このアミノ若しくはイミ
ノ化合物とアルデヒド類との縮合物、イソシアヌル酸エ
ステル,不飽和脂肪酸エステル等のエステル化合物等を
用いることができる。これらの変性剤を上記した主成分
と共に併用する場合には、全重量に対して20重量%以
下であるのが好ましい。
【0016】本発明に係る粘結剤組成物を用いて鋳型を
製造する場合、この粘結剤組成物を硬化させるための硬
化剤としては、従来公知の任意の硬化剤を使用すること
ができる。特に、硬化剤として好ましいのは、特開平5
−237587号公報に記載した燐酸系化合物とスルホ
ン酸系化合物とを特定の割合で配合した硬化剤組成物で
ある。即ち、燐酸系化合物に由来する燐原子重量(燐原
子含量)とスルホン酸系化合物に由来する硫黄原子重量
(硫黄原子含量)とが、0.01≦[硫黄原子含量/
(燐原子含量+硫黄原子含量)]≦0.7を満足するよ
うな重量比で配合されることが好ましい。換言すれば、
硫黄原子重量は、燐原子重量の[1/99]〜[7/
3]となるように調整されることが好ましい。この範囲
を超えて硫黄原子重量が少なくなると、相対的に燐原子
重量が多くなりすぎ、即ち燐酸系化合物の量が多くなり
すぎて、耐火性粒状材料を繰り返し使用した再生砂中に
燐原子が多量に蓄積しやすくなり、ピンホール等の鋳造
欠陥が生じやすくなる傾向が生じる。また、再生砂に蓄
積した燐による吸湿が激しく、鋳型製造用粘結剤組成物
の硬化が阻害される傾向が生じる。逆に、この範囲を超
えて硫黄原子重量が多くなると、即ちスルホン酸系化合
物の量が所定の範囲を超えて多くなると、注湯時に有害
な分解生成物を放出しやすくなり、作業環境が悪化する
傾向が生じる。特に、燐原子重量と硫黄原子重量との重
量比は0.03≦[硫黄原子含量/(燐原子含量+硫黄
原子含量)]≦0.6となるようにするのが最も好まし
い。なお、硬化剤組成物中の硫黄原子含量は燃焼中和滴
定法により測定し、硬化剤組成物中の燐原子含量はIC
P(誘導結合プラズマ発光分析装置)にて測定した。
【0017】硬化剤組成物を得る際に使用する燐酸系化
合物としては、燐酸、縮合燐酸、メチル燐酸やエチル燐
酸等の燐酸エステル、燐酸カリウムや燐酸水素カリウム
等の燐酸塩等が用いられる。また、スルホン酸系化合物
としては、メタンスルホン酸やエタンスルホン酸等の脂
肪族スルホン酸、ベンゼンスルホン酸,トルエンスルホ
ン酸,キシレンスルホン酸,フェノールスルホン酸等の
芳香族スルホン酸、硫酸等の無機酸等が用いられる。
【0018】上記した粘結剤組成物と、硬化剤或いは上
記した硬化剤組成物とを耐火性粒状材料に混練して混練
砂(鋳型製造用砂組成物)を得る。耐火性粒状材料とし
ては、石英質を主成分とする珪砂,クロマイト砂,ジル
コン砂,オリビン砂,アルミナ砂,ムライト砂,合成ム
ライト砂等の新砂又は再生砂等の従来公知のものを用い
ることができる。再生砂としては、通常の機械的磨耗
式、或いは焙焼式で得られるものを使用するが、磨耗式
で再生されたものの方が収率も高く、経済的に優れ、一
般的であり好ましい。
【0019】また、混練砂(鋳型製造用砂組成物)を得
る際に、粘結剤組成物及び硬化剤又は硬化剤組成物の他
に、得られる鋳型強度をより向上させる目的で、シラン
カップリング剤を添加してもよい。シランカップリング
剤としては、例えばγ−(2−アミノ)アミノプロピル
メチルジメトキシシラン,γ-アミノプロピルトリメト
キシシラン,γ-アミノプロピルトリエトキシシラン,
γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラン等が挙げ
られる。また、シランカップリング剤は、予め粘結剤組
成物中に含有させておいて使用してもよい。
【0020】このようにして得られた鋳型製造用砂組成
物を用いて、一般的に自硬性鋳型製造法で鋳型を製造す
ることができる。即ち、鋳型製造用砂組成物を所定の型
に充填し、配合混練されている鋳型製造用粘結剤組成物
を、硬化剤或いは硬化剤組成物の作用によって硬化さ
せ、鋳型を得ることができる。本発明に係る鋳型製造用
粘結剤組成物を使用すると、硬化速度が比較的速く、鋳
型製造用砂組成物を型に充填した後、30分〜1時間程
度経過後に充分脱型可能であり、この鋳型に注湯するこ
とによって、高品質の鋳物を良好な環境のもとで製造す
ることができる。なお、混練,鋳型の製造,硬化温度等
は、特に加熱や冷却の必要はなく、雰囲気温度で行って
差し支えない。
【0021】
【実施例】以下実施例をもって本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものでは
ない。なお、実施例及び比較例中の%は重量%を示す。 [実施例1〜19及び比較例1〜8]フルフリルアルコ
ール,尿素及びホルムアルデヒドを、塩基性条件下所定
時間反応させ、その後酸性条件下更に反応させ、必要に
応じて脱水を行い、重縮合を行った。この重縮合を終え
たあと、表1及び表2に示した硬化促進剤−アルドリッ
チファインケミカル社製:2,5-Furandimethanol(ビス
ヒドロキシメチルフラン)[1883-75-6](CAS登録番号)−
を添加混合して、硬化促進剤を表1及び表2に示した割
合(重量%)で含有すると共に、仕込フルフリルアルコ
ール重量%(A)と未反応フルフリルアルコール重量%
(B)の差[A−B]が表1及び表2に示した値である
鋳型製造用粘結剤組成物を準備した。なお、これらの粘
結剤組成物中における水分量はいずれも2.0重量%で
あり、窒素原子含量はいずれも2.0重量%であった。
【0022】そして、耐火性粒状材料として掛津浮選5
号珪砂100重量部に対して、前記した粘結剤組成物1
重量部と、硬化剤としてトルエンスルホン酸70%水溶
液を0.4重量部添加混練し、鋳型製造用砂組成物を得
た。その後直ちに、この鋳型製造用砂組成物を、50mm
φ×50mmhのテストピース枠に充填し、25℃で自硬
性鋳型造型法によってテスト鋳型を得た。そしてこの
際、1時間及び24時間経過したときのテスト鋳型の圧
縮強度をJIS Z 2604-1976に記載された方法で測定し
た。その結果を表1及び表2に示した。
【0023】
【表1】
【表2】
【0024】表1及び表2の結果より明らかなとおり、
硬化促進剤を添加した鋳型製造用粘結剤組成物を使用し
た場合には、1時間経過後の鋳型の強度が高くなり、ま
た、24時間経過後の鋳型の強度も高くなることが分か
る。そして、硬化促進剤の含有量を0.5重量%から徐
々に増加させてゆくと、各々の鋳型の強度も高くなるこ
とが分かる。この際、硬化促進剤を25重量%含有した
時点で最大値となり、更に硬化促進剤を増加させてゆく
と、各々の鋳型の強度は徐々に低下し、63重量%を超
えると鋳型製造用粘結剤組成物が不均一になってしまう
ことが分かる。また、硬化促進剤の量を0.5重量%未
満にすると各々の鋳型の強度はあまり向上しないことが
分かる。一方、鋳型製造用粘結剤組成物中の仕込フルフ
リルアルコール重量%(A)と未反応フルフリルアルコ
ール重量%(B)の差、即ち[A−B]の値が、5.0
〜60.0の範囲で1時間経過後の鋳型の強度が高くな
り、また24時間経過後の鋳型の強度も高くなることが
分かる。そして、[A−B]の値を5.0から徐々に増
加させてゆくと、各々の鋳型の強度も徐々に高くなるこ
とが分かる。この際、[A−B]が15.0から40.
0付近で最大値となり、更に[A−B]を増加させてゆ
くと、各々の鋳型の強度は徐々に低下し、60.0を超
えると鋳型の強度は低くなることが分かる。一方、[A
−B]が5.0未満の場合も鋳型強度は低い傾向になる
ことが分かる。
【0025】[実施例20〜33]フルフリルアルコー
ル,尿素及びホルムアルデヒドを重縮合して以下に示す
ような粘結剤組成物を得た。即ち、仕込フルフリルアル
コール重量%(A)と未反応フルフリルアルコール重量
%(B)の差、即ち[A−B]が25.0であり、2,
5−ビスヒドロキシメチルフランよりなる硬化促進剤を
15重量%含有する粘結剤組成物を得た。また、粘結剤
組成物中の水分量及び窒素原子含量は、表3に示したと
おりである。この粘結剤組成物を使用する他は、実施例
1と同様にしてテスト鋳型を製造した。そして、この鋳
型の圧縮強度を実施例1と同様にして測定し、その結果
を表3に示した。
【0026】
【表3】
【0027】表3の結果より明らかなとおり、水分量を
6.0重量%から徐々に低下させてゆくと、各々の鋳型
の強度も徐々に高くなることが分かる。また、窒素原子
含量を4.0重量%から徐々に低下させてゆくと、各々
の鋳型の強度も徐々に高くなることが分かる。この際、
窒素原子含量が1.0〜3.0重量%付近で鋳型強度が
最大値となり、更に窒素原子含量を低下させてゆくと、
各々の鋳型の強度は徐々に低下し、0.5重量%未満に
すると、各々の鋳型の強度も低くなることが分かる。一
方、窒素原子含量が4.0重量%を超えた場合も各々の
鋳型の強度が低くなることが分かる。
【0028】[実施例34〜41]硬化剤組成物とし
て、表4に示したものを準備した。なお、表4に示した
以外の成分は水である。一方、粘結剤組成物として、フ
ルフリルアルコール,尿素及びホルムアルデヒドを重縮
合して仕込フルフリルアルコール重量%(A)と未反応
フルフリルアルコール重量%(B)の差、即ち[A−
B]が25.0であり、2,5−ビスヒドロキシメチル
フランよりなる硬化促進剤を15.0重量%含有し、水
分量が2.0重量%、窒素原子含有量が2.0重量%で
あるものを準備した。そして、珪砂100重量部に対し
て、硬化剤組成物0.33重量部を添加混合し、次いで
粘結剤組成物0.65重量部を添加混練し、鋳型製造用
砂組成物を得た。この砂組成物を用いて鋳型を作成し、
鋳型/熔湯の重量比が2.5の鋳物を鋳造した後、この
鋳型をばらして回収した砂をクラッシャーにかけ、日本
鋳造株式会社製M型ロータリーリクレーマーを用いて再
生砂を得た。
【0029】
【表4】
【0030】この再生砂95重量部と新砂5重量部を混
合した後、これに上記と同様の割合で前記硬化剤組成物
及び前記粘結剤組成物を添加混練して、鋳型の製造,鋳
造,砂回収,砂再生のサイクルを20回繰り返し、この
20回目の再生砂を使用して、上記と同様の割合で前記
硬化剤組成物及び前記粘結剤組成物を添加混練して鋳型
を成型した。そして、型枠に充填した後、0.5時間,
1時間,及び24時間経過した時の鋳型の圧縮強度を測
定した。また、再生砂の吸湿性は20回目の再生砂を2
5℃で90%RHの環境に24時間放置後、再生砂の吸
湿性を測定した。更に、20回目の鋳造時にSO2発生
量の測定を次の苛酷な条件下で行った。即ち、鋳型/熔
湯の重量比が2.5の鋳物を製造するための大きさが6
20mm×770mm×530mmhの鋳型への熔湯の充填が
終了した後、直ちに大きさが900mm×900mm×90
0mmhの木箱で上記鋳型を覆い、鋳込みが終了した5分
後に上記木箱上部より検知管にてSO2の測定を行っ
た。以上の結果を表5に示した。
【0031】
【表5】
【0032】表4及び表5の結果から明らかなように、
硬化剤組成物中の[硫黄原子含量/(燐原子含量+硫黄
原子含量)]の値が0.01未満になると、再生砂の吸
湿量が高く、圧縮強度が低くなることが分かる。また、
[硫黄原子含量/(燐原子含量+硫黄原子含量)]の値
が0.7を超えると、作業環境が極めて悪化することが
分かる。従って、総合的な観点からは、実施例34〜3
9の硬化剤組成物を使用した場合には、再生砂の吸湿の
影響が少なく、圧縮強度も高く、また作業環境も良好で
あることが分かる。
【0033】
【発明の効果】本発明に係る鋳型製造用粘結剤組成物
は、フルフリルアルコールを主成分として重縮合したも
のであり、フルフリルアルコールの重縮合度を、仕込フ
ルフリルアルコール重量%と未反応フルフリルアルコー
ル重量%の差で一定の範囲に調整すると共に、硬化促進
剤として一般式(1)で示した化合物を添加含有させたも
のである。このような粘結剤組成物を使用して鋳型を製
造すると、粘結剤の硬化速度が向上し、初期強度の高い
鋳型を得ることができる。従って、自硬性鋳型製造法を
採用し、本発明に係る粘結剤組成物を使用して鋳型を製
造すると、早期に型枠から鋳型を脱型でき、型枠の有効
利用が図れるという効果を奏する。
【0034】また、本発明に係る鋳型製造用粘結剤組成
物として、フルフリルアルコール,尿素及びアルデヒド
類を主成分として重縮合したり、水分量を一定値以下に
調整したり、或いは窒素原子含量を一定の範囲に調整し
たりすると、粘結剤組成物の硬化をより促進させること
ができ、上記した発明の効果をより向上させることがで
きる。
【0035】また、本発明に係る鋳型製造用粘結剤組成
物と、硫黄原子含量と燐原子含量が一定の範囲に調整さ
れた硬化剤組成物とを併用すれば、再生砂を多量に使用
して鋳型を製造しても、SO2等の有毒ガスの発生が少
なく、且つ初期強度は勿論のこと最終的にも高強度の鋳
型を得ることができるという効果を奏する。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フルフリルアルコールを主成分として重
    縮合して得られる鋳型製造用粘結剤組成物であって、該
    粘結剤組成物中の仕込フルフリルアルコール重量%
    (A)と未反応フルフリルアルコール重量%(B)の差
    [A−B]が5.0〜60.0であり、且つ該粘結剤組
    成物中には、下記一般式(1)で示される化合物の1種又
    は2種以上よりなる硬化促進剤が0.5〜63.0重量
    %含有されていることを特徴とする鋳型製造用粘結剤組
    成物。 【化1】 (式中、X1及びX2は、H,CH3又はC25のいずれ
    かを表わす。)
  2. 【請求項2】 鋳型製造用粘結剤組成物が、フルフリル
    アルコール,尿素及びアルデヒド類を主成分として重縮
    合して得られるものを用いる請求項1記載の鋳型製造用
    粘結剤組成物。
  3. 【請求項3】 水分量が6.0重量%以下である請求項
    1又は2記載の鋳型製造用粘結剤組成物。
  4. 【請求項4】 窒素原子含量が0.5〜4.0重量%で
    ある請求項1及至3のいずれか一項に記載の鋳型製造用
    粘結剤組成物。
  5. 【請求項5】 [硫黄原子含量/(燐原子含量+硫黄原
    子含量)]で示される燐原子と硫黄原子との重量割合が
    0.01〜0.7である鋳型製造用硬化剤組成物と、請
    求項1及至4のいずれか一項に記載の鋳型製造用粘結剤
    組成物との組み合わせからなることを特徴とする鋳型製
    造用粘結剤−硬化剤組成物。
  6. 【請求項6】 耐火性粒状材料と請求項1及至4のいず
    れか一項に記載の鋳型製造用粘結剤組成物とを含有する
    ことを特徴とする鋳型製造用砂組成物。
  7. 【請求項7】 耐火性粒状材料と請求項5記載の鋳型製
    造用粘結剤−硬化剤組成物とを含有することを特徴とす
    る鋳型製造用砂組成物。
  8. 【請求項8】 請求項6又は7記載の鋳型製造用砂組成
    物を所定の型に充填して、該鋳型製造用砂組成物中に含
    有されている鋳型製造用粘結剤組成物を硬化させること
    を特徴とする鋳型の製造方法。
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